通販ナビは毎日新鮮!最新売れ筋ランキングです
[ 著者別 ]
Add Favorate
Home
和書
エレクトロニクス
ホーム
&キッチン
音楽
DVD
ソフトウェア
ゲーム
おもちゃ
&ホビー
洋書
和書
音楽
DVD
ゲーム
家電・PC・エレクトロニクス
ホーム&キッチン
おもちゃ&ホビー
PC ソフトウェア
洋書
DVD&VHS
VHS
曲名
クラシック音楽
スポーツ&アウトドア
ヘルス & ビューティー
時計
ベビー&マタニティ
シューズ&アパレル
本
コンピュータ・インターネット
語学・辞事典・年鑑
科学・テクノロジー
ビジネス・経済・キャリア
教育・学参・受験
こども
コミック・アニメ・BL
資格・検定
医学・薬学
ポスター
社会・政治
実用・スポーツ・ホビー
暮らし・健康・子育て
投資・金融・会社経営
アダルト
歴史・地理
新書・文庫
アート・建築・デザイン
文学・評論
カレンダー
雑誌
楽譜・スコア・音楽書
エンターテイメント
人文・思想
ノンフィクション
事件・犯罪
自伝・伝記
歴史・地理・旅行記
著者別
語学・教育
ビジネス・経済
思想・社会
実用・暮らし・スポーツ
大宅壮一ノンフィクション賞
アート・エンターテイメント
科学
児童向け
旅行ガイド
タレント写真集
ゲーム攻略本
English Books
エレクトロニクス
ホーム&キッチン
ミュージック
DVD
ソフトウェア
ゲーム
おもちゃ&ホビー
スポーツ&アウトドア
ヘルス & ビューティー
時計
ベビー&マタニティ
シューズ&アパレル
[
携帯版
]
著者別
の売れ筋最新ランキング [2010年03月16日]
2010年03月16日(火)
著者別
の第1位
は 『
深夜特急〈1〉香港・マカオ (新潮文庫)
』!
168ページ中
1
ページ目を表示しています (
1
~
10
件)
あとで携帯で見る
おすすめ度
【
関連のオススメ商品
】
・
深夜特急〈2〉マレー半島・シンガポール (新潮文庫)
・
深夜特急〈3〉インド・ネパール (新潮文庫)
・
深夜特急〈4〉シルクロード (新潮文庫)
・
深夜特急〈5〉トルコ・ギリシャ・地中海 (新潮文庫)
・
深夜特急〈6〉南ヨーロッパ・ロンドン (新潮文庫)
深夜特急〈1〉香港・マカオ (新潮文庫)
沢木 耕太郎
¥ 420(税込)
在庫あり。
ジャンル内ランキング:2367位
カスタマーレビュー数:77
【
くちコミ情報
】
出発直後が面白い
すでに旅行時期から長い年月が経ち、作品の発表からも相当期間が経過しているのに、今読み返しても読める。不朽の名作たるゆえんだろう。 個人的には最初の1冊目が一番面白いと思っている。旅行に出た直後の見たもの、聞いたものに対するドキドキ、ワクワクといった素直な高揚感がとてもよく伝わってくる。多分、どんなに旅慣れている人であっても、旅に出た直後はみんなこうなんだろうな、と納得し、そして自分も旅に出たくなる。何回読んでも旅心が湧いてくる不思議な作品である。
無性に旅に出たくなる
知り合いに薦められて読みましたが最高でした。 自分も今年26歳になるので、「旅」というほどではないにしてもどこか海外へ旅行しようかと思っています。 ただし、行き先にこの「深夜特急」の幻影を求めて行ったのではがっかりすると思うので その辺は気をつけなければいけないですね。 他に似た様な作品があったら教えて欲しいです。
いいね
面白いよ。暇つぶしにもってこい。 作者はかなりうそを書いているらしいが そんなのも知らない旅行者は鵜呑みにしていくんだけど でもそれ鵜呑みにしていってああ嘘だったみたいな感じで 楽しんでみたらいいと思う。しかもフィクションだから嘘に決まっている。 でもマカオでカジノやったとか、旅人に共通して言えることもある。 インドも楽しいし、ネパールも楽しいし、 てか、こういう話が過去になかったようだから、今でも売れている。小説である。
旅さすきまんまん
25歳で仕事を辞めこれから何をしようかと考えたときに読みました これからの途方もない人生の道しるべになった気がします。 やっぱ旅にでなきゃなって思う本。
旅先にて
沢木耕太郎の作品の中で、深夜特急シリーズが初めて読んだ作品であった。漠然と海外に憧れを抱いていた中学生のころに、テレビドラマとなったこの作品を、一部だけであったが、観た時に、ぜひ読んでみたいと思ったのだ。 以来、旅先で、開け放った窓脇に座り、その土地土地の空気を感じながら読むようになった。 旅行をしながら、物思いにふけることが好きな人に、おすすめ。
おすすめ度
【
関連のオススメ商品
】
・
深夜特急〈4〉シルクロード (新潮文庫)
・
深夜特急〈2〉マレー半島・シンガポール (新潮文庫)
・
深夜特急〈5〉トルコ・ギリシャ・地中海 (新潮文庫)
・
深夜特急〈6〉南ヨーロッパ・ロンドン (新潮文庫)
・
深夜特急〈1〉香港・マカオ (新潮文庫)
深夜特急〈3〉インド・ネパール (新潮文庫)
沢木 耕太郎
¥ 420(税込)
在庫あり。
ジャンル内ランキング:2736位
カスタマーレビュー数:16
【
くちコミ情報
】
混沌を混沌のままに、驚きを驚きのままに
インドに行くと人生観が変わるとよく聞く。それを揶揄する人もいるけど、実際そうなんだろうと思う。インドの人や街の持つ強烈な臭い、苛烈な格差、猥雑なエネルギー、聖なる信仰――これまで日本や欧米文化によって馴らされた常識が一気に吹き飛ばされるほどのインパクトが、インドという超大国にはあるんだと思う。だからこの第3巻は、香港・マカオ編である第1巻ばりに面白い。 物乞い、野良牛、リキシャ、ドブネズミ、カースト。ガンジス、沐浴、死体焼場――目をそらさず、全てを見てやろうとばかりに、沢木は興奮気味にカルカッタやベナレスでの日々を綴っている。混沌を混沌のままに、驚きを驚きのままに、無理に理由を求めず、解釈しようともせず。だから読者にもインドのカオスがダイレクトに伝わり、沢木と共に高揚し、開放されていく。 カトマンズでの沈没では一転して、恐ろしいほどの虚無が襲いかかる。ヒッピーたちへの視線も冷徹だ。長期旅行とは高揚と倦怠の繰り返しなんだなと思わされる。 巻末にはブッダガヤで出会った此経氏との10年後対談が載っていて、絶え間無く移動し続けた沢木と、インドに居続けた此経氏との対比を軸に展開していく。特に、疲労困憊してくると、親切を食らって旅しているのに、親切がわずらわしくなるという沢木の発言が興味深くて、巻末の対談の中では一番面白かった。
ページをめくれば誰でも旅人
インド旅行に行くのでインド関連の本を読み漁ろうと思い、有名どころのこの本も外せないだろうとインド編の部分のみ買いました。 ところがどっこい、さっき3を読み終わって続きが読みたくてたまらなくなり、閉店間際の駅前の本屋に走ってしまいました。凄いです。グイグイ引き込まれます。これでみんなバックパッカーになるんですね。納得です。 壮絶な旅から帰った勢いで書いた本ならここまで人を惹きつけなかったでしょう。成長して、26歳のあの旅を噛み砕くほどの年月を経て書いてあるので、読者も置いてきぼりを食らいません。本を開くともう旅に出られます。 私のように3のみ買った人でも全巻読んでしまうでしょう。そして何度も何度も読んでしまうでしょう。
どれもが『濃い』
オリジナルは1986年5月リリースの『深夜特急 第二便』。本書はその前半部分を文庫化したもので、1994年4月25日リリース。文庫化の巻末にはこの『3』で登場する此経啓助氏との1984年8月掲載の対談『十年の後に』が加えられている。 『深夜特急』自体の最初の部分は、この『3』のカトマンズの部分から始まっている。それだけ、この『3』に収められた部分が最もディープな場所だった、ということでもあるだろう。思い出したのは植草甚一氏の『カトマンズ・・・・』である。第8章『雨が私を眠らせる』では、文体まで変わり、手紙になり、そこで旅は停止したかのようになる。ベナレスでのドラマチックな日々やブッダガヤでの子供たちとの生活、どれもが『濃い』。 第一便と第二便の間が18年も開いたのは何故だろう。おそらくはこのインド・ネパール・パキスタンでの日々が何であったのかを、考えたのではないだろうか。ジム・ロジャーズのバイクと車での二度の世界一周の話にもシビれるが、沢木耕太郎のインドはもっとシビれる。
沢木耕太郎 フィクションとノンフィクションの狭間
多くのバックパッカー達を夢の世界へといざなってきた沢木耕太郎の『深夜特急』は何回読んでも彼の体験した世界へ惹きこまれていきます。本書の後半部分に書かれているインドのベナレスでの聖なるものと俗なるものの混沌とした日常にはあらためて驚きましたし、インド的なるものを追体験させてもらいました。 ガンジス河の沐浴所と死体焼場の隣接だけでなく、死体の扱いもまた日本人の死生観とは全く別の次元のものでした。このような筆者の体験がまた驚きとなって多くの若者をインドの旅へと誘っているのかもしれません。未知なる事柄に遭遇するたびに、旅そのものの魅力も感じるわけですが。 沢木耕太郎は、26歳の時に全てを投げ打って旅に出て、30代後半の時に本書(単行本)を世に出しました。実際、その間に10年以上の歳月が流れています。無名の作家も、この頃には有名な作家・沢木耕太郎として知られているわけで、若き旅人の無計画さと無鉄砲さをどこか冷静に見ている中年の作家がそこに存在しているのです。 彼の体験は当然全て実際上のものでしょうが、書かれている紀行文での彼の行動と考え方は、10数年という月日のフィルターを通して、消化され、旅のエッセンスを高い純度で再提示しているものと考えます。 それをフィクションというにはあまりにも早計です。旅の道中では、その坩堝に掘り込まれ流されている者にとって、その意味を知る余裕もありません。 人生を旅に例えますが、先の読めない旅の途中で、その時点を冷静に振り返るなんて作業は難しいに決まっています。だから、作家がしっかりと旅の意味を捉えた段階で文章化するのは「あり」でしょうし、その作業を経たからこそ、何十年と若者に支持されたわけで、ここに「深夜特急」の魅力が宿っていると思います。
インドは今も変わっていないだろう
私もインドを旅行したことがあります。日本の常識が通用しないことや人々の貧困に大変驚いたことを覚えています。 この本では駅や路上で生活している人やベナレスの死体焼場のことを取り上げていますが文章がどちらかというと冷静です。残念ながら1巻の「香港・マカオ編」のちょっとの事にも興奮して何でもやってやろうというワクワク感が減じてしまっているように思います。旅も佳境に入って、一日一日を現地の人たちとどうやって過ごすかということに重点が置かれているので仕方のないことかもわかりませんが・・。
おすすめ度
【
関連のオススメ商品
】
・
深夜特急〈6〉南ヨーロッパ・ロンドン (新潮文庫)
・
深夜特急〈4〉シルクロード (新潮文庫)
・
深夜特急〈3〉インド・ネパール (新潮文庫)
・
深夜特急〈2〉マレー半島・シンガポール (新潮文庫)
・
深夜特急〈1〉香港・マカオ (新潮文庫)
深夜特急〈5〉トルコ・ギリシャ・地中海 (新潮文庫)
沢木 耕太郎
¥ 460(税込)
在庫あり。
ジャンル内ランキング:3792位
カスタマーレビュー数:15
【
くちコミ情報
】
トルコ
沢木氏の本は臨調感があり、吸い込まれて読み終わります。
転換点。
『深夜特急』は、どの巻から読んでもいいと思います。 自分が最初に通読したのは、この五巻でした。 冒頭の一行は、 「テヘランに着いたのは、夕方の六時頃だった」。 この五巻にも、沢木流旅の実践指南が具体的に語られていきます。 たとえば、こんな記述。 「新しい国に入った際にいつもそうしてきたように、 一から十までの数字と、何、いくら、どこ、どのように、 といった言葉の使い方を教えてもらったのだ」 一切のガイドブックを持たずに、 ただ2枚の地図だけを頼りに続けている旅なので、 この現地の言語となじむことは重要でした。 第一巻は、香港から始まるこの旅の熱気と喧噪と興奮が ダイレクトに伝わってきます。 それが5巻になると、 著者(旅の主人公)は、この旅そのものを内省し始めます。 きっかけのひとつは、約束の実行です。 「酔狂なことをきわめて真剣にやる (つまり乗り合いバスだけを乗り継いで ユーラシア大陸を横断しきる)こと以外に目的を持たない旅でしたが、 彼には、ひとつ果たすべき約束がトルコであった。 人を探し、預けられたものを渡すこと。 それを彼はトルコで終えます。 そのくだりは、比較的さらりと書かれています。 もうひとつ、主人公は、特に目的を持たずに旅を進めてきましたが、 彼には1カ所だけ、どうしても立ち寄りたかった場所があった。 彼を旅に誘ったひとつの大きな要因だった 小田実の著書『何でも見てやろう』の中で とても魅力的に綴られていたギリシャのペロポネソス半島。 彼はこの目的も成就する。 すると、それまで彼の胸をときめかせていた旅の出来事、 現地人との交流などが、ありきたりの、 今までに経験してきたことの繰り返しに感じられてきてしまった。 トルコで託された約束を果たし、ギリシャで意中の目的を達成し、 旅の終わりが見えてきた時、主人公は何を思うのか。 通常なら、ある種の手応えや充実感を覚えるのでしょうが、 彼が実感したのは「喪失感」だった。 ここが著者ならではの感受性だと思われます。 そして、この巻は、 わずか14ページの素敵な1章、「絹と酒」で終わります。 それは地中海の海をギリシャからイタリアへ渡る船、 ポセイドン号の上で書かれた手紙。 「僕は、いま、地中海にいます」
一気に読みました。
ケーブルテレビの再放送で深夜特急を見て、原作を読みたくなりました。異文化を前向きにとらえる味わいのある文章、1巻から6巻まで一気に読みました。これを読んで遠くへ旅立った友人を思い出しました。
予定を立てないということ
自分もこのような旅をしてみたいと憧れます。「金」「時間」「英語力」「好奇心」「若さ」「決断力」考えてみればどれも今の自分には不足しているのでせめてこの本を読んで遠いトルコやギリシアに連れて行ってもらっています。 この本に書かれていることが本当ならば、著者は明日のことさえ考えずに旅を続けています。現在の日本に住んでいると、できるだけ先のことも予定が立たないと不安を覚える癖が付いてしまっています。果ては年金の心配までする始末です。本当はこの本に書いてあるように明日のことなんてわからない。道をぶらぶら歩いていると誰かから声をかけられあとはなるようにしかならない。この本の底流にはそのような思想があってその魅力で5巻まで読み続けることができました。6巻では、どのように旅を終えるのか楽しみです。
飛光飛光
オリジナルは1992年10月リリースの『深夜特急 第三便』。本書はその前半部分を文庫化したもので、1994年6月1日リリース。文庫化の巻末には高田宏氏との1992年10月掲載の対談『旅を生き、旅を書く』が加えられている。 実際に旅をしたのは26才、この第三便のリリースはその17年後の43才の時と言うことで、第二便からも6年が経過している。その意味でいささか『連続性』が薄れるのは感じるが、旅自体の魅力は減少しない。この『5』でついにアジアを離れ、ヨーロッパに入る。印象的なシーンが数多く登場する。そして歴史的建造物よりも、その土地の人に旅の魅力を感じる視点に共感を覚える。 ここに来て多くのデジャ・ヴを体験し、ゴールを意識するようになっている心理的な変化を語りはじめる。最終巻でこの気持ちがどうなっていくのか、が最も興味あるところかもしれない。 個人的に一番印象に残ったのは熊を使ったイスタンブールでの恐喝のシーン。絶対に日本にはいない。
おすすめ度
【
関連のオススメ商品
】
・
深夜特急〈3〉インド・ネパール (新潮文庫)
・
深夜特急〈4〉シルクロード (新潮文庫)
・
深夜特急〈5〉トルコ・ギリシャ・地中海 (新潮文庫)
・
深夜特急〈6〉南ヨーロッパ・ロンドン (新潮文庫)
・
深夜特急〈1〉香港・マカオ (新潮文庫)
深夜特急〈2〉マレー半島・シンガポール (新潮文庫)
沢木 耕太郎
¥ 420(税込)
在庫あり。
ジャンル内ランキング:6896位
カスタマーレビュー数:15
【
くちコミ情報
】
われわれ「若者」の旅の指南書
作中に記述がある田中角栄が、列島改造論を声高にまくしたてていたころだから、時代は35年以上前のようだ。 沢木 耕太郎の旅は、まずは降り立った駅の繁華街を目指すことから始まる。繁華街には安宿があるからだ。 宿探しの過程で、すでにその国の人々と触れ合うことにより、新たな国での旅がスタートしている。 そして、やっと見つけた宿が「娼婦の館」だったり「売春宿」だったりと、旅話がとたんに人間くさくなり、彼の旅に対し親近感を持つことになる。 沢木が放浪したバンコクもペナンにも、まだま英語が話せる人が少なく、現地語を習得せざるを得ない環境下で、さまざまな出会いを通じて生きた言語を学んでいく。つまり、日々の生活そのものが旅であり貴重な体験であると、暗に沢木は示唆しているのである。 35年前の海外旅行といえば、「ノーキョ−さん」と各国で揶揄された団体客が、有名観光地を一巡し、おしきせの旅行で満足していた時代だが、すでに27歳の沢木 耕太郎はそのころに、奥深い自分流の旅を見出していたことになる。 深夜特急はいまだバックパッカーのバイブルとして、日本の「若者」たちの支持を得ているが、今回買った深夜特急〈2〉マレー半島・シンガポール も94年の初版からすでに50刷になっている。 われわれ「若者」の旅の指南書として、今後も愛読し続けたいシリーズである。
いいね
大小のところとか 多分フィクションだけど 面白いね。
「わからない」からこそ旅をする
第2巻はようやく香港を離れ東南アジアへ。第1巻と違いマレー半島を一気に南下するため、人や場所との出会いがテンポよく描かれ、まるでロードムービーを見ているような感覚で読める。また、旅人が「金が無い」と言って断ることについて長々と考え込んだり、自分がなぜこの旅を始めたかということに初めて向き合うなど、香港の幻影を求めては落胆し、ややテンションが下がっているせいか、内省的な、いい意味で言えば沢木の心の動きを丁寧に追った巻とも言える。 特に169ページからは、心に書き留めておきたいような、重く響くような述懐が続く。自分でもよくわからないからこそ、沢木は言葉を尽くして、回想と解釈のループを繰り返して、何とか納得のいく答えのようなものをねじり出そうとしている。旅先で世界一周をしている人に「日本に帰ったらどうする予定なんですか?」と訊いたことがある。「まぁ、それはその時考える」「よくわからない」だったり、非現実的な答えが返ってきたりして、その曖昧さが自分の心を曇らせた。当たり前だけど、彼らは未来のことなど「わからない」からそこにいて、「わからない」ままそこにいるのだ。その「わからない」の一線はまだ越えられそうにない。 かくも回りくどい、明快な答えなど出ようのない魂の彷徨は、今も昔も人種も国籍も関係なく、バックパッカー普遍のものだ。それを初めて言葉にしたからこそ、『深夜特急』は今も新たな読者を増やしている。
旅は人と出会うために行く
オリジナルは1968年5月リリースの『深夜特急 第一便』。本書はその後半部分を文庫化したもので、1994年3月25日リリース。文庫化の巻末には俳優高倉健氏との『死に場所を見つける』と題する1984年1月に掲載された対談が加えられている。この対談が本編と並ぶくらいに面白くて、文庫版をこの部分だけでも手にとって読む意味はある。 第二巻は『マレー半島・シンガポール』である。ぼくは10年ほど前にマレーシアを夏休みに一週間かけて車で縦断した経験があるので、特に興味深かった。ぼくの印象に最も残ったマレーシアはこの本にも乗り合いタクシーの部分で出てくるが『スピード狂』である。国民総スピード狂ではないかと思うほど、恐ろしいスピードでかなり古い車が文字通り飛び回っていた。バスを乗り合いタクシーが追い抜くシーンはそれと重なってしまって思わず頷いてしまった。 ここまで読んでみて思うのは、旅というのは名跡を見歩くのが楽しいのではなくて、そこにいる人たちと触れ合うことにこそ楽しさがあるのだな、ということだ。特にシンガポールのあたりでそう思った。そしてただただ羨ましい。ホントに羨ましい。そういう本である。
マレー半島 香港・マカオとは一味違う旅の行方
沢木耕太郎の深夜特急シリーズは、バックパッカーの永遠の愛読書と同時に、今なお青春の書の代表のようなものでもあります。 全てを投げ捨てて、気ままな一人旅をしたい、と思ってもままならぬ現実があるわけで、本書を読む人は、沢木の行動に自分の夢を託しているのかもしれません。忙しく生活に追われる現代人にとって精神の開放につながる書籍でしょう。前作の香港・マカオの熱を帯びた文章と比較すれば、少し冷静な沢木を発見します。 アジアでも微妙に国民性が違い、それは、タイ、マレーシア、シンガポールと下るに従ってそれぞれの違いがはっきりしてきます。安宿を探すあまり、ペナンの娼館に泊まり続けるエピソードが興味をひきます。ヒモの生き方の大変さもうかがい知れました。沢木は冒険野郎ですが、このように冷静に人間の優しさ、悲しさを感じ取るという感性の豊かさが読者に心地よいのです。人との関わりを避けるように日本を離れながら、旅人は異国の旅先で人との関わりを持たざるを得ませんし、持つことを欲します。旅の醍醐味と真髄がここに出ているようです。 その昔、本書で描かれたペナン、クアラルンプール、シンガポールを旅行したことがあります。本書を読むとそれがいかに表面的なツアーだったかと思い起こしています。 沢木のような旅は、人々の間に入り込み、同じ食べ物を食べ、生活を一緒にすることで、深くその土地に根付き、その個性を浮かび上がらせます。それゆえ、同じ国でありながら全く違う印象を感じ取りました。 対談の高倉健との「死に場所を見つける」も面白く読みました。寡黙な人というイメージの高倉健が沢木と意気投合して様々な旅について語る話は本編とは別の意味で興味を惹きました。
おすすめ度
【
関連のオススメ商品
】
・
深夜特急〈5〉トルコ・ギリシャ・地中海 (新潮文庫)
・
深夜特急〈6〉南ヨーロッパ・ロンドン (新潮文庫)
・
深夜特急〈3〉インド・ネパール (新潮文庫)
・
深夜特急〈2〉マレー半島・シンガポール (新潮文庫)
・
深夜特急〈1〉香港・マカオ (新潮文庫)
深夜特急〈4〉シルクロード (新潮文庫)
沢木 耕太郎
¥ 420(税込)
在庫あり。
ジャンル内ランキング:4605位
カスタマーレビュー数:14
【
くちコミ情報
】
青春発墓場行
第4巻から、本題のロンドンを目指しバスを乗り継ぐ旅がスタート。ようやくインドを抜け、パキスタンからイスラム圏に入り、沢木は前に進むことの快感を覚え、旅の加速度を増していく。今は決して入れないアフガニスタン・カブールで滞在した後は、知人がイランの首都テヘランにいることを知り、飯をおごってもらうため無我夢中で先を急いだりと、せわしなくシルクロードを抜けていく。 アフガンに行ったことのある人の写真を見たことがある。自然は荒削りなままに美しく、人々もまた、険しさの中に優しさを湛えているような表情をしている人が多かった。沢木はカブールでホテルの客引きをやることになるが、それを命じたホテルの若きマネージャーは、貧乏旅行する旅人に対して辛辣な言葉を放つ一方どこか抜けてて憎めない感じで、自分のイメージしてたアフガン人と合ってて面白かった。 第4巻から本当の意味で旅が始まったからなのか、旅そのものの加速度が増したからなのか、沢木はヒッピーたちとの別れや、『ペルシャ逸話集』から旅の終わりの先にある「真っ当な生活」に思いを馳せていたり、孤独を噛み締めるような描写が目立ってくる。F om Youth To Death=「青春発墓場行」とか、「グッド・ラック」とか「ハロー・グッドバイ」とか、出会いと別れを繰り返す旅路の中に、センチメンタルな響きを持った言葉が登場し始める。 それにしても。オバマはアフガンの治安維持のため増派を決めたものの、パキスタン情勢の悪化も相まって前途は多難。イランも大統領選後に混乱があったし、旅人がこれら国々に再び安全に入れるようになるのはいつのことになるんだろう……。
さあ、今夜はたくさんお上がりなさいね
オリジナルは1986年5月リリースの『深夜特急 第二便』。本書はその後半部分を文庫化したもので、1994年4月25日リリース。文庫化の巻末には今福龍太氏との1993年2月掲載の対談『終わりなき旅の途上で』が加えられている。 『4』はインドを出発し、アフガニスタン→イランとシルクロードを西へと向かうところである。凄く意外だったのは建築家の磯崎新氏との親交だ。まだ無名だった頃から、奥様で彫刻家の宮脇愛子ともども再会を喜び合うシーンが出てくる。再会時の豪華な一食のために旅路を急ぐのが面白い。また、奥様の挨拶より先の『さあ、今夜はたくさんお上がりなさいね』が可笑しい。 ここでも様々な人に出会う。印象的なイスラムの老人たちの様子が心に残った。
今では辿ることが難しくなったシルクロードのバスの旅
旅に危険はつきものですが、政治情勢が不安定な国の旅は現在では難しくなりました。この「深夜特急」の第4作は、情報の少ない国々の魅力がダイレクトに伝わってきました。たとえそれが30年前の姿であったにせよ、バックパッカーにとって本書はバイブルのような存在でしょうから。 インドのアムリトサルからパキスタンのラホール、そしてラワール・ピンディーへ向かう長距離バスの荒っぽい運転は日本では考えられない凄まじさでした。理解を超える状態を体験するから旅の醍醐味を味わえるのでしょうが。 アフガニスタンへの旅も今では大変難しいルートになっています。ペシャワールからカイバル峠を越えてカブールそしてカンダハル、実に魅力的なルートですし、30年前の治安の良さを感じました。 カブールのアベズ・ホテルでの客引きの体験を通して、若者の生き方の違いを明確に示したわけで、生きることと旅の本質的な違いも浮き彫りにしたように感じました。 有名な建築家の磯崎新氏と彫刻家の宮脇愛子さんとの出会いもまた旅の触れ合いと人情の温かさを感じます。イランのテヘランでの街の魅力は、魅力的にかつ具体的に描かれています。「イランの京都」のイスファハンでのモスクの情景と祈りのシーンは印象的でした。挿入されているモハメッド・アリとジョージ・フォアマンの「世紀の一戦」をテレビ見たというシーンは、共有できる思い出でした。 イスファハンのバザールの老人との間で繰り広げられる時計売買のやり取りで感じる筆者の優しさと思いやりが、この長旅を筆者と一緒にたどる読者にとって清涼剤となっていることでしょう。
イスラムの国々に行ってみたい
著者はバスに乗ってパキスタンからアフガニスタンそしてイランへと旅を続けます。 イスラム圏の国々は現在アメリカと敵対していて、そのアメリカと同盟関係にある日本にとってはこれらの国々はどちらかというと危険で怪しげなイメージがあります。 でも、時計売りのオジサンとか、客引きをさせるホテルの若造とか、バスに乗ってきた親切な役人とか、登場人物は皆個性的で魅力的です。 この本を読むと大寺院でコーランの朗誦を聞いたり、露天でカバブを食べ歩きたい気分になります。
蒼味を帯びた風
このシルクロード編を読んでいると、文中でも使われてる蒼味を帯びた風がスーッと吹いてく るようなそんな感じを受ける。最初の方の勢いというものが薄れていき、著者自身の内面描写 にスポットが当たる部分も多い。だが迷い迷う姿には誠実さがあるような気がした。 ここでは乗り合いのバスがメインで淡々と進む所があるので、ある種起伏に欠けるが、それで も一台のバスの中に多国籍の放浪者達が集まる画は想像しただけで何か面白いし、バスの窓か ら時折覗く景色に非常に心が揺れるね。淡々としてるが、そこここに微妙に違う色があって 感慨深いね。 最初の香港編から物乞いはずーっと出てきたが、ここで登場したロッテルダムの男という青年 が、ほぼ限りなく文無しに近いのに、それでも物乞いの子供たちに自分の金をわけてやる姿に は感動したし考えさせられたね。著者もそこで衝撃を受けて、ある意味解放されて自由に なったと書いてるが、ほんとあげるのが良いとか悪いとかの理屈じゃないのね。生きるのも 生きれるのも理屈じゃないと、、、。 ここから旅も冬に突入するのかも、蒼味を帯びた風が吹いたとき、それがどこから吹いてるの かと前に進めるか、その冷たさに震えて立ちすくむ、もしくは終わってしまう、そうゆう放浪 の旅独特の転機を垣間見た気がした。
おすすめ度
【
関連のオススメ商品
】
・
深夜特急〈5〉トルコ・ギリシャ・地中海 (新潮文庫)
・
深夜特急〈4〉シルクロード (新潮文庫)
・
深夜特急〈3〉インド・ネパール (新潮文庫)
・
深夜特急〈2〉マレー半島・シンガポール (新潮文庫)
・
深夜特急〈1〉香港・マカオ (新潮文庫)
深夜特急〈6〉南ヨーロッパ・ロンドン (新潮文庫)
沢木 耕太郎
¥ 460(税込)
在庫あり。
ジャンル内ランキング:4657位
カスタマーレビュー数:23
【
くちコミ情報
】
ロンドン
沢木氏の単行本を一気に読み切りました。 若さと今の気持ちこの感覚のギャップが自分を鼓舞します。
影響大いに受けました!
10年ほど前に購入した単行本6巻何度も読み返しています。 最近テレビ版のDVDも購入し、日曜日は3巻一気に観賞にふけっています。 旅から帰国して何年も経過してからの記述であることを考慮しなければ、 20代の若者(ある程度社会に揉まれているとはいえ)にしては、 あまりにも記述が第三者的すぎる印象もぬぐえない気もするけれど、 何年も経過してからの記述であるからこそ、読み物として読み応えのある作品に なりえたのであろうと思います。 実は一昨年6月に自身の旅行記を出版したのですが、出来上がったモノを 読み返してみてびっくり。沢木氏の文章ではないかと思えるほどでした。 校正段階では気付かなかったのですが、これほどまでに彼のエッセンスが 自分自身の中にまで及んでいたとは・・・・。 旅先で考えたこと 南欧周遊 パリに寄り道
楽しかった
作者にあこがれて 俺も同じような旅をした。 かなり楽しかった。
ワレ到着セズ
オリジナルは1992年10月リリースの『深夜特急 第三便』。本書はその後半部分を文庫化したもので、1994年6月1日リリース。文庫化の巻末には井上陽水との1994年2月の対談『森の少女とカジノの男』が収録されている。が、今回の対談は余り本編とは関係ない感じだ。 旅の終わりを惜しむ気持ちがある一方で、どのようなルートでおしまいにすべきか、また、どこを観てからゴールに向かうべきかを考えるシーンが増えてくる。この巻に登場するポルトガルは第二巻での高倉健氏との対談で高倉健氏が最も好きな場所としてあげたところであり、筆者も印象深く思っているのが分かる。90エスクド(当時約900円)で彼を海を望む最上の部屋に泊めた老婦人と髭の息子のシーンがとくに好きだ。 そしてロンドンについての電報のシーンが心に残る。これほどの旅を経験できる人が何人いるだろう。心が固まりそうな時、何度も読み返したい作品だ。
旅の終わりとは・・・
沢木耕太郎がたどった旅の完結編です。アジアからヨーロッパまで、彼の放浪の旅にずっと付き合ってきました。ラストに向けて何らかの大団円を期待していた向きにはあてが外れた感じを受けますが、旅が人生に似ていると言われている以上、あのラストのコメントも当然ながら受け止められるものでした。読者に半ば投げかけたような言葉であるからこそ、読後の感じ取り方もまた多岐にわたると思います。 旅の途中で出会った人々との触れ合いも本書の魅力です。最終巻でも人々との関わりが語られています。旅での経験が外国の人に魅力的に映るわけですから、その足跡と得たことは大きな価値を持っています。 26歳の自身の行動を少し客観的に眺めて記している40歳を超えた筆者が傍らに寄り添っているようにも感じました。時折、20代の青年にしては、思索的でどこか観念的な部分が見え隠れして、実際の旅の行動とその筆運びに微妙な距離感を感じながら読んできました。 その違和感の行き着くところがラストのメッセージなのかも知れません。実際の旅には必ず終りがあり、それを受け入れることで一応の旅の完結を見るわけですが、ノンフィクションの形態をとった青春物語は、必ずしも現実的な旅の終わりを欲してはいないわけで、旅情とある種の距離感をもった終りのコメントはリンクしているように感じました。 多くのバックパッカーの愛読書であり、したくても出来ない自由な放浪の旅は発売以来多くの読者を得てきました。人生に閉塞感を感じ、何らかの打破を考えている人にはとても有用な書籍となることでしょう。 エヴァー・グリーンの輝きをもった書として次の世代に読み継がれる本の一つに位置づけられると思います。
おすすめ度
【
関連のオススメ商品
】
・
陸軍大将今村均―人間愛をもって統率した将軍の生涯 (光人社NF文庫)
・
甘粕大尉 (ちくま文庫)
・
ハル回顧録 (中公文庫BIBLIO20世紀)
・
731―石井四郎と細菌戦部隊の闇を暴く (新潮文庫)
・
交渉力入門 (日経文庫)
責任 ラバウルの将軍今村均 (ちくま文庫)
角田 房子
¥ 998(税込)
通常4~5日以内に発送
ジャンル内ランキング:3702位
カスタマーレビュー数:6
【
くちコミ情報
】
日本人の良心とは、責任とは
外国に居住する評者にとって、トヨタ自動車の責任の取り方は、外国人には非常に分かりにくいものと映っています。なぜなら、より多くの事故を起こしている他のメーカーが問題とされず、標的になったトヨタがいとも簡単に謝罪してしまったからです。日本人の責任の取り方を考えるヒントを得たくてこの本をとりました。戦時下の軍人という制約の中で一人の責任をもった日本人としての生き方が余すところなく書かれてます。10万の軍のトップとして、多分、一度も接したことのない部下の戦犯容疑を晴らすため捕虜収容所に自ら入り、全力を尽くす、帰国後は遺族の擁護に尽力するといった今村将軍の慈しみに日本人の優れた資質を見ました。また、冤罪で1000名に渡る軍人が戦犯として処刑されたことを知り、靖国神社の首相参拝について、新聞を鵜呑みにして、戦犯が合祀されているから問題と考えた自分の不明を恥じました。非常に、重い本で、絶えず重圧感を感じながら読み進めました。しかし苦労をしてでも読むべき本です。読了しなければなりません。そんな気持ちにさせる本です。 週末、2晩かけて読み終わり、読後には頭をたれた自分がいました。
本書は戦争の話を書いた本ではないということ
立花隆が本書を推薦している本を読んで 本書を手に取る機会となった。読むほどに打ちのめされる思いがした。 本書は太平洋戦争の際に陸軍大将だった今村を描き出す。本書を読んで「日本軍にも かように凄い人がいたのか」という感想がまず 先に来るかもしれないが それだけでは済まない迫力で迫って来るものがある。今村の話は 終戦後60年を経た現在の僕らにも 痛烈な 自己反省を強いるものがあるからだ。 本書は戦争を舞台とした話だ。但し 戦争の話ではない。戦争は舞台に過ぎない。あくまで 今村という方が 戦争という特殊な状況の 下で どのように「人間」として振舞ったかという話である。その意味では 僕らも僕らなりに「自分の特殊な状況」の下にいる。 「自分なりの戦争」の中で はたして自分は今村と比較して人間としてどうなのか。そういう読み方が出来るところが本書の力であり 今村の普遍性である 勿論 自分を今村と比較するなど おこがましいとしか言いようは無い。それでも 今村の毅然とした態度と哲学に 少しでも 自分の状況を重ねながら読むことが 本書を読む正しい読み方ではなかろうか。僭越ながら そう思った次第だ。 繰り返すが本書を戦争の話だと思って読むべきではない。むしろ 一種の宗教書に近い気分で読むべきではなかろうか。そんな衝撃力 がある一冊である。
尊敬する陸軍大将の一生をきちんと書いてくれた名著。
我が尊敬する帝国陸軍大将の今村均伝としては、ご本人の回顧録の他には土門周平氏、秋永芳郎氏、日下公人氏、そして角田房子氏が書いているが、私は角田房子氏の本書が最も好きである。(今回は敢えて古い1987年7月新潮文庫版を読んだので、本来は本書ちくま文庫版にはレビューを書かないのが私の流儀だが、本書だけは特別に投稿した。)本書の特徴は、終戦のラバウル、バタビア、マヌス、そして世田谷区豪徳寺の戦後23年の今村将軍の生き方が特に丁寧に詳述されていること、先妻銀子と後妻久子のことを詳しく触れていること、著者ご自身が今村将軍と縁ある多くの方々との面談内容を記していること、著者ご自身が今村将軍の足跡を追って現地を訪れ記述していること、これらは本書今村均伝を更に内容豊かなものにしてくれた。私が何故に今村将軍を尊敬するか。やはり真のリーダーとして完璧な人物で、圧迫・圧政が当たり前の日本軍南方施政の中で理想的な軍政を行なった唯一の司令官であること、将兵の命を粗末にせず自給自足体制を確立し、10万の兵を無事に帰国させたこと、戦後の部下が収容されるマヌス島への移送嘆願、釈放後も遺族・部下の為に日本国中奔走する元大将の姿、これらは他の陸軍幹部にはいない。陸士19期は元々幼年学校出は採用せず、一般の中学出身者であるところがいい。陸大で首席であった今村将軍を含めて陸士19期は5名の大将を輩出したことでも有名であるが、人間として最も円熟したのも今村大将である。今村均回顧録、続・今村均回顧録と共に本書は何回でも読み直したい1冊である。
マッカーサーをも唸らせた真のサムライ
本の内容のあらましについては、↓を参照http: www2s. iglo e.ne.jp ‾nippon jog d_h10_2 jog046.html 部下に慕われ、敵味方を問わず周囲の人々全てを惹き付け、「聖将」と謳われた帝国陸軍軍人・今村均の全生涯を扱った伝記。 日中戦争(支那事変)における南寧作戦や、太平洋戦争初期におけるジャワ軍政、ラバウルでの持久態勢の構築など見所は多いが、圧巻はやはり敗戦後の戦犯裁判・戦犯収容所における今村の活躍ぶりであろう。卓越した情勢判断、抜群の弁論・交渉力、圧倒的な統率力、何よりも部下たちに対する無限の責任感。人の上に立つものはかくありたいと思う。 筆者は努めて冷静に今村の実像を捉えようとしており、手放しで賞賛しているわけではない。支那事変の際に不拡大方針に従わず、大東亜戦争(太平洋戦争)を肯定する今村に帝国陸軍軍人としての限界を見る。筆者の今村批判は、時に「酷な注文」に思えるほどである。だが筆者は「指揮官であった軍人のほとんどが、多かれ少なかれ部下たちを危険にさらしただろうが、その中の誰がここまでの責任を感じただろうか。今村は敗戦のラバウル以来、ただその罪責だけを見つめ、それを日常の行為に現して生きてきたのである」と総括しており、太平洋戦争に批判的で帝国陸軍に負のイメージを持つ戦後民主主義を生きてきた人間をも魅了する人徳を今村が持っていたことは疑いないであろう。
タイムリーな再刊
この本は、20年近く前に出版され文庫化もされたが、その後絶版となっていた。戦後60年が経過し、ようやく左翼イデオロギー偏重の大東亜戦争観が修正されつつある今、今村将軍を紹介する書籍が復刊されるのは時宜を得ている。 今村将軍は、陸軍大学校を首席で卒業したエリートだが、きわめて常識的な良心を持った軍人だ。戦争中最後に担当したのは、昭和18年以降のラバウル。ここで今村は、戦況の悪化と補給の途絶を予見し、全将兵を3班にわけ、要塞築城・戦闘訓練・食糧生産を交代して行い、結果、飢えることなく終戦まで持久作戦を持ちこたえた。 大東亜戦争といえは、兵站線が伸びきり補給が困難ななか、連合軍の圧倒的な物量に押し捲られた戦というのが常識であろう。そういう中、今村将軍は自身の良心に忠実に判断を下し、上記のような成果につながるわけだが、いっぽうで、あくまでも帝国陸軍の軍人としての限界もあった。このことも本書の中で痛いほどわかる。 なお、今村将軍の軍人生活のなかではほんの一部だが、開戦直後、蘭印攻略作戦を主宰し、オランダ軍をわずか9日で降伏させ、投獄されていたスカルノを救出、インドネシア人と一体になって軍政を進めた。その際の、現地宥和政策が、中央に弱腰と批判され、後のラバウルへの転任につながってしまうのだが、スカルノとの邂逅とインドネシア軍政は、本書の白眉である。
おすすめ度
【
関連のオススメ商品
】
・
甘粕大尉 (ちくま文庫)
・
李方子妃―日韓皇室秘話 (中公文庫)
・
朝鮮王妃殺害と日本人―誰が仕組んで、誰が実行したのか
・
責任 ラバウルの将軍今村均 (ちくま文庫)
・
歴史物語 朝鮮半島 (朝日選書)
閔妃(ミンビ)暗殺―朝鮮王朝末期の国母 (新潮文庫)
角田 房子
¥ 660(税込)
通常4~5日以内に発送
ジャンル内ランキング:1372位
カスタマーレビュー数:19
【
くちコミ情報
】
息子を王位につけるため呪詛ばかりしていた国賊
閔妃は権力欲が強く、息子を王位につける為に国の血税を呪詛に使いまくり、国民が苦しむのを無視で重税圧制をしいた事で、 当時の朝鮮民族からは相当恨まれていた人物。 これ以外はほかのレビュアーさん達の方が詳しいので、一々書きませんが、 閔妃、いつの間にか人格や歴史的業績が何処かの国の誰かと挿げ替えられている気がします。 あのイギリスのバージンクイーン・エリザベス一世や、ロシアの女帝エカテリーナ二世の伝記と何処となく被る気がするのは私だけでしょうか? 類稀なる美貌?優れた統治能力?【国民に慕われていた国母ぉ?】閔妃の頃に優れた統治が行われていたら歴史は全然違っていたでしょうし、 朝鮮と言う国の存在が中国の属国じゃなくて、一つの独立国として世界的に認められていたとおもうわよ。 日本だって、朝鮮合併なんかせずに済んで、今の様に在日問題やらで悩まないで済んだと思うわよ。 在日韓国・朝鮮達だって日本に地方参政権をくれなんてあつかましい事言わないでしょう。 民主党みたいな馬鹿な政権が出て来て、「特別永住許可の在日朝鮮民族に地方参政権を与える。」なんて約束する政党が出てこなかったでしょう。 著者の角田さんって、本当に日本人なんでしょうか?
伊藤博文はなぜ暗殺されたのかがわかる
2009年に韓国では安重根の刑死後100年で日本の植民地支配に抗議する人々がいた。安重根は韓国初代統監である伊藤博文をハルピンの駅で暗殺した人物である。彼は裁判で暗殺の動機を「閔妃ミンピ暗殺に対する復讐である」と明言している。 閔妃は確かに毎日朝まで宴会を催して、貧困化した韓国を省みずに李王朝の権益の保護と存続を強く追求し、簾政政治をひいて庶民の目からみれば国家を壟断する悪女であった面はある。また、韓国人を殴ることを日常茶飯事で行う浪人、ごろつきのあふれる日本の支配をきらって、ロシアに提携を求めたため、日本の政府の不興を買ったのである。三浦悟楼は伊藤博文の第一の子分であり、親分の意図を汲んで、身を挺して閔妃の排除を敢行したのである。閔妃暗殺は欧米では日本の悪行として強い反発を招いたのに日本では報道されることは少なかった。また、暗殺に関与した日本人は裁判で無罪とされ、むしろ、三浦は栄進していく。 日本の植民地化していく過程で、日本人は金貸し業から入り、一ヶ月一割などの高利でお金を貸し、返すことができない農民から担保の土地を巻き上げることで、財をなしていく。土地を取られた人々の恨みを買ったし、安い労働力として日本の支配体制に組み入れられていく。閔妃暗殺に復讐する伊藤博文暗殺は朝鮮人の日本への恨みを晴らす象徴的事件である。どれだけ悪女であっても他国の皇族の暗殺することは恥ずべき行為である。
とりあえず読んでみよう!
自国の教科書が教えてくれないのだから、わたしたちは自発的に読むべきと思いました。 閔妃のことだけでなく、この時代の日本を動かした有名な歴史人物のことも同時に学べるのも魅力です。 膨大な資料を読んだ上で読みやすくまとめて下さった角田さんに心から感謝しています。 閔妃のことはもっと調べたいとおもいますが、現時点ではマリーアントワネットと西太后を足して二で割ったような印象。民衆の生活には理解も興味もなく、氣品と魅力もあり頭脳も明晰、でもそれらを駆使して追求する彼女の人生の目的が、自己の安泰と利益のみでストップしてしまっている。。だからといって他国の王妃を殺すのは余計なお世話。保護国化したあと日本が朝鮮民衆の生活を向上させたならまだしも、苦しめていたことを考えると全然ありがたくない。だから「代わりに殺してあげた」という現代日本人達は、国際社会的に感覚がズボラすぎると思います。例えば最悪な日本の后を大国が暗殺してくれたけど、そのあとは日本語使用を禁じて治外法権で支配。。と想像してみれば、私達だったらこの事件をどう感じたか、わかる筈です。 ちなみに「閔妃は朝鮮人が殺した、日本人が殺した事実はない、角田房子は自虐的」というコメントを見ました。当時、朝鮮国王の居室近くの洋館に住んでいたアメリカの退役将官ジェネラル・ダイと、ロシア人技師サバチンという2人の目撃者は、暴行現場の日本人に退去を伝えられましたが政治的に指示を受ける必要がないので惨事を目撃し続けたとあります。文脈から、これが角田さんの妄想である筈はなく、、不勉強で感情的になることの恐ろしさを感じました。 左翼的、右翼的、いろいろありますが、できるだけフラットに事実をみつめて、未来を築いていくことが大切だと感じています。
鉄人823号
たとえ韓国内がロシア派、中国派、欧米派、日本派と混乱のなかにあったにせよ、軍事戦略上もっと別の方法がなかったのか。被害者がロシア派であったが故の不幸な強行突破の犠牲者と云わざるを得ない。
立場を超えて透けて見える歴史
日韓関係(というか日朝関係というか)で「日本は悪くない」本が沢山出ていて、ミーハーの私も、いくつか読んだのだが、そっちばかり読んでいても仕方ないので、読んでみた。1988年出版だから、いわゆる“自虐史観”華やかなりし頃。著者は朝鮮の歴史への日本の関与を倫理的に批判している。それでも、当時の朝鮮王室と政府は、政府の体をなしていなかったのが読み取れる。それが、本書の面白いところで、朝鮮の開国からの歴史のレビューをしっかりしているのだ。 歴史の評価はさておき、事実を知っておくことは大切で、そのためには、いろいろな立場の記述を読んでおく必要がある。そのために、大変勉強になった本だ。 文体も確かで、事実の重みに次第に引き込まれて行って、煩雑な記述にも関わらず、最後まで興味深く読んだ。お薦め。
おすすめ度
【
関連のオススメ商品
】
・
辺境・近境 (新潮文庫)
・
雨天炎天―ギリシャ・トルコ辺境紀行 (新潮文庫)
・
やがて哀しき外国語 (講談社文庫)
・
国境の南、太陽の西 (講談社文庫)
・
もし僕らのことばがウィスキーであったなら (新潮文庫)
遠い太鼓 (講談社文庫)
村上 春樹
¥ 840(税込)
在庫あり。
ジャンル内ランキング:6238位
カスタマーレビュー数:35
【
くちコミ情報
】
ランナー小説家の欧州紀行
回想録のような余裕はなく、旅情をそそるといったものとも少し違う。 自分自身のために書き綴ったリアルタイムの日記という感じ。 読書欲が旺盛で、ひたすら何かを吸収したい時期には読める。 情趣ある文芸作品に触れ、その味わいを知り尽くした人にはお薦めできない。 この旅行記に限って言えば、作者は多くの言葉を用い、あらかじめイメージできる範囲を限定している。 良く言えば非常に親切で、ユニークな筆致自体を楽しめる人にとっては申し分ない。 逆に、あまり制限を受けず、必要最小限の文章から自由に想像したい人はげんなりするかもしれない。 少し急ぎ足で生きている人、止まるよりは走り続けていたいという人にお薦め。
こういうのもいいかもしれない
ギリシャ、イタリアその他を三年にわたって旅したことを綴ったエッセイです。わりとポンと投げ出すように力を抜いて書かれて、こういうあっさりしたのもいいかもしれません。 シシリーでジョギングしているときに犬に怒鳴りつけるくだりはユーモラスであると同時にびっくりしました。この作者が怒鳴るというのは想像しがたい。 ドイツに捕まえられた体験を「よかった」という元兵隊のイタリア人。 クレタ島で乗ることになった飲酒運転のバス。 ギリシャで平和活動のためにマラソン大会を開いて殺されたラブラスキという人の残したメッセージは、常人にはなかなか言えないものです。 しかし一番心に残ったのは、「ノルウェイの森」が売れたことに対する当人の感想です。 「すごく不思議なのだけれど、小説が十万部売れているときには、僕は多くの人に愛され、好まれ、支持されているように感じていた。でも「ノルウェイの森」を百何十万部も売ったことで、僕は自分がひどく孤独になったように感じた。そして自分が多くの人々に憎まれ嫌われているように感じた。どうしてだろう。表面的には何もかもがうまく行っているように見えたが、実際にはそれは僕にとっては精神的にいちばんきつい時期だった。いくつか嫌なこと、つまらないこともあったし、それでずいぶん気持ちも冷えこんでしまった。今になってふりかえってみればわかるのだけれど、結局のところ僕はそういう立場に立つことに向いていなかったのだろう。そういう性格でもないし、おそらくそういう器でもなかった。」
「ノルウェイの森」の頃
村上春樹の紀行文。 正確には紀行文ではなく、紀行エッセイ。 紀行文も紀行エッセイも同じようなものだが、村上春樹の紀行「エッセイ」には文体の「スマートさ」から離れたユーモアが感じられる。 村上春樹が1986年秋から1989年秋までの3年間を暮らした、ギリシアとイタリア。 欧州での生活を始めた初期のイタリアの文章からは、言いようもない彼の疲労が感じ取れる。 そして読む者も疲労を感じてしまう。 このままこの分厚い本を読み進めて良いのやら・・・ しかし、欧州での生活が進むにつれ彼の筆も滑らかにすべり始める。 描写にユーモアが混じり始める。 読む者も彼の生活を想像上での追体験をすることにより、楽しさを共有することになる。 あとは彼独特の文章で一気に最後まで読ませてしまう。 村上春樹ファンにとっては、彼が欧州で過ごしたこの3年間に生まれた作品に興味が向く。 彼がこの3年間に仕上げた作品は「ノルウェイの森」と「ダンス・ダンス・ダンス」。 そうか、あの頃彼は欧州にいたのだ。 正確な日時などどうでも良い。 あの作品をタイムリーに読んだ者なら、あの時代感覚は肌で覚えている。 あの作品は欧州の空気の中で書かれていた。 読む者が「一度は訪れてみたい」という感想を「抱かない」のが彼の紀行エッセイ。 しかしあとがきで書かれているが、二度と行きたくないと思いつつ、時間が経つとまた訪れてみたくなるのが彼の行った場所。 言われてみると、いつか読み返してみたくなるのも村上春樹の紀行エッセイである。
これを読んで海外へ!!
「深夜特急」を読んで海外へ出た人は多いようですが、私はこれで海外へ旅行しました。もちろん、作品中に出てくるギリシア・イタリアです。多くの部分は滞在記で、旅行と海外永住の真ん中に位置します。日本にいるようにものごとがスムーズに進まない、それがまた海外らしさと面白さをかもし出し、全て準備済みの旅行と違う魅力があることをこの本に教えられました。そして不便であっても発見の多いこんな暮らしに自然と憧れてしまいました。 これを読んだのは就職活動前で、このような経験をずっとしていきたかったので、就職してからも1カ月の休みが取れるような会社を本気で探しました。(本当にあったんです)それから、10数年・・・、私の希望は海外で大学講師になるということで実現しました。
決してガイドブックではない
ガイドブックとは、本来良い事しか書いていないもの。 異国でスリに遭った・ホテルでお湯が出ない・バスから荷物を落とされた…等々愚痴や文句は決して書かない。 旅行記にしては愚痴が多すぎる(笑)。 そういう意味では村上さんが言うようにこれはガイドブックでも旅行記でも無いですよね。 でもなぜかこの本を読むと、たまらなくその国を訪れたくなるんだろう? なぜ繰り返し読みたくなるんだろう? プロの作家だからこそ村上春樹だからこそ書ける最高に魅力的な『率直なひねくれ旅行記』です。 『ノルウェーの森』がベストセラーになった時に村上さん夫妻が味わった心の闇についての記述も興味深いです。
おすすめ度
【
関連のオススメ商品
】
・
彼らの流儀 (新潮文庫)
・
一瞬の夏 (上) (新潮文庫)
・
一瞬の夏 (下) (新潮文庫)
・
バーボン・ストリート (新潮文庫)
・
テロルの決算 (文春文庫)
敗れざる者たち (文春文庫)
沢木 耕太郎
¥ 530(税込)
在庫あり。
ジャンル内ランキング:7912位
カスタマーレビュー数:18
【
くちコミ情報
】
男のロ・マン
真剣勝負に死力を尽くした戦士たちの壮絶な生き様が描き出されている。 彼らの緊張感や息遣いが、ひしひしと伝わる臨場感あふれた文面も圧巻である。 第一線をサポートする身辺での軋轢や確執、再三再四の攻防も読見応えあり。 夢の舞台、舞台裏には、日の目を見ることのない逸話があることを教えてくれた。 と、同時に、読み手へ闘う意欲を喚起し、一歩を踏み出す勇気を与えてくれる。 内容紹介にある“現代の若者に圧倒的な支持を得た情熱的作品”にも頷ける内容です。
3つのタイプ。
まっ白に燃えつきる人間とそうでない人間、 そしていつか燃えつきたいと望み続ける人間。 自分も3つ目の一人なのだろう。 「いつか」がやって来ない人間。
熱いが切ない物語。
・ボクシング ・野球 ・マラソン ・競馬 といった競技に生きた男(牡)たちの話です。 私自身、 大半の登場人物に関して、 現役時代を知らないのですが、 それでも響いてくるものはありました。 才能がありながら、生まれた時代(タイミング)のために、 一流として名前を残せなかった『三人の三塁手』の話や、 奪われた王座を奪還するまでを描く『ドランカー』も良いのですが、 個人的には『長距離ランナーの遺書』が最も印象的でした。 最近、マンガ『栄光なき天才たち』の文庫版3巻で たまたま円谷幸吉さんの話を読んでいたため、 深く心に残ったのだと思います。 この本は 登場人物の現役時代を知っている人が読めば、 相当ハマると思います。 それぞれの話で、 燃え方は違いますが、 「燃え尽きた男たちの物語」だといえると思います。 本全体の 個人的なオススメ度としては星4つとさせていただきました。 (良さは伝わってくるのですが、 私自身に基礎知識がなかっため 十二分に楽しみきれてはいないと思います)
いつか燃え尽きたいと望み続ける人間が、一歩を踏み出すとき。
■読み始めたきっかけ 沢木耕太郎は、「深夜特急」が大のお気に入りでした。スポーツのノンフィクションも書いていること を知り、読み始めました。 ■心に残る言葉 p.59 人間は、燃え尽きる人間と、そうでない人間と、いつか燃え尽きたいと望み続ける人間の、三つのタ イプがあるのだ、と。 →沢木はカシアス内藤を最後のいつか燃え尽きたいと望み続ける人間と分類しています。その後、興味があ ってカシアス内藤をGoogleで調べてみると、2005年にE&Jカシアスボクシングジムを開いたことを知りました。 ジムの名前のEは、恩師のエディータウンゼントの頭文字、Jは内藤の本名の純一から取ったそうです。こ れを読んでから、彼は一歩踏み出したのだと思いました。恩師との約束である後進の育成を実行し、本名の Jをジムの名前に使ったのは彼の本気度を表していると思います。このジムから世界チャンプが生まれたと きに、彼は「いつか」から燃え尽きる人間になるのだと思いました。 ■どんな人にお勧めか 大多数ではなく少数派に属したいと思う人に 内藤と亀田のタイトルマッチの時に、亀田がなぜマスクをしていたのか知りたい人に 優しさだけではプロの世界では勝てないと思った人に
学生時代の熱い思いの延長にあるもの
スポーツは勝敗がある。勝ち続けるのがベストだが、どんなに輝いていた選手も時と共に衰えていく。 一瞬でも光が当たったのならまだいいが、光が当たらないのに、何の為にがんばるのか? 敗れ方の美学があると、この本を読んで思った。 何のために生きるのかはわからないが、皆生きているのと同じように、彼らも多分、なぜ?と思いながら戦ってきたんだろう。 彼らは戦う相手がいたことが、幸せだなと感じた。
168ページ中
1
ページ目を表示しています (
1
~
10
件)
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
|
Next»
バーゲンコーナー[和書]
バーゲンコーナー[家電]
売れ筋ランダムフィーチャー
古の武術を知れば動きが変わるカラダが変わる―NHK人間講座『古の武術に学ぶ』の甲野善紀・34の技をDVD120分収録! MC mook
甲野善紀と近藤隆夫との対談を掲載し、古武術のスポーツへの応用を紹介。さらに「身体動作の謎」に迫る。NHK人間講座「古の武術に学ぶ」をはじめ、番組で放送されなかった甲野善紀の技の映像を、付属DVDにタップリ収録。
価格: ¥1,425(税込)
more info
AQUOSモバイル 15インチ液晶ディスプレイTV
見たいソフトがワイヤレスで楽しめる、AVデジタルワイヤレス伝送システム内蔵。2.4GHz帯のSS無線により、壁越しや2階と1階などでも、高画質の映像と音声を伝送できる。AV機器やアンテナを送信機側に接続しておけば、テレビ側には一切配線なしで、好きな場所で楽しめる。
価格: ¥69,800(税込)
more info
Apple iPod shuffle 512MB M9724J/A
「意外性に満ちた毎日」にようこそ。iPodの「曲をシャッフル」機能が、「次に再生される曲がわからない」楽しさで、お手持ちのミュージックコレクションに新境地を切り拓いてくれる。iPod shuffleは、お気に入りの曲を毎回ちがった順番で再生して、「お決まりのパターン」を...
価格: ¥10,980(税込)
more info
our partners
ご意見ご感想はこちらまで...
navi\@womanlink.net
Copyright 2005- 2010 © womanlink.net. All rights reserved.
このサイトは
Amazon Web サービス
を利用して作成しています。
ホームページ制作