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カスタマーレビュー数:10
【くちコミ情報】
ニュージーランドは余計だったのでは?
原作を読み、NHK製作版も見ているので、期待半分、変にぶち壊されていないか不安半分で見ました。どうしても比較してみてしまいがちですが、ひとつの映画としてみればよい作品だったと思います。 俳優陣の役になりきった迫力の演技と、編集局内の臨場感あふれる演出、カメラワークにはすばらしいものがあり、まるで実際の事故当時の新聞社内の記録映像を見ている様です。 NHK版ではあまり描かれなかった、山岳シーンも見ごたえがありました。 しかし、です。原作がある以上、やはり物語の骨の部分が感じられなかったので、監督ご自身が言われている様に「何が言いたいのかわからない」などと言う批評が出るのもわかる気がします。 悠木は家族と別居はしていないし、淳には妹もいたはずです。燐太郎が衝立で悠木に告白する場面は 淳が「親父のために」と打ち込んだハーケンの話とともにひとつの感動のシーンでした。 安西が言った「下りるために登るんさ」という謎めいた言葉が軽く扱われていること。また、この事件で記者として大きな経験をし、やがて群馬をとび出し全国紙のトップの記者に成長していく神沢がなぜかここでは死んでしまう。悠木が出世コースをはずれ一人遊軍記者になっている原因でもある新人記者の望月のエピソードを入れなかった代わりかとも思いましたが、そのわりには何の責任も感じていない悠木。等等。 家族とすれ違い父親になりそこなった男が、御巣鷹山と谷川岳という二つの壁に立ち向かいながらやがて家族や仲間との絆を取り戻していく話と感じていたのですが、新聞社外の人間関係の描写が少なくそこのところが今ひとつ感じられなかったのが残念です。 原作を忠実になぞるのではなく製作者色をだすのは解りますし、それが相乗効果を持って引き立てば大いに賛成しますが、肝心なところが変わってしまうのならば、最初からオリジナルなものを製作するべきではないでしょうか。
テーマは何?
NHK版クライマーズハイをみて、本作品を見ました。 テレビと映画とどちらが勝れているか、というよりも、 映画なら、墜落事故現場にもっとお金かけていいのでは? 役者のギャラにとられたんでしょうか。 この映画のテーマは 「新聞社の内幕を描く」ことですね。 「新聞は真実を書かねばならない」は、 今の時代(=テレビの情報番組が新聞記事の棒読みをする時代)には、 絵空事のようですからね。 判定 堤真一は、佐藤浩市に負けました。 監督が 魍魎の匣の監督とは・・・やはり・・・。
事故をめぐる物語は良いが
未曾有の航空機事故をめぐる人々のドラマ。今まで経験したことのない状況でのせめぎあいにおいて、本音をぶつけあう演技が秀逸。 中でも、悲惨な事故現場に立会い、狂気すれすれのところでの執念を見せる堺雅人の演技が素晴らしかった。 ただ、事件当時のドラマは良いのだが、堤真一扮する主人公とその息子との絆を描く現代におけるドラマは、イマイチ事故当時とのドラマとのつながりが弱い印象があり、全体としての焦点がボケた感じがしたのが残念。
期待したけど
原田眞人監督ということで期待していました。しかしながら残念。原作の持つ情念が感じられない。原作レイプですね。これだけの俳優陣をそろえても厳しかったのか?原田眞人監督は今の日本人監督の中でもナンバーワンだと思っていますが残念です。原作が可哀想です。神沢は心の奥深い部分で涙し、記者として成長していかなければならない存在であるし、その葬儀の場所で「ダブルチェックだ。」なんて興奮している男は悠木ではありえない。物語の骨格とも言える人物を此処まで変質させれば、もう、この映画はクライマーズハイとは言えない。
その場に居合わせたような臨場感と緊迫感
その場に居合わせたような臨場感と緊迫感。 ストーリーは、1985年8月12日に起きた、総勢520名の犠牲者を出したJAL123便 墜落事故について、地元紙で全権デスクを任された悠木記者はどう振舞うか、 というもの。 とにかく、その場に居合わせたような臨場感と緊迫感が凄い。あえて描写 すると。 最初のほうに描かれる人間関係や対立がリアルで、よく分からないくらい複雑。 現場とデスクが対立したり、デスクと経営陣が対立したり、編集と広告・販売が 対立したり。その中でも、敵の敵は味方だったり、大義名分の下に集ったり。 内向きの話に終始して、一方で他紙とのスクープ合戦がある中での新聞記者 の活動っぷりに圧倒されます。堤真一が演じる主人公・悠木もその中に身をおき、 「ダブルチェックをする」 ことをポリシー(「それが言いたくて記者になった」とも)に置いて振舞う。 しかし、その振舞いも、徐々に苛立ちや妬みに巻き込まれて、我を忘れつつある ところで、悠木が見るわけです。 遺族の方が、わざわざ自分たちの地元紙を選んで買い求める姿を。 そこで、初めて、お客様は誰か、提供する価値は何かに悠木は気付く。 以降は、気付いたことを信念にして迷い無く振舞う悠木がよかったですね! もちろん、堤真一がカッコよいというものもありますが。
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カスタマーレビュー数:9
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日本有数の都市銀行ACBにおいて、総会屋への不正融資疑惑が発覚する。まったく危機感を持っていなかった上層部に対して、ミドル社員4名が銀行の浄化に乗り出す。 高杉良の原作を映画化した“ビジネス・バニック・ムービー”。原田真人監督は、単に事実を再現するのではなく、シミュレーション的なドラマの中に巧みにフィクションを折り込み、一種のヒーロー・ストーリーを作り上げた。たたみかけるようなタッチで観る者をぐいぐい引き込んでいくパワフルな作品でありながら、不思議と疲労を感じないのは、双方のバランスがとれているからだ。クライマックスである株主総会での展開がやや腰砕けな感はあるものの、銀行改 革にとりあえず成功した北野(役所広司)に、闇社会からの逆襲宣言がなされるというラストシーンの余韻が作品を引き締めている。(斉藤守彦)
【くちコミ情報】
面白かったです!
ゴージャスな銀行にビックリ! あんな素敵な職場だなんて凄いなぁ! 熱演してる人が多く飽きさせない。 特に情熱的な役所広司さんが魅力的! お金持ちの世界とは無縁の私なので、 上流って感じの舞台が新鮮でした。 好きなのは、予行練習、強制捜査。 株主総会の場面は物足りないものが・・。 緊張感ある熱い物語に引き込まれた。 こんな邦画を、もっと観たいな!
迫力あり見ごたえあります
DVDの特典映像として、原田監督が映画祭の中で、華麗なスピーチで観覧者に本作品を語る場面が収録されている。この映画は実話に基づいていますが、非常に複雑な事件が絡んでおり映画だけで物語を理解することは難しい。しかし監督のスピーチが理解を助け深めてくれました。映画をご覧になる前に見ることをお薦めします。「総会屋とやくざとの違いは何か?」との外国の方からの質問に対し見事な切り返しを行っています。 壮大なスケールの事件の映画化だけに、非常に1場面がコンパクトになってしまわざるを得ない点は残念ですが、迫力あり見ごたえあります。同名小説も読むと更に面白いのだと思う。
企業ドラマをエンターテイメントとして見せる
この映画に出てくる金融や銀行の仕組みを理解できる人は少ないでろう(私もその一人)、小説には当然、そのような描写が描かれているのかもしれないが、それでもこの映画を支持する人が多いのは、そのような細かいシステムが理解できなくても映画として見て十分に面白かったということでしょう。これは監督の功績です。細かい説明抜きにスピーディに話が展開し最後まで観客を引っ張っていく演出に原田監督の手腕が光ります。 役者も主役の四人組みを含めておおむねよいと思いますが、若村麻由美の役だけが理解できません。また仲代達矢の役は役所広司の義父になっている分、迫力不足になってしまい、いまひとつ不気味なカリスマ性がないので、途中で本田博太朗が異常に怖がっている描写が滑稽になってしまっています。もう少し脚本の人物設定が練られていれば完璧でした。
エンタテイメントの完成。
スタイリッシュにたたみかける映像、 スピーディーに展開するストーリー。 東京地検の強制捜査、抵抗勢力と企業の闇との拮抗、 株主総会の緊張感…映画として完成されたエンタテイメント性が、 ぐいぐい観客を魅了します。 p おそらく原作の小説だけを読むと『面白くない』と、 思う人のほうが多いでしょう。 特に女性に支持されることは難しいです。 本好きの人の中でも、ビジネスモノに興味のあるひとではないと、 あの原作小説は、楽しめません。 それを、より多くの人が楽しめるカタチに昇華させたと考えると、 じゅうぶん評価できる映画です。
小説は読んでませんが
映画のストーリー云々言う前に、この映画のいいところは原田監督 の腕前につきると言いたい。他の監督がやってたら無残な結果にな っていたかも。冒頭のシーン、丹波哲郎が小田嶋を手招きするとこ ろ。あのシーンで、この映画はすごいぞっ、ていう気持ちになり、 のめりこむことができた。 印象的な台詞としては、「いえ、幻影におびえる日本人の呻きです から」「どうなってんだ中山!!」などなど。台詞を覚えてしまっ た映画は久しぶりだ。 ★テレビの2時間ドラマで十分なのに、なんで映画にするんだ~ という邦画が多いなか、やっぱりこれぞ映画だ!といえる作品だ。
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カスタマーレビュー数:23
【くちコミ情報】
最高です。
完成度という意味においては、たしかに荒があります。しかし、十数年前に映画館でこの映画を観た子供が、大人になった今DVD化を喜んでいる。そのことだけでも魅力的な映画だということに疑いはないと思います。 いかした台詞を吐くロボットにまた会えて本当に嬉しいです。 音楽と退廃的な雰囲気、色調も最高! ま、友人に貸したところ10人中8人は微妙そうでしたが(^_^;)。
個人的には保存版かつ殿堂入りですが…
大好きな映画なのですが、どこが好きかと聞かれると、 ちょっと答えに困りますね。 ガンヘッドの造形(でもあまり派手なメカアクションは無し)、 サイバーな世界観、良くも悪くも単純なストーリー、 常にオイルまみれの質感、多くの名台詞、音楽が神がかってる… ガンダムやマクロス、戦闘機、戦車等に惹かれる 「男の子補正」の強い人なら、受け入れられると思います。 逆にメカものに興味のない人には、魅力の無い作品でしょう。 20年前の作品ですが、今見てもチープさは許容範囲かと。 そりゃ厳しい場面(露骨な合成映像など)もありますが、 時代的に仕方のないところでしょう。 むしろ当時にしては頑張っていると思います。 今ならCGで簡単にできてしまうことを、 当時実際に火薬を使ってミニチュアを破壊して 撮影していたことを考えると、感嘆の溜め息が出ますね。 自分の記憶のガンヘッドは、日本語を喋っていたのですが、 これはテレビ吹き替え版のようですね。 本DVDは劇場公開版、ガンヘッドや人物の一部は 台詞が英語音声+日本語字幕です。 この日本語字幕のフォントが読みづらいのなんの。 「ん?」と目をこらしているうちに消えてしまう。 その辺をもう少し親切にして欲しかったかな。 ともあれ、元々この作品に思い入れのある自分にとっては、 念願のDVD化&伝説のサントラ付きということで、大満足です。 でも近い将来、ブルーレイが普及して見れなくなっちゃうのかなぁ…
CG世代の私でもすごく楽しめた!
私は小さい頃から特撮映画が大好きで、邦画・洋画を 問わず沢山見てきました。 中でもこの「ガンヘッド」はすごい!ロボットの動きに 重量感があって見ごたえがありました。戦車へと変形す るシーンは、映画「トランスフォーマー」よりも迫力があ りました。 個人的には、CGを使わない特撮映画の中では、「ブレード ランナー」が一番だと思っていましたが、この作品もいいです! 是非見てください!!(おまけがサウンドトラックというのもステ キだと思います)
いーんですっ!
本音を言うと、映画本編よりもサントラが欲しかったw。 映画本編の方は...企画は良かったのですが、企画を生かすだけの 監督の技量も無けりゃ、世界観を構築するための特撮技術もショボく、 かなーりしょっぱい出来上がりとなっています。 公開当時映画館で見たのですが、終演後、あまり完成度の低さに うなだれて映画館を出たのを今でも鮮明に覚えています。 それでも...いーんですっ!。 あの時代に、お子様向けではないこういう企画が 通ったことがエポックメイキングだったのですから。 「パーティやろうか、ガンヘッド?」や「ヘイ、銃とキンタマは 遊び道具じゃねえよ」「ロッケンロー!」など、そのアメリカーンな 世界観がとても新鮮に思えたのです。 アーカイブとして持っている価値はありますw。 ちなみに、冒頭であっさり死んじゃう、英語がうるさいボンベイ役は 若き日の、川平“いーんですっ!”慈英がやっています。
ジェロォォニモォォォ!!!!
ガンヘッドデザインが河森正治。 それだけで買ってしまった訳ですが 18年前のモノとしてはかなり頑張ったシロモノである事は確かでした。 ガンヘッドは撮影に応じて 様々なミニチュア(と着ぐるみ)を使い分け 特に可変用は驚愕の一言でした。 あんなのが実物で変形するものですからねw …で、中身の方は、 目玉=ガンヘッドが出る前にサブキャラが全滅したり CPUだてらに『確立なんてクソ喰らえ』と言ったり モゲたガンヘッドの機銃を人力で持ち上げたりと… 突っ込み所は結構詰まってましたね。 (題は、その機銃を端子接続して、発射する際の咆哮。) 今の技術であればもっとトンでもクオリティとなる事は 想像するに容易いでしょう。 しかし、実写だからこそ伝わる『魅力』があるのも確かではないでしょうか?
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カスタマーレビュー数:27
【くちコミ情報】
まぁ…
なんか何言ってるんだか良く分からない所もあったけど、 俳優人が好きだし、音楽も良かったから楽しかったかな? って感じの映画でした。
全然面白くねぇ!
ちなみに原作は読んでません。予備知識も一切なし。 この状態で見たなら「全然面白くねぇ!」(さまぁ〜ず三村風)って感じること間違いなし。 第一、最初から最後まで意味が分からない。 今年、もっとも無駄に過ごした2時間の第1位に輝きましたよ。 多分、原作は面白いんでしょうし、原作を知っている方が見れば感想も 違うとは思うんですが… 自分にとってはここ10年で断トツの駄作でした。
映画としてはありだが、原作無視はいただけない。
面白い小説の映画化ほど難しいものはない。読者それぞれがイメージを持っているからだ。前作、姑獲鳥の夏では怪奇ものという捉え方で、実相寺監督が映像化したため、小説には忠実だが、難解なものになってしまった。今回は関口の配役以外はそのままに、エンターテイメントとして、映画として成功させるため作られている。原作を知らなければこれはこれでおもしろいと思うが、原作を全く無視し、プロットのみ使って作られた本作はまるでパロディのようだ。関口役は椎名桔平に差し替えられ、道化役にされている。なぜ、原作者はこんな暴挙を許すのだろう。トマス・ハリスのレクターシリーズやハリーポッターにしても、原作を壊さずエンターテイメントとして、成功させている。日本の映画関係者にはもうすこしがんばってもらいたい。
どうしてこうなるの?
京極作品は全て読んでいますし、前作の「姑獲鳥の夏」も観ました。もうこれ以上、映画化はしないで下さい。セットはすばらしい、お金かけてます。でも、だから何なの?脚本ひどすぎ。役者へたすぎ。関口巽にはウンザリしました。あんたふざけすぎ。個人的には榎木津ファンですが、阿部さん、「次回はもっとはじける」とか言っておきながら全然はじけてないじゃん。中禅寺敦子役の田中麗奈さん、現代の女の子を演じないで下さい。京極夏彦ワールドをこれ以上、破壊して欲しくないです。
推理モノ…ではない。
『うぶめ…』の時のような終盤での意外性や犯人探しの楽しみがなく、只戦後日本の一篇を淡々と観ている感じがした。 折角、様々な能力を持った主要キャラ達は魅力的なのに、映像にのみ力を入れてストーリーを厳かにしていて残念だった。 原作を読んでないのでハッキリとは分からないが、こんな内容で500万部も売れるとはとてもじゃないが、シンジラレナ〜イ。
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カスタマーレビュー数:7
【くちコミ情報】
堤真一の代表作です
いやあ面白い。 佐藤浩市主演のNHK版「クライマーズ・ハイ」も十分に傑作ですが、 本作は堤真一の代表作になったと思います。 地方新聞社の雰囲気がうまく出ています。 日航機事故発生当日、 墜落現場が地元、群馬県かもしれないという状況で、 編集局に緊張と興奮がうずまきます。 この辺りから画面に釘付け。 御巣鷹山からのスクープを待ち、 締め入りを遅らせるため、 配送トラックの鍵を盗み出し、 それを知った販売局が編集局に押し掛けるシークエンスも実にいい。 面白い。 浅間山荘以来の大事件を取材し名を挙げたい若手、 精神論を吐く幹部。 それらの間で現場を指揮しなければならない堤たち管理職。 傲慢な社主、被害者遺族。 登場人物がたくさん。 それだけでこの映画、楽しめます。 日航機墜落事件の現場取材をまかされる記者を堺正人が熱演。 締め切りで記事が掲載されなかったことを知った狂気。 その後事故原因を探る取材の場面。 いい役者だと思います。 全権責任者である堤真一は苦悩し続けます。 若手の気持ちも分かる、 幹部の意図も分かる。 組織人のあり方が描かれていて共感。 物語の佳境。 事故原因をスクープしたものの、 裏が取れない。 堤真一が掲載を決断しなければならない。 堤を囲む記者は固唾をのんで決断を待つ。 このシークエンスがいい。 新聞のスクープ合戦。 組織人としての出世。 堤真一がそれを失っていく様に、 自分を重ねるもよし、 人間ドラマとして楽しむも良しです。
見ごたえあり!
多くの人の命を奪った日航機墜落事故。その真実を追う地元新聞記者達の日々を描いた力作。 俳優陣の熱演に手に汗握った劇場鑑賞時、悠木と燐太郎が衝立岩に登る場面に感嘆しながらも、 粗く引き伸ばされた画面に「コレは家でブルーレイで観た方が綺麗かも・・・」と思っていましたが、 まさに大当たり!更に細やかに美しく、壮大さが増した山の絶景の描写には大満足。 69分に及ぶメイキングでもその登山シーンの撮影風景と、CG処理の秘密も公開。 未公開シーン集は監督のコメントも付き、舞台挨拶等での皆さんのコメントもボリュームたっぷり。 これは買って良かった!オススメです。 (初回特典の縮尺版パンフレットは、本物のパンフもまだ持っているので不要でしたが・・・。)
骨太に描かれた、あの夏の大事故。忘れてはいけない記憶。傑作です。
本作は、日航123便の事故をセンセーショナルに描いたものではない。地元新聞社(モデルは上毛新聞)の記者を通しての「あの長い夏」の記憶だ。とにかく全編に漂う緊張感がタダものではない。皆が本当に、現場にいた新聞記者に見えてくるのだ。実直だが一本芯の通った堤真一、クールな熱血漢の堺雅人のすさまじいまでの気迫と、エンケンやでんでんの味のある妙技。そして山崎努の圧倒的な芝居。すべてに驚かされた。新聞社員や自衛隊の役もエキストラは使わず、俳優オンリーで通したことが成功要因だろう。また「殯の森」で見事な芝居を見せた尾野真千子が、カッコいい女性記者を颯爽と演じていたのが印象的だった。加えて、事故現場の凄惨さを再現していて、当時の陰鬱な気持ちを思い出した。忘れてはいけない記憶を映画が紡ぐ、というのは「活動写真」の役割のひとつだと思う。原田監督の作品はどこかアメリカナイズされたものが多く「大好き」といえるものがなかったが、本作は掛け値なしに凄いシャシンだ。現在までの原田組の最高傑作と断言してしまおう。デ・パルマなみの事故発覚シーンの長廻しワンカットも見どころだ。2008年の日本作品では最上位の1本といえよう。ぜひ観てください。
その場に居合わせたような臨場感と緊迫感
その場に居合わせたような臨場感と緊迫感。 ストーリーは、1985年8月12日に起きた、総勢520名の犠牲者を出したJAL123便 墜落事故について、地元紙で全権デスクを任された悠木記者はどう振舞うか、 というもの。 とにかく、その場に居合わせたような臨場感と緊迫感が凄い。あえて描写 すると。 最初のほうに描かれる人間関係や対立がリアルで、よく分からないくらい複雑。 現場とデスクが対立したり、デスクと経営陣が対立したり、編集と広告・販売が 対立したり。その中でも、敵の敵は味方だったり、大義名分の下に集ったり。 内向きの話に終始して、一方で他紙とのスクープ合戦がある中での新聞記者 の活動っぷりに圧倒されます。堤真一が演じる主人公・悠木もその中に身をおき、 「ダブルチェックをする」 ことをポリシー(「それが言いたくて記者になった」とも)に置いて振舞う。 しかし、その振舞いも、徐々に苛立ちや妬みに巻き込まれて、我を忘れつつある ところで、悠木が見るわけです。 遺族の方が、わざわざ自分たちの地元紙を選んで買い求める姿を。 そこで、初めて、お客様は誰か、提供する価値は何かに悠木は気付く。 以降は、気付いたことを信念にして迷い無く振舞う悠木がよかったですね! もちろん、堤真一がカッコよいというものもありますが。
人間はこうまで変わるもの、か・・・。
「クライマーズ・ハイ」 それは、登山などで興奮状態が極限にまで達することにより、恐怖心というもの自体が麻痺してしまう事である。ちなみに、原作では物語の初めから、この後に起こる出来事を暗示しており、伏線といえる部分が沢山出てくる。 作者自身が新聞社に勤めていた事から、中で起こる出来事がリアルに表現されている。「日航ジャンボ墜落」という、突然の大惨事との遭遇、現場へ向かう中で目にする光景は、まさに“恐怖心”が麻痺したクライマーズ・ハイ状態であった…。 これは人間の行動心理、集団心理で考えてみると分かりやすいが、仮に良識のある知識人であっても、こうした状況に置かれると誰でも野性的・暴力的に成り得るのであり、それが集団の場合、互いに影響しあう事で更に感染していく。クライマーズ・ハイは、こうした人間の深層心理にも深く入り込んだ作品である。
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長谷川京子という女優を発見した、といえる作品だと思います。2人の女性が生き生きと描かれ、背景となっている大正時代はとても雰囲気があって優雅です。短い製作期間でも現存する建物を使ってリアリティを追求したという監督の意気込みが感じられる作品となっています。原作の岩井氏もちょこっと出演していてご愛嬌。
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1972年2月。連合赤軍によるあさま山荘人質拉致籠城事件10日間の攻防を、佐々敦行(役所広司)をはじめとする警察側の視点から描いた超大作。原田眞人監督は、単なる実録ものにはせず、警察庁と長野県警の確執をブラック・ユーモア仕立てにし、その狭間に立たされる佐々の苦悩をヘラクレスの神話にたとえながら浮き彫りにしていく。あさま山荘を『激突!』のタンクローリーのごとき姿が見えない不穏なものとみなし、若き機動隊員たちを当時公開されていた『ダーティハリー』『フレンチ・コネクション』といったはみだし刑事たちの姿になぞらえる。さらにNY市警にアイルランド系が多いことから、アイリッシュ感覚の音楽を全編に流し、9・11NYテロ事件のオマージュを図るなどなど、実に仕掛けの多い一級の娯楽作品に仕上げている。(的田也寸志)
【くちコミ情報】
配役や内容、完璧です。
昔の警察は、こんなものなんだ。とノンフィクションで感じられるものでとても 面白い作品でもう10回は見たでしょう。「ヘラクレス」こと役所さん含め、いい 配役です。 一度見たら二度、三度と見たくなる傑作です。
日本映画を侮るなかれ!!
劇場に足を運べなかったのが残念な作品の一つで、個人的にはけっこー期待していました。その期待を裏切ること無い作品で、昨年あたりから続く「日本映画もやるな!!」作品の一つとなりました。役所コウジの演技は素晴らしく、脇を固める俳優陣も言い出したらきりが無いくらいの圧力でした。個人的には、松尾スズキと武田真治が良かったと思うのですが、他に見た人はどうでしょうか? 本作は、実話を基に制作されたもので、スリリングな中にも、笑いあり、ヒューマンドラマありでした。皆さんにも是非とも見てもらいたい作品ですよ!! p ひさびさにUEPINNの一言のコーナー 特攻隊に選出された一人の若者が友達に話した一言。 「誰かが行かなくちゃいけないんだ。だからオレでいいんだ。」
熱き男たちの物語。
佐々淳行さんの原作を読んでいたこともあって、 期待してこの映画を見たのであるが、 やはり期待は裏切られなかった。 ややストーリー進行ののテンポが悪い気もするが、 この映画の本質である、信念に基づき突き進む男たちの 美しくも熱き姿はしっかりと描かれている。 DVDの副音声にある、原作者佐々さんの臨場感あふれる解説が p 当時の姿を思い描かせてくれて 彼らの世界にあこがれている私には大変うれしかった。
面白かったです
佐々氏の原作を読んでから見たので、赤軍派が描かれていないとか、佐々氏ばかりがええかっこしてるとかいう印象はもたなかった。当事者としての佐々氏の視点から描かれているのだからこうなるのは当然だと思う。久しぶりに面白い邦画を見た。でも、もっと過激派の連中を極悪に描いてもよかったかなという感じもしないではない。
何度も見たい作品
劇場でも見ましたが、見るほどに奥深さを感じさせます。 さらに原作も読み返しながら見させていただきました。 また、DVDの特徴である多重音声のチャンネルで、佐々氏の 解説が入っているので、それを聞きながらもう一度見てみると 非常によく理解できると思います。
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【くちコミ情報】
日本を代表する青春映画
たぶん、日本映画史上最も低迷している時期に公開された作品。 最近は俳優としても知られる原田眞人監督が徹底したリサーチと個性的な 新旧の俳優を巧みに使って創り上げている。 ブルーリボン新人賞を取った佐藤仁美と役所広司がバーで語り合う場面は秀逸。 題材のイメージと世相のせいか、 あまり知名度は無いが、 文句無しの傑作。
友情
今時の女子高生の友情を援助交際という社会問題を考えさせながら描かれている。新しいようでありながら、ちょっと古臭い感じがする友情が良い。今時の友情って表現するのが難しいころがありますがこの作品ではうまく表現できている。佐藤仁美の演技がひかっている。
佐藤仁美さんの演技が素晴らしい。~青春映画の傑作!!。
東京・渋谷を舞台に3人の女の子が一晩で本当の生き方を見つけてゆく、とても後味のいい映画です。主演の佐藤仁美さんはこの映画で5つの映画祭新人賞を受賞。→役所広司 相手に完璧な演技をしています。監督は国際派原田眞人。(「ラストサムライ」出てたな~。)音楽もいいです。公開当時は成人指定問題で揉めたり、配給元がワケあり的な事があったりと過小評価な感でしたが、作品のクオリティの高さ、脚本の完成度、カメラワーク、など とにかく最後まで観て頂きたい。。ラストはグッときますよ。。。おすすめです。
すばらしい青春群像
2001年も半ばをすぎてしまった今日、すでにはるか昔のことのように思える90年代後半のコギャル文化。渋谷・ルーズソックス・援助交際・・・大人がしたり顔で「よろしくない」と言いながら興味津々で彼・彼女たちの文化にすりよっていっていたことはすでに明白。そういったこともきちんとこの映画で描かれているが、それよりもなによりも、そういう(すでに過ぎ去ってしまったかもしれないけど)現代の中での少女たちの友情を描いたすばらしい映画と評価されるべき。ときおりフィクションなのかノンフィクションなのかわからないぐらい自然体の彼女たちの演技は特筆に値する。ラクちゃん役の佐藤康恵さんの自然で素直で少しエキセントリックなキャラクタは非常にすばらしい。この映画の様々な論評で紹!介されているラストの涙のシーンは近年まれにみるでき。世代も性別も越えて泣いてしまいます。刺激的な売り文句に誤解することなくみてほしい、今時の上質の青春映画です。
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¥ 12,995(税込)
ジャンル内ランキング:18661位
カスタマーレビュー数:12
【くちコミ情報】
<京極堂シリーズ>第2弾!
ご存知京極夏彦の<妖怪シリーズ>第2弾。 今回はバラバラ殺人事件の謎に、お馴染みのメンバーが挑みます。 私は何年か前に原作を読んでいるので、人間関係や物語の背景がよく分かりましたが、この映画では、前半までは、いったん原作のストーリーをバラバラにして再構成してあったため、まったく初めての人は映像だけでは理解しずらいところがあるかもしれません。 昭和27年という設定でしたが、全体に横溝モノのようなおどろおどろしさが無く、バックグラウンドミュージックも軽快で、現代の物語のようなイメージでした。 ただ、原作シリーズに必ず出てくる、京極堂の「憑き物落とし」の名場面が無かったのが残念でした。
先は長い
本作品に関しては前作とはガラッっと変わった分、楽しめました(と云うしかないのですが)。 皆さん各々が描いている京極作品像とは全てにおいて違っていると思います。そういう意味でがっかりする面もあるでしょう(当方もしかり)。 大御所が鳴物入りで手がけ、新進気鋭の監督が斬新映像化し、無名逸材が低予算でガンバッて撮り、私達はこれから様々な京極映像を観せられる事でしょう。しかし「それでも京極映画化を観続けていきたい」との想いは皆さん共通かと思います。 京極作品は沢山あります。何より「映画化されなくなる」のが一番ツライです。 そしていつか「横溝金田一と市川崑作品」の様な出会いを期待しながら観続けていこうと思います。 京極さんも「ほおー」、「マジ?」、「それはないだろー」と1作1作を楽しんでる事と思います。
最悪な代物だ。
監督や脚本家が原作をまるで理解してないのは置いておこう。 原作と全く関係無いミステリ映画として観た場合。 正直意味がわからない。 最初から最後まで理解出来ない、謎解きも何もあったもんじゃない。 ただ、役者が豪華でショッキングな場面があるだけ。 起承転結が無い作品。 まぁ笑えるっちゃ笑えるかな〜、最後の黒木瞳が。 私からすると、前作の方が格段にマシだった。
なかなかやるな〜!
京極夏彦が、この作品の特典ディスクや前作「姑獲鳥の夏」の 特典ディスクで「原作ありきの映画は原作と切り離して作るべきである」と 言ってます。 それは確かにそうです! この作品も原作とはかけ離れてはいると思いますが、それはそれで良いと 思います。 脚本も良く練っていると思うし、あの時代の雰囲気も良く出てると思う。 と言っても中国ロケだから日本っぽくなく異世界な感じがなかなK良いです。 登場人物の掛け合いも前作以上に面白いですし。。。相変わらず関口の扱われようは 可愛そうです。。。 最近、こういう感じの作品が無いので久しぶりに楽しい映画だと思いました。 でも。。。。関口はやっぱり永瀬の方が適任かなと思ったのは自分だけでしょうか。。
難解でコミカル★
原作を読んでいないので、原作ファンの方には申し訳ありませんが、なかなかいい映画でした。難解な内容をテンポよく映像化し、複雑で重々しい内容であるはずなのに、キャラクターが生き生きとしていて、内容についていけなくても不思議と見入ってしまいます。 京極堂と関口君や榎さんとの関係もコミカルに、かつ男の絆を感じさせる演出がよかった☆原田監督の映画が好きなこともありますが、原作は別としてもひとつの映画として楽しめました。エンディングにかけては少し間延びした感も否めませんが、全体としてはGood♪
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おすすめ度
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ジャンル内ランキング:10462位
カスタマーレビュー数:346
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演じるオールグレン大尉と同様に、トム・クルーズ自身が日本の武士道に心酔していく姿が伝わってくるアクションロマン超大作。ハリウッドが撮った日本の歴史という点でも、画期的な一作である。明治維新直後の日本で、軍を近代化したい政府の要請を受け、南北戦争の英雄オールグレンが招かれる。ごう慢な態度で軍を教育する彼だったが、反政府の侍たちとの戦いに敗れ、囚われの身となった山里で武士道精神にめざめていく。 姫路や京都でもロケが行われたが、ニュージーランドやハリウッドのセットで再現された明治の日本が壮観。衣装や小道具は、時代劇を見慣れたファンにも違和感はなく、むしろその細密さに驚かされる。大平原での騎馬アクションは色遣いも鮮やかで、黒澤明の『乱』を彷彿。トム・クルーズと小雪のロマンスには、あえて深く切り込まなかったことで作品全体のトーンも保たれた。侍たちを統率し、政府に反旗を翻す勝元役の渡辺謙は、トム以上の存在感。クライマックスでの彼の壮絶な演技には、身震いしてしまうほど!(斉藤博昭)
【くちコミ情報】
違和感はあるけど
作品全体を通して「?」という場面が多々あります。「ハリウッドが作った侍映画」と考えれば絶妙なさじ加減の誤差ですが笑。 個人的に気になった点を3つ。 1、渡辺謙さんは仮にも「侍」代表なんだから、英語でペラペラ喋って欲しくありません。最初にトム・クルーズと会話するシーンはやたら口数も多いしびっくりしました笑。 2、ニンジャが村を襲うシーンはストーリーに何の関係も無いし、どう考えても外国(アメリカ)の方の日本人観を満足させるためだけに入れられたとしか考えられません。ちょっと冷めてしまいまいた。 3、小雪のキスシーン、意味が分かりません。 ただ、映像はとても綺麗です。絵になるシーンも沢山あります。しっとりしたトムクルーズが見られたのも良かったです。
製作スタッフの充実にも注目を。
もう347件もカスタマー・レビューが投稿されていて、私自身公開時に映画館でも見たし、本DVDを発売当初から持っている者が今さら付け加えることはそうありませんが、少しばかりコメントさせてもらうと、本作は久しぶりに鑑賞しても感動する。トム・クルーズが「武士道」を読み込んだことに代表されるように、当時の日本人の生活、特に武士の大切にした精神的徳目についてよくリサーチされている。勝元が勇敢に突撃して散っていく様に対して、政府軍側が自然に敬意を捧げる場面、そして形見の刀を手にした明治天皇(若き日の明治天皇が登場する映画を私が目にしたのは本作が初めて)が日本人として忘れてはならないものに気づく場面は、展開がわかっていてもジーンとくる。外国人がサムライになって戦ったこと等ない訳だから、本作は日本史について外国人をミスリードすることを危惧する人が多いかもしれないが、日本を舞台にした作品でなくても史実どおりではないハリウッド作品はこれまでもいくらもあったのだから、本作も壮大なフィクションとして楽しめばよいと考える。 日本人俳優の健闘もさることながら、私が指摘したいのは、製作スタッフ面でも優秀な人たちが揃っていること。まず、音楽はハンス・ジマー。脚本/原案として「グラディエーター」も手がけたジョン・ローガン。矢を使った戦闘シーンで「ブレイブハート」を連想した人もいると思うが、その「ブレイブハート」の撮影を担当したジョン・トール、ASCと編集を担当したスティーブン・ローゼンブラム、A.C.E、ビクター・ドゥボイスが本作の製作陣に加わっている。これだけの製作スタッフが揃ったのだから、映画が面白くない訳がない。娯楽の王道を行く立派なハリウッド映画だと私は評価する。
驚愕 アメリカの歴史を否定し、日本の武士道を肯定する物語
私が感じたのは細かいディテイルより、「主人公がアメリカ建国(侵略)の歴史の実態を知り、それを行ってきた者が、日本の武士道という価値観に感化され、人としてもう一度立つ」という設定です。 以下私の感じたあらすじ 主人公はアメリカ開拓の体験者として、銃火器によってネイティブアメリカン(先住民のモンゴロイド)の女、子供等を厭わず虐殺してきた自分自身の行いに後悔し、傷つき、酒に溺れ、生ける屍となっていた。一般の大衆はそれを知らず彼を銃の名手であり英雄と称えていた。またそれが彼を追い詰めた。かれは死に場所を求めるように日本に赴き職業軍人となるが、そこのは幕末の死に行く武士道という「哲学」に出会う。正々堂々と戦い、敵を尊重し、どちらが死んでも恨まない、また戦場で死んだ者を「誉れ」として称え、誇りに思う価値観に触れ、自身の死を望みながらも、彼はそこに一筋の光を見出す。 日本の「桜の散り行く様」に代表される死に対する積極的な価値観や言葉や吐息にさえも御霊(みたま)が宿り、人だけではなく言葉や物や自然にも尊厳を抱く日本人の心根などもうまく描かれていると思いました。 一瞬だけ映る真田氏の流れるような茶たてのシーンや柔道の原型である戦場の当身体術など忍者参上はご愛嬌としても、時代考証など考えたり、誰が盛り込んだかは詮索する必要などないでしょう。深く日本文化や日本人の価値観を表現しているすばらしい映画だと思います。
渡辺謙、真田の両氏の存在感は流石というしかなし。
「パール・ハーバー」しかり、「デイ・アフター・トゥモロー」しかりで、ハリウッド映画に登場する我が日本の描写って、明らかに間違いのものが多いのだけれど、これは珍しくまともに日本の描写が出来ているという点では特筆に価する作品。 明治初頭、近代化を進める新政府と旧時代の文化・伝統を守って生活を続けようとする武士たちとを対比させながら滅び行くものの美学を描く。 武士側の総大将の勝元は、英語も話せるほどなのに、一方では時代の流れに抗うかのように旧時代の風習を固持しようともする。 渡辺謙さんもそうですが、真田広之さんも流石の演技の冴えを見せてくれます。 当初は新政府側として招かれたオールグレインだが、囚われの身となってから半ば捕虜扱い・・・とはいいながらも、共同生活を続けるうちに、そこは同じ人間同士・・・言葉の壁・文化の違い・風習の相違はあったとしても互いに心通うものがあって、いつしか当初は敵であったはずの彼等に肩入れしていくこととなる。 最初の戦闘で小雪の夫を殺してしまった自責の念もオールグレインにはあったことでしょうが、恋愛要素は少々中途半端に終わってしまったような気もします。 平穏な日々は決して続くことなく、近代兵器と物量作戦の前に武士側は粉砕されていく。 南北戦争の英雄であるオールグレインの手腕も・・・・結局のところ映画を通して見せる場面は無かった。 機関銃をあれだけ浴びせられながら・・・なんでオールグレインだけ生き残るのだ? という疑問が、そもそも決してハッピーエンドではない作品のテーマと反していて不自然に映る点を除けば、なかなかの良作。
失われゆく「日本の心」を見事に描く
西洋近代化に飲み込まれる日本の魂「侍」の最期を描いた作品 南北戦争で先住民と戦った記憶によるトム・クルーズの苦悩、葛藤が彼の内面を良く描いている にわか騎兵隊で初めて侍と闘った時の侍の描き方が秀逸 威勢良い掛け声の後、静かに霧の中から現れる侍の姿は威風堂々迫力満点 そして忍者も決死の暗殺者と言う姿を描き秀逸である 消えゆく日本の最期の魂「侍」の死に様、生き様に感動 西洋人であるトム・クルーズが日本人以上に徐々に侍の魂を理解し尊重していく姿も感動 渡辺謙,、真田広之の太刀さばきも時代劇とはまた少し異なる迫力ある殺陣で見事である 静かに耐え忍び、奥ゆかしく献身的に介抱をする小雪は、時代の日本女性の姿を見事に演じている 多くを語らぬその内心に秘めたる熱き想い 寡黙に自ら為すべきを為す その日本人の姿は、今は失われてしまった部分も多いと感じる 四季移ろいゆく日本の景色の映像も非情に美しく見事 日本米の消費低迷、日本酒の低迷、和心の崩壊、消えゆく日本文化 西洋近代化時代同様、自らの国民性、文化をないがしろにし、外国文化にばかり目が行きがちな現代日本人にとって、 もう一度自分の国の歴史文化、素晴らしさを見直すのにも良い映画であると思う。 |