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   Biographies & Memoirs の売れ筋最新ランキング   [2010年03月20日]
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Book Description
叙情的でありながら、感情的ではない、感動的なこの回想録で、アフリカ系黒人の父と白人のアメリカ人を母にもつ著者は、黒人のアメリカ人としての人生に実行可能な意味を探す。ストーリーはニューヨークで始まる。父親――実在するというより伝説の男としてなじみのあった人物――が交通事故で亡くなってしまう。父親の急死が、感情的な長期放浪の旅のきっかけとなる。カンザス州の小さな町から始まり、母側の家族が移民してきた道をさかのぼってハワイへ、そこからケニヤに渡り、アフリカの親戚に会って父親の人生のつらい真実を学ぶ。そこでようやく、自分のなかの混ざりあった血を甘んじて受け入れることができる。

くちコミ情報
等身大のオバマ大統領が見えてくる
オバマ氏が一体どんな経緯で黒人初の大統領までたどりついたのだろう、と気になる方は多いはず。本書では、彼がハーバード・ロースクールを卒業した頃までしか書かれていませんが、今日の大統領のルーツ、本質を知るには十分な情報です。彼の無名時代に書かれているので、虚飾もなく、純粋な黒人青年の言葉が読者の心に響きます。 彼自身は中流家庭の出身ですが、すでに幼少期に、母親の再婚に伴い訪れたインドネシアでアジアの貧困をしっかり見ているし、コロンビア大学卒業後は、シカゴの黒人居住区で草の根のコミュニティ・ワーカーとして働きながら、米国の底辺で暮らす黒人の問題を目の当たりにします。そして、もちろん父親の国、ケニアではアフリカの問題を自分の身内の問題として捉えています。こういう「現実」を知る人がアメリカの大統領になったのは、本当に素晴らしいことだと思う。またこういう人を大統領にすることができたアメリカ市民も素晴らしい。 オバマ氏自身は白人と黒人のハーフとして、どちらの社会にも完全に属することのできない苦しみをずっと抱えてきた様子がよくわかります。しかし、100%白人だったら黒人の立場は理解できないし、100%黒人だったらアメリカ社会でここまで出世していくことは困難だったでしょう。ハーフ(ダブル)だったからこそ、多民族から構成されるアメリカ社会にふさわしい指導者になり得るのだと思う。本書に、「僕は黒人だから、空軍に入ってもパイロットにはなれない」と早くも人生を諦めてしまっている少年に「希望を持ち続ければ、絶対にその希望はかなう」とオバマ青年が答えるくだりがあるのですが、彼はまさに自分の言葉を自ら証明してみせたわけです。当時、オバマ青年の言葉を信じられなかったその少年も、今ならオバマ青年の言葉を信じるでしょう。 自分のルーツを確認するために、ほとんど会わないまま他界してしまった父親の生き様をたどることが本書を貫くテーマになっています。オバマ氏は、優秀だったけれど多くの女性と関係を持ち、母親の異なる子供たちを残し、その子供たちを幸福にしてあげられなかった父親、米国の学位を持ちながらもケニアでそれに見合う職につけず自堕落になっていく父親を知り愕然としますが、その一方で、困っている人を助けずにいられない父親、上司に媚を売るよりも自分の信念を曲げないことを選ぶ父親も見つけます。なおオバマ大統領のお父さんの名誉のために補足しておくと、ケニアでは一夫多妻制の伝統があったため、お父さんが多くの女性と関係を持ったことは必ずしも文明国(?)の基準から「モラルがない」と判定はできないです。それにしても、黒人男性であれだけ白人女性(大統領のお母さんも含む)を惹きつけたとは、きっと魅力的な方だったのでしょうね。
地球の中心に居る人
あらゆる民族の悲喜こもごもを、半生を通して渡り歩き、見て来た人の率直な自伝です。 この人が、世界に影響力のある国の長になったことは、地球にとって幸いなことだったと思わされました。 補筆:ノーベル平和賞受賞、おめでとうございます。 この本を読みながら、いずれは受賞するだろうと考えていました。 受賞を受けての最初のスピーチも聞きました。 時期の早さには驚きましたが、当然のことと思います。 世界中が、あなたの呼びかけに応えなければいけませんね。
肌の色の暗いアメリカの人々に思いをはせる
これまで、映画や公民権運動を伝えるテレビ番組などでアメリカ黒人の事情を見聞きしたおりに、彼らの状況を想像していたつもりだった。この本を読んで、日本人には到底、想像も及ばないほど、アメリカの白人と黒人の確執というか、対立関係は深く、暗く、底知れないものだと知った。自分の肌の色を意識したことなど、私にはない。アメリカで、肌が暗い色で生まれたら、それこそ、一時もそれを意識せずにいられないときはないらしい。自らは白人に囲まれて育ったにもかかわらず、常に、黒人として扱われ、いやおうなしに、ふたつの社会の対立にはさまれて苦悩した、有能で多感な少年の揺れる心に胸が痛む。頭がよかったから、よけいに、凡人の何倍も大きな痛みを感じたに違いない。内容は鋭い洞察に富む。考えさせられることが多々ある。とくに、公民権運動で平等の権利を得ても、なお、人々の心のわだかまりや不信感が簡単に消し去れないで、おおきな亀裂が埋められずにあることなど、アメリカ社会の深い傷について、気づかされる。 英語は最初は、まあまあだが、シカゴあたりから、難しい。語彙も表現もかなり難しい。知り合いのアメリカ人によると(彼女も白人と黒人の混血で、この本に書いてあるとおりの苦労をしたらしい)、オバマ氏は作家を志したこともあるそうで、文章はレベルが高い。私には非常に難しく、途中から、日本語訳本の助けを借りた。一読の価値あり。
困難な時期に読むと勇気がわいてきます
バラク・オバマは、リンカーンやルーズベルト以来の「文章が上手い」大統領として作家たちの間でも高く評価されています。あの格調の高いスピーチの基となっているのが、彼の作家としての才能であることが、この本からよくわかります。 子供のころのインドネシアの町の風景、黒人市長や市政について黒人らが語り合うシカゴの床屋の風景、あるいは、ケニヤに姉を訪ねて行った際の、キッチンの窓から見える動物や鳥たちの風景−これらはまさに小説の感を帯びています。 オバマは父親をほとんど知りません。一緒に過ごしたのは、父親がハワイに訪ねてきたほんの数週間だけです。しかしその父親の不在こそが、今の彼を形作ったのだと彼は言います。 この本を読んでいるとこれほどの偉業を達成した人の裏に、私たち一人一人と共通した当たり前の悩み―自分のすべきことが見つからない苦悩、社会に溶け込むためのあらゆる内面的苦労―などが見えてきます。そして何より驚くべきことは、今の大統領の父親がケニヤで掃除夫をしていたという事実です。 この本を読むと困難や不遇は、地道な努力と、本当に大切な原点に常に立ち戻ることで乗り越えられるのだという勇気がわいてきます。 文章は極めてオーソドックスですし、語彙自体も中学英語があればところどころ辞書を引くだけで読み切れると思います。 以下は彼の作家としての才能を表す、私が一番好きなケニヤのシーンです。 I d opped onto the cot she’d p epa ed and fell asleep to the uzz of insects outside the window. When I awoke it was dusk and Auma was still gone. F om the kitchen, I noticed a t oop of lack-faced monkeys gathe ed eneath a anyan t ee. The olde ones sat wa ily at the t ee’s ase watching with knotted ows as pups scampe ed a out th ough the long winding oots. Rinsing my face in the sink, I put wate on fo tea, then opened the doo that led into the ya d. The monkeys all f oze in thei t acks; thei eyes tu ned towa d me in unison. I few feet away, the ai filled with the eat of huge g een wings, and I watched the d eamy ascent of long-necked i d as it sent out a se ies of deep-th oated c ies and d ifted towa d distant canopies. (308-309, Kenya, Chapte 15)
大変に優れた資質の人ではあるが、大統領になるべき人なのだろうか
 この本はオバマ氏の自伝である。しかし、他の著者にありがちなまるで自己宣伝のための自伝、というような内容ではなく、生い立ちを通して自分の考えを述べるという、極めて意思的な著作となっている。この本を通して、著者は、多民族国家アメリカにおける人々の共生とまとまりの大切さを、自分の活動してきた「O ganize 」の仕事を通じて、また、父親の出生地であるケニヤを訪れた時の体験を通して、訴えているのだと思った。その意味では、巧まずして後の著書である「合衆国再生」の序をなしているものではないだろうか。  この本を書いた頃は自分が民主党の大統領候補者に選ばれるとは思わなかっただろうが、そうでなくてもこれほど赤裸々に自分の家族、特にケニヤの家族のことが書かれていることに驚いた。頭はよかったかもしれないが野放図な生き方をした父親、その女性関係には驚くばかりである。一方で、オバマ氏の母も、インドネシアに夫がいながらオバマ氏の父親がハワイに来た時にわざわざインドネシアから来て同衾したようにほのめかし、節操がないと思われることまで、著者は率直に事実を述べている。   更に、著者が独身時代にケニヤに赴いて、父親の系列の家族達と会い、そこで聞いた父親や祖父の生い立ちや生き様を書き述べている部分は、圧巻とも言えるものである。  自分の全てをさらけ出したともいえる著者の正直さには、人間的な好意を抱くとともに、政治家としての資質をも感じるのではあるが、一方で、こういう父親を持ち、アメリカとの歴史的かかわりの浅い二世であり、その反面で特定の国、ケニヤ、とのかかわりの強い人を、アメリカの特に保守的な人々は、自国の大統領として選ぶだろうか、という疑問を私は抱いてしまう。こういう人は象徴とも言える大統領になるのではなく、野にいて政権を見守り、時に行き過ぎを批判し、或いは政策を擁護するような、そういう場所にいるべきなのではないか、と思った。


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くちコミ情報
見知らぬ人、友達、そして家族になること
感動のひとこと。 ぜひ、子どもたちに読ませたい。 G eg Mo tenson がパキスタンやアフガニスタンの小さな村に学校を建てる きっかけを作ったことやあらゆる人々との出会いや交流を楽しく読んだ。 一番最初に村の学校建設の資金集めに協力したのが、アメリカにある小学校 の生徒たちのpenniesからだと知り、心打たれた。 現地の人たちの助けや資金を提供したD . Jean Hoe niの話なども興味深い。 人を助け、成長を願うとき、早い成果を願うのでなく、自分ができる ことから祈りつつ歩むなかで、必要が少しずつ満たされていき、本人も大きく されることを知った。
アフガニスタンも再考させれる一冊
 若くして亡くなった障害者の妹への清らかな憐憫、キリマンジャロに学校建設をした父への尊敬、宣教師一家に生まれたモンターソン氏のパキスタンでの学校建設の情熱の原泉は青年期の家庭にあることは明らかだ。それにしても、パキスタンでの学校建設と女子教育という偉業をたった一人でスタートさせた氏の精神力の強靭さは、まさに不撓不屈。感服する以外にない。  出版されて3年経っているが、オバマ政権がイラクからアフガン問題に焦点を移している今読むと、新たな示唆が得られると思う。ザルダリであれカルザイであれ 国際ニュースで主役となる人物達の発言や行動だけを見ていたのでは、この地域の問題は全く解決しないのだという強烈な印象を得る。中央政府の政治力の及ばないK2の裾野の辺境地域の貧困、けし栽培の収入にすがるしか手立てのない地域での麻薬密輸団同士の抗争。サウジアラビアの富をアタッシュケースに詰め込んで、リクルートに来るテロリスト達。一般市民の犠牲者にほとんど賠償しないアメリカ。Changeを標ぼうする頭脳明晰な米大統領スタッフでも、この地域の問題解決が容易である筈がないことが実感出来た。  イスラムの地方の指導者の人徳の高さにも、心を打たれる。9.11にわずか3日後に、BALTISTANのSyed A asのスピーチは感動的。英語塾で講師をしているのでこのスピーチを、今年度の高校生のクラスの最後の授業で取り上げようと思っている。将来を担う世代にモンターソン氏のような超人的な貢献は私にはできないが、せめて、イスラムへの言われのない偏見を笑いとばせる知性を日本の若者が身につけてくれるきっかけとなればと。それが、この本で受けた感銘を、社会に還元する私なりの社会貢献だと思っている。
大きな愛
文中で、著者本人のマザー・テレサに対する思い入れが語られているが、著者自身の功績も彼女に匹敵する物かもしれない。 この本を購入することでも、彼らのこれからの活動を援助することができるようだし、あるいは下記のWe を通じてより直接的に援助することも可能だそうです。 https: www.ikat.o g 地球をより住みよい所にしたいと願うすべての人にお薦め。
登山家の善意
アメリカの登山家がK-2登攀に失敗して下山途中に迷い込んだ山村(と言うより「断崖の村」)の人々に助けられ、その恩返しに学校を建設する課程を追うルポルタージュ。 さらに学校建設は個人的な行為から組織的な運動にまで発展してゆく。 金持ちの登山家が慈善行為として行うのではなく、自らは余裕がなくても、献金を訴えると、小さな金額に始まり、次いでは、まとまった金額を提供する人が現れる、アメリカ社会の根底にある善意の深さを痛感しました。この話の舞台となるカラコルム周辺の高山には多くの日本人登山家も登攀しているようですが、所詮は、登山費用を払って帰国するだけのようで、現地の人々との心の交流はないのは、気がかりです。 この登山家の実録を他の文筆家が加筆、修筆しておりますが、その加筆部分が重くて、かえって物語の進行にブレーキとなっているように感じました。また、加筆者のヴォキャブラリもやや衒学的に思えてなりませんでした。
私も主人公と同じようにパキスタンで学校を作っていたが、、、、
 これは、一人のアメリカ人が、パキスタンとアフガニスタンで学校を作る、という実話を本にしたものである。彼は今も学校を作り続けている。  ページをめくって驚いたのは、主人公・モーテンソン氏がパキスタンで学校を作ることを決心した時期と、私が同国の首都・イスラマバードに赴任した時期が同じ頃であったということである。更に、私は同氏が学校建設の場としていた北西辺境州に、当時在職していた建設会社が日本政府無償援助による小学校30校の建設と、女子教員養成校の建設を請け負ったので、その管理と維持に何度も出張していた。  同じ事業であっても、私の場合は企業の一員としての活動であり、営利を目的としたものであった。そこがモーテンソン氏と私の手段の違うところではあるが、そうではあっても、時には営利と人道支援との間に挟まって葛藤するときがあり、いつかは純粋な支援活動に従事したい、と思うことがあった。  その思いを見事に表現してくれているのがこのモーテンソン氏の活動である。ほとんど一人で学校建設の計画をし、決定をし、資金を集める、という非効率的で苦労の多い仕事ではあるが、反面、上からの縛りもなく営利を考えずに自分の信じる通りに事業を進めることが出来る。  パキスタン人を愛し、彼らの文化を尊重し、彼らと同じ生活をして同じ目線で物事を見る、という姿勢なくしては一人でこれだけの事業は成し得なかっただろうと思い、主人公に与えられた能力に敬意を表し、そして私たちのような企業人には真似のできないことであると改めて思った。そういうことが簡潔な文章で小気味よく書かれている。  ここで思い起こすのは、ペシャワールで活躍する、日本人医師・中村哲さんのことである。このような方々はまことに稀な存在ではあるが、そういう人達がおられるということを我々は認識し、理解し、かげながら応援しなければならないと思う。  そういうことをも想いださせてくれる本であった。



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skins必見です
やっぱり本場のSKINSは違います。その当時のSKINSのファッションがよく分かります。いろいろ勉強になる写真集です、この値段でこの内容なら十分買う価値はあると思います。
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かなり細身のスタイルにブーツ、絶妙の丈のジーンズ、アディダスのでかバックなど、スタイリングの参考になることが多々ありました。かなりお勧めです。 特に小さな少年達の着こなしが参考になりました。
最高!
むしろ白黒写真集みたいな感じです。落書きのようなTATTOOが細かく見れたりして最高です!
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一番最後に載ってる写真がよかった! 全体的によかった!見る価値はアリ! 個人的にこーゆうの大スキです。
パンクス必見!!
パンクス必見!! 英語の本だから買うのどうしようかとおもったけど、写真を見てるだけでもパンク好きは楽しめるとおもいます。Oiパンクのかっこよさが凝縮されてるとおもいます。



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   スティーヴン・キングの『On Writing』(邦題『小説作法』)は簡潔で切れのよい作品だ。愛と皮肉を込めた自伝と、向上心に燃える小説家へ贈る厳しくも愛情こもった教訓という、2冊の本を合わせたような構成である。

   回想部分は実に驚くべき内容で、無作法だった子どもが作家へと成長していく過程を克明に描いている。著者を苦しめたツタウルシ、おなら攻撃をしかけてくるベビーシッター、厳しい教師たち、ジャック・ロンドンの体験を上回る汚さの洗濯工場の仕事。これらを読むと、読者は若き日のキングのそばにいるような気分になる。このウソのようなとんでもない話は、キング作品を読み解く際の大きなヒントだ。そこにいるのは、かわいい声で人気のあったサンドラ・ディーンではなく『Attack of the Giant Leeches(邦題『吸血怪獣ヒルゴンの猛襲』)』のイヴェット・ヴィッカーズを気に入るような子どもだった。「すべての都市を食べてしまう怪物や、海から現れてサーファーを飲み込んでしまう放射性物体、頭が悪そうに見える黒いブラをつけた女の子たちが好きだった」

   しかし、こと読書に関しては、困難なことであるにもかかわらず、あらゆる文学作品を読みあさることへの欲望に渇いていた。キングは「I Was a Teen-Age Graverobber」を発表する。トレーラーハウスに住んで家族を養っていた若かりしころ、高校の女子更衣室の清掃員として働いた経験にヒントを得て物語を書きはじめたものの、原稿を丸めて捨ててしまうが、それを作家である妻がごみ箱から拾い出す。そして、主人公である少女の設定を見直してみてはどうかという妻の助言を得て、さらに若くして死んだ、いじめられていた2人のクラスメートのことを思い出から掘り起こして、『Carrie』(邦題『キャリー』)を産み落としたのである。

   キングは彼の人生と作品に関する意外な事実をいろいろ明かしている。『Misery』(邦題『ミザリー』)の誘拐犯、『Tommyknockers』(邦題『トミーノッカーズ』)の心を奪い去る怪物、『The Shinning』(邦題『シャイニング』の酔った小説家にとり憑く霊は、キング自身のコカインとアルコール中毒(彼によると、妻の援助おかげで克服したそうだ)の象徴だった。「もう1つ、あまり覚えていない『Cujo』(邦題『クージョ』)という小説もある」。ほかにも、大学時代のこと、命の危機にさらされたワゴン車衝突事故からの生還についても触れているが、話の焦点は常に、それらのできごとが作家としての職業にどのように結びついているかに置かれている。

   キングは、作家に必要な「道具一式」を読者に提供している。たとえば、読書リストや執筆課題、修正した作品、金銭上の基本的なアドバイス、プロットと登場人物、パラグラフの基本構造、文学上のモデルなど。また、H・P・ラヴクラフトの難解な表現技法、ヘミングウェイの引き締まった文体、事実に基いて仕事をするグリシャムの信憑性、リチャード・ドゥーリングの巧みなわいせつ表現、ジョナサン・ケラーマンの断片的な文から学べることがらを教えている。なぜ言語感覚の鈍い対話劇が『Hart's War』をだめにしているか、エルモア・レナードの『Be Cool』がなぜ癒しの作品となり得るかを、キングは解説している。キングは作家であるだけではなく、正真正銘の教師でもあるようだ。


くちコミ情報
孤島に1冊だけ本を持ってゆけるとしたら
On W itingは題名のとおり「書く」ことに関するエッセイである。 といっても 邦訳版のタイトル「小説作法」から連想できるような「小説の書き方」を説くハウツー本ではない。(キングを知りたい人への)回想録であり、(物書きになりたい人への)アドバイス本であり、そして(幸福を求める人への)哲学書である。 キング自身が書いているように、ものを書くのは金持ちになるためでも有名になるためでもモテるためでもない。それを読んだ人の人生を豊かにし、自分自身の人生を豊かにし、なによりも幸福になるための行為なのだ。キングはこの本の中で彼がそれを学んだ過程と、読者がそれをもっとうまく実現できる方法を解説している。 「孤島に1冊だけ本を持ってゆけるとしたら...」という究極の質問には、私はOn W itingと答えるだろう。というのは、これほど面白くて生きていることに感謝したくなる本はめったにないから。何度読んでも新鮮なうえに、読んだ後に「書きたい」というインスピレーションも与えてくれる。ゆえに掟破りだが、紙と鉛筆も孤島に持って行かせていただきたい。
スティーブンキングって良いやつだなぁ!
この本、好きです!スティーブンキングはすごい人であり、作家でもあると思いました。 彼のキャリアは、まさに『好きこそものの上手なれ』、という格言そのものですね。 好きなものに向き合うなら、その間に一切の嘘は無いはず。 この姿勢が一番大事。特に物書きには。 自分に嘘をつかないこと。向き合うからこそ、真実味という迫力、説得力が生まれるのだ。 虚栄心、見栄、嘘。日常では平気で除かせるこうした人間の一面も、小説を書くとなって ストーリーと向かい合ったら、一切排除されなければならない。 内心の真実追究のみに徹すること。 (部分的に拡大解釈しています、スミマセン!) これは恋愛でも野球でも、何でも当てはまるものですね。 そのメッセージが、強く印象に残りました。 他に有用なテクニックやノウハウもあり、実用書としてもたいへん貴重な本だと思います が、本を書くまでも無い人でも、一流の作家がどのようにしてその本を書くに至るかの 裏話的な面白さを味わえます。しかも、スティーブンキングってかなり笑える文章も 書けるんだということも、分かりました。
基本が大切
この本は、キングの「自伝」と「文章の書き方」で構成されています。 自伝には、少年時代から今日までどのような出来事があったか書かれており、 どのようにしてキングの作風ができあがったかを知ることができます。 単純に楽しむことができました。 文章の書き方には、文章を書く上でのテクニックなどが書かれています。 「文章はできるだけ短くする」「文法をしっかり理解する」といった基本的なことが多数書かれています。小説家はそういったことに無頓着と思っていましたが、基本を重視しているということに驚きました。 文章の書き方を勉強しようと思いましたが、楽しんで読むことができました。 おすすめの一冊です。
「技法」というよりも、ずっとシンプルな「ルール」の解説本
 僕は著者の作品を何一つ読んでいない。が、この本は面白く読めた。 ・大衆作家として名をはせたストーリー・テラーが、書き進めながら物語の構造・結末を考えている ・主題を再稿で考える(!) ・完成前に素読みをしてもらう読み手(=奥さんもその一人)を持っている ・冗長な副詞や修飾を避ける ・初稿は6週間寝かせて再び手をいれ、1割の文字数を削る 等など、具体的な独自のノウハウが語られていて面白かった。  日本語で書かれた創作技法本には、細かなテクニックの羅列があるものも多いが、これまで読んだそういった本の多くは批評家によるものだった。が、この本は一流作家によるシンプルなルールの解説である点が対照的で面白い。
創作活動は肉体労働だ
経験があり、実績もできた作家にとって、「創作活動」は「肉体労働」と同じになることがわかった。「毎日決まりきった時間割」で「二千語を1日の目安としている」。 プロになった後の仕事の仕方が分かる。 また、「感動した作品の影響で、その文体に染まることは一向に構わない」という、これからプロになる人への助言もある。 歌のスタンバイミーは大好きだったし、映画のスタンバイミーは、すごく感動した。 小説は、その後に読んだが、少し難しくて、あまり感動しなかった。死体を見に行くという設定が暗いことと、翻訳もその暗さをひきずっているような感じがした。そのため、スティーヴンキングはあまり好きではなかった。しかし、この本から、作家の苦労を伺い知ることができ、親近感は沸いた。


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くちコミ情報
著者が自己抑制していればほぼ完璧だった
いいノンフィクションだったが、既に13件のカスタマーレビューがあるので、2点だけ少々不満に思ったことを。 ひとつは、著者はなぜ自分の登山の話を、ためらいがちながらも、本書に挿入してしまったのだろう、ということ。もちろん、こういう本を書く人は最終的には自分を語りたいのだろうけれど、ここはこらえて、自分自身をそのまま登場させない方が、全体の緊張感を失わずによかったのではないかと思われる。 もうひとつは、私は、Ch is McCandlessも好意をもったWayne Weste e gに興味がわいたのだが、著者はこの人物をあまり詳しく書いてくれていないこと。
放浪者と冒険家
1992年春、アラスカの原野に足を踏み入れ、数ヶ月後に原野に 廃棄されていたフェアバンクス・バス車内で遺体となって発見され た若者クリス・マカンドレスの放浪の軌跡を追ったノンフィクショ ンである。彼自身はアラスカ行きをAdventu e in Alaskaと位置づ けていたようである。しかし、いわゆる冒険家達に見られる華々し さはなく、彼の行動は到達点を目指すというよりも移動そのもの、 あるいは移動先での生活、殊に食生活の中に大きな意味を見出そう としていたように思われる。 彼の理想は大自然の中で自力で食物を調達しつつ、国家社会の管理 を外れて生きてゆくことであった。しかしアラスカの自然の厳しさ を前にして、彼は原野での滞在数ヶ月にして餓死という悲惨な最期 を遂げた。人々は華々しくアピールする冒険家を賞賛しても、自己 の内面に語りかけつつ自然への回帰を目指すマカンドレスのような 人のことは理解も出来ず、その行動を経験不足、社会への不適応な どを理由に批判的に見ることが多い。だが多くの人は少年時代に1 度はマカンドレスのような理想を抱いたことがあるのではないだろ うか? そして少年のほとんどは次第にその様な理想を忘れてゆく 。マカンドレスはそうした夢を抱いたまま死んでいった稀な例なの だ。地球は今、自然破壊により、もしかすると滅亡に向かっている のかもしれない。文明の名のもとに一直線に破滅への道を進みたく なければ、マカンドレスのような若者のことを人はもっと理解しな ければならない。クリス・マカンドレスは20世紀末のまさにキリ ストであってしかるべきだ。しかし何故か彼自身は放浪をはじめた 頃からアレックス(アレクサンダー)を名乗り始めている。自身で は荒野をさ迷うキリストであるよりも、荒野を征服し尽くすアレク サンダー大王を意識していたのだろうか。自然への素朴な憧れと同 時に若者特有の倣岸が彼の心の中に潜んでいたに違いない。しかし アラスカの原野で暮らす中で彼は次第に社会や父母への敵対意識を 和らげていったように思える。だが彼が原野から人間社会への帰還 を決意した時、皮肉にも自然はそれを拒むかのように川の増水で彼 の行く手を塞いだ。そこで帰還を急がず、原野における彼の生活基 地としていたフェアバンクス・バスにとどまり、川の減水を待つ作 戦に切り替えた彼だったが予想外の異変が彼を襲った。突然身体が 動かなくなったのだ。食物を調達できなくなった彼は遂にフェアバ ンクス・バスの中で死を迎えることになるのだった。 本書の著者クラックヮーは自身も若き日にアラスカ南西部を放浪し た経験を持っている。その折、彼は峻厳な高峰デビルズ・サム( 悪魔の親指)に挑み、命懸けの苦闘の末、遂に頂上に立つことが出 来た。下山後、彼は居酒屋でデビルズ・サム登頂のことを周囲の人 に話したが、人々の反応の鈍さに拍子抜けしたということだ。クラ ックヮーのやったことはマカンドレスと違って、むしろ冒険家の行 動に近い。冒険家は瞬発力を世間に誇示する要素が多く、事前の宣 伝や資金調達が必要であり、華々しいアピール・ポイントも不可欠 となる。カラックヮーはデビルズ・サム登頂により自分の中の何か が変わることを期待していた。彼は内面思考者でありながら行動と しては冒険家のそれをとった。従って彼は下山後、人々の無関心に 戸惑い、また何一つ自分が変わっていないことに気づくのである。 上記のような自己体験を持つ著者クラックヮーはクリス・マカンド レスについては理解しきれないところが多くあることを認めながら も最大限の理解を試みつつ本書を書き上げた。マカンドレスがある 意味で傲慢なアレックスを名乗りつつ自然に対峙し、次第に自然の 力の偉大さを知っていったのではないかとクラックヮーは考えたの ではないだろうか。何故なら、マカンドレスは自身の死が近いこと を知った時期の日記ではあの気負いの目立つアレックスの署名を用 いず、父母がつけてくれたクリスという署名を用いているのである 。死の近いことを知ったクリスは別れの言葉を記した日記を掲げて 微笑んでいる自分の姿をカメラに収めてから死の床に就いたのだっ た。それは修道僧が神に召されるような静謐な眠りだったとクラッ クヮーは最後に記している。
「生きる」ことの意味を考えさせられます
1992年、アラスカの雪野に独り分け入って命を落とした青年クリスに関するノンフィクション。著者であるジャーナリストが、残された記録やクリスに出会った人々の話を聞きながら、彼の足跡を再構成していく。クリスのとった行動が正しいものだったのか、そうでなかったのか、彼はincompetentだったのか、さまざまな意見が著者の元にも寄せられたけれど、著者の主観は最小限に抑えて(って言っても、やはり彼もクリスに入れ込んでいるけど)、事実を淡々と語る感じがよかった。クリスが世を捨て、親を捨て、物欲を捨て、自然に焦がれてアラスカを目指す感じが、すごくよく伝わってきた。でも、クリス以外の、同様の道を歩んだ冒険者(?)たちの話もそこここに紹介されていて、それらはちょっと目障りというか、クリスの話から逸れてしまって、わたしは不要だったと思うのだけれど…。g eenなクリスみたいなアメリカ人は、きっとこれからも後を絶たないんだろうなぁと思う。それにしても、やはりご両親の心中は・・・と思ってしまうわね。plasticでmate ialisitcsな世の中であっても、「生きてこそ」なんじゃないかなと思う。でも、そんな世の中で生きることは、クリスにとっては本当の意味で「生きている」ことじゃなかったってことなのかな。生きるって、どういうことなんだろう、と考えさせられました。 英語は比較的平易で分かりやすかったですが、語彙は少々見慣れないものもあり、辞書無しではちょっときつかった気がします。
アラスカの自然、少年の勇気
裕福な家庭に愛されて育ちながらも両親の人間的弱さを許せず、優秀な成績で大学を卒業した後、かつてから魅せられていた自然の中での生活を求めて、アメリカ大陸を西へ西へ、そして最後はアラスカへと旅を続けていった青年の話です。 大きく分けてふたつのテーマに分けられると思います。ひとつは、自然と人間の関係。もうひとつは親子の愛情とすれ違いです。著者自身も自然に魅せられその中で生きてきた人で、そんな著者だからこそ描ける自然の描写、自然やそこに挑むものに対する解説が丁寧に描かれています。また、青年は両親がみせる弱さと自分におしつけてくる愛情、抑圧にたえられませんでした。でも、読み進むうちに、どんなに両親が青年を愛していたかに読者は気づかされ、切なくてしかたなくなります。もし彼が生き抜いて両親と再会していたら、どんな人生になっていただろうと思わずにはいられません。 最後に、ノンフィクションというジャンルから見てもこの作品の完成度は高いと思います。 青年に会ったこともない著者ですが、彼が描く青年像は私の前で生き生きと生命を吹き込まれ、語り、本を読み、悩み、旅を続けていくのです。著者はこの青年のことが大好きなのだと思いますが、感情に流されることなくさまざまな角度から冷静に分析していく様子もすばらしいです。 ノンフィクション作家を目指す人にも是非読んでもらいたい作品です。
初めての洋書
和書荒野へ (集英社文庫)を先に読んでいたのですが、 クリスの残した手紙や、数多くの有名な著者の残した一文、訳す前の地名など、 当事者たちの世界観をしりたくて洋書を買いました。 和書では日本人のために大まかな地図が載せられていましたが、 洋書は地形が分かるようになっています(地図のページ数は同じくらい)。 Into the Wildを語るには欠かせない一冊だと思うし、 欲しかった分、買って満足です。


おすすめ度

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くちコミ情報
このクオリティでこの値段!絶対に買い!ライアンファンでなくても楽しめます
約160ページのヴォリュームのあるハードカバーの写真集です。素晴らしいミュージシャンでありながら、ニール・カサールの写真家としての作品の面白さ、クオリティの高さが証明された一冊です。天は二物も三物も与えるのですね。 この写真集のなかでの殆どの被写体は、ライアン・アダムスなのですが、ライアンという人物の面白さが如実に現れていて、とても楽しめます。 そして、このバンドの結束の堅さ、お互いの信頼度と愛情(友情)の深さが、にじみ出ていて、とても感動を与えてくれます。 Ryan Adams & The Ca dinalsの写真集でありながら、完全にNeal Casalの作品集に仕上がっています。レイアウト、写真の並びの順番やコメントなど、すべて文句なしといったかんじです。このクオリティでこの値段は、本当に出版社さんの努力の賜物なのかな?素晴らしいと思います。 ライアンファンでなくても、ライアンという人物の七変化ぶりと、それを自然にうまいタイミングでとらえているニールのシャッターチャンスの正確さ、何度ページをめくっても笑ってしまったり、泣きそうになってしまったり。ニールやライアンの音楽を聴きながら、この写真集をじっくりとゆっくりと堪能するのも素敵な時間の過ごし方だと思います。 ウィリーネルソン(結構沢山)やオアシスやマンディ・ムーアやジェリーマリンも写ってます。



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