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パトリシア・コーンウェル
相原 真理子
(翻訳)
¥ 750(税込)
在庫あり。
ジャンル内ランキング:94161位
カスタマーレビュー数:7
【くちコミ情報】
もう限界では?
上巻を読み始めてすぐに犯人の察しはつくし、全編を通して意味の無い突然の場面展開が起こったり、正直嫌気がさしつつ読んでました。 案の定尻切れトンボのような終わり方で、読後に不満が残りました。 彼女の初期の作品には切れもあり、引き込まれつつ読んでいましたが、もう色褪せたって感じです。
コーンウェルじゃなかったら、絶対読まない
遺体の残留物から謎を解こうとする検死官らしさや、政治的な話しの嫌らしさが復活してはいますが、以前のキレは残念ながらない。 自分が苦労して築き上げた筈の古巣が、無残な様相を呈している、その描写はセツナイくらいだけれど、本書の煽りにあるように「人の心の闇」を掘り下げているようには見えない。著者が結局は理性的と論理の人なのだろう。 確かに虚言癖や被害者妄想といわれても仕方なさそうな御仁が本作品には沢山でてくる。被害者の母親であるミセス・ポールソン、スカーペッタの後任のジョエル・マーカス、ルーシーの同居人ヘンリ・ウォルデン。 ただ、 日常生活の中で彼等のような人間は珍しくないのでは? ありきたりの普通の人のゆらぎ範囲では? と思っている私には、どこらへんが闇なのかわからなかった。 主要登場人物である、ルーシーの感性を細かく書いた方が、よっほど闇が深くなるんじゃないだろうか?
がっかり。
まあ一応ファンという事もあり新しいのが出るたびに買い続けているのですが、これを期に最後にしようと思いました。 p ハイテク医療関係用語を羅列しているにもかかわらず、それらはストーリーとは基本的に絡み合っておらず、主に登場人物一人一人の心理描写や生活風景で文字が埋まりながらページが進んでいきます。殺された少女の両親は変体セックスが好きだったとか、ルーシーの車の話だとか p 残りページも少なくなった所でついにマリーノと犯人がご対面!! おッー!!ところが、次のページをめくると何故か次の章になっており、ケイとベントンが久々の再開を喜びつつ、マリーノ今回大活躍だったわね、なーんて話をしているではないか!。えーーーもう事件おしまい? と驚く私をよそに、二人はチューーなんてしている。で、これから久しぶりにエッチな事をたっぷりするわ!みたいな気配で終わるのである。 p 上・下に分けておきながらこの終わり方。 脱力。
がっかり
いちおうファンなので今までこのシリーズは新しく出るたびに買い続けていましたが、これを期に最後にしたい、と思ってしまったほどお粗末でした。この人(パトリシア)疲れてるんでしょうか?? p 相変わらず医療関係用語は出てくるのですが、そういう言葉を羅列しておきながら肝心のストーリには最後まで特別絡み合わないまま、ずーっと、比較的だらだらと登場人物の心理描写なのが各章ごとに続いていきます。 p 残りページも少なくなった所でついにマリーノと犯人がご対面!!!おーー!ところが、次のページをめくると章が変わっており、ケイとベントンの再会シーンになっているでわないか!?で、今回はマリーノ大活躍だったわね、なーんて二人で話している! おいおい。で、二人はこんなにも求め合ってるとは知らなかった、チュッチュッ。 で、おしまいである。 p はっきりいってだまされた気分。 上、下に分けておきながら、このちゃちい終わり方。 あーがっくり。
ケイが帰ってきた・・久しぶり。
やはり、パトリシア・コーンウェルはこのケイ・スカーペッタ物がしっくり来ますね。最近の作品では変なもの(私にとって)が多かったので、ちょっと心配していた所です。 確かにこの作品は、初期の物に比べるとサスペンス感は減っているのは否めませんが、1作目からの熱心な読者としては、ケイの復帰は嬉しいものです。 でも・・彼女の作品を読む度に、「アメリカって、こういったサイコパスというのか変な人が多いのかな~」って思いますね。 否定的な意見にも一理ある事はわかっていますが、私としては待ちこがれたケイの復帰が嬉しかったので、星4つとしました。
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パトリシア・コーンウェル
相原 真理子
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カスタマーレビュー数:3
【Amazon.co.jp】
検屍官ケイ・スカーペッタシリーズ第4弾。10年前に女性テレビキャスターを惨殺したロニー・ジョー・ワデルの死刑執行を巡る騒動で幕をあける。罪への罰という正義と、死刑反対運動とが争うなかで、クリスマス近い冬の日についに刑が執行された。ちょうどその晩、10年前のワデルの犯罪とそっくりの殺人事件が起きる。 ワデルが残した言葉が不気味に響く。「私を殺してもけだものは死なない。そいつは暗闇を好み、血と肉をむさぼる。兄弟たち、もう大丈夫と思ったその時から、注意し始めないといけないぞ。1つの罪がまた別の罪を生む」 ワデルの死後、彼がよみがえったかのように連続殺人が起きる。数日後ワデルと最後までコンタクトを取っていた占い師が殺され、現場からワデルの指紋が検出された。10年も刑務所にいたワデルの指紋がなぜ現場に残されていたのか。処刑されたのはワデルではなかったのか? ワデルのすり替えがあったなら、当局が絡んでいるはずだ。連続殺人はケイの周囲をも巻き込み、ついにはケイ自身が容疑者としてマスコミにたたかれるはめになる。 容疑者と刑事というぎこちない関係がケイをイライラさせながらも、嫌疑を晴らすために奔走する殺人課刑事のピート・マリーノ。そしてFBIのベントン・ウェズリーが脇を固める。いまや17歳に成長したケイの姪ルーシーが、頭脳明晰ぶりを発揮するのも今後の展開を期待させる。4作目にしてなお衰えを知らず評判の高い本書は、1993年CWAゴールド・ダガー賞(英国推理作家協会最優秀長編小説賞)を受賞している。(木村朗子)
【くちコミ情報】
「シリーズ」の醍醐味
現在、続けてコーンウェルの作品を読み直しているので、 前作がどのような状態で終わったのか、はっきり記憶している。 シリーズを最初から読まないと分からない人物がいたり、 また、「続き」の部分もある。 「サザ○さん」のように、時間が止まるわけでなく、 前作との間に流れた「時間」が存在し、 まるでケイやマリーノをはじめとする登場人物が、 どこかで本当に存在しているのではないかと錯覚すら感じる。 もちろん、前作での出来事は、随所にかいつまんで挿入されているので、 一気読みには邪魔臭いが、「年末の恒例行事」の方には、 願ってもない、親切だと感じる。 結局、真犯人は逮捕されなかった。 その犯人はシリーズ・続編に記されることになる。 このシリーズをリアルタイムに年1回だけ読み進めている方もいらっしゃると思うが、 それだけでも、かなりのストレスになるのではないかと考えてしまう。 ケイは、真実追求のため、仕事に責任を持ち、全うしていこうとする。 そして、必ず登場するのが足を引っ張ろうとする上司や部下。 現実の世界でそれほどいるのか? そして、後半部。 このシリーズに欠かせない人物が登場。 アナ・ゼナー。 Dr.ゼナーも登場早々、かなりの高齢のような気がする。 ケイのように、地位も知識も経験もある女性を主役とするときには、 やはり、「検死官」での40歳の必要があったのだろうか? では、その当時、ルーシーが子供でなかってもよかったのではないか? なんて、勝手な想像をしてしまう。
ケイの人間的魅力で読ませる、CWAゴールド・ダガー受賞作
ケイ・スカーペッタを主人公とする、日本でも大人気のパトリシア・コーンウェルの<検屍官>シリーズの4作目。 英国におけるミステリーの頂点、「CWA(英国推理作家協会)賞」の’93年度ゴールド・ダガー賞(最優秀長編賞)受賞作である。 アメリカの作家がゴールド・ダガー賞を受けるのは極めてまれなことで、これは快挙らしい。 10年前、人気女性ニュースキャスターを惨殺した死刑囚ワデルが処刑され、検屍のため遺体がモルグに搬入される。その夜、グロテスクな傷を負った少年が瀕死の状態で発見されたのを皮切りに、一連の不可解な殺人事件が起こる。そして現場から、死んだはずのワデルの指紋が検出される。これらの殺人を犯したのはワデルなのか。では、処刑されたのはいったい誰なのか。読者は冒頭から圧倒的な迫力でストーリーの中に引きずりこまれてしまう。 また、検屍局の女性スタッフが殺害されるに及んでケイ自身に殺人の嫌疑がかかる。自らの身の潔白を証明するためにも、ケイは、姪のルーシー、FBI心理分析官ウェズリーや指紋の専門家バンダー、弁護士で学生時代の恩師グルーマンたちの助けを借りながら、10年前の事件からさかのぼって検証を始める。 終局の解決段階で、ある重要人物たちに容疑をかけるくだりは、やや強引な印象を受ける。また、ストーリー展開が、少々通俗スリラーっぽい感じは否めない。 しかし、それらを補って余りあるほど、本書は、緻密なIT技術・科学捜査の先進性・合理性とケイ自身の人間的魅力、そして不可解な謎と論理的な推理で読ませる、シリーズ屈指の傑作であった。
コーンウェル・スタイルの完成度の高い作品
ケイ・スカルペッタ検死官シリーズはミステリーにしては珍しく何度も読み返したくなる作品だ。その中でも、この本は、これまでの中でコーンウェル・スタイルが一番確立して、花開いたものだと思う。 p 速い話の展開のために盛り込まれた溢れるばかりの問題の数々。死刑の倫理感に触れるかと思えば、ケイの姪ルーシーはUNIXをやさしく手ほどきしてくれ、10年前の事件と類似した事件が起きて、怪しげな知事や弁護士が乗り出してきたり、刑務所のモラルの問題が扱われながら、ケイの部下が殺害されケイの立場が危うくなったりと、とてもゆっくりなど読んでなどいられない。 p こんな中にも絶えずケイの生活、人間関係、心の動きなどが描写されていて、ケイの息づきが聞こえてくるようだ。ケイの寸暇を惜し!んで働く仕事に対する姿勢は、読者のやる気をも呼び起こしてくれる。 p そして一番驚くことは、これら盛りだくさんの内容が最後には一つの結末にすっきりと収まってしまうところだ。この作品は次への布石の意味もあり、楽しみはまだまだ続く。
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パトリシア・コーンウェル
相原 真理子
(翻訳)
¥ 860(税込)
在庫あり。
ジャンル内ランキング:167834位
カスタマーレビュー数:5
【Amazon.co.jp】
検屍官ケイ・スカーペッタシリーズ、第3弾。事件は、仲睦まじいティーンエイジャーのカップルばかりが狙われる連続殺人。森奥深くで殺され、遺体発見が遅れる。白骨化した状態から死因をつきとめるのは不可能に近い。これまで2年半の間に4組ものカップルが被害に遭っているというのに、捜査は手詰まりのまま。ケイのいらだちは募っていた。そこへまたも若いカップルの失踪事件が起きる。失踪した女の子の母親はドラッグ・ツァーの異名を持ち、全米麻薬対策委員長として政界にもつながりの深い大物パット・ハービー。FBIが介入して、何やらものものしい雰囲気の中、わが娘の事件に狂乱するパットはFBIの隠蔽(いんぺい)工作を主張して全面対決の構えだ。事件はマスコミを巻き込んでの大騒動と化し、ケイは渦中の人となって巻き込まれていく。 FBIの旧友ベントン・ウェズリーからも情報をもらえず孤立したケイは、わずかな遺留品と骨に残ったかすかな傷を頼りに独自捜査に乗り出す。今回のパートナーはおなじみ、殺人課刑事ピート・マリーノだ。裏切りの疑惑に揺れるケイを静かに支えるマリーノ。しかしマリーノも私生活の乱れをケイに支えてもらっているという持ちつ持たれつの良好な関係が頼もしい。 ケイの最愛の恋人マーク・ジェームズも登場してオールキャストといった豪華さ。ますます人情味を増したケイの魅力が満載の作品。(木村朗子)
【くちコミ情報】
スピード感
前2作に比べ、いきなり「うまくなった!?」と感じれる作品。 コーンウェル節が始まった!!という感じ。 犯人のめぼしがつき、そのバック・グラウンドがはっきりすると、 とてもドキドキする。 相変わらず、ストレスや睡眠不足でイライラしているケイだが、 マリーノとのコンビとしての息も合いはじめる。 この作品を通して、不思議と、すごく力強く感じることは、 やはりタバコは悪なのか!?ということ。 それにしても、そこまで悪なのか!?と。 ラスト近くのアビー、 彼女には幸せになって欲しかったのに、本当に残念だ。
俄か作家よりは錬れた文章だが
医学ミステリーでも、医学知識を縦横に駆使して筋を展開させ、それ自体が面白さとなっているロビンクックやマイケルパーマーと異なり、何か借り物のぎこちない医学を背景に、寧ろ人間関係を浮き彫りにしながら老練に筋をすすめるコーンウェルの特徴がでています。あえてタバコを吸い死体を扱う美女医と、些か現実とは正反対の設定をしながらも、実は現実に対するアンチテーゼ、現実に対する強烈な皮肉ともとれます。どんでん返しも、些か大芝居ぽい気がしますが、それでも頭を使わず楽しめる、寧ろ古典的ともいえる医学サスペンスです。英語は平易だが、前述の二人よりはこみいっているかな?
シャーロック・ホームズ以来ハマッタぞ!!
パトリシア・コーンウェルの女性検死官ケイ・スカーペッター全11巻は、電子辞書片手に洋書で読みました。 死体農場は和訳でも読んでみましたが、どうしても翻訳者と私の持つケイのイメージが微妙に違うのが気になってしまって。 p このシリーズはそれぞれの猟奇殺人事件解決への経過のみならず、ケイ、マーク、ウェーズリー、ピート、ルーシーの恋愛をも含めた人間模様からも目が離せません。できれば1巻から順に読まれることをお勧めします。 p オーディオ・テープはこのケイト・バートンの声が1番ケイの声にマッチしているようで好きです。ピートの訛った文法的に変な英語も多民族国家アメリカの空気を感じるし、ローズのような年配女性の弱々しい声も味わい深い。 中高生の頃読んだシャーロック・ホームズ以来ハマッタぞ!!!
本格的推理小説
女性検死官「私」を主人公に、中年の警部と絶好のコンビを組ませ残忍な難事件を次々に解決していくシリーズものの一編であるが、この作者のどれを読んでもいつも一気呵成に読まされてしまう。この不思議な面白さは多分、作中の『会話』の上手さと、人物のその時々の感情を実に素直に吐露させる技術のせいかもしれない。推理小説ファンとしては、我が国にも、とかく国民性といわれる“照れ屋”性分をかなぐりすてた本物の推理作家の出現が待ち遠しい。コーンウェルは読後、いつも私にそう思わせる作家だ!
読者が容疑者を挙げる閑がない
米国でシリアル・キラーは実際にいるし、それを題材にした本も数多く出ている。その中でも、この本は殺人者にではなく、その周りの人々にぴったりと焦点が合っていると思う。 p コーンウェルのうまさは、犯人を本のどこかに登場させておきながら、最後になるまで読者に分からせないところだ。それは、あらゆる問題がケイにせまるため、怪しい人のことを忘れてケイの人生を読み進んでしまうから。 p 今回は、「羊たちの沈黙」のように、女性政治家の娘がいなくなることにより、ケイにも政治の圧力がかかる。こんなことに気を取られているうちに、あっという間のクライマックスで、容疑者を読者として挙げる閑がない。
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相原 真理子
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【Amazon.co.jp】
人気の検死官シリーズ、パトリシア・コーンウェルのスカーペッタ・シリーズ第10作『Black Notice(邦訳:警告)』は、凄惨なシーンも忘れず書き込まれた、興奮度満点の読み物である。…バージニア州リッチモンドに本格的な冬が訪れた。検屍局長ケイ・スカーペッタの住む世界には陰鬱とした空気が満ちている。警察官で最愛の姪ルーシーは、マイアミで危険な極秘捜査に参加している。ケイおばさんはルーシーのことが心配でたまらない。新任の本部長補佐ダイアン・ブレイは、ケイの部局を強権的に管轄下にしようと考えている。一方、オフィスの奥では、何者かがEメールシステムを操作して、ケイの個人情報を盗み出し、彼女を中傷するメールを流そうとしている。スカーペッタは精神的に疲労しきって、発狂することを恐れる。…それとも何者かが、故意にこの悲しみの種をまき散らしているのだろうか…? こういった個人的な問題にもかかわらず、スカーペッタは相変わらず検死局の女神である。彼女はコンテナ船の中で発見された腐乱死体を調査するため、現地へと飛ぶよう指示される。「目はカエルのように張り出し、頭皮とあごひげは、その黒ずんだ外皮といっしょにはがれかかっている」。ケイはその男の服に、動物の毛にも似た奇妙な頭髪が付着しているのに気づく。この頭髪は、その数日後に殺された店の従業員の死体にも付着していた。こうした奇妙な殺人は、バージニアをはるかに越えて広がっていく…リッチモンドの殺人犯はフランスでも惨殺を繰り返したのだ。ケイとピート・マリーノ警部はパリへ飛ぶ。しかしパリの遺体保管所から最高機密の情報をかき集めながらも、自分たちが犠牲者にならないよう万全を期する必要があった。 この背筋の凍るような大著は、これまでのスカーペッタ物語9作をひとまとめにしたようなものである。身の毛のよだつ、それでいて惹きつけられる検死場面。ひねりの多い展開。これまでよりは少し繊細な感じがするが、それでも検屍官スカーペッタはやはり、読者を魅了する。
【くちコミ情報】
翻訳が光る
相原さんの翻訳がいいですね。一つ一つの言葉を丁寧に訳している。訳し残しがない。どんな単語も訳の中にきちとん入れ込まれている。すごい几帳面さだ
実は「1作目」
同僚が図書館から借りて、「面白いですよ」と薦められ、 生まれてはじめて、P・コーンウェルに出会った。 しかし!! …意味が通じない… そりゃそうだ。 よりによって、前作でベントンが… 冒頭の短い手紙は、これまでの話を知っていれば、 切なくて、泣けてくる内容だ。 なんとなく、あまり考えたくないのだが、 ケイはだんだんと偏屈になってきたような気がする。 ある意味、このあたりで、シリーズを辞めちゃうか、 時間を止めちゃうかにしておけばよかったのに。 ケイがイライラするのはよく分かる。 けれど、1人称で描かれているだけに、そのイライラがこちらにも伝染するので、 非常に読みづらく感じてしまう。 (2010.2.16 訂正&追記) この頃の作品は、驚くほど長い。 字もそんなに大きくないし、1冊ではいっぱいいっぱいの厚さだろう。 話の内容も濃いし、本当に楽しめる。 ただし、この頃から、ひらがなが目立つ。 憂鬱のように難しい漢字のひらがな表記はOK(でも書けなくても一瞬で意味が理解できる)と思う。 けど、小学校で習うレベルの漢字は、やはり使って欲しいと思う。 先日、翻訳家の相原さんがお亡くなりになった。 ご冥福を祈ります。 彼女のくせのない翻訳じゃなかったら、こんなに長く読み続けたいとは思わなかったかもしれない。
どうして、こんな新しい男が、、、
ケイにまたもや、ハンサムで若い恋人ができました。 ストレスがいっぱいの彼女の生活に、恋人の助けが必要なことモア借ります。しかし、彼女を救いたいと望んでいる、彼女を愛している人間の助けを受け取ろうともしない彼女に、果たしてこんな恋愛が意味があるのか。 p 家族や、マリーンとの関係は修復できないのでしょうか。 p 彼女の恋が、なんだかいつも、ただの逃避に終わってしまうように思える私は、ただ単に若い恋人をつかまえた彼女にやっかみを感じているのでしょうか、、、 p なんだか、ケイ・スカーペッターがつまらない人間になってきたぞ。
期待を裏切らない一作
今回はもりだくさんの内容で最初からあきさせない。後半は早い展開で一気に読ませる。最後はおきまりのパターンで、またかと思いながらもやはりはらはらさせられてしまった。けちをつけるとするとケイの心理描写が繊細すぎて若干うざったかったことと、後半のプロットが多少安易だったことか。
一気に読む
今回もまたケイの活躍する場面が充分と言うぐらい出てきます。とにかく,この本は冬の夜に一気に読み終えるのがお勧めの読み方。
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【くちコミ情報】
ピカイチ!
この作品の設定を、今思えば、もっともっと活用すれば良かったのに… と、思えて仕方がない。 ケイは信頼のある検死局長、 マリーノは刑事部長、 ベントンはFBIでプロファイリング、 ルーシーは新しい恋人ができ、暫定的とはいえFBIでお得意のコンピュータを使い、 そして、ケイとベントンはオープンに恋人同士になれた。 さらに、今回の「敵」は、フィクションとはいえ、 単なる空想だけではすまないであろう、ウィルス。 ケイを取り巻く人間関係は、最高に近いのではないだろうか? 緊張感や物語の進め方も非常に楽しめ、ドキドキして、推理できる。 いつもいつも感じるのが、 「この作品と前作の間には、もう1作あるのでは?」と思うくらい、 ケイの家、車、ケイの周りの人たちの職業や肩書きが変わる。 前作まできちんと時系列で読んでいれば分かることだが、 念押しの為に、再度説明してくれる。 ほっとして読める、傑作? キャリーのことに多少触れるが、この作品では、彼女は登場しない。 今後の作品は、愛読者の期待にあまりこたえてくれないので、 堪能できるのは、ここまでか??
見えない敵との戦い
コーンウェルの作品の中では、完成度の高いものの一つです。今回の作品は細菌をテーマにしています。コーンウェルは、細菌の恐ろしさを見事に描ききることが出来たと思います。また、ストーリーの展開もスリリングですので息つく暇もありません。また、最後のドラマチックな展開が見事です。
まだ読まれていない方はぜひ!!
Pat icia Co nwellの作品をほとんど読んだ後にこの作品に出会いました。本書は中でも抜きん出ていると言いますか、とても完成度の高い作品であると思います。連続して発生したバラバラ殺人に絡んでくるウィルスの症状の謎、様々な登場人物の抱えている問題等、興味深い点がいくつもありますが、中でも、スカーペッターとウェスレイの複雑かつ微妙な関係の一因が明らかになるところが見逃せないのではないでしょうか。私は若干物語のつながりを意識しつつも、本屋に並んでいたものや、他で紹介されていたものを優先的に読んでいたため、あまり物語の流れを理解していなかったところがあったことをこの作品で気づかされました。もし、スカーペッターものはだいたいこんなストーリーだ、と思って全作品を読まずに止められた方がいらっしゃったら、この作品だけは読んでおくことをお勧めします。
本当にいるのか、ドクター・Death
パトリシア・コーンウェルの本に初めて出会ったのはこの 1冊でした。斬新な切り口と息もつけない速さであっという間に読み終えてしまいました。 p 中断すると、どこまで読んでいたか忘れがちになってしまう推理小説の多い中、早くページをめくっているのに、なぜかどこまで読んでいたかキッカリと覚えていられました。これは、決して私の記憶力がアップしたためではないことが明白でした。ただ、魅力的なケイという主人公の生活に自分がすっかり入り込んでしまっていたためでしたから。 p その頃、サダム・フセインの側近にいるといわれる女性細菌兵器の研究者、D .Deathについて報道されました。これがより、この作品に現実味を添えました。コーンウェルの想像力と事実をうまくブレンドする能力には驚かされます。 p これ以降、ケイの本を読み漁ることになり、果ては、テープまで購入することになりました。
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FBIへのねじれた意識が心地よい
ATF's NRTに所属する Lucy。FBIを追い出された形だ。そこでおもしろいのは、ATF隊員たちのFBIにたいするライバル意識。FBIをFee sと呼んで からかう会話が心地よい。こういう描写はあるていどリアリティを反映しているのでしょう。最後の場面は感動的です。上から撒くのかなと 初めに想像していたら、そうではなかった。胸にジーンときました。
業火のあとで発見される死体、その目的は
「私刑」を読んで、作者に引かれて読んだ2作目だが、読む順番 を誤ったのかもしれない。最後まで興奮を感じないで冷静に 読んだ作品だ。犯罪も何か荒唐無稽な感じがあるし、最後の クライマックスも何か現実味がなくあっけない。 多少興味を持てたのは作中のKAYとMARINOの会話の やりとりくらい。
幸せとは?
ろくでなしのビル、存在感の全くない前夫・トニー、 そしてテロの巻き添えになってしまったマークをようやく忘れたころに、 「これはないでしょ!!」と怒りすら感じてしまうような仕打ちがケイを襲う。 一方で釈然としない事もたくさんある。 ケイは、ベントン・ルーシー・マリーノのことが好きじゃないんじゃないか? また、 ものすごいナルシストなのではないだろうか? と感じる。 誰かと一つ屋根の下で暮らすとは、我慢の連続なのではないだろうか? 彼女の地位や財産は、彼女の努力の賜物だろう。 そんなケイのファンは多いと思う。 だが、ただたんに自分の気持ちを隠しつつ、いつもイライラしている。 1人称で書かれているので、どうしても読者はケイの視点、 ケイに成り代わって事件を解明しなければならない。 私も、気が短いほうだが、ここ最近は偏屈度合いが増してきたなぁと感じる。 ルーシーがヘリのインストラクターのライセンスを取得。 ラストは空中戦。 アクション映画か!? というわけで★4つ。
なんてこと・・・・
ケイの恋人があんな形でなくなってしまうなんて。 ケイがもう少し、心がひらける女性だったら・・・・。 ケイには幸せになってほしかったのに。 でも、彼女らしく、力強くふるまっている所が、なんともいえず、切なくていいです。本に魅了されてると、涙なしではよめません。
ケイの恋人が・・・・
なかなか燃え上がらなかったケイ。 その恋人と過ごした一夜が最後になるとは。 現場から発見された恋人の腕時計。恋人の死を認めざるを得ない。 そして、犯人はもう少しのところで・・・・ p 悲しみを乗り越えるケイ。けな気な一面が垣間見える。今までのシリーズでは「強い女」だったのに。 ケイの新たな一面を発見する一冊。
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カスタマーレビュー数:3
【くちコミ情報】
第2弾!
ハマー・ウェスト・ブラジルの3人組のお話、第2弾です。 シャーロットからリッチモンドへ来た3人。 ブラジルとウェストは、なんだかイライラする関係ですね。 リッチモンドと言えば、検死官・スカーペッタ。 しかし、このシリーズ自体が、そんなに残忍なシーンがないので、 検死官が登場することもなく、科学捜査を駆使するわけでもなく、 スピンオフでもないので、彼女は登場しませんでした。 (ちょっとさびしい) 内容自体は、子供ギャングの話だけど、 犯罪面よりも、精神面を強調して書かれているので、 いつものコーンウェルの作品を読みなれている人にはつまらないかもしれない。 そして、めまぐるしく場面が変わる。 猫や犬までがそのストーリーの主人公になってしまう。 それらがすべてリレー制で、 例えば、知事が墓地の近くで警官(ブラジル)と少年を見たシーンの後は、 ブラジル(警官)に視点が切り替わり、黒塗りの車から飛び出してきた男性(知事)と会う… と、流れがスピーディーで楽しめる。 ただ、欠点として、それぞれの人物にスポットが当たるため、 話自体がダラダラとしてしまい、 中心となっている軸が、どこかに行ってしまっていることがある。 というか、忘れていることがある。 サスペンスというジャンルではなく、本当に娯楽として楽しめるので、 前作同様、サスペンスを求める方は、期待して読まないことをオススメします。
米国の英語を満足に話せない人たちへの偏見を強く感じました。
映画『マグノリア』よりは格段によかったです。ストーリーがとびとびで、主人公は誰なの?!と気になる人には、読み進められないかもしれません。 動物の視点で見ているところは、とてもおもしろかったです。うちのコザクラインコもこんな風に考えているのかしら、と考えてしまいました。 ただ、アメリカにおける、英語を満足に話せない人たちへの偏見を強く感じたのは私だけでしょうか? 検屍官シリーズでは、『警告』ぐらいまでは繰り返し読んでいますが、それ以降はちょっとがっかり。いつか面白いのが出るのでは、と期待しています。『接触』がお気に入りです。
今までの作品と比べると....
検死官シリーズのような内容を期待していたので、ちょっと意外なストーリー構成でした。 面白く読む本でしょう。 たぶん、人によって意見が分かれるところだと思います。 出てくる主人公たちは行動力があって魅力的なので、最後まで読めてしまいました。
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【くちコミ情報】
もったいない
すぐに読める翻訳ミステリと言えば、これでしょう。マサチューセッツ州警察捜査官、ウィン・ガラーノの活躍するシリーズ第二作。上司の命令で45年前のイギリス人女性の殺害事件を捜査することになったガラーノだが。 「コールド・ケース」を扱うのなら、同じ版元の某作家のシリーズを思い浮かべてしまいますが、残念ながら、そこまでの深みはありませんでした。素材としては面白いのに、残念。
パワー不足
ガラーノの前作より、失速した感は否めません。 みなさんが書かれているように、連載の制約のせいかもしれません。 その短さに対し、登場人物が濃すぎて、描かれ方が中途半端です。 せっかく、一人一人を主人公にして一作書けそうなくらいキャラ設定は面白いのに残念です。 制約を受けずに思い切り書きまくったガラーノ作品を読んでみたいです。
皆さんのご意見に賛同します!
やっぱり、スカーペッタ・シリーズを待っています。 確かに面白いのですが、どうしても比べてします。 連載ものだから、尺などの規制があるので、コーンウェルの絵が描けそうなくらいの描写力は活かされていません。 事件解決そのものは難しいことではないのでしょうが、 いわゆる「政治」が絡むので、すんなり解決はされません。 いまいち入り込めなくて残念です。 ガラーノは魅力的なように書かれていますが、私には、これまたいまいちです。 アメリカで昨年12月に「スカーペッタ」が発売されました。 かなり評価がいいので、期待します。 今年の年末が楽しみです。 そんなに厚くないので、薄い上下巻にせず、分厚い1冊で…出版不況だからムリか…
軽いノリでさらっと読めるものがご希望ならどうぞ。
前作の「捜査官ガラーノ」に引き続き、ニューヨーク・タイムズ・マガジンで連載していたもの。 軽いノリで、思考を要さずに流すように読むのであればそこそこ楽しめます。 が、それはストーリーで楽しむというよりも個性的な登場人物に由来する楽しさでしょう。 ガラーノシリーズ(シリーズ化されれば)は、しいて言えば1時間枠のドラマの台本と思って読めば納得、楽しめるでしょう。 が、この約230ページの使われかたには、読み手としてがっかり感が強くなっても結局は「連載物だから」であきらめている自分がいました。 検死官シリーズで複雑に絡み合ってしまった人間関係がどうにもならなくなっての、妙に軽いガラーノか?と訝ってしまいます。
ユニークな登場人物たち
コーンウェルの新シリーズ第2弾です。 主人公は、ウィンストン(ウィン)・ガラーノで、ジェロニモとも呼ばれています。この呼び名の由来は本編に登場します。 彼の上司は美貌の地区検事モニーク・ラモントです。 ウィンは、彼女に余り良く思われていないようですが・・・。 今回は、45年前の未解決事件(コールド・ケース)の捜索を命じられます。 この捜索を共にするのが、グルメショップのオーナーを本業という変わり種のスタンプ主任刑事です。 この本自身は、中編あるいは短編と言えるもので、「検屍官シリーズ」のように錯綜とした展開がある訳ではありません。むしろ、直線的に解決に向かってゆく感じがします。従って、サスペンスとしての面白さは今一かも知れませんが、ユニークな人物たちの生き生きとした描写が良いと思います。 でも、やはりコーンウェルは「検屍官シリーズ」です。 スカーペッタの活躍を早く読みたいと思います。
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【くちコミ情報】
恋愛映画を見せられたような読後感
読後、何かほのぼのした気分に包まれた。幸せな家族の本に関するエピソードが伝わってきたからだ。 夫と本を通じ恋をし、本人のみならずお互いの蔵書をももめながらも何とか整理(結婚)させ、コロラド川探検の本をグランドキャニオンでキャンプをしながら(つまり本の舞台となった現場で)、結婚してからも古典を夜ベッドで朗読してもらい、誕生日には趣のある古書店に招待される。 本好きには羨ましい夫婦生活に思えること間違いなしです。 英米の本や歴史についての知識がないと分かりにくい箇所がありますが、内一つの章だけについている注釈だらけの文章は、親切というよりもむしろ野暮なので、分からない読者もスノッブな気分に浸って読み進むのが良いでしょう。 巻末に索引が載っていますが、書名はともかく、人名はわざわざキング、スティーブンと姓名の順に逆転して表記している点も併せて、必要なのか?と首を傾げました。
他人事とは思えない!
本を愛する人なら誰でも思い当たる節のあるエピソードが次々と出てきて、嬉しくなってしまいます。 著者は、子供の頃父親の蔵書を積み木代わりにして遊んでいたという筋金入りの本好き。両親は作家、本人も結婚相手も作家なのだそうです。 p 「そうそう、こういうことするな」と思うような「本好きの他愛のない癖」を寄せ集めて、こんな面白い読み物にしてしまうのは、さすが作家のエッセイだと唸りました。
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シリーズ14作目
シリーズ初期は、テンポがよく、切れのある文章ですごく好きだったんですが、最近はそれが徒になっている気がします。 登場人物が多く、切れがある故に「こいつ、誰だっけ?」と栞(登場人物の一覧が書いてあります)で確認することが多々あった。 また、11作目の「審判」までは主人公スカーペッタの視点から書かれていたのですが、それ以降は三人称で書かれていることに違和感を感じます。 と言っても次回作が出れば買ってしまうと思います。 だって面白いことを期待しているから!
乞う新作!
コレまで(といってもベントンが生き返るまで)の検死官シリーズは どれも秀逸の仕上がり(星5つ)と感じていた。練りに練ったプロットと、科学捜査の知識。 そして最期は「会いに行く」という打開。いくら科学が進んでも最後は「人対人」であるという 作者の哲学(?)に共感した。息抜きに料理が出るのも同じ趣味をもつ者として楽しく読めた。 気難しいながらも怜悧なコーンウェル女史の文体に魅了されたものです。 しかし、近刊・・・特に最新刊は頂けない。どんどん設定をいじり(主人公は若返っている! 姪との年齢差が縮まっているのでは・・・)特徴的な一人称の語り口も捨ててしまった・・・。 続けて行くために必要な措置だったのは理解出来るが、もうキャラクターの持ち味は使い尽くしたと 感じる。女史の頭の良さは特筆ものだけに、違う作品に挑戦して頂きたい!乞う(別シリーズの)新作!
原点に戻って
あー、しんど。 はい、読み終えましたぁ。 もちろん上下のレビューです。 うーん、パトリアコーンウエルのスカーペッタシリーズは全て読んでいるんですが、正直だんだんしんどくなる。 初期の頃はよかったなぁ。 恋人ベントンの出現から、どうも、本筋のサスペンス、謎解き、よりも、ドラマ、心理描写が一作ごとにきつくって。。。 姪っ子で天才で繊細なでもスーパレイディのルーシ、巨漢熱血漢の刑部マーリノと言う素敵な素敵な脇役も、だんだんとその心理交錯のクモの糸にからめ捕られ、難しい人になってしまってきた。なんちゅうかなぁ、初期の頃はよかったぁ、って思いがある。ま、それだけ「高級」になってきたのかもしれないけどね。 このところの作品ではいつもキャラがある意味多過ぎて、それぞれの視点で描かれるからとても追いつきにくい複雑なプロットに、今回は更にこれを複雑にする要因が有り、このせいで正直特級に複雑になっていて、最終30ページまで、大変欲求不満状態になる。 ま、それが解消され、ああああああ、そうなぁん。ってなるんだけど、うーん、それでもなんちゅうかなぁ、ちょっとこれではしんどいぞ。私は。 原点に戻って欲しいぞぉ。
もはやミステリーにあらず!?
今までの作品はスカーペッタを取巻く人間関係が多少ギクシャクしていても読み手はあくまでも【本筋の事件を追う】事ができました。でも今回は事件自体は添え物、とまでは言わないまでもかなり希薄に感じられて人間関係の描写に終始していたように思われました。 次回作がミステリーとしての検視官シリーズになるのかヒューマンストーリーとしての検視官シリーズになるのか少々意地悪な興味が湧くところではあります。
人間関係
スカーペッタがバージニアの州都リッチモンドで検屍局長をしてた頃と今現在、姪のルーシーが主宰する私的捜査機関で全米法医学アカデミーのスタッフとして働くスカーペッタの環境の変化に驚かされます。 【黒蠅】あたりから凄まじい勢いで変化を遂げてるこのシリーズですが、この変化を受け入れられない人も多いと思います。 特にスカーペッタの一人称で書かれていたのが三人称になったのが違和感がありました。 これはコーンウェルが犯人側の心理を描きたかったのかなと思った。 前作の【痕跡】には物足りなさを感じたから【神の手】にもかなりの不安がありました。 あれだけまとまりのあったスカーペッタの周辺の登場人物の関係もギクシャクしています。 これまたあまりにも急な展開でちょっと疑問に思う。 上巻を読む限りでは色々な伏線を散りばめてるのが分かります。 これが下巻で結ばれた時に凄い展開になってるはず。 ちょっと文句を言うならば登場人物が多すぎて名前を把握するのに時間がかかります。 さぁ〜期待して下巻を読み始めます。
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