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[ トルーマン・カポーティ ]

         


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   トルーマン・カポーティ の売れ筋最新ランキング   [2009年01月08日]
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¥ 1,650(税込)
通常24時間以内に発送
ジャンル内ランキング:89180位  
カスタマーレビュー数:15

くちコミ情報
所有していたい本。娘に引き継ぎたい本。プレゼントに最適の本
すごく心が温かくなる本で、ぜひ将来娘に読んでもらいたいと思った。 山本さんの版画も、このお話にとても似合っている。 所有しいていたい気になるいい本なので、プレゼントとかには最適! 実際僕も人からもらって、とてもうれしかった。 そして読んで、本を手にとりながめて、再度うれしかった。
私のクリスマス・ストーリー・マスターピース
この本を眺めていると、晩秋の澄んで柔らかな香りを含んだ、夕方の肌寒い空気のことを思い出す。そんなときに心に宿る、少し悲しくて幸せな気持ちのことも。そこに書かれている流れるような美しい文章は、ずっとカポーティの心を支え続けてきた物語だ。私は想像してみることができる。冷たい空気の森の中のピーカン・ナッツの果樹園や、こっそり飲んだウィスキーの香り、木のずっと上のほうの骨をじっと見ているクィーニー、生命力に溢れた木の芳香。 "愛すべき生まれて育ってくサークル" 失われたイノセンス。でも、それは確かにそこにあった。そして、私の心にも在る。 山本容子さんのやわらかくアンティークな香りのする銅版画と、村上春樹さんの翻訳らしくない流れるような訳がすばらしい。 いつも読むたびに目頭が熱くなってしまう、私のクリスマス・ストーリー・マスターピース。
心に残る本
 素朴で、温かくて、優しくて、哀しくて、侘しくて、せつなくて、そんな言葉があふれます。読後しばらく、じっと静かに遠くを見つめてしまうような作品です。しみじみと、子供のころの風景や父母の後姿を思い出しながら。  何があろうと、時は刻々と過ぎて行き、子供は成長し、大人は老いていくのですね。泣いてしまいました。  貧しい中でせっせと小銭をため、クリスマスに飛び切り上等のケーキを作って人々に配るという、なんと豊かなお話、感激です。実際、カポーティの母親のいとこが、ルーズベルトにケーキを送って、お礼状を受け取ったという話を聞いています。  おぼれるほど華やかなときもあったカポーティの原風景を感じます。もしかしたら誰にも通じるのかもしれない、それは私の原風景でもあります。温かくて、わびしくて、心にしみました。一生離せない本です。
クリスマスの頃に読みたくなる本・・・カポーティが好きになる
 この作品は、この季節になると思い出して読みたくなるものの一つ。そして、私がカポーティを好きになった、とまでは言わないけれど、ちょっと「お?」と思わせてくれた作品。そうか、彼はこんな作品も書くんだって感じで。ちょっと認識を新たにさせてくれた作品です。  愛情とは何か、目に見えない心の清らかさが、思い出を浄化してくれる、そんな世界です。子供の目を通しても、大人として追憶の彼方を探っても、同じように心の中に在る、そんな世界。そういう思い出を大切にしている人の、心の琴線に触れる作品です。  この作品を原作に漫画家の山岸涼子も描いていますから、一緒に読んでみるのも一興です。山本容子の版画の世界とは別の「クリスマスの思い出」を味わって、両者読み比べが楽しいです。
しみじみとした感動
巨匠カポーティーに訳者が村上春樹。 登場するのは、こども、老人、そして犬。みな弱くて、貧しくしい存在である。彼らは恵まれた環境にないが、その中で精一杯の愛情を互いに注ぐ。 あとがきに村上春樹が、本書の特徴は悪意の不在だと書いている。貧乏なのにクリスマス前に犬の為にお金を工面し、肉屋でプレゼントの肉を買うエピソードとか。だからこそ、陰鬱な話にならず、しみじみとした静かな感動が得られるストーリとして成立しているのだ。 挿絵がなんとも言えずいい感じです。 クリスマスギフトとしてぴったりの1冊だと思います。


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¥ 940(税込)
通常24時間以内に発送
ジャンル内ランキング:10747位  
カスタマーレビュー数:26

くちコミ情報
確かに名作。
壮絶な殺人事件のノンフィクションでしかも古典的名作といわれてもどんな作品か想像がつかなかった。しかし、読み終わるとその説明に納得がいく。 執拗といっても差し支えないぐらい詳しく描画される登場人物たちのプロフィールに感情の動き。事件をあくまでも忠実にこと細かく書いていき、自然と小説になってしまったような作品である。 読み終わった後に爽快感が残るわけでもないし、重い気分になるわけでもない不思議な小説。そして人間の本質に近づこうとして成功している数少ない作品のうちの一つ。 文庫なのに900円近い価格で星を一つ減らす。
淡々とした残虐
綿密な取材に基づいたノンフィクション作品で、作品の形態からも、そうとうかがえる。 本作品のモノクロ映画「冷血」は、犯行場面や死刑執行場面を、派手なストーリー性をもって描いているが、 本原作は、それを行わず、取材結果や事実のみを重視している。 作品が描くテーマは、非常に重い。 二人の犯人の、驚くべき残虐性と、死刑の是非も問う。 死刑の是非に関しては、結論を述べる自信は無い。 ただ、二人の犯人には、更正の余地は、全く無さそうではある。 本文が述べるには、二人の犯人は、何ら良心の呵責も無く殺人を遂行出来る「才能」を持つらしい。 しかし、犯行そのものは、綿密に行ったつもりらしいものの、実は、非常に浅はかだ。 二人には、その「才能」の程度に、かなり差がある様だ。 それにしても、作品は、こんな身の毛もよだつ犯行が行われたという事実を、極めて淡々と描く。 小説にまとめられられる過程で、可能な限り、感情論を排除するという、著者のフィルターがかかっている。 この事によって、多様な問題が、くっきりと、浮き彫りにされる。 こんな残虐な物語を、ここまで淡々と描いた著者の心理状態にまで、想いを馳せてしまう。
綿密な取材と、多層的に編み上げられたドラマに圧倒される
1959年11月15日深更、カンザスの片田舎で起きた一家四人惨殺事件。事件発生以前から犯人の絞首刑までを綿密に再現したノンフィクション・ノヴェルである。 1965年に発表された作品だが、カポーティは本書の執筆に先立ち、3年を費やしてノート6000ページに及ぶ資料を収集し、さらに3年近くをかけてそれを整理したといわれている。 この作品の価値は、著者の主観を一切排除して、事件を、事件前夜から、犯人二人組が絞首台を上り詰めるまで詳細に、そして多角的に再現し、あくまで客観的にひとつの物語として編み上げた点にあると思う。実際、物語は加害者、被害者、捜査官はもちろんのこと、関係する家族など周辺の人々の会話や証言、手紙など三人称多視点で成り立っている。その多層に織り込まれたドラマは、それだけでも、読むものを圧倒する。 私はセンセーショナルな犯罪もののドキュメンタリーを予想していたが、そこにあったのは、繰り返し描かれる“家族の絆”のようなものであった。 そのあたりが本書を、40年近くたった今でも圧倒的な迫力を携えながら、読む者の心の奥底に迫ってくる名著にしているのだろう。
恐るべき犯罪者の心理と背景
アメリカ、カンザス州で実在した一家惨殺事件の加害者、そして、その被害者家族と近辺に住む住人たちなどの心理状態がことごとくリアルに描かれているノンフィクションノベルの傑作。 犯人の悲惨な生い立ちがその事件を起こさせてしまったのかと読んでいくうちに徐々に同情してしまう程、現実以上にリアルである。死刑囚達が絞首刑を待ち受ける「死人長屋」にて描かれている彼らの殺人に対する冷酷な考え方に、殺人者の冷血な心理を痛感する。
タイムレスに輝き続ける
 映画「カポーティ」公開に合わせての事か実に40年ぶりに新訳として登場した名作「冷血」。この後幾多の模倣品が出版されたが本作を超える作品は皆無だ。メソッド・アクターの様にペリー自身に成り切るカポーティ。第3章「解答」での捜査官に対するペリー・スミスの供述の部分は本作のハイライトであり、その幻想的ともいえる描写は正にカポーティの独壇場とも言えるもので圧巻である。新訳については、若い世代をターゲットにより平易で読み易くするという観点から今回の新訳の発売は歓迎したい。


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¥ 630(税込)
通常24時間以内に発送
ジャンル内ランキング:97747位  
カスタマーレビュー数:2

くちコミ情報
買いです。
帯のリード文にある「ベスト・オブ・カポーティ」が本書をうまく言い表しているように思います。原文を読まない自分にとって誤訳の問題は無きに等しいので、ここに収録されている短編はカポーティという一人の作家の持ち味をこちらに雄弁に語りかけ、また逆に、だからこそ「冷血」という作品を作り上げる過程でいかにカポーティが疲弊し、取り返しがつかないくらい磨り減ってしまったのかを推し量らせられます。文庫の気安さもあり、村上春樹訳の「誕生日のこどもたち」が文庫化されるまで、本書が最良の入門書になるのではないでしょうか。
カポーティの入門には最適かも
カポーティのいままでの著作から、すこしづつ短編を選び出して再編集した文庫オリジナルの短編集。 p 村上春樹訳の「誕生日のこどもたち」に多く収録された南部の子供時代の伝記的な小説から、イタリアやスペインの紀行文、そして「ミリアム」や「冷血」に近いような、冷たい都会の闇を覗き込むようなものまで、この一冊でいろんなカポーティの横顔を垣間見れるような編集がなされています。 p つねに悲哀を含んだ特有のユーモアと、純粋さと、それがゆえの残酷さ。全編に漂う浮遊感、手のひらに感じるかのようなひやりとした触感。 カポーティの作品は、小説というよりは一遍の詩、むしろ1枚の絵のようでもあり、怖くなるほどの美しさ、みたいなものをたたえていて・・・。 p 知人の結婚式の帰りに見知らぬ老婆の家で一晩の宿を借りる「窓辺の灯」、南部の小さな町で貧乏な少年が瓶の中の小銭の金額を当てる賭けに参加する「銀の酒瓶」、画廊を営む主人公が、奇妙な絵を売りに来た不思議な若い女と出会ったことから始まる悪い夢のような「無頭の鷹」など、必読です。


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通常24時間以内に発送
ジャンル内ランキング:110607位  
カスタマーレビュー数:9

くちコミ情報
大人になりきれない
イノセントな人物像に惹かれて片っ端から小説を読んでいました。 訳者の村上春樹言うところの、大人になりきれない子どもの心を持った 人物たちは、社会一般から見れば厄介者だったり、弱者として扱われています。 が、だからこそ魅力的であり、その良さがよく引出されている短編集。 おばあさんと男の子(年齢差のあるいとこ同士!)との友情を描いた 「感謝祭の客」と、「クリスマスの思い出」はそのなかでも一番。 カポーティは「ティファニーで朝食を」の原作者でもあります。
傑作!
いい作品ばかりだった。「無頭の鷹」一編を除いて他の作品はすべて郷愁をさそう、子供の無垢な気持ちをそのまま結晶させたような作品ばかりだった。それらの作品たちはカポーティ自身の少年時代とラップする形で描かれている。けっして幸福ではなかった彼が精一杯生きた幼い日々が無垢と残酷さの合わせ鏡で描かれているのである。愛すべき作品たちだ。 こういう視点は大人にはないものだ。それをいとも簡単に描いてみせるカポーティは、やはり普通ではない感性をもっているといえるだろう。 彼はイノセントな子どもの心を忘れることなく育ったのだ。それはゆがんだ成長だ。しかし、それによってこの宝石のような作品たちが生まれたのである。 クリスマスや感謝祭という特別な日を設定して、彼は見事にイノセント・ワールドを構築した。けっして充たされてはいなかった、懐かしき良き時代。カポーティ自身の背景を知ることによって、この作品たちはより一層重みを増して胸に迫ってくる。傑作だ。
一貫して透明な文章。イノセンスな短篇集。
カポーティといえば「冷血」や凝りにこった「遠い声、遠い部屋」など、天才的な感性で人間の内面を鋭く捉え、かつ美しい文章でその内面世界を書いていく天才作家というイメージがある人も多い筈です。特に後者の作品は内面がやや幻想的で読み辛い人もいるようで、出版当時物議を醸したそうです。 この本に収められている短篇は、カポーティの美しい文章はそのままに、少年少女を語り口に軽く読みやすく仕上げている作品が多い為、作品世界に入りやすいと思うので、カポーティはちょっと…という方には是非お薦めしたいですね。 村上春樹氏の訳もやはり作家としての文章のセンスが活かされていて素晴らしいし、よく作品を理解しているなぁと思います。 カポーティの中にあり続けた透明な感性を、文章を通して感じる事ができ、何度読み返してもどこか懐かしくて切ない、物悲しい気持ちにさせられます。 天才、アル中とスキャンダラスな存在であったカポーティの本来の姿がこの作品ひとつひとつに現われているようで、映画「カポーティ」を観て興味を持った方、まだカポーティを読んだ事がない方、「冷血」や「ティファニー〜」は読んだけど…という方は是非この透き通った短篇集を読んで下さい! ちなみに表紙の少年は若かりし著者の姿。美しすぎます。(中年になってからの姿とはまるで別人)
うーん
 連作短編のようになっていますが、表題作だけでもこの本を書う価値があると思う。  出だしの一行からしてすばらしい。 『昨日の夕方、六時のバスがミス・ホビットを轢いた。それについて何をどう語ればいいものか、僕にはよくわからない。』  という出だしから、十歳ですでに子供たちや町を掌握した彼女について、「僕」が苦しみながら語りぬく。そこに宿る悲しみやせつなさみたいな感情が並大抵のものではなく、とてつもない傑作。
待望の新訳
 龍口直太郎のカポーティの翻訳は(龍口訳の時代がずいぶん続いた)文章がゆるくて、カポーティの原作とは違うような気がしてならなかった。現在は川本三郎訳のものが新潮文庫で手にはいるので、これを機に、この三者をならべて読んでみることにした。 p  そして結論。今度の村上訳はすばらしい。翻訳のうまさもさることながら、なにより小説家として鍛えあげた文章のセンスがいい。煩雑になるが、一例をあげてみようか。 p 「誕生日の子どもたち」の語り手は、アメリカの田舎町に住む少年である。きのうの夕方、ミス・ボビットがバスに轢かれた、という文章で小説は始まる。少女は、ちょうど1年前、やはり同じ6時のバスで、母親とともにこの町にやってきた。映画でいえばここがファーストシーンだ。やせっぽちの10歳の女の子ながら、もう大人のコケットリーをもっている彼女は、母親をしたがえて、バスが巻き上げていった土埃のなかから姿をあらわす。遊んでいた少年や少女たちは、このミス・ボビットの風変わりなようすに度肝をぬかれて、言葉もなく見守っている。 p  そのときの少女の歩くようすを、龍口は「のっそりのっそり」と訳し、川本は「気取った歩きかたで」と訳す。「つんとすまして」というのが村上訳。のっそりのっそりはないんじゃないかな、と思う。 p  娘の後ろからやってくる母親について、龍口は「痩せ細って毛深い女」と訳し、川本もまた「やせた、毛深い女」と訳す。村上はこの部分を、「ぼさぼさ髪のやつれた女」と訳す。「毛深い」と「ぼさぼさ髪」では、どうです、ずいぶんイメージが違うでしょう。 p  母親の表情についても、「この夫人は物静かな眼を持ち、空腹そうな微笑をたたえ」と龍口は訳し、川本は「おとなしそうな目をして、お腹をすかせたみたいな微笑を浮かべて」と訳す。空腹そうな微笑というものを、私は寡聞にして知らない。しかし村上訳の「押し黙った目、ひもじげな微笑み」の「ひもじげな微笑み」ならば、精神的な卑屈さの混じったうすっぺらな笑いとして、イメージすることができる。小説を読みすすめていけば、「おとなしそうな目」より「押し黙った目」のほうがこの小説にふさわしいことがわかってくる。 p  翻訳は時代にも左右される。「無頭の鷹」のなかに、龍口が「詩を引用して見せる妖精のような黒人の少年」、川本が「詩を引用してみせる美しい黒人の少年」と訳している部分がある。村上春樹はここを「詩を引用する若いゲイの黒人」と訳す。fai y の意味が「妖精の」から「美しい」、そして「ゲイの」へと時代を反映してかわっていった。ニューヨークの夕刻、町にたむろする人物という設定、ましてやカポーティなのだから、ここはゲイという一語がやはり適切。 p  村上春樹の言葉の選びかたは、こんなふうに、じつに注意深くて繊細だ。まあ、小うるさいことはこのあたりにして、あとはあなた自身で、この奇妙で物哀しい物語をじっくりとお楽しみ下さい。


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¥ 820(税込)
通常24時間以内に発送
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カスタマーレビュー数:3

くちコミ情報
からくりをみせながら驚異を思う人たち
誰かがこの世から消えてしばらく後に冷静になった人たちの言葉。 その時その時の興奮や時代のあり方をつかんで読もうと思うとじっくりと楽しめる内容。 若い日の芸術家や友人との交流に生き生きとした不思議な男がいて魅了されてしまう。 彼らもまた若く魅力にあふれている。 幼いころの不幸と性的な異端者というのは自分が芸術家としてあるために用意した装置のようにも思えた。 捨てられた子供のような写真は収録されていない。 特有の甲高い声での気取りやいちゃつきや意地悪さが 彼を少女漫画の美少年とは一線をかくすリアルな存在にした。 いつでもどこでも同じように批評家が彼の作品を批判的に取り上げたこと、 それがまたセンセーショナルな宣伝となったのではないかと想像した。 美しくなにももっていないあこがればかりの若い母親こそ彼そのもののように思えた。 実際は彼女は新しい伴侶を手に入れて彼を側におき、けして孤独ともいえない暮らしぶりだった様子。 ほとんどの人間はたぐいまれなる血統や世界的な名声と富と美貌は持っていないから。 なにももっていやしないと涙を見せながら全てを手に入れていくさま。 恐怖を感じるほどの頭のよさと残忍性、ぱらっとはなれた子牛の目、ふかふかしそうな大きな顔。 たとえ孤児のようではなくても若き日の彼は不思議な魅力をあふれさせている。 世界的な特殊嗜好をもつ人たちとのつながりを易々と手に入れて冷静に名声に反映させる術を持っている。 同時に女たちの言葉にはあちらこちらで共感せずにいられなかった。
母に背を向けられた幼少時代の影響
トルーマン・カポーティとの出会いは、映画「ティファニーで朝食を」でした。その後、「冷血」「遠い声、遠い部屋」を読みました。 この本は、トルーマン・カポーティの伝記なのですが、オーラル・バイオグラフィと言う特殊な形態でした。そのために、ややまどろっこしさを感じたりしましたが、逆に、一つの事象に対し対立する多くの意見が述べられ、より客観的に感じることが出来ました。 母親から忘れ去られたような幼少時代を過ごしたことが、後に彼に多くの人の中にいたいという気持ちを強くさせたように思います。と同時に、美しい女性の中に母親を探していたのではないでしょうか。それだけに、「ラ・コート・バスク」でのベイブ・ペイリーとの予期せぬ離別は彼に大きな痛手を与えたのでしょう。 作品的には、「冷血」で彼の才能を如何なく発揮し、大きな成功を得ました。その彼が、ライフ・ワークとして取り組んだのが、「叶えられた祈り」でした。しかし、その製作は遅々として進みませんでした。その初っ端に発表された中の一編である「ラ・コート・バスク」のトラブルは、彼に精神的に与えたショックは大きいのではないでしょうか。 個人的には、女性たちの反応がジョークで済ませてくれていて、「叶えられた祈り」の完全な作品が今読めたらと思います。 映画「カポーティ」を是非見たいし、この本を基にした映画「Infamous」も早く日本で公開して欲しいなと思います。
持ってたら買い。
映画「カポーティ」のおかげで「冷血」の新訳や、入手しにくかった「叶えられた祈り」の文庫が出たりとカポーティ・ファンにはうれしい昨今ですが、ついにこの本までが文庫化されました。これは生前のカポーティと近しかった人たちが語る「カポーティその人となり」といった本です。「ティファニィーで朝食を」しか読んだことがない見たことがない人にはそのギャップにとまどってしまうかもしれません(案外こんなもんだって思う人も多いのかとも思ったりもしますが)。また、作品を読んだだけだった人は、初期の作品からその幼少期が作品に深く影響しているのは容易に察知されるところなので、膝を打つような感慨にとらわれるかもしれません。いずれにしろこの本を読めば、カポーティ自身がカポーティの作品であり、カポーティの作品自体がカポーティ自身であるような気持ちにさせられるはずです。  最後に蛇足。ちょっと高額(これも文庫化希望)ですが、文藝春秋から出ているジェラルド・クラークの「カポーティ」と合わせて読めば、より多面的にカポーティのことを理解できること請け合いです。


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くちコミ情報
きっとTCが好きになる
初めてカポーティを読んだのは、生意気盛りのローティーンのとき。 『遠い声 遠い部屋』。本棚を見たら、黄ばんだ文庫本がありました。 『カメレオンのための音楽』は、本読みの大先輩が「再読したらやはりよかった」というのと、『冷血』の映画は観たけど、本は途中読みだったので、再トライの意味で買ってみました。 「初めて読んですごくよかった」です。 やはり秀逸なのは、マリリン・モンローとのスケッチ。 これを読むためだけにでも、買う価値はあるのではないでしょうか。(文庫だし) いろんなTC(トルーマン・カポーティ)がいて、どれもTC。 何かのあとがき(?)に、「彼にとっては生きることすべてが病因だった」(というようなこと)が書いてありましたが、さもありなん。 でも、好きにならずにいられない人です。(隣にいたら、また、別かもしれませんが) 野坂さんの訳も素敵でした。
カポーティ最後の、実話ベースの切れのある短編小説集
村上春樹訳の「ティファニーで朝食を」でカポーティの作家としての圧倒的な存在感に魅了され、原書に加えて訳書の本書も購入しました。 主として、カポーティが自身に纏わる実話をベースに、(氏曰く)修得したあらゆる文体・技巧を駆使して描いた短編小説集です。生前最後に出版された小説ですが、マリリンモンローから殺人事件の容疑者、カリブの島の老貴婦人に至るまで登場人物はとても幅広く、「ティファニーで朝食を」程の余韻は残さないまでも、これ程の切れと奥行と神秘性(必然なる偶然等)を併せ持つ短編小説には中々巡り会えないと思います。 個人的には、好きなラフマニノフやゴッホ、それから日本(人)という言葉が(良い意味でなくても)多く引用されていたことや、最後の短編で(私が尊敬する)三島由紀夫の自死のエピソードを登場させ、友人である三島が過去に「カポーティは自殺するだろうと確信している者の一人だ」と述べた事を引用し、自殺する位ならその原因となる相手を殺すと言い切ったのがとても印象的でした。 そのカポーティは畢竟、自分を客観的に見つめ脅かすもう一人の自分を殺した(つまり、結果的には自殺した)のではないかと感じられました。なぜなら、その最後の短編の設定は、奇しくもカポーティがもう一人の自分と問答しあう内容だったのです。
特異な才能
カポーティが、長いスランプの後に生み出した渾身の短編集。 この本の、特に序文を読むと、小説を創り出すことの困難さが伝わってくるし そして何よりもカポーティが書くことにとりつかれた人間だった ということが伝わってくる。 この本に収められた作品の中で、カポーティは小説の様々な形を提示している。 「冷血」に通じるようなノンフィクション風のもの、 会話形式のもの、ポートレイトなど。多彩で読み応えがある作品集になっている。 若くしてデビューし書き続けてきた作家の、キャリアの終盤に位置する短編集だけれど この本には作家としての熟練だけではなく、斬新さや実験性があることに感動する。 カポーティの才能を堪能できる一冊だと思う。
限りなく繊細
最初に買ったのはもう20年以上前(18歳の頃)の単行本でした。野坂昭如が翻訳しているのを見て、「きっとへんてこりんな小説なんだろう」と期待しました。読んでみるともちろんへんてこりんだったのですが、洒脱な言葉遣いとむき出しの感受性に満ちていて、素敵な小説だなぁと思いました。特に、マリリン・モンローを描いた「美しい子供」は秀逸で、今思えばカポーティだからこそ、肉感から切り離されたマリリンを(つまり男でも女でもない視線で)あんなにも可愛らしく書けたのだろうと感じます。
ジャーナリスティック文学の試み
カポーティを読むのは初めてでしたが、ティファニーで朝食をからうけるイメージとは少し違う雰囲気の小説でした。訳の仕方も影響しているでしょうが、淡々としていて無駄がなく、筆者はあくまでも第3者として事件を客観的に。という姿勢が伝わってくる反面、インタビューをフィクションだと感じさせるほどの物語性も持っています。ニューヨークヤロサンジェルスを舞台とし、マリリン・モンローも登場人物となる華やかさとは裏腹に、どこか寂しさと暗さの漂う作品群。何年か後読み返せば、きっとまた違う印象を受けれる一作だと思います。


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くちコミ情報
買いです。
この時期の作品はどれも秀逸なものばかりで、それは作家として最も幸福な状態にあり、どんなハード・ワークもそれが苦痛ではなく、充実感や成就をのみカポーティにもたらしていたからではないかと察せられます。「冷血」とはまた違った凝縮された感じが作品に充溢しており、自らの抱える、そう呼んで良いならコンプレックスを最良の形で作品という形で浄化している印象です。細かなストーリーや文体までも、作者の充足感が凌駕しているような作品だと思います。でも、そろそろこの作品も改訳を望みます。この訳に不満があるわけではありませんが、こういった長く読んできた作品をまた読み直す良いきっかけになるからです。
わるくない
少年ジョエルの生活、心理を描いた本。 翻訳者の技量もありますが、カポーティの文章表現力はすばらしいです(特に比喩表現が巧み)。 個性豊かなキャラクターも、物語を面白くします。 やや読みづらいかもしれませんが、おすすめです。
何度読み返しても
今までに三、四回は読みました。若干難解なのですらすらとは読めませんが、読む度に鮮烈に私の胸に響く小説です。丁寧に繊細に紡がれた言葉の一つ一つが、鮮やかに少年の思春期を描いているのですが、こんな思春期特有の心象風景をここまで細やかに書ける人はなかなかいません。それもこれ程美しい文章で。 矛盾だらけで、時に傲慢で残酷で、でも傷つきやすく感じやすいジョエルをあくまで主観としてるので辻褄があいにくい所もありますがそういう箇所もよく作りこまれています。カポーティは自著の中で、「人は誰しも矛盾を抱えているもの。矛盾の全くない人間ほど魅力のないものはない」などと言ってました。その通り。ジョエルの様に矛盾で未完成、かつ透明な魂をどこかに抱えながら生きていきましょう。
ちょっと取っつきにくいけど惹かれます
桐生操さんの著書に惹かれて、はじめてこの小説を読んでみました。少々変わった作風で好き嫌いはあると思いますが、傷つきやすく無垢な少年の心理が幻想的でゴシック的な筆致で書き進められています。アイダベルとフローラベルという対照的な姉妹のキャラクターも面白い。失われゆく青春のひとこまが、この一篇の小説に巧みに切り取られている気がします。カポーティの自伝的要素が濃い作品です。
若干難解ですが、不思議と印象に残ります
父親と別れて育ったジョエルという少年が、父親からの「一緒に住もう」という手紙を頼りにヌーン・シティという町を訪れます。そこで彼は奇妙な人たちと知り合い奇妙な体験をします。こうあらすじを書くと割と普通な感じがしますが、読んだ印象はかなり不可思議なものでした。少年から大人への変わり目の複雑な心理を描いた小説なのですが、出来事自体も少年の夢想に過ぎないのではないかと思えるほどふわふわとして現実感を感じさせません。 あとがきによると、発表当初、この作品に対する世評は賛否様々で、否定論としては「アル中的作品で支離滅裂」というがあったそうです。私の感想もその評と近い面を持っていますが、単に“支離滅裂”という言葉で切り捨てることのできない、妙なリアリティを持っているような気がしました。


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汚れた怪獣カポーティの叶えられた祈り
村上春樹訳「ティファニーで朝食を」でカポーティに魅かれ、古本屋で見つけたMusic fo Came on(原書)の序文と短編の影響で最後の小説(本書)を手にしました。 カポーティ自身を映す30代の作家志望兼男娼のP・Bジョーンズと彼に関わる欧米エスタブリッシュメント達のゴシップで話が展開します。下卑た男娼話の連続に正直げんなりしましたが、ジョーンズか魅かれたバツ一で独富豪と再婚したケイト・マクロードとの出会いを頼りに読み終えました。 名誉・仕事・お金・性、あらゆる欲の権化「汚れた怪獣」たるエスタブリッシュメント達のゴシップ集の本書は、「冷血」で名誉を得た後、自らも汚れた怪獣と化したカポーティ自身と彼らを巻き込んだ破滅へのプレリュードだと感じました。本書登場人物の一人は掲載後に自殺したそうですが、作家カポーティに興味がある方には、彼をより深く知る上で一読の価値があると思います。 結局、この「叶えられた祈り」が未完のまま1984年にカポーティは世を去りましたが、1章「まだ汚れていない怪獣」の初めに引用された8歳の少女の作文が全てを物語っています。 「もし何でもできるなら私は、私たちの惑星、地球の中心に出かけていって、ウラニウムやルビーや金を探したいです。まだ汚れていない怪獣を探したいです。それから田舎に引越したいです。」 名声を享受した汚れた怪獣カポーティは華やかな表舞台からゴシップを発表し干される(消える)ことで、少女の言う「田舎に引越する」という祈りを叶えました。叶えられなかった祈りよりも多くの涙を必要とする叶えられた祈りを。
買いですが・・・。
買いですが、書かれた前後の作者を取り巻く状況にばかり光を当てられることが多い作品なので、もう何度目かの再読なのですが、読み返すたびになにか寂しさというか、やるせなさというか、必ずしも作品そのものからだけ受け取るのとは違った感想を抱いてしまいます。もしカポーティが生きながらえてこの作品を完成させることができたにしても、生前に大言壮語していたような、文学の流れを変える作品にはなりえなかったでしょうが、それでもまたいくつかはデビューした頃を彷彿とさせる作品を残せたたのではないか、そんな由無いことをこの作品を読むたびに考えてしまうのです。
挫折した「白鳥の歌」
 前作『冷血』で一躍大成功をおさめて時代の寵児となったカポーティがそれ以上の成功を 求めて次に目論んだのは(フィッツジェラルドなどをのぞけば)アメリカ文学にそれまで殆ど 存在しなかった「社交界スキャンダル小説」だった。だが、ラファイエット夫人からカポーティの 尊敬するプルーストを経てコレットに至るまで社交界小説の伝統のあるフランスと違い、 アメリカ社交界は「道化」カポーティを追放し、小説は未完のままカポーティは短い生涯を 閉じることとなる。ある意味では『冷血』さえ上回る悲痛な事情を背景としているにも関わらず 本作は繁栄を極めた50年代アメリカの退廃しながらも豪奢な世界がこの上なく洗練された文体で 余すところなく描写されており、川本三郎の訳文もカポーティの文章特有の「躍動感」を 日本語で表現しているという点においてきわめて秀逸。文学に人生訓や倫理を超えた完結した 世界を求め続けたカポーティの遺作にふさわしい好著である。
静かに木の葉が散ってゆくように
アメリカ文学の偉大なる巨匠、トルーマン・カポーティの唯一の未完の作品。彼の遺作となった作品です。 この作品で彼が、自分の人生までも犠牲にして表現しようとしていたものは果たしてなんだったのか、何故、人間は欲望が満たされれば満たされるほどに貪欲になっていくのか。地位、名誉、金、もはや「怪獣」になってしまった人間達を前にして、はたして文学とはなんの為に存在するのでしょう。 社会的に堕落し、友人に裏切られてもなお書き続けた、カポーティの最後の「祈り」は、完成していれば彼の作品の中で唯一のハッピーエンドになるはずでした。
どこまでもいやらしく人間に忠実な好奇心を満たす本
品のないスポーツ新聞や3時からの奥様番組なぞゼッタイに嫌い、でも品のいい(なんていうものが存在するのか?)ゴシップは嫌いじゃないのよね、という屈折した感覚の持ち主にお勧めの本。上品ブルことをモットーとする私にはピタリとあった本でした。(苦笑) p 当時(1960年代~1970年代?)のアメリカのセレブレティたちの他人には知られたくない秘密満載の本。この本を書いてカポーティが追放されてしまったというくらい彼らの赤裸々な姿が浮き彫りになっています。


おすすめ度

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¥ 580(税込)
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カスタマーレビュー数:6

くちコミ情報
この短篇集を読まずしてカポーティは語れません。
ノンフィクションの傑作「冷血」や、やや難解な「遠い声、遠い部屋」。それに言わずとしれた「ティファニーで朝食を」。どれもカポーティの代表作ですが、彼の原点はこれら短篇にあると思います。ゴシックホラーテイスト溢れる「ミリアム」から、ノスタルジーを感じさせる「誕生日の子供たち」や、その他影も曇りもない「昼の文体」、背筋がひやりとする様な「夜の文体」の作品が、バランスよく収められています。そしてこれらの作品群には一貫して透明な空気の粒を感じさせる瑞々しさ、繊細な硝子細工を思わせる叙情的なものを感じます。どれも20代のうちに書かれたものばかりという事で、早熟ながらその文章の完成度には改めて驚きました。 別出版社から出ている村上春樹訳の「誕生日の子供たち」の短篇集に含まれる作品と重複してるのもありますが、少し位かぶっていても両方買っておいて損はない筈。 私にとっては人生の中でもベスト5に入る位手放せない短篇集です。
大傑作です。
 個人的にカポーティは、「ティファニーで朝食を」などの中篇よりも、切れ味のするどい短編のほうが優れていると思います。本書収録、「ミリアム」、「夜の樹」などは、まさに短編小説のお手本のような作品です。抽象的なストーリーに対し、おさえた筆致で人間の孤独や不安や恐怖などネガティブな感情を色濃くうつしだす手腕にはただただ脱帽するのみです。  なかでもおもしろいのは、「誕生日の子供たち」です。最高の書きだしです。魔女的な女の子がひっこしてくることにより子供たちは狂わされ、けれど彼女はバスに轢かれてしまう。まったく意味のないストーリーなのに何故か背筋が寒くなるほどの絶対的な恐怖と哀愁がただよいます。是非読んでください。
いいと思う
内容はとても暗いものが多いですが、どれも割りと面白いですし、 ずしっとくるものがあります。 ただ、(個人的な理由ですけど)「無頭の鷹」だけは難しくてうまく理解できなかったのが残念でした。 でもそれにしてもはまる人ははまると思うので、お勧めですよ。 p 2回も3回も読める作品群です。
雪の雲。
この本を手にしたのは、ほんの気まぐれからでしたが、ラッキーな出会いだったかもしれません。 収められた短編の一つ一つに、何か共感できる物語があるわけではないし、決して、涙を流すような感動的シーンがあるわけではありませんが、流れる雰囲気は、人をひきつける存在感がありました。 p 主人公たちを取り巻く不思議で、ふわふわした取り留めのない、そして少し冷たい感覚を伴った雰囲気がすべての短編に、一貫してながれていて。それは、私にうっすらと低く敷き詰められた、雪の雲を思わせました。 p 雰囲気と登場人物は、巧みな描写で表現され、ふとしたはずみで、日常からそんな不思議な空間に紛れ込んでしまった主人公たちの「なぜ??」という問いかけが聞こえてきそうでした。 私のお勧めは「最後のドアを閉めて」です。 この作品に出てくる主人公のどうにも救いがたいところがいっそうの冷たさと、孤独を感じさせる作品です。
村上春樹の短編ファンの方、読んでみては?
作家の村上春樹氏はカポーティをお好きみたいで、エッセイや何かの文章の中 でときおり彼の作品に触れています(私は「夜の樹」もそれで知りました)。 p カポーティの短編を読むと、春樹さんの初期の短編は「カポーティの影響を受 けてるのかな?」と思わせられるというか、不条理で不安な雰囲気が似ている p というか・・・「なるほど、春樹さんはこういうのが好きだったんだなあ」 と、勝手な推測をしてしまいました(笑)。 p 「夜の樹」に収められている短編は、筋書き・オチのはっきりとしたストーリ イでなくて、どことなく不安定に終わっているような印象がありましたが、そ れもまた良いです。本全体的にちょっと物悲しいようなね。 p (緑色のギターって実際にはどんなかしら?グリーンのアコ ースティックギターを見たことあるけど、あんまり惹かれなかった・・・。とにかく、小説の中ではサウンドホールから主人公にお酒を入れられて可哀想 に!) p たぶんカポーティは原書も良いのではないでしょうか。


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