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   文化人類学・民俗学 の売れ筋最新ランキング   [2009年01月07日]
2009年01月07日(水) 文化人類学・民俗学の第1位は 『人間この信じやすきもの―迷信・誤信はどうして生まれるか (認知科学選書)』!
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人間この信じやすきもの―迷信・誤信はどうして生まれるか (認知科学選書)
トーマス ギロビッチ Thomas Gilovich (原著) 守 一雄 (翻訳) 守 秀子 (翻訳)  
¥ 3,045(税込)
通常24時間以内に発送
ジャンル内ランキング:347位  
カスタマーレビュー数:9

くちコミ情報
社会科学者の役割。
論旨も明確で読みやすい。人間がいかに騙されやすいか、信じ込みやすいかということを科学的 に紹介してくれる。 超能力の問題、総合的健康法と呼ばれるものなど、具体例も豊富に解説されている。 マスコミなど、無数の事実の中から商業的に受ける内容、側面だけを故意に選んで、歪んだ 情報を流すというのは良くあることでしょう。 これだけたくさんの情報が氾濫し、インターネットの普及によって誰もが簡単に情報にアクセス できる時代、社会科学者の役割は大きい。物事を正確に判断するための良書と言えます。
「懐疑論者のための認知心理学」という分野における最重要文献にして古典であり開祖
 The Skeptic's Dictiona yの自己欺瞞の項目にある「大学教授の94%は、自分が同僚より良い仕事をしていると考えている。大学生の25%は、自分が他人との協調能力では上位1%に入っていると信じている。大学生の70%は、自分が平均以上のリーダーシップを備えていると信じている。平均以下だと考える学生は、たった2%にすぎない。」は本書からの引用である。  ほかにもテレンス・ハインズが書いた教科書、カール・セーガン最後の著作などにも、本書を参照し、引用して書いた章があるほどだ。    これらのことからも本書の重要性は判るだろう。もちろん普通に認知心理学の領域でも古典的名著である。とくに人間の認知の機能そのものが、ニュートラルだと誤信を積み重ねてしまう仕組みになっていることを、実験を交えながら力強く示しているのだから。  まさに誤謬・誤認・誤信形成の専門書なのだ。さらに読み物としても面白いのだから、もう大変だ。  懐疑論者必読なのは当然である。実際に教材として採用している大学もあるようで、特別な知識が必要というほどではない。超常現象領域に関心を持つ向きは、立場に関わらず一読を推奨する。とはいえ昨今ではさらに洗練された類書も登場しているの、必読とまではいわない。
優れた知能とそれ故の誤りを楽しむ
どうしてギャンブラーは繰り返し損をしても「今度こそ儲かる」と信じるのだろう...。 どうして占いは当たる(当たっているように感じる)のだろう...。 どうしてルーキーには「2年目のジンクス」がつきまとうのだろう...。  人の心はさまざまな情報を自ら統合しつつ外の世界を認識しています。情報量は膨大ですから効率的に処理しなければならず、要らない情報は取り除かれ、重要な情報は他の情報と一緒にまとめられて単純な形にされます。この合理化の機能こそ、コンピューターには到底真似のできない、人の心のすばらしさです。  ところが、この優れた仕組みがあるが故に、無いものを認識したり、意味の無いものに意味を見出したり、人はしばしば迷信や誤信や過度な自信に、極めてあっさりと陥ってしまいます。  そんな人の心の不思議な性質について、本書は認知・社会心理学の視点から考察をしています。著者は学術的な心理学のエキスパートであり、多くの実証研究を踏まえながら説得力のある論を展開していきます。  訳文の質の高さもあって文章は判りやすく、内容の充実具合とは裏腹に無味乾燥な学術書からほど遠い読みやすさです。アメリカでの話題が多いものの、心理学には縁遠い読者にも馴染みやすいトピックスが散りばめられており、読後には冒頭の問いの答えに気づくでしょう。  人の心についての知的好奇心を満たすだけでなく、迷信や誤信にできるだけ陥らない為にも大いに役立つ本だと思います。
唯物論的立場からの考察
本書では、人間が思考のプロセスをスキップして、無意識に信じがちな迷信や超能力と言ったものを、唯物論的立場から考察、解説した本です。 人間がなぜ騙されてしまうのか、を追及する事は大変意義深いと思いますし、本書で例に挙げられた、湾岸戦争時のイラクによる原油放出ニュース(後に誤りだった事が判明)などは、その間に実際に起こっていた事が記録として残っている為、”どのように世界の人は騙されたのか”という著者の結論にも説得力があります。 しかし後半で例として挙げられた、信仰及び超能力と言ったテーマに於いては、「始めに結論ありき」(つまりそんなモノは存在しない!と言う考え方)で話が進められているように感じます。 ルルドの泉で、「めがねや、補聴器、杖は捨ててあるのに、なぜ義足が無いのだろう」と言う表現は、本書で奇跡や超能力を否定する立場にある著者自身の考え方と自家撞着を起こしています。 ロジックに凝り固まった人には痛快な本でしょうが、全てを素直に受け入れる事は出来ませんでした。
湾岸戦争の水鳥が教える物--誰がカルト教団の信者を笑えるか?
 湾岸戦争(1991年)の時の事である。アメリカがイラク空爆を開始した直後、或る衝撃的な映像が、テレビを通じて、世界に流された。それは、原油にまみれた真っ黒な水鳥の映像であった。そして、その際、その映像に加えられた解説は、イラクが、ペルシャ湾に原油を放出した為に、ペルシャ湾が原油で汚染され、ペルシャ湾では、この様な深刻な環境汚染が発生して居ると言ふ衝撃的な物であった。  この映像に、世界各国で、イラクに対する怒りの世論が湧き上がった。そして、一部の国では、「イラクに対して、戦術核兵器を使ふべきだ。」と言ふ声すら上がったのであった。--この「イラクに対する戦術核兵器使用の声が上がって居る。」と言ふニュースを聞いた時の衝撃は、今も忘れられない。  ところが、それから間も無く、海流の速度などからして、その映像が撮影されたとされる場所で、報道が伝えた日に、「イラクが放出した原油」が海岸を汚染するとは、到底考えられない事が、指摘された。それから、テレビは、その水鳥の映像を伝えなくなり、更に後、湾岸戦争が終結して数ヶ月後、その海岸が原油で汚染された原因は、実は、何と、アメリカの空爆によって破壊された油井から原油が海に海に流れ出し、そこに流れ着いた為らしい事が、確認されたのであった。つまり、「イラクがペルシャ湾に原油を放出した」証拠は全く無く、それどころか、アメリカこそが、その水鳥を油まみれにした張本人だったらしい事が明らかに成ったのである。ところが、それにも関わらず、その映像が放送された直後には、世界中でイラクへの怒りが巻き起こり、一部では、イラクに対する戦術核兵器使用の声すら上がったのであった。--もし、あの時、あの水鳥の映像に関する解説がそのまま信じられ続けて居たら、一体、何が起きて居ただろうか?  人は、騙されやすい。そして、騙されやすいが故に、「国際世論」すらもが、この様に、核兵器の使用にすら、容易に傾く事を、この水鳥の事例は語って居る。--人間は、どうして、これほどまで、騙され易いのだろうか?  本書は、そうした人間の騙され易さを、様々な事例から分析した、アメリカの心理学者トーマス・ギロヴィッチ(Thomas Gilovich)の著作の日本語訳である。--心理学者である訳者(守一雄、守秀子、両氏)の日本語は、読みやすく、明確である。--本書を読むと、容易に騙され、踊らされるのは、カルト教団の信者ばかりではない事が、痛感される。この情報過多の現代社会で、人がどの様にして騙されるかを理解する為に、この名著が、多くの読者に読まれる事を切望する。 p (西岡昌紀・内科医/オウム真理教信者による坂本弁護士一家事件から  16年目の日に)



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くちコミ情報
マクロビオティックの新たなバイブル
待ちに待った本が、ついに出現! これこそ、マクロビオティックの新たなバイブルだろう。 根源の真理が、この本でわかる。これを私たちは待ち望んでいたのだ! 桜沢如一が明示できなかった「根本の原理」が、本書では実にわかりやすく解き明かされている。 真理を知る快感が、この本にある。
これは歴史ミステリーですね
タイトルに幻惑されて手に取ったのですが、かえってよかったと思っています。 日本の歴史の真相が、これでもかこれでもか、というように濃密に書かれていて、 ショックと刺激の連続でした。 こんな本は今まで見たことも聞いたこともありません。 へたなミステリーより読みごたえがあります。
驚くべき示唆
入門書のスタイルを採っているので、きっと誤解もあるのかもしれませんが、本書で語られていることのいくつかは、驚くべき深い示唆を与えてくれます。内容を─とくに結論に近い要点をここで紹介するのはルール違反になると思うので書きませんが、たとえば「江戸鬼門の本当の意味」や、「実在した安倍晴明の実像」「土御門神道の真相」「陰陽道のオカルトとサイエンスの線引き・区別」などなど、ちょっとほかでは教えてもらえない真相というか事実が提示されています。どれか一つでも、値段分の価値はあると思います。こういう書物が新書で存在すること自体も驚きです。ずっと以前にはあったようですが。
単なるオカルトでない陰陽道を知るための本
 最近の安倍晴明ブームや、風水・占いブームで、陰陽道が流行っているが、それはなんだか分からない昔のオカルト、という捉え方の上でである。そうではなく、陰陽道が実際どういうもので、中国の道教と日本の古神道からどのように発展し、日本の歴史の中でどのような影響を与えて来たかを平易に解説した書。入門書としては良い。  しかし、難点もある。著者は神道家であるので、陰陽道の「鑑定」なども信じている感があるが、「鑑定実践」の地震予知などはどうかと思う。昔は観測しようもなかった天王星・海王星・冥王星を挙げるのはともかく、惑星の並びによる「引力バランス」の崩れにより地震が起きるというのは、近年占星術が科学的に見せようとでっち上げた話で、そもそも引力とは関係ない「方位バランス」を鑑定に使うものであったはずだ。また、阪神淡路大地震を例に挙げて、陰陽道の鑑定と半月のずれだった、というのには、大抵の読者は退いてしまうのではないだろうか。  陰陽道を手っ取り早く知りたい、という人にはいいかもしれない。
おどろおどろしくなった陰陽道を歴史の目で洗う
 日本の古神道と中国の道教を合わせた陰陽道を行う国の役所「陰陽寮」が675年に初めて文献に出てきます。設置は天武天皇です。ここから陰陽道は盛んになるのですが、1488年応仁の乱以後、陰陽道の家は京都を離れ、目立たなくなります。江戸期、幕府に庇護されて陰陽道家は京都に帰りますが活躍できず、明治になると、異国の思想として禁止され、「天文」は国立天文台に、「暦」その他は、東京帝国大学に移管されてしまいます。著者が見た陰陽道の歴史です。   陰陽道の原理は、道教の陰陽五行説。これに干支を組み合わせて、全ての事柄を分け、その吉凶を判断、人の行動に指針を与えるものでした。平安期では特に重要だったのは、都の移転先選定でした。東西南北の地形で判断。この判断基準「四神相応」という概念も、著者によれば古神道が崇めていた、神体山・神の森や樹木・巨石や環状列石・太陽への精霊信仰から来た物とのことです。このように漢語ではなく和語で述べられると、自然を畏敬し、また自然力を感じた覚えがある人は誰でも、陰陽道に親しみを感ずるようになると思います。   国学院出の神職である著者は、空想の伝奇ロマンになってしまった陰陽道を史的な事実として述べています。が一方、歴史だけではなく、今に生きる実践道として、著者が占った未来の事柄も書かれています。  ここは、民族宗教と社会秩序と人間の深層が混ざり合う危うい地点です。この道の教えが科学的かどうかの検証も大事でしょう。しかしもっと重要なのは、この道が指し示していた事柄が、我々の心の芯に刻まれているのか。日本人の深層に含まれていて、無視できない根幹要素を成しているものかです。  西洋人になりきれない現代日本人にとって、自分から、その虎穴の奥に入って、自分の内奥を見届ける以外に、答はなさそうです。


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¥ 1,995(税込)
通常24時間以内に発送
ジャンル内ランキング:1072位  
カスタマーレビュー数:54

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銃と軍馬―― 16世紀にピサロ率いる168人のスペイン部隊が4万人に守られるインカ皇帝を戦闘の末に捕虜にできたのは、これらのためであった事実は知られている。なぜ、アメリカ先住民は銃という武器を発明できなかったのか?彼らが劣っていたからか?ならば、2つの人種の故郷が反対であったなら、アメリカ大陸からユーラシア大陸への侵攻というかたちになったのだろうか?
否、と著者は言う。そして、その理由を98年度ピューリッツァー賞に輝いた本書で、最後の氷河期が終わった1万3000年前からの人類史をひもときながら説明する。はるか昔、同じような条件でスタートしたはずの人間が、今では一部の人種が圧倒的優位を誇っているのはなぜか。著者の答えは、地形や動植物相を含めた「環境」だ。
たとえば、密林で狩猟・採集生活をしている人々は、そこで生きるための豊かな知恵をもっている。だが、これは外の世界では通用しない。他文明を征服できるような技術が発達する条件は定住生活にあるのだ。植物栽培や家畜の飼育で人口は増加し、余剰生産物が生まれる。その結果、役人や軍人、技術者といった専門職が発生し、情報を伝達するための文字も発達していく。つまり、ユーラシア大陸は栽培可能な植物、家畜化できる動物にもともと恵まれ、さらに、地形的にも、他文明の技術を取り入れて利用できる交易路も確保されていたというわけだ。また、家畜と接することで動物がもたらす伝染病に対する免疫力も発達していた。南北アメリカ、オーストラリア、アフリカと決定的に違っていたのは、まさにこれらの要因だった。本書のタイトルは、ヨーロッパ人が他民族と接触したときに「武器」になったものを表している。
著者は進化生物学者でカリフォルニア大学ロサンゼルス校医学部教授。ニューギニアを中心とする長年のフィールドワークでも知られている。地球上で人間の進む道がかくも異なったのはなぜか、という壮大な謎を、生物学、言語学などの豊富な知識を駆使して説き明かす本書には、ただただ圧倒される。(小林千枝子)

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「知識の蓄積の差」によって生じた格差
なぜ富める地域とそうでない地域があるのか。ある国では原子力で電気をおこし、暑い日には冷房をつけ、寒い日には暖房をつける。かたや、すべてのエネルギーを木材に依存し、農業さえしていない先住民が世界にはいる。この差はいったい何なのか? 彼らの知能が低かったのか? それとも環境なのか? ジャレド・ダイアモンドはこの本の中で、格差は「知識の蓄積の差」によって生じたとしている。この蓄積に影響を及ぼした因子は4種類:(1)栽培・家畜化可能の動植物の分布、(2)伝播・拡散が可能な文化、特に文字、(3)発明、競争を起こす人口、(4)東西へひろがる大陸。このひとつひとつをサポートする情報をエンターテイメント性高く書き下ろしている。  たとえば、文字のところ。世界ではたった2箇所しか独自に文字を発見していない。シュメールとマヤで、他の文字は借用だ。文字をもたない文化圏がある。彼らに文字がない理由は、地理的な障壁により伝わらなかったこと。文字を使用する商業、農業が発達していなかった。  では、現在話されている言語の分布をみてみよう・・・オーストラリアには言語がないが、彼らの文化というのは・・・というように、サポートする情報にまたサポートする情報をもってくるので、自然と内容が深くなっていく。  ひとつの主題に対して、ぶれずにこのボリュームを書き上げる知識にただただ脱帽。
作者の『筆力』に感嘆した
5つの大陸で 異なる発展を遂げた人類。 なぜ、異なる発展を遂げたのか?という疑問を考察する一冊。 その実、作者ジャレド・ダイヤモンド教授の文章力というか、読者を 惹き付けて「次のページへと引き込む”筆力”」に感嘆しました。 確かに、他のレビューにもあるように、切り口や発想、論理展開や 未知の知識が綴られる本書。 同時に、この著者ジャレド氏の筆力がなければ、本書は成立しなかっただろう。 なぜなら、上・下巻におよび膨大な情報量をここまで読ませて感動させるー。 その筆力こそが、1998年度のピュリッツアー賞獲得の理由(わけ)だと感じた。 良書です。
壮大な知的冒険
なぜユーラシア大陸の文明が栄え、アメリカ大陸(ネイティブアメリカン)の文明を滅ぼしたのか。 そのキーワードとなるのが銃・病原菌・鉄である。 ではなぜユーラシア大陸でそれらが発展し、アメリカ大陸では独自に発展しなかったのか。 本書ではその理由を大胆な仮説で爽快に示している。 その理由はいわれてみればたしかにそうだなとうなずけるものであるし、実際、なんとなく その理由を感じ取っていた人も少なくないと思う。ではなぜこの本が魅力的なのか。 著者は専門分野にとらわれない幅広い教養を持っている。その学際的な知識が絶妙に 絡み合い、人類の長い歴史を描いていく様子がとてもエキサイティングなのだ。 これからの学問は学際的な知識が必要とされていると言われている。 この本こそまさにそれであり、新しい時代を切り開く良書である。
適応の結果
民族が受けてきた環境や影響が文明を決定する。よく覚えておきたいです。どこぞの神に愛されたとか人種優劣論何かのせいにしないように気をつけたいです。   マクロ的な影響は選べないにしても、ミクロ的な影響は自分で選んでゆきたいです。
文明の進化の要因を探る
ヨーロッパ人がアメリカ先住民を征服できたのは、ヨーロッパ文明が強くアメリカ先住民文明が弱かったからです。そしてヨーロッパ文明の強さの象徴が『銃・病原菌・鉄』です。 そして本書では、何故ヨーロッパが強く、アメリカ先住民が弱かったのかを分析しています。 そのロジックはただ一つ、より適したモノが生き残り増殖するという『ダーウィンの進化論』です。 著者はユーラシアが有利で、アメリカやアフリカが不利な条件を抜き出していきます。 その理由として、 0.文明が発達するには一定以上の人口の量と密度が必要であり、それらを確保するには食物生産が必要である。 しかし 1.ユーラシアには栽培に有利な野生の食物が沢山あったが、アメリカには少なかった。 2.ユーラシアには家畜にしやすい野生の動物が居たが、アメリカには少なかった(先住民が食い尽くした)。 3.東西に伸びているユーラシアは緯度に違いが少なく、気候が同じだったので食物や文明の交流が活発だったが、アメリカは南北に伸びているので気候の変動が大きく砂漠などにさえぎられて交流が少なかった。 このためアメリカ先住民の文明はユーラシアより数千年遅れを取ったというのが、著者の主張です。 これらがどのように文明に作用したのかを事細かにシミュレーションしています。 ダーウィンの進化論は『確率論』に根ざしており極めて汎用性が高い理論なので、種の進化にも、文明の進化にも、技術の進歩にも、企業の経済活動にも、応用できます。 そして本著は、その進化論が実際どのように働くかを知ることが出来ます。


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カスタマーレビュー数:33

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歴史は苦手でも
入試などの歴史や戦国もの時代小説など歴史は苦手です。 それは、自分とはかけ離れた人の世界だからです。小泉がやめて、安部になって、福田に とか、100年後勉強するのか??って、世界は嫌い。。。でもこの本の中には 私たち身近なものの歴史が載っている 昔の風習が残っている事に触れ合った経験で謎だったことが、本を読むことで解消されました。民俗学に興味を持ちました
自動車がなかったころの日本の田舎の暮らし
 「田舎では車が無くては暮らせない。ガソリン価格の上昇は地方の住民にとって死活問題だ」という声をよく耳にする。しかし、皆が自動車で移動するようになったのはここ数十年のことだ。「田舎の人たちは、昔はどうやって暮らしていたんだろう?」と言ったら友人に勧められたのがこの本だ。江戸時代の末期から昭和初期ころにかけての田舎の人々の生活の様子が、実際にそれを体験した庶民の声を聞き書きする形で書かれている。物質的貧しさ、歌や祭り、男女の関わりなど、当時の暮らしぶりが詳細に描かれていてとても興味深い。特に印象に残ったのは、ある地方では、農家は見知らぬ旅人を家に泊めるのが普通だったことや、貧しい家の母親が子どもとを連れて家々を泊まり歩き、よさそうだと思った家に子どもを置いていく(口減らしの)風習があったこと、若い娘が家出して近くの町で奉公した後、田舎に戻って町の言葉や習慣を田舎に広めていたことなどだ。  温室効果ガスの削減が喫緊の課題である今日、自動車や家電がなければ生活が成り立たないと思っている現代の私たちにとって、私たちの近い祖先がどのような生活をしてきたのかを知ることは重要なことだと思う。彼らは、生涯1度も自動車や家電を使うことはなかったのだから。  この本を読んでいると、コンクリートの建物や騒音のない、土と植物と空の色だけに囲まれた静かな田舎の佇まいが浮かび上がってきて、別世界にいるような気持ちになる。
忘れられつつある『忘れられた日本人』
テレビもねぇ、ラジオもねぇ、時計もねぇ。 土曜日も日曜日もねぇ。吉幾三の世界です。 時間に縛られ生きている現在の私たち。本書を読むと今ではとても考えられないような世界を知ることが出来る。 著者の宮本常一は代表的な民俗学者。この人が日本全国を歩き回り、各地の老人から聞き取ったお陰で、失われつつあった地方の伝承を今でも知ることが出来る。 しかし、現在は『忘れられた日本人』すら忘れられつつあるような気がする。 ところで、興味深かったのは「夜這い」。結構あったものなんだね〜。
恵那の河原で夜が明けた…
民俗学者である宮本さんの作品には、じつは以前から関心があったのだけど、じっくり読んだのは今回が初めて。ぼくが生まれた1981年、宮本さんは亡くなっており、この作品ももとは未来社から1960年に刊行された、かなり古い書物。もう50年くらい前だもの。 この『忘れられた日本人』に、ぼくの故郷である恵那が登場して、またまたびっくりするとともに、嬉しくなった。しかもそれは、こんなくだり… *************************    後藤:ほんとうにかわりましたのう。夜ばいもこの頃はうわさもきかん。はァ、わしら若い時はええ娘があるときいたらどこまでもいきましたのう。美濃の恵那郡の方まで行きましたで・・・。さァ、三、四里はありましょう。夕はんをすまして山坂こえて行きますのじゃ、ほんとに御苦労なことで…。  わしら若い時ゃ 恵那までかようた 恵那の河原で夜があけた という歌がありますが、ほんとであります。女の家へしのびこうで、まごまごしていると途中で夜があけたもんです。(同書78頁) ************************* 恵那というのは、むかしから美しい娘がいるというので、近隣の村々で有名だったと話は続く。ふむふむ。 宮本さんは、日本中をじぶんの足で旅して、その土地土地で老人に話を聴いて回り、それをもとに日本の民俗・習俗、百姓の一般生活を描きあげた。この『忘れられた日本人』はその代表作で、古老たちの声がぼくらに届けられる。「土佐源氏」という章は、あまりの面白さに発表された当時はフィクションだとうわさされたほどらしい。ひとりのおとこの恋と人生の物語なのだけど、これほど面白い物語にはそうそう出会えない。 むかしの言葉で、ぼくがもう理解できないものも多くありました。もういちどじっくり読み直してみようかなと思います。お薦めです。
聞き書きしなければ、知られることもなかった人々の物語
 私も佐野眞一氏の「内容が濃い」という推薦で手にしました。  本書には、明治から昭和のはじめにかけての農村の庶民が登場し、生い立ちや習俗を語っています。  特に印象に残ったのは、文字通り橋の下に住んで物乞いで暮らしている老人の生涯を聞き書きした「土佐源氏」という章です。  「夜這い」によって妊娠し、未婚の母の元で生まれた男は、祖父と祖母に育てられました。子守奉公する女の子といっしょに遊びながら、男は性の手ほどきも受けます。15歳で祖父を亡くし、ばくろう(牛の売り買い業者)親方に奉公することになり、20歳で親方が亡くなるまで牛の目利き修行にはげみます。  女出入りの多い親方は、ほうぼうの後家(未亡人)と関係していましたので、親方のばくろう仕事の後を継ぐと同時に、後家との関係も継ぐことになりました。  その後カタギの商売をするようになり、妻と世帯を持ってささやかな幸せを味わったこともありましたが、役人の妻と浮気をしたことをきっかけに、またばくろうに戻り、女あそびをする生活が復活しました。  50歳のころ、報いを受けるように目が見えなくなったとき、昔の妻のところへ行ってみたところ、「とうとう戻ってきたか」と泣いて喜びます。  それから30年。  妻が農家にあまりものをもらいにいき、男は橋の下の掘っ立て小屋で一日中じっとすわっている、という生活を続けてきました。 男は、最後に次のように語りました。   ああ、目の見えぬ30年は長うもあり、みじこうもあった。   かまうた女のことを思い出してのう。どの女もみなやさしい   ええ女じゃった。  聞き上手な宮本氏に促され、この「土佐源氏」のように、今まで誰にも話したことのない秘め事を打ち明ける人も出てきました。  宮本氏が聞き書きしなければ、知られることもなかった人々の物語です。  ときには古典もいかがでしょうか。


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銃と軍馬―― 16世紀にピサロ率いる168人のスペイン部隊が4万人に守られるインカ皇帝を戦闘の末に捕虜にできたのは、これらのためであった事実は知られている。なぜ、アメリカ先住民は銃という武器を発明できなかったのか?彼らが劣っていたからか?ならば、2つの人種の故郷が反対であったなら、アメリカ大陸からユーラシア大陸への侵攻というかたちになったのだろうか?
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たとえば、密林で狩猟・採集生活をしている人々は、そこで生きるための豊かな知恵をもっている。だが、これは外の世界では通用しない。他文明を征服できるような技術が発達する条件は定住生活にあるのだ。植物栽培や家畜の飼育で人口は増加し、余剰生産物が生まれる。その結果、役人や軍人、技術者といった専門職が発生し、情報を伝達するための文字も発達していく。つまり、ユーラシア大陸は栽培可能な植物、家畜化できる動物にもともと恵まれ、さらに、地形的にも、他文明の技術を取り入れて利用できる交易路も確保されていたというわけだ。また、家畜と接することで動物がもたらす伝染病に対する免疫力も発達していた。南北アメリカ、オーストラリア、アフリカと決定的に違っていたのは、まさにこれらの要因だった。本書のタイトルは、ヨーロッパ人が他民族と接触したときに「武器」になったものを表している。
著者は進化生物学者でカリフォルニア大学ロサンゼルス校医学部教授。ニューギニアを中心とする長年のフィールドワークでも知られている。地球上で人間の進む道がかくも異なったのはなぜか、という壮大な謎を、生物学、言語学などの豊富な知識を駆使して説き明かす本書には、ただただ圧倒される。(小林千枝子)

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「知識の蓄積の差」によって生じた格差
なぜ富める地域とそうでない地域があるのか。ある国では原子力で電気をおこし、暑い日には冷房をつけ、寒い日には暖房をつける。かたや、すべてのエネルギーを木材に依存し、農業さえしていない先住民が世界にはいる。この差はいったい何なのか? 彼らの知能が低かったのか? それとも環境なのか? ジャレド・ダイアモンドはこの本の中で、格差は「知識の蓄積の差」によって生じたとしている。この蓄積に影響を及ぼした因子は4種類:(1)栽培・家畜化可能の動植物の分布、(2)伝播・拡散が可能な文化、特に文字、(3)発明、競争を起こす人口、(4)東西へひろがる大陸。このひとつひとつをサポートする情報をエンターテイメント性高く書き下ろしている。  たとえば、文字のところ。世界ではたった2箇所しか独自に文字を発見していない。シュメールとマヤで、他の文字は借用だ。文字をもたない文化圏がある。彼らに文字がない理由は、地理的な障壁により伝わらなかったこと。文字を使用する商業、農業が発達していなかった。  では、現在話されている言語の分布をみてみよう・・・オーストラリアには言語がないが、彼らの文化というのは・・・というように、サポートする情報にまたサポートする情報をもってくるので、自然と内容が深くなっていく。  ひとつの主題に対して、ぶれずにこのボリュームを書き上げる知識にただただ脱帽。
作者の『筆力』に感嘆した
5つの大陸で 異なる発展を遂げた人類。 なぜ、異なる発展を遂げたのか?という疑問を考察する一冊。 その実、作者ジャレド・ダイヤモンド教授の文章力というか、読者を 惹き付けて「次のページへと引き込む”筆力”」に感嘆しました。 確かに、他のレビューにもあるように、切り口や発想、論理展開や 未知の知識が綴られる本書。 同時に、この著者ジャレド氏の筆力がなければ、本書は成立しなかっただろう。 なぜなら、上・下巻におよび膨大な情報量をここまで読ませて感動させるー。 その筆力こそが、1998年度のピュリッツアー賞獲得の理由(わけ)だと感じた。 良書です。
壮大な知的冒険
なぜユーラシア大陸の文明が栄え、アメリカ大陸(ネイティブアメリカン)の文明を滅ぼしたのか。 そのキーワードとなるのが銃・病原菌・鉄である。 ではなぜユーラシア大陸でそれらが発展し、アメリカ大陸では独自に発展しなかったのか。 本書ではその理由を大胆な仮説で爽快に示している。 その理由はいわれてみればたしかにそうだなとうなずけるものであるし、実際、なんとなく その理由を感じ取っていた人も少なくないと思う。ではなぜこの本が魅力的なのか。 著者は専門分野にとらわれない幅広い教養を持っている。その学際的な知識が絶妙に 絡み合い、人類の長い歴史を描いていく様子がとてもエキサイティングなのだ。 これからの学問は学際的な知識が必要とされていると言われている。 この本こそまさにそれであり、新しい時代を切り開く良書である。
適応の結果
民族が受けてきた環境や影響が文明を決定する。よく覚えておきたいです。どこぞの神に愛されたとか人種優劣論何かのせいにしないように気をつけたいです。   マクロ的な影響は選べないにしても、ミクロ的な影響は自分で選んでゆきたいです。
文明の進化の要因を探る
ヨーロッパ人がアメリカ先住民を征服できたのは、ヨーロッパ文明が強くアメリカ先住民文明が弱かったからです。そしてヨーロッパ文明の強さの象徴が『銃・病原菌・鉄』です。 そして本書では、何故ヨーロッパが強く、アメリカ先住民が弱かったのかを分析しています。 そのロジックはただ一つ、より適したモノが生き残り増殖するという『ダーウィンの進化論』です。 著者はユーラシアが有利で、アメリカやアフリカが不利な条件を抜き出していきます。 その理由として、 0.文明が発達するには一定以上の人口の量と密度が必要であり、それらを確保するには食物生産が必要である。 しかし 1.ユーラシアには栽培に有利な野生の食物が沢山あったが、アメリカには少なかった。 2.ユーラシアには家畜にしやすい野生の動物が居たが、アメリカには少なかった(先住民が食い尽くした)。 3.東西に伸びているユーラシアは緯度に違いが少なく、気候が同じだったので食物や文明の交流が活発だったが、アメリカは南北に伸びているので気候の変動が大きく砂漠などにさえぎられて交流が少なかった。 このためアメリカ先住民の文明はユーラシアより数千年遅れを取ったというのが、著者の主張です。 これらがどのように文明に作用したのかを事細かにシミュレーションしています。 ダーウィンの進化論は『確率論』に根ざしており極めて汎用性が高い理論なので、種の進化にも、文明の進化にも、技術の進歩にも、企業の経済活動にも、応用できます。 そして本著は、その進化論が実際どのように働くかを知ることが出来ます。


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さくら ももこ 島村 直己  
¥ 798(税込)
通常24時間以内に発送
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カスタマーレビュー数:10

くちコミ情報
大好きな漫画に
漫画が読みたい〜!と言い始めた1年の娘のために購入。 どうせ読むなら・・。と与えてみましたが大ヒット。 放っておいたら何時間でも読み続けています。娘にとっては”ただのおもしろい漫画” なので、知らず知らずのうちに語彙が増えているようです。 ”急いてはことを仕損じる”のページには失敗に関係のあることわざ。 ”花より団子”のページには花のつくことわざ。 がまとめられていたり、”このことわざの生まれ”なども紹介してあり ことわざ辞典としてしっかりとまとめられています。 四字熟語、ことわざ、慣用句。どれも漫画のストーリーも面白くできています。
受験の息抜きに
中学受験の勉強のストレスの中で、ちょっと息抜きしたいときに読ませました。 漫画を読みながらストレスを解消しつつ、ことわざを的確に理解しながら憶えられたみたいです。 暗記で憶えるのでないから、子供にも負担が少なく楽に身につきました。 野口さんがいい味だしてて、野口さんファンにはたまりません。
日本語の面白さを教えてくれます
これは本当におもしろい!!! 全ての四字熟語にちびまるこちゃんの4コマ漫画が付いていて、使い方がマスターできます。 もちろん、ちゃんとした解説やすごくためになる知識も満載です。小学校高学年程度向けで、説明もとってもわかりやすいです。 何より、ページをめくっていて楽しいから飽きずに勉強できますよ! 子供はもちろんですが、日本語にちょっと自信のない大人の方にお勧めです☆
これは楽しいな
ことわざに興味を持った2年生の子供に買いました。 まるちゃんは親も子も大好き。 個々のことわざに4コマ漫画がついていて、本文を読まなくても用法が分かる上に、これが結構面白い。 (ちょっとピンボケのものもありますが) 収録されていることわざも想像以上に多く、読み物としても長く楽しめます。 途中に入っている新聞が、昔一番ハマっていた5巻くらいまでのテイストでこれまたなかなか。 p ただ、ちびまる子ファンの子供は、マンガにハマって本分をどれだけ読んだか…ちょっと怪しい。 うーん いけずぅー、母はちょっとかなしいよ。
まるちゃん、お願いします。
「ちびまる子ちゃんの暗誦百人一首」のお蔭で百人一首を楽しく、しかも完璧に憶えてしまった我が子(5)の為に購入しました。 こちらの本には完全にリンクしたカルタがないので、少々時間がかかっております…が、お値段の割には良く出来た内容だと思います。 版元さま、是非カルタを製作して下さいませ!


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¥ 840(税込)
間もなく入荷します。ご注文はお早めに。商品はご注文いただいた順番にお届けします。
ジャンル内ランキング:15113位  
カスタマーレビュー数:21

くちコミ情報
心に響く言葉
心に響く言葉,まさにそれがぴったりの本だと思います。私たちの周りには心に響かない言葉があまりに沢山あります。 原文もいいですし,翻訳も,いいと思います。私たちが忘れてしまっていることを,思い出させてくれる文章です。私たちは,見えないからといって,存在しないと思い込んでいることがたくさんあるのではないでしょうか。平和だって,愛情だって,友情だって,安心だって,具体的なモノとして存在しているわけではありません。 ぜひ,クリスマスアニメーションの「ポーラーエキスプレス」と併せて見てみてください。この本と,アニメーションの間につながりが見えてきます。
わたしが少女だった頃
今でも根強い人気がありますが 私の持っているものは もう四半世紀も前に、 おばからのプレゼントされた本です。 いつも見るわけではありませんが、 見るとあったかくなる。 子供がもう少し大きくなったら、 「サンタさんっているの?」と聞いたら、 この本を手渡したい。 わたしんちの本はそのときを待っているように 今も本棚にあります。
ほんわかした気分になります。
絵本なので、10分もあれば読めます。 ある少女が「サンタって本当にいるの?」という疑問をお父さんに投げかけます。 すると、お父さんが新聞社に聞いてごらんと言います。 そして、実際に掲載されたのが、本書です。 読後、目に見えなものって大切なんだなってつくづく感じました。 10歳ぐらいの子供にもお勧めの一冊です。
編集者の心の温かさがあってこそ
「サンタクロースって、いるんでしょうか?」 質問をしてきたのは8歳の女の子。 誰もがその存在を信じ、そして大人になってその真実を知るサンタクロース。 さぁ、新聞社の編集者はなんて答えるか。 100年以上も前にあった、8歳の女の子と1人の編集者さんのたった1回のやり取り。 短い文章だけど、とても心に響くメッセージが込められています。 素朴な疑問に真摯に向き合った編集者の心の温かさがあってこそ、 このような不屈の名作といわれるものが出来上がるのだと思います。 毎年、クリスマスになると読まずにはいられない一冊。 これから親になる若い人には絶対に読んで欲しいです。
現代の子どもに理解できるかな?
8歳の少女の問いに、真っ正面に向き合い、丁寧に、そして誠実に答えた フランシス・チャーチさんの文章は、本当に美しく、愛情に溢れた名文です。 それこそ星5つでは足りないくらいです。 でも、正直言うと、これだけの名文を今の8歳児がどれだけ理解できるのかな? という疑問が残ります。「サンタさんっているの?」と尋ねる小学生に 「これを読んでみたら?」と手渡すだけでは、この著書の素晴らしさを 半分も理解できずに終わってしまうような気もするのです。 ですから、まずはお父さん、お母さんがこれを読んで、それからお子さんと 一緒に考えたり、話し合ったりして、そして最後に本書を読ませてみると いいのではないかと思います。