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   文化人類学・民俗学 の売れ筋最新ランキング   [2010年07月29日]
2010年07月29日(木) 文化人類学・民俗学の第1位は 『銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎』!
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銃と軍馬―― 16世紀にピサロ率いる168人のスペイン部隊が4万人に守られるインカ皇帝を戦闘の末に捕虜にできたのは、これらのためであった事実は知られている。なぜ、アメリカ先住民は銃という武器を発明できなかったのか?彼らが劣っていたからか?ならば、2つの人種の故郷が反対であったなら、アメリカ大陸からユーラシア大陸への侵攻というかたちになったのだろうか?
否、と著者は言う。そして、その理由を98年度ピューリッツァー賞に輝いた本書で、最後の氷河期が終わった1万3000年前からの人類史をひもときながら説明する。はるか昔、同じような条件でスタートしたはずの人間が、今では一部の人種が圧倒的優位を誇っているのはなぜか。著者の答えは、地形や動植物相を含めた「環境」だ。
たとえば、密林で狩猟・採集生活をしている人々は、そこで生きるための豊かな知恵をもっている。だが、これは外の世界では通用しない。他文明を征服できるような技術が発達する条件は定住生活にあるのだ。植物栽培や家畜の飼育で人口は増加し、余剰生産物が生まれる。その結果、役人や軍人、技術者といった専門職が発生し、情報を伝達するための文字も発達していく。つまり、ユーラシア大陸は栽培可能な植物、家畜化できる動物にもともと恵まれ、さらに、地形的にも、他文明の技術を取り入れて利用できる交易路も確保されていたというわけだ。また、家畜と接することで動物がもたらす伝染病に対する免疫力も発達していた。南北アメリカ、オーストラリア、アフリカと決定的に違っていたのは、まさにこれらの要因だった。本書のタイトルは、ヨーロッパ人が他民族と接触したときに「武器」になったものを表している。
著者は進化生物学者でカリフォルニア大学ロサンゼルス校医学部教授。ニューギニアを中心とする長年のフィールドワークでも知られている。地球上で人間の進む道がかくも異なったのはなぜか、という壮大な謎を、生物学、言語学などの豊富な知識を駆使して説き明かす本書には、ただただ圧倒される。(小林千枝子)

くちコミ情報
なぜ火縄銃は日本では量産化され、アフリカでは量産化されなかったのか
中学校の歴史で 「戦国時代に種子島に火縄銃が伝来して、瞬く間に量産化され合戦の常識を一変した。」 という事を学び、 「なんでアフリカやアステカの人々はあれを自分達の技術に取り込めなかったのだろう」 と素朴な疑問を持ち続けて10年以上経っていました。 また一方で、テレビでのアマゾンで暮らす人々の特集番組などを見て、 「こういう方たちも、人類史としてその地にたどり着いたのが西洋などよりもちょっと遅かっただけで、 あと数百年もしていれば独自にテクノロジーを進化させていたのかな(でも何故かそういう気がしないような、、、)」 とも思ったりしていました。 本書をたまたま手に取って読み「あぁ何となくそういう事なのかな」と、いくぶん腑に落ちた次第です。 同じような疑問をお持ちの方にお勧めの一冊です。
新しい歴史観に胸が躍りました
朝日新聞社の「0年代の50冊」という、識者が選ぶブックリストで堂々一位であったことを知り、再び読んでみました。 なぜ同じ人間という種族に生まれながら、各地域で文明の形成過程に現在のような格差が存在するのか。この疑問に対し著者は明快に解答を示してくれます。その合理性にいちいちうなずいてしまい、あっという間に読み終えてしまいました。 ここまで納得させてくれる本も珍しいのではないでしょうか。 なぜ、アパワルタ王が南米からヨーロッパに攻め入り、白人たちを奴隷としたのではなく、白人たちが先住民族をほぼ全滅に近いほど搾取し尽くすことになったのか?この疑問への答えは深いです。あわせて「文明崩壊」も読みたくなりました。
抜群の面白さをもつ一冊。知的興奮に心震える。
 日本で2000年からの10年間に出版された書籍の中から朝日新聞がベスト1に選んだ(2010年4月発表)というだけあり、本書は抜群の面白さを持つ一冊でした。  ユーラシア大陸の住民たちが南北アメリカ大陸やオーストラリア大陸を征服することができたのはなぜなのか。そしてその逆にアメリカ先住民がヨーロッパを植民地化することがなかったのはなぜなのか。人類数万年に渡る歴史のこの謎を、単なる民族や人種といった生物学的優劣論で片づけるのではなく、それぞれの地域の環境の差異によるものだということを、ひとつひとつ丁寧に解き明かしていきます。  農耕と畜産に適したユーラシア大陸の環境と生物種の多様性。  ユーラシアが同緯度に東西に広がる大陸であったための農業と技術の伝播の容易性。  余剰農産物が支えた食糧生産に携わらない特殊層の誕生。  集権的な政治体制の確立。  文字の発達が進めた情報伝達性。  人口増加による技術発明の可能性の増大。  畜産が生んだ伝染病にさらされながらも抵抗力をもつ人々の増加…。  学際的な研究成果をもとに著者が描きだす謎解きはいちいち納得できるものばかり。壮大なミステリーを読むかのような知的興奮に心が幾度も震えました。  訳者の紡ぐ日本語も大変分かりやすく、翻訳臭さを感じさせないものです。数理言語学博士でもあるという訳者だけに、言語学に触れた箇所は驚くほど精緻です。  読了後に振り返って思ったのは、日本に生まれ落ちたわが身のこと。  極東に暮らす自分が、本書の描きだすユーラシア大陸の環境的優位性の数万年の積み重ねの上にいるということの気の遠くなるような事実。そこに不思議なロマンを感じる一冊でもありました。 *「それらの細菌にまったくさらされたことのない人々の命を奪ってくれる」(上巻235頁)という訳文がありますが、前後関係から推すに、「奪って」ではなく「守って」くれるの誤りではないでしょうか。
上下巻600ページは長すぎる。上巻が面白い
要点 優位に立って支配した文化・部族(民族)と支配された文化・部族がある。 住んでいた場所の地理気候条件、利用できる生物資源の多寡、文化の伝播の難易等の環境要因によって、農耕、定住社会にいち早く移行できた部族は、食糧の豊富さにより、武人、官僚、文字を使える書記、技術専門家を養うことができた。このことがその部族を有利にし勢力を得た。 ある部族が新たな文化との遭遇した時、進取か保守かという違いはあっても、部族の知能の高さなどによって征服・被征服が生じた訳ではなく、環境要因が最大の要素であるというのが著者の分析結論。 興味の持てた点 ○南北アメリカやアフリカは大陸が南北に延びていて緯度に沿って気温や気象が変わり同じ農作物が育たない上に、山、地峡、砂漠があって行き来もしづらい。さらにこれらの大陸には大型家畜になるような動物種もたんぱく質に富んだ植物種もユーラシアに比べれば少なかった。ユーラシアは東西に延びている。 ○南北アメリカにも洪積世後期まで象、ライオン、チータ、ラクダ、馬、オオナマケモノ、高山ヤギがいたが11000年前に絶滅した。インディアンの馬もヨーロッパ人がユーラシアから持ち込んだもので原産種ではない。アメリカ大陸原産の大型化家畜はラマ・アルパカだけで使役に使えない。 ○北米の先住民はヨーロッパからの入植により、殺戮、病原菌などにより5%までに減少した。 ○南米の文化では金、銀、青銅を製造する技術はあったが、鉄、車輪はなかった。 ○中国は文化は進んでいたが、国家の統一度が高く、15世紀ころの国の意向で文化技術の発展にブレーキをかけ、これに人民が従ったためそれ以降ヨーロッパに後れをとった。
充実した時間であった
新聞により、この10年間で最も良書評価により購入。 一気に読めた充実した時間であった。 生物学的、歴史的、気候的な要素による記述は非常に興味深かった。 人類生育地域の拡散、病原菌による減少結果等、非常に面白かった。 読後はうなったが、10年間では良書でも、やや深みに欠けるように感じる。 アメリカ的世界制覇の現状の限界を見ているような、 生物学的(遺伝子的?)世界制覇気性についての疑問については答えを与えてくれなかった。 アメリカ中心の世界観の原因は、DNAか何かにあるように思える。 私にとっては、まだ疑問が残っている。 次のまた疑問が、読書をやめさせてくれない。 今後もアマゾンにお世話になる。


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原典にして金字塔か
聞いた話を、「そのまま」に書く。 書き手の主観を悉く廃したその手法が、時代や業界が異なれば手抜きじゃないかと思われるこの手法こそが、金字塔の金字塔たる所以だろう。教訓めいた締めも、気の利いた落ちも無く、切り取られた映画の一場面のように記されていく不可思議な話は、その多くが「意味不明である」故にこそ、一層、異様な迫力をもって読む者の心を揺らす。 「貴重な史料」であるのはもはや当然。ここは、想像力を刺激する一級のエンタテイメントと評したい。
歴史は反省の学
『遠野物語』です。 『遠野物語』『女の咲顔』『涕泣史談』『雪国の春』『清光館哀史』『木綿以前の事』『酒の飲みようの変遷』を収録しています。 遠野物語は、岩手県遠野地方に古くから伝わっている伝説、民話、昔話などを収集したもの。 天狗、フツタチ、雪女、ザシキワラシといったものたちを、活き活きと描いています。 他の6編は、エッセイというには深く、論文というのは堅苦しくないですが、いずれも日本人の文化について考察した民俗学の文章です。 特に、「歴史は私などの見るところでは、単なる記憶の学ではなくて、必ずまた反省の学でなければならぬのである」という言葉が印象的でした。
新旧取り混ぜて
 『遠野物語』と『遠野物語拾遺』が一冊にまとめられている。折口信夫の「初版解説」と大藤時彦の「解説」が付けられている。  昔話・伝説なのだが、民俗学的関心から採集されたため、まったく飾り気がない。素っ気ない口調が面白い。  『遠野物語拾遺』には、遠野の上空に初めて飛行機があらわれた時の話も収められている。新しい出来事もどんどん「昔話」化していく過程を示しており興味深い。一方で明治以降もキツネに化かされた事件があり、驚いた。  柳田の年譜、索引、地図が備えられているのも嬉しい。
「平地人を戦慄せしめよ」
 柳田国男が35歳のとき(明治43年、1910年)に発表した衝撃作。もっとも、発表当時は、あまりに内容が異色だったため、世の中からほとんど無視されたらしい。  すなわち、内容は、平地に住む人(平地人)のことではなく、山に住む人(山神山人)のことに終始する。しかし、柳田氏は、これを「目前の出来事」だ、という。そして、「現在の事実」なのだから、それだけで立派な存在理由がある、と。  さらに、「目前の出来事」「現在の事実」にもかかわらず、人の耳に経ることは多くなく、人の口と筆とを倩う(やとう)ことがはなはだわずかだ。「目前の出来事」「現在の事実」を無視しようとするそれらの人々は、「外国に在る人々(献辞)」のようだ。そして、願わくは、それら「外国に在る人々」「平地人」を戦慄せしめよ、と(序文)。  この本には、「遠野物語」の他、「笑顔」「泣くこと」等について書かれたエッセイ6篇を収める。「泣くこと」について書かれたエッセイで、柳田氏は、歴史は反省の学問で、この世の中がどう変わってきたか、何と何とが特に著しく変わってしまったか、考える必要がある、という。そして、そのためには、「前のことを直接見聞している人」が相当数必要だ。そして、その条件に、観察が無私なこと、過去というものに神秘性を感じること、祖父の活き方考え方に対する敬虔な態度があること等をあげる(P113)。柳田氏の研究の方法論を垣間見るようで、興味深い。
面白い
一つ一つが何気なく語られているのだが、そこに物凄く深い人間の諸相が現れ ている。柳田は語られた話をそのまま著述したのだろうが、遠野に伝わる伝承 をそのまま著述しようと思ったと言うそれだけで、柳田の情熱がわかる。 昔話好きにも民俗学を勉強したいと思っている人にも、文学好きにも絶対お勧 めです。 p 短い話が一杯入っているので、何気なく手に取って、どこからともなく読んでも良いと思う。 p 柳田は、当時流行していた私小説を好いていなかったそうだ。あまりにも下ら なかったからだろう。ここに出ている一片のエピソードを読めば、柳田の気持 ちがわかる。


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銃と軍馬―― 16世紀にピサロ率いる168人のスペイン部隊が4万人に守られるインカ皇帝を戦闘の末に捕虜にできたのは、これらのためであった事実は知られている。なぜ、アメリカ先住民は銃という武器を発明できなかったのか?彼らが劣っていたからか?ならば、2つの人種の故郷が反対であったなら、アメリカ大陸からユーラシア大陸への侵攻というかたちになったのだろうか?
否、と著者は言う。そして、その理由を98年度ピューリッツァー賞に輝いた本書で、最後の氷河期が終わった1万3000年前からの人類史をひもときながら説明する。はるか昔、同じような条件でスタートしたはずの人間が、今では一部の人種が圧倒的優位を誇っているのはなぜか。著者の答えは、地形や動植物相を含めた「環境」だ。
たとえば、密林で狩猟・採集生活をしている人々は、そこで生きるための豊かな知恵をもっている。だが、これは外の世界では通用しない。他文明を征服できるような技術が発達する条件は定住生活にあるのだ。植物栽培や家畜の飼育で人口は増加し、余剰生産物が生まれる。その結果、役人や軍人、技術者といった専門職が発生し、情報を伝達するための文字も発達していく。つまり、ユーラシア大陸は栽培可能な植物、家畜化できる動物にもともと恵まれ、さらに、地形的にも、他文明の技術を取り入れて利用できる交易路も確保されていたというわけだ。また、家畜と接することで動物がもたらす伝染病に対する免疫力も発達していた。南北アメリカ、オーストラリア、アフリカと決定的に違っていたのは、まさにこれらの要因だった。本書のタイトルは、ヨーロッパ人が他民族と接触したときに「武器」になったものを表している。
著者は進化生物学者でカリフォルニア大学ロサンゼルス校医学部教授。ニューギニアを中心とする長年のフィールドワークでも知られている。地球上で人間の進む道がかくも異なったのはなぜか、という壮大な謎を、生物学、言語学などの豊富な知識を駆使して説き明かす本書には、ただただ圧倒される。(小林千枝子)

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なぜ火縄銃は日本では量産化され、アフリカでは量産化されなかったのか
中学校の歴史で 「戦国時代に種子島に火縄銃が伝来して、瞬く間に量産化され合戦の常識を一変した。」 という事を学び、 「なんでアフリカやアステカの人々はあれを自分達の技術に取り込めなかったのだろう」 と素朴な疑問を持ち続けて10年以上経っていました。 また一方で、テレビでのアマゾンで暮らす人々の特集番組などを見て、 「こういう方たちも、人類史としてその地にたどり着いたのが西洋などよりもちょっと遅かっただけで、 あと数百年もしていれば独自にテクノロジーを進化させていたのかな(でも何故かそういう気がしないような、、、)」 とも思ったりしていました。 本書をたまたま手に取って読み「あぁ何となくそういう事なのかな」と、いくぶん腑に落ちた次第です。 同じような疑問をお持ちの方にお勧めの一冊です。
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抜群の面白さをもつ一冊。知的興奮に心震える。
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すりきれるほど読んだ本が復刊!
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水木しげる妖怪図鑑の集大成
今まで数々の水木しげる妖怪図鑑を読んできたがこれまでの妖怪図鑑の集大成という感じでかなりの満足度。自分がこれまで読んできた妖怪図鑑に掲載されていた妖怪は大体載っている感じである。コンパクトで電車の中などでも気軽に読めるし個人的にはオススメしたい一冊。
ご本人自体が既に妖怪化している
妖怪といえば水木さんである。 もうご本人自体が既に妖怪化している。 その水木さんの代表作といってよいのが本書であろう。 1991年に単行本として発行されているが、僕が持っているのは文庫版。 以前書店で単行本を見かけたことがあったが、買っておけばよかったと今でも後悔している。 結構大判のしっかりした装丁だった記憶があるが・・・。 内容はひとことで言えば妖怪事典。 425の妖怪たちが、見事なタッチで描かれている。 小豆洗い、油すまし、あかなめ、一本ダタラ、鎌鼬(かまいたち)、座敷童子(ざしきわらし)、さとり、土転び、泥田坊、ぬらりひょん、震々(ぶるぶる)、枕返し、蛟(みずち)、目々連(もくもくれん)、呼子・・・・。イメージ湧きます? 幼いころ目にした、耳にした妖怪たち、現在TVアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」にも出てくる妖怪たちである。 これらのオドロオロドしい、ときにはグロテスクな、ときにはユーモラスな、けれど精密に描かれた妖怪たちや背景と、水木漫画に出てくるキャラクターが妙にしっくり馴染んだ絵は、それは、見事なものである。 妖怪ファンには(いまさら言うまでもないが)必携の一冊である。
妖怪辞典というには…。
続編「図説妖怪大鑑」とのセットで“妖怪辞典の決定版”を謳っている。400体以上の妖怪を精緻なイラストと解説文で紹介しており、その質量には圧倒させられる。だが内容には不満が多く、妖怪好きに対しても薦められるかは微妙なところ。まず、妖怪の定義をきちんとしておらずあやふやなままにして逃げている。またそれに起因して、本来妖怪とは呼べないようなものも多く収録されている。妖怪の定義については専門家でも明確な定義を示すことが難しく、あいまいにせざるをえないというのはまだわからないでもないが、それにしてもページごとに異なる説明をしたり(一例:クネユスリでは「妖怪は誰がひとりが作ったり言い張っているだけではだめで、大多数に認知されたものしかそうは呼べない」と言いながら、鳥山石燕の創作とされる「文車妖妃」を堂々と掲載)、明らかに説明不足やこじつけ、著者の独りよがりと思える意見やエピソード(例:「オゴメ」「ノウマ」の出雲の古代霊、「白坊主」の宇宙人、「ひょうすえ」の妖怪青年など)を投げっぱなしのように書き散らしている箇所が多く、目に余る。このような矛盾点や説明不足等の悪癖は続編「大鑑」ではさらに程度がひどくなっている。このシリーズはあくまで「著者個人の意見・考え方を提示している」という解釈で読むべきで、ここに書かれている内容をそのまま鵜呑みにするべきではない。妖怪初心者(?)が妖怪を知るための資料として読むのは危険で、それが目的なら必ず他の本と併せて読まないと、この本だけでは誤った(偏った)知識や先入観を持ってしまう恐れ大。「大鑑」ほどは内容が破綻していないので、これから読む場合ははじめにこちらを読むことをお薦めする。
巨匠・水木 しげるによる妖怪図鑑
巨匠・水木 しげるによる妖怪図鑑 ゲゲゲの鬼太郎の世代には懐かしさを感じさせるものがあります。 妖怪といえば、得体の知れない魔物だと思われがちですが、 いがいと人間ぽいところもあったりするものです。民俗学的な価値もある本です。
読み物としても楽しい妖怪図鑑
昔から水木ワールドと妖怪が好きで本もかなり買いましたが、これはおすすめです。425もの妖怪が、水木先生の精緻な描写と各地の伝承を中心とした解説で生き生きと描かれています。 確かに字は少し細かいですが、背景の描写は驚くほど精密で、妖怪や人間は単純な線で描く先生独特の画風が堪能できます。解説も全国各地の怪談や伝承、言伝えが豊富に収録されており、民俗学的にも価値が高いと思います。 何より、怪談集のようで読み物としても楽しく、仕事に疲れた時や現実を忘れたい時に手元にあると、癒される本です。


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確かに「土佐源氏」はお勧めです。
「忘れられた」だけではなく, 既に「失われた(絶滅した?)」日本人のしたたかで, しなやかなな生活が描かれている。 ある読書会に参加しなければ, 一生知ることのなかった本。 亡き祖父母を思い起こし,わが故郷では既に消滅した, かつての日本文化の奥深さと面白さを感じた。
「日本の原風景」を描いた名著
柳田国男、折口信夫と並ぶ民俗学者宮本常一の名を一躍有名にした書。 本書は13編の小論によって構成されているものだが、それらはそれぞれの地域の特質を表現したものであり、学問上重要であるとともに、読み物としても非常に面白いものである。 特に「女の世間」での女性、「村の寄りあい」での農民の描き方は、我々が教えられてきた教育での女性や農民の見方は、非常に偏ったものであり、一部の地域(東日本、特に東北地方)のみでしか見られないであることを明らかにしている。
名著の誉れ高い。世上の評価は正しい
市井の人々の暮らしにももちろん聞くべき歴史がある。 それを聞き書きの名手である宮本常一が、まるで小説を綴るように あたかも、上質なエセイを書くように、記録した。 特に「文字を持つ伝承者」に、宮本ならではの卓見がある。 文字がかけることで、伝承はむしろ変形する。 口伝のほうが、実は正しく伝わる。という、意見である。 一体、なぜなのか。それはぜひ、本書で。
物事を見る目が少し変わった気がする
 「忘れられた日本人」とは、文字によって伝えられることなく語りによって伝えられる日本人と捉えたらよいのであろうか。おそらく宮本氏が全国を歩き話を聴いて廻らなければいずれは忘れられてしまったであろう風俗。語られた内容を文字に表し記録した著者の偉業に心から敬意を表したい。  なかでも深く感銘を受けたのは対馬における「寄りあい」。村で取り決めをおこなう場合には、みんなの納得のいくまで何日でもはなしあう。多数決で決めるような乱暴なことをしない。そのような発想がないことに驚きを禁じ得ない。すばらしい文化ではないか。
日本の農業の下力を見ました。
日本を、江戸期から昭和に掛けて、底辺から支えた農業の力をまざまざと見た思いがします。 農家だから学がない、と思いがちな心を打ち破ってくれました。 農業従事者だから見える世間・政治・経済などがあるのだと。 農業従事者だから判る人間の底力。 何事にも囚われない自由な心が、そこに集まっていたのですね。 朝早くから夜遅くまで、それこそ休むことなく働き続け…だからこそ見える真実ってあるのですね。 本当の意味での「自由」を見ました。 まさに「自らを由とする」自由を持っていたのです。 日本を影から支え続けた農業人に乾杯したいです。


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日本民俗学の古典
 日本民俗学の古典として余りにも有名な作品である。文語で書かれた箇所は、今となっては読者を選んでしまうが、文句なしの名文であり、本書は優れた文学作品だとも言える。本書は、遠野の地で語り継がれてきた伝説を採集したもので、日本民俗学の端緒と言ってよい。中身自体は、単なる昔話の羅列であり、余りにも素朴で、やや退屈ですらあるが、かつての遠野の風俗や言語を巧みに伝えており、興味深い。私は本書の舞台の一つである早池峰山に登ったことがあるが、本書を読んでからこの地を訪れると、また違った風景が見えてくるに違いない。
素朴で興味深い
 遠野物語と遠野物語拾遺を合わせて299話の短編集、一話平均約400字。  遠野物語は、民間信仰、栄枯盛衰、山中での出来事、妖怪、動物、行事、昔話など素朴な話が集められている。みな懐かしい感じがし、お伽やグリム童話といった説話のような説教じみた堅苦しさはない。話からは間接的に当時の人々の考え方や習俗、道徳観が伝わってくる。古今の文化の変化を考えると興味深い。民俗学の重要な史料となっている事も頷ける。  拾遺は題名のごとく残りの雑多なものという感じである。たとえば、当時(明治から昭和初期)の流説も混じっているようである。今で言う「口裂け女」「ターボじじい・ジャンピングばばあ」「こっくりさん」のようなもの。これはこれで当時の風俗を垣間見たようで面白い。あるいは、「先祖伝来の、開けると目がつぶれる箱、なるものを今の代の主人がどうしても見たくて開けたら、布が入っていただけだった。」という話では、近代化に伴い、未知に対する畏怖の消失が現れている様で興味深い。  
旅愁が身にしみて感じられる「初版序文」も素晴らしき哉
 1909年(明治42年)から1910年にかけて、当時30代半ばの柳田国男氏が、奥州は遠野の人・佐々木鏡石氏(当時24〜25歳)から聞いた土地の人たちの話を採集、筆記した民間伝承譚「遠野物語」。全部で119の短い言い伝えの背後に、深い山や黒い森の景色が見えるような気がした。谷川の清流のさらさらいう音や、凄い風のごおーっと唸る音が聞こえてくる気がした。 神隠しに遭った女の話や山奥の不思議な家「マヨヒガ」の話などあるなかで、格別印象に残ったのは次のふたつの話。  嫁と姑との仲が悪い家で気が変になった男の話(第11番)。「ガガはとても生かしてはおかれぬ、今日はきつと殺すべし」と言って、草刈り鎌をごしごしと磨ぎ始めるあたりからの成り行きにぞくぞくさせられた。  もうひとつは、第95番目に置かれた不思議な「石」の話。形の面白い岩などを持って帰るのを趣味にしている庭作りの得意な男(43〜44歳)が、山で遊んでいるうちに美しい大岩を見つけたところが・・・・。  ほかにも、津波で死んだ妻に遭った男の話や、ヤマハハが娘を喰らいて皮を剥ぎ、その皮をかぶって娘になりすます話などなど、昔話のエッセンスともいうべき怪異譚やら奇譚やらがいっぱい。
吉本隆明に霊感を与えた名著
 あの「共同幻想論」のヒントとなった名著である。  内容は、遠野出身の人物からの聞き書きである。著者による直接取材でないところに民俗学の開拓者としての柳田の限界があるとは言えるが、方法論に対する批判は批判として、ここに収録された伝承群は遠野という「陸の孤島」に封入された特異なものとしての資料的価値以外にも、文学としての独立した価値を十分持っている。  吉本のように、ここから何を引き出せるかを考えるのもよし、古きよき日本の民俗に思いを馳せるのもあり、いろいろな読み方があるだろう。
伝説
 伝説は日本のどこにもあったはずである。何故、遠野が選ばれたのか。 岩手の奥の方は、今でも、違う時代を封入している感がある。明治であれば、江戸時代以前の名残があったであろう。それだけに、伝説が真実味を持って迫って来たことは想像に難くない。 当時の人の天衣無縫な発想を、柳田國男の簡潔にして鮮やかな筆致が伝えてくれる。 私は岩手の出身であるが、ひいき目ではないと思う。   拾遺の中に、三光楼という遊郭に通った男の屋号が三光楼になった、という話がある。普通では考えられないことである。しかし、遠野市出身のあでやかなる女性、三光楼さんは私の憧れの人であった。遠野にも、この珍しい苗字の家は2、3軒しかないということであったが、実在するのである。三光楼さんが言った。「六角牛山に3回雪が降ると遠野の町にも雪が降る」と。通し番号299話までのこの本の、第300話として書き込まれている。     


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大好きな漫画に
漫画が読みたい〜!と言い始めた1年の娘のために購入。 どうせ読むなら・・。と与えてみましたが大ヒット。 放っておいたら何時間でも読み続けています。娘にとっては”ただのおもしろい漫画” なので、知らず知らずのうちに語彙が増えているようです。 ”急いてはことを仕損じる”のページには失敗に関係のあることわざ。 ”花より団子”のページには花のつくことわざ。 がまとめられていたり、”このことわざの生まれ”なども紹介してあり ことわざ辞典としてしっかりとまとめられています。 四字熟語、ことわざ、慣用句。どれも漫画のストーリーも面白くできています。
受験の息抜きに
中学受験の勉強のストレスの中で、ちょっと息抜きしたいときに読ませました。 漫画を読みながらストレスを解消しつつ、ことわざを的確に理解しながら憶えられたみたいです。 暗記で憶えるのでないから、子供にも負担が少なく楽に身につきました。 野口さんがいい味だしてて、野口さんファンにはたまりません。
日本語の面白さを教えてくれます
これは本当におもしろい!!! 全ての四字熟語にちびまるこちゃんの4コマ漫画が付いていて、使い方がマスターできます。 もちろん、ちゃんとした解説やすごくためになる知識も満載です。小学校高学年程度向けで、説明もとってもわかりやすいです。 何より、ページをめくっていて楽しいから飽きずに勉強できますよ! 子供はもちろんですが、日本語にちょっと自信のない大人の方にお勧めです☆
これは楽しいな
ことわざに興味を持った2年生の子供に買いました。 まるちゃんは親も子も大好き。 個々のことわざに4コマ漫画がついていて、本文を読まなくても用法が分かる上に、これが結構面白い。 (ちょっとピンボケのものもありますが) 収録されていることわざも想像以上に多く、読み物としても長く楽しめます。 途中に入っている新聞が、昔一番ハマっていた5巻くらいまでのテイストでこれまたなかなか。 p ただ、ちびまる子ファンの子供は、マンガにハマって本分をどれだけ読んだか…ちょっと怪しい。 うーん いけずぅー、母はちょっとかなしいよ。
まるちゃん、お願いします。
「ちびまる子ちゃんの暗誦百人一首」のお蔭で百人一首を楽しく、しかも完璧に憶えてしまった我が子(5)の為に購入しました。 こちらの本には完全にリンクしたカルタがないので、少々時間がかかっております…が、お値段の割には良く出来た内容だと思います。 版元さま、是非カルタを製作して下さいませ!


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TVの副産物
「生と死」「暴力と無垢」がむき出しのまま同居している世界を目の当りにした時、我々は何を考えるのだろうか? 自身のルーツ、人類のコミュニティ形成の原点ともいえるヤノマミの世界は、驚愕であると同時に荘厳であり、生きることの純粋さを覚えることもできる。そして、ヤノマミに文明化して欲しくないと思うのだが、そんな自分に文明側のエゴを感じなくもない。 とても興味深く衝撃的なルポである。 映像だけならそう感じていたはずである。 しかし、映像より間接的な「文章」であれば、もっと深い考察があってしかるべしだ。 まず、準備不足。ヤノマミの移動に完全についていけとは言わないが、見失わないほどについていくほどのトレーニングは何故なされなかったのか?もともとの体重が何キロあったか知らないが、日本で食生活を慣らしておくことは出来なかったのか?ヤノマミを知ろうとするなら、もっと同化する努力があっていい。被写体がヤノマミ中心である映像とは違い文章ではこういった準備不足が露呈する。 そして深いとは言えない考察。例えば、P141では漁のために毒草をすり潰すのは男の仕事といいながら、P222ではあっさりと女が毒草をすり潰す描写をしている。P140に「一部の長老しか知らないこと」が書かれているが、そんなことをナプである著者に話すはずがない。「あとがき」には著者の心身が壊れたとの記載があるが、そんな些細なことじゃなくて自身がヤノマミを文明側に引きずり出す片棒を担いだことの功罪を再考すべきじゃないのか。 そもそも、こんな壮大なテーマのルポが300ページ余りで書けるものだろうか?「TVの撮影が前提で、文章は副次的」という扱いが残念でならない。
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「ヤノマミの人々は…」という記述が多くあるが、 「本来人間は…」と全て読み替えられると思う。 嫉妬や喧嘩、争い事が絶えない。制裁もする。 外者を差別する。客人と分かると接待する。 物も女も盗む。 法螺話や艶話が好き。 女は良く働く、男は怠け者だがドヤ顔をする。 男女の情は、社会性を逸脱する。 幻覚剤を使い、炎や毒も操る。 収穫は祝う、奇祭・イベント好き。 人間以外の存在を創造する。 知識よりも智慧が必要。 死生観を持つ。 知ったり味わったら、後戻りできない…。 暴力的で美しく生きるなんて出来ない動物。 文明で少し美しく装うことが出来るようになったが、 本質はなにも変わっていないことを合わせ鏡のように本書から知らされた。 1万年前からの重みは、どう屁理屈をつけても覆せない。 DVD映像も併せて観たら書籍の知識が強烈な体験に変わりました。 対岸の火事的知識が、己の実体験に肉薄。 人間を描いた世界の名著や映画・哲学よりも、 単刀直入ストレートに人間そのものを感じさせられる。
森と人と精霊と
精霊はナプに一つの呪いをかけた なんでも欲しがる呪いだ ナプは欲しがる、腹がすいていなくても、食べ物があっても、住む家があっても もっともっと欲しがり、心から笑わない 光る物を欲しがる、動く大きなおもちゃを欲しがる、なんでも欲しがる そして沢山持つナプは、隣人が飢えていても食べ物を分けてやらない 精霊はため息をついて、ナプの前から姿をかくした もうナプから精霊は見えない  少しヤノマミの精霊の言葉を真似して書いてみた。 この本を読んでいていいなと思ったヤノマミの考えに、全てはいつか同じ場所【ホトカラ】に行くのだという事だった。精霊になった子供も、食べる為に殺した動物達も精霊となってホトカラにいる。ヤノマミの人々も死ねば精霊になって同じ場所に行くのだと。言葉にすると陳腐になるが、食う物も食われる物もそうでない者もすべては同じなのだと、そして精霊も寿命があり人間はやがて昆虫となって消えるのだと。ヤノマミの人々の世界観では、精霊と呼ぶ何か大きなものに包まれて笑いながら暮らしていたのではないだろうか?  しかし後半ワトリキの族長シャボリ・バタの遍歴とその叫びは悲痛だった。文明は早晩、原初の真理を飲み込んでしまうだろう。文明とはいったい何を目指しているのだろう?ナプに還る場所はもうたぶん無いと思うし、文明の中で精霊=神を名乗る者は皆まがい物だろうと思う。
いろんなことを、考えさせられます
NHKスペシャルなどを見た人にしか内容がわからない 本のタイトル&小説のような装丁だけど、 ヤノマミというのは、奥アマゾンの先住民である「ヤノマミ族」のことで、 この部族のもとで、4回(計150日)を過ごした記録が、この本である。 この本からは、いろいろなことを感じることができる。 たとえば僕たちは、あまり何も考えずに、毎日働きにでかけたり するけれど、ヤノマミは、「食べ物がまだあるのに、どうして狩りに 行かなければならないのだ?」と言って狩りに行かなかったりする。 また、子どもが生まれたとき、母親一人の判断で、生まれたばかりの 子どもを、「精霊」としてそのまま天に返したりもする。 ヤノマミのような先住民たちが、「文明」と出会い、深く結び付くことで 何を得て、何を失っていくのか、(文明への依存と憎悪) などなど。 ヤノマミの生活を知って、自分の生活、考え方を振り返ったりも するだろうし、そもそも、生きるっていうのはどういうことなのか、と 考えたりもするだろうし、自分が良かれと思ってやっていることが、 もしかしたら不幸にしてしまうこともあるのかもしれない、などと 考えたりもした。 僕が、この本を、とてもいいな・・・と思ったのは、このディレクター&著者 である国分さんが、わからないことを、勝手に、「これは、こういうことだ」と (学者のように?)決めつけて断言したりするのではなく、できるだけ自分の価値観を 排除して、客観的に描写しているところである。 ヤノマミの、「アハフー」という笑い声が、妙に心にのこった。
善悪の向こう側。生と死、人と精霊が同居する村。
表紙に惹かれて購入した。内容も良かった。 著者は、淡々と日々の出来事を記録している。 解釈や説明は少なく、ヤノマミ族に寄り添うようにして、エピソードが語られている。 善悪と言えども、我々の社会でのことでしかないのではないかと、改めて思われる。 保護地域として、文明社会からは、隔離保護されているが、文明はもう村のすぐ近くまで迫っている。村人は、文明を良いと感じるだろう。いずれ近い将来には、現代文明に浸食されてしまうように思う。 ヤノマミの文化には、現代が失ったものも多い。それらを再度現代の社会で大切に出来ないだろうか。 大切なものは何なのか、そして社会に活かすにはどうしたらよいだろう。 我々の現代社会、文明、文化を問い直すきっかけとなる好著。おすすめです。


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よく知られた神々の説明
この本は神道の神々についての記載が分りやすいです。 例えば稲荷さんについての説明にしても。 通俗的に呼ばれている名称「お稲荷さん」で始まり 正式な神名「宇迦之御神(うかのみたまのかみ)」とその別名「倉稲魂命など」 神格「五穀豊穣 諸産業繁盛の神」 総本社「伏見稲荷大社」などの紹介 そして稲荷信仰の歴史や信仰についての紹介などが書かれています。 その他の神々についての説明も同じような形で進んでいきます。 ざっと100柱の神道で崇められる主だった神々の紹介があるようですね。 ただ、神話や神道で重視される神というよりも 一般の信仰が厚い つまり神社が多く、一般で崇められている神々の説明に力を割いているような印象があります。 それを良しととるか悪しと取るかはそれぞれでしょうが 神道や民俗学を特別に学びたいと思わない人、一般の神社の知識が少しほしい人には向いている本と思います
タイトルの通りです
根津神社に行った時、池にミドリガメがいっぱいいました それはもううじゃうじゃと、水から頭だけ出して、ちょっと卑猥ですらありました 「八百万(やおろず)信仰」という、生きとし生けるもの(山とか池とかも)すべてに神が宿っている考え方のために処分ができないのですね たぶん
わかりやすいです
これから日本神話を学ぶ方や、記紀神話を読む前に読んでおくと参考になります。 1柱の神様に2〜4ページ程で説明されているので、とても読みやすく、ちょっと調べたい時にも辞書のように使えます。 また、祀られているいる主な神社も掲載されているので便利です。 現代日本人が忘れている歴史でもあり、知識として読んでおくのも良いと思います。
日本の神様の索引
索引として利用するのに最適。 日本の神様をこれだけ上手くまとめた本はあまりない。 なんと言っても、調べ易い。 ただ、表紙カバーのイラストが漫画チックなのでとても残念だ。 むしろ威厳のある表紙のほうが、購買意欲をそそると思う。 内容とは関係ないので、☆は5つとしたが、安っぽい表紙は改訂のときに変えるべきだ。
豆知識にも!
神様に興味を持って、ちょっと調べたい時に気軽に開ける本だ。簡潔にまとめられている。 こういう本は一家に一冊あるといいと思う。宗教への入り口はいろいろあるが、本書もその一つだと思う。
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