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[ 大沢 在昌 ]
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大沢 在昌
の売れ筋最新ランキング [2010年03月20日]
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カスタマーレビュー数:2
【
くちコミ情報
】
国際レベルのスケールで繰り広げる「潜入捜査官」モノ
この作者の秀逸な点は必ず「組織」をきちんと説明する点にあると思う。日本の「麻薬取締事務所」と「警察」、アメリカの「CIA」と「DEA」、中国の行政当局と警察、そして敵となる各国の「犯罪組織」などを必ず綿密に取材するようなので圧倒的にリアリティーが増す。そのうえで、正義感にあふれるがために組織から疎外されながらも戦う魅力的な主人公を作り上げる。その姿は「新宿鮫」とも重なるが、本作はさらに日本−中国−アメリカの3国の捜査官が友情にも似た連携して徹底的に戦う壮大なスケール感があるのでみるみる引き込まれてしまう。それぞれの潜入捜査官が身元がばれないようにさまざまな工作をする焦燥感は香港映画のようだし、アメリカでの組織との対決はハリウッドのマフィア映画のような出来栄え。 北朝鮮ルートの存在を書いた以上、韓国当局からも捜査官の参加があるべきでは、という疑問や悪玉のキャラクターを立てすぎたゆえにちょっと違和感を感じる部分もあるが、ぜひ映画化にてもらいたい作品。
壮大かつ緻密な、まるで壁一面に掛けられたペルシャ絨毯のような作品
恐ろしいほどよく練られていてかなり読み応えある作品。扱っているテーマは麻薬犯罪についてではあるけれど、今現在の世界的な視野で見た政治や経済の潮流をしっかりと反映させてあり、現実感のあるスリリングな内容になっているあたりはさすが。 表面的な出来事の裏に何が起こっているのか、といったことに多少なりと興味のある人には、智力・体力・集中力を賭けて読む価値ある作品だと思います。 長いけれど、個人的には下巻少しいったあたりからグイグイ引っ張られ、疲れを忘れて一気に読了に向かいました。
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¥ 1,785(税込)
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カスタマーレビュー数:4
【
くちコミ情報
】
舞台設定が面白い、主人公・干場は大沢ワールドの新キャラとなるか。
舞台はJRで都心から2時間程度の海辺の町・山岬。 日本中どこにでもありそうな、かつては漁業で栄えた港町の、 かもめしか来ないような寂れたマリーナを巡って繰り広げられるドラマです。 都会の情景はほとんど登場しないところが、大沢作品の中では異色かもしれません。 地方都市のありふれた日常に、一人の謎めいた男が突如現れることにより、 渦巻く欲望のあちこちに波紋が生じ、人が死んでいきます。 ストーリーの細かなところでやや説得力を欠くものが無いこともないのですが、 平易な文章で読みやすく、次の展開が気になって仕方なくなる、 娯楽小説としては非常に良く出来た作品で、一気に読んでしまえます。 登場するのは、地元の警官とヤクザと山岬市民達で、 主人公・干場は、颯爽とした長身のスポーツマン。 朴訥な台詞に好感が持てます。 新宿鮫のヒリヒリするような緊張感や、鮫島のようなニヒルさはやや薄いのですが、 大沢小説の新たなキャラクターとなり得るのではないでしょうか。 私はとても楽しめました。
予定調和的作品
うーん、最初から何ら新味もない展開で退屈な文章が続く。 登場人物はみなステレオタイプ的で、当然、その行動も 分かりやすく面白みがない。 はっきり言って駄作だと思います。
大沢在昌 久しぶりの会心作
対立する複数組織に牛耳られた街に、風来坊がフツと立ち寄り、何気ない軽い調子で、これらを壊滅に 導く。読み出しは丸々、黒澤明監督の[用心棒]か、マカロニウエスタンと呼ばれた映画[荒野の用心棒]の オマージュか?と疑ったが、どうしてどうして、私には[ザ・ジョーカー](1 の方、続編は駄目だった。) 以来の会心作と思われた。最近のロシア、中国、台湾マフィアがどうのこうのという、くどい 解説がなく、絞り込んだストーリーをグイグイ読ませていく。結構どんでん返しも用意されており、 それをサラッと見せるのも旨いと思いました。 500ページ一気読みでした。この一作は海外のミステリーと比しても遅れはとらないなぁ。 題名も[ゾンビシティ]から改題して、良かったんじゃないでしょうか? 題名が結構物語の本質を表わしていると、思います。
爽やかに最後まで楽しめる一冊!
ピーンと張った一本の糸のように、ノンストップで最初から最後まで語られるから、きりのいい場所がなくて、読みだすとやめられない。息もつかせないとはこのことだ。 しかも予想通り(?)、終盤には読者を裏切るような謎解きがあるのだけど、とても気持ちのいい裏切りなので読後感も爽快! 主人公の干場功一が、爽やかで強くて、そのお陰でジメジメした話も明るく楽しめる。 ハードボイルド好きにはおすすめです!
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カスタマーレビュー数:3
【
くちコミ情報
】
一般的にはまずまず、大沢作品としては微妙です。
闇の世界のお話というのは、なぜこうもワクワクするのでしょうか。 自分が全く無縁の世界にいるからなのでしょう。 娼婦を稼業とさせられてしまい、その経験を通して男性を見抜く主人公。 彼女にかかる追っ手。 主人公は魅力的、プロットもいかにも闇の世界で良いのですが 何かが足りません。 島に閉じ込められる、島からの足抜けは許されないという設定が 何かちょっとリアリティが薄いのです。 島から何か持ち出した、島に門外不出の秘密がある・・・などという これなら追っ手もかかるわなぁ・・・というストーリーをもうひとつかましていただけると もっと緊張感があったのかなぁと思います。 魅力的な主人公の思いつめた気分みたいなものが薄い感じなのです。 エンターテインメントとして文庫で読むならまずます。 ただし、大沢さんの作品としては仕上がりが微妙かなぁと思いました。
秘密の過去
面白かった。 最初は謎の特技(男の人を見抜く力)を利用して次々と難敵を葬り去っていくテンポのよさで一気に読んだ。後半になればなるほど、主人公の過去が明らかになっていき、それに合わせストーリーもその過去と関連して、クライマックスへ。 簡単に人を殺したりするのは気持ちよくないが、ストーリーは面白かった。続編もあるとのこと。読んでみたいと率直に思った。
壮絶な過去との戦い
おもしろく、一気に読んだ。 ならば☆5つだろうと、思われるかもしれない。 大沢在昌フアンとしては、彼のいくつかの女性主人公の作品と比べてみてしまった。 もちろんその中でも、ピカいちのものだと思う。 それでも、☆を減じてしまったのは、その分おもしろくなかったからでも、お薦めしないからでもない。 この作品は、まさに一級のハードボイルド、お薦めすべき本だと思う。 一人の女性の、まさに壮絶な戦い。 その戦う相手は。。。過去の自分。過去の自分の置かれた状況、人間関係、等々、全て。 多分、彼女がその後の人生で、普通に目立たぬ、市井の女性(例えば誰かの奥さんにおさまって、主婦をしているとか、あるいはごく普通の勤め人とか)なら、きっと過去との戦いは起こる必要もなかったのかもしれない。 でも、彼女は、その過去との決別を言わばバネにして、そして大いなる資質に変えて、成功してしまったんだなぁ。 それも、裏の世界で。 だから、彼女の過去は彼女を追ってきてしまう。 ここからは先は、是非ご一読を。 この壮絶な(何せ、自分と戦うんだもの)戦いは、まさに女性でないと耐え、切り抜けられなかったのではないか。 こうなると、男の方が意気地なしに見える。 そこんところの、女性の男に向けた厳しい刃が、読者としての自分をたじろがせたのかもしれないな。微妙に題名に違和感を覚えるところと、このたじろぎが、☆一個減だったとご容赦ください。 裏社会独特の、ほとんど「いい人」が出てこないやりきれない気分は、馳星周の一連の作品にも通じる。 その中で一筋の明るさ、やすらぎを与えてくれるのが、女装のホモの、元警官、と言うところが、なんだかおかしくって、うれしかったな。 引き続き、シリーズとして第二作が出ている。 魔女の盟約 よかった、彼女は、無事生きているんだ。
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くちコミ情報
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大沢在昌の進化
第25回日本冒険小説大賞受賞作。 単行本やノベルス判でのこの作品に関しては、賛否両論入り乱れている。 それだけ、このシリーズが愛されており、読み手がいろんな人に感情移入している証拠だろう。 私は、この「狼花」に大沢在昌の進化を見る。 確かに、「シリーズに一区切りつけたい」という思いありきという点が出発点であるように思えるが、 このシリーズが始まった頃からの日本の犯罪事情の変化を考えると、致し方ないと思う。 今度はどう衣替えして登場するのか楽しみである。 さて、進化についてであるが、 大沢在昌は、いろんな登場人物に自分の思いを語らせることが多く、 私は、彼の思いに共感することが多いのだが、 その思いがどんどん進化しているように思うのだ。 それが高じての、「シリーズを一区切りつけたい」ということになったということだろう。 それには、仙田と香田をはずすことはできない。 彼らに落とし前をつけずして、このシリーズは区切りがつかない。 そういうことだろう。 この本自体は、結末が性急過ぎるというレビューが多いようで、私もそれには同意するところがある。 ただ、作品自体のプロットはしっかりしているし、冒険小説協会大賞に恥じるものではないと思う。 やっぱり、小説は読んで面白いものでなくっちゃ。 私自身は、「新宿鮫」デビューが遅かったので、 かなり冷静に、距離を置いて作品自体を楽しめている。 鮫島にスーパーヒーロー的のものを求めず、人間くささを楽しんでいる。 そういうスタンスで読んで、面白いのだから、やっぱり面白いのである。 なにはともあれ、読んで見ることをおすすめする。
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くちコミ情報
】
性急な幕引きに失望する前に
愛についての物語であります。 終わりを予感しながらもお互いを思い、尊重しあう恋人達 愛する者を踏みにじられた男 愛する者をその手で守ろうとする男 無償の愛で己を裏切った女を守ろうとする男 語られぬ彼らの心情に思いをはせることができれば、 新宿鮫は今も珠玉のハードボイルドであると確信いたします。
やがて悲しき思いかな
待望久しい新宿鮫シリーズ。 単行本はどうも身構えてしまうし、文庫版までは待てないので、カッパノベルスになるのを、首を長くして待っていた。 読後、なんというかな。悲しい思いが先に立った。 シリーズものには当然、主人公以外に、回りを固めるおきまりの脇役から、大事な敵役。そんな人たちが、各巻を別の話にしながらもどこか一つ流れを作っている。 だから、イヤなヤツでも、何とはなく愛着がわいてくる。 本作品では、そういった敵役に、別の展開が現れる。 それらは、そう、やがて悲しき流れになって。 新宿鮫のいいところは、どこか漂うペーソスというか、何とも言えないやりきれなさ、哀愁がある。 終盤のまとめ方がちょっとせっつきすぎな気がするし、晶がほぼ全く現れなかった事など不満が残る。 とはいえ、やはり新宿鮫。やはりまたすぐ会いたくなるんだなぁ。コレが。
満足と言えば満足
ただ、最後の決着の付け方は少し強引過ぎた感あり。もう少し流れに乗せながら最後の中華街のシーンへ持っていきたかった。
満足
ハードカバーが嫌いなので、2年も我慢してやっと先ほど読み終えましたが、 1000円は高くなかったです。一挙にノンストップに ハマれました。 前前作の「風化水脈」は読んだあと、即ゴミ箱へほうりこんでしまうほど 失望し、正直あまり期待はしてなかっただけに、かなり満足です。 1.新宿鮫 ☆☆☆ 2.毒猿 ☆☆☆☆☆ 3.屍蘭 ☆☆☆☆☆ 4.無限人形 ☆☆☆☆ 5.炎蛹 ☆☆☆ 6.氷舞 ☆☆ 7.風化水脈 ☆ 8.灰夜 ☆☆ 9.狼花 ☆☆☆ 当社比でこんな感じです、ご参考に
新作ではありません
久々の新宿鮫の新作・・・と喜んで購入したのだが、2 5ほど読み進むうちに新作でないことに気がついた。 これは、数年前にハードカバーで発売したものの新書版である。 それにしても、しばらく読まないと既読であることに気付かないとは!! それくらい、近年の新宿鮫シリーズは似た様な作風になってしまっている。 要するに、麻薬、暴力団、外国人犯罪者、この3者のオンパレードである。 2作目毒猿や3作目屍蘭のような魅力的な適役、個性的な悪役は登場しないものか・・・ 上記2作品が良かったのでこのシリーズを読み続けているが、もう見放すつもりになった。
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さすがです。
食い詰めた中国人出稼ぎ労働者が、中国国家保安部の スパイを弾みで殺してしまうという思わせぶりの出だしから、 ちょっとあっけない別れの幕切れまで、重量感のあるハー ドボイルドの世界がにおい立つように展開します。さすが重 鎮の作は、ひとあじ違います。 新宿署マル暴担当の刑事・佐井と、その補助捜査員の 中国人・毛、そして外務省職員・由紀の三人が、共感と互 いの絆を武器に、複数の中国人惨殺事件とその背後にあ る日中にまたがる闇社会の解明に挑みます。 覚醒剤を通じての中国マフィアと日本の暴力団の野合、 二重スパイとニヒルな殺し屋の暗躍、そして野心あふれる 中国国家保安部幹部職員の登場と、その都度目先が変わ って、最後まで飽きさせません。強いて難点をいうなら、時 系列の記述が少なく疾走感が乏しいこと、そして由紀のキ ャラクターの掘り下げが足りず、彼女の行動の動機が不明 瞭なこと。玉に瑕というところでしょうか。 渋いコーヒーを入れて味わいながら、じっくり読むことをお 勧めします。
佐江刑事の捜査で黒い闇が幾重にも重なり・絡み・深まるおもしろさ
新宿署ベテラン刑事の佐江が、組織犯罪対策課と関係のない特命捜査を命じられる。その捜査には、スパイの疑いのある中国人を通訳として捜査の相棒にするという条件がつく。殺害された中国人3人それぞれに、「○山」「泰山」「衡山」という山名刺青で共通項が発見される。それは中国の道教の聖地の山名だった。「五岳聖山」をキーワードに捜査が展開されていく。中国人殺害はさらに増える。 インテリジェンス活動、中国マフィアの黒社会、薬物MDMAをめぐるヤクザと中国人の連携、中国軍隊での内部告発の顛末、第二次天安門事件に起因する殺人、スパイ問題、刑事警察と公安警察などが、「五岳聖山」の捜査の展開に合わせて複雑に絡んでいくストーリーだ。 外務省のノンキャリア中国課職員の野瀬由紀の活動、彼女と佐江との関わりが捜査展開のもう一つの太い軸になっている。 黒社会・裏の世界を読み手に垣間見させながら、複雑怪奇なジグソーパズルを、佐江刑事が読み解いていく。 読者を飽きさせず、ぐいぐいとストーリーに引き込まれていく。一気に読ませてしまう力量はさすがだ。
まぁまぁでした
ヤクザ、中国の諜報機関、公安警察入り乱れる思惑の中、1人の刑事・外務省職員・そして中国人通訳が、連続殺人事件の謎に迫る話。話の複雑さ、伏線が交錯しまくる点は従来の大沢氏の作品と同じ。多少のアクションもあるが、中心はやはり謎解きです。魔物・影絵の騎士よりは面白かったが、多過ぎる伏線や関係者が絡む話は、食傷気味なのも事実。もうちょっとスカッとする話も読んでみたい。上下2冊で''読みで''はあるが字は大きいです。細かい話だが、本作に出てくる「ファーストフード」は「ファストフード」が正しい。最近の本はちゃんと「ファストフード」となっている方が多い。編集者はしっかり勉強して欲しい。
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2度目の佐久間公
「感傷の街角」以来の佐久間公シリーズでしたが、大満足の内容でした。 「標的走路」は常に死を身近に感じながらも飄々とツッパリ通す、まさにハードボイルドここにあり!といった感じでした。一方、「レスリーへの伝言」では一人の美青年を前にした佐久間公の人間らしさが垣間見えたような作品で、「標的走路」とはまた違うおもしろさがありました。 まさに一冊で2度おいしさを味わえる作品だと思います。
1冊で2度楽しめました
詳しく書くとネタバレしてしまうのですが、「標的走路」は意外にタイムリーともいえる状況で話が進むので、初期に書かれたものという感じがなく楽しむことができました。展開はもちろん、“これぞ、ハードボイルド!”って感じでした。 「レスリーへの伝言」は、絶世の美青年・レスリーに魅了され、感情移入している佐久間公が初々しかったです。時系列でいうと、こちらのほうが若い佐久間公なんですよね。 収録順に読むのもいいですが、先に「レスリーへの伝言」を読むのもいいかもしれません。
レスリーへの伝言は初めて読みました。
「標的走路」は以前文春から出たのを読みましたが、「レスリーへの伝言」は初めてでした。 失踪したジョー・カセムを捜索して山荘での殺戮に巻き込まれる「標的走路」のハードボイルドさとは雰囲気に一線を画し、「レスリーへの伝言」はしっとりとした大人のドラマという感じでした。 かなり初期の作品のようですが、混血の美しい青年レスリーに漂う哀しげな気配が、ありありと描かれていて、失踪した孤独な男を追うという面で、これはこれで良質のハードボイルドといえます。 血をみるような決死のステージはありませんが、短編というには結構ボリュームもあり、読み応えがありました。 再読の「標的走路」はいわずもがな。おすすめできますね。
佐久間公が初々しい!
佐久間公シリーズが好きで、ずっと読みたいと思っていた 幻の「標的走路」の復刊ということで、すぐに買いました。 期待どおりの面白さでした。 「レスリーへの伝言」は、佐久間公の一番最初の作品で 初の単行本化ということで、大沢さんご自身が最後に 書いているとおり、今の作品と比べるとクオリティは やはり違うと思うのですが、それはそれで新鮮で楽しめました。 大沢ファンにとってとても貴重な一冊だと思います!
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やっぱり面白い
今野敏の警察小説にはまり、昔読んだ大沢氏の警察モノが読みたくなり、本書を手に取った。 10年振りに再読したが、大沢氏の代表作だけあってやはり面白かった。 今野氏の警察小説とは違った魅力があり、それは(現在は比較的平穏であるが)歌舞伎町の猥雑さとそこで悪事を企む人々、大組織に翻弄されながらも自己の任務を全うする「新宿鮫」の存在であろう。 シリーズ化されいつの間にか何作も出ていたため、しばらく楽しめそうだ。
敬遠している方へ
新宿・歌舞伎町・ハードボイルド、このイメージで敬遠している方ぜひ読んで下さい。やくざ嫌いの方ぜひ読んで下さい。 顔を立てるとか、メンツとかややこしいなぁと思っている方ぜひ読んで下さい。 新宿鮫の信念を感じましょう。
平凡
『無間人形」を読んだときしょーもなかったんで、きっとこれは、私の感想を変えてくれるはず、きっとこっちはものすごく面白いのだ!だって、大沢在昌って、いかにも面白いものを書きそうな名前と顔じゃないか!と思ったのだ。今度こそはと思ったのだ。だって、とても評判良いから。 で、読み終わった感想……しょうもな。 なんでエロくないの? なんでどんでん返しがないの? なんで女がつまらないの? なんでトリックとか「おおっ!そうだったのか!」がないの? 推理小説じゃないの?
読後満足♪
国家公務員採用T種試験に合格し警察庁に入庁したキャリアだったが、 あるできごとを境に鮫島の出世の道は閉ざされる。ひとり悪に立ち向かう 鮫島・・・。そのキャラクターは充分魅力的だと思う。また、恋人の ロックシンガー晶、上司の桃井、鑑識の籔、銃密造の天才木津など、 どのキャラクターの個性もしっかりと描かれていて、この作品をより 面白いものにしている。ストーリーも全体的にテンポがよく、伏線も あり、しっかりと吟味されて描かれたものという印象を受ける。読んで いて頭の中に映像が浮かぶようだった。最後まで飽きることなく、心地 よい緊張感を味わいながら読むことができた。読後感も悪くなく、満足 できる作品だった。
清々しい警察小説
1990年に刊行された作者の代表シリーズの第一弾。 タイトルからはガチガチのハードボイルドな警察小説をイメージしたが、 いざ読み始めるとものすごく親しみやすい主人公のキャラで先入観は一変。 新宿署防犯課の刑事、「新宿鮫」こと鮫島の切れ味のいい仕事ぶり、 そして爽快なスピード感に引き込まれて一気読みした。 エリート街道まっしぐらなはずが、その人間性がゆえにすっかり落ちこぼれ刑事になってしまった鮫島。 現役バリバリのロッカーの彼女を持ち、捜査の合間に彼女の歌を聴き、 歌詞を書くのを手伝い、そして一夜を過ごすとまた颯爽と現場に戻ってゆく。 これが男のロマンなのか・・・いやぁ、素直にカッコイイと思った。 サブキャラも個性豊かなうえに人間臭さがうまく滲み出ており、とても馴染みやすくて読みながら気持ちが良かった。 もっと彼らのことが知りたくなってしまったので、早速これからシリーズ読破しようと思う。
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