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   Teens の売れ筋最新ランキング   [2008年12月02日]
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通常11~14日以内に発送
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カスタマーレビュー数:44

くちコミ情報
ダイモンとかの発想がいい
映画の「ライラの冒険 黄金の羅針盤」を見た方が先でした。 映画は第1部とはいえ、正直中途半端な終わり方だなぁと思っていたんですが、 パンフレットに原作が英国で凄く評価されている、というような書き方をされていたので、 原作に興味を持って読みました。 小説を読んでみての感想ですが、私は小説の方がおもしろいです。 小説も、基本映画と一緒なんですが(まぁつまり映画が、小説と一緒なんですが)、 ライラが家族についてジプシャンから教わるところなど微妙だけど重要な点が、 序盤にさらっと書いてありました。 重要なことが、謎ではなく事実としてライラと読者に提示されていて、 それを理解した状態で話が進んでいくので、 話の展開が早くても充分に消化していくことができました。 きちんと説明されて先に進みたい方は小説を読んだ方がすっきりすると思います。 映画の黄金の羅針盤は、下巻の途中までの内容です。 原作の方がもう少し先まで、しかもすごく重要なストーリーのシーンまで含まれています。 下巻のラストは衝撃的でした。 そーかー、このシーンの前で切ったのか。 映画的には、下巻のラストまでやったほうが、ストーリーも盛り上がった上に、 次が気になって、興行的にも盛り上がったんじゃないかなぁ。 2部以降ボリュームが多くて映画の尺がたりるのかな。
キリスト教から離れましょうといいつつ離れられない微妙な話
本当は作者の意図からすっかり外れているかもしれませんが、この3部作を読んで私が受け取ったメッセージは、「信仰は人類社会の安定に一定の寄与をしてきたが、その排他性故に、しばしば鋭い対立を生む原因にもなってきた。人類の特性として本当に素晴らしいのは、愛することと、自由に思索することで、特定の宗教に依拠することではない。もうそろそろ人類は宗教から卒業したっていいのではないか?」といったようなことです。正直、結婚式はキリスト教、葬式は仏教、困ったときは神頼み、みたいな日本では、ややピンとこない話のような気がします。しかし、壮大なテーマはとりあえずうっちゃって、愛すべき嘘つき少女ライラの冒険譚として楽しむこともできます。 まあまあ楽しめたのですが、私は、無理やり現実界と結びつけた「神秘の短剣」が特につまらないと思いました。ダークマターだのエヴェレット解釈だのは本当に願い下げです。一度けちがつくとどうしても第3部の評価も低くなります。「(タイトルである)琥珀の望遠鏡、役に立ってないじゃん」とか... そんな訳で星は2つにしました。「黄金の羅針盤」だけなら星4つくらいだって良かったのですが、どう読んだってこれだけでは話が完結していないので、残り4冊も読んで、「ライラの冒険」シリーズ全体の評価をつけました。 さて、この3部作の解説には、ハリー・ポッターを卒業した読者が次に読むはなしだという位置づけがされているようだありますが、私はそうは思いません。ハリー・ポッターは後ろの巻に行くにしたがって高年齢向け(まさにハリーの年齢くらいの子供向け)で、第7作の展開は相当ハードで少し上の年齢向けです。ライラの冒険は、やっぱり主人公と同じ 13,14才の子供向けという気がします。
世界観を理解すれば面白い
ライラの冒険シリーズは、第一部『黄金の羅針盤』(上・下)、第二部『神秘の短剣』(上・下)、第三部『琥珀の望遠鏡』(上・下) からなる。本書は、その第一作目。 主人公ライラは、12歳の少女。勝気で、おてんばで、この上なく饒舌。彼女の世界に住む人はみな"ダイモン"と呼ばれる守護霊を持つ。ダイモンは、人が子供のときには姿を自由に変えられるが、大人になると一定の姿に固定してしまう。 ライラの世界では、ダイモンの姿が固定する前の子供が誘拐される事件が多発していた。そして、ライラの親友であるロジャーまでも姿を消す。ライラはロジャーや他の子供達を救出しようと決意する。 何より、他のヒロインとは一線を画すライラの個性は新鮮でした。また、真実を示す真理計の真理の示し方が奥が深く、想像力をかきたてます。馴染みの薄い宗教的な要素については、読み進めていくうちにこの世界観の一部として理解できるようになりました。 冒頭部分は、主要な人物紹介と後の伏線的エピソードなどやや冗長な感じがしました。映画もでは、いくつかのエピソードをくっつけたり、削除したりしていました。冒頭の冗長さを解消する策だったように思います。100ページあたりから、ようやく世界観がつかめてきて、ストーリーのスピード感も増してくのが分かりました。 世界観をつかむまでは少し時間がかかりますが、そのあとは一気にのめりこむことが出来ます。 翻訳に関しては、原文が予想できるような直訳だったのが残念です。日本語の作品として読めるようにするには、もう少し手を加えてもよかったのではないかと思います。
もうすぐ上映
ファンタジーが好きで今までハリー・ポッターやロード・オブ・ザ・リング、ネシャン・サーガなど読んできました。 ライラの冒険はこれに匹敵するぐらいおもしろい話です。ファンタジーの内容だけど、どこか現実味があり、科学的内容(この作品の中での科学的内容ですが…)も含まれていて大人でも楽しめる内容となっています。 主人公のライラはとってもおてんば娘(こんな主人公でこの先大丈夫なのか?)。守護精霊のしっかりもののパンタライモン(精霊のパンは作品の中で様々な姿に変身しライラを助けます)。この話しでの羅針盤の役割。死んでいたと思っていた両親が生きていた。 など、とても王道な内容だとはこのレビューでは感じるかもしれません。しかし、この王道的な内容を実に上手く組み合わせていていい作品に仕上がっています。 まず読んでみて下さい。絶対に裏切らない作品です。ただし、続きが気になる内容になっていますので寝不足になるかもしれないのでそれだけ覚悟をしていて下さい。
ダイモンを持てるならワタリガラス
 ”ライラの冒険”の魅力は、私にとっては、守護精霊(ダイモン)の存在にあります。 ライラの世界の人間は、かならず、一人に一体の守護精霊(ダイモン) を持っていて お互いに、離れられない存在となっています。  守護精霊(ダイモン)は、どんな時でも話し相手となってくれ、 人間が死ぬまで常に一緒に存在します。ダイモンは、会話することができて 人間が子供の時は、鳥やオコジョや、昆虫あらゆる生物に変身できて、大人になると、 1つの姿に定まります。  私がもし自分のダイモンを持てるなら、それは、鳥、たぶんワタリガラスが よくて、どんなに満ち足りた生活ができるかと想像できます。  ダイモンのいる世界では、人は孤独とは無縁な存在に思え、ダイモンを持たない 人間がかわいそうに思えます。  ファンタジー小説は、たとえば、主人公がに常に悪に追われる ようなストーリーと、なぞを解く為、目的を持ってに異世界をどんどん 旅する種類のものがあると思います。  前者の代表が指輪物語、後者は、イルスの竪琴(パトリシア A.マキリップ ) 魔術師の帝国、シルバーソーン(レイモンド E.フィースト)などが思あたります。  ”ライラの冒険”は、どちらかと言うと後者にあたりますが、 そのスケールは、かって読んだファンタジー小説の粋をはるかにしのぎ 意外性に驚かされます。 あらゆるパラレルワールドを巻き込んだ戦争、教会と神への挑戦、 パラレルワールドから、一転、オックスフォードの暗黒物質研究所を訪れたり 単なる児童書ではない奥深さが感じられます。 小道具も魅力的で、真実を告げる”黄金の羅針盤”、あらゆるものを切り刻む ことのできる”神秘の短剣”は、最高位の天使さえも滅ぼすことが可能です。


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くちコミ情報
Howl's Moving Castleの続編です
Cha mainは、父のおばの頼みで、G eat-Uncle Williamが病気を治療して戻ってくるまでの間、彼の家の留守番を引き受けた。母親の反対を押し切ってまで引き受けたのは、過保護な両親の下から逃れるため。そして王宮の図書室の司書になるため。司書として働きたい旨綴った王様への手紙を予め出しておいて、いざG eat-Uncle Williamの家へ。 小さな家の守なんて大した話じゃない筈、だったのだけど、G eat-Uncle Williamは王室付きの魔術師として知られる人物で、その自宅も普通ではない。様々な時間と空間がドア一つでつながっている。寝室とか台所とかそういうのならともかく、過去とか王宮とかどっかの山の中の谷合とか。そんな家だというのが予想外なら、犬の面倒を見ないといけないとか少年が見習いとして押しかけてくるというのは予定外。一番迂闊だったのは、これまで過保護に育てられたCha mainが親の助けなしに家事をこなせるか、ということ。魔術師の家なので、その辺はなかなか便利な魔法が掛けられていて、普通の家よりは随分楽なのだけど、いろいろなトラブルがあって、いつしかサバイバルの様相に。 そのうち王宮から手紙の返事が来て、Cha mainは王宮へ行くことに。そしてそこで、王室の問題に巻き込まれ…。 以上があらすじです。そして言うまでもなく話はどんどん転がっていきます。でもこれだけじゃ本当にHowl's Moving Castleの続編なの?って感じですよね。大丈夫、間違いなくHowl〜の続編…というかHowlのシリーズの作品です。しかもCastle in the Ai よりもはっきりした形でSophieたちが出て来ます。Howlは少し変則的ですが(笑)。 さっき読み終わったばかりなんですが、また続きを読みたいなあと思いました。面白かったですよ。



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1951年に『ライ麦畑でつかまえて』で登場してからというもの、ホールデン・コールフィールドは「反抗的な若者」の代名詞となってきた。ホールデン少年の物語は、彼が16歳のときにプレップ・スクールを放校された直後の生活を描き出したものだが、そのスラングに満ちた語り口は今日でも鋭い切れ味をもっており、ゆえにこの小説が今なお禁書リストに名を連ねることにもつながっている。物語は次の一節で語りだされる。

――もし君が本当に僕の話を聞きたいんだったら、おそらく君が最初に知りたいのは、僕がどこで生まれただとか、しみったれた幼年時代がどんなものだったかとか、僕が生まれる前に両親はどんな仕事をしていたかなんていう「デビッド・カッパーフィルド」調のやつなんだろうけど、僕はそんなこと話す気になんてなれないんだな。第1、そんなの僕自身退屈なだけだし、第2に、もし僕が両親についてひどく私的なことでも話したとしたら、2人ともそれぞれ2回ずつくらい頭に血を上らせることになってしまうからね――。

ホールデン少年は、教師をはじめとしてインチキなやつら(いうまでもなくこの両者は互いに相容れないものではない)と遭遇することになるのだが、こうした人物に向けられる風刺がきいた彼の言葉の数々は、10代の若者が誰しも味わう疎外感の本質をしっかりと捉えている。


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大人になってから思い出す
20歳くらいの時に読んで、何が面白いのだろうと思ったのですが、 この本の最後の文章は、大人になった今でも、なぜか時々思い出します。 友達やかつての恋人を、今ではどこでどうしているかも知らない相手を、急に懐かしく思い出すことがあります。 そういうときに、少年が最後に書いていたことを思い出してたりして、結局彼は愛情深い人間だったんじゃないかなあと考えたりします。そういうとき、また読み返したくなります。 不思議な魅力を放つ一冊。やはり名作なのでしょうね。
10代最後に送りたい、そんな一冊。
『読み易さ』。とにかく読み易く、あまり本を読まないという10代後半の学生さんには是非とも一度は読んでほしい。難しい言葉も使われていない為、無駄に頭を使うことなくすんなりとストーリーにワープすることができるはず。 (個人的には英語力をもっと付けて原文で読みたいところ.....) 大人と子どもの中間であるホールデンの白黒付け難い微妙な心境がまるで過去の自分を望遠鏡で眺めているようで非常に考えることが多い。 "現実社会"を知ってしまったからこそ分からなくなってしまったこと。知らないからこそ分かること、見えること...。 大人と子ども。嘘と真実。矛盾と逆説のなかで生きるということを悟らさせられるたのが私がこの本を読んだときの収穫である。ファンタジーやSFのような想像のなかでの感動ではなく、もっと身近な感覚での。 私たち10代後半の学生は特に大人と子どものボーダーが曖昧であるからホールデンの社会批判、あるいは自己嫌悪、混沌とした視界の中のストーリーに強く感じるものがあるのではないだろうか?
一度は読んでおきたい本。
やっと読めました、この本。 野崎孝訳の『ライ麦畑でつかまえて』は文体が読みにくく、3年もかかって読めなかったのだが、これは一気に読んで2日で読めた。さすがは村上春樹、米語翻訳うまいなー。 ということで個人的に、かの「The Catche in the Rye」を読みきれたというだけで感動。 そんなわけで読みやすさにかけては野崎孝より村上春樹の方に軍配が上がると思うけれど、ネットで書評を見てみると、野崎孝訳の方が好きという人も結構いるんですね。要は村上春樹は意訳しすぎてる・・・といった理由で。 でも時代に応じて表現の仕方って変わるものであって、かつての訳を現代語訳(?)にするってのはそんなに悪いことじゃないと思う。それに訳者によって訳し方が違うのは当たり前じゃないかとも思う。だから、どの翻訳が良いかってのは大方言うことなんて出来ず、読者個人の感性にぴったり合うものを選ぶしかないんじゃないかなー。 悔しかったら原著をそのまま読むしかない・・・と、そう思う。 さて本書はホールデン・コールフィールドという16歳の高校生が主人公。 彼は英語以外の授業に対してやる気がなく、12月のクリスマスを迎える頃、3つ目の高校を退学となってしまう。このことを家族に知られるまでのしばらくの間ニューヨークで時間をつぶすことを思いつき、背伸びをしようとしたり、いろんな相談をしたいのに相手が気分が悪くなるような冗談で茶化してしまったり、その他イロイロと考えたり・・・。 起承転結でメリハリのある物語ではなく、ダラダラと思っていることを延々と誰かに話しているような書き方なので、読み始めはちょっと違和感があるけれど、精神的な脱皮をしようとモガいている少年の裏表のない、みっともないことや滑稽なこと含めた思い切った吐露に思わず読み入ってしまった。 人によって子供から大人になるルートやタイミングって違うんだろうけど、きっとみんな人生のどこかでホールデン・コールフィールドになる時期があるんじゃなかろうか。 この本を読むことができるタイミングって人それぞれ違うかもしれないけれど、是非読んで欲しい一冊。 っていうか、自分がもう一度読み直しときたい一冊。
今だからこそ
「赤頭巾ちゃん気をつけて」の流れから読まれた「ライ麦畑でつかまえて」の時代では,まだまだ少数派だった,経済的余裕のあるアッパーが中高から子供を有名私立に入れる風潮が,今やそれほど珍しいことでもなくなっているこの時代に,新訳で本棚に並ぶ「キャッチャー〜」はさらにまた新鮮である.あの頃はアメリカでも日本でもプチブル的だと批判の対象にもなったが,その時代にもがく10代の男の子,女の子の心理的葛藤の描写は,今も残るにふさわしい文学的価値があり,サリンジャーの魅力再発見の再読となった
訳に批判がありますが…
私は原本に忠実でなくとも、村上氏の訳で読んでサリンジャーの言わんとすることは伝わるんじゃないかと思った。 自分は充分にライ麦畑を堪能できましたし。 ていうか、そんなに原本に忠実にしてほしいなら自分で原本買って翻訳すればいいじゃないか。 他国の言葉を自国に置き換えるなんて難しいこと。 そもそも外国小説訳なんて完璧な訳がない。


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Opinion
As a fo me teache and g andmothe I found this ook totally inapp op iate fo an elementa y student. The language was vulga , and the efe al to 'the finge ' as well as othe efe als was a su d. Whe e was M . Sacha 's ain? This ook should e anned f om the elementa y li a y shelves.
Opinion
As a fo me teache and g andmothe I found this ook totally inapp op iate fo an elementa y student. The language was vulga , and the efe al to 'the finge ' as well as othe efe als was a su d. Whe e was M . Sacha 's ain? This ook should e anned f om the elementa y li a y shelves.
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キーワードを一つ上げるとしたら、su consciousかな。 そこで、物語のいろんなプロットがつながりを持って 展開していく・・・面白いですね。 少年の恋のお話としての側面も楽しいです。 ”She squeezed David's hand.” なんて、シンプルな言い回しだけど、 英語そのもので読めば、なかなかですよね。
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物語のタイトルにもなっているLost Faceという単語は日本語から引用されているものです。そしてこの物語のキーワードにもなっています。 子供の視線で物語が生き生きと描かれていて、特に会話部分は英語を学習している私には学ぶところが多かったです。 すいすい読めました。
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主人公を応援しながら、自分も応援されている気持ちになります。誰もがうなずける子供の頃の日常が生き生きとかかれていて楽しいです。主人公の友達がいい味出してます。


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滑稽な男
ドストエフスキーが1866年に発表した長編小説。 ドストエフスキーなんて長いし、ややこしい名前だし、余程の本好きか、学者しか読まない筈だと思っていた。 読み始めて、そんな先入観は吹き飛んだ。罪の定義、それに見合う罰。そんなものを、普通の人は決められない。 だが、主人公ラスコ-リニコフは決めてしまう。「自分は特別な人間だから」という、もっともらしくも脆い根拠で、やってしまう。 この男は悪意に満ちた悪い人間かと言うと、そんな事はなく、自分の根拠に確信が持てずに、悩んでいる。その様は滑稽で笑えてくるのだ。哀れだ。 当然のごとく、自らも罰を受ける。その罰が妥当か、自分には分からない。 生態系のルールに従えば、許される行為では無い。そして、そのルールは正しいと思う。
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選ばれた人間は、自らが正しいと信ずるならば、法律(殺人)を犯す権利があるという自らの思想を実行に移すため、ラスコリーニコフは金貸しの老婆を殺害し、彼女の金を有益に奉仕しようと決意する。しかし同時に彼は老婆のみならずリザヴェータまでも殺害してしまった。犯行後、様々な人物が登場し、様々な思考がラスコーリニコフを過るが、ソーニャの勧めもあり、遂にラスコーリニコフは自白してしまった。シベリヤの流刑地にて八年間の懲役に服されるが、そこでも彼を見捨てずにいてくれたのが、ソーニャであった……。 本書の粗筋は多くの人が前提として知っていることでしょうが、実際に通読するとその濃度は計り知れません。日数にしても場所にしても短く狭い話なのですが、その分、ラスコーリニコフと登場人物達の密室空間での対話(特にスヴィドリガイロフ、ポリフィーリイ、ソーニャなど)がそれぞれ色濃く、紙数の大半を占め、そのグルーヴに読者は呑まれるばかりの勢いで読み耽ることとなります。例えばスヴィドリガイロフとの対話では、その妖艶さに身震いする思いでしたが、ソーニャが福音書を読む場面では、反動的に救いを感じたり、キャラクターごとの特質をドストエフスキーは巧く描き分けています。しかし、本当に色々な人物(ラスコーリニコフ、ラズミーヒン、スヴィドリガイロフ、ドゥーニャ、ソーニャ、マルメラードフ、カテリーナ、ルージン、レベジャートニコフ、ポルフィーリイ、などなど)が出て来る為、珠に頭が混乱してしまうので、http: www013.upp.so-net.ne.jp hongi ai-san kids t-soukanzu.htmlのサイトで人物相関図を参照させてもらいながら読むと、より良く理解できると思います。「現代の予言書」とも言われる本作ですが、例えば進歩主義者のレベジャートニコフが、「ぼくはいま未来社会では他人の部屋へ自由に出入りできるという問題を、……」とルージンに言いますが、これはもしかして現代のネット社会の暗示ではないでしょうか。スヴィドリガイロフの自決の際も、アメリカを嘲笑しているように感じられますが、これは『カラマーゾフ』のミーチャの発言とも被るところがあり、意味深な予言として私には映ります。その他にも、様々な暗示が仕掛けられているようにも思えます。さらに、ラストの、流刑地でのラスコーリニコフの枕元にあるソーニャの福音書という結びですが、「彼は今もそれを開きはしなかったが……」、という、キリスト教による救済を描きつつも、それを絶対視させないで曖昧にさせ、読者に委ねる表現に、絶妙さを感じました。トルストイとドストエフスキーの違いは、こういったキリスト教信仰の差異でしょう。トルストイはキリスト教絶対主義のように思えますが、ドストエフスキーは何やら半信半疑のように思えます。いずれにせよ、内容が青黒いカオスで満ち溢れている本作の尾鰭に、この救いがあるのと無いのとでは、大きな違いでしょう。 『源泉の感情』という三島由紀夫の対談集の中で、小林秀雄は、「『金閣寺』は燃やすまでの動機小説で、『罪と罰』は殺してからの小説」と両者を峻別していますが、それでも両者に共通するのは、読者を乗せて運んでゆく魔的なものが乗り移った筆力であろうと個人的には思います。グングンと吸い込まれてゆく力に漲っているのです。それと、この『罪と罰』は、構成がとても素晴らしいです。全部で六章ですが、各章どれも凡そ百五十ページほどで、その中に1、2、3……と、大体二、三十ページごとに府割りされています。これが凄く読者にとっては読み易い構成なのです。兎にも角にも、推理小説として、思想小説として、恋愛小説として、老若男女問わず満足出来る、エンターテイメント性に富んだ純文学の傑作であることは断言し切れます。
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勉強しない中学生の娘に「もしやこれなら?」と購入。はっきりいっていくら漫画でも中学生にすらすら読みこなせるわけはない。単語は大学入試以上のものもあり。でも、まあぼちぼち、辞書をひきひきいけるでしょう。 コナンがジミーに、ランがレイチェルになってることは新鮮です。やっぱり主要人物は日本名ではだめなのでしょうか。(端役は日本名) また英語本と読む向きや、コマの読み方が違うのを解説してあるのはおもしろかったです。 残酷な殺人場面が多いためか、日本では小学生でも読んでるコナンですが英語版では15歳以上(olde teens)となってるのは親には納得。 英語を勉強した(英検2級程度)人なら1時間弱で精読できます。
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英語のコナンも面白いです 全て理解しようとしなくても、または出来なくても 日本語版と読み比べてみてください そうすればおおよそ英語でもこんな風に訳してるのかな?など、おおよそつかむことはできます。少し違ったコナンの雰囲気が楽しめます。


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なぜ?
なんで、誰のレビューも評価も無いの? 連載当時のタイトルページ全部収録されてるんだよ。 単行本カバーイラストの決定稿までの経緯とか デザインに関する大友さんのコメントなんかも載ってるのに。 連載時や単行本化の際に、NGになったカット集とか見て みんな感想とか評価とか無いのですかね。 そりゃまあ今さらかもしれないし AKIRAファンなら、みんな持っているだろうけど。 こんなアート本が3千円ちょっとで買えるなんて最高じゃない。


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素晴らしい絵本
「眠れる森の美女」は、古今東西色々な画家が手がけていますが、この本はその中でも傑作に入ると思います。古典絵画的な上品で美しい画風。深く淡い光を放つ世界、細かい装飾、どれをとっても一級品の作品です。


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   原題は『Going Solo』。戦闘機での「単独飛行」というだけじゃなくて、ロアルド・ダール自身の個人主義的な生き方も表している、好いタイトルだ。

   本書は、著者自身による自伝『少年』のつづき。シェル・カンパニーに無事就職して、アフリカ勤務になってからの思い出と、第2次大戦でイギリス空軍として、枢軸国と戦った出来事を中心に、2部構成で展開していく。

   前半の「アフリカ赴任」編は、著者みずから精選したエピソードというだけあって、おもしろおかしく、時にスリリングな話の連続だ。船の上では、早朝にデッキの上を、全裸で散歩する夫婦。フケの悩みを盛んに周囲に漏らしていた男のとんでもない秘密。赴任地では、毒ヘビやライオンの襲撃に四六時中油断がならない。

   後半は一転して戦火の中。空軍に入隊してからは、ギリシャ戦線、パレスチナ・シリアへと出撃、ドイツ軍機と何十回となく空中戦をやってのける。その傍らで、パイロット仲間たちは次々死んでいく。そんな過酷な状況を、40年の歳月を隔てて、まるで水彩画のように淡々と、ダールは描く。

   驚くのは、自分を取り巻く状況を「狂っている」と認識しつつも、自ら選択して、そこに赴いていることである。そして、その大状況に飲み込まれずに正気であろうとする姿勢である。そんな彼のスタイルに触れたとき、読み手はふと、本書の原題が脳裏をよぎるに違いない。勁(つよ)い人なのだ。

   解説は、ダールと同様、児童文学と飛行機に精通しているアニメーション作家・宮崎駿。これもうれしい。永井淳訳。(文月 達)


くちコミ情報
買いです。
シェル・カンパニーへの就職によってアフリカに赴く前半は、同僚やかの地の人たちとの交流が「少年」と地続きなのですが、空軍兵士として徴兵されたギリシャで作者が目にしたものに思いを巡らすと書かれていることいないことに関わらず慄然とさせられます。たとえば、「船のタンクが裂けたところから海面にオイルが流れだして、海は火の湖と化した。六人ほどの乗組員が手摺りを越えて海に跳びこむのが見え、生きながら火に焼かれる彼らの絶叫が聞こえた。」(P212)といった記述。すぐあとには、「わたしはひと目見てミスター・カーターに好感を持った。彼はドイツ軍がやってきてもここに残る予定らしかった。地下に潜って活動を続けるのだろう。やがてドイツ軍につかまって拷問を受け、頭を撃ち抜かれるのだろう。」(P220)といった記述も見られます。普通このような体験をした人は、サリンジャーみたいになるのではないでしょうか。しかし、この作者は、その特質とされるユーモアを損なわれることなく、我々に多くの作品を残してくれています。それは、宮崎駿さんも解説で書いているように幼い頃からイギリス社会でマイノリティとして過ごすことを余儀なくされたその環境から不可避的に身についたもののように思えます。そこに思い到ったとき、面白いばかりで読み終わった「少年」の、書かれていなかった箇所について考えてしまうのは、ひとり僕だけでしょうか。
こんな人生
 姉妹編の「少年」ともども、私が何度も読み返す永遠の愛読書である。このような人生もあるのだということを痛切に感じさせられる、素晴らしい人生物語。「チョコレート工場」のような子供向けの童話を書く一方で、練られた文章の大人向けのエッセイとかミステリーに腕の冴えを見せる。本書は、そのようなダールが心底自分の個人的な体験を綴った自伝である。    「少年」では、このような子供時代を過ごすことのできたダールを羨ましいと誰もが思ったことだろうが、本書では飛行機乗りという日常人からすれば普通ではない、ましてや当時は戦時中のこと、平時では考えられない経験をしそのことを本書でさらりと書いている。  サン・テグジュペリの生き様と重なって見えるのは多分私だけではないだろう。
古き良き日のイギリスが伝わってくる面白い本
ロアルド・ダールの作品が好きなので、自伝的な本であるこの本を手に取りました。 ダールのほかの作品のような、あっといわせるようなどんでん返しはないのですが、当時のイギリスがどんなだったのか伝わってくる面白い本です。 たとえば、ダールはシェルの社員としてアフリカに赴任しますが、独身のダールの身の回りの世話はアフリカ人の執事が全部行います。その代わりにその執事の家族を養ってやるのが当時の慣例だという記述が出てきます。また、日常生活では、当時貴重品であったはずの車をもっていることがわかるし、趣味の写真ではドイツ製の上等なカメラを使っていることもわかります。戦争に志願すると、シェルはダールに給料は戦争に行った後も保証する約束を申し出ています。生活の随所に余裕がにじみ出ていて、いかにも古き良き日のイギリスです。 ダール個人については、ノルウェーの血を引くとは行っても、イギリス人らしさが随所に出ているのも面白いです。ダールは生死をかける戦争にあっても、撃墜したドイツ人がパラシュートで脱出するのを見るとほっとするなど、人間性を失いません。戦争に参加はするけれど、人を殺すこと自体については常に嫌悪感を感じているのです。それでいて、信頼していた同僚たちが死んでいくことに心を痛めながらも、感傷的にはなりません。こういう自分の感情を律してポーカーフェイスでいるあたりは、爆撃されてもポーカーフェイスでいる女王をうむ国の人らしいと思いました。 ダール自身に興味がある人、当時のイギリスの状況に興味のある人にはとても面白く読めると思います。一方、ダールに興味のない人には意外につまらない本かもしれません。
*ダール氏の自伝!*
 「チョコレート工場の秘密」のようなマジックな展開こそありませんが、 ダール氏の真実の人生も、アフリカに行ったり戦闘機を操縦したりさまざまな出来事が起こり、 まさに波瀾万丈です!  こういうことがあったから後に奇抜なストーリーの数々を書くことができたのでは?と、 みょうに納得してしまいました!  朗読カセットとあわせて読みました!
あぁ...やっぱりこの人あったかい...
最後の一行を読み終わった時自分でもビックリだっのですが突然涙が流れました。熱狂的に彼の本を読んでいるわけではないのですが、読み終わるといつも体の中に暖かい灯がともったような不思議な感じになり、慌てて彼の本を買ってしまう私です。
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