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熊切和嘉
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カスタマーレビュー数:4
【くちコミ情報】
アンテナ
結局、祐一郎が一番の被害者である。 家族のほかのものは、宗教や自殺を通して妹の失踪を乗り切っていく。彼は間にはさまれて、自分の家族が堕ちていったり、想像の世界を描くところを見て、彼らの面倒を見ることしかできない。 だが、SMの女王・ナオミとのセッションで、彼は自分自身が閉じ込めていた「中身」をさらけ出して、楽になる。自分がずっと終わらせたかったことを、終わらせようとする。 とても重い本作だが、ハッピーエンドである。 もしそうじゃなくても、希望はまだある、ということを感じさせるラストであると思いたい。 ちなみに、加瀬亮の熱演と、熊切和嘉の演出、カメラワークなども見ものである。
アンテナ
この作品の原作を読んでから見ました。 原作と比べて削られているところもありましたが、核となる部分は濃く、登場人物の心情がじわじわと伝わってきました。 驚くべきは、加瀬亮さんの演技力だと思います。 ただリアルで、圧倒されるばかりです。 最初に見たときは、ほとんどまともに見ることができなかったのですが、何度も見返すうち、祐一郎と同じように、私もナオミの台詞に救われたような気がします。
詩的情緒を大切に、美しく…
内容だけを見ていると、目を覆いたくなる部分、耳を塞ぎたくなる部分が多くありそうですが、情緒というものが大切にされていて、登場人物たちの心の変化が美しく描かれているので、SMルームでのシーンや自傷シーンなどもみやすいです。バックに流れる曲、要所に出てくる鏡越しの風景…、色んなものが合図となって、作品の中に見ている私を引き込んでいきました。重要となる、SMルームでのマスターベーションを強要されるシーンは、主演・加瀬亮さんの圧倒的な演技力によって、リアルかつ美しいものになっています。主人公の心の鍵とも言える女王様の言葉に、何度見ても私は泣いてしまいます。
熊切監督の着眼点、加瀬亮の演技力
荻原家を突然襲う悲劇「妹の失踪」 同居していた伯父は、自殺。 父親の病死、母は宗教にのめり込み、弟は精神病院へ入院してしまう。 それをどのように纏めあげるのか、熊切監督の着眼点が見ものだ。 抑圧された感情や体験を言葉や行動として外部に表出して、 心の緊張を解消していく様が荻原家の人間模様を土台に上手く表現されている。 p 主人公の荻原祐一郎役を演じる加瀬亮の演技力も見どころ。 この作品の奥行きを上手く表現。すごい役者だ。
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¥ 4,095(税込)
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カスタマーレビュー数:6
【くちコミ情報】
素敵青春映画
「二万は?」「水野さんは?」 加瀬亮さんの切羽詰まった情けない演技最高ですね。画面一杯に切なさが募り、見てるこっちまでハチャーとなってきてしまいます。キャスティングも庵野秀明はじめレアな人ばっかり。シュールなギャグはてんこもり。趣味な人にはたまらない映像もりだくさん。伊志嶺監督の音楽センスの秀逸さにも脱帽です!
FROG RIVERのレビュー
意味の無いセリフやシーンが多い。脅迫で動く主人公を設定する脚本には苛立ちを覚えた。ほとんど笑えないし、笑ってあげたくもない。理由と相手を間違えておきながら、中途半端にその「良さ」を装うあたりにも狂気を感じる。この☆ひとつは加瀬亮の演技に。動物園のデートのほうが作品として出来がよい。
水野さんにジェラ
これを見てから、「ナイスの森」を見たら、「あ〜〜〜〜なるほど!!」って思うのね・・・と思いました。 ジンジャーエールとか、ほくろ兄弟のテンポとか・・・ 「目的!」とか^^ ツトムがあこがれる「水野さん」・・・あんまり何度も彼女の名前をつぶやくので、ちょっとジェラシーです・・・。番外編での「カオリちゃん」の行動が納得・・・(まあ全てツトムの妄想なので・・・意外と自意識過剰か?ツトム???って感じ) 決闘シーンはちょっと長く、多少だるくなりました。もう少し短くても良かったかな・・・? あと余談ですが、加瀬君のフルヌード!細いけど結構筋肉質でかっこいかった(ジュルッ;)
サイコーにシュールな150分!!
噂の「水野さんは?」「2万円」を聞きました。 でも特典映像の「あこがれの水野さんとデート」がかなりシュールすぎて笑いのツボをたくさん押されました(>ω<) さすが石井克人!!素敵過ぎる!! でも、石井作品は必ず女性が「カッッ!!」てするシーンがあるんだけどなぜ?! 「茶の味」でもやっているんだろうか?! 加瀬亮のヨワヨワキャラは本当にいい!! シビアな演技も天下一品だが、ダメキャラな役の方がすきですね。 絶対かわいいと思われる「水野さん」こと佐久間唯さんは最後まではっきり顔が見えないのがもったいない!! これこそ石井原案!!って思いました。 でも「シバ」はこわい・・・。 でも加瀬さんのDJが後々「ナイスの森」のNOTTI役で役に立っているとは・・・まだこのときの加瀬さんすらも知らないんだよね。 またみてしまいそう?! キムタクドラマの「HERO」で『あるよ』って言ってる人がおかま役だったり、「雄化間」でオカマさんだったり・・・ 本当に私の大好きな笑いのツボな作品です。 見てからようやくわかる作品ですので絶対みてください(❀ฺ'∀`❀ฺ)ノ
「水野さんは?」「二万円は?」 〜FROG RIVER〜
主演は最近、よくみかける加瀬 亮ですね。 しかし、髪が短いせいか無性に若くみえます。 石井克人テイストが如実にでていて、無駄に面白い作品になってます。 オチは、、、ですが。 つっこみ所満載で最後まで一応、みれるかなって思います。 例えば、登場人物の上半身の服には必ず、役ドコロの説明書きがしてます。 加瀬君演じるツトムはバイト先のレコード店では「パンク」、学校では「美大」みたいにです。 まぁ、上半身裸になるシーンがあるんですけど、その辺考えると裸になる意味はあったのかなぁって思います。 一番イイのは生活臭が出てる感じの学校でのシーンがあるんですが、そんな中ででてくる 「生活」Tシャツの意味深長さがすごいよいです。 あとは「ダビットソン」かな。兄弟コンビは最高に面白かったですね。 で、タイトルの【FROG RIVER】ですが、人としての器を考える上で越えなければならない、河があるそうです。 ツトムが飛び越えれるかどうかも必見ですね。 越えて、人として一皮向けれるかどうかそんな意味合いもこめてるようです。 シバって役の人がいるんだけど、「ああ、こういうウザくって、どうしようもない奴いるいる〜」ってかなり共感してしまったのはボクだけでしょうか??? あとは番外編の「あこがれの水野さんとの初デート」これだけ見てもいいかもって思うほど、 このエピソードの出来はいいです。 結構、面白かったです。 まぁ、、、、オチもいいんで必見です。 この加瀬君はよくみるもじゃもじゃ頭の加瀬君でした。以上でした。 本編番外編含め、なんか共感できる作品でした。 Chao!!
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【くちコミ情報】
わかりづらかった
勝手に話がどんどん進んでいくので見ていて良くわからなかった。 もう少し説明と時間が必要だったのでは? 時間が短いのは予算の関係かな?と思ってしまった。 景色がとても綺麗なのは良かった。 コウジの彼女が高校生だったのがびっくりした。 高校生という設定である必要があったのだろうか? 特典映像の伊勢谷君が素敵だった。
微妙かな
監督が写真家で確かに絵になる綺麗な映像です 話は割りとハードボイルド風なのですが とにかく解りにくい難解な映画です でも途中であれこれ混乱などせずただ黙って見れば また違った印象が出てくる映画だと思います 僕にはあんまり無いかなということで★3つ
暗くてキレイだった。
最初に、東京・パリ・モントリオールという3つの都市が舞台になっていることを把握しておかないと、たぶん混乱します。 内容は、孤独な殺し屋と恋人が中心で 暗い内容ですが、音楽も映像もキレイでした。 もう少し、わかりやすかったらいいと思うのですが。
暗いよ〜
映像は確かに美しく、俳優もかっこよいですが。。 主人公コウジ(伊勢谷友介)は恋人のためにある男を殺そうと、 いろんな所へ行って調べ物したり、住居不法侵入したり、 なんでもあり。"孤独な男の闘い"もいきすぎっていうか コウジとヒロコがそこまで深く愛し合ってるようにも思えなかったし、 つらそうな表情と、暗いシーンが続き、見ていて疲れました。 フランス映画って分かりづらい…それがいいのかもしれませんが。 人にお勧めはできないよ…
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カスタマーレビュー数:12
【くちコミ情報】
残念ながら・・・
「ニューシネマパラダイス」の日本版だという評判の映画でしたが、いくつかの疑問点を感じました。 まず、映画産業の盛衰とその流れに翻弄されていく場末の映画館の変遷という興味深いテーマを扱っていながら、「ニューシネマパラダイス」に比べてかなりリアリティが不足していたように思います。映画館を取り巻く人たちの思い入れが十分に伝わってこないのです。言い換えれば、魅力的なエピソードに乏しかったということです。「オリヲン座からの招待状」を受け取る人が5〜6人いてそれぞれの思いでオリヲン座を回顧するような話の展開を、見る前から勝手に期待していたからかもしれません。でも、そのほうが効果的だったのではないでしょうか。 また、二人の少年少女との絡みも何となく唐突で、テーマが散漫という印象もありました。後年、夫婦となった二人になぜ離婚話が起きているかという説明もなく、いらだたしさを感じてしまいます。映画館の話か二人の話か、どちらかに絞ったほうがよかったと思います。 さらに、後妻と徒弟人の関係をあげつらう口さがない周囲の陰口、といった使い古された話が物語を薄っぺらなものにしています。そういえば、あの陰口は映画の中では十分処理されないままいつのまにか消えていましたね。 出演者はいずれも好演で、宮沢りえの自転車のシーンなど印象的な場面もあって評価できる部分もありますが、物語の柱をもっと大切にして欲しかったと思います。
★3つ
確かに温かいお話ですが 退屈じゃなかったかと言われると退屈でした。 まずストーリーが割とありがちなんです 「ニューシネマパラダイス」を日本で撮ったみたい な感じです まぁ「ニューシネマパラダイス」に比べるとかなり落ちると思いますが・・ 見てて先がどんどん見えてきて 一時期見るのやめようかなとさえ思いました。 まぁでも日本にこういう映画はあまりないと思うし 悪い作品でもないと思うので★3つにしようと思います。
映画人が映画への愛をこめて作った映画なのだと思いました。
映画館が閉鎖されるときの切ない気持ちが漂ってきました。原田芳雄さんがラストシーンで観客に向かってこんなことを語ります。「オリヲン座を閉めることになって、映画人の端くれとしてすまない気持ちで一杯です」映画という文化は、単にフイルムに映像を写したものを観るというだけではなく、映画館という舞台装置を必要とするのかもしれません。映画館が閉鎖されてゆくことは、映画に携わる人にとっては何より辛いことなのかも知れません。日本映画への讃歌ともいえる物語に仕上がっていると思います。ニュー・シネマ・パラダイスというイタリア映画がありましたが、それを彷彿させてくれました。映画への感謝の気持ちをこめて見させていただきました。宇崎竜堂さん、宮沢りえさん、加瀬亮さん。樋口可南子さん、原田芳雄さん、全員の出演者の方々が本当に素晴らしいです。映画人が映画への愛をこめて作った映画なのだと思いました。浅田次郎さんも映画がとてもお好きだとか。原作のファンタジックな雰囲気を大事にして、映画らしい脚色が加えられています。
日本版「ニューシネマパラダイス」
映画がシャシンと呼ばれていた時代(今でも佐藤浩市とかはこのシャシンはね・・・という言い方をする)、戦後まもなくから現代までのオリオン座を描く本作は、日本版「ニューシネマパラダイス」といった趣である。京都の小屋が舞台だが、撮影は京都から東京日活スタジオ、横浜まで大移動で行われている。でも東映なのだから太秦にセットを建ててほしかったなあ。横浜・日ノ出町のかもめ座は確かに風情のある小屋だが(横浜日劇解体後、時代ものの小屋風景が撮れるのはここぐらい)、太秦にこのくらいの規模は作れるだろうに、もったいない。というのも、なぜか京都の匂いが薄いからだ。平成の世はともかく、当時は間違いなく京都が日本のハリウッドだった。その感じをもっと強くだして欲しかったかな。俳優陣は申し分なく、宮沢りえは艶っぽいし、原田芳雄はさすがの存在感で画面を締める。加瀬亮は硫黄島のあとで注目度がグンと上がった時期だったし、演技も安定していた。総合的にはちょっと映画的カタルシスが足りず、星3つ。
「映画館」と 宮沢リエ 大好きなぼくたちへの最高のプレゼント。
宮沢リエ 大好き。 映画館主の宇崎竜童 大好き。 映画大好きな17歳の少年 勿論 大好き。 映画大好きな少年は 行き場もなく金もなく『オリヲン座』という粋な名前の映画館にたどり着いた。 もう、夜だ。 上映していたのは 『24の瞳』と『君の名は』だ。 映画館で切符を売っていたのは宮沢リエ。 少年はタダで映画を観ることができた。 昭和35年。 館主に懇願、弟子入り。 館主が病死。 その後のオリヲン座はどう生きていくことができたのか。 終末を閉じるのか。 これは関心をもたないと 美しい清楚な作品 さあ、観よう。 さて、この小さなオリヲン座を生かせてきたのは、少年と館主の妻(宮沢リエ)であった。 しかしである。 オリヲン座が閉じる時がきた。 もと少年、その後館主を継いだ男は 丁寧きわまる きまじめなる招待状を送った。 最後の上映作は板東妻三郎の『無法松の一生』だ。 映画館が閉じられる時とは... 同時にそれは 館主の妻の最期でもあった。 館主の妻を演じるは なんと 中原ひとみ。 招待状をうけとった者たちは どう考え行動するのだろうか??? 必見
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カスタマーレビュー数:2
【くちコミ情報】
表情が良い。
掛け合い漫才のような雰囲気でストーリーが進んでいく中で,満ちるが自分の気持ちを吐露したあたりから,空気が一変していきます。 暗い夜道(?)をただ歩き続ける3人の表情が,息をのむほど素晴らしかった。 音楽も良いです。
うーん、びみょぉ
ライヴとかじゃないのに音声がリニア PCM で入ってる DVD。 ですが、小屋のシーンだとか、ヴォリューム大きくしても何言ってるか殆ど聞こえないぐらい音声レヴェルが小さい。 加瀬亮くんがショボショボ喋りで聞きづらいんで、この辺もうちょっと調整して欲しかった。 p DVD 特典で入ってる P ofile のところ、監督と主演の小山田 サユリちゃんだけでなく、他の 3人もちゃんと入れてヨー !! (と、とりあえずエリカちゃん目的で購入で購入したので大きく減点) p ロードムーヴィーって大体こんなものだけど、後半歩き出してから、延々と長くて正直飽きてしまった。(夜なので北海道の冬景色が見られるわけでもなく)
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カスタマーレビュー数:14
【くちコミ情報】
人の痛み
私は好きでした。現代の社会へのモヤモヤした感情とか、刺激を求めてしまうところとか…。 粕谷は私だなって見るたび思います テツみたいな人が来たらあたしもああなっちゃうかも… まああんな人なかなかいないよね
オダギリジョーがいいだけで・・・
オダギリジョーが出演している映画なんだけど、 彼が出ているだけで話がたいしておもしろくなくても、 彼の演技が素晴らしくキャラクターも魅力があるので、 おもしろい映画と錯覚してしまうが、 この映画そのものはちょっと微妙。 うけるところもあるし、テーマもわかるし、 映像も凝っているし、おもしろい部分もあるんだけど、 ぐさっとくるような感動とか、考えさせることとかがなくって、 だからどうしたの?といってしまえば、それまでとはいえなくもない。 もうちょっとストーリーなのか展開を工夫すれば、 見違えるような作品になるような気もするけど。
個性的な役者さん
主演のお二人はすごく綺麗でした。 東京タワーで好演したオダギリジョーさん、それでもボクはやってないで独特の存在感を見せつけた加瀬亮さん。どちらも素晴らしかったと思います。 前半は、スラッと背の高い男前二人がテンポよく繰り広げる復讐劇…何も考えずに楽しめます。が、物語の後半はやや失速し、そのままの調子で終わりを迎えてしまいます。 それが少し残念でした。 しかし、ラストシーンとその少し前のシンゴとテツのシーンは素晴らしい表現方法です。 見て損は無い、むしろ現代人の風潮や習慣、想像力とは何なのか、想像力の必要性とは…今まで見向きもしなかったことが一気に見えてくる。 そんな作品だと思います。
かなり好き
"世の中もっと想像力がありゃおもしろくなる"に始まって、"世の中人の痛みを想像できない奴が多過ぎる"にテーマが変化する。構図がファイトクラブっぽいけどテーマは独立してるから面白い。そして音楽最高、フジファブリックの曲がめちゃいいっス!
やはり、李相日監督の作品はメリハリがいい
李相日監督の「フラガール」は大ヒットした、この監督作品をもっと 観たくなった。 加瀬亮は、周防監督の「それでも僕はやっていない」の主役で容疑者 であったが、この映画では気の弱い刑事役で、設定がまったく逆だっ たが、演技は同じ、これからに期待したいが。オダギリジョーは、上 手だ。こいつはやはりただものではない、もっといろいろ活躍を期待 する。栗山千明は、むしろ脇役で必要なかったのでは、ムリにバスの 乗客で登場させただけで、爆弾づくりと薬剤師の設定も安易だし。 でも、加瀬オダギリの復讐物語は結構深い。医療ミスや児童虐待な ど現代社会への皮肉がたっぷりである。精神病棟の自殺や自爆や交番 襲撃など、全て現代社会への警鐘である。栗山千明の役に疑問、どう せなら、栗山に復讐に加わってほしかった、星2つ落とす。
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『GO』で2001年度の日本映画各賞を総なめした行定勲監督が、鈴木清剛の三島由紀夫賞受賞同名小説を原作に、まるで自分のホームグラウンドに戻ったかのようなインディペンデンス・センスで撮り上げた青春映画。人生に行き詰まりがちなサラリーマンの賢司(加瀬亮)は、高校時代の同級生・凌一(池内博之)ら3人の若者に感化され、デザイナーズ・ブランドを立ち上げようという彼らの夢に加わるが…。 主人公は自由な生き方をうらやみ、その中に飛び込んでいくが、そこにはそれなりの不安や苦悩、絶望感も渦巻いていることに気づいていくさまが、繊細な映像センスで巧みに捉えられている。まるでロックンロールのように音を刻むミシン。『GO』に続いて行定作品を担当した、めいなCo.の鮮やかな音楽も効果を上げている。(的田也寸志)
【くちコミ情報】
エアポケットのようなひと夏
加瀬亮扮するサラリーマンが、インディーズ・ブランドをやっている同級生に再会したことで、退屈な日常を捨てて行動を共にしたエアポケットのようなひと夏を描いたお話。 つまり、自分はこのままじゃいけないと思いつつも何か他にやりたいことがあるわけでもなく、とりあえずあっちの水はうまそうだと当てのないまま飛び出しては来たものの、結局「うまそう」だっただけっていう現実を見る、という、まあシビアでビターな青春映画。 最初、主人公から見る同級生たちはとにかく魅力的に映る。柔らかな光の挿し込むビルに小さな事務所を構え、自由な時間に好きなことやって生計を立て、夜はクラブに行って弾けて、まだ薄暗い朝に夢とか理想を語ってみせる。サークルの延長線上みたいな生活。りょうや池内博之の演技も自然体で感じがいい。 そこまではよく描けているなあと思うんだけど、行定作品にいつも感じる終盤のやっつけぶん投げ感が今作でも遺憾なく発揮されているのが残念。ブランドのリーダーである池内の行動が、SUGIZO(笑)の登場といったギミックで惑わせているだけで、極端に映る。彼の「大人らしい」葛藤や挫折を、服という分かりづらいネタなだけにもうちょっと分かりやすく描いて欲しかった。 ただ興味深かったのは、普通青春映画だと、主人公は色々体験して成長しましたよ、っていうところを強調して物語を終わらせるんだけど、この映画の主人公は結局何も変わっちゃいないこと。だって、ほとんど何もしてないし、ただの傍観者に過ぎなかったから。
タイトルにひかれて見ました
夢と不安と日常の生活。それぞれの生活。 おとなになったってなんでもうまくいくわけでもない そんな葛藤みたいなものに包まれて毎日はすぎていくんだなあと さわやかで切ないおとなの夏休み記録。そんな感想です。 p こんな日々もあっても悪くないと思う、人生の中に。 p 出演者の個性も光っていてすてきな作品だと思います。
等身大の若者を自然に描いた秀作
思わず部長を殴る賢治など共感できるところも多くあり、いい感じの作品でした。 これといった盛り上がりがないがさわやかな青春を感じいい脚本です。
カジュアルな映画。
何度か見ましたが、たぶん世の中こんなに甘くないと思うw。 p こんな淡い思い出は多くの人が持っているもので、何も特別ではない。 日本人ってこういう映画好きなんだろうなぁと思ったなぁ。 p アメリカ映画なら大成功を収めるし、フランス映画ならもっと退廃的な結末だし、イタリア映画なら快楽的な映画になったろうし。 p なんか少し変わったかも?って感じじゃね、日常の方がもっとエキサイティングだよ。ケンジの彼女のカジュアル感が現代をよく表しているような気がする。 p 若者よ、もっと悩もう。
題名にとらわれないで。青春群像ですから。
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東京、台北、上海の3都市で描く、3つの物語。3編とも「ラブストーリー」というより「恋物語」と呼ぶのがふさわしい、切なくもピュアな味わいだ。東京編は、台湾からアニメを学ぶために来た留学生と、恋人を失ったばかりのアーティストの「出会い」。台北編では、別れた恋人に本心を伝えたいヒロインが、日本人留学生の友人に相談を持ちかけ、ふたりの間に「絆」が育まれる。そして上海編では、家の2階に居候する日本人留学生に、淡い恋心を抱く少女が、彼との「別れ」を経験する。 3作とも、言葉がうまく通じないために、より相手の心を理解しようとするテーマが共通。渋谷のスクランブル交差点、台湾の静かな海岸など、主人公たちを彩る背景も印象的で、なかでも上海の下町がノスタルジーを掻き立てる。キャストのなかでは、一途な想いを絵に託す役で、チェン・ボーリンのまっすぐな表情が心に残る。ドラマとしては、友人同士の自然な会話に引き込まれる台北編が秀逸…と、3作それぞれ見どころが違うのが特徴。3つの物語がわずかにシンクロするシーンもある。青春の、甘酸っぱい味が凝縮されたような3部作だ。(斉藤博昭)
【くちコミ情報】
日本と中国の若い男女の出会いを美しく切なく描く良作
伊東美咲のファンなので、美咲ちゃん見たさで、作品そのものにはあまり期待していなかったが、なかなかの良作です。前回見たのが、田村正和との共演の「ラスト・ラブ」だったが、この作品は「ラスト・ラブ」よりもはるかにいい。この作品は別に伊東美咲が出てなくとも純粋に見て良かったと思う。 3本のミニストーリーが入った映画で、それぞれテーマは中国と日本の若い男女の出会いをほろ苦く描いたものだが、とても見ていて気持ちがいい。アートなシネマな雰囲気たっぷりでちょっとおしゃれで、かつ切ない気持ちにさせてくれる。 伊東美咲はそのうちの一本、台湾からきた漫画家志望の男の子があこがれる女性画家の役で出ている。なぜか、「ラスト・ラブ」同様、一瞬にして昔の恋人に振られるという設定だ。そういう役回りなのだろうか。 どれもとても良い作品に仕上がっているけど、一番よかったのが最後の作品。日本からの留学生と、その下宿先の家の少女の話。上海の少女のピュアな存在が、美しくもありまた大胆でもある。実際上海では古い町並みがどんどん取り壊されていて、どこへ行ってもラストシーンのような古い町の残骸であふれかえっている。ほんの一年前なのに勘違いして理解できなかった想いに応えられない歯がゆさが、残骸とともに埋もれてしまった思い出とともに心に残るとても美しいシーンだと思う。
感動と素晴らしさを、重苦しくなく、日常の現実のなかでポップに描いた傑作
いつの時代も変わらない恋愛の形を、純粋に、美しく描いています。 伊藤美咲が出演する、第一話の東京編ではさわやかでポップに☆ また第一話には、第二話・第三話へのちょっとした複線も織り込まれていて、単純な短編の寄せ集めにならないような、面白い工夫が凝らされています。 全体的に、アジアを舞台にすることでかもし出される情感がとても郷愁を誘います。 切ないラストシーンからスタッフロールのエンディング・BGMへの流れもとても美しく感動してしまいます。 この映画を締めくくる第三話のラストシーンは、本当に切ないです。 ぐっと涙をこらえずにはいれらません。 悲しい切なさではなく、物語のラストにふさわしく、出会い・人間、そして生きていくことの素晴らしさ、恋することの美しさを本当に感じさせてくれます。 感動と素晴らしさを、重苦しくなく、日常の現実のなかでポップに描いた傑作です。
違うの文化、違うの愛
東京の物語、運命の出会いで、二人の愛は展開。日本流のラブストーリはステキだった。 台湾の物語、前に進んだら、愛になる。しかし、ありがとうだけで、二人の友情を固まった。 上海の物語、中国17歳の少女の心を描いた。ひっそりで始め、ひっそりで終わり。ただ、17歳少女の傾慕の心だった。それは中国の普通生活の元だった。映画は生活から抽出したもので、必ず生活に戻るの原点だった。
オムニバスならではの面白さが生きている
東京・台北・上海という、アジアを代表する3つの都市を舞台に描かれる3話オムニバスのラブ・ストーリーです。留学生と現地に暮らす異性との言葉と文化を越えた愛を描く。3つの物語はそれぞれ小さなエピソードで互いにつながり合う。東京編に登場する日本語学校の教師が上海編の日本人留学生になったり、東京編の冒頭で電話に出てきた青年が台北編の主人公になったりという具合。3編を通じて、言葉が通じないって、すごくもどかしいけれど、なんとかコミュニケーションする面白さがありました。(笑) 「東京編/ニイハオ」――オーソドックスなラブストーリー。渋谷・スクランブル交差点でのシーンはよかったし、渋谷の街がしっかり描かれていた。全編を通して爽やかさのある映像で、最後のシーンはなかなか素敵でした。伊東美咲は、キリッとした表情と、哀しげな表情から笑った顔に変化してゆくあたりと、セリフ回しもこの映画では案外よかった。チェン・ボーリンは、「藍色夏恋」からは随分大人びたけど、少年のようなあどけなさは健在。 「台北編/シェイシェイ」――さすが「藍色夏恋」のイー・ツーイェン監督。映画的と言えば、3本の中で最も映画的な作品でした。海岸でふたりが、かみ合わない会話をするシーンなんか最高。切なくて、色っぽくて、そして笑える1本。 「上海編/ツァイツェン」――ユンがなぜ日本人の青年に恋心を抱くに至ったのか、というきっかけが弱い。劇的なことじゃなくても、何でもいいから観客にもそれとわかる取っかかりを作って欲しかった。主演の2人がいいだけにもったいない気がする。
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美大の建築科に通う竹本は、花本先生の親戚のはぐみに一目惚れをする。かわいい顔に似合わないダイナミックな絵を描くはぐみの天才ぶりは、竹本の先輩の森田の心も突き動かす。一方、陶芸科の山田は、建築科の真山に片思い。そして真山は、山田の気持ちに気づきつつも、バイト先のデザイン事務所の理花を一途に思っていた。 羽海野チカのベストセラー漫画の映画化。漫画ファンは登場人物のキャスティングにこだわりあるだろうが、櫻井翔演じる竹本の純朴さ、伊勢谷友介演じる森田の破天荒さ、加瀬亮演じる真山の知性など、男性キャラはそれぞれにファンがつきそうなほど、しっかりキャラクターが立っていて魅力的だ。はぐみ演じる蒼井優、山田演じる関めぐみも気負いのない芝居で、『ハチクロ』ワールドの中に自然に存在している。いまどき大学生で、こんな純粋な片思いとはあるだろうかと思うものの、この物語で大切なのは相手を思う気持ち。相手を思わずにいられない、片思いだからこそ感じられるモヤモヤした恋心を作品の中にしっかり封じ込めたのは、CMなどで数々のヒットを飛ばしてきた高田雅博監督。美大生たちの報われない片思いの連鎖を、まぶしいほどキラキラした青春映画に仕上げた。(斎藤 香)
【くちコミ情報】
つまらない
恋愛ものが嫌いでも原作の漫画はおもしろく読めたが、この映画版はまったくつまらない。 原作と話が違う云々は別に構わない、ただ淡々と感慨もなく進むこの作品はセカチューなどの凡百の安っぽい恋愛映画と何ら変わらなくなっている。
ただ眠いだけ
原作も読みましたが、そもそも10冊(だったと思う)の単行本を二時間程度の時間でまとめてしまおうということ自体に無理がある。原作が淡い印象を持って心地よく進行していき、最後には程よい充実感が生まれる種の作風であるだけに、映画化は難しかったのか? この作品は、はっきり言って失敗作。ただ単調に進んでいくだけのストーリーのうえ、原作を読んでいなければカケラも楽しめない。原作を読んでいても、目新しい展開が少ない。ただ眠くなるだけの方もいたのでは? 観ていてつまらないものはつまらない。私は自分に嘘はつかない。 視聴途中で二度のインターバルを置いて、コンビニで買ったビールを飲みながらやっとのことで観終えることが出来た。
まっすぐな気持ち
登場人物が多いので、中心人物だけが描かれるのかと思いきや、 主要キャラクター同士の関係も恋愛もしっかりと描かれているところにとても好感が持てました。 ひとりひとりの悩みや葛藤を描きながら、 一緒の時を過ごす仲間との関係が鮮やかに描き出されていて、 青春の時間というかけがえなさを思い出させてくれました。
実際の美大に相当忠実に作った青春映画の佳作
原作のコミックも好きですが、それとは別の作品として大変良く仕上がっていると思います。評価が辛い人は、はぐの背が原作より高いとか、コミックとは違って内容が重いとか、蒼井優が活きていない、とか、文句をつけますが、客観的にフラットに単体の映画作品として評価してみると、最近話題となったどの作品とも遜色ない仕上がりと思います。若干デフォルメはしていますが、芸大、多摩美、ムサ美、女子美、筑波芸学、MAYA MAXまで投入して、本物の質が高い作品をふんだんに使ってリアルなつくりにこだわった見識は評価して良いでしょう。ただし、藤原兄弟のような人は実際にはいません(世界的にみればゲイだらけではありますが)。どの俳優も彼らの最高の演技を出しているし、高田監督はよく頑張ったと思う。青春映画の佳作です。
蒼井優がまったくイキてない!
蒼井優目当てでみたのに、まったく彼女がイキイキしていない!がっかり!(怒) 不自然な笑顔、ファッション、言葉、どれも庶民派アイドル蒼井優には似合わない。 アート系の学生のような雰囲気は健康的な蒼井優の魅力をむしろ減殺してしまっている。 これはいかん! それからこの手の映画に多い死んだようなセリフや、パフォーマンスにうんざり。 伊勢屋はブツを取り出してキャンバスにショ◎ベンぶちまけるようなパーフォーマスをしたほうが良い。そうすれば観客はもっと悦ぶに決まってる。 ところで桜井しょう君ですが、素朴というか田舎ぽい。この映画には不釣合い。明らかにミスキャスト。いきてる、死んでいる以前に、演技が過剰に下手。滑舌が悪くセリフが聞きづらい。
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おすすめ度
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周防正行監督が10年のブランクを経て完成させ、これまでの作風を一変させた社会派の1作。電車内で痴漢の容疑をかけられた青年が、無実を訴え続けるも、証拠不十分のために起訴されて裁判で闘い続けることになる。監督が痴漢冤罪事件を取材して練り上げた物語だけあって、細部まで綿密にリアルな展開。これまでの裁判映画では描ききれなかったシーンがいくつも登場し、最後まで観る者を惹きつけて離さない作りになっている。 留置場での日常は、経験していない人には驚きの連続だが、最もショックなのは「疑わしき者は有罪」という警察や裁判所側の姿勢。取り調べでの自白強要はともかく、冷静に判断しそうになった裁判官が急に左遷されてしまうエピソードが強烈だ。被告人の青年役を演じる加瀬亮を中心に、キャスト陣もそれぞれの役を好演。電車内での痴漢に関わらず、ちょっとした運命によって、その後の人生が一変してしまう怖さは、本作を観た人すべてが感じるはずだ。(斉藤博昭)
【くちコミ情報】
偏ってる映画
冤罪から主人公を救うために奮闘する弁護士。 冤罪だということを全く理解しようとしない検事。 主人公達の主張をほとんど聞かない裁判官。 この構造はステレオタイプすぎるし、何より問題なのは映画で描かれているようなことが無いとは言わないが全ての刑事裁判がこの映画のようにおかしいものであると印象付ける映画の作りは考えが偏ってる気がする。
特典ディスクはお勧めです。
私達一般人が裁判に参加するいわゆる「裁判員裁判」開始を来年5月に控えて「痴漢冤罪事件」というメッセージ性の強い題材を今、映像化したことはとても意義のあることだと思います。 余計なものは一切拝して脚本と役者、リアルなセットだけで勝負!という感じも伝わってきます。 映画といえば音楽と言えるほど背景に流れる音楽は映画にとって重要ですが、本作ではほとんどそれがなく、徹底してストーリーを追っていきます。 音楽の重要性を否定はしませんが、本作においては物語に引き込まれる一因になっているのではないでしょうか。 また演出やカメラワークも凝ったところがなく、それが「これを伝えたいんだ!」という明確な監督の意思表示にも感じられました。 なんの変哲もないただの日常を過ごしていただけなのに裁判沙汰に巻き込まれてしまう、特に男性には起こりうることです。 その「身近な恐怖」を感じました。 この「スペシャル・エディション」では特典ディスクと「刑法・刑事訴訟法ハンドブック」が付いています。 特典ディスクではアメリカ人レポーターが痴漢の実態を探るべく東京を歩きますが、それによると痴漢は日本特有の犯罪で痴漢を表す英語は存在しないようです。 メイキング「周防正行、裁判を撮る」では周防監督の本作への意気込みが感じられて興味深い内容になっています。 また「周防正行日本あっちこっち」では160分にもわたる周防監督の密着ドキュメンタリーが観られるのでファンの方には「スペシャル・エディション」をお勧めします。
こんなに恐い映画だったなんて。
裁判は真相を明らかにするところだと思ってました。てっきり無罪を勝ち取ってハッピーエンドになるかと思いながら見ていた。しかしラストは…。無罪を言い渡す事が検察に楯突く事で決して裁判官には有益にならないのだと。観終わった後、恐くなりました。裁判官とは被告人を有罪にすることが仕事なのだと知ってとても恐ろしく思いました。あの留置場でも人間として最低の扱いでしかない。あんなとこに入れられたら例え無罪でもここから早く出れるなら、と考えてしまう。 瀬戸朝香の弁護士も最初はいやいや引き受けたが、ある時は女性の視点としてある時は司法を見る視点として新米弁護士役を好演してる。 鹿児島でも富山でも実際に冤罪事件は報じられている。現実に痴漢をデッチ上げ和解金を騙し取ろうとした事件も起きてしまった。もし共犯の女が自首しなければ…。一方で「体臭」で有罪判決の決め手となったり真実は闇の中です。現実には冤罪事件で戦っている人達はもっとたくさんいるのでしょう。日本の現在の司法制度と警察の調べ方に疑問と恐怖を感じました。「疑わしきは罰せず」と教えられたのに。
痴漢冤罪事件を通じて、日本の刑事裁判の実態を映像化している作品だ
いろいろと評価の高い作品であるが、それに見合う作品であったと思う。役者陣も地味ではあるが、しっかりとした演技が出来る人が選ばれているように思えるし、その役割を果たしているように思う。 フリーターの金子徹平は、面接試験に向かうため、朝の通勤ラッシュで大混雑する通勤電車に乗った。徹平が目的の駅で降りると、女子中学生から身に覚えのない痴漢容疑を掛けられ、駅の事務室へ連れて行かれる。示談をすれば楽ではあろうが、一貫してやっていないものはやっていないということで、否認し続けることになる。警察の調書作成から、有罪になるようにストーリーを組み立てているように思う。それは違うといっても認められない。裁判所は与えられた証拠から有罪か無罪かを決める場所であるけれども、無実の人を有罪にしてはいけないように思う。 痴漢冤罪事件を通じて、日本の刑事裁判の実態を映像化している作品だ。警察が初動捜査できちんと調べればわかるのだろうが、警察は被害者の意見だけを聞き入れて、痴漢をやっていないという人の意見は聞かない姿勢はよくないように思う。
あまりにやりきれなくて、、、
周防監督というのは、名前を聴いたことがあるだけで、実際の映画は一つも見たことありません。会ったかもしれないけど、監督が誰かなんて意識していなかったかもしれない、、、。 テーマに惹かれ、映画館で見ました。法学部で多少法律をかじった者としては、弁護士・役所広司の「疑わしき派罰せず」という言葉を頼もしく感じ、そしてそれは裁判官・検察官・警察官には通用しないという現実(取材の結果だと思いますが)を腹立たしく、憤りさえ感じました。 司法研修生たちへの問いかけで「裁判官に最も大切なことは」に対し、研修生達はもっともらしい答えを必死にひねり出します。 裁判官の答えは「無実の人を罰してはならない」 胸がすっとしました。 でも、このような裁判官は冷遇されてしまう。これが本当に日本の現実なのか。どの程度まで現実にあることなのかは分からないけど、切なくなりました。 途中で交代した裁判官役の小日向さん。大好きな俳優だったのですが、この裁判官で、実はこういう人間なのかと大嫌いになりました。と錯覚してしまうほどの迫真の演技。 現実に、こういうとぼけた(としか言いようのない判決を出す)裁判官もいるようです。 (「山形の中学生いじめ殺人事件の犯人の少年達に無罪判決を出した」など。そういう事例を集めた書物もありました) そんな話しを耳にするたびに、「これはどこまでフィクションなのだろう、、、」と感じてしまいます。
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