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[ 三本木 亮 ]

         


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   三本木 亮 の売れ筋最新ランキング   [2009年01月08日]
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カスタマーレビュー数:2

くちコミ情報
一球の背後に溢れる心理学的要素
野球を対象としながら、選手がグランド上で見せる様々な場面の一つひとつを丁寧に分析する労作。その際用いられるのが心理学や運動生理学的手法である。 これによって、例えば「どうして外野手は打球が飛んだ瞬間に落下点を予測できるのか」「どうして投手はダーツの真ん中に矢を当てるよりも高い精度で球を投げることができるのか」といった問いに答えを出している。 確かに、スポーツ選手の成功は、豊かな体格や恵まれた運動神経、あるいは不断の努力によってもたらされるかもしれない。しかし、そうした成功の裏にはどの選手にも共通する構造があるのではないか。そのような視点で描かれる本書は、野球が、単なる「投げた、打った」の活劇ではなく、最新鋭のコンピューターでさえ再現できないような、身体の緻密な作業によって支えられているきわめて高度な営みであることを明らかにする。 本書の原題は"The Psychology of Base all"である。『一球の心理学』という邦題から「一球の駆け引きとそれにまつわる人間の心理の機微を教える本」と理解する向きもあろうが、むしろそうした一球の駆け引きよりも、一球の背後にどれだけ心理学的要素が満ち溢れているかを教えるのが、本書の最大の魅力であろう。 野球の実践にも観戦にも、一読に値する一冊である。
野球と心理学の本格的な融合
サッカーやラグビー、バスケットなどと違い、野球は止まっている時間が長いスポーツである。そのため他のスポーツと比べて、心理的要素が占める割合が高い。特に一打逆転のチャンス(=投手から見ればピンチ)などでは、配球を読んだり迷ったりする“間”がある分だけ、心の持ち方一つで勝負の明暗がくっきりと分かれてしまう。そういう観点で言えば、野球はもっと心理学的知見が活かされてもいい分野であり、高度な学問的資産を取り入れることで、プレーヤー及び指導者全体のレベルアップに大きく寄与するのではないだろうか。 米国の心理学准教授が著し、元日本人メジャーリーガーが訳した本書は、本格的な心理学と野球の融合という意味では嚆矢と言える一冊。米国ではこうした本は何冊もあるようだが、これを機に日本でも、例えば古田敦也と大学研究室とのコラボレーションによる「野球心理学」の本等が刊行されたらうれしい。


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¥ 1,470(税込)
通常24時間以内に発送
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カスタマーレビュー数:4

くちコミ情報
新しい考え方が得られます。
面白く読めました。最近、等価変換理論、TRITZ、チャンス発見論に関する本を続けて読んでいて、それらに通じることも書いてあり、得ることが多かった書です。偶然にも連続して違う角度から知識を得られた事から評価はよくなりました。この本の内容だけでも十分に新しい物の見方が得られるので、お勧めです。
「制約」をかけられた思考で、知識を結合し、理論が作れるだろうか
 著者のレポールとコーエンは、ともにゴールドラットの唱える制約条件の理論(TOC: Theo y Of Const aints)の普及に努める専門職。タイトルにデミングの名があるが、1900年米国生まれのデミングに言及するのは継続的改善のサイクルで、1948年イスラエル生まれのゴールドラットの制約理論を中心とした著者らの提唱する「継続的改善のための10ステップ」を述べたもの。  その10ステップだが、特有の法則や手法が非常に多い。10ステップを実行するには、5つのサブステップや6つのサブ段階、ツリーの作成による思考法などを用いる。決して、分かりやすいゴール到達のための知識と理論ではない。  しかしわれわれは、よく考えもせず改善だ、改革だと言ってしまっていることは、よくある話しである。何に注意を向けるべきか。1)何を変えるのか、2)何に変えるのか、3)どのように変えるのか、の三つである。TOCでは、もっとできるはずなのにどうするのかわからない、手順や業務の見直しに手がつけられない、などの継続的改善を妨げる諸問題は、共通の原因があるとし、制約条件と呼ぶ。  逆を突いているようにも思えるのが、バッファー・マネジメントという、生産における制約条件の保護という考え。制約条件がフル稼働できるように、時間をバッファーに用いる。プロセスというのは従属関係にある、遅延時間は溜まる、それは消費時間を増長する、これを解決するために、プロジェクト全体を保護するという発想である。  思うに、ボトルネックにインジェクション(画期的なアイデア)を投入するのではだめなのであろうか。  最後に一つ引用。「品質は企業トップによって決定される。企業が生産する製品の質は、その会社のトップ・マネージャーたちがとる経営行動の質以上にはよくなり得ない(p.247)」。 索引なし。目次、章節項。引用文献あり。ひもなし。
変わりようの無い真理を突いた名著
ふれるかぎりは簡単な響きだがしかし、実に深いタイトルだ。 単なるTOCテキストとして読むのはもったいない一冊である。 たとえ 事業部製組織だろうが、職能別組織だろうが。 ポジショニング戦略だろうが、リソース・ベース戦略だろうが。 経営の本質は変わらない。 1、組織とは、目的を達成するための相互依存システムであり、 2、経営とは、より高いクオリティで目的を達成することであり、 3、経営管理者とは、そのために組織をコントロールする者である。 これを提唱した研究者がデミング博士であり、40年代より語り継がれてきた。 そして80年代、上記3つの定義を利用した上で、組織コントロールの思考ツールを提唱し、一世を風靡した研究者がいた。ゴールドラット博士と、その理論TOCである。 はじめTOCは『日本企業に知られると恐ろしい脅威となる』などと、いわくつきの上陸であった。しかしそのためか、日本でもなじみのあるデミング博士と同質の理論であることは話題にならなかった。残念なことに、TOCは単なる『画期的経営ツール』にしか見えなくなってしまっていたのであった。 本書は、60年も前から経営の本質を突いたデミング博士の思想と、彼の思想を実現するためにこそ本領を発揮する、ゴールドラット博士のTOCを、一冊の本の中で見事に融合させている。判りやすくするために製造業をメインにとっているが、その中身は業種・業界、権限の大小を問わない。あらゆる組織の管理者が身に着けるべき、真の経営の知恵が、本書には詰まっているのである。 これほど骨の太い本は初めて読んだ。 日本語訳が多少まわりくどい印象を受けるが、それを差し引いても座右の書となるべき一冊である。
経営者向け&初心者にも◎
英語の原典を購入しようと考えていたら、日本語訳が刊行されており、一気に読みました。 p 簡単に言うと、他のTOC関係の書籍に比べ、非常にシンプルかつ全体像が判り易い! あえて言えば、経営者(特に日本ではデミング博士の知名度もあるし)の方には非常にとっつきやすいと思います。バリアブルビジョンより、時間の無い経営者には、理解しやすいかも。 p あと、クラウドの書き方についても日本語で解説されているのにも◎です。 p しかし、製造業のコンサルタント業界(TPM, JIT)に長らく従事していますが、なかなかコストワールドからスループットワールドへの意識の転換は難しいですね。


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   小説『ザ・ゴール』の著者ゴールドラット博士が唱えたTOC(制約条件の理論)とスループット会計を、実践に則したワークブック形式に仕立てた本書。TOCの知識の習得だけでなく実践の能力を磨けるものとして、関連書籍のなかでも注目の1冊である。

   全体は2部構成で、後半のワークの前に、TOCの製品戦略との関連やドラム・バッファー・ロープ、スループット会計などの主要なコンセプト、ツールをひととおり解説している。ハイキングで大勢の子どもを最も速く目的地に到着させるにはどうすればいいかというエピソードからTOCのエッセンスを紹介したり、コンピュータの組立工場や銀行の融資プロセスの例から実践プロセスを導いたりなど、要点を絞った具体的な解説がわかりやすく、TOCのエッセンスを短時間で把握するのに便利である。

   スループット会計については、損益計算書をあげながらテクニックをくわしく紹介している。とくに「数週間という短い期間で利益を極大化することに的が絞られている」など、既存の会計手法との違いや目的、扱い方を明確にしている点は貴重な指針になる。

   後半のワークは、基礎知識を一問一答でチェックするものから、企業のケースをもとに「ボトルネック」の発見、損益計算書の作成、スループットの算出、問題解決プロセスの策定などを答えさせる応用問題までさまざま。付録の「線形計画法」を使ったExcelによるスループット会計のテクニックとあわせて、実務能力が幅広く磨ける。

   全体のボリュームは多くないがワークの中身は充実している。TOCを実践する前のトレーニングとしておすすめだ。(棚上 勉)


くちコミ情報
ちっと期待外れ
内容は通り一遍で少々薄っぺらい印象を受けました。 前半ではスループット会計からTOCを見るという点では面白いのですが、少々TOCを理解するには足りないかもしれません。 p またスループット会計を「短期的な手法」と度々断定的に記されている点が誤解を招く恐れがあります。想像するには大量生産大量消費の時代ではなく、少量多品種生産に対応する旨を述べたいのではないかと勝手に解釈すると、どうにか読み進めました。訳者が後書きでも指摘していますが、TOCは導入される企業などによってその価値評価は変わるものだと思います。 p スループット会計に関する本が出たことは評価しますが、大学講義の教科書レベルの内容と感じます。残念ながら、人にはお勧めできません。
スル-プット会計への一つの見方
本書はアメリカの大学で会計学を教えている2名の教授によるスル- プット会計(TOC:制約理論に基づいた新しい管理会計)の説明書 です。著者によると「本書の目的」は、スル-プット会計が従来の 管理会計とどのような関係にあるのかを説明することだ(9ぺ-ジ) としています。最初にTOCについての簡単な説明があり、その後に p スル-プット会計の説明と計算問題が続きます。大学で教えるには 最適なテキストかも知れません。 p 但し、TOCやスル-プット会計を勉強してきた人には1)物足りない とか、2)少し問題があるのではないかと思われるでしょう。 例えば、著者はこのスル-プット会計を短期的なアプロ-チだとして p います。(訳者の三本木氏もこの点の問題を「あとがき」で指摘) ま!た、ボトルネック工程以外を遊ばせるとレイオフにつながるとも 指摘しています。TOCをまじめに勉強してきた人は反対の事を言うと 思います。 p 本書の価値はといえば、スル-プット会計についての説明書が少ない 日本では参考になるという点でしょう。(星3つとしたかった。) p スル-プット会計についての本格的な翻訳書(例えばトム コルベットの「スル-プット会計」など)が必要な時期に来ている と思います。例えばスル-プットを売上-材料費などと説明する本 が多いですが、ゴ-ルドラットはそんなことを言ったことは一度も ありません。(本書はその点少しはましだが)


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¥ 1,890(税込)
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カスタマーレビュー数:8

くちコミ情報
博士自身のTOC関連用語解説と、考え方解説。小説のあとにはぜひ。
コールドラット博士のTOC本を順番に読んできて、最後にこれを読んだ。 その他の本は小説形式だったが、こちらは解説書。 小説よりは難しいが、ビジネス書を少し読む人なら、問題なくついていける内容だと思った。 博士の理論は単純で、平易。ただ実行が難しい。 これまでの小説形式の本の中で、でてきた言葉を詳しく解説してくれているので、もう一度読むならこの本をまずは読むと思う。 いきなりこの本から読むのは、僕はあまりお勧めしない。せめて小説をひとつ読んでからのほうがイメージ湧くはず。
日本版は肝心なところが無い
原書では導入部であるTOCの要約の部分だけ翻訳し、肝心なところをカットした結果、単なるTOCの要約本になってしまっている。きっと出版社や訳者は、TOCが旬なうちに出して一儲けしたかったのだろう。TOCやスループット会計の専門書というレベルでは無いので、入門書を求めているなら日本人の書いた2色刷で図も豊富な他の本にしたほうがよい。
レビューは正確に
上質の解説書であるのは間違いない。ただし、核心部分はカットされている。 やけに薄いとは思ってはいたが、「専門的すぎる」からとは!もう唖然。 p 最初から原書で読めば良かった。
科学的な「どんぶり勘定」?
著者のゴールドラット博士は『ゴール』シリーズ4冊の著作で有名であるが、『ゴール』同様に1990年に書かれた原書の日本語訳をこれまで許可して来なかったのは、TOC(制約理論)を日本人が容易に会得することにより、日本の競争力が強くなり過ぎることを懸念した当時の時代背景があってのことである。 全編を通じて、コスト会計が導き出す考え方や評価の仕方が、我々の行動を規制し、それが全体最適を阻害しており、企業のゴールである「儲けること」に結びついていないことを指摘している。一方、スループット会計を採用することにより、経理の専門家でなくても直感的に正しい意思決定が出来、現場と経営を繋ぐことが出来るとしているが、スループットを科学的な「どんぶり勘定」と表現しているのは大変興味深い。 組織の目標を定め、その目標に向かって組織の構成員を動かす為には、正しい評価尺度を示す必要があるが、コスト会計を使っていてはそれが難しく、スループット会計の考え方を活用し、スループットを増大し、在庫を減らし、業務費用(間接コスト)を削減することによって生み出すキャッシュを極大化させることが出来ると説いている本書は、業界を問わず広くビジネスマンの参考となるものである。
本書を先に読むと、小説が理解し易い
ザ・ゴール等に描かれている著者独特の理論が詳細に解説されている。本書で著者の理論をある程度理解してから小説を読んだ方が、読者としては得る物が多いであろう。勿論、本書を座右に小説を再読するのも良いかも知れない。


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営業企画の入門書
営業のステップを区切ること、ステップごとの進捗を見ること、個々のステップに かかるリソースを分析し、ボトルネックになるところを打破していくところなど 正にザ・ゴールの営業版ともいうべきわかりやすく、ストーリーが構成されています。 特に法人営業で、提案型営業と呼ばれるような成約までに時間がかかる 営業の管理手法の第一歩としてはわかりやすく書かれています。 もちろん、攻めるべき領域に攻めるべき商品があることが前提にはなりますが、 はじめて営業企画を担当することになったり、営業をマネジメントする立場に なった人は最低限理解しておきたい、内容だと思います。 一方で、確かにここに書かれている方法はセオリーであるし、それ自体は否定する ものではないですが、「これは良い方法だ」といって、すぐに現場に導入しようとしても なかなかうまくいかない可能性があることも理解しないといけないと思われます。 一つは営業担当者は自分のやり方に固執をしがちですし、また、見える化とか 干渉を嫌う傾向にあることです。手法を駆使しようとすると抵抗されたり、 現場はそんなふうに数値やパソコンで管理できるものではないなどと 言われてしまうことも少なくないと思われます。 まずは、現場との信頼関係の構築も重要なカギになってくると思います。 もう一つは理論上のキャパシティと実際のキャパシティが必ずしも一致しない ことです。営業業務は必ずしも標準化されているわけではないので、全員の 生産性にはバラツキがあることが多いです。全体の生産性をあげるために 業務改善することも大事ですが、業績がよく、生産性が高い営業担当者が よりよく売ることができるためのサポートを行う方が即効性が高い場合も あるからです。 そういうことにも配慮しつつ、こういう手法を自分なりに使いながら、 仮説検証のサイクルを丹念に回していけば、効果が出てくるのではないかと 感じました。
TOCで販売の個人スキル(アート)をシステム化する
 TOC(Theo y of Const aint:制約理論)の提唱者であるエリヤフ・ゴールドラット博士の一連の著書“ザ・ゴール”“ザ・ゴール2”“チェンジ・ザ・ルール”“クリティカル・チェーン”に続く、TOCの啓蒙書(販売に適用)である。装丁が博士の4冊と似ているが、著者はゴールドラット博士自身ではなく、TOC理論の実務家による本である。  「販売はアートである」と公言する営業部門本部長ピアースの後任となったロジャーが、営業部門全体にTOC理論を導入し、販売力向上を個人の能力(アート)向上のレベルからチーム・組織としての能力向上や改善(システム)を実現していくストーリーである。  見込み客の発掘から契約までの(見込み客の数が減っていく)販売プロセスを「じょうご」と捉え、この10ステップの中のボトルネックを特定し能力を向上させ、他のステップを制約条件に従属させることで、継続的なプロセス改善の仕組みを実現した。具体的には、最初のボトルネックはデモ機の不足であったが、スケジューリングの改善、デモ基準の改定、(社内で使われていなかった機械の活用による)デモ機の迅速な補充等により、ボトルネックの能力向上を実現している。次いで、次ステップへの移行率の向上や各ステップの平均所用期間の短縮など、継続的なプロセス改善に繋げている。言い換えると、個の能力(これはアートであっても)を最大限活かすシステマチックな営業組織を実現することで、継続的な改善ができる販売システムを構築し、それをキャッシュマシーンと名づけた。  本書はとても分かりやすく読みやすい。但し、事件やストーリーの描写が粗く、ゴールドラット博士特有のしつこさが無いが、ここは好き嫌いが別れるかもしれない。
TOCの目的は、企業マネジメントをアートからサイエンスに変えることにあると謳っている。
■P46より引用 「いいかい、セールスはアートだ。製造システムと違うんだ。セールスマンシップというのは、もって生まれた能力なんだ。もしその能力がなければ、別の仕事を探すしかない。私が長年、営業で成功してきたのは、契約書に署名するよう顧客を説得する能力があったからだ。そのためには、顧客のニーズやそれから顧客の性格まで詳しく知っていなければいけない。完全なるアートだよ。製造より心理学に近いと言ったほうがいいかな。こんなことを言うのは失礼かもしれないが、君は間違った方向に進もうとしている。」 上記で書かれているように、これまで営業の現場では個人の能力によって売り上げが決まると言われてきました(個人商店という考え方です)。しかし、本書では個人の能力に頼る、換言すると芸術(アート)のような売り方を否定しています。誰がやっても常に一定の成果を収めることができる組織を作るにはどうしたら良いか、これが本書で述べられている主題です。 「ザ・ゴール」などで述べられていたTOC(制約理論)の手法を用い、本書ではある架空の企業の営業現場を劇的に改善していきます。本書を読んでいると、根性論に頼った旧時代の営業を行っている会社に勤めている人は危機感を覚えると思います(私がそうです)。本書の考え方を根幹に取り入れ、なおかつ最新のIT機器、ソフトウェアで武装した企業が競合企業になったらどうなるか。考えるだけでゾッとします。 変化に適応できずに滅びた恐竜のようにならないためにも、最新の営業手法について本書で学んでみては如何でしょうか。 補足&苦言 本書には様々なTOC(制約理論)の考え方が登場しますが、これまでに「ザ・ゴール」などを読んできた人でないと理解が難しいと思います。本書を読んで分からない箇所、さらに詳しく学びたい箇所についてはエリヤフ・ゴールドラット氏の著作を参考にすると良いと思います。
読みやすいです
一般的には製造について多く適用される、いわゆるTOC(Theo y of Const aints)を、営業販売分野にあてはめ、大企業の営業本部長である主人公が、落ち込んだ売り上げを立て直すストーリーの小説として描かれている。 「ザ・ゴール」等の、TOCシリーズの、最新訳書。ただし、著者はゴールドラットではない。しかし、話の流れがゴールドラット著書と非常に似ており、いままでのシリーズに親しんでいる読者には読みやすいと思われる。
中途半端
装丁もそっくりなのでゴールドラット博士著と思いきや、他の人の手によるTOC啓蒙の書。内容は、営業を舞台に「雲」「現状認識ツリー」「制約条件レポート」などTOCツールを駆使し問題を解決していくお決まりのパターン。この他にプロジェクトマネジメントについての考え方やドラムバッファーロープといったコンセプトも紹介され、あまりにたくさんのツールを紹介しようとしたため内容が薄くなってしまった。従って、残念ながらゴールドラット作品のあのくどいまでの話の積み上げ、たぶんそれが彼の推奨する論理的思考を表現していると考えられるが、が足りず、内容に緻密さがない。TOCツールを概観的に理解したい人には有効かもしれないが、物事を考えながら論理的に理解するというTOCの趣旨を理解するには逆効果になるかもしれない。


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安いことの不正義について考えさせる本です
世界最大の小売というだけでなく、史上最大の企業であるウォルマートが、徹底的な低価格を実現するために、従業員の給与やサプライヤーへの納入費用切り下げに対して圧力を行使することで、我々の生活に大変な影響を与えるというのが、「ウォルマート・イフェクト」です。 「ニッケル・アンド・ダイムド」に描かれていましたが、従業員の給料も貧困ラインぎりぎり(というよりもそれ以下)です。組合が結成された店舗は店が閉鎖されました。また、不法移民を使っていたり、労働条件の劣悪さがゆえに、摘発されたり告発されて罰金や賠償金を払っています。 全米で毎週1億人以上。世界全体では毎年72億人が買い物をするというのです。そのウォルマートがメーカーに対して値下げ圧力を行使すれば、目先の利益に目がくらんで、メーカーはそれを飲みます。ですが、ウォルマートの要求は際限無く続き、毎年のように前年比でさらなる値引きを要求してきます。最終的にはメーカーは疲弊しきって、多くの企業が自ら脱落するか、あるいはウォルマートから切り捨てられ、結局どちらの場合でも大ダメージをうけます。 ウォルマートエフェクトは国内だけにとどまりません。ウォルマートは数多くの格安な産品を輸入していますが、それが産出される環境の多くが劣悪で、到底米国内であれば(いえ、たとえどこであっても)許されないものです。小児労働だったり、暴力的な環境だったり、明らかな搾取がなされていたりと。 問題は、これらの事態はウォルマートの悪意から出てはいないということでしょうか。彼らは本当に純粋に1セントでも安く、しかも毎日同じ価格で商品を売ろうとしているのです。そして様々な弊害はその結果なのです。 そしてそれ低価格を私たち消費者が評価していることが、その流れを助長しているわけです。ですが、私たちはウォールマート・エフェクトの全容を知って行動しているわけではないのです。ウォルマート・エフェクトの実態を知れば、その行動についても少しは変化が起こるかもしれません。 安いことが疑うことなき正義であるのかどうかについて、大いに疑問を抱かせるきっかけとなる本です。
もうひとつの「不都合な真実」
アル・ゴアの「不都合な真実」で語られていた側面が本書の内容である。なぜアメリカも中国も京都議定書に参加しないのか?それはウォルマートのためだった、という結論。国内自給率の低い我が国小売業にも耳の痛い話であろう。アーカンソー・ベントンヴィルを訪ねたことがある。ウォルマートは現在地球上で最大の民間企業だが、本部の入り口は日本の中堅スーパーくらいの門構えであり、ちょっとびっくりする。ダウンタウンには1号店を改造したウォルマート博物館があるが、やはり質素で重ねてびっくりする。ベントンヴィルは非常〜に寂れた雰囲気の街だが、本部近くのスーパーセンターには「あなたがた、どっから来たの?」というくらいに来店客があり、三度びっくりする。街の人口は少なくても、街の人は衣食住の関連商品をすべてウォルマートで買うので、この場所だけラスベガスのごとき不夜城になっている。ウォルマートはこのような立地に大変強い。反対に都市では繁盛しない。マンハッタンには1店舗もないし、LAも郊外までいかないとない。アメリカ国内で必死に働く中堅未満の家庭から見ると(実はこの層が一番多いというが)、ウォルマートは神である。常にとんでもなく安く、年収10万ドルの家庭と同じ(ような)生活をさせてくれる。医療保険も高くて入れないため、風邪をひいたら病院で1回100ドルとられる。でもウォルマートの薬剤師は心からの相談に応じてくれて、処方箋もジェネリックで激安。それこそ3ドルとか高くても10ドルとかの世界だ。食品だっててんこもりであるし、衣料品も激安。これを神様と言わずして何というか。しかし、これを実現するために尋常ではない二酸化酸素を放出し、メーカーや卸をいじめる。不都合な真実の根っこは本当に深い。本書はこれらを中立的観点から展開しており、読んで損のない一冊である。「こりゃあ、京都議定書ムダだな」ということも理解させてくれる。
まとまった議論に欠ける本
 実際にウォルマートのビジネスに携わってきた様々な方々への取材を元にした著作。それだけにウォマートの過去と実際を知るにはまぁまぁ良書であると感じました。  しかしながら、全体的にただ取材の結果をまとめただけという感が否めず、それぞれの事柄に対する考察や分析に欠ける印象を受けました。それだけに読後は消化不良の感が強かったです。  この背景としてウォルマートビジネス全体の閉鎖性があると考えれますが、本書の中でもこの点に触れております。第4章「ウォルマートの強大な圧力」の中で、フェデックス社やダイアル社へウォルマートとの取引について取材を申し込むと、「ウォルマートのことだけはだめだ。」と固辞されたという一節がありました。両社の様な世界的大手企業においてもウォルマートについては口を噤むというこのことからもいかにウォルマートの権力が絶大かということをうかがい知ることができます。
成熟した消費者になるために
世界最大の小売業にして最大企業となったウォルマート。 本書は、報道や取材に関して極めて厳しく秘密のベールに包まれているウォルマートの実態を、社会に与える影響も含めて多面的かつ冷静に論評した好著です。 構成としても章ごとに切り口が異なっていてどの章も興味深く読むことができます。例えば…強大なバイイングパワーを背景にしたサプライヤーへの圧力のすさまじさ。学者による地域経済や雇用への影響。安価を求めるあまりのサプライヤーの海外移転と移転先(たいがいは発展途上国)での過酷な(ときには児童労働などの違法な)労働環境…。 本書は、創業者亡き後その経営陣すらコントロール不能となったウォルマートが、その影響力の大きさから既に一企業を超えた社会的存在となったことを指摘し、情報開示も含めてもっと社会的責任を果たすべき、と主張します。 また、私が本書から最も強烈なメッセージとして感じたのは、「適正な価格とは何か」ということについて消費者の意識をもっと高めていかなければならないということ。常識ではありえないほどの安さの裏側には必ず何か無理があって、最終的には回りまわって自分たちのコストになる、ということを消費者(特に日本人)は認識しておく必要があるように思います。 折りしも世間は値上げのニュースで持ちきりですが、価格を据え置く小売業に喝采を送るだけでなく、モノの価値に見合う価格を判断できる成熟度を高める努力をしたいものです。 安売りスーパーが好きな人にはぜひ読んでほしい一冊です。
ぞっとしました
経済の基礎知識はまったくない私には、難しい本かなと思ったが、 非常に読みやすい(読ませる)内容だった。 この本一冊だけですべてを判断することはできまないが、ウォルマート のような大企業がもたらすいくつかの重要な問題点が、具体的な例を あげて非常のわかりやすく説明している。 結局、牛乳を10円安く買うために、自分もどこかで何円か安く働いている だけではないか? 明日からスーパーにいくときの気持ちが変わります。


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   ベストセラー『ザ・ゴール』の第3弾。2作目までの主人公、アレックス・ロゴは登場せず、まったく新しいストーリーとなっているが、優れた経済小説を書き続ける著者の手腕は、今回もいかんなく発揮されている。

   舞台は、ERPソフトを開発して、急成長中のBGソフト社。同社の共同設立者であるスコットとレニー、営業部長のゲイル、関連システム・インテグレータKPIソリューションズCEOのマギーが物語の中心人物である。

   株式市場にさらなる成長を期待されているBGソフト社は、ある問題に直面している。大企業相手に行ってきたこれまでの営業活動を続けていては、やがて市場が枯渇してしまうという現実である。そこで、経営陣は中小企業にまで営業の対象を広げようとするが、それにはこれまでと同じだけのコストがかかる一方、見返りは少ない。しかも、概してコストにシビアな中小企業の経営者たちは、金銭的なメリットなしにシステム導入などしてくれないのである。

   こんな状況下で、大手の顧客であるピエルコ社のCEO、クレイグから新たな問題が持ち込まれた。「業務の見通しがよくなる」といったあいまいなメリットではなく、導入したシステムがどう利益に結びつくのかを説明して欲しいと取締役会で要請があったというのである。しかも驚くべきことに、調査の結果、利益面でのメリットはほとんどなかった…。

   ここから、シリーズの主題であるTOC(Theory of Constraints=制約条件の理論)の話が展開されていく。数少ない成功事例を研究してわかったことは、成功に必要なのは、システムそのものではなく、それを活用するためのルール変更なのだということである。空き時間を作らない、部分最適のスケジュールを行うシステムではなく、全体最適を考えたシステム…。そこにこそ利益向上のヒントがあった。改善することで新たな問題が生じるなど、前作同様のやきもきする展開もあり、読みながら問題解決のための複眼的思考が養われる。

   ビジネスパーソンはもちろんだが、今回はソフト会社が舞台だけに、開発者にとっても興味深い内容となっている。クライアント企業への改善提案のヒントになることはもちろん、自身の開発プロセスを見直すうえでも大きなヒントが得られるだろう。(土井英司)


くちコミ情報
ドラムバッファロープって?
当たり前のように出てくる「ドラムバッファロープ」理論。 これが何を言ってるのかが分からず、ストレスを感じながら読みました。 これから読む方は予習してから読むことをオススメします。
問題は変わらない自分の思考に。
本の内容は会社の話ですが、僕は自分自身に当て嵌めながら読みました。 僕も多くの自己啓発書を読んできましたが、それはまさに新しいシステムを取り入れるのと同じです。 「新しい考え方を取り入れても古いルールに取り憑かれたままでは新しい結果を生み出すことは出来ない。それが新しい本を読んでもほとんど変わらない自分と同じなんだ。」という事に気がつきました。 "7つの習慣"や"夢をかなえるゾウ"を読んだ人が多くいると思いますが、それでも多くの人が変わらないのはその人のルールが古いルールのままだからだと思っています。 古いルールに囚われてしまいやすいのも分かりますが、この本と同じように少しずつでも脱却することをお互い目指しましょう。 ザ・ゴール、ザ・ゴール2よりも新しい考え方にびっくりするようなことは無い本ですが、重要な本だと思います。 是非一読してください。
ITプロジェクトとか、サプライチェーンプロジェクトで働くなら、一読してみると良いと思う。
筆者のTOC小説、第三弾だそうだ。 会社のシステム導入などの身近な事例と比較してみて、とても納得してしまった。 ITに詳しくなくても、サプライチェーンを知らなくても、楽しく学びながら読める内容だった。 こういった小説をきっかけにTOCについて勉強してみたくなるように、とてもうまく書いてある。 自分がITプロジェクトのリーダーにでも指名されたら、再読してみようかと思う。
お気に入りです
ザ・ゴールのシリーズで最も気に入ってます。 臨場感があると思います。
ITソフトウェアベンダーの経営に興味をお持ちの方、必読
小生は、某ソフトウェアベンダーの営業を8年以上やっているが、この本は、ソフトウェア販売に関わられる全ての方々に、ぜひお読みいただきたい本です。テクノロジーは、あくまでもテクノロジーであり、それを経営課題解決の手段として、いかに近づけることができるか、これが、まさに営業に問われていることです。経営課題とテクノロジーとの間には、ものすごい距離があります。いまだに、テクノロジーに拘り、問題解決から遠いベクトルで仕事をしている会社が多い中、アライアンス、社内の意識、社内のスキルなどなど、すべてを『Change』し、距離を埋めていく中で、成功していく感覚の一端を本書で体験できると思います。


おすすめ度

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クリティカルチェーン―なぜ、プロジェクトは予定どおりに進まないのか?
エリヤフ ゴールドラット 三本木 亮  
¥ 1,680(税込)
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ジャンル内ランキング:1884位  
カスタマーレビュー数:49

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   ベストセラー『ザ・ゴール』に続くゴールドラット博士によるシリーズ待望の4作目。テーマはTOCによるプロジェクトマネジメントである。

   本書でも一連の作品と同様に、既存の手法が通じない経営問題に直面する主人公がTOCに出あい劇的な成果をあげるという、「コストワールド」から「スループットワールド」への転換を興味深く描き出している。その「世界」を体験させてくれる大きな役割を果たすのが、定番の小説スタイルといえよう。

   ストーリーは、大学のエグゼクティブMBAのクラスを舞台に繰り広げられる。主人公の教授と、各業界から現行のプロジェクトの納期短縮といった使命を帯びて集まったプロジェクト・リーダーらが、議論を戦わせながら現実的なソリューションを求めていく。

   プロジェクトの問題点はここで総ざらいされる。納期直前まで作業を始めない「学生症候群」、結局は無駄になる「セーフティー(時間的余裕)」、あるいはクリティカルパス以外の作業の開始時期、プロジェクトの評価基準などだ。TOCはそれらを見事に解決するが、同時に、クリティカルパスの変化やマルチタスク(掛け持ち作業)による人的リソース不足といった実行段階の問題を解く新たな視点も要請する。それが「クリティカルチェーン」である。

   謎解きのような展開にはやや焦らされるが、具体的な事例をもとにプロジェクトマネジメントの基本を順に追うことができるのはよいトレーニングになる。エッセンスがつまった部分としては、取引先との納期の交渉シーンなどが見ものである。読者を限定しない1冊で、これでTOCはさらに浸透するだろう。(棚上 勉)


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トヨタ生産方式の発展系をプロジェクト管理に適用するとこうなる?
著者ゴールドラット氏の提唱するTOC (Theo y Of Const aints)はトヨタ生産方式の中核である JIT (Just In Time) の発展版ともいえる。 トヨタ生産方式と同様にTOCの適用範囲は生産管理に留まらない。 今回の適用事例はプロジェクトマネージメント。 この本の面白いところは3つ ・企業でよくある事例を使って説明しているので現場への適用妥当性に現実感を持たせている ・MBAの授業の臨場感ある設定、なので説明が分かりやすい、疑問や解決策への理解が深まる ・同時に主人公である講師の私生活や授業での葛藤を描くことにより物語としてあきさせない。まじで面白いです。 -- 誤解を恐れず狭い意味での技法に着目して説明する。、 プロジェクトでの制約条件はクリティカルパスである。PERT図(ネットワーク図)でプロジェクトのタスクを並べて、計画をするとたいてい納期を超過する計画になる。 理由は書くタスクに安全代を乗せているから。 代わりに、各タスクにバッファ(つまり安全代)を乗せずに、全ての安全代をプロジェクトバッファとして、最後に乗せる。 こうすることにより、プロジェクトの総リードタイムを短く出来る。 但し、クリティカルパスの遅れを吸収するために、クリティカルパスへ合流する部分へバッファを置く。 クリティカルパスでの遅れが出ないように進捗管理する。 以上が基本。 ところが、複数の並列するタスクを同一の作業者が掛け持ちすると、複数の仕事を同時に始められないことによりクリティカルパス以外のパスに遅れがでだす。 この、同一作業者(ボトルネック)のタスクを結んだものを ”クリティカルチェーン”呼ぶ。 対策としては、 このボトルネックタスクを最初に優先度を付けて計画しかつバッファを入れる、その後に他のタスクを計画する。
小説形式だが、十分に現実的。逆に実務経験が無い人には理解が難しいほど。
小説形式で、プロジェクトがなぜ締め切りどおりに進まないのか、対処はどうしたらいいのかを教えてくれる良書。TOCに興味がある人にはお勧めの本。 MBAの授業形式をとっているので、MBAを持たない僕にもMBAの授業ってこういう風に進むのかぁ(また、逆に進まないのか)という参考になった。 仕事をしている人、プロジェクトをかかえていう人はぜひ読んでみて欲しい。 反対に、学生とかプロジェクトをかかえたことの無い人には、実体験や問題意識が少ないだろうから、この本の本質的な理解が難しいのではないだろうかと感じた。
理論だけでなく、十分に現実を踏まえているところが共感を呼びます
ゴールドラット博士の本は、これが始めてです。 小説形式なのは、とっつくやすく読み進めやすいという利点がありますが、 ストーリー展開とか、いわゆる小説を期待してはいけませんね。 あくまでも、プロジェクト管理へのTOC理論の応用を具体的に展開する ツールという風にわりきっていいと思います。 さて、製造業に限らず、業務プロセス、プロジェクトプロセス管理は、 予算超過、スケジュール超過という2大問題は避けて通れない宿命の感が あります。現実には、KKDで乗り切るということが多いのではないでしょうか。 それは、誰にとっても本意ではありません。 本書を読むと、なぜそういった問題が発生するか、が理論的に説明される 場面が登場しますが、かなりスリリングな場面でもあります。 結局、PERTやガントチャート、クリティカルパスなど管理手法やツール があって、きっちりと進捗管理しているようでも、特に人間系プロジェクト は理屈だけではうまくいかない。 そんな現実に即して、ボトルネック発見と制約理論適用を説き、プロセス チェーン、クリティカルチェーンを唱える本書は、知的興奮を覚えると 同時に、実際のプロジェクト計画運営にも適用可能と思える、すぐれた啓発 の書と言えると思います。 ちょっとお話がだれることと、途中が小説「ではない」ところが読みにくく、 気になったので、★3つにしました。
人間心理をふまえたプロジェクト管理
本書で提案されている手法「クリティカルチェーン」の面白いところは、人間心理の特性を重視している点です。本書は「確かに!」と共感しながら読めました。 私もソフトウェア開発にかかわっているひとりですが、経験的にも工数見積もりは不確定要素を見込んで多めに見積もられることが多いと思います。なのに、なぜプロジェクトは遅れるのか? そこで登場するのが人間の心理。締め切りぎりぎりにならないとなかなかやる気にならない学生症候群。そのため、遅れは蓄積すれど、余裕量はたまらない。。結局最初にみつもった余裕工数(セーフティ)はスケジュールを伸ばす要因にしかならない。極論ではありますが、的を得ている分も多分にあると思います。 本書では、解決策として「マイルストーンをなくして〜」と話が続きます。そこまでするかどうかは別にして、本書に書かれたような人間心理が存在することは間違いないかと思います。 ソフトウェア開発に限らず、なぜプロジェクトがスケジュール通り進まないのかと悩んでいる方におすすめです。
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