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[ 吉川 英治 ]

         


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   吉川 英治 の売れ筋最新ランキング   [2010年03月18日]
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吉川 英治  
¥ 734(税込)
在庫あり。
ジャンル内ランキング:113888位  
カスタマーレビュー数:18

くちコミ情報
恃むは一腰の孤剣、畢生の名作の序章!
巨匠吉川英治先生の代表作とも言うべき傑作です。 冒頭の‘関ヶ原’の敗残の混沌から物語は始まります。 頃は戦国時代も終盤、武蔵たちは当時における‘アプレゲール’ といった処でしょうか。 ささいな行き違いや誤解が彼の心を野獣に駆立てます。 将来への不安や自信のなさや浅薄な思慮、それゆえの刹那感・・・。 それはいつの時代でも若者の等しく辿る道です。 殺伐な場面も吉川先生の慈愛にあふれた暖かいペンタッチで 少しも嫌な気分にはなりません。 本当に優しい方なんでしょうね。吉川先生は・・・・。 非道の限りを尽くし作州宮本村の千年杉の梢に武蔵は 縛められます。そこで生涯を通じての師傅ともいうべき 一世の聖賢:沢庵宗彭に諭されます。 そこで初めて人としての心や命の貴さに武蔵は向き合います。 全てがこれらの‘出会い’・・・から始まるのでした。 自らを活かし得る更なる艱難に出会うため、武蔵は旅に出ます。 恃むは一腰の孤剣。青春、まだおそくはない・・・・。 私自身、この言葉に何度勇気付けられたことでしょう。 ついつい吉川先生の世界に時の経つのを忘れてしまいます。 得意の時も失意の時も座右に置きたい名作です。 全ての方々に心からお奨めします。
バガボンドと読み比べ
バガボンドを読み、原作として読んでみました。 別の作品ですね。でも、面白かったです。 性格は違いますが、どちらもいい作品です。 井上雄彦が吉川英治を掘り起こしてくれ、そんな感じがします。 昭和戦前と現在、マンガと小説、読み比べられて面白いです。
たけぞう改めむさし
17歳のたけぞうは、 尊敬できるようなひとではなく、 野性的で、人間的にもおろかでした。 しかし、沢庵という坊さんをきっかけに、 心を改め、名前もむさしにかえることになりました。 宮本武蔵になったむさしは、 剣の道と人間修行のために 旅をすることになりました。
魅力一杯!
人気作『バガボンド』の原作。現代仮名づかいになおしてあり字も大きいので、読みやすくおもしろい。1巻四百ページありますが、すらすらあっという間に読めます。 本作の魅力は、個性あふれるキャラクターたちでしょう。原作でも又八の母親(お杉ばあさん)は濃いキャラで描かれていますし(笑)沢庵さんはかっこいいなぁ。俺もああなりたい。 これから武蔵がどう成長していくのか楽しみ♪ 『バガボンド』と読み比べるのも楽しいでしょう。
あぁ武蔵!!
今月号の「BRUTUS」の井上雄彦特集を読み、「バガボンド」面白そうだなぁ!と思ってバガボンド読み!原作があるのだな!と知ってこの吉川英治作「宮本武蔵1」を手に取り読んでみました。バガボンドのおかげで登場人物の顔や雰囲気(違う雰囲気の人もいるが)が想像しやすくすらすら読むことができました。 まだ1を読んだだけですが、バガボンドとの違いなどを楽しみながらこれから2,3と読み進めていきたいと思っております。城太郎さんの父があのヒゲ侍ってのはびっくりしました!!


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吉川 英治  
¥ 798(税込)
在庫あり。
ジャンル内ランキング:6401位  
カスタマーレビュー数:53

くちコミ情報
王道ですが
20年ほど前に熱中して何度も何度も読みました。最近になって改めて読み直してみました。 かつてこの本で三国志の世界に入った人間にとっては、この本は永久に色あせない名作だとおもいます。 吉川三国志の後、さまざまな著作が出版されていますが、どの本もいろいろな意味で吉川三国志の影響を受けていると思われるくらい、この本の与えた影響は大きいと思います。 ただ、三国志演義と正史の違いなどがさまざまなメディアで解説されていく中、蜀擁護、魏糾弾という流れが必ずしも正しい歴史的な評価ではないこと、および吉川三国志との類似を避けるためにも異なる視点で書かれた小説が多数出ています。もしこの本で挫折してしまうようでしたら別の本に挑戦してみるのもよいと思います。かつては三国志といえばこの本を避けては通れなかった時代でしたが、いまでは異なる世界観の小説も多数出ていますのでこの本に必ずしもこだわる必要はないでょう。名著であるとおもいますし日本に三国志を普及せしめた立役者ですので個人的には☆5つですが、すでに十分役目を果たした現状をみて☆4つとしました。
今の時代の人が読むにはどうかと思う。
吉川英治の生きた時代には新しく魅力的な三国志だったのかもしれないが、 平成の今、読む価値はどれほどあるのだろう。私には通俗歴史小説史的な価値しか見出せない。 おそらく三国志を全く知らない人が読んだらつまらないというか、分からないと思う。 淡白な上にも淡白な戦闘シーン。 ベタベタの現代語でしゃべる登場人物(例:「君の外交能力は零(ゼロ)だ」by周瑜)。 物語が孔明の死亡時点でぶった切られている点も頂けない。 せっかく中国史に興味を持ち始めた読者を、却って遠ざけてしまうのではないか。 どうしてもこの作品を読みたいという方は、先にマンガ版の三国志をお読みになられると良い。 横山光輝版三国志が王道だが、他にも様々なマンガ家が三国志を描いている。 先にイメージを掴んでから読まないと挫折する恐れがあるのを、ちょっとでも頭に留めて頂きたい。
全8巻の読破もあっという間
わかりやすい文章表現と人物描写の巧みさ、中だるみのないストーリー展開により、とにかく楽しめる作品に仕上がっている。全8巻の読破もあっという間だろう。そして、人間の生き方や歴史の変転に思いを至らすだけでなく、「泣いて馬謖を斬る」の由来を知ったりして、教養も深まると思う。 「劉備=善、曹操=悪」と言う観点が強すぎ、勧善懲悪ものに単純化したかのような傾向が無いわけではない。そこが難点と言えば難点か。 (これは1〜8巻を通してのレビューです。)
入門者には不向き
日本人にとって三国志の原点とされている吉川三国志。 しかしながらこれから三国志を知ろうという方にとっては敷居が高くお勧めできません。 昭和10年代に書かれたものなので文体も古めかしく、挫折率が相当高いです。 「読破すること」自体が目的にならないように・・・ 入門者にはこちらがおすすめです ★横山光輝三国志…吉川三国志とほぼ同じ内容。漫画のため非常に読みやすくわかりやすい。              三国志入門には人形劇と共にオススメ。 ★人形劇三国志…映像系三国志の最高傑作。人形劇とはいえ大河ドラマ級の本格的な作りであり             芸術作品の域だといっても過言ではない。 ★北方謙三三国志…読みやすい小説三国志。人物の心理描写まで詳細に描かれた秀逸な出来。              ただクセが強いので好みがわかれる。
三国志に神を見た
吉川英治を読んでから司馬遼太郎を読んだ時に落差は今でも忘れられない。「読み終えたくなかった」本の筆頭がこの三国志だ。底本はおそらく三冊程度だろう。この圧倒的な表現力。今の作家のだれがこれに比肩しうる表現力を持っているのだ。吉川英治は神だ。文句はあるか?


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¥ 777(税込)
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カスタマーレビュー数:2

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人間親鸞
一度読みかけたのですが挫折して、再び奮起して読みました。 どちらかというと、人間親鸞が描かれていると、この作品を読んで感じました。 とくに佐々木経高を出家させるあたり(史実では承久の乱で自害)では武士が仏教に発心していく様子がよく書かれていました。 欲を言えば親鸞の晩年まで描ききって欲しかったと思います。唯円の登場あたりで終わっているのがちょっと残念でした。
不思議な天才を描いた書
平安時代の末期、義経と同じ源氏の血を受けながら仏教の道を歩んだ親鸞。 法然から親鸞。浄土宗から浄土真宗を創宗していく親鸞の生き様を描いた書。 僕は、社会に出てこの書を読みました。仏教関係の書は、得てして観念的な表現が多く語られている余り、よくわからないところがあります。 しかし、この書は宗教の解釈より、生身の人間としての親鸞を描いているために読みやすく感じました。とりわけ、人の悩みや心の問題は、僕たちと共通するものがあり、人生の書と言えるかもしれません。 それ以上に、生き様を見ると人間くさい不思議な天才・親鸞を見ることができます。


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¥ 777(税込)
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カスタマーレビュー数:7

くちコミ情報
祇園精舎の鐘の声〜巨匠、堂々の大作の序章・・・・。
1950〜57の7ヵ年にわたり、週間朝日に連載された巨匠・吉川英治の 世にかくれも無い大作中の大作です。 本作はのちにNHK大河ドラマで映像化され、平大相国は気力横溢の頃の 仲代達矢氏、その他のキャストにも主役級を配し、 平家一門の栄華とその没落を重厚に描き、10作目の記念の作品に相応しい 名作となりました。 さて原本は軍記物として流麗な文体で平家一門を主軸に治乱興亡の ありようを「平曲」で口承したものと云われています。 それをベースに「因果応報」「もののあはれ」を世界観の 拠り処に吉川先生の格調高い文章で衣川で義経主従の最期までを 描き切った大作16巻です。 序章、白河院の放縦な女性関係はまるで「源氏物語」の一篇を 読むかのようです。ここから全ての物語が始まります。 天皇と院、摂政と関白、源氏と平家の果てしない人々の業相の輪廻。 世の無常とはまさにこの事でしょう。 初巻に登場する清盛は政治も宗教も混沌の都で叡山の強訴にも毅然と立ち向かい 父忠盛亡き後の平家一門の頼もしい総領として一族をよく束ねます。 この時代、上代からの公地公民や相続制度も破綻を来し、武士が漸く、 歴史の表舞台に本格的に登場します。 保元の前夜までの内容でしたが、西行や文覚の描写やその伏線も 大変興味深く、何しろ面白い・・・・・・。 ここから清盛は平相国として栄華を極める階を登り初めます。 日本人なら必読と思います。 是非、お奨めします。
日本の重要な転換期を鮮やかに描き出す
本作品のような歴史小説に書かれていることを全て事実と思い込むのは間違いであるが、だからといって事実のみを積み重ねただけでは歴史は見えてこない。歴史教育とは普通、後者を指すが、私は歴史小説を読ませた後に歴史教育を施した方が、より深く歴史と言うものを理解できるのではないかと思う。 政治権力の中心が武士に取って代わられていく、日本にとっての大きな転換点とも言える本作品が扱ったこの時代は、現代の日本を認識する上でも非常に重要であるし、いまだにそこから多くの教訓を読み取ることができる。この時代を学ぶための土台として、本書のようなエンタテインメント性の高い作品が存在することは、幸いと言うしかないだろう。文庫本にして16巻という長大な作品であるが、時間さえあれば、苦もなく読み通せると思う。私が本作品を読破したのは最近であるが、高校の日本史を学ぶ前に本書を読んでいれば、どんなに歴史を自分の血肉にできたであろうか、と今さらながら悔やまれる。 (これは全巻を通してのレビューです。)
達成感
NHK大河ドラマになったのが昭和47年。吉川英治没後10年である。私はこの時小学生。仲代達矢の清盛にかっこよさを感じました。 そして二十代になってからこの本を読み始め、途中何度も挫折しかかったものの3年かけて全16巻読破しました。 吉川英治はこの小説に主人公はいない、あえて言えば時の流れであるといいましたが、そのとおりです。また、影の主人公として阿部麻鳥が庶民の立場から源平の動乱を眺め、その視点からこの本を読むとまた新しい読み方ができるでしょう。 16巻とかなり長いので読むのに労力も要りますが、吉川英治の筆力によって読者を飽きさせません。とくに後半の8巻以降が面白く、そこから先は一気に読んでしまいました。 読むのに苦労が多かった割には物語の面白さと権力争いのむなしさを教えられ、さわやかな読後感を与えられましたから星を5つつけました。
こんな壮大なスケールを小説家した吉川英治さんに感激
 この本を、高校時代に読みました。平家物語というと平清盛が主役ですが、もう一人の主役は源義経。平安時代末期の宮廷と鎌倉の武士政権樹立までを描く、壮大なスケールの物語。  頼朝や義経など、単発の本はよく読みますが、この物語はそれらをひとつにまとめたのですから、吉川英治さんの才能に驚かされるばかりです。  「祇園精舎の鐘」から始まる物語は、高校生だった僕には古典の学習にもなりました。学校の授業の平家物語は、つまらなくなりましたが、吉川・平家は熟読でした。  長い話だけに、なかなか進まない展開や宮廷での退屈な物語は、得てして作品自体を台無しにしてしまいがちですが、この本は最後まで息つく間もなく読んでしまったような気がします。
馨しい永遠の物語
平家の物語を断片的にしか知らなかった私にとって、すべての出来事が線でつながり、立体となり、永遠に忘れられない物語となりました。 作者の格調高い香をたきこめたような文体が全編を被い、平家の雅な姿を目の前にしているような心地でした。 平家が悪者のように、源氏が美しい勝者のように勝手に思っていたのですが、これは後の歴史観がそうさせたものであり、ある人がそう伝えただけのことなのだと思います。生きた人々が完全な悪でもなく、また善だけの存在ではないことを改めて感じました。 また、時代に生きる市井の人々の表舞台の人物とは立場の違う哀しさも均しく描かれており、感慨深いものがあります。 全16巻を読み終えたときに、「ああもっと読み続けたい」と思いました。


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カスタマーレビュー数:6

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もう少し長生きして欲しかった
足利尊氏を主人公とする小説だが、登場人物の誰を主眼において読んでも楽しめる小説である。 特に楠木正成の湊川における描写の美しさには感動した。湊川における勝者は尊氏で敗者は正成であるにもかかわらず心理的には正成のほうが勝者であったような錯覚をすら覚える。 最後の方は吉川英治が体調を崩したためらしく終わりを急いだような感じであるが、観応の擾乱までは詳しく描いているのも他の太平記作品には見られない。作者がもう少し長生きしていたら、と残念に思う作品である。それでも吉川英治最後の作品として文学史に燦然と輝いていると思うのである。
今も昔もやることは同じ?
民主党が大勝するだろうと予想され、その通りになった今回(2009年8月30日)の総選挙の前後を通して、民主党にすり寄る輩が目につく。また、自民党の党是に賛同したわけでなく、単に権力が欲しかったがために自民党に属していたと思われる議員もあぶり出されてきたように思う。 朝廷側が勝つか、幕府側が勝つかは、結局どちらにすり寄る輩が多いかの戦いとも言え、その点、今の時代も太平記の時代も同じなのだと改めて気付かされる。 教科書的にいくら歴史的事実を並べ立てても、歴史と言うものがが見えてくるわけではない。本書のような歴史小説から入り、後に作者のフィルタによって歪められた部分を明らかにしていった方が、歴史を学べると思う。 (これは1〜8巻を通してのレビューです。)
展開が遅い
 足利尊氏が主人公であるが、最初から人物描写が甘くて感情移入が出来ない。置文として、八幡太郎義家が‘わが七代の孫がわれに代わって天下を取るであろう‘としたため、七代目家時が割腹して果てたという置文を見てから尊氏の覚悟、野心が決まり、小説に馴染む事ができた。新聞連載からなのか、分からないが面白み、展開、人物描写が問題。安いから買ったんだけど。
誰が英雄だったのか 歴史を紐解く大作
吉川英治さんは、新・平家物語を書き上げて、すぐにこの作品の執筆を始められたとか。驚きのひとことです。 僕は、高校時代のこの本を読みましたが、大変勉強になりました。というのも、この時代は多くの英雄が出ているのですが、相関図や背景がわからないばかりか、時代が何を基本に動いているのかわかりませんでした。 楠正成が忠孝の士といわれても、元は土豪の頭です。新田義貞も華々しく活躍するのですが、最後は朝敵だった足利尊氏が幕府を開いてしまうのです。まして、南朝と北朝に分かれて天皇家までが分裂。複雑な時代です。この時代を、モチーフもって、ひとつの物語として語られたのは、吉川英治さんだけと言っても過言ではないような気がします。 この本を読むことによって、当時の歴史を理解することができました。同時に、忠孝の士楠正成や天皇家の家事情を見ることもできました。 新・平家物語に並ぶ大河ドラマです。誰が、英雄だったのか。歴史を紐解く物語であり、必読の書です。
苦しいな・・・・
いくら尊氏を美化しようとしても駄目です。言葉が空回りして、結局、尊氏が、いいところのお坊ちゃまで、鷹揚で人当たりのいいところはあるが、自分勝手な怠け者で、節操のない人間でしかないということが透けて見えてしまう。この人の性格には問題があると思います。それと、天皇家の人だからか、後醍醐の描写も甘い、南北朝の騒乱はこの人の身勝手から起きてるし、政権を奪還した後の論功行賞を見ても、この人は典型的な暗君です。そういうことを、もっと深く抉って欲しかった。それにしても不愉快な時代ですね。



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期待が高すぎたのか? 中だるみ感あり。
全8巻の感想です。 吉川英治の「三国志」といえば、名作長編として有名。 名作長編は老後の楽しみとして取っておこうと思っていたのだが、 年を取ると、目が悪くなり、集中力・気力も薄れ、長編を読むのが 難しくなると気づき、今のうちにどんどん読むことにした。 結果は、・・・。 あまりにも、期待が高すぎたのかもしれないが、途中で読むのが 辛くなった。 確かに面白い部分はたくさんある。多彩な登場人物。印象的な エピソード、有名な故事も満載。3、4巻ぐらいまでは、まあ楽しめた。 しかし、結局は、戦争、戦争の繰り返し。昨日の友は、今日の敵。 勝ったり、負けたり、戦争の展開も、だんだん似てくる。 史実にも基づいているので、主人公側が圧倒的に勝利してハッピーエンド、という 訳にはならないのは、当たり前なのだが、 一体、何のために戦争しているのか。 これを読んで、これはもしかしたら反戦小説としても読める、といったら 言い過ぎだろうか。 最初に全8巻買ってしまったので、なんとか最後まで読んだが、 6・7巻辺りは、正直ななめ読みしてしまった。 それでも、最後の巻で後半の主人公とも言うべき孔明が亡くなったときには 寂寥感に捉われたが・・・。 他のレビューアーの賞賛ぶりを読むと、 そもそも、これを読む人ってこういう歴史長編が好きな人で、 この分野での傑作なのかもしれません。 私が読んだのが、間違いだったのかも。 この分野に馴染みがなく、これから読む人は、いっぺんに全巻を買うのではなく、 1,2巻ずつ買って読むことをお薦めします。 で、気にいったら次の巻も買ってください。
曹操
劉備や関羽などの第一巻で主役を成した登場人物を押しのけ魅力たっぷりな人物曹操が登場します。自らを乱世の姦雄と認める彼は成長するにつれ自分の才能と運を生かしやがて世の中を動かして行きます。三国志はの時代を素直に見れば曹操が主人公でしょう、後半出現する孔明と劉備の出会いがなければ歴史はどうなっていたのでしょうか。いろいろ想像しながら読めるのが歴史小説ですよね。
傾国の美女貂蝉
1989年4月11日リリース。『群星の巻(後半)』と『草莽の巻(前半)』からなる。この巻では圧倒的な強さをみせる呂布が中心で、その呂布を董卓から引き離すために貂蝉が登場する。おそらく『三国志』で最も印象に残る女性はこの貂蝉ではないか、とぼくは思う。貂蝉にすっかりまいってしまう呂布がどこか微笑ましいし、目的を達して死んでいく貂蝉にも感じ入る。 これを機に呂布の時代が来るわけだが、呂布は貂蝉を忘れられず、貂蝉に似た女を娶ったりもする。張飛もそうだが呂布のこういうところが男の純な一端を見るようで好きだ。 現代にも袁紹や董卓のような輩は跳梁跋扈している。見ているだけでイヤになる。だから余計にどこか純な呂布や張飛に惹かれてしまうのはぼくたけだろうか。
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董卓が死に、曹操、孫策がどんどん強くなっていきます。 三国時代につながっていく序章というところでしょうか。 読めば読むほど先が読みたくなります。
呂布は強いなあ
第2巻は黄巾の乱が治まって、その後に実験を握った董卓が暴政を行い、その董卓と他の豪傑たちが戦うという辺りがが描かれています。メインとなっているのは、董卓の家臣である呂布がとんでもなく強いので、董卓と呂布を仲違いさせるべく、貂蝉という美女が二人に色目を使って騙す物語です。この部分は実話ではなく、貂蝉も実在の人物ではないそうなのですが、三国志のひとつのクライマックスと呼んでも良い盛り上がりを見せています。 この巻では玄徳がいまひとつ目立たないのが玉にきずなのですが、曹操、袁術、呂布といったライバルたちの性格が徐々に明らかになって来ていて、今後に対する興味をつなぎます。


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吉川 英治  
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川中島の合戦に焦点を当てた一冊
本作品には上杉謙信の幼少期や晩年は出てこない.第四回川中島の合戦を主軸において,謙信という人間を語るという手法をとる.したがって,ストーリーは謙信の生涯というよりも合戦の流れを追うように進んでゆき,その中に作者の描く謙信像が見え隠れする.そこかしこに謙信の人となりが語られてはいるものの,個人的には本書は“上杉謙信からみた川中島の合戦”という印象を受けた.上杉謙信の一生というのではなく,そういう視点の本を読んでみたい読者にはお薦めである.
手に汗握る川中島決戦
本書は武田信玄との幾多の合戦の中で最も激戦となった第四次川中島の戦いを中心に書いています。 読み出すと、手に汗握りつつあっという間に読みきってしまいました。 ことごとく信玄の裏を書いた策略で歴戦のつわものである信玄を翻弄する姿がかっこいい。 謙信が信玄に単身切りかかるシーンは現実にあったかどうかという議論もあるようですが、大将自ら敵陣に切り込んでゆく姿がかっこいい。 村上義清に対して、自分はなぜ戦をするのかを語っている部分がかっこいい。 また、後ろの章で信玄が塩の入手が困難となっている際に救いの手を差し伸べるシーンもでてきますが、やはりかっこいい。 自分にとっての戦国時代の最大のヒーローは文句なく上杉謙信です。
龍虎つぶしあい
やはりここに集約されるのでしょうか?4回目の川中島合戦はいうまでもなく最大激戦で、信玄側では弟の典厩信繁、山本勘助など重要人物が落命しています。 信濃全土、関東北部を手中におさめたいと考える信玄と、自ら毘沙門天の化身と称し、義に生き、領土的野心を持たず、関東管領として責務を果たそうとする謙信。 両者の激突は避けられないものでした。 ところで、謙信は「われに五千の兵があれば、天下の兵とわたりあえる」と豪語しています。上杉軍の強さから考え、これはまんざらうそとは思えません。 謙信の急死により実現しませんでしたが、信長自身が率いてきた軍(手取川合戦には信長は不在。)に対し、謙信が五万もの自軍を率いてどんな采配をふるったのか?ずっと思いを馳せています。
爽やかです
上杉謙信をテーマにした小説は沢山ありますが、その中でも本書は “謙信らしさ”を特によく表している一冊だと思います。 永禄四年の第四次川中島を中心とする短期間の物語ですが、それでも 多くの人が謙信に抱く清潔さや理想を追求するための厳しさ強さ、 そしてロマンチシズムなどが嫌味無く十分に描かれています。 執筆された時代に因るところの、近年の研究からは史実とはいえない 部分もありますが、見事な状況描写でバランスを保ち、物語としての 興味を失いません。ちなみに巻末文で、本書は太平洋戦争勃発時に某誌 に連載されていたものとの解説があり、それが当時の著者の戦争観を 映しているいうような意見が述べられていますが、そこに哲学はあった としても、政治性は無いものと考えます。そのような重苦しい理屈を 私は一切感じませんでした。 初鹿野伝右衛門、鬼小島弥太郎、斎藤下野守など甲越の両将士に纏わる エピソードも読者を引きつけるものがあり、またそれぞれの人物も魅力的です。 もちろん武田信玄には至っては、人物・組織・軍略まで、謙信とは見事 なまでのコントラストを映し出し、これもまた大変魅力的な好敵手として 存在感を示しています。 私は以前、特に謙信に肩入れするわけでもなく、信玄も含め、時間が あれば様々な武将や大名をテーマにした読み物を目にするようにして いましたが、本書を読んでからはすっかり謙信ファンになってしまいました。 それ以来、何度も本書を読み返しています。それはもちろん本書の謙信 に魅力を感じるからです。 終盤にある村上義清との問答の中で、読者は義清の苦悩に触れ、また 人間上杉謙信の苦悩も知らされますが、そこには義清を諭しながらも 自分自身に道義を説く謙信の真摯な姿があり、感動を覚えます。それは とても熱いものですが、しかし清々しくもあるのです。 私の忘れられない一冊です。
川中島の駆け引きが面白い
 この書は、川中島での4回目の合戦を中心に描いた上杉謙信の物語です。  川中島の合戦は、多くの方が物語化していますし、映画などにもなっていますから、おなじみの物語です。  僕は、高校時代に井上靖さんの「風林火山」を読んだ後、この本を読みました。というのは、この本は合戦の一部を描いた作品だからです。  上杉謙信や川中島の合戦の全貌を知りたい方にとっては、物足りないと思いますが、その合戦での一部の駆け引きに興味があれば、面白いと思います。


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豊臣秀吉の出世話としての物語
 奔放な少年時代を過した日吉が、戦国の世に終止符を打ち、新しい時代へ導いていく物語。まさに、秀吉の出世話が、面白く描かれています。もともと秀吉側近の手による書の物語化ですから、彼の面白い人生が中心に描かれています。  僕は、小学生の頃読みましたが、昔から聞いていた物語通りの秀吉を感じることができました。
感服
ページをめくる手ももどかしいほど先を読み進めたくなるような本に出会う経験はなかなかないと思います。そういう本に出会えることはある意味とても幸運なことです。 p 本書は、誰でも知っている豊臣秀吉が貧乏百姓の腕白坊主から信長に出会い、太閤となるまでを時代の流れや、その時代の人々の生活や文化などを織り交ぜながら語っていく長編歴史小説です。全11巻、非常に長いと思いますがその長さは決して苦痛ではありません。 p 織田信長や徳川家康の戦いや政治に対する才能は多く誰もが知っているものですが、豊臣秀吉にああいった外交戦略の才能があったとは・・・「猿」と呼ばれ親しまれたあの仮面の下には驚くべき才知が隠されていたのです。主役は秀吉なのですが、時の武将すべてが主役といった感じち?、誰の視点に立って読んでも面白いと思います。 p 冒頭で書いたページをめくるのも・・・というのは、本能寺の変で信長が討たれるあたりから柴田勝家を倒すあたりまで、徹夜して読んだほどです。吉川英治さんは本当に描写の巧みな方ですね。 p 誰もが歴史的事実としては把握している出来事ですが、真相はこうも面白いものなのか!!と感じました。今ある歴史は本当に小さな偶然が積み重なってできているのですね。個人的にはもう少し先まで描いて欲しかったと思うのですが・・・ p 本書を読まれるにあたって、事前に是非吉川英治著の「三国志」を読まれることをお勧めします。この時代の武将たちが、いかに中国の特に三国志の時代に影響を受けていたかが分かって2倍楽しめると思います。


おすすめ度

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吉川 英治  
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くちコミ情報
戦時協力の履歴
が、どういう内実のものであったのかは、すでに幾つかの検証記録がありますので、それらにゆだねましょう。問題は、この作家が最終的には、どういう立場に立ったのかということです。特に最後の2年は健康上の衰えが明白でした。彼の魂はいずれの側にあったか!!
吉川英治作品の NO.1 とは思わない
私が読破した吉川英治作品は本作品以外に『三国志』『新・平家物語』『私本太平記』くらいであるが、それらにあって本作に描かれていないのは「他者とのつながりの中で生きる者の苦悩、共同体・組織に所属する者としての苦悩」である。妻や子のため孝を捨てる、一族郎党のため不忠の者となる、あるいはその逆パターンと言った苦悩を一匹狼である武蔵が背負うことはない(ゼロではないが)。私の本作に対する評価が他の吉川英治作品より一ランク低いのは、そういった人間としての苦悩が描かれていないためである。
人生の教科書となる作品
 吉川英治作品は初めて読みました。本作品のことは以前から知っており、大河ドラマで放映されていた時には読もうと思いましたが、結局読みませんでした。  最初のほうこそそんなに面白くはなかったのですが、読んでいくうちにどんどん面白く、そして引き込まれていきました。  読んでいて一番感じられたのは、「教えられることが多い作品」だということです。特定の人物からではなく、すべての登場人物から学ぶことができます。  しかし、なぜこの作品をもっと早く読まなかったのか不思議でしょうがありません。読み終わった今深く後悔しています。  まだ読んだことがない人はぜひ読んでほしいです。きっと何かを学ぶことができると思います。
まさに不朽の名作
 この本を読まずして、「趣味は読書」と書く人がいたら、まさに片腹痛しです。いったいあなたは何を読んでいるんですか。今から70年ほど前に書かれたものですが、今なお読むに耐えるエンターテイメントがどれほどありますか。直木賞は有名でも、その冠たる直木三十五の小説を読んだ人いますか?私は著作を挙げることさえできません。今の小説で70年後も読まれるであろう小説がいったい何冊ありますか?この小説はあと50年は大丈夫です。あなたは自分の孫と小説の書評ができます。素晴しいことではないですか。  ラストの佐々木小次郎との決闘はあまりにも有名ですが、このほかにも光るシーン、エピソードがいくつもあります。これを題材にしたドラマや映画を観ると監督になりたくなります。あまりにもイメージと違い、自分で撮り直したくなるのです。皆さんもそういうことよくあるでしょう。俳優も皆さんの好きなベストキャスティングを組んでもらって結構です。あなたが敏腕プロデューサーです。すべてがあなたの思いのまま。  新聞に足掛け5年連載されてたため、話が間延びして面白くないところもあります。作家の気分、筆の運び具合がそのまま文章に出ているのです。吉川英治ほどの大家でも原稿のマス目を埋めるのに苦労をしていたのかと思うと親しみも湧いてきます。  また、最近、有名な古武道の先生が、この本は武術家の心理がよくわかっている、と語っておられ、驚きました。何、そんな高いレベルで書かれていたものだったんですね。道理で読み継がれるわけです。
小説もロクに読んだことの無い自分ですが・・
吉川英治氏の小説を読むのも初めてで、 尚且つ小説も滅多に読まないのですが、 あまりの面白さに、寝るのも忘れて読みふけってしまいました。 この小説を読んでいくに従って、 「宮本武蔵」という人物に尊敬の念を抱くようになり、 また「生きる力」と「強さ」を教えられた心地がします。 読む者を、いつのまにか虜にしてしまう、 吉川英治氏の珠玉の作品に、私は心を打たれてしまいました。 この気持ちは、読んだ方にはきっと分かっていただけると思います。 多くの方に、力を与える作品です。 普段小説と無縁な方にも、是非読んでいただきたいなと思いました。
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