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塚本晋也
(脚本)
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ジャンル内ランキング:22846位
カスタマーレビュー数:3
【くちコミ情報】
GREAT ANALOG WORLD
塚本ファンのみなさん、このBOXにはバカグロ特撮ズッコケSFコメディ「電柱小僧の冒険」が収録されています。買いましょう。伝説のバンド、バチカブリ(田口トモロヲのバンド)の曲も使っています。
貴重な特典映像
それほど多くはないですが、なるべくたくさんの特典を収録しようと したのは良く分かります。特に良かったのは鉄男と特典ディスク。 鉄男にはカットされた未公開シーンが入っています。 特典ディスクは、中学時代から六月の蛇までの塚本監督の軌跡を ドキュメンタリー番組風に紹介しています。50分くらい。 処女作の原始さんやその後の作品も、各1、2分程度ですが映像が収録 されている貴重品です。会社員時代に制作したCMも収録されています。 LDボックスに入っていたMTVの映像が入っていないのが残念ですが・・。 電柱小僧の冒険もデザイン画や演劇版のスチール写真も入っていて、 かゆいところに手が届く感じです。鉄男II、ヒルコもメイキング入り、 双生児はメイキングや映画祭の様子など、特に多くの特典が入ってます。 期間限定生産ですし、迷ってる人は買っちゃいましょう! ※2008.9追記 特典ディスク「塚本図鑑」ですが、アメリカでは単品発売されたようです。 海外盤専門店で購入できます。
作品のデキはバラつくけど商品企画としては満点。
まさか「電柱小僧の冒険」がDVDになる日がくるとは! 人間、長生きはするものだ。田口トモロヲの怪演が光る「鉄男」シリーズの原点というか、全ての塚本作品の原点というか、パンキッシュかつパワフルな作品。 p おすすめは究極の人体変型描写、クローネンバーグも真っ青の「東京フィスト」、不条理ガンファイト「バレット・バレエ」って、なんか塚本監督自ら主演している作品ばかりホメてるな。 p ところでこのボックス、新作「六月の蛇」のDVDを収納する余地はあるんでしょうね?
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| 悪夢探偵 プレミアム・エディション [DVD]
塚本晋也
(脚本)
¥ 5,985(税込)
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通常24時間以内に発送
ジャンル内ランキング:14446位
カスタマーレビュー数:2
【Amazon.co.jp】
2007年1月に公開された、松田龍平主演のカルトなダークヒーロー物語。原作は、本作の監督・塚本晋也による、同名の異色小説。共演にhitomi、安藤政信を迎え、危うげな人の心を垣間見ながら、謎めいた事件に翻弄される者の葛藤を描いてゆく。――巷間をにぎわす連続怪死事件の担当になったエリート刑事・霧島慶子(hitomi)。他人の夢に潜入できる能力を持ちながら、その力を厭う青年・影沼京一(松田龍平)。事件の被害者たちが、携帯電話に“0”と表示される人物と話していたことから、慶子は“0”が被害者たちに暗示をかけて、自殺に導いたのではないかと推理する。影沼に協力を求める慶子だが、逆に自らが抱える心の闇を覗くことになり…。不安を煽るような独特の存在感をもつ松田の、絶妙に抑えた演技が好もしい作品。(みき~る)
【くちコミ情報】
探偵してる?!
夢の中に入れる力を持つ男(松田龍平)が大活躍しない(笑)、探偵物語。悪夢で人をあやめる男、に立ち向かう女刑事(hitomi)がカッコイイ。 意図的なのか、声(セリフ)が小さく聞きにくいのが難点。
想定外の出来…
夢幻紳士か悪夢交渉人みたいなのを期待したが… ■悪い点 ・安藤政信演技下手すぎ ・hitomiみたいな刑事はいない。 あまりに服装等にリアリティがない ・折角の松田龍平の出番少なすぎ ・悪夢が『夢』していない 映像をもっと凝るべき ・2時間弱は長すぎ。 テンション維持できていない ・犯人の自殺に追い込む理由が余りに弱い。 これで自殺するのは余りに現実感なし ・ED曲悪い ・ラストがすがすがしすぎる ■良い点 ・塚本晋也が好演 ・自殺シーンが痛々しい 塚本晋也×松田龍平でこの内容は、正直『期待はずれ』。 凡百のジャパニーズホラーを少しマシにした程度の印象。 これって題材はベタなんだから、もっと映像とか人物背景とか凝るべきだよ。 一緒にいった人が途中飽いていた様子が覗えたo z
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塚本晋也
(脚本)
¥ 3,990(税込)
通常4~5日以内に発送
ジャンル内ランキング:12518位
カスタマーレビュー数:5
【Amazon.co.jp】
これまでフィルム撮影にこだわってきた塚本晋也監督が、2005年に公開されたオムニバス映画『Female/玉虫』に続いて、撮影・編集・上映までのプロセスをすべてデジタルで行った、一種の実験作。 コンクリートの密室に閉じこめられた、塚本監督自身が演じる男が、その息苦しさと暗黒、脳を刺激する轟音、身体を拘束する不自由さに耐えながら出口を目指すといった内容は、すべて監督自身が苦痛を感じる地獄的なシチュエーションを再現したもので、それらを表現するために、小型のデジタル・ビデオカメラを使用。人間を極限的に狭い空間に追いつめながらも、カメラそのものは自由に動き、その地獄模様をリアルに切りとっている。 デジタルで撮影する長所として、事後処理=ポストプロダクションの簡易化が上げられるが、本作でも重要な要素となる“闇”の再現性に塚本監督はこだわり、完全なる漆黒、やや白みの残る闇など、数種類の黒色をシーンによって使い分けており、それぞれのカットで微妙に違う黒の締まり方が、独自の演出から得た成果をさらに強調している。強烈な刺激と恐怖に満ちた衝撃作。(斉藤守彦)
【くちコミ情報】
映像美もなければ
映像監督ということで映像には期待したが何も震撼するところは無い。 この監督は素人と何が違うのだろうか? 自我が中途半端にでていてガラクタを見た感じ。 ハッキリ言って観るに耐えない。世界観を違う生かし方で表して欲しい。
CUBEとは全く別物
映画のキャッチコピーに惹かれて観ました。 監督が鉄男等で有名な塚本監督の作品ですが、 何分かなりの低予算映画だったのでしょう、 短い映画の時間の大半はストーリー展開には 影響はありません。 和製CUBEかなと思ってみましたが、 若干趣が違います。 CUBEのようなロジック溢れる謎解きはメインになり得ません。 ネタバレを避けて端的に表現するならば、 もっと『感覚的な映画』と言って差し支えないと 思います。 ただし映像表現はそれほど独創性に富んだものではなく、 人によっては後半の展開を読める人もいるでしょう。 私は最後はそういう展開かい!と思ってしまい ましたが(良くも悪くも)、キャッチコピーの恐怖云々は 別にたいして怖くないので、 それを期待するとしっぺ返しをくらいます。 ラストの展開は嫌いではないのですが、ベタかな。
伝わらない点もありますが。
鉄男のときから大ファンの塚本晋也監督。ジャケット見たときはCUBEのような内容を想像していました。閉塞感や精神的な恐怖、おびただしい血に削られる肉片、見ていて痛くて仕方なくります。密室における極限まで達した精神状態が上手く表現されていますが、ラストが全く不明。謎解きにもなっていないし、何度ラストを見てもなんだったのかがわからない。なにかは表現しているのだろうけど、何度見てもなにを表現しているのかわからないのでは惜しい。ただ息遣いが伝わってくる恐怖感満点でした。
↑のH、↓のH、HAZEでMAZE
今見終わって 「なんだ〜そういう事か!」 と頭では謎が解けてホッと一安心してるけど 体はゾクゾク震えたまま止まらない。 そんな映画でした。 今までの監督の作品から無駄な部分をそぎ落とした エキスのような作品で、しかも一番ポジティブ 世の中嫌な事いっぱいあるし 息苦しくて生きにくいけど とりあえず生きてた方がいいよね? というメッセージを感じた。 できれば暗い部屋でなるべく大音量にすると とても楽しめると思います。 映画CUBE、SAW等の作品に通じる 「なにこれ?どこここ?」 という世界から一歩前に進めた部分が とても素晴らしいです。
久々縦ノリ
最近は肉体の内部とかエロスに行ってた塚本監督の久しぶりに縦ノリがマックスに体感できる傑作です。 もち六月の蛇とかも大好きやけど、鉄男の頃の息吹を再び感じれる映画をいまだに撮ってる監督って稀やと思う。 お笑いで言うたら今になってダウンタウンが漫才やる様なもんで、普通高台に登ったら初期の頃の自分は封印しがちな感があるんで。 でも次回作は有名俳優勢ぞろいやけどね。それはそれでメチャ楽しみ。
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塚本晋也
(脚本)
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カスタマーレビュー数:6
【Amazon.co.jp】
心の電話相談室に務めるりん子(黒沢あすか)は、かつて自殺予告の電話をしてきた男(塚本晋也)に、自慰行為を隠し撮りされ、それをネタに性的虐待の脅迫を受けるが、それを機に自分の知られざる内面に目覚め始め、やがては潔癖症の夫・重彦(神足裕司)をも巻き込んで倒錯の世界へと入り込んでいく…。 世界に名だたる塚本晋也監督が第59回ベネツィア国際映画祭審査員特別賞を受賞した秀作。これまでの作品に顕著だった肉体の暴力性からではなく、精神の暴力性から入り込みながら肉体の美を描出し、無気質な都市に生きる男女の崩壊と再生、そしてエロティシズムを濃厚に描いているのが新味だが、一方ではこれまでの塚本作品の諸要素が至るところに散在されており、その意味では集大成的趣もある。モノクロに青味を帯びたシャープな映像の中、全編降り注ぐ豪雨の水をなまめかしく捉え、さらにはその音をノイズのように響かせる効果も素晴らしい。クライマックス、豪雨の中で全裸になり写真を撮られるヒロインの姿には崇高なものすら感じられてならない。(的田也寸志)
【くちコミ情報】
5月に観ました
関係が上手く作れない夫婦(黒沢あすか、神足裕司)に ガンで余命いくばくも無い男(塚本晋也)が介入してくる。 そのことが、夫婦の心の奥の願望を開放する。 そして2人の冷え切った関係が変化していく。 性的で暴力的な塚本監督らしい映画で、 緊迫感と高いテンションを最初から最後まで キープしています。
これこそ映画
久しぶりに見応えのある、上質の映画の中の映画を観た感じです。 画面はずっとブルー、雨ばかり、テーマは性。 駄作の典型のようなイメージを持ってしまいますが、 ずっとひきつけられ続けます。 それは完成度の高い脚本あってこそでしょう。 黒沢あすかの熱演も見逃せません。
いっしょに地獄へ行きましょう
「六月の蛇」を観た。 p 飛び込んでくる映像をひたすら解釈しないといたたまれないような「しんどい映画」(これは絶賛の意味だ)だ。 でも、そんな抵抗は意味がない。映像は、否応なくすべての「媒介」を排除し、直接的に見る者の感覚の髄にたたき込んでくる。息もつかせないのだ。くすんだ青と、激しい雨と水の流れる音。表情を失った女と男が地を這い、高揚とカタストローフへ向かう。映画が終了し、黒地に白文字のクレジットの流れを呆然と見遣る。まるでカタストローフが自分の内で生じたかのように私はその場から動けなかった。 テーマは死と欲動?現代人の孤独?などいくらでもあるだろう。語りたい人が語ればいい。ここには映画の神髄がある。神髄!、それは「意味やストーリーなんかどうでもいい」だ。 とは言いつつも、敢えて「語る」なら、脅迫で「犯人」が使うセリフ「いっしょに地獄へ行きましょう」がこの映画の「テーマ」かもしれない。 「地獄」がなんだか分からないけれど、これはまさに観る者に向けたセリフなのだ。 「いっしょに地獄へ行きましょう」。この映像に触れると素敵な「地獄」へ行けますよ。なんだか分からない「地獄」に触れられますよ。 p ・・・塚本晋也監督がまたやってくれました。(そうそう、観た後、しばらくして冷静になって、キューブリックの「シャイニング」を思い出しました。)
黒沢の変貌にモエル!
この映画はふざけていると突発的言いたくもなるが、冷静に分析してみると官能的な部分を含め感動的ないい映画だと思った。この日本にこんな官能性ドラマを心余儀なく作る監督がいるのかと思うとすこしうれしくもなった。全編青い色調で綴られている。黒沢あすか、彼女のスクリーンでの変貌ぶりは気持ちよく多くの日本人の心臓を揺らすであろう。その変貌はいわば、サルが一夜にしてゴリラになったようなもの?で心を官能に浸りながら自然と燃やしていた。そんな映画には邦画ではあまりなくて、とても鮮烈に感じた。現代社会の虚無性を悉く描いた秀作だ。しかし理解しがたい表現も時折見られるが、流して、といっても多少引きずってしまうと思うが自分なりに解釈すれば問題ない?だろう。とにかくベネチアでも賞を獲るだけの力のある作品であることは確かである。
無気質なブルー
心の相談室の相談役のはずのりん子は,夫の心がわからないという矛盾. 本当にやりたいことを理性でおさえ,解放できない自分. それを直視しない矛盾. 降り続く雨と,ブルーな画面の無気質感がたまらない.
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塚本晋也
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事故ですべての記憶をなくした博史(浅野忠信)は、なぜか医学書に興味を示すようになり、医学部に入学。その解剖実習で彼の班に若い女性の遺体が割り当てられた。博史は実習にのめりこみながら失われた記憶を取り戻しつつ、いつしか現実とは異なる世界を生き始めるようになる。そこには、涼子という女性がいた…。 世界的に注目を集める塚本晋也監督が、肉体の内部を映しだしながら精神の内部とリンクさせるという、人間の肉体やその痛みにこだわり続けてきた彼ならではの卓抜した感覚で見せこむ究極の愛のドラマ。解剖という設定も、ここでは単にショッキングなだけではなく、いつしか神聖な愛の営みの行為として映えていくシュールな美学には、主人公さながら観ている側もいつしかのめりこんでしまう。なお、主人公のモデルはレオナルド・ダ・ビンチなのだそうだ。(増當竜也)
【くちコミ情報】
空想と現実
の区別がついていない、という表現をよく耳にしますが、 この物語の主人公はまさにそんな感じ。 そして、その主人公が死体という物体を通して現実感を 取り戻してゆく・・・という作品ではない。 そもそも現実にあんな大きな岩は存在しないし、砂浜で踊り狂う恋人はいない; この映画に流れるめっせーじは、いたって単純。 でもその表現方法が素晴らしい☆×5 ラストに近づくにつれて増してゆく色彩、カメラの動。 極めつけはラストシーンのカットと台詞。 あれは歴史に残る名場面だとおもわれ。
初見は感動、再見はやや失望。しかし星5つ。
私はvitalを再見する。そこにあるのは、塚本晋也の署名がしっかりと入った作品であった。塚本=神により十分にコントロ−ルされた世界。一般的にはない映像と音、映像と映像、音と音の組み合わせが、そこには確かにある。通常の時間の観念、知覚と記憶の関係、現在と過去の関係は破壊されている。所有の観念から解き放たれた映像、だれのものでもない意識がそこにある。だが、塚本=神の世界において、異なったものの組み合わせは、ほとんど調和的な関係を取り結んでいるように思われた。塚本の方法論が一貫しており、そこから「頭の」映画という印象が生じた。ラストに近い「幻想」の中で、「一人になりたくない」だとか「ずっと一緒にいる」、そして「こっちが本当なんだ」という台詞は、かなり人間的であった。だがしかし、その人間的な凡庸さから全てを救い出すのは、やはり浅野忠信の存在である。普通のホラ−映画をはるかに超えて不気味な彼の佇まい。何かを見、何かを感じてはいるのだが、それをことばにすることを許さない。妥協のない彼の超人性。彼は人間ではない。どこかに所属する者でも、表象の世界や監督の思想、特定のコンセプトに回収される者ではない。真の過剰である。エンディングにいくらCoccoだかの美しい曲が流れようと、ぼさぼさの髪で背を向けたままの彼の徹底した不気味さを払いのけることはできないのだ。 結局、塚本晋也は自己のコントロ−ルが浅野によって突破され、崩壊する快感に打ちのめされるために、これを作ったのだ。
塚本監督の現時点での最高傑作ではないか?
恋人を事故で失った記憶喪失の男が、医大に入学して系統解剖の実習を始める。恋人の夢を毎晩のように見ながら実習を続けるが、献体が実はその彼女の遺体であると気付く…。解剖学と生理学は、人体を極限まで理解すること目的として構築された基礎医学の2本柱である。これを背景に、主人公は、丹念な系統解剖と執拗な夢(大脳生理学的現象!)を通して失ったかつての恋人を徹底的に理解する。全編を通して殆ど暗く重苦しい映像が続くが、ラストの何とすがすがしいことか。是非試写をお勧めする。
観察について
なんだろう。 相手が人であろうと、物であろうと その外部の存在を自分の中に確固として知るためには、 目の前の対象物として、描くということが最も確実なような気がする。 全体から細部まで、中心から輪郭まで。 自分を極限まで無にして、対象を観察し描き出せば 脳内のその対象物はインプットされる(ように思う)。 性愛が身体で相手を認識する行為なら、 デッサンは眼で相手を理解する行為という人もいる。 性愛は故に曖昧であり、想像力を高めるものであるけれど、 デッサンに嘘は許されない。故に一瞬一瞬自己を排除する苦しみの果てに、忘れないという幸いを持つ(ように思う)。 愛情が強い程、その対象を描きたくなる人もいて。 この映画にはそんな感じで、究極の愛のカタチを感じました。 身体の内側まで観察するんだから。 当然、そんなことをすると人はおかしくなるんだろうけど、 それさえ物語が虚構と現実の狭間に整合性を保ち、絵は透明で。 最後の言葉も心地よく。 良かったです。
忘れられない顔
「何言ってるんですか、まだまだこれからじゃないですか」 と言った、浅野忠信の顔が強烈に印象に残っている。 …怖い眼だ。 p 事故で記憶をなくし、医学部の実習で人体を解剖するうちに徐々に記憶が戻り始める。 それがかつての恋人だったことを、 そして彼女と過ごした思い出を…。 しかし、現実感が曖昧で、本当の記憶なのか、幻想なのかわからない。でも、そんなことは重要なのではないのかもしれない。 p それは、次第に現実が侵食され、妄想の住人となった時の顔。 p 記憶に残る映画というのはたくさんある。 印象に残る場面もたくさんある。 でも、映画の中で一瞬だけ見せるの表情が脳裏に焼きつくことはめったにない。 そんな貴重な体験をした映画だった。
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恋人(鈴木京香)を拳銃自殺で死なせてしまった合田(塚本晋也)は、次第に拳銃の魅力に取り憑かれ、不良チームに暴行されたことをきっかけに銃を手に入れるべく街を奔走。しかし、その復しゅうはチームの少女・千里(真野きりな)への不思議なシンパシーによって、思わぬ事態へと発展していく…。 インディペンデント映画の雄・塚本晋也監督が暴力的かつ悪夢的イメージに満ちたモノクロームの映像美を駆使して、死に急ぐ人間たちの赤裸々な姿を描いた秀作。『東京フィスト』の肉体に代わり、ここでは銃というアイテムを用いて、無気質な都市に生きていた主人公が生きる活力を取り戻していく。まるで胎内のような閉塞的な空間を巧みに活かしながら、最後にそこから開放されていく疾走シーンが不思議とすがすがしい。数秒しか出番がないにも関わらず、作品のテーマの代弁者的に観る者にインパクトを与える鈴木京香の扱いも良い。(的田也寸志)
【くちコミ情報】
中村達也!
塚本晋也監督作品は初めて見たが、良さがよく分からなかった。監督が演劇出身ということもあり、俳優たちが演技に力を入れるあまり映像から俳優が浮いている気がした。なによりも98年制作という時代もあるが、モチーフがよく分からない上、ドラッグや暴力というのがあまりにも、リアルな物と感じれなかった。 それにしてもやっぱり中村達也最高!
キャスティングの妙、スピード感あふれる佳作
当時、完成の報から劇場公開までだいぶ待たされた記憶があるが 鑑賞中は「待った甲斐があった!」と久々に映画館のシートで幸福に浸った作品。 真野きりな、中村達也の二人は白黒のフィルムに痺れるほど映える。 1時間半に満たない短い映画だが、雑然とした街中でのアクションに 監督の手腕、個性が存分に生かされ、退屈することはまず無いだろう。 製作前に監督自身、名画座等で黒澤などの古い映画を沢山観たそうで たとえば野良犬のような骨太な黄金時代の日本映画をかなり意識したつくりになっている。 CM出身の監督が過剰なまでにスタイリッシュな演出を随所に見せられたのは これでもかというほど見得を切って見せ場を作っていた古い時代の映画との対比があったればこそだと感じる。 最後にあの名優が見事に物語の決着をつけるのは 自分たちの世代が軽薄なものとして切り捨てられるのを見る思いだが 負けると判っていればこそ思い切りできた、というようなある種吹っ切れた気持ちの良さが感じられる。 鑑賞中は時間を忘れ、鑑賞後には色々と考える楽しみも与えてくれる。 次の六月の蛇で一歩進んだ映像美がつくれたのもこの作品が重要な役割を果たした証だろう。 DVDで持っておく価値は充分にある。
おもしれ〜
全体的に銃撃戦は少なめていうかほとんどない けど面白いモノクロな映像も あってるし塚本さんの演技もなかなか 内容も良いです 塚本さんの作品のなかで一番面白かったです
極上の映像センスと音楽
個人的にほんまになんともいえん作品で、なんともいえんのは、たぶん監督のいわんとしていることの10分の一も理解できてないだろうからなんやけど なんとかこのセンスについていきたい気もするしどうでもいいような気もする不思議な魅力溢れる作品だった 『鉄男』は最高だったけど・・
アンチヒーロー、不道徳、混沌の中の「愛」
とても不道徳なシーンの多い映画です。その中で若者は「遊び」のつもりで 肉体の浪費による自己犠牲と暴力による他人への暴力で自分達の中の「しらけ」をごまかしている。 その象徴が真野きりな。美しすぎる。凛々しすぎる存在。この女に「愛」を感じている男、塚本晋也。そのひたむきさが自らの中の「しらけ」とまったく正反対なことにより彼に「ひそかな愛」を感じる凛々しい女。 この二人は混沌からの出口はあるのか? あるのです。 ということで、カット割とか映像の不鮮明さから話の流れはわかりにくいかもしれませんが現代の社会的病理と捉えて、すっとやり過ごせば、話は簡単。 いやすごく気持ちいいスピード感のある映画となります。 何かスカッとしたい時に観たい映画です。ただし暴力、薬物はその描写多し。 それらは「しらけ」「心の空白」の比喩でしょう。 私は終りは二人は同じ方向に向かっていると思います。だから心地よいのです。 他人に安易に薦められないですが、とても良い作品です。アンチヒーローとは、塚本さんが、かっこ悪いようでとてもとてもかっこいい男を演じていると言うことです。いわゆる愛と常識の男です。ここに救いがあるのです。
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自主映画の登竜門PFFアワードで、88年に『電柱小僧の冒険』がグランプリを獲得した塚本晋也監督の、一般公開映画第1作。金属に侵食されていく生身の人間というサイバーパンクなイメージを、あくまでも手作りの映像と編集によってモノクロフィルムに焼き付けた力技は、観る者の想像力を刺激し圧倒する。 ローマ国際ファンタスティック映画祭でグランプリを受賞し、この1作で塚本晋也の名前は国際的に知られることになった。主演のロック歌手、田口トモロヲは以後、インディーズムービーには欠かすことのできない貴重なバイプレイヤーとなった。海外での評価が日本に先行し、いまだに追いついていない代表的な作品だろう。(堤 昌司)
【くちコミ情報】
まさか愛をかたっているとは・・・
はじめて見たときは衝撃でした。 しかし2回目見たときに印象がかわりました。 これは男同士の愛だったのかと・・・・ 金属に体を侵食された二人の男がぶつかり合うとき、安っぽいエロスを表現する サックスの音が何故か流れるんですよ。 何だろう?と思ったら・・・最後に二人は融合しちゃって、気持ちいいとか いってるわけです。
すごい。
鉄男に低い評価つける人がいるなんて驚きです。 ここまですごい日本映画は稀でしょ。 日本SFの大傑作。
自主映画
監督は塚本晋也タイトルは「鉄男」文字どうり男が鉄の塊となって行く作品だ 作りや手法は間違いなく自主映画の類だがそれでも驚くほどの迫力がある 男が女に追われるあの時のタッチといいすごい 男が鉄の塊となっていくシーンが怖いなぁ 昨今の日本映画にしては頑張ったほうではないでしょうか。
無茶苦茶
何から書いていいのかわからないくらいすごい作品でした。凡人は「これを伝えたいからこう表現しよう」とか考えてしまうんですが、この監督は突き抜けています。下半身のドリルも突き抜けています。私も大概のことには驚かないのですがこれには驚き。
業界人必見
日本のSFファンタジー系映画が、出来に関わらず、イタリアの映画祭で歓迎されるのは、この作品の功績に因る所が大きいと思う。だが、現在、雨上がりのミミズのように増えたCGオンリー映画には、「鉄男」の精神の欠片もないものがある(もちろん全部がそうではない)。それは、現時点での技術の限界まで挑戦し、自分達にしか出来ないものを作ろうとする、クリエイターの創意工夫と、創造力である。「技術を駆使してこんなに凄い絵を作ってるのに、オツムの弱い観客が理解してくれない」「映像中心作品なのに、頭の固い批評家がストーリー偏重の批評をする」と悩むCGクリエイターは、特にこの作品を見てほしい。同じ映像中心の作品でも、「足りないもの」が理解できると思う。
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平凡な会社員・義春(塚本晋也)は、ある日高校時代の後輩であるボクサーの小島(塚本耕司)に恋人・ひづる(藤井かほり)を誘惑されて怒りのあまり殴り込みをかけるが、ひづるの目の前で返り討ちにあってしまう。しかし、それを機にやがて義春は小島の通うジムに入門、ひづるは全身にピアスや刺青を施しはじめていく…。 肉体の痛みが無気質な都市に生きる人々を再生させていくという、塚本晋也監督曰くの“恋愛格闘技映画”。殴られた者はやがて野性の本能を呼び覚まし、殴った者は己の中に隠された弱さを露呈し、それを目撃した女は男たちの戦いに加わるべく行動を起こしていく。塚本映画ならではのパワフルなイメージに満ちあふれた描写の数々の中、おびただしく流れる血は乾いた都会に潤いを与え、被虐的なまでの暴力は生きる活力をよみがえらせていく快作。主演3人それぞれ好演で、特に監督の実弟・耕司は本作で1994年のキネマ旬報新人男優賞に輝いた。(的田也寸志)
【くちコミ情報】
ごちゃごちゃしているようでわかりやすい、恋愛映画
全篇に流れる、「愛のなまめかしさ」といったら 生きていることの「甘い蜜」みたいでとても良い。 自分を傷つけ生きている「証明」をする主人公たち。 または「愛の復権」をテーマにハードトレーニングを積む主人公。 生のなかにある、欲望としての「性」と「暴力」がうまく表現されていると思います。 このような軸がしっかりとしている映画なので、話やカットが突拍子もない方向に向かっても安心してみていられる映画です。このことは、逆を言えば、途中挿入されるカットは、主人公たちの心情の映像化と言えるでしょう。 映画を見ていて、主人公たちが「生きていることの実感」が沸いてきているんだなあと思える映画です。 私も今回見て気がついたんですが。 塚本監督の本質はこの辺にあると思います。「鉄男」は私にとっては恐怖映画なんですが、「バレットバレエ」とともに塚本監督の私にとっては好きな一面を見ることが出来る映画と言えます。 余談ですが、藤井かほりさん、美しいお顔を画面に残してくれております。女優はやはりこういう、とてつもなく印象深い、かつ美しい顔を残してある映画(役を受けるべき)を持っているべきです。彼女には最低、この映画というものが残りました。このことはすごくいいことだと思う。
疾走する肉体
誰もが身体という概念を忘れてしまいそうになるほど何もかもがオートメーション化された現代において塚本が選んだ作品のモチーフはボクサーだった。 p 恋人を寝取った大学の後輩であるボクサーに復讐するためにボクシングジムに通い始めた主人公は己の肉体を執拗に痛めつけ、鍛え上げる過程において後輩へ復讐や恋人への想いとは別の感情、次第に高まる己の肉体へのカタルシスを感じ始める。これこそが「鉄男」から一貫して描かれる塚本のテーマではないだろうか? p 画面の中に登場する繰り返される暴力と肉体描写は東京という都市の閉塞感や孤独と次第にシンクロしてくる。主人公が何かに取り付かれたようにボクサーに攻撃を仕掛ける様子はまさに狂気そのものであり、見るものに強烈なアジテーションを投げかける。
布石なのか
鉄男以降の作品では、何かファクターがちりじりになってる印象がある。 バレット・バレエあたりでシリアスに作品を作るようになってきていて、本作はそこに行き着くまでの過程かなと・・ わからんけど都市の描写とかボクシングとか何か色々撮りたいなあとモチーフをごった煮にしてる感じがあって、マジなのかしゃれなのかわからんシーンがちらほらとあんので映画をシリアスに描くのか、どうか、みたいな迷いがあるようにみえる。 都市を映すシーンは本当にきれいで、ああこれがバレット・バレエに生きてんだな、とか思った。
チェーン・バイオレンス
暴力のイメージが全篇に連なる異色映画です。高校時代の先輩と後輩、後輩に寝返った先輩の彼女が主人公です。先輩は保険外交員。後輩はジム所属のボクサー。先輩は後輩に圧倒的な力の差でこてんぱんに打ちのめされ、彼女を取られます。先輩は後輩のジムの門戸を叩き、暴力による復讐を誓って日夜トレーニングに励むのです。単純なプロットの中に、肉体を酷使する場面が何度も何度も繰り返し出てきます。その迫力と異様さは独特なものがあり、この世界を受け入れられる人と生理的に受け入れられない人が出てくるでしょう。様々な場面で表出する抽象的記号をどこまで掘り下げて解釈するか否かによって、この映画の評価が分かれると思います。
狂おしいまでの「身体」への回帰
今後思想は「暴力」によって表されるより他にないと吉本隆明は述べている。それは交換可能な記号として急速に身体感覚を喪失しつつある現代人に避けて通ることのできない課題をつきつける。北野武の作品が一部この「身体の回復」とでもいうべき文脈に位置づけられるが、塚本晋也はより過激である。 p 「バレット・バレエ」や「6月の蛇」などと同様、本作に現れる風景は、高速道路の高架下、縦横に張り巡らされたパイプ群、整然と並ぶ無機的なビル群など徹頭徹尾記号化された都市空間であり、それらを作り出し、それらに囲まれて生きる人間もまた無機的存在である。そんな中、我々はいかに自らの「身体性」を回復し、人間としての本来性を取り戻すことができるのか。塚本の一連の作品は、現代人が直面するこの課題に真っ向から立ち向かっているかのように見える。 そういうわけで、本作の登場人物も、血反吐を吐き、顔は見るも無残に腫れあがり、皮は剥がれ、肉は裂け、とにかく痛々しいことこの上ない。現代人はここまできてしまったのである。
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おすすめ度
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塚本晋也
(脚本)
¥ 6,090(税込)
¥ 2,995(税込)
ジャンル内ランキング:11397位
カスタマーレビュー数:11
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心の電話相談室に務めるりん子(黒沢あすか)は、かつて自殺予告の電話をしてきた男(塚本晋也)に、自慰行為を隠し撮りされ、それをネタに性的虐待の脅迫を受けるが、それを機に自分の知られざる内面に目覚め始め、やがては潔癖症の夫・重彦(神足裕司)をも巻き込んで倒錯の世界へと入り込んでいく…。 世界に名だたる塚本晋也監督が第59回ベネツィア国際映画祭審査員特別賞を受賞した秀作。これまでの作品に顕著だった肉体の暴力性からではなく、精神の暴力性から入り込みながら肉体の美を描出し、無気質な都市に生きる男女の崩壊と再生、そしてエロティシズムを濃厚に描いているのが新味だが、一方ではこれまでの塚本作品の諸要素が至るところに散在されており、その意味では集大成的趣もある。モノクロに青味を帯びたシャープな映像の中、全編降り注ぐ豪雨の水をなまめかしく捉え、さらにはその音をノイズのように響かせる効果も素晴らしい。クライマックス、豪雨の中で全裸になり写真を撮られるヒロインの姿には崇高なものすら感じられてならない。(的田也寸志)
【くちコミ情報】
エンターテイメントとしても傑出している。現時点で最高傑作か
未見のかたには是非おすすめしたい傑作。 ・塚本晋也の映画は、台詞が聞き取りにくい事が多い。 ・塚本晋也の映画は、演技の上手でない浮いた人物が必ず一人は居る。 そういった一般的にはネガティブな点すらも、切迫感やいかがわしさ、ぎこちなさなど、この映画を構成する不可欠な要素に昇華しているように感じる。 個性が強い監督なので、コアなファンはそんな瑣末なことは気にせず熱狂できるのだが、鉄男など過去の作品で肌に合わないと感じた映画好きにも是非この作品で再アタックして欲しい。 東スポのエロ小説のような設定や荒唐無稽なギミックが紡ぎ出す、胸がつまるほど切実な物語。 そんな物語が、病的な緊張感と緩急の激しい独特のリズムで展開する。 下世話さや卑屈さが、はっとするような美しさや開放感に変わる瞬間をこの映画はしっかりと捕まえており、その狂った感覚はおそらく日本の作家でなければつくりだせなかったものだろう。 もともと女性を魅力的に撮るのに長けた作家だが、本作における黒沢あすかは出色の出来。 ミニスカートからこぼれるあれほど完璧な太ももに、再びまみえたことは今のところ無い。 ある映画の中で今までに気に留めた事のない女優の、まるで魔法にかかったような演技を見て面食らうという経験は映画ファンなら誰しもあると思うのだが そんな作品は時間が経っても大切な一本として記憶に残るものだ。
雨に蝕まれていく人間
塚本晋也という監督は本当に自分の世界を持っていると改めて感じた。 映画監督には 職人肌と芸術家肌と二種類ある。この二つは両方とも必要だ。芸術家肌の監督の方が とかく高く評価されがちかもしれないが 得てして 芸術家肌の作品は 余りに「閉じられていて」 面白くない作品になり勝ちである。作者の悪趣味に付き合わされてげんなりした経験は誰しもお持ちだと思う。 その中で 塚本は「閉じられた芸術家」であることも確かだ。その趣味も 悪趣味ぎりぎりのところで踏ん張っている気がする。しかし そんな閉じられた芸術家が これだけ 広く受け入れられている点に 塚本の最大の徳がある。 本作は「水」の映画だ。六月というからには梅雨の雨なのかもしれないが 梅雨とは思えないような土砂降りである。雨が人間を蝕み 狂気に追いやっていく映画といってよい。そうして その「狂気」が美しいのが本作である。
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神足裕司の演技が見たくて購入したのですが、主演の黒沢あすかさんがとても綺麗だったので、彼の演技(潔癖症の禿げたおっさん役)はどうでもよくなってしまいました。 内容は「エロかっこいい!!」です。とにかく、黒沢さんが綺麗に撮れているので、普通の映画に飽きた人は見てみるのもよいかもしれません。
主人公とともに、アブノーマルなカタルシスを
鎮静感のイメージである青味を効かせたモノトーンフィルム。実験的とも言える試みで、愛のない結婚生活からエロスの深みに嵌った主人公を容赦なくあぶりだす。 都会で洗練されたデザイナーズハウスでの生活に潜む「闇」。自らを抑圧し続けている主人公が「本当にやりたいことをやりませんか」という突然の声に、最初は反発しながらも、ついに殻を破り解き放たれる場面は圧巻。「一緒に、地獄に行きましょう」というこの映画のキャッチフレーズにある通り、豪雨の中歓喜に満ちた表情の「蒼い」彼女とともに、見ている方もある種のアブノーマルなカタルシスを感じるだろう。 官能的でありながら、女性特有のエロスをあまり感じさせない黒沢あすかは、この映画の雰囲気と非常にマッチしている。とにかく、映像の持つ力をじっくりと堪能できる作品だ。
うーん、うーん難しいっ!
昔、学生時代に池袋の文芸座でATG(独立系映画会社:アート・シアター・ギルド)の作品をよく観ました。その作りですね。難しい凝った映画です。モノクロ、全編雨というのがいかにも…。ただモノクロではありますがちょっと画像が綺麗過ぎるかなと。主役の女性は確かにどこにでもいる女性という点ではグッドキャスティングなんでしょうが、もう少し肉感的、色気があった方が自分的にはより内容と合致してドキッとしたかも…。また潔癖症、オタク系の夫は好きになれんなぁ…、逆にもう少し普通の人がいいかもしれないと。この夫婦がどうしてくっついたかが想像出来ないし、住んでいる家が跳び過ぎちゃってモノクロに合わない。ただこういう実験的・挑戦的な映画はどの時代にあっても必要だと思います。この年になってもこういう作品を理解出来ない自分が情けないっと反省。
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ジャンル内ランキング:16321位
カスタマーレビュー数:11
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2007年1月に公開された、松田龍平主演のカルトなダークヒーロー物語。原作は、本作の監督・塚本晋也による、同名の異色小説。共演にhitomi、安藤政信を迎え、危うげな人の心を垣間見ながら、謎めいた事件に翻弄される者の葛藤を描いてゆく。――巷間をにぎわす連続怪死事件の担当になったエリート刑事・霧島慶子(hitomi)。他人の夢に潜入できる能力を持ちながら、その力を厭う青年・影沼京一(松田龍平)。事件の被害者たちが、携帯電話に“0”と表示される人物と話していたことから、慶子は“0”が被害者たちに暗示をかけて、自殺に導いたのではないかと推理する。影沼に協力を求める慶子だが、逆に自らが抱える心の闇を覗くことになり…。不安を煽るような独特の存在感をもつ松田の、絶妙に抑えた演技が好もしい作品。(みき~る)
【くちコミ情報】
いいんだけどなぁ
少し目をつぶってしまうようなグロい場面があるので苦手な人は苦手かも。 それにしてもhitomiの演技がいただけない…… 真剣に物語に入り込んで見ていてもhitomiが出てくるとその演技でガクッとしてしまうシーンが。 他は文句なしでいいんだけどなぁ。
ネガティブなダーク・ヒーロー誕生。
塚本晋也監督作品。 オススメ度は低いけど、僕自身は凄く満足した。僕が僕に薦めるのなら、星5つでもいいかも知れない。 hitomiは演技が下手である。以前の僕だったら、あるいは、hitomiでなかったら、文句たらたら怒っていたかも知れない。 でも、いいのだ。hitomiの演技が観たいのではない。hitomiのヴィジュアルが見たいのだ。僕はそれだけで満足した。 全然エリート刑事には見えない。会議室で捜査するのが嫌で現場に来た元キャリアには見えない。ただ暗く、弱弱しい。セリフも発音が悪くハッキリと聞こえない。でも、それでいいのだ。 主人公の悪夢探偵、他人の夢に入って行くという特殊能力を持つ、でも、それを好きでやっている訳ではない、影沼京一。松田龍平は、僭越ながら偉そうに言わせてもらうと、演技が上手くなった。hitomiが下手過ぎて上手く見えるだけなのかも知れないが。 以前観た映画、『昭和歌謡大全集』や『ギミー・ヘブン』での松田龍平は、ちょうどこの映画でのhitomi並みの演技力だった、ような気がする。 安藤政信とか、大杉漣とか、塚本晋也とか、その他の人は演技が上手かった。と言うか、普通に当たり前のことですが。 塚本晋也の映画を観るのは、僕はこれがたぶん初めてだけど、表現はグロいが、メッセージはやはり、『命は大切に』みたいなものであったと思うし、塚本監督演じる人物のセリフにも、非常に興味を持った。 この映画は3部作の1作目だそう。とりあえず2作目を楽しみに。
目つぶっちゃいそう
人の夢の中に入れる能力を持つ人が、同じく夢の中で殺人を行う犯罪者を追う物語です。 追いかけられるシーンがすごく怖いです。もしあんな夢を見たらやだなー hitomiの演技がちょっとねっても感じましたけど彼女はキレイですね〜なんでOKかな?(個人的に) 後半、?って思うシーンがありますけど作品全体的には面白いと思いますね。 あと、一様グロイ場面が多いので苦手な人はやめたほうがかもですね。
面白かったけどR指定でしょ?もち
結構面白かったです。怖いもの系って、映像だけが怖くてストーリーが何もなかった、というのが多いとおもうけれど、この作品はどうなるのかなぁ〜と最後まで見てました。 携帯電話をもたない私としては、ものすごく遠いところから見ている話でしたけれど、暇な時間を、ぼ〜っと過ごすことが出来ず、携帯電話でカチャカチャやっている人たちには、近い話じゃないかなと思った、ある時偶然・・・みたいな。暇な時間に誰かと繋がっていたい、と思ったり、誰がどうしてるのか、すぐ繋がる状況って私はちっと・・・。携帯電話は時間と空間の大きな広がりとそれを感覚で感じる人間の能力を無くしてしまう悲しいツールにしか思えないなぁ〜。主人公の女性は結局社会的地位をもつ1人間として再出発するのかな?最後がいまいちだった・・・ グロいけど面白かったです。
迫り来る音に恐怖
「貞子かよっ!」と思った冒頭。しかし、その後の探偵(?)登場シーンはビックリ。 松田龍平氏は指も腕も長くて細くて、綺麗。 睡眠下で殺される被害者たちが得体の知れないモノに襲われる時の音が迫力もあり怖かった。 塚本監督の怪演も見事。 残念なのは、Hitomiさんの服と人物設定がリアリティなさすぎ。 悪夢探偵のヴィジュアルがとても好きなので、もっと活躍して欲しかった。 「2」に期待しています。
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