2008年10月06日(月) ノンフィクションの第1位は
『なぜ君は絶望と闘えたのか』!
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門田 隆将
¥ 1,365(税込)
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ジャンル内ランキング:236位
カスタマーレビュー数:7
【くちコミ情報】
私怨から公憤へ
山口県光市で起きた極悪非道な母子殺害事件を克明に追って、時には警察と、時には司法・弁護士と、そして犯人と闘い続けた被害者の夫(父、以下夫で統一)の姿を描いたドキュメンタリー。 夫は最初、被疑者として扱われる。悲嘆の中にいる夫にとっては二重苦である。やがて犯人Fが捕まるが、Fが少年法の対象だった事がその後の裁判に影を落とす。当時の少年法ではFを極刑にする事は不可能に近い。夫は、「日本では被害者の人権が守られていない」と痛感し、「犯罪被害者の会」を結成する。また、裁判の席では、「Fが極刑にならなければ私がFを殺す」とまで言明した。裁判の傍聴に遺影を持ち込もうとして裁判官と争ったりもする。題名に則して言えば、それだけ夫の恨みが強かったと言う事だろう。 しかし、この事件は多くの公憤を併せ持つと言って良いだろう。警察の初動捜査ミス。裁判をイタズラに引き伸ばした司法行政。当時の最高裁の裁判官は厚生省入省後、"あの"社会保険庁長官を務めた人物で、この後批判を浴びて、退任した。デタラメぶりが分かると言うものだ。そして何と言っても許し難いのは、人権擁護を標榜してトンデモナイ詭弁を繰り返した弁護士達である。死後姦淫を「復活を願っての儀式」とFに陳述させるとは三百代言ここに極まれりと言うべきか。弁護士はあの麻原の弁護も務めている。 一つの事件・裁判を追いながら、様々な問題を提起するドキュメンタリーの秀作。
正解の出ない多くの問題を、考えさせられる一冊です
とにかく迫力のある一冊でした。 文面から本村さんの感情が溢れるようで、一つ一つの文章が濃く、勢いに押されるように読み進みました。 ニュースで見かけた本村さんは、いつも毅然と正面を向いて、何か大きなものと闘い続けている姿がとても痛々しく見えていました。 でも、犯人以外に「何」と闘っているのか、今まで知り得なかった詳細が分かり、ようやく事件の全容と、本村さん本人を知る事が出来ました。 司法の抱える大きな問題、特に被害者や被害者家族に対する配慮の無さ、あまりのお粗末さに怒りを感じます。 それとマスコミ報道。被害者家族の傷口に塩を塗りこむ行動を取りながら、正義の味方ぶった論調。 それらの中での、本村さんの痛々しいくらい毅然と闘う姿。 少年法や実名報道、死刑問題、これらはあまりに問題が大き過ぎてすべてに賛同する事は出来ませんが、本村さんの思い・筆者の思いは深く伝わりました。また、裁判官の実名表記には、筆者の闘う姿勢が見えました。 普段見落としていた事・見ようとしていなかった社会の問題点を、深く考えさせられました。
命、家族、裁判、憎しみ、司法の壁、そして・・・・
想像できるだろうか。 何気ない日常の中で今日も1日が終わる。夕食の献立を楽しみにしながら軽い疲れとともに帰途につく。この世で最もくつろげる場所であるはずの自宅に戻ると、暖かい会話や柔らかい明かりのかわりに奇妙に静まり返った冷たい暗闇が広がっている。そしてそこに変わり果てた最愛の妻の姿を見つけてしまったら・・・。 本の扉に掲載された本村氏と弥生夫人、そして愛娘の夕夏ちゃんの写真を見て欲しい。学生のような面影さえ残る若い両親と丸々とした可愛い赤ちゃんの姿は、どこにでもある幸せな家族のそれだ。この日から実に9年、本村氏は闘う。正しい事を正しいのだと訴え続けて、ただひたすらに闘う。 憎しみ、絶望、孤独、そして埋めようのない喪失感。本村氏は何度も自殺を考えながら、ただただ闘って、そして死刑判決を勝ち取った壮絶な記録の書だ。 TVで見る限りいつも冷静沈着に、且つ、理路整然と自分の考えをことばにしていた本村氏の、決して表に出なかった犯罪被害者としての苦しみに身を切られる思いがする。 日本は法治国家である。でもそれは真に正しい法治と言える状態なのか。死刑判決を勝ち取るまでなぜ、山口地裁・広島高裁・最高裁・差し戻し広島高裁と9年もの長い時間を必要としなくてはならなかったのか。犯罪を犯す者がいる限り、誰でも等しく犯罪被害者になってしまう可能性がある。だからこそ多くの人に本書を読んで欲しい。 他人事では決してない。
自らに置き換えて読むと・・・
「あぁ、あの事件を扱った本か」と書店店頭で手に取り、いつもの癖で帯に書かれた文言を目で追っていく。背側に回り、そこにあった本村氏が辞表を提出した際の上司の言葉に心打たれた。「労働も納税もしない人間が社会に訴えても、それはただの負け犬の遠吠えだ。」自分が上司だったら、こんな言葉をかけられるだろうか、と思った。 そして、プロローグに書かれた「僕は、・・・僕は絶対に殺します。」という本村氏の言葉に頷いた。そして、本書を購入することにした。 幼子を持つ身として、自分が当事者だったら同様の気持ちを持つだろう。司法の壁の前に不本意な判決を受け、「早く被告を社会に出して、自分の手の届くところに置いて欲しい。私がこの手で殺します。」という言葉にも頷いた。 それだけではない。泣いた。泣くために買った本ではない。読んで泣くつもりもなかった。しかし、殺害状況や公判の様子、人々の言葉や行動に度々涙した。本を読みながら、これほど泣く経験は初めてだった。それほど、憤り、絶望し、考えさせられた。 少年法、犯罪報道、司法の現状、人権擁護、死刑制度、被害者救済、それぞれの事柄にそれぞれの考えを誰しもが持っているだろう。ひとまずはそれらを置いて、読み、考えればいい。 読み終えての感想は、本村氏にしても孤独であれば、復讐しか考えなかっただろう。人とのつながりが、彼を支え、世の仕組みを変えていったのだ。ならばこそ、その関係を断ち切る殺人は、何事を持っても贖うことの出来ない行為なのだと、改めて思った。
人を殺すと言うこと
とんでもない人生を歩み始めた人。と、当時のニュースを見て感じました。 一体この人の人生はどうなるのだろう。 ゴールはあるのだろうかと。 若い家族が18歳の性衝動により、一瞬にして消えてしまう。 仇討ちを許さないのが法治国家であり、体制を維持するのが法の目的だと 達観していたつもりでしたが、本村氏の躊躇しない慟哭に共感を覚えました。 本村氏のエネルギーが世論のバランスを崩し、法律を変えていきました。 しかし、この本を読んでも少年Fの狂気の根底は見えないし、死刑制度も肯定できない。 少年法もさることながら精神障害が有れば無罪になるし、戦争では英雄になる。 一気に読んでしまった本書であるが、自分の中では何ら問題が解決しない。 とても重たい読後感です。
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城山三郎
¥ 1,260(税込)
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【くちコミ情報】
溢れるばかりの愛・・・
久しぶりに胸が熱くなった。 亡き妻との出会いから別れまでが、淡々と深い愛情で綴られる。 瞬く間にその優しさ・愛情に引き込まれ読みふけっていた。 巻末にある、次女が記した「父が遺してくれたもの」で、涙が溢れ出た。 著者の想いと、次女の想いが、見事にシンクロしたからだ。 読書後、個人的に、良い意味で妻・家族に優しくなっているように感じる。
愛しい人・・
良い本であった。 奥さんとの出逢いのくだり、 古風だが、日本の良き時代を思い起こさせる話である。 心に残るのは、亡くなった人も大変だが、残された人も大変である。 特に理不尽な死であれば、あるほど遺族の心の傷、喪失感も大きい である。 愛した人を失った後、残された人は、心を縛られ、 長く、苦しい自問の時、を過ごさねばならない。 それから、娘さんの記述にもある、 妻の本を書き上げる前に、 恥ずかしいので、母がこれ以上書かれるのを拒み、 父を連れて行ってしまった。とあるが、 人にとっての死が、不幸でないのは、こういう時かもしれない。 楽しいばかりが人生ではなく、 愛する人とのつらい別れ、人生の意味を 考えさせられる一冊である。
夫婦の強い愛情に胸をうたれた
経済小説の開拓者であり、昨年お亡くなりになった城山三郎さんの「そうか、もう君はいないのか」はドラマ化も決定し、大反響のロングセラーとなっている。 運命的な出会いの末結婚した、妻容子さんとの出会い、そして死を看取った最後までのエピソードが綴られる。亡くなった妻に対しての強い思いと、ぽっかりと胸に穴いてしまった悲しさが、端々から感じ取れる。なんて素敵な夫婦なんだろうと、目頭が熱くなる。 また、最後の章では城山夫婦の少女である井上紀子さんが、容子さんが亡くなった後の城山さんの晩年を綴っている。妻の死によって半身が削がれたような城山氏の思いはとても純粋で、胸が熱くなるようだ。死の直前のエピソードを読み、夫婦の強い愛情に胸をうたれた。
「愛しさ」が溢れ出す作品
城山三郎氏の著作を初めて読みました。 著者がどれほど深く妻を愛していたのか。 痛いほど伝わってくる内容でした。 最愛の妻との生涯はまさに喜びを2倍に悲しみを半分に。 妻を亡くした著者の最晩年は誰も理解できない程の悲しみと、 誰も理解できない程の愛しさを抱きしめた日々だったのだと思うと、 涙が止まらなくなりました。 著作の中の詩、2編『妻』と『愛』は読んでいて 恥ずかしくなるほどピュアで、羨ましくなるほど愛に満ちています。 『五十億人の中でただ一人「おい」と呼べる妻へ』 無理に泣かせる恋愛小説が跋扈するいま、 本当に「愛し合う」ことの現実はここにあります。
愛するという言葉は使っていない
奥さんと出会って50年近くの夫婦生活が書かれています。 文中に妻を愛しているという表現はありません。 そうでありながら、この人は本当に妻を愛していたのだ、いや 愛しているという言葉での表現ではおさまらなかったのか、 と感じます。 そして50年近く一緒にいた妻がいなくなるというのは どれだけの深い悲しみだったのか。 長寿は通常素晴らしいものですが、その代償としてはあまりに 大きな悲しみを味わうことになる。 だからこそ最期のその日がくるまでお互いを想い生活を した方が良いな、と感じさせられる本でした。
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| 道をひらく
松下 幸之助
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カスタマーレビュー数:43
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9歳からでっち奉公に出て、1代で松下グループを築き上げた立志伝中の人物であり、「経営の神様」と呼ばれた松下幸之助は、経営者としては稀有といえるほど多くの著作を残している。本書は、PHP研究所の機関紙「PHP」に連載したエッセイをまとめたもので、見開き2ページの短編が120あまり載せられている。 著者は戦前から、世の中の貧しさを無くすことを信念としてきた。そのために、物資を世の中に水道のように満たし、不自由をなくすことが生産者の務めであると考え、企業経営を行ってきた。さらに、身も心も豊かな社会を実現するためには、政治の果たす役割が極めで重要だとして、その充実を訴え続けてきた。このように、大企業の単なる経営者にとどまらず、高い理想を持ちその実現のために行動した著者だけに、本書で取り扱われているテーマも、いわゆる人生訓的なものから、仕事や経営の心得、政治への提言まで幅広い。 本書の初版が出たのは1968年なので、すでに「古典」といってもよいが、その内容は決して色あせていない。それは、著者が時代によらない普遍的な真理を洞察していたからであり、また、著者の理想とした「身も心も豊かな社会」がいまだに実現していないからであろう。飾り気のない文体は、礼節を重んじ、謙虚に人に接することを常に説いた著者の人柄がにじみ出ており、思わず引きこまれてしまう。社会人だけでなく、大学生や高校生にも手にとってもらいたい。きっと何かを発見できるだろう。(戸田圭司)
【くちコミ情報】
文句なしにオススメ
こんなに良い本を 今まで読んでなくて残念でした。 日本人が書いた自己啓発本は どこか海外で書かれたものの 焼きまわしが多い中、 本書は全てが新鮮。 というのも、本書が書かれたのが 昭和時代だからかもしれない。 先代が築き上げた豊かさに甘えてしまい 日々謙虚に精進するということを忘れがちな 若き日本人が読むべき1冊。 「どんなに小さなことでも 昨日と同じことを今日は繰り返さない。」 本書でこの考えを再認識致しました。 私は松下氏の信念がいっぱいつまった エッセイを噛締めるように読んだ。 人生が間違った方に行かないために これからも何度も読むことになるでしょう。
少しずつ読むのがおすすめ
ひとつひとつのメッセージは心に響くのですが、非常に短い文章なので感動の余韻が楽しめません。毎日少しずつ読んでいくのがおすすめです。数が多いので、ものによっては内容が相反することも。
珠玉の指南書
「運命を切りひらくために」「困難にぶつかったときに」 などの11のテーマから成る。1968年刊行の書にも関わらず、 現代にも十分に通ずる人生指南書であった。 見開き1ページに1本の文章が載せらているため、区切りがつけやすく、 サイズもコンパクトなため、場所を選ばない。いつでも、どこからでも 手にとり、読みはじめることができる。 著者の文章ではしばしば人生が、道や峠、スポーツや経営などに 喩えて説明してあり、非常に分かり易く、同時に引き込まれる。 追風の時は、気が引き締まり、 逆風の時は、勇気が湧き上がる。そんな本だ。 見方が変わる。驕らず、嘆かず、謙虚になれる。素直になれる。 自分だけに与えられた、二度と歩めぬかけがえのない道。 その道を歩んで行くことに幸福を感じることができる。 個々人の繁栄や幸福にとどまらず、日本や世界の 繁栄と幸福、そして平和に思いを寄せた珠玉の人生指南書であり、 政治、経営、教育、その他あらゆる分野に通ずる哲学書でもあろう。 何を信じていいのか分らない時代。 そんな時代だからこそ一読をお薦めしたい。
参考にします
会社の朝礼に出てくるようなお話です。 良いことが多く、当たり前の事です。 それが出来ていないから身につまされます。
「ともかくもこの道を休まず歩むこと」
いわゆるグローバル化した世界、より身近に強く関係付けられた世界において、 私たち日本人は自らの歴史、文化、ものの考え方を明確にし、 世界の人々へ問いかける意義を思います。 世界の人々と共によりゆたかな「共同生活」を営むために。 121からなる短編は夫々の趣で、こころゆたかに、思慮深く語られていると思います。 「日本はよい国である」「もう一度この国のよさを見直してみたい。そして、 日本人としての誇りを、おたがいに持ち直してみたい。考え直してみたい。」(P271) 人類のために、生きとし生けるものが幸せでありますように。
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【くちコミ情報】
その人にも自分にも忠実に、潔く生きる
論評はいつでも加えられる。大事なのは、次第に少なくなっている戦争体験者の生の声を聞きとっておくことである。著者は、自分と同世代の、祖父母世代が戦争を体験している年齢のようだ。直接戦争の語り部とはなりえないだけに、感情移入せずありのまま聞き書きし、伝え残す援助をしている。八十四歳の伊達智恵子さんをふとした機縁で最近知って「女性に残した戦争の影」を入念に追った記録である。何人もの特攻隊員の遺書などを一まとめにして出版したものをよく見かけるが、本書は一人の女性のかなえられなかった戦中の道程が淡々と、しかも生き生きと語られていて、小説を読んでいるような気がする。 「将来のためには、過去の一切を忘れ得るのが、真に強き者である」「誰も恨まない」ように生きてほしいとの言葉を遺して飛び立っていった恋人。本書タイトル「知覧からの手紙」は、特攻隊員として出撃する直前にしたためた手紙である。その遺品を後生大切に戦後六十年を潔く生きてきた女性。自分自身では書き残そうとはしないでいた実話を著者に語り聞かせてくれた【心に響く純愛物語】である。 本書の語り手「私」は著者ではなく、主人公伊達智恵子という実在の人物である。遺影の前にたたずむ写真も口絵に添える。それだけに現実感をもって迫ってくるものがある。「幾久しく健在であれ」「その人の分も生きてください」と祈る。 自分を励ますように、最期まで前向きに、潔く生きようとする。遺書は次の言葉でしめくくられている。 今後は明るく朗らかに。 自分も負けずに、朗らかに笑って征く。
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「フォーチュン」編集部
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【くちコミ情報】
豪華メンバーにインタビュー
世界を牽引する各界リーダーへのインタビューをまとめたものである。名前を見ただけでも良くこれだけのインタビューが集まったと感心する。 しかしながら、残念なことにポイント、ポイントの抜粋が多いので、内容は貧弱に感じてしまう。もう少し一人ひとりにページを割いて5冊くらいにした方が良かったのではなかろうか?かなりもったいないまとめ方をしている。
けっこういい話がつまっている
贅沢な登場人物、そしてけっこういい話がつまっています。 しかも、切り口も以下のように豊富で実践的。 さすが、フォーチュン誌。 アイディア集&名言集として、保存しておきたい一冊です。 ・企業のマネジメントシステム ・トップの生活習慣 ・あの時の意思決定の秘話 ・トップの心を支える人生最高のアドバイス 個人的に、今の自分に気になった一言。 『(ビジネス史における偉大な決断を見てきた結果) 決断したリーダーたちは、四半期ではなく、 四半世紀先まで考えていた』 y ジム・コリンズ 今は企業戦略の寿命は2.5年とも言われている今だからこそ、 改めて、企業(そして自分の)の価値と存在意義を 思い返したい。
読む価値のある一冊
「土井英司のビジネスブックマラソン」というメルマガでも紹介されていたが、なるほど、それだけのことはある、すなわち読む価値のある本だと思う。 内容は、アメリカの「フォーチュン」誌が、第一線で活躍するビジネスリーダーたちに徹底インタビューを行った、そのエッセンスが詰まっている、というものだが、何しろ登場する顔ぶれがすごい。 ビル・ゲイツ、カルロス・ゴーン、ピーター・ドラッカー、ジャック・ウェルチ、マイケル・デル……等々、そうそうたるメンバーが、こぞって仕事や経営の秘訣から人生観に至るまで、文字どおり「秘密の助言」を与えてくれるのだ。 これは、読んでおいたほうが絶対お得!──というより逆に、読まなかったら絶対に損をすると言って過言でない。 個人的には、「ストームキング山の悲劇──極限状態での正しい決断の下し方」というエピソードも印象的だった。 「消防士14人が殉死した決断ミスの分析」という内容で、いくら勇敢さや善意や使命感に満ちていても、あらかじめ必要な知恵を得ていなければ、致命的なミスを犯してしまうことがある、という意味で、非常に教訓的だった。 人生に役立つ一冊。 お勧めしたい。
なんとも豪華な面々のインタビュー集
米「フォーチュン」誌による、有名CEOたちのインタビュー集で、とにかく、出てくる人たちが豪華豪華っ!! スティーブ・ジョブズ、ビル・ゲイツ、ピーター・ドラッカー、バフェット、リチャード・ブランソンなどなど、勉強不足の私でも、知っている人たちがいっぱいいました。 超有名な世界的企業の裏話や秘話が満載で、かなり貴重と思われます! そんなに難しくもなく、なかなか楽しんで読めましたよ。 また、大成功している人であっても、私たちと同じような悩みをかかえていたことがわかり、勇気づけられました。 ビジネスマンたちにとっては、とっても興味深い内容だろうし、若い人たちにとっても、楽しめて、ためになる内容だと思います。
超実践的! クローバルリーダーたちが語る本音に思わず感動!!
いろんな人のインタビューを集めたこの手の本にしては、内容が充実していて驚いた。一貫して実践的であるのでポイントも明快なところも気に入った。よく、経営戦略書のケーススタディなどで取り上げられるアメリカのトップ企業の成功の秘密が、なんと日常の業務レベルでどう工夫しているのかが語られていて、目からウロコの連続だった。個人的には、圧巻はアンディ・グローブが自ら書いている序文や、ジムコリンズが語っている意思決定の技術など。とくにアンディは、リーダーの苦闘を赤裸々に明かしていて、読んでいて興奮。CEOたちの、人生最高のアドバイスも彼らがなにを指針にビジネスに取り組んでいるのか、生の声が胸に響く。まさに超お得な一冊だった。
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わたくしも心臓病とたたかっています。
内臓疾患は人が外から見たのでは分かりません。そんな病をかかえておりますが 立派とはいえませんが50代をすぎて頑張って生きています。 わたくしは10年ほど前からわたくしの描いたイラストを病気のお子様やご家族が mailでプリントしてよいか、あるいは原画を描いていただきたいなどなどずいぶんと わたくしのfai yの絵が皆様の手にわたっています。数は800程だとおもわれます。 触覚のついたかわいらしいものやきれいなangal mothe のものなど種類は沢山あります。 mailで心境を相談なさるかたもいらっしゃいます。一時はわたくしの体力に負えないときも ありました。my we siteの一ページには重病のお子様の応援の言葉のページもあります。 お子様達は小さい体でりっぱに死を受け止められている方が多く、こちらが勇気をもらって おります。亡くなられると聞かされて本当に言葉も無く華を手向けるばかりです。 このご本のお子様もきっとたくさんの愛情と勇気をご家族さまにのこされたのだと おもいます。 小さな天使の言葉、ぜひお買い求めください。 推薦いたします。
わずか9歳の少年が残した言葉の凄さ
この本は,何度読んでみても凄いと思う。それは著者・山崎敏子さんの息子・直也君が,とても9歳とは思えない言葉を幾つも遺しているからである。例として,「お母さん,ナオが死んでも暗くなっちゃダメだよ」「身は滅びても魂は永遠だよ」といった言葉が書かれているが,これらの言葉は逝く人が,この世に残る人に対して贈る,大きなメッセージといえる。 一体なぜ,生死を賭けた闘病をしている人の心はこれ程までに輝いているのか。その科学的理由は分からないが,いずれにしても,直也君の家族を思いやる気持ちには脱帽させられる。 是非,これを読んで家族への思いやりについていろいろ考えて欲しいと思う。
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2001年6月に初版が出て永らく品切れ状態でしたが、今年6月30日に増し刷りされ再び販売されることになり、これを待っていた身としては本当にありがたく思います。帯に「ネットで激賞の嵐、トレーダー永遠のバイブル!!、熱烈なラブコールに応え緊急増刷!!」とあり、この本の復刊を粘り強く角川書店に要望されてきた方々に心から敬意を表します。 やはり評判どおりの読み応えで、ラインマーカーで色をつけた箇所は自分だけの箴言集となりました。付録としてリバモアの投資の鉄則がついており、本書の重要箇所をざっと復習できます。ここは本書の良いまとめとなっています。 私個人として少し気になったのが、180ページ「リバモアは、自分の意識下の世界、つまり眠ることのない自分の精神を理解しようと、やむことのない努力を続けた。フロイトを研究し、ユングの論著を読みあさった。」という箇所です。フロイトとユングは無意識を研究した心理学者ですから、「自分の意識下の世界、つまり眠ることのない自分の精神」という訳は本当に正しいのかなあ、という思いです。ここの箇所が「自分の無意識の世界、つまり眠ることのない自分の魂を理解しようと、やむことのない努力を続けた。」というのなら筋が通るように思うのですが、どうなんでしょうか。 まあ、いずれにせよ、リバモアはフロイトやユング、さらにアリストテレスまで読んでいたというのですから、やはり相場にかかわる者として心理学や哲学の勉強は怠れないなと思った次第です。 良い本だと思います。皆さんにもお薦めします。
ようやく復刊されましたね
定価の10倍以上なんていうプレミアが付いていましたが、 ようやく復刊されたようで角川書店さんありがとう。 中古本の価格暴落時が買い時かもしれません(^^)
プレミア値がついていますが
それに相応する内容です。 たとえ株が全くわからない人間が読んだとしても、ジェシー・リバモアという1人の男がウォール街に挑んだ人生は読んでいて痺れます。 相場を動かすのは人の心理とはよくいったもので、それは昔も今も変わらない普遍の真理だといえる。 実際リバモアが相場で成功した理由も、純粋に数字に興味を持ち、大衆の心理を読む株式相場という一種のゲームを楽しんだ所にある気がします。 最近、マンガ版、文庫版とリバモア関連の本が出版されましたが、あちらはあくまでリバモア入門編といったところで、より本質的なリバモアという人物を知るにはこの本が最も適した書籍だと思います。
村上龍がルフェーブルの本のタイトルをああしたのは、この本を読んだからでは?
リバモアの次男ポール・リバモアと、長男ジェシー・リバモア・ジュニアの妻パトリシアの二人へのインタビュー と、当時の新聞記事、ルフェーブルの著書、リバモアの著書をベースにして書いたと思う。リバモアが長広舌を ぶつシーンが結構あり、延々と長く続く会話など、おそらくリバモアの本をもとにスミッテンが創作したんだろ うなと思う。正直、伝記というより小説という感じ。あと、巻末にリバモアのトレードルールの要約がある 本書のテーマはスミッテンによると以下の四つ。 ・人間の心は変わらない。だから市場も変わらない ・世俗的豊かさと精神的豊かさは比例しない ・何事かをなすためには強固な意志が必要 ・人類の偉大な行為はたった一人の個人によって成し遂げられる リバモアの頂点は、1929年の大恐慌のとき。彼はバブルだということを的確に見抜き、大成功を収めた。しかし、 大成功を収めたのに喜びはなく、気持ちは重く沈んでいたという。その後彼は死ぬまで抑鬱状態で過ごしたらしく、 トラブル続きの晩年をおくることになる。 なぜ彼は没落してしまったのかについて、スミッテンは深く解明することはしておらず、それゆえ、30年代にあった エピソードを幾つか書いただけで(リバモア以外のドロシーとかのエピソードのほうが多い)、1940年に彼が自殺し たことをちょっと唐突に書いている。思うに、リバモア本人のことよりも、リバモアが儲けたこと、どのように儲け たかということしか興味がなかったのではないだろうか(それしかないだろ?と言われればそれまでですが)。 1940年11月28日、32口径コルトオートマチックで自殺。 遺言状には、自分が落伍者でもうこれ以上頑張ることができない、行き詰まってしまったと書いてあり、情緒不安定 だったということが読み取れる内容だったらしい。 アル中と浪費癖のドロシーは、リバモアと離婚後、彼女も下り坂の人生を送り、1985年孤独に死んでいく。リバモア にとことん溺愛され、甘やかされたリバモア・ジュニアは、飲酒、DV、浪費、ギャンブル、女遊びの果てに1975年 自殺。唯一、ポールだけは家庭をもち、幸せに暮らしていく。
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カスタマーレビュー数:44
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R.P.ファインマンは1965年にJ.S.シュウィンガー、朝永振一郎とともにノーベル物理学賞を授賞した天才的な物理学者である。こう書くと「理数系が苦手」な人は逃げ出したくなるかもしれないが、そんな人にこそ本書を手にとっていただきたい。 本書は20世紀を代表する天才物理学者の自伝ではない。R.P.ファインマンという人生を楽しむ天才から我々への贈りものである。 「ファインマンと聞いたとたんに思い出してもらいたいのは、ノーベル賞をもらったことでもなければ、理論物理学者であったことでもなく、ボンゴドラムでもマンハッタン計画でもない。僕が好奇心でいっぱいの人間であったということ、それだけだ」といつも言っていた(下巻訳者あとがきより)。 「なぜだろう?」といつも好奇心いっぱいの子どものように世界を見て、いったん好奇心をひかれたらそれに夢中になり納得のいくまで追求する。彼は一切の虚飾と権威を嫌い、相手がそれをかさに着ているとみるや容赦しなかった。それは、そのような態度が、楽しいはずの真実の探求を邪魔する厄介なものだったからである。 上巻では、彼の少年時代、物理学者としての修行時代、また駆け出しの物理学者として携わったマンハッタン計画から終戦を迎えるころまでのエピソードが収録されている。どの時代においても彼はその状況を最大限楽しみ、そして、決して流儀を変えなかった。 自分が理系か文系かなんて関係ない。もし少しでも本書に「好奇心」を持ったなら、ぜひ一読をおすすめする。(別役 匝)
【くちコミ情報】
とても楽しい自伝でした。物理学に興味がなくても大丈夫
物理学にまったく興味がないのだが、自伝としての評価が猛烈に高いので、興味を持って読んでみた。 確かに面白い。そして、学問を目指し、仕事にしている人の生活や考え方が垣間見れて、おもしろかった。 それぞれのエッセイの内容も、学校の話だけでなく、広く行動した筆者の活動そのままに多岐にわたり、ただの学者の綺麗なエッセイに収まらない。 こういういい本はもっと若い時に読みたかった。そうしたら、自分の人生も違ったと思う。
ファインマンは科学者の鏡である
前半ではブラジルや日本での滞在記が面白可笑しく述べている.そこから垣間見られることはファインマンの精神は,郷に入れば郷に従えということだろう.ブラジルでは一生懸命ポルトガル語を勉強し,ポルトガル語で講演をしようとしたり,日本では学会が用意したホテルではなく,日本式の旅館に無理を言って泊めてもらったり,その国の伝統・文化を楽しんでいる. 後半はアメリカの教科書の選定委員を通して,アメリカの抱える教育問題を痛切に批判したり,まったく未知だった芸術の世界に飛び込んで,ある程度成功を収めた話や趣味のドラムの話を述べている. 最後にカリフォルニア工科大学で行った卒業式の式辞が述べてある.その趣旨は科学研究を行う時に大切なことは,自分に都合の良い実験結果のみを提示するのではなく,すべての結果を提示して判断を仰ぐ,また先行研究は自分で追実験を行い,本当にそのような結果が出るのかを自分で確かめる姿勢が大切であると言っている.
自慢話ばかりです
最初はそれほど気にしないで読んでいましたが、とにかく最初から最後まで、自慢話ばかりで、それが嫌で途中で読むのをやめ、捨ててしまいました。
いたずら好きのあっぱれな半生記
1965年に量子電磁気学への貢献に対してノーベル物理学賞を受賞したファインマンの波瀾万丈の半生記、最後まで一気呵成に読んでしまいました。 いたずら好き、実験好き、何でも自分でやってみないと気が済まない性格。ファインマンは少年時代からそのずば抜けた才気煥発さを遺憾なく発揮しています。MITやプリンストンでの蒼々たる学者連中との交友、ロスアラモスでは原爆開発研究に携わりながらも金庫破りの腕を磨いたり、徴兵検査で画一的な対応をする精神科医を手玉に取ったり、と読んでいてあっぱれという気持ちになってきます。 するどい着眼点で物事の本質を見切り、それを表現するために自分流の記号を作り出してしまうあたりは、後に素粒子の相互作用を視覚的かつ直感的に理解できるファインマンダイアグラムを編み出していくことになるファインマンの面目躍如たるところですね。
自分を欺かない!
最後の章を読むまで、このおっちゃんは賢くて、面白い人やなーというぐらいに感じていました。しかし、最後の卒業生への式辞を読んで、誠意があるということが加わりました。 本書の中に、「諸君に第一に気をつけて欲しいのは、決して自分で自分を欺かぬということです。己というのは一番だましやすいものですから、くれぐれも気をつけていただきたい。」という文章があります。この後は本を読んで欲しいのですが、この件には本当に感動しました。僕は問題があると、なんとか楽な方法で解決しようとしてきましたが、自分で納得できる方法で誠意を持って、問題を解決していこうと考え方を変えました。 誠意をもってこれからの人生を生きていきます!
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