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2010年03月20日(土) 思想・社会の第1位は 『日本辺境論 (新潮新書)』!
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日本辺境論 (新潮新書)
内田 樹  
¥ 777(税込)
在庫あり。
ジャンル内ランキング:191位  
カスタマーレビュー数:57

くちコミ情報
今まで不思議に思っていたことが・・
今まで不思議に思っていた下記の事柄が、この本を読んで、 かなりすっきり納得できたような気がします。 1)政治家や知識人と言われる人たちの討論で、なぜ相手の意見を最後まで聞   かずに遮って自分の主張を言うのか、相手の意見を受けての発展した発言   がなされないのか。 2)水戸黄門のドラマで、印籠をかざしただけで、何故その権威に服従して   しまうのか。疑わないのか。 3)江戸時代まで鎖国していた日本が、明治になってからの80年間で、何故   立て続けに戦争に突っ走っていったのか。 4)「君が代」に反対する人たちが、なぜ替わりの歌を作らないのか。 など。 そして、日本語の構造の成り立ちの面白さと個性についても、目からウロコで した。 これまでの様々な論を関連付けて、わかりやすく提示してくれるこのような 著作は、読書の楽しみの一つだと思います。
著者も編集者もゆるゆる状態である。
新潮新書は「バカの壁」以来、聞き書きがお家芸なのかもしれないが、本書も多忙な著者の例にもれず口述筆記のたぐい。それにしても「まえがき」に、「最初にお断りしておきますけど、本書のコンテンツはあまり(というかほとんど)新味がありません」、「最初の論件に入る前に、さらに二三お断りしておかなければいけないことが」、「もう一つ予想されるご批判は」云々。本文に入っても、「もう一度申し上げますが、この本には、ほとんど創見といえるものは含まれていません」、「何度も申し上げますけれど、この本にはみなさんが期待しているような『新しい情報』はありません」云々。前置き、言い訳の連発である。内田樹の本は20冊近く読んでいる。意外な視点に目からウロコ状態になることがしばしば。しかしブログをもとに本にするにしても、口述にしても、編集作業がいい加減なものがあまりにも多い。著者も編集者もゆるゆる状態である。
辺境論の偏狂論は、みな偏狭論だ。
この本を見て、思いついた言葉がある。 辺境論の偏狂論は、みな偏狭論だ。 世界に広げよう「へんきょうろん」の輪。 日本が辺境だからこそ、いかなる文化も受け入れられる柔軟な文化になったことに感謝。
なんだかなあ・・
前半は日本が辺境であることの理由を歴史的観点からこれでもかといわんばかりに徹底的に追究し、スリリングであった。しかし後半(「機」の思想)からはだめだ。辺境論をもっと執拗に多角的に展開してくれるものと期待していたら、話があらぬ方向へ飛んでしまっている。辺境はどこへ行った? 書くことがないから、あり合わせの原稿を持ってきてつなげたようにも見える。がっかりである。新書大賞とやらをとった本らしいけど、審査員のみなさん、本当にこの本を最後まで読んだのでしょうか?
辺境をキーワードに、過去の日本文化論を再編
 中央公論社の「新書大賞2010」で大賞を受賞した、というので読んでみた。  著者のいう「辺境」とは、大陸の端っこにへばりついているという地政学的な絶対的条件から必然的に生じた日本人の思想的他者従属性をいう。この従属性は日本人に染みついたもので、例えば阿部謹也は日本人のありようを「世間」というキーワードで論考した(「世間」とは何か (講談社現代新書))が、判断の基準を自分自身ではなく他者や、場の空気に求める感覚は欧米人には一般的ではない。らしい。  また司馬遼太郎は、日本は文明を生み出さない、といったが、そのメカニズムは語らなかった。しかし本書のキーワード=辺境を使えばそれも説明できる。日本人は模範に追いつくことが習い性になっていて大得意だが、いざトップに立って模範を失くした瞬間に無能と化す。だから文明を発信することができないのだ、と。  自分自身のなかには何もオリジナルなものを持たず、だからこそ逆に「師から学ぶ」ことだけは世界で最も上手であった。師から学ぶ、という学びの仕方のことを日本では「XX道」という。これも欧米にはない日本独特の方法論だと著者はいう。  著者自身が言うように、オリジナルな新しい知見というのはないかもしれない。が、「辺境」をキーワードにして過去の日本文化論を再編したところに大いなる意義があると思う。全部読みこなすには哲学の素養もある程度必要だが、わかるところだけ読んでも十分に面白い。なるほど、大賞の理由がわかった。


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くちコミ情報
この世界はクソに充ち満ちているが、いかにしてクソを喰らいながらも生きる意味を見失わずに進んでいけるか、というヒント集。
ここ二年半くらいの間、ずっと個人的に考えてきたこと。 「この世界はクソに満ちている。だけど100%がクソな訳ではないし、生きることは本来輝きや歓びに満ちているべきものだ。 しかし、社会の中で他者と関わって生きていくことは結局クソまみれになることだし、場合によってはかなり手痛いクソを何年間にもわたって喰らい続けることもある。それでも人生の持つ本質的な輝きや歓びを見失わずに、かつ自分自身が他人にとってクソ以外の何者でもない存在にならずに、生きる意味を前向きに見出していくにはどうすればいいのか。」みたいな。 で、結論としては「(単なる知識・情報を大量にストックしているというのではなく、実際に問題解決の役に立つ)知性が必要だな」と薄々感じてはいたのだけど。 ここ最近、正直「もう限界だー!!」ってくらいに煮詰まっていて、どっかから救いの手が差し伸べられてこないものか、と必死に悩んでたら、この本に出くわした。 で、この著者の言う「邪悪なもの」あるいは「暴力的なもの」の指す中身が私にとっての「クソ」とほぼ同じだと気付いて。 かつ、これまで割と特定の他者や個人を「クソ」だと思っていたのが、この本を読んで「自分の置かれた状況(当然自分自身も含む)」や「不可抗力的に自分に降りかかってきた喪失的なライフイベント」、「知らず知らずのうちに自分が獲得してしまっていた思考様式」や「外からの刺激に対する反応のパターン」なども「クソ」の一部だ、と客観的に認識できるようになって(元々あんまり頭が良くないのがこれでよく分かるでしょうwww)。 かつ、「10回連続でコインの裏が出たからと言って、11回目も裏だとは限らない」という、当たり前の事実に改めて気付かせてもくれた。 そういう人生に充ち満ちているクソにどう対処するか、というヒントがいっぱい散りばめられた本。 結局、本当に優れた「知」というのは、いかに生きるかという問いかけに真摯に向き合う所にこそ宿るんだな、と。 『エヴァ:破』で満身創痍の真希波マリが、シェルターで体育座りをしてうずくまるシンジに「そんな風にいじけていたって、何も楽しいことないよ…」と語りかける場面を思い出した。
人はいかに自由に生きられるか
「邪悪」なものを「鎮める」というタイトルに惹かれて購入。 ホラーの評論かなと(笑)。 内田先生の著作ですから、そんなはずもない。 「邪悪なもの」とは、 人間を社会から疎外するすべてを総称する言葉だ。 被害者意識であったり、 父権性イデオロギーであったり、 競争や殺人だったり、 原則的に生きることだったり。。。 とにかく多様だ。追いかけるのが大変。 それらの「邪悪なもの」から、 人はいかに遠ざかるべきか、また超越すべきかを語っています。 人間が自由に生きることはいかに難しいかを感じた。 何かに縛られているのだと思う。 「邪悪なもの」は強い。 自由に生きるためには、 判断力がないといけないし、 判断の基本になる礎石は教養だと感じる。 精神医学や歴史学、倫理学に政治学と、 内田先生は学問の海原をすいすいを泳がれていく。 その言論の幅の広さとフットワークのよさ、歯切れの良さが、 内田先生の著作を読む面白さ、特に爽快感に繋がっていると思う。 本書はその点で快作ではないかと感じる。 難しいが爽快。 実際に生きていくために役立つ書籍と思う。
難しい舵取り
「裁判員制度における、裁判員が不条理に邪悪なものを引き受けてしまう」という指摘が良かった。 もちろん、制度実施前から、議論の俎上には上がっていたが、 氏の指摘は、心理的なものとどまらない、民俗学的なものに思えた。 「霊的なものを否定しない」という立場にありながら、 村上春樹についてのところで言及されているように、 安易なオカルトには与しない……という、 当たり前のようで、難しい舵取りを 敢えて買ってでたという印象だ。 もちろん、オカルト肯定派・否定派双方からの 総スカンを覚悟してのことだろう(というか、気にしてないか)。 因みに、 作者の論説に対する態度が、「ためらい」から「即答」へ変わったなあと思ったが、 本書に収められているのはプログの原稿であり、 学術的な確固とした見解というより、 思索過程を生で見せています……というファンサービスであるのだから、 矛盾はしないのだろう、きっと。 もちろん、「どう受け止めるかは、読者の自由」という留保条件付きで。  
気になるところひとつだけ
なるほど! と内田先生の視点の鮮やかさに感動・納得しながら 読みました。 ですが ひとつだけ ひっかかる点。 「レッツ ダウンサイジング」 『経済条件の切り下げによって人間はたちまちその矜持を失い、生きる希望まで 失う、とメディアが当然のように語る。失職した人間や労働条件を切り下げられた人がどれほど みじめで、どれほど絶望的になるかをメディアは毎日のようにこわばった筆致で報道している。』 だが、『私にはよくわからない』と続く。  それは今の、内田さんだから、内田さんの経歴だから『わからない』のだと思う。  名前も聞いたことのない大学の新卒で、内定ゼロで、これからは派遣かアルバイトくらいしか  ないだろうな〜 と いうおもしろくない状況で、 【お日様と友達と空気があれば あと何が必要なのか!】的な、  アドバイスされても。  あ〜この人には 何を言うてもあかんわ〜  それはいいから、もう少し、気の利いたこと 言うてほしいわ〜  という、軽い失望と 焦燥感を感じる。    
賢者の独白
精神科医から統合失調症の前駆症状は「こだわり、プライド、被害者意識」と教えていただいたことがある。との言葉がある。 現在の社会に特徴的なのは、「他が悪い」ということである。クレーマーに困惑した人は少なくないであろう。 「被害者」の立場を先取りして権利請求する。 自由(思い通り)にならないのは、何か妨害する強力なものがある。改革する必要がある。という自分自身にかけた呪いに呪縛されている。 これらは、武術の世界でいう「居着き」であり、「病」である。 他方、アメリカングローバリズム(形容矛盾)の到来により、誰にでもわかる基準の重視つまり数値主義が万能となりつつある。 背後の智慧が隠れてしまった。存在しないものになりつつある。 相俟って、大人(見える人)と子ども(見えない人)の比率が20人に1人くらいまでに目減りしてしまった。ということになる。これでは、社会システムがもたない。 解決策は、この本の題名通り全篇に散りばめられている。 もう一つ、この本には時間論がある。 「私」には、「将来の私」をはじめから勘定に入れている。ということである。超一流のサッカー選手が今はまだ無人のスペースに狙いを澄ましてトスを送るように。 そしてそれは、「私と名乗る他者」でもある。 ウチダ先生の智慧の世界に時を忘れて遊ぶことができる。


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カスタマーレビュー数:35

くちコミ情報
予測できないもの(Black Swan)の本質的な理解を促す啓蒙的な著
資本主義社会の富の源泉であるマーケットを相手に不確実性(リスク)の管理を稼業にしてきた 元デリバティブトレーダーの社会科学批判の思索の著であり、知的刺激に満ちた非常にThought-p ovokingな本です。 社会科学は、経済事象を数値化、定量化し、導き出された数値モデル(帰納法による理論化)を用いて経済事象を説明、予測するものですが、 懐疑的実践主義者の立場から社会科学の権威、理論および常識(おもに経済学、哲学)を徹底的にこきおろしています。 主なターゲットには、「リスクー神々への反逆」で記述されているような、今日のビジネススクールで常識とされるファイナンス理論も含まれます。 この本を通じて、社会科学の理論や公式(Fo mula)の限界を認知学、心理学等様々な分野から、かなり深く理解することができます。 著者の言葉を借りれば、その理論を知っていてもその限界の本質を深く知らなければ、現実をみるのに不自由になっており、 だからこそ、Black Swan(予測できないこと)がやってくるのだと。 たとえば、数値化されたモデリング、因果と結果を示す法則には、その美しさゆえ、その絶対性を過大評価し、 例外(Black Swan)を過小評価しがちであることを指摘し、その背景にある人間の認知の特性について言及しています。 「XXがある」という証拠がないことを「XXがない」という証拠があることに履き替える わかっていることを過大評価し、わかっていないことを過小評価する等 著者の想定する読者は、一般的なビジネスマン(主に金融、MBA)だけではなく、哲学者や経済学者を相手にしている面や (実践主義者として学者と論争してきた内容が本となっているため)、翻訳の関係もあり、読みにくいとこともあります。 しかし、17章、18章、用語集(下巻)は必読。経済学者や哲学者との対比で著者の持論とリスク(Black Swan)に対する意見を記載しており、 1章から読む前にこの2章と用語集を先に読んだほうが読みやすいと思います。 Black Swanの本質の理解のため、著者はいろいろな事例をあげていますが、たびたび言及しているLTCMの事例が、個人的には最も興味深かったです。 LTCMは、オプションプライシングモデルであるあの有名なブラックショールズモデルを発表した ノーベル賞経済学者であるマートンとショールズが参画した巨大ヘッジファンドですが、 ノーベル賞経済学者だけでなく、元FRB副議長や伝説のトレーダーが関与し人類最高の頭脳が集まっていた史上最強のヘッジファンドといわれ、 理論を実際のマーケットで実践した結果、一時は驚異的なリターンをあげたものの、アジア通貨危機、 ロシア危機を予測できなかったことにより(モデルの想定外の事象:Black Swanが出現)、1998年に破綻し、 世界恐慌のトリガーを引きかねなかった事態を重く見た当局により最終的に救済されました。 このLTCMの栄光と崩壊の原因について、ファイナンス理論の限界だけでなく、 本質的には著者の主張するBlack Swanの存在を疑う懐疑主義(Skepticism)の欠如があり、 自分の知っていることばかり焦点をあて、モデルにないものは無視しがちで、結局モデルの内側からしか世界を眺めていなかった というBlack SwanのImplicationから考察する視点は非常に示唆に富んでいると思いました。 Black Swanは予測できないがゆえに理論には織り込めないものの、著者は理論の存在の全てを否定し完全な懐疑主義を主張しているわけではなく、 理論を適切に利用し、Black Swanに対する適度な懐疑心をもちBlack Swanを利用することを説いています。 Black Swanの性質を例示とともにBlack Swanが潜む「果ての国」とBlack Swanが重要ではない「月並みな国」とに分類し、 「果ての国」では、よいBlack Swanに会えるかもしれないが、悪いBlack Swanに遭遇かもしれない可能性を説明しています。 投資戦略でいえば、投資ポートフォリオの8割近くは「月並みな国」でそこそこのリターンを確保し、 2割弱は、「果ての国」のよいBlack Swanに会うことにより高いリターンを確保する「バーベル戦略」を主張しています。 Black Swanは予測できないがゆえにBlack Swanなのであり、この予測できないことへの対応は、 知識および経験に基づく高度な理論の発明や真実の解明で改善されるものではなく、 Black Swanの本質の理解こそが鍵であるというパラダイムシフト的な視点を提供するものでした。 ノーベル経済学賞とは逆説的ですが、再読、再々読の価値のある非常に重要な本です。
訳へたすぎ
内容はおもしろだけど、訳下手すぎ。(死ぬほど死んで、ものすごく死んでる)みたいな括弧書きがすごく多くて煩わしい。 この本の内容は自分の知識の範囲内だど批評を加えている人もいるようだけど、まさにブラックスワン。ジレンマにハマっちゃってませんか? 僕は内容楽しめたけど、訳の下手っぷりにマジでいらつきました。よくこれで金がもらえるもんだぜ。
「専門家」の権威に盲従しない勇気
経済学のように、高度な数学に武装された学問について、 専門家から自信たっぷりに説明されれば、我々一般人は たいした疑いもなく信じてしまいがちだ。 だが、この本を読み、実際には、彼らの学問は例外に満ちた 複雑な現実ではなく、学問にしやすいよう、現実を都合よく 解釈しただけに過ぎないことを知らされた。 学問に限らず、ビジネスでも「専門家」の名の下に自分が 知っていること以上に世界について知っていると主張する者が いかに多いことか。 問題は専門家の側だけでなく、そうした彼らの主張を安易に 信じ、彼らを野放しにしてしまう我々一般人側にもある。 不確実性を認めることは精神的ストレスのかかる行為だが、 専門家の権威に盲従しない勇気を持つ必要性を感じた。 「それは本当に現実ですか?」まずはこの問いから始めたい。
血液型性格判断を笑う人も別のまやかしには無防備
他人から見ると滑稽なのに、本人は至って大真面目という事はよくある。 人間はしばしば、実態以上に悲観したり、まぐれなのに自信を持ったりする事がある。 それを理解していても、少し形が変わると同じタネで騙されてしまう。 ブランド、宗教、自己啓発、信用、エセ科学。貨幣すら、信用できない時代に、 何をどこまで疑うべきか。を、問う本書は一読に値する。 Amazonのレビューを鵜呑みにして失敗ばかりしてるあなたにはうってつけの書。
あまりの支離滅裂さに眩暈を覚える
昨今流行りのツイッターで、金融先物を生業にされている方が やたらに推奨しているので読んでみたが、 内容の構成が非常に散漫で読み手に強烈なストレスを与える。 和訳も、これが日本語かと思えるような 難解な文法で書かれており、こちらも別の意味で驚く。 この本を読んだ時間を返して欲しい心境になる。 この本が言わんとすることは 「マンデルブロの禁断の市場」の焼き直しではないか!!


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光と影
人は誰しも出来ることならば常に光の当たる所にいて、影の部分は避けたいと思う。 しかし、山口さんは影の部分から決して目をそらさず対峙する。バングラデシュやマザーハウス、そして山口さん自身にも多くの影が存在するだろうが、彼女はきっと知っているのだと思う。 闇を見ることからしか、光は生まれてこないことを。 それは言葉では簡単に言えるが、実際は孤独や絶望が常につきまとう過酷な作業だと思う。 私から見れば山口さんは凄く強い人に見えるが、彼女は自分のことを弱いと言う。しかし、光と影のように、弱さを経てない強さも存在しないのだろう。そんな彼女の強さに人々は魅了される。 どれほど多くの人が彼女の存在に希望を見いだし、救われているのだろうか。 山口さん、本当に大切なものを教えて下さってありがとうございます。
想像以上でした
著者は特別強い人ではない。 むしろ辛いことがあると泣き、腹が立つことには怒る感性豊かな人。 けれど、最貧国を変えたいという思いから、 困難があっても、前に進んでいく。 まず驚いたのはその行動力と常人ではない努力量。 おかしいと思ったら即行動。自分の目で見て、自らやってみる。 凝縮された人生。 人はこんなにも自分の利益だけではなく、自分の感性と願いにすべてを懸けることができるのか。 映画や小説を読むより、断然おもしろいです。 著者の願いに対し、残酷な現実は裏切りや悲しみという形で邪魔をしてきます。 辛くても、悲しくても、それでも前に進んでいく著者に勇気をもらえます。
素直に応援したくなる本
ふとした事から著者の事を知り、最近になって初めて読んでみました。 内容に関してはこれまでレビューされている方が詳しくされていますので割愛しますが、 とにかく壁にぶつかってはリトライの繰り返しでよくぞまあここまで・・・と感動さえ 覚えます。フィクションなどではない著者の生の体験・挑戦からでる感情に対して読者 が素直に共感でき、また影響も受ける良書だと思います。ただ、あまりに著者が全力な のがわかるあまり、少しは力を抜いたほうがいいよ?と思わず言いたくなってしまいま すが(笑) 多少本の内容からは外れますが、「途上国への貢献を掲げる企業」が「国際競争力を持 つ企業」となるのは本当に困難なことだと思います。これは至極個人的な意見ですが、 最終的には販売される商品が、その生産背景について全く顧客に意識されることなく購入 されていく、、というのが一つの完成形なのかもしれませんね。 この困難な課題に辛抱強く取り組む著者および会社のスタッフの方にエールを送るととも に、描く目標に一日でも早く到達できることを願っています。続編もあるようですので 近々読んでみたいと思います。
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裸でも生きる【山口絵里子】 「自分自身が信じる道を生きる」 この道を見つけることも難しいのに、歩き方さえ誰もわからないのに あふれる情熱とパワーが伝わってくる、エネルギーのある作品 この人ほんとにすごい、 心の底から応援したくなる。 今や有名なマザーハウスの代表、山崎絵里子さんの自叙伝 バングラデッシュでただ一人で会社を立ち上げた、というだけで ものすごい人なんだというイメージが付いてしまいがちだけど、 山口さんは決して特別ではなく 普通に泣いて、普通に悩む でも常に全力を注ぎ、失敗しても転んでも、すべてを失ったとしても 他人にどう言われ、どう評価されようが 自分の信じた道を歩く。 その強さはもしかしたら自分の中にもあるのかもしれないと思った。 だけどその強さに正直に反応できることが、山口さんの魅力であり 違いでもあると感じた。 いくつもの選択肢をもてる幸せな自分の環境の中で やりたいことやらないことほど、悔しいことはない 恐れることほど、もったいないことはないんだと気付かされた作品 ぜひご一読を!
本当に懸命な気持ちは、人を動かす。
つい先日のR25でも注目のアラサー起業家で紹介されていた山口絵理子さん。 起業家というと、成績優秀で野心家なイメージが勝手にあったのだが、 彼女の経歴を読むとそんなイメージも簡単にどこかへ吹っ飛んでしまう。 小学校時代イジメにあい、その反動で中学で非行に走る。 その後、強くなりたいと高校の「男子柔道部」に自ら飛び込み、 女子柔道日本のトップクラスに。偏差値40から慶応大学に合格。 大学のインターン時代、ワシントン国際機関で途上国援助の矛盾を感じ、 アジア最貧国「バングラデシュ」に渡り日本人初の大学院生になる。 (本書のプロフィールより) 一見、よく出来たお話だなあと思ってしまうが、 彼女は本当に努力、直進の人であることが本書を読むと痛いぐらいわかる。 少々拙い文章ではあるが、それもまた彼女を遠ざけない理由なのかもしれない。 彼女のビジネスで、「ありがとうという気持ち」がバングラデシュに 広まっていったらいいなあと172ページを読んで、心から思った。 「君はなんでそんなに幸せな環境にいるのに、やりたいことをやらないんだ?」 本当にその通り。へたな自己啓発本より、やる気を与えてくれる1冊。是非!


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予測できないもの(Black Swan)の本質的な理解を促す啓蒙的な著,
資本主義社会の富の源泉であるマーケットを相手に不確実性(リスク)の管理を稼業にしてきた 元デリバティブトレーダーの社会科学批判の思索の著であり、知的刺激に満ちた非常にThought-p ovokingな本です。 社会科学は、経済事象を数値化、定量化し、導き出された数値モデル(帰納法による理論化)を用いて経済事象を説明、予測するものですが、 懐疑的実践主義者の立場から社会科学の権威、理論および常識(おもに経済学、哲学)を徹底的にこきおろしています。 主なターゲットには、「リスクー神々への反逆」で記述されているような、今日のビジネススクールで常識とされるファイナンス理論も含まれます。 この本を通じて、社会科学の理論や公式(Fo mula)の限界を認知学、心理学等様々な分野から、かなり深く理解することができます。 著者の言葉を借りれば、その理論を知っていてもその限界の本質を深く知らなければ、現実をみるのに不自由になっており、 だからこそ、Black Swan(予測できないこと)がやってくるのだと。 たとえば、数値化されたモデリング、因果と結果を示す法則には、その美しさゆえ、その絶対性を過大評価し、 例外(Black Swan)を過小評価しがちであることを指摘し、その背景にある人間の認知の特性について言及しています。 「XXがある」という証拠がないことを「XXがない」という証拠があることに履き替える わかっていることを過大評価し、わかっていないことを過小評価する等 著者の想定する読者は、一般的なビジネスマン(主に金融、MBA)だけではなく、哲学者や経済学者を相手にしている面や (実践主義者として学者と論争してきた内容が本となっているため)、翻訳の関係もあり、読みにくいとこともあります。 しかし、17章、18章、用語集(下巻)は必読。経済学者や哲学者との対比で著者の持論とリスク(Black Swan)に対する意見を記載しており、 1章から読む前にこの2章と用語集を先に読んだほうが読みやすいと思います。 Black Swanの本質の理解のため、著者はいろいろな事例をあげていますが、たびたび言及しているLTCMの事例が、個人的には最も興味深かったです。 LTCMは、オプションプライシングモデルであるあの有名なブラックショールズモデルを発表した ノーベル賞経済学者であるマートンとショールズが参画した巨大ヘッジファンドですが、 ノーベル賞経済学者だけでなく、元FRB副議長や伝説のトレーダーが関与し人類最高の頭脳が集まっていた史上最強のヘッジファンドといわれ、 理論を実際のマーケットで実践した結果、一時は驚異的なリターンをあげたものの、アジア通貨危機、 ロシア危機を予測できなかったことにより(モデルの想定外の事象:Black Swanが出現)、1998年に破綻し、 世界恐慌のトリガーを引きかねなかった事態を重く見た当局により最終的に救済されました。 このLTCMの栄光と崩壊の原因について、ファイナンス理論の限界だけでなく、 本質的には著者の主張するBlack Swanの存在を疑う懐疑主義(Skepticism)の欠如があり、 自分の知っていることばかり焦点をあて、モデルにないものは無視しがちで、結局モデルの内側からしか世界を眺めていなかった というBlack SwanのImplicationから考察する視点は非常に示唆に富んでいると思いました。 Black Swanは予測できないがゆえに理論には織り込めないものの、著者は理論の存在の全てを否定し完全な懐疑主義を主張しているわけではなく、 理論を適切に利用し、Black Swanに対する適度な懐疑心をもちBlack Swanを利用することを説いています。 Black Swanの性質を例示とともにBlack Swanが潜む「果ての国」とBlack Swanが重要ではない「月並みな国」とに分類し、 「果ての国」では、よいBlack Swanに会えるかもしれないが、悪いBlack Swanに遭遇かもしれない可能性を説明しています。 投資戦略でいえば、投資ポートフォリオの8割近くは「月並みな国」でそこそこのリターンを確保し、 2割弱は、「果ての国」のよいBlack Swanに会うことにより高いリターンを確保する「バーベル戦略」を主張しています。 Black Swanは予測できないがゆえにBlack Swanなのであり、この予測できないことへの対応は、 知識および経験に基づく高度な理論の発明や真実の解明で改善されるものではなく、 Black Swanの本質の理解こそが鍵であるというパラダイムシフト的な視点を提供するものでした。 ノーベル経済学賞とは逆説的ですが、再読、再々読の価値のある非常に重要な本です。
やはり、文章が読みにくい
 興味深い知見が満載。  でも、前著「まぐれ」と同様、文章の読みにくさが気になる。  部分部分でハッとさせられるところが多々あるものの、論旨の流れが追いにくく、文章全体として腑に落ちないもどかしさ。  これが、この著書の唯一の欠点。  で、訳者あとがきを読んで、分かったことがある。  これが、まことに読みにくいのだ。  この部分だけは、訳者本人の文章のはず。  ストレートに意味が汲み取れないもどかしさは、本文と同じである。  もしかしたら、文章の読みにくさは、この訳者の癖なのではないか。    この本の読みにくさの原因が、訳文の欠陥にあるとしたら、まことにもったいない。
それなら、どうすれば良いのか?
上巻は「専門家」の知ったかぶりについての痛烈な批判でしたが、 それだけでは「だったらどうするのか?」という代替案に欠けます。 下巻では予測できない不確実性への対策について触れられています(特に第13章)。 上巻同様、厚い本ですが、内容的にはむしろ下巻の方が実用的なので、 下巻も読まれることを強くお勧めします。
フラクタルを感じさせる内容、つまり美しい寄せ集めの構造か?
なけなしのお金を月並みの国の世界に投資、荒っぽいジャンプ:いろいろなショックにやられても自己責任とあきらめていたが、実は果ての国の世界であったのに今気が付きました。 上下巻で厚みもあるのでかなり読むのに時間がかかるかと思いましたが、お正月休みを利用して実質1日ほどで読めてしまいました。著者のストーリーテラーとしての資質がうまく科学哲学を表現できてるようで、またベル型カーブを仕事に利用してたりなんとなく既知なこともあってかすいすいと読み進めました。もちろん全部理解してるとは思いませんが、現実は物理現象のように管理されていないので実践主義で、カモにならず黒い白鳥になれば良いのではと思いました。 なかなか面白かったです、すぐ忘れてしまいそうですが、少しは元気をもらえました。エッセイとしても面白いのでは、お勧めです。 また、1Q84の第1章には歴史が人に示してくれるもっとも重要な命題は「当時、先のことは誰にも分からない」とあり、なんとなくなるほどなと納得しました。
私の体験
実は、私は現在大学院にて統計学を学んでいます。そこでのレポートを書く際に、自分のデータセットを作成しました。するとおかしなことが発生したのです。大まかな説明をしますと、そのデータセットはお金に関するものでした。するとどうでしょう。標準偏差一つ分が、平均値を超えてしまったのです。我々の生きているのはこういう世界です。このような世界では、リスクも利益も全てが無制限に拡張可能がゆえに、その大きさを予測できないのです。そして、こうした黒い白鳥が飛んでこないということは誰にも否定できない。恐ろしい世界です。 これを書いているのが、非常に頭の良い、統計・確率に非常に精通してる人間だというところも見逃せません。こういう人が書くから説得力があるのです。


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竹田 青嗣  
¥ 840(税込)
在庫あり。
ジャンル内ランキング:8657位  
カスタマーレビュー数:4

くちコミ情報
難しそうな哲学の価値、有用性を分かりやすく教えてくれる本
 哲学は、普通の人にとっては難しくて縁遠いものであり、だからあまり役立たないように思われがちです。しかしこの本は、哲学が生きることの意味と価値を教えてくれる、人々にとっての共通な考え方であり、だからとても役に立つものである、ということを、ギリシャ哲学から現象学に至る諸哲学者達の、更に著者の欲望論の考え方をベースに、丁寧に説明してくれています。だから本書の題名は、中学生から、というよりは、中学生からお年寄りまでの、とした方が良いと思います。  本書は心や社会についての四つのテーマについて書かれていて、それぞれの謎解きも面白いのですが、特に最後に書かれている一文は、今の時代にとても役に立つものだと思いました。それは「自分の意志を持つこと」こそ、現代に生きるわれわれにとって、最も大事なテーマである、というものです。しかし、そこには深い意味が込められています。それは先ず、欲望はわれわれの主人であると同時に育ての親であるが、誰もが求める「一般欲望」と「自分固有の生の目標としての欲望」があること、また、快不快、善悪、美醜に対する自分の内的な基準「自己ルール」があること、そして、それらは人間の本質であること、更に近代社会ではそれ以前の社会に比べて生まれながらの身分などによる職業や結婚の選択が制限されないので「自由は選び取るだけでなく創り出すもの」となってきている、と指摘した上で、「われわれは、欲望や自己ルールに抗して自分の本質を刷新する存在であり、そうすることによってはじめて、自分の生への意志を持つことが出来る」ということだと思います。
哲学初心者向けの大変良い本です!
 中学生と題名にはありますが、哲学はむずかしいから、ちょっとね!?という大人にも、筆者は「哲学は今現在どういう学問であるのか」を大変わかりやすく平易な文章で書いています。  たとえば、「哲学と宗教はどこが違うのか?」や「形而上学」など、とてもむずかしそうな概念の意味もとてもわかりやすく説明されています。これを読んで、ああ、なるほど!と思いました。  そして、現代人は外からの「欲望」に影響を受けながらも、それをいかに「自分自身の意思」でコントロールできるかが重要であるかを筆者は強調しています。ここでは哲学というすばらしい学問を、みんなにぜひ知ってもらいたい!という筆者の強い思いを感じました。  哲学に限らず、21世紀のこれからは、各自がどのようにして生きたらいいのかが、模索し悩める時代に入っています。そんな時に本書を読んでみることも一助になるのではないでしょうか。  中学生、高校生、大学生から大人まで、哲学初心者向けの大変良い本です!哲学に興味のある方はぜひ読んでみてください。
若い時から自分の意志を持ち、自分で考える大切さ
「中学生から」の修飾語がなければ、手に取らない人があるかもしれない。  若い人にも分かり易く説いてくれているに過ぎないが、タイトルの心配りも大切か。  本書は次の4章から成っている。 1、自分とは何者か‥神経症ー私はなぜ哲学者になったか。欲望論哲学の出発点。 2、世界はどうなっているか‥宗教のテーブルと哲学のテーブル。哲学のテーマー「神」と「形而上学」について。宗教と哲学の弱点。 3、なぜルールがあるのか‥大貧民ゲームで近代社会を体験する。 4、幸福とは何か‥ガウェインの結婚ー「自分の意志を持つこと」  我々に大切なことは、「一般欲望」「自己欲望」に抗して「自分の意志をしっかり持つこと」「自分の本質を刷新してゆくこと」である。 「あとがき」はないが、若い時からしっかりと「自分の意志で考えて生きる」ことが結論と言える。
大人こそ読むべし
○○とは何か? この、”何か?”という答えのない問いかけを思うことこそ哲学です。 本書では↑をもっと柔らかい表現をしています。 答えがないなら考えてもしょうがないじゃんというのは、短絡といいます。 タイトルに「超」入門とカッコつけたのは、おそらくすごいわかりやすいという意味だけではありません。 入門を超えた普遍的な問いかけ、というくらいの意味もあるでしょう。 この本のテーマは、聡明たれ、です。 サブタイトルの自分の意思を持つと言うことに、つながります。 聡明=明るくて聡いことにも、著書は答えをだしています。 答えという言葉は、誤解されそうなので、標準値といってもよいかもしれません。 一つには、自分の言葉を持つこと。 一つには、よい友だちを持つことです。 答えがシンプルなので、なんだぁ、と思うヒトもいるかも知れませんが、これは著者の経験から導かれています。 この二つがあれば、人生はハッピーです。 余談ですが、その人ならではのよさを、人徳という言葉で表すことがあります。 人徳という言葉を使いたくなるとき、説明しずらいのだけど、なんとなく一緒にいるとハッピーになれるというニュアンスを感じています。 もしかしたら、聡明から発するなにかのことを人徳といってるのかもしれないと、この本読んで感じました。


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考えるということを考える
 この本は哲学という学問を学ぶというより、 哲学をしようよ!という本です。 なので、哲学の専門用語や人名は一切出てきま せん。  それぞれの単語の定義についてどう自分の中で 定義づけるかという「思考の手引き」です。  あまり「14歳からの」という言葉にとらわれ ないで大人でも読んでて新しい発見ができて楽し いです。  ただ、この本に答えを求めるものとは違うと思 います。 あくまでも哲学には答えはないですから・・・。  
14歳から生涯にわたる哲学
この本で最も学んだことは「問いをたてる術」でした。 わかりきっていると思い込んでいる総てのことについて、あえて問いをたててあらためて考えてみることの意味を教えてもらいました。 14歳を迎える甥に贈ろうと思って購入し、先に読んでみたのですが、40代の私でも行を後戻りして読み直した箇所がたくさんありました。 所々で誘導的な論理もありましたが、「思う」と「考える」の違いを明確にさせることの重要性を伝えるためには必要な手段だったのではないかと思いました。 時を隔てて読んでみる度に、受ける印象、抱く疑問、納得できる実感など、受け止め方は変化してゆくのだろうなと思いました。 14歳の心にどのように響くのかはチャレンジではありますが、若い時にこのような著作に触れて自分なりに様々なことについて「問いをたてて」「考えてみる」きっかけになることを願って贈りたいと思います。
現役高校生から見ても……
かなり批判的な言い方になってしまいますが、内容がとても幼稚です。 これでは本当の14歳にも馬鹿にされてしまうのではないでしょうか。 この本を読んで「なるほど」という感想を抱ける人は、おそらく自分の頭を働かせずに文字に流されるようにして読んだ人だけでしょう。 内容が正しいのか、自分で考えながら読む必要のある本、といった意味では『考えるための教科書』という役割を全うしていそうですが、間違いだらけの本を教科書にする事はできません。
14歳の為には、、、
一緒に考えるという体裁を取りつつも、結局は著者の考え方の押しつけが目に付く本。 14歳(中2)に対して高校生が熱く語っているようなレベルの考え方で、 著者の年齢を考えると、もう少しこなれた考えはできないものかと思う。 青臭い思想を押しつけようとする著者の「熱さ」と「傲慢さ」に 端から見ていて、恥ずかしさといらだちを覚えてしまった。 本書が扱おうとするテーマは、普段なかなか正面切って考えようとする内容ではないので 人生を考えようとするきっかけにはなると思う。 ただ、できれば、批判的に読む力や自分を確立するだけの人生経験を得た後に、読んで貰いたい。 この本が対象にすると謳う、多くの14歳の為にはあまりならない本だと感じた。
14歳からの哲学考えるための教科書
商品の到着も迅速でしたし、商品もとても綺麗で満足しました。


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次は構造主義のだれの著作に挑戦しようか
当然のことながら本書は構造主義がすべてわかるというものではなく、構造主義を形作る重要な考え方の一端を紹介しているのが 本書である。 前半は、現代では常識となっている構造主義を形作り礎となったマルクス、フロイト、ニーチェらの思想。 そして、言語学の始祖として構造主義を作ったソシュールの思想が書かれている。 後半は、フーコー、バルト、レヴィ=ストロース、ラカンという構造主義の中心人物4名の思想の中心的な思想の紹介である。 評者は哲学や現代思想に詳しいわけではないが、本書は新書という限られた紙幅の中で読者にわかりやすく、また興味をそそるように 書かれているように思う。 しかし、ニーチェやソシュール、レヴィ=ストロースなど評者が知っている限りのことだけでも、当然ながら本書でわかった気になれる ほど浅くはない。本書で選択されて紹介している内容だけを見てもかなり説明不足な点がある。 そういう意味では、本書を読む意義は、本書で紹介している思想家の著作を読んでみようと思えることであり、そう思えることが 本書で「寝ながら学べ」たということなのだろうと思う。
入門書としての役割を果たした
本書のテーマは、難解な対象を誰にでも理解できるように噛み砕いて伝える事。 だけではない。 構造主義の諸思想に読者が興味を持ち、次のステップに進むための道しるべになるような本である事だ。入門書とは、そういうものの事をいう。 その意味で、本書は非常に面白く、紹介されているフーコーやニーチェの原典に当たってみたいと強く思わせた事で、十二分にその役割を果たしたと思う。 なので、正直構造主義の専門家から見ると単純化しすぎている部分があるのかもしれないが、本質を捉えているかどうかは本書の価値を損なう点ではないと考える。 人間の本質に鋭く迫った、ソシュールをはじめとする構造主義の担い手たちの英知が詰まった、刺激的な一冊。
各論は全然学べないけど。
前半はとても面白い。 どうして構造主義が生まれたのか、という部分、 ソシュールが構造主義の基礎を作った、というところまでは とてもわかりやすかった。 ところが、後半、「構造主義の四銃士」、 フーコー、バルト、レヴィ・ストロース、ラカンの それぞれの論を説明する段になると、正直さっぱりわからない。 四人のいいたいことが簡単にはわからないのは仕方ないとしても、 「なぜ四人が構造主義において重要とされているのか」 「四人の論のどの辺が共通していて、 それが『構造主義』と呼ばれているのか」 が、寝ながらどころか真剣に読んでもさっぱりわからないのは、 タイトルに偽りありと言わざるをえないだろう。 とは言え、人々が「構造主義」というものに興味をもつための きっかけになっている、というだけでも、 この本の価値はあるかもしれない、とは思う。
「わかりやすい」かな?
 内容は書名のとおり、構造主義の代表的な思想化を平易に解説したものです。  いわゆる4人組(フーコー、バルト、レヴィ=ストロース、ラカン)についてポイントを絞って書かれており、読みやすいです。(筆者も言っているとおり、ラカンは難しめですが)  ただ、入門書ですから仕方がないことなのですが、これで、構造主義の全体像を理解するにはいささか厳しいかと思います。個人的に抜けている人、抜けている思想もあると思います。  しかし、「とっかかり」としては良書ですし、これを機会に原著や他の解説書など読まれると良いかと思います。  「内田節」は健在です。この人、何書いても面白いな。  # 全然関係ないですが、先日、NHKFMで大貫妙子と筆者が対談していました。筆者が最後に「大貫さんとこんなに気が合うとは思わなかった」と言っていましたが、私には、話があまりかみ合っていなかったように思われたので、ちょっとおかしかったです(笑)
次にどうするのか を 迫られて
 噂にたがわぬ 平易な本で 正直感動した。  「平易な本」を書く難しさというものがある。世にある古典の数々は実に難しい。ましてや哲学関係の本の難しさにはしばしばお手上げである。  難しくなってしまう理由は色々とあるのであろう。そもそも 考えていることを平易に語るというだけで一つの天才が要求されるに違いない。天才的な哲学者が 天才的な書き手かどうかは また別の話である。ましてや 更に翻訳が必要になる場合は 何をかいわんやと言えよう。  かつ 本書で内田が冒頭に喝破している通り、わざわざ難しい用語を使う風潮もあるのではないか。思うに 哲学の一つのステータスとして「難解」であることが必要とされているのではないかとすら思ってしまう。そうやって ハードルを上げておいて それを超えられた人のみが入れる「クラブ」のような雰囲気がどこかないだろうか。  それに挑戦している著者の意気込みが行間からばしばしと伝わってくる。蛮勇と言われかねないくらい 噛み砕いて語る著者の話し振りは圧巻だ。  本書を読んで勉強になった。もちろん 著者の説明が全て正しいかどうかは分からない。平易に語る際に 著者が「捨てなくてならなかったもの」も 必ずあったろう。従い この本を読んで 次にどうするのかという事が 正しく著者が読者に迫っているメッセージなのだろうと僕は考える。勉強はまだ始まったばかりなのだ。


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まさに正論
長ったらしいことは言いません。 とにかく読んでください。 私たち日本人はいい加減に韓国、朝鮮に危機感を持たなくてはいけないのだから。
こんな民族性を持ったやつらに食い荒らされてます 国税が
 戦時中の徴用令によって日本に渡航し、昭和34年の時点で日本に残っていた朝鮮人は、当時登録されていた在日朝鮮人約61万人のうちわずか245人だったことが10日、分かった。自民党の高市早苗元沖縄・北方担当相の資料請求に対し、外務省が明らかにした。 外国人参政権 付与の法的根拠が崩れた 橋下知事「朝鮮民族と北朝鮮、ナチスと…  資料は34年7月11日付で、245人について「みな自分の自由意思によって日本に留った者または日本生まれだ。日本政府が本人の意志に反して日本に留めているような朝鮮人は犯罪者を除き一名もいない」と結論付けている。  永住外国人に地方参政権(選挙権)を付与する法案の推進派は、在日韓国・朝鮮人が自分の意思に反し日本に住んでいることを理由の1つとして挙げてきた。 悲しいね、2010 3 11まで公にプレスされなかった 日本が いま尚踏みにじられている日本国の日本民族の主権が 立ち上がろう やり方言質はともかく、動いている人達もいます かれらはバランス取りの為には必要悪です 読者の貴方方にその勇気がありますか? 本書自体は読みやすく素晴らしい
韓国人の生態がよくわかる本
現在進行形で日本で犯罪やりたい放題やってる韓国人のルーツが書いてあります。 マスコミが絶対に報道しない、また教科書にも載っていない事実が書いてありわかりやすく解説されています。 記述内容全部を信じろとは言いませんが、日本人なら1度は読んで危機感を持つべきでしょう。 マスコミの偏見、捏造報道に騙されないメディアリテラシーを養ってください。
読むべし!
世界大戦中の日本が韓国にこんなに尽くしていたとは!日本人であることに誇りが持てました。 もう騙されないぞ。 これを読んで可笑しすぎる韓国の実体を是非多くの人に知ってもらいたい。
この書き方では韓国人と同レベルですね
今更ながらに読んでみましたが、きわめて低レベルな内容ですね。 私は別に韓国好きでもなんでもありませんが、この本に書かれて いることが全て事実でも、この書き方では褒め称えることなど絶対 にできません。 この本の内容は韓国と韓国人をひたすらけなし、馬鹿にする、それ だけです。その描き方は非常にヒステリックで一面的であり、韓国 の欠点ばかりを集めあげてけなす、はっきり言って2ちゃんねるの 書き込みと同レベルです。 ワールドカップの審判買収疑惑など、この本に書かれていることは 事実かもしれません。しかし、子供の口げんかのような感情的な書 き方では韓国人とやっていることが同じレベルではないですか。 なぜもっと客観的に理性的に「韓国にはこういう長所もあるが、こ のような短所は絶対に認められない」といった書きかたができない のか。この事はこの本だけではなく、日本の作家が外国について書 いた本の多くに言える傾向だと思います。 アメリカ本などでもアメリカが好きな作家はいいところしか書かず、 嫌いな作家はけなしてばかり。外国人が日本について書いた本をい くつか読みましたが、彼らは非常に理性的で、日本の長所と短所を 分析的に述べていることが多いです。 韓国を批判するのは結構。しかしそれなら彼らと同じように感情的 にやるのではなく、もう少し大人のやり方で批判していただきたい と思います。


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価値の高い本
 真実を語ったかどうかはさておき、今はもう亡くなった人が複数含まれる、大勢の当事者に直接取材していて、また一次資料なんかにも当たっているので、価値の高い本だと思います。「戦後も変わらぬ無責任な官僚システム」という、よくある結論に達しますが、別にサヨク過ぎとかいう印象は持ちませんでした。ちなみに、例の「シベリア抑留の密約」については明確に否定しています(P196)。  副題ほど瀬島龍三を中心にした本ではないですが、「その他」の部分がやけに面白いです。長崎に落された原爆は実は2つで、1つは不発弾として日本側が回収。それを研究用にソ連に渡して米ソのパワーバランスを保たせ、日本は生き延びようと画策する話とか(P168‾,のちに不発弾ではなかったと判明)。
プラグマティスト
不毛地帯のモデルとも言われる、謎に包まれた『瀬島龍三』の実像を第三者的な視点で徹底して論じたノンフィクション。韓国KCIAの崔英沢氏、大本営の参謀でのちに自衛隊に入る井本熊雄氏、ソ連で日本人抑留を指揮したイワン・コワレンコ氏らへのかなり赤裸々なインタビューに加え、元部下、中曽根氏、金丸氏らの元政治家、フィクサー児玉誉士夫氏らとの関わりを洗い出しながらその実像を探っている。大きくは大本営時代、ソ連抑留時代、伊藤忠(政治のフィクサー)時代に分かれるが、近年のフィクサー時代の暗躍ぶりが一番印象に残った。 ほとんど知らなかったが、瀬島氏が日韓の国交回復→その後の賠償ビジネスに相当深く関与していたことや、インドネシアへの賠償ビジネスでも大変な利権を挙げたこと、そもそも賠償ビジネスとは何かも含めてはじめて知ることが多かった。 本書はあくまで瀬島氏に否定的である。アジア人2000万人、日本人300人を死に至らしめた責任、後悔は氏にはなく、あくまで現実に身をゆだねて才覚を発揮するプラグマティストであると切っている。そもそも、論理思考のプラグマティストに感傷で迫るには無理がある面もあると思った。
もどかしい感じ
 私の場合、「有名な瀬島龍三とはどんな人?」という興味から本書を手にとったが、その面では、もどかしい感じが残った。  瀬島龍三には直接関係ない部分が多く、むしろ、本書は、日中戦争、太平洋戦争から戦後に至る時代を取材対象にした記事をとりまとめた本という感じ。  なので、本編300ページ(本書は400ページ以上あるが、本編は300ページ程度。残りページは、インタビュー録や年表や解説)で、これだけ広い時代をカバーするのは、少し無理がある。戦争に至った経緯や、ガダルカナル島撤退や、731部隊や、ソ連軍侵攻と戦後のシベリア抑留など、どの一つをとっても、1冊を要するような重い歴史であり、少ないページでちょっと紹介するというのはいかがなものかと感じる。  しかしその反面、瀬島龍三の知識が全くなかった私にとっては、(断片的ではあるが)一定の知識が得られた。また、シベリア抑留時代の収容所内の雰囲気や、戦後賠償ビジネスの裏側など、興味深いエピソードもあった。  複数の記者が並行して取材した結果をまとめた本なので、1冊としてのまとまりや深い洞察はないが、取材記事をとりまとめた本として読めば「中には興味深い話もある」という感じの本だと思います。
本書以外の部分での推測と
瀬島龍三についてさまざまな面から考察した書物です。ただ あまりに多くの面から考察しており途中段々とよくわからなく なってきます。既に述べられているレビュアーの方もいらっ しゃいますが突然731部隊の話が出てきて結局瀬島との 関係はわからないまま終えるという不思議なことになっています。 確かに多くのソビエト関係者に聞き書きしたのは重要なのかも しれないですが。近年瀬島は漫画などで魔術をつかった悪魔で あったという描写もされていますし本書の影響をうけたのかも しれません。結局本書の中身以外のところで推測が重ねられ これが新しいジャーナリズムなのかとある種感嘆したのも 事実ではあります。
センスがまったく感じられない適当につけたような著書名はどうにかしてほしいが
取材班が共同通信社のためか幅広く取材ができていた点は良い。 特に旧ソ連と韓国の関係者へのインタビューは貴重なのではないだろうか。 私は他の方のレビューにあるようなイデオロギーの偏りはさほど感じなかったし、わりと客観的に分析されていたのではないかと思った。 それと余計な内容が多いという指摘については、私はこれでありだと思った。 確かに瀬島龍三についてのみピンポイントに知りたいと思う人にとっては余計な内容かもしれないが、先の大戦について幅広く知る助けにもなるだろうから。 難点をいえば、時系列があっちこっちに飛ぶので混乱してしまう。 これは共同執筆のデメリットだろう。もう少し統一感が欲しいところだ。 あと文章が非常に味気なく、読んでいてもどかしくなったり退屈を感じたりすることもあった。いまいち読者を引き込む力に欠けている。 保阪正康の瀬島龍三―参謀の昭和史 (文春文庫)と併読することをお勧めする。
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