通販ナビは毎日新鮮!最新売れ筋ランキングです
[ 伊坂 幸太郎 ]
Add Favorate
Home
和書
エレクトロニクス
ホーム
&キッチン
音楽
DVD
ソフトウェア
ゲーム
おもちゃ
&ホビー
洋書
和書
音楽
DVD
ゲーム
家電・PC・エレクトロニクス
ホーム&キッチン
おもちゃ&ホビー
PC ソフトウェア
洋書
DVD&VHS
VHS
曲名
クラシック音楽
スポーツ&アウトドア
ヘルス & ビューティー
時計
ベビー&マタニティ
シューズ&アパレル
本
コンピュータ・インターネット
語学・辞事典・年鑑
科学・テクノロジー
ビジネス・経済・キャリア
教育・学参・受験
こども
コミック・アニメ・BL
資格・検定
医学・薬学
ポスター
社会・政治
実用・スポーツ・ホビー
暮らし・健康・子育て
投資・金融・会社経営
アダルト
歴史・地理
新書・文庫
アート・建築・デザイン
文学・評論
カレンダー
雑誌
楽譜・スコア・音楽書
エンターテイメント
人文・思想
ノンフィクション
旅行ガイド
タレント写真集
ゲーム攻略本
English Books
エレクトロニクス
ホーム&キッチン
ミュージック
DVD
ソフトウェア
ゲーム
おもちゃ&ホビー
スポーツ&アウトドア
ヘルス & ビューティー
時計
ベビー&マタニティ
シューズ&アパレル
[
携帯版
]
伊坂 幸太郎
の売れ筋最新ランキング [2009年01月08日]
6ページ中
1
ページ目を表示しています (
1
~
10
件)
おすすめ度
【
関連のオススメ商品
】
・
チルドレン (講談社文庫)
・
魔王 (講談社文庫)
・
重力ピエロ (新潮文庫)
・
ラッシュライフ (新潮文庫)
・
オーデュボンの祈り (新潮文庫)
グラスホッパー (角川文庫)
伊坂 幸太郎
¥ 620(税込)
通常24時間以内に発送
ジャンル内ランキング:1871位
カスタマーレビュー数:52
【
くちコミ情報
】
ジャック・クリスピン曰く
初出は2004年7月。作者自身が一番達成感があった、と言うのも頷ける。キャラタ・伏線・構成どれをとっても『伊坂ワールド』が完成したと確信できる傑作だ。 『グラスホッパー』は殺し屋の話だ。ただいつもに増してリアリティがあって、まるでジェフリー・ディーヴァーを読んでいるような感覚に襲われた。普通の日常に出てくるキャラクタがすっぽりはまって何の違和感もない。交差点で待っていて、後ろに『押し屋』がいてもなんらおかしくないし、日々ニュースで伝えられる自殺の現場に『鯨』が実はいてもおかしくない。犯人不明の殺人現場に実は『蝉』がいても不思議ではない。そういうところがこのストーリーをより刺激的にしていると思う。 ところで文中によく『ジャック・クリスピン』という奴の台詞がで来るのだが、聞いたこと無い人名なので検索してみたが・・・どうも伊坂の創作した人物らしい。このあたりも実に面白い。
奇妙な現実感。
伊坂幸太郎は実に巧みな文章を書く。伏線の張り方には 独自のテイストが溢れており、テンポの良い文章は小気味良く 読み手の脳内を踊る。固定ファンが多いのも頷ける。 本作のテーマは「殺し屋」、主要人物は2人の殺し屋と妻を 自動車事故で亡くした1人の男。人が次々と死に、それらの生死が 淡々と紡がれていく世界。どう考えても現実離れしているのだが、 にも関わらず奇妙な「現実感」を感じてしまう。そこに伊坂の 表現力の妙がある。 常軌を逸した冷酷無比な表現は好みが分かれるかもしれないが、 独特のブラック・ユーモアがそこかしこに軽快に塗されており、 所謂「ハードボイルド」的な重さは感じられない。 最後まで一気に読めるはずだ。 ナイフ使いの「蝉」、自殺専門の殺し屋「鯨」というキャラ立ちした2人。 主要人物が何しろ「殺し屋」なのだから、彼等に感情移入して楽しむ タイプの小説ではない。一般人であれば、そもそも殺す側、 殺される側の感情の機微に自分を重ねることなど、はなから できやしないのだ。無論、フィナーレに救いを求めてもいけない。 法規社会では決して許されない殺しを新しいタイプの「エンタメ」 小説として仕上げた、そこに作者の意図がある。
死者の言葉
「魔王」を読んでから「グラスホッパー」を読んだのだが、舞台装置は全く違うけれども、内容はかなり似ていると感じた。そもそも読もうと思ったきっかけは、週刊少年サンデーの連載なのだが、あちらでは2作品が再構成されている感じなので、そもそも言いたいことは同じだったのかもしれない。 最後まで救いはないし、結局は自分たちの知らない所で事件は収束してしまうわけだけれども、実際の世界もそんなものかもしれない。
最後の1行を読んだ時、もう一度読み返したくなりました
「元教師:鈴木」「自殺専門の殺し屋:鯨」「ナイフつかいの若者」の3人の視点から、「押し屋」と呼ばれる殺し屋を追いかける話の展開。 3人の視点の移り変わりで1つの話が流れるというわけではなく、3人それぞれのストーリーが、どこかしらでそれぞれが関わり、最終的に1つの結末に向かうというストーリーです。 その話の流れ方に特別、目新しさは感じないのですが、「「押し屋」の正体は?その行く末は?」がとにかく気になり、最後まで夢中で読みました。 確かに数多くの人達が、殺し屋達によって何の躊躇もなく殺されます。 そのシーンだけ見たら、非常に残忍で暗くて重苦しいです。 しかしその殺し屋達も、「かつて自分が殺した人間の亡霊」を見たり、映画の不遇な主人公を自分と重ね合わせるなど、今現在の自分にたとえ無意識でも満足していないんだという一面を見せられたり、話の過程で子供がからんできたりする所などは、全体としては暗さ、重さを軽減させる要素となっています。 何より終盤でそれまで思いもよらなかった展開があり、その時点でそれまでに伏線が敷かれていたことに気づくなど、読み終わった今、小説としてよく作りこまれている印象が強いですね。 特に最後の1行を読んだ時、まだ何か気づいていない部分があると感じ、もう一度読み返したくなったのは私だけでしょうか…。
人間は虫に近い
最初の1ページ、人間は、動物よりもむしろ虫に近いのではないか というのが筆者の問いかけかと思います。虫という意味は、感情、愛がないという意味です。4人+αの登場人物がでてきますが、それぞれの登場人物が、人間、動物、虫、植物の象徴になっており、読者は基本的に人間の鈴木以外には感情移入はできない設定だと思います。その象徴の4人は殺し屋で、いずれ対決するのか、いったい誰が勝つのか!?、話の進み方自体非常に面白く読み応えのある展開ですが、いったい最後はどういう結末になるのか読んでいてわくわくする作品でした。世の中にはこんなに虫けらみたいなやつがいるという風刺も、筆者の弱者に対する同情を感じます。
おすすめ度
【
関連のオススメ商品
】
・
オーデュボンの祈り (新潮文庫)
・
重力ピエロ (新潮文庫)
・
グラスホッパー (角川文庫)
・
チルドレン (講談社文庫)
・
陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)
ラッシュライフ (新潮文庫)
伊坂 幸太郎
¥ 660(税込)
通常24時間以内に発送
ジャンル内ランキング:1045位
カスタマーレビュー数:105
【
くちコミ情報
】
寓話的、アイコンと時差
面白かった。 読者に上手に考えさせる小説だと思います。 よく出来ているなあと感心しました。 本書「ラッシュライフ」には、 人生に関する深い感動があるわけでもなく、 巨大な謎を解く達成感があるわけでもありません。 物語を深く、謎めいてみせる技巧によって、 物語そのものが何だったのかを考えさせる、 寓話的な面白さがあります。 5つのストーリーを貫くのは、 何かを象徴するかのようなアイコン。 老犬、エッシャー展を開催する展望台、 「好きな日本語を書いてくてれ」と言う白人女。 読み進めていくうちに、 これらが何かを象徴しているかのように感じられます。 読者にちらっと「何かな?」と考えさせることで、 物語に奥行を与えています。 一方で説明されずに、 徐々に明らかになるのが時差。 時差が明らかになるのは、 複数の物語が繋がる時。 読了後、 私はエクセルのワークシートを連想しました。 映画でいうと「呪怨パンデミック」。 読者は、 個性や背景の異なる登場人物のうち、 誰かに感情移入できるのではないでしょうか。 私は豊田と黒沢に感情移入できました。 (河原崎と佐々岡夫妻は造形に失敗しているような。。。) 「高橋」と宝くじのエピソード、 郵便局強盗など、 荒唐無稽なストーリーを、 寓話的に見せていく実力はすごいなと思います。 面白い作品です。
この犬がいて良かった、と思った。怖れるな。
オリジナルは2002年7月リリース。伊坂幸太郎の第2作(正確には1996年に『悪党たちが目にしみる』でサントリーミステリー大賞佳作を受賞しているので第3作、でもこの作品を読むのはかなり困難だ)。 読了後最初に思い浮かべた小説は村上春樹の『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』だった。あの作品は2つのストーリーがパラレル・ワールドのように進行する面白さがある。ところがこの作品は5つのストーリーが時間軸をずらしながら同時進行する。その5つがラストに向かって絶妙に絡み合う。むしろ近いのは映像作品でクリストファー・ノーランの『メメント』あたりかもしれない。このストーリーが最終的に絡み合う巧妙さと会話の絶妙さが伊坂ワールドの真骨頂と言うべきなのだろう。つまり、最後にいくほど伊坂作品は面白い。 その上に彼の作品群が相互に時間軸をずらしながら同時進行を始めている。この本で登場する黒澤は『重力ピエロ』にも登場する。著作を積み上げるたびにその傾向は増すだろう。こいつは凄い、と唸らされる作品だ。
騙し絵の檻
初老の美術商とそれに「金で買われた」に等しい若い女性画家、シニカルでストイックな泥棒、新興宗教の教祖を神のように崇める若者、お互いの配偶者を殺す計画を立てる不倫カップル、職を捜し求めるうらぶれた中年男…。 それぞれに、lash(激しく打つ、濫費する)、lush(豊潤な、景気のいい)、 ash (無分別な)、 ush(突進する、殺到する)lifeを送る人々の人生はところどころクロスオーバーしつつ、破局や大団円へと向かう…。 伊坂の2作目の長編にして実験的な群像劇。それぞれの人生の断片が、シャッフルされて順不同に並べられたかのようであるが、読み進むにつれ、それ以前のシーンが伏線としての機能を果たし、見事にストーリー全体が明らかになっていくような仕掛けが施されている。 実は断片が順不同に並べられたかのように見えるのは、お互いに交錯する登場人物たちの時間の進行に少しずつずれが生じているがゆえの錯覚であり、それぞれの登場人物の視点でプロットを確認すると、当然のことながら事象は時間通り進行している。 このまさに騙し絵のごときストーリーの仕掛けの表象がエッシャーの”Ascending and Descending”(「上昇と下降」)である←無限に上昇する城の回廊を兵士が黙々と登り続けるという やつ(作中、あれは城と兵士ではなく、修道院と僧侶であると指摘されているが)。 ある兵士にとっては、”2階から3階”の階段を上昇中なのだが、見ようによっては(別の兵士にとっては)”3階から4階”の階段を登っているような…。 試してはいないのだが、これらの断片的なシーンを解体して”順序良く”切り貼りしていっても、「上昇と下降」のように、始まりと終わりがつながって、ぐるっともどに戻ってしまうような仕掛けがなされているような気がしてしまうのも、伊坂マジックの術中に嵌っている証かも知れない。 この恐ろしく複雑なプロットを用いて伊坂が描かんとしたことは、詰まるところ「佐々岡」の言葉、 「昨日は私たちが主役で、今日は私の妻が主役。その次は別の人間が主役。そんなふうに繋がっていけば面白いと思わないか。リレーのように続いていけばいいと思わないか?人生は一瞬だが、永遠に続く」 に表れている。そして、伊坂は、最後に人生を肯定的に捉えて、こう締め括る。 ”ラッシュライフ−豊潤な人生” 衝撃度では「オーデュボンの祈り」、読みやすさやエンターテインメント性では「重力ピエロ」に劣るが、才人伊坂を堪能できる一冊である。
重力ピエロに通じる道?
複数の人物とその物語の交錯するいわゆる群像劇なのだが、構成の上手さはもちろん、えてして生真面目になりがちこの手のジャンルの中でこの軽快さはセンスですね(んー、この書き方はセンスないなぁ……)。ラストまで一気にもっていかれて感服、という次第です。 でもこちら、なんか騙されたような読後感もある。文庫の解説も含めて、読者に対するちょっとズルい罠が張ってあったようにも感じるし、技師の手元が少し見えているような。 一部同じ人物の登場する「重力ピエロ」には「私」という一人称の語り手がいて、その存在が物語に翻弄される読者の肩代わりというか代理人を務めてくれていた。だから意外な展開に驚きながらも、どこか著者と楽しみを共有する感覚(そーいうことってないですか?)があったような気がする。その違いは作家としての習熟度(「ラッシュライフ」の方が一年前に書かれている)によるものなのだろうか。 ところで日本語の「ラッシュ」と英語の「lash, lush, ash, ush」を掛詞のように同列に扱うのはちょっとピンとこない。LとRの距離感は、日本人が考えているよりかなり大きいはずなのだ。
時系列
評価が高いので購入しましたが、これほど早く読み終わらないかな〜と感じた本は今までありませんでした。話のはじめに画商が登場し、だまし絵が出てきた時点で、おや?と思いましたが、次々に登場人物が変わり、最後は繋がるのだろうと思いながらも、時系列に整理出来ず苦しみましたと言うか、楽しめませんでした。本来は、この展開を楽しむ本だと思いますが、私には苦痛の何ものでもありませんでいた。
おすすめ度
【
関連のオススメ商品
】
・
砂漠(Jノベル・コレクション) (Jノベル・コレクション)
・
聖女の救済
・
魔王 (講談社文庫)
・
ゴールデンスランバー
・
ガリレオの苦悩
モダンタイムス (Morning NOVELS)
伊坂 幸太郎
¥ 1,785(税込)
通常24時間以内に発送
ジャンル内ランキング:1587位
カスタマーレビュー数:29
【
くちコミ情報
】
メッセージを読み取る作品
最近の伊坂作品はパターン化してるのでは?というレビューには確かに否めない。1冊の本を通して物語が完結していない、ゴール地点にて複数の糸が手繰り寄せられる感じがないというレビューにも否定は出来ないが、それは読み手側が何に重きを置くかで異なる。 文章から、言葉から何かを得たい、考えたい人にとってはとてもお勧めの作品です。私はゴールデンスランバーより好きですね。
面白いのかどうか・・・
ゴールデンスランバーがとてもよかったので、こちらも読んでみました。 残念ながら、伏線の浅さや間延びしたストーリーに正直たいくつになりました。また主人公の奥さんの佳代子が異常に強く描かれていて、大の男を投げ飛ばすなど現実ばなれした設定に、なかなか感情移入できませんでした。 ただ、国家システムや自分の今の幸せについて普段考えることの少ないテーマを突きつけられ、一体何が善で悪なのか、いろいろな角度から複雑に解釈できる数少ない作品だと思いました。
クリック、ドラッグ、検索
勇気はあるか? 浮気を疑う妻に拷問を受ける システムエンジニアの渡辺拓海 ある日受ける出会い系サイトの 仕事を境に変化する日常 きっかけは誰もが不明な部分に 差し掛かると行う日常的な行為 "検索"―。 前半部は意外と情報技術に 携わる人じゃないと不明な点が多い 魔王の続編ということもあり 安藤潤也や詩織、腹話術なども 登場しますが、テーマは別 魔王が統一されることの恐ろしさを 訴えるならば モダンタイムスは細分化されること 構成されることの恐ろしさを 訴える作品だと思います 最後に主人公が言う 勇気の在処 すごく微笑ましたかったです 勇気はあるか?
10年後に書いてもらいたかった。
伊坂作品の中では総じて評価が低いようだが、そんなことはない。むしろ上位に入る作品だと思う。彼の作品を読み始めるといつも、彼独特の文章のせいか、ああまた同じような登場人物が同じように語り合っている、と思って少しげんなりしてしまうのだが、それでも最後まで面白く読ませる技量は特筆に値する。この作品では、その「伊坂節」が特に鼻につく。要するに物語に溶け込んでいないのだ。「魔王」のときにも思ったが、このテーマは「伊坂節」に合っていないと思う。しかし気になる点はそれだけ。物語自体はとても面白い。「伊坂節」がもっと熟成されるだろう10年後に、もう一度このテーマで書いてもらいたい。大傑作になるのではなかろうか。
検索を躊躇したくなる、ちょっと怖い話です。
「勇気はあるか?」 このフレーズからから始まり、最後まで飽きさせずに一気に読ま せてくれるエンターテイメント小説です。 本書は、伊坂幸太郎の最新作。漫画雑誌モーニングで連載された 作品です。「魔王」の続編にあたりますが、それほど関連性もな いので、単独でも楽しめると思います(世界観は似ていますので きらいだった人には不向きなかも)。 ちょっと未来の日本を舞台に、主人公・岡本猛の公私ともにあま りに不幸なな物語が展開されます。彼は、仕事上のトラブルから 事件に巻き込まれていきますが、「検索から、監視が始まる。」 の帯の通り、キーワードは”検索”。なんでもググる現代に対する 著者の警告とも言える監視社会が考えさせられます。 怖くて”播磨崎中学校 安藤商会”とはググれない人もいるかも。 社会問題は置いておいても、エンターテイメントとしても面白い です。ただ、「ゴールデンスランバー」とは違って、最後の爽快 感がない(わざとだと思います)ので、星4つとしました。
おすすめ度
【
関連のオススメ商品
】
・
砂漠(Jノベル・コレクション) (Jノベル・コレクション)
・
グラスホッパー (角川文庫)
・
死神の精度 (文春文庫)
・
チルドレン (講談社文庫)
・
ナイチンゲールの沈黙(上) [宝島社文庫] (宝島社文庫 C か 1-3 「このミス」大賞シリーズ)
魔王 (講談社文庫)
伊坂 幸太郎
¥ 650(税込)
通常24時間以内に発送
ジャンル内ランキング:1295位
カスタマーレビュー数:28
【
くちコミ情報
】
続きを読まねば!
後書きで作者が材料には使ったがテーマではないと断っていますが、「政治」を扱っていることに大変驚きました。浅薄だとの厳しいレビューもありますが、政治の不毛、アメリカとの関係等私にとっては非常に興味のある分野ですので、意外でしたが大変面白く読みました。キャラ設定も相変わらず巧みで、特に犬養首相は際立ってますね。 但し、連続した二つの短編集で更に続編があるからでしょうか、ストーリーの全体観や一連の顛末が見えそうで見えず、デビュー作と同様に非常に想像力を掻き立てられますが、評価のばらつきが正に語っている通り少しだけストレスも残ります。続編も必須かと。
終わり方が…
何気ない日常の中で進行するファシズム…というのがこの作品の主題なのでしょうが、 張られた伏線は答えを何となく匂わせるだけで回収することもなく、 そもそも登場する政治家、犬養の目指していたものがファシズムで、 起こったいくつかの事件が犬養が企図したものだったのかすら曖昧で、最後の最後にまた謎を生んで、唐突に終わります。 最後の文章の後に続く空白と、あとがきでやっと終わった事がわかるくらいで、 読み終えた後は途方に暮れるぐらいです。 国民の政治への無関心と、伊坂作品の独特かつ面白い台詞回しやセンスはよかったのですが、 あまりにも読者を突き放しすぎている気がしました。
文芸っぽくない
私自身が文芸というものに固定観念を抱いているのかもしれませんが、文芸作品全般に感じられる深み? または陰影? のようなものがしっかりと提示されていたように感じられなくて、それが違和感になったのかなと思う。 いや、面白いのは認めます。この手の作風は確かに娯楽要素もあるし魅力的です。 ただ、ライトノベルっぽい設定が強烈というか……。挿し絵とかが入っても違和感がないです。
逆に言えば、無関心が世界を台無しにしている
初出は『エソラ』の2004年12月第一号と2005年7月の第二号。単行本は2005年10月リリース。伊坂の創り出すキャラクタは『何らかの特殊な力』を持っているケースが多い。その最たるものが『死神の精度』の死神千葉だろう。本作の主人公たちも持っている。特に最初の表題作の方は、これって『七瀬ふたたび』のアクティブ・テレパスじゃないか、って正直思った。 ただむしろ感心したのはこの作品で大きく『政治』というものを取り上げたところだ。しかも、リリースされた時期と現実を比較すると、2005年9月11日が小泉首相の郵政民営化選挙なので、本作品の中の政治的状況というのはオバマが『Change』を叫んだり、蟹工船が異常な売れ行きを示した、今の政治的状況に似ている。このあたりの慧眼が伊坂には間違いなくあってスゴイと思う。 ただちょっと気に入らないのは、巻末あとがきで『政治的な事(と見える部分)も全部、著者の乏しい知識と想像力で作られたものです』とわざわざ書いているところだ。むしろ何も語らずこの作品を置いておいた方が面白かったのではないか、と思う。そこが残念だ。
魔王―不自然に整列する不気味さ
本書より先にモダンタイムスを読了した。 モダンタイムスは本書の続編という位置づけにあるとのことなので、本書も読んでみた次第である。 ◆読後感はとてもいい。 ◆ファシズム、超能力、平和憲法 ◇ドゥーチェのマスターはモダンタイムスで出てくる老執事? ◇リング・・・の影響もあるのかないのか。 ◇リングをホラーではなく、社会派小説で書くとこんな感じか? ◇モダンタイムスを先に読んでしまったため、 若干ネタばれ的な部分があった。 ◇安藤兄の能力、弟の能力 ◇その後のストーリーについても分かってしまっているところ ◇あとがきで作者は「政治的な主張をする意図はない」とあるが、 思想的なメッセージがあるような気がしてならない。 ◇単純に右よりな話でもなく、左よりな話でもないところに 好感が持てる ◇さらにいうと考えさせられる。 ◇宮沢賢治の詩はそんなに感動的か? ◆この小説のタイトルでもある「魔王」なるもののについて、 考えさせられる。 ◆われわれはもっと自覚的に生きる必要があるのではないか ◆近隣諸国からさらされている脅威・・・ ◆どこかで(ネット掲示板で)見かけたことあるような話だな・・・
おすすめ度
【
関連のオススメ商品
】
・
魔王 (講談社文庫)
・
ラッシュライフ (新潮文庫)
・
チルドレン (講談社文庫)
・
グラスホッパー (角川文庫)
・
重力ピエロ (新潮文庫)
死神の精度 (文春文庫)
伊坂 幸太郎
¥ 550(税込)
通常24時間以内に発送
ジャンル内ランキング:587位
カスタマーレビュー数:53
【
くちコミ情報
】
「読み終わりたくない」衝動にかられる傑作!!
この短編集は素晴らしい! 私は文章を読むのが激しく遅い。おかげで現代国語の成績が・・・ある友人に相談したところ、「まぁ、まずは黙ってこれを読め」の一言と共にこの本を差し出されました。 短編集でしてね、私は一日に一章読もうと心に決めたわけです。いや、一日一章読むのだって、私的にはかなり大きな目標だったんですよ。なんせ以前、某作者の200頁ほどの小説で一ヶ月かかってますからね、私(つまりは読む気がおこらなかった)。読書におっくうになってたのは、読書に面白さを見出せなかったからなんでしょうね。うんうん。 そんな私がなんと!この本はたったの2日で読み終わってしまった! まず面白いのはこの死神・千葉(主人公)。何事にもクールで着実にお仕事をこなす(亡くなる予定七日前から一週間その人間を観察し、死ぬ「可」きか、死な「不可」きか、判断して上司に報告する)、しかし音楽大好きで店の試聴コーナーに入り浸り、というおちゃめさも持ち合わせる人物像。 人間ではないので、そういった温かい感情は持っていないのですが、彼の冷静な人間観察が面白い!着眼点が違いますよね。死神の視点からみた人間・・・なんとも滑稽、しかし温かい。さまざまな個性的な登場人物を通して、人間って馬鹿だけど、やっぱりいいもんだよね、なんて思ってしまうような人間模様が各章に丁寧に収められている。 もうひとつ面白い点は、短編集でありながら、時をこえて少しづつ章と章が連鎖しているという、作者が大得意な文章構成でしょうか。この構成は憎い(笑)以前に出てきた登場人物の名前が出てくると無性に嬉しくなるんですよね。 そしてこの本は各章ごとに話の傾向がさまざまなので、絶対に飽きない!(雪山サスペンス・恋愛・ほのぼの・・・)この多様なジャンル全てに適応できる千葉さんも素晴らしい(笑) 騙されたと思って読んでみて下さい。絶対、絶対面白いから!!
何度も読み返したくなる短篇集
主人公は「死神」、名前は千葉。各短編ごとに、それぞれ別の人間の姿になって登場する。 あるときはちょっとガラの悪い中年男、あるときは20台のモデル並のルックスを持った好青年。 情報部から下された命令に従ってターゲットとなる人間を7日間観察し、 「可」−すなわち死ぬことになるのか、それとも「見送り」にするのかを判定するのが彼の仕事。 死神に、人間の心は解らない。人間の世界のことも、解らない。 そんな千葉がただ淡々と"仕事"をこなす背景に、 人間の持つ本来の人間らしさ−優しさや健気さに触れながら、 少しづつ、少しづつだが、微妙に彼の心が変化していく様子が絶妙な加減で描かれており、 読み手の心を捉えてぐいぐいと物語に引き込んでいく。 何度でも読み返したくなる伊坂作品一押しの一冊。
人が生きているうちの大半は、人生じゃなくて、ただの時間、だ
初出は『オール讀物』2003年12月号から2005年4月号及び『別冊文藝春秋』255号。単行本は2005年6月リリース。伊坂幸太郎の創り出すキャラクタの中でも出色の一人、死神『千葉』がステキだ。 伊坂の手にかかると死神は、 1.CDショップでひたすら音楽を愛し、 2.苗字に街の名前を持って、 3.受け答えが微妙で、 4.素手で触ると気を失わせ、寿命を1年短くする 者となる。この辺の削り込みが良い。 短編6作だがぼくは最後にいくほど好きだ。『旅路を死神』・『死神対老女』の味わいは他の作家では得られない。
ハードボイルド且つコミカル
何処かしら行き当たりばったりで常に読者の予想を裏切ってオリジナルな世界で楽しませて呉れる作者ですが、本作を読むと実に綿密に計算され尽くされていることがよく分かります(当たり前)。 ハードボイルド風のキャラも納得ですが、それが何処かコミカルな味を持ち合わせており、相変わらず設定の妙が冴えてますね。大変読み易くもある佳作です。
幅広い層に支持されることが納得できる作品
設定や物語の進行は、すごく良く書けたライトノベルのような印象。読みやすくて程よく深い。幅広い層に人気があることも納得できた。 第一章を読み終わった後、「どうせ最後はこうなるんでしょ」と思って読み進めていたら、最後には少しだけオマケが用意されていて嬉しくなった。結局殺しているのは主人公なんだけれどねw すごく文芸しているわけでもないけれど、だからといって力を抜いてしまうような作品でもない。気楽に読んで、少しだけ良い気分にさせてくれる作品だった。
おすすめ度
【
関連のオススメ商品
】
・
魔王 (講談社文庫)
・
I LOVE YOU (祥伝社文庫)
・
陽気なギャングの日常と襲撃 (ノン・ノベル)
・
モダンタイムス (Morning NOVELS)
・
終末のフール
砂漠(Jノベル・コレクション) (Jノベル・コレクション)
伊坂 幸太郎
¥ 980(税込)
通常24時間以内に発送
ジャンル内ランキング:1819位
カスタマーレビュー数:13
【
くちコミ情報
】
兎に角読んでもらいたい!
伊坂ワールド全開な青春小説. 実際にいそうな登場人物たちと共に繰り広げられる大学生活は,懐かしさと少しの寂しさを思いこさせてくれた.大学時代の自分を思い起こせば北村と西島を足して割った感じの人間だった.ここまで友達には恵まれはしなかったが・・・ 四季をめぐる章の構成は,最後にささやかな驚きを与えてくれる作者らしいプレゼント. 兎にも角にも多くの人に本を手に取り読んでもらいたい.止まらなくなること請け合いだ.
新年読書三昧
ラモーンズが流れる中、物語が進んでいく。魅力的な登場人物達。そんな大学生活を送りたかったぜ、と思わず思ってしまうほど、現実離れしてますよ。でもこれくらいの高みをもっていないと青春小説はおもしろくありません。高校生諸君、こんな楽しい生活が待っていると思うと受験勉強にも力が入るでしょう。そんな意味で、この物語は必要なのです。 でもいい作品ですよ。
人生は砂漠
鳥瞰型の北村君視点での大学生の学生生活を描いた青春小説。 でも実際は西嶋君が主人公のようなくらい中心的存在に感じました。 とにかくキャラがすごくおもしろい。 西嶋君のあの独特のしゃべり方は、何回か吹き出しそうになりました。 特徴的な髪型の鳥井。超能力が使える南。抜群に美人な東堂。 そして西嶋。北村。・・・皆をつなぐきっかけになったのは鳥井宅での麻雀。 大学生ならではの気楽さや時間の過ごし方。 そんな中で起こる現実的な事件を通してみんなが成長していく。 それぞれが最後に輝く瞬間を見たとき、青春だなぁと感じました。 ただ、話の中心が麻雀で、ルールが全くわからないので読んでて疲れました。 あと、伊坂さんらしさといえば・・・今回は“チルドレン”でしたね☆
砂漠へ望む前に
数年前に伊坂ファンになり、今作が単行本で出て以来、読みたくてウズウズしていました。 そして「文庫版は何時出るんだ!?」と待っていたら、いつの間にか新書で出ていたと言う…迂闊でした。 ちゃんと調べておけば発売日に買えたのに。 やはり、伊坂幸太郎だけあり、サクサクと楽に読めます。 会話も伏線もまるで無駄がなくて良い感じ。 全体的には「陽気なギャング〜」のようなノリですかね。 キャラクタも魅力的で、個人的には西嶋が何となく「チルドレン」の陣内っぽくて好きです。 友情あり、ミステリー要素あり、恋愛あり、と「青春小説の新たなスタンダート」と言うだけの事はある内容です。 大学へ入る前にこの小説を読めたことを感謝したいと思います。
大学生感覚
社会という「砂漠」に向かう前の、大学生の青春物語。 いかにも、日本の大学生らしい会話と生活。 気の合う仲間とつるんで、麻雀をして、女の子と遊んで、ちょっと冒険をする。 「ノルウェイの森」以降の、日本の青春文学の伝統を踏襲しながらも、超能力とかが出てきたり、ちょっとした文面トリックがあったりするあたりは、やっぱり伊坂。 ああ、たしかに大学生のころは、こんな時間の流れ方だった、と思い出す。 世界への見方も、時間の流れ方も、文面も、大学生感覚。そこがおもしろい。 鳥井は「軽さ」、西嶋は「根性」、北村は「クールさ」、それぞれ青年が格好いいと評価するモチーフをキャラにうまく分配している。 男の子に比べると、女の子のキャラづけはちょっと弱いか。 軽くゆるく読める本。 題名はちょっとださいけど、そのだささもまた青年らしくていいかと。
おすすめ度
【
関連のオススメ商品
】
・
モダンタイムス (Morning NOVELS)
・
フィッシュストーリー
・
終末のフール
・
告白
・
砂漠(Jノベル・コレクション) (Jノベル・コレクション)
ゴールデンスランバー
伊坂 幸太郎
¥ 1,680(税込)
通常2~5週間以内に発送
ジャンル内ランキング:1230位
カスタマーレビュー数:110
【
くちコミ情報
】
この手法は好きではありません。
登場人物の過去の関わりと現在を交錯させていく手法は好きではありません。読みにくいし読み手の意識を途切れ途切れに分断されるのでイライラさせられます。
「イメージ」で物事を判断するという考え方を見事に利用したストーリー
首相暗殺の濡れ衣を着せられた男の逃亡劇が壮大に描かれていて読み応えがあった。情報操作によって真実が隠された状態でも、人は大した根拠もないまま「イメージ」で物事を判断する、という考え方を見事に利用したストーリーだと思う。 主人公青柳の人のよさも好感がもてたが、それに加えて周りの登場人物の魅力が際立っていた。大学時代の友人の森田、カズ、元恋人の樋口晴子、青柳の同僚の岩崎英二郎、花火工場社長の轟、そして痴漢を許せない青柳の父親。誰もが青柳が首相暗殺の犯人だと思っている中、マスコミが報道する内容を鵜呑みにしない青柳への信頼感に胸を打たれた。元恋人の樋口晴子が考えていた「花火を眺めるもの同士が同じことを考えることがあるように、この瞬間に青柳雅春が同じことを思い出すこともある。少なくとも彼が犯人でないと信じているのだから、何かできることがあるのならやるべきだ」というのが心に残っている。 また、青柳の父親のマスコミに対するインタビューは感動的だった。「俺は雅春を信じたいんじゃなくて、あいつが犯人じゃないことを知っているんだ。本当に雅治が犯人だと信じているなら、何か自分の人生によって大事なものを賭けろ。おまえたちは今、それだけのことをやっているんだ。俺たちの人生を勢いだけで潰す気だ。自分の仕事が他人の人生を台無しにするかもしれないんだったら覚悟がいる。他人の人生を背負うなら覚悟を持てよ。雅春、こっちはどうにかするから、ちゃっちゃと逃げろ」というコメントは、息子を信頼する親の強い意思が感じられた。
つまらない
今年のミステリー大賞1位みたいな宣伝につられて読んでます。 半分過ぎまで読んでるんですけど 本当につまらない。 全然、緊張や興奮も伝わってこないし 読むのが苦痛です・・・・ もったいないので最後まで読むけど なんでこれが1位なのか理解出来ない。 告白の方が断然面白いです。
疑問をもってはいけない
教科書倉庫ビルが拠点となって国家元首が暗殺されたんだろ。それもパレードの最中に。なぜ、マスコミは『ケネディ暗殺事件の模倣か?』『次の1手も模倣されるのか?』『そもそもなんで模倣されたのか?』と騒がないのか? なぜ、はめられた人たちは『巨悪は誰なのか?何のためにこんな大事件が起きたのか?何で巻き込まれたのか?』には関心をもたずに逃げることに専念できるのか? なぜ、主人公は首相選の投票権を持っているのか(P90)?政治に興味がないのに党員なのか?それとも直接選挙っていう設定か?この矛盾がないと成立しないストーリーなのか?最後まで気になったけど何か読み落としているのか?等々。 そして一番大きな疑問が国家元首暗殺の軽さ。ケネディが暗殺された時、米国民は、怒り、困惑し、不安に震え、深い悲しみに沈んだのではなかったか?しかし、なぜ、芸能人の離婚を追い回すレベルのマスコミと大学サークルのノリの社会人は三面記事程度の緊張感しか持っていないのか?そもそもケネディ暗殺事件をモデルにする必要性はあったのか? てな疑問を持っているようでは伊坂ファンにはなれないんだろうな。
伊坂敵娯楽小説の頂点
仙台で起きた首相暗殺事件、一人の青年・青柳という男が、その犯人の濡れ衣を着せられてしまう。 しかし、早くも序盤・第3章の「事件から20年後」で、"結末"が明かされ、 そこからまた事件当時に戻り、青柳の逃亡劇が開始する。 ピンチに陥った彼の"現在"、その合間に差し込まれる大学時代の眩しい思い出。 双方の対極とも言えるカットバックの絶妙なバランスに心を捕まれ、自分の青春時代を同時に思い起こしながら読んだ。 お得意の時系列の使い方も見事で、青柳の逃亡の"現在"と、彼の大学時代の恋人・樋口晴子の"現在"、 これらがピタっと重なりあったところから物語は一気に加速。 中だるみもなければ、飽きることもなかった。 結末は分かっているのに、どうしてこんなに夢中になれるのか。 この作品で言えることは、ただひとつ。伊坂さんは天才。 面白さの中にも、やはりお決まりだが、感動する場面、台詞、沢山用意されている。 それらはここで説明するよりも、ぜひ、読んで味わっていただきたい。
おすすめ度
【
関連のオススメ商品
】
・
グラスホッパー (角川文庫)
・
アヒルと鴨のコインロッカー (創元推理文庫)
・
死神の精度 (文春文庫)
・
ラッシュライフ (新潮文庫)
・
魔王 (講談社文庫)
チルドレン (講談社文庫)
伊坂 幸太郎
¥ 620(税込)
通常24時間以内に発送
ジャンル内ランキング:1068位
カスタマーレビュー数:34
【
くちコミ情報
】
伊坂幸太郎入門書
伊坂作品の中で、これほどほのぼのとした雰囲気のものは他にないのでは。 破天荒だが魅力的な男・陣内を主人公とした5つの連続短編集。 人の言うことには決して耳を貸さず、我が道を突き進む。 だけどそんな陣内の言動は、何か、周囲に不思議な影響を与えてしまう。 連続短編と言っても陣内の大学生の頃の話と、それから10数年後、家庭裁判所の調査官に就いてからの話、という風に "現在"と"昔"、物語は二つの空間を行き来し、最後に全てがひとつの線で繋がっていく・・という構成。 それぞれの語り手は陣内の周囲にいる人物。 第三者の目で見た彼の"不思議さ"がちょっとファニーにも描かれていて、 だけどそれぞれの語り手がとてもあたたかく彼を見守っている姿が思い浮かび、それが微笑ましく、心があたたまる。 「そもそも、大人が恰好良ければ、子供はぐれねえんだよ」 これは、表題作「チルドレン・U」での陣内の台詞。 少年犯罪や家庭問題で裁判所へやってくる子供や親子の心を、その独自のやり方でしっかり掴んでいく陣内。 彼の調査官としての生き様、考え方、台詞、どれもとても魅力的。 スパイスではなく癒しの1冊なので、心を休めたいときに手にとってみてほしい。
のびのびと楽しい
デビュー作や『ラッシュライフ』を読んだ時にはその溢れるばかりの才能とオリジナリティーに文字通り圧倒されましたが、本作はいい意味で力が抜けており、一部で批判されているウンチクの押し売り(私はそうは思いませんが)的な要素も余り見られません。『陽気なギャングが地球を回す』と同様に、気負うことなく気楽に楽しむことが出来ました。ジャンルという程大袈裟なことでもありませんが、作者自身も短編集ということもあってか何か新しい方向を試しているような、そしてそれを楽しんでいるかのようです。 最後のページを閉じた瞬間に、中1の息子に読んでご覧と薦めました。
伊坂幸太郎で一番好き!
陣内のキャラが爽快です。 伊坂幸太郎さんの作品の中で一番好きな人物です。 話は短編集という形式でそれぞれ語り手も違いますが、長編小説のようにしっかりとしています。 とても読みやすいので初心者にも勧められます。 チルドレンの中で、家庭裁判所の陣内さんの言葉がとても爽快でした。
世の中って
2004年に出た単行本の文庫化。 5篇からなる連作短編集。短編同士が複雑に絡み合っており、再読、再々読を要請されるような本であった。何度も読み返すことで、多様な楽しみ方が出来ると思う。 トリックスター的な存在が、悪を打ち倒して世界を救うという、伊坂作品に共通するテーマが色濃く描かれている。読んでいて小気味いい。作品の完成度もかなり上がっているように感じた。テーマも文章も読みやすく工夫されているし。 一方で、読み飽きた、毒が薄くなってしまったという印象も。
伊坂さん!!
伊坂さんの作品で初めて読んだ本です。 キャラクターがとてもよくて、お話にすぐ引き込まれます。 私はこの作品に出てくる、陣内が大好きです。 伊坂さんの作品は話が繋がっているので全部読んでこその楽しみもあります。 文の書き方も読みやすく、井坂さんならではの表現やwo dがあり、絶対に一度読んだらはまってしまいます。 伊坂さんの作品の中でチルドレンは私の一番のお気に入りです。
おすすめ度
【
関連のオススメ商品
】
・
陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)
・
砂漠(Jノベル・コレクション) (Jノベル・コレクション)
・
終末のフール
・
チルドレン (講談社文庫)
・
グラスホッパー (角川文庫)
陽気なギャングの日常と襲撃 (ノン・ノベル)
伊坂 幸太郎
¥ 880(税込)
通常24時間以内に発送
ジャンル内ランキング:2338位
カスタマーレビュー数:39
【
くちコミ情報
】
日常だねえ
『陽気なギャングが地球を回す』の続編。前作を読んでいると楽しいこと請け合いだが、本書から読み始めても何の問題もない。 どうなのだろうか。面白いのだろうか、この本。従来の伊坂作品からすると、文体やノリはいっしょだが、どこか核となるものが抜け落ちてしまっているような気がする。普通に面白い話だが、ただそれだけというような。 逆に、伊坂作品の読みにくい要素が抜けてしまったとも言える。そのため、最後まで気楽に読むことが出来た。うーん、どう評価したものか。
目的遂行途中の会話とユーモアがステキ。
大人の香り、真剣なときに起きるズッコケパターンがおもしろい。プロにも読めない不測事態に、滑りながらひとつの頂点にチャレンジしていく姿がすてき。また、その遂行過程で、客観的に自分たちがいる状況を判断し、共同作業を円滑にすすめる上でかかせないユーモアの会話がかっこいい。こんな4人と仕事をしてみたい。
もどってきました!!
映画みてガッカリしたすぐ後に読みました! 4人の日常が個々に丁寧に描かれていてそれが徐々に1つになっていく。。。 とっても読んでいて爽快でした。 前作を見ているから余計に内容がわかって面白さが増しますが これ単体で読んでもそれなりに面白いと思います。
後半の襲撃のほうがちょっと?
前作(陽気なギャングは世界を回す)の続きで、初めに4つの短編があってこれが「ギャングの日常」、それにつづく中編小説が「ギャングの襲撃」という構成になっている。 読んでいて楽しいのは前作と同じ。 作品のレベルは、うんそうですね、短編は申し分ないのですが中編小説はちょっと低い。 短編が面白かったからわたしとしては文句はないけれど、文庫になってから買うという選択もありかと思います。 後続の中編小説は襲撃先が銀行じゃないから、金目当てじゃないからつまらない。 ギャングの目当ては「金銀珊瑚」じゃないとね〜〜。 ついでに人助けはOKですが、人助けを目的にしちゃギャングが廃る。 文庫になるまでに時間がかかりすぎて、なんだっけ前の話は?が予測される場合は、すぐにお買い求めいただきたく。
こんな強盗団なら遭遇してみたい。
他人の嘘が見抜ける男、完璧な体内時計の持ち主、天才スリ師、演説の名人。 銀行強盗である4人が、べちゃべちゃとくだらない話をしながらトラブルに巻き込まれていくシリーズの2作目。今回は銀行を襲いつつ、人助けをする話。 一応サスペンスの形をとってはいるものの、起こる事件や謎についてはあまり評価はできません。著者自身が「現実離れした内容になりました」と言っている通り、都合のいい偶然が起こりすぎ、うまい方向に話が進みすぎです。 とは言うものの、本書の魅力は事件解決にあらず。主役の4人組がユーモアな会話を繰り広げながら、それぞれの特殊な能力を使い活躍していく姿がなんともいえず面白いのです。ギャング団というよりはギャグ団?
おすすめ度
【
関連のオススメ商品
】
・
チルドレン (講談社文庫)
・
陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)
・
重力ピエロ (新潮文庫)
・
グラスホッパー (角川文庫)
・
ラッシュライフ (新潮文庫)