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女性学
の売れ筋最新ランキング [2009年01月07日]
2009年01月07日(水)
女性学
の第1位
は 『
できそこないの男たち (光文社新書)
』!
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できそこないの男たち (光文社新書)
福岡伸一
¥ 861(税込)
通常24時間以内に発送
ジャンル内ランキング:276位
カスタマーレビュー数:14
【
くちコミ情報
】
既知のテーマだが
女が基本形で男は女から作られる、とか、男は女よりも弱い、とか、正直かなり前から言われていることなので、そういう意味での新鮮さはない。 女からも「できそこないの男と言われてもねえ、だからっていまさら何なのよ」と言われるのがおちだろう。 でも、そもそもどういうふうにして女から男が作られるのか、というDNAレベルでの科学的なロジックを素人でも追うことが出来るようにわかりやすく記述されているので、そういう意味での知的好奇心は満たされる。 最後のエピローグで「科学はHOWは語れてもWHYは語れない」という禁を破って「射精感」と「加速覚」との関連性の指摘をするところなど、これはまあ、ちょっと詩的に冒険しすぎか、という気がしないでもないが、ご愛嬌ということで。。。
そこまで卑下しなくてもいいんじゃない。
前作までが推理小説のような構成 詩的な文体で面白かったので期待して買ったのだが…。そこまで卑下しなくていいんじゃない。ってのが第一感想で読後感はよくない。 男が持久力で女に比べ劣ってるのは、昔から言われてることなので今さら声を大にして言う事でもないし、男が遺伝子の運び屋と言うならそれもそれでいいだろう。けどねぇ〜。 養老孟司さん(だったと思う)は 男は文化を作り女は命を作るって言ったし 北野武さんは男は楽しめるパーツが沢山あるって言った。そういえば土屋賢二さんもそんな事言ってた。こういう事がこの本から伝わってこないのである。 男として生まれてきた以上、福岡さんが言うような事を気に止めていてもしょうがない。だったら男は男である理由を自分で見つけていかねばならない。だから 男はつらいヨ なのだと思う。
少々“できそこない”になってしまったかもしれません
『生物と無生物のあいだ』が本当に面白かったので、期待感一杯でしたが、 残念、本作は並みの出来という感想です。 “できそこないの男”というタイトルも興味を惹きますし、相変わらずの読ませる文章は、 さすがと思いますが・・・うーん、この物足りなさはどこからくるのでしょう。 少々、エンタテイメントに走りすぎたのか、あるいは、くどくなりすぎたのか。 福岡氏が“読ませる”ことをかなり意識して書いたように感じます。 面白く読ませようと、努力してくださったのかもしれませんが、演出過多でしょうか。 サイエンスを、素人にわかりやすく、ドラマチックに読ませてくれる方なので、 次回作にまたぜひ期待したいと思います。
ちょっと自己陶酔気味な文章には好き嫌いがあるかも
話題の著者の話題の本。 確かに、文句なしの面白さだ。 生命の基本仕様は女性であり、男性はそこから逸脱したものだという証明。 人間以外の、不思議な生物たちの話。 そして、その結論に至るまでの研究者たちの人間ドラマ。 とにかく、扱っているテーマが面白くて、ぐいぐい引き込まれてしまう一冊だ。 ただ正直言って、著者の「こだわり」の文章は、決して「読みやすい」わけではない。 たとえば、DNAを百科事典にたとえたり、ある詩に男女の関係性を託したりなど、なんとも詩的な比喩によって話が進められていく。 それはとっても文学の香りがする名文なのだが、だからといって読みやすい/わかりやすいものではなかったりするのだ。 人によってはむしろ、ちょっと鼻に付いたりするかも・・・。 単に生命科学のことを知りたいのなら、もっともっとわかりやすい本はたくさんある気がする。 でも、それなりにすらすら読めて科学知識も同時に得られるのだから、得がたい一冊ではあるかと思います。
基本的知識の整理として
高校の「生物」レベルで、自分にとってはあまり新しい知見はありませんでしたが、漠然と思っていたことを明確に整理してくれているという意味はありました。 「人間は女がモトで、男は女があとから加工されてできあがった」ということは既に、多田富雄氏が書いている、または「女は存在、男は現象」とも言っており、名言とされます。そういう意味でもこの本は「新しさ」はありません。でも、この本ではその辺を詳しく、受精から発生の過程を追うことで明瞭に描き出します。 Y染色体の中のどの部分が性差を決定し、男を作るのか、に関するゲノム研究の(競争の)歴史が振り返られます。SRY遺伝子という真犯人が見いだされる過程はなかなかにスリリングな展開です。 特に印象に残るのは、発生過程で女性器の元であるミュラー管の出口の〈割れ目〉が一旦出来た後..、なるほどー!と思いました。男に乳首があるのも頷けます。 生命は基本的に雌であり、遺伝子のミキシングによる多様性の確保をなすために、使い走りの遺伝子の運び屋として雄を作ったに過ぎない、と。無理に改造したもんだから、男は弱い(寿命が短い、病気になりやすい)のだ、というわけです。非常に説得力がある。ドーキンスの「遺伝子の乗り物」説とも符合します。 そんな男がなぜ社会的に支配権を握ったのか、に関する仮説も面白いです。使い走りで生殖だけで用済みだった男に他の使い道(食料確保など)があることに気づいた女が、そういう奉仕をさせることになったというわけですが、そこに〈余剰〉が発生し、それが蓄積され、交換価値を持ち、権力の元となったと言うのです。面白い見解です。人間は生物の一種ではあるが、それを越えた次元にまで進化した、と言えるのかも知れませんが、いやそれも含めてあくまでも生物的バリエーションだと言うべきなのかも。
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福沢 恵子
勝間 和代
¥ 1,512(税込)
通常24時間以内に発送
ジャンル内ランキング:1168位
カスタマーレビュー数:30
【
くちコミ情報
】
一挙公開 1986年 男女機会均等法後の世界とは?
あなたは、男も女も 皆平等なんだってことを 思うことはなくはないよね? じつは、 「お金」は将来の時間と自由を 得るために働くんだっってことを 気づかせてくれる この本は、ファースト・クラスです! 追伸 自分の時間と自由を 勝ち取るために 働くんだ! 働くんだ! 働くんだ! お金ってありがたい^^ 感謝します!
いわゆる一種の暗黙知
これから就活をする女子大生は読むべき。 特に、優等生タイプや正義感の強い人ほど読んで欲しい。 これが現実なのだな、と突きつけられる本である。
女性用ですね
他の方のレビューにもありますが、女性用だと思います。私も理解できませんでした。また、著者の人間性も垣間見える本です。
仕事をするには、表と裏を読め、とのススメ
企業経験ゆたかなお二人の企業論。仕事をこなし、しあわせになるには、技が必要。女性や新人には見えない世界がそこにある。無言で飛び交う会社内の信号を、たくみにキャッチして動けば、上司も部下も満足。 そういったことを、やさしく説いてくれる、会社人への導入マニュアル。 知っていれば、うまく動ける確率は高い。 知っていても、手のだしようのない壁もわかる。 会社人生指南書。特に女性むけなのは、著者お二人が、できる女性だから。 参考になります。
やっぱり女性対象でしょうか
「若者と女性が教えてもらえないキャリアップの法則」ということですが、若者よりも女性読者を意識しているように感じます。 産休の話など女性限定の話題もありますので一概には言えませんが、若者にとっては出生したいのであればまあ押さえておくべき基本事項のように感じます。が、女性読者を対象と考えた場合日本でここまでクールになれる人はなかなか難しいのではないかと思いました。 仕事をベースとして出産を考えることができるような、結婚後も仕事を続ける気概のある女性でないと本書にはついて行けないのではないでしょうか。 賛否両論だとは思いますが、会社でバリバリ働きたいという女性でしたら本書はとても参考になるのではないかと思います。ただし本書で述べられていることが絶対というわけでもなく会社の雰囲気・社風によって「本当のルール」は異なるはずですのでガチガチに固定観念にとらわれてしまわないように気をつけた方がよいと思います。本書の答えはあくまで一例と考えてください。
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内田 樹
¥ 740(税込)
通常24時間以内に発送
ジャンル内ランキング:11573位
カスタマーレビュー数:4
【
くちコミ情報
】
内田樹の本は今までも何冊か読んだが,どれもわかりやすく読みやすかった。しかし,この本はまったく例外。
はっきり言えば「I フェミニズム言語論」は内容が難しすぎる。まったく理解できなかった。読むのに疲れた。「II フェミニズム映画論」は映画「エイリアン1〜4」のフェミニズム的解釈が書かれている。私は「エイリアン」という映画は見たこともなく,興味もない。それなりに内容は理解できたが,「だから何?」という感じ。内田樹の本は今までも何冊か読んだが,どれもわかりやすく読みやすかった。しかし,この本はまったく例外。読み応えがない。もっと多くを学べると思っていただけに残念。それでも,私なりに理解した「女は何を欲望するか?」について少しだけ述べておく。著者の意見では,現在でも世の中は「男社会」で,女性は自分のことを話すときは男性的な言語を用いている。そして,そのようにしか自己を表現することができない。だから,現代は「男女共同参画社会」ということになっているが,著者はそれに疑問を抱いている。それは同時に世の中が弱肉強食の実力主義の社会になることを意味するからだ。「女性は女性らしい感性を活かして,できることがあるのではないか」というのは,私自身の意見でもある。そして,この本を読んで思うのは,女性は「感性」で生きているということ。簡単に言えば,「常に自分の居心地の良い空間を求めている」ということではなかろうか。だから,理論や理屈よりも「居心地の良さ」の方が女性には優先順位は高いのである。そして,これは私の意見だが,そのような女性に男性が迎合しているのが,現代の成熟社会ではなかろうか。簡単のために「男性」「女性」の二極論を論じたが,例外が当然存在することも念のため記しておく。 さらに言えば,今の私には上記のような哲学論は何の意味もない。あくまでも「今の私にとって」ということではあるが,このような思想論の本は,私には「富裕層の暇つぶし」に見える。親から金を貰い何となく生きている大学生,毎月一定の給料を貰い,とりあえず将来に不安はない会社員。彼らはある意味幸せであるが,ある意味不幸せである。自分の中に不安がないと人は思考を停止する。何も考えなくなる。しかし,それでは物足りない人間は「哲学書」に走る。自分の安全は確保した上で,他人の意見がどうとか言う。私は,今の日本人に恐れずに自分の意見をどんどん言ってもらいたい。そして,安心安全な道を歩むのではなく,自分の可能性に果敢にチャレンジしてもらいたい。そして,その方が「自分らしい」ということに気づいて貰いたい。そう願ってやまない。自分でこの本を買っておいて何だか矛盾するけれど,すべてこの本を読んで私が感じた感想である。
慈愛に満ちたフェミニズム追悼論集
内田樹という思想家は「おじさん」「子ども」「若者」と、その都度その対象となる世代や現 象を代えて(対象は必ずしも読者層と一致しない)、アクロバティックで魅力的な評論や理説 を唱えてきた。 今回のその対話の相手となるのは「フェミニズム」。 内田氏は自身のブログで、ときに現代のフェミニズムに手厳しい批判を続けている自称「アン チフェミニスト」であるが、今回はそんないつもの彼とは趣が異なる。 フェミニズムは近年明らかに勢いを失っている。その「かつての」宿敵フェミニストたちの理 論を、今回の氏は慈愛のこもった文体で少々「湿っぽく」述懐してくれる。(それでも、「私 だけが知っている」「私だけが正しい」というバカな理説に対しては相変わらず氏は手厳しい が)。 1章では、フェミニズム言語論と題して、ボーヴォワールからバトラーまで、彼女らのフェミ ニズム言語論をおさらいしながら(「女として語る」とは?「女として書く」とは?)、同時 に「なぜその営みは頓挫したのか?」という案件にも迫っていく。2章は彼お得意の映画評 論。取り上げられている「エイリアン」シリーズでは別著の『映画の構造分析』でも同じこと を論じているが、シリーズ1、2、3、4と同時代のフェミニズムの潮流を関連づけて論じて いるこちらの方がはるかに中身が濃いので、本書の方がおすすめ。 「答えのない問い」を「問い」という宙づりの状態にしたまま、いかにそれに対して真摯に向 き合い続けることができるか。己の理論の高い汎用性から生まれる、出来合いの答えを創出し たいという誘惑に打ち勝つことができるか。 それが内田氏が考える思想家の倫理であると思われるが、フェミニズムはその問いを宙づりの 状態に維持する我慢ができなかった。氏がそんな彼女らを一面的には批判せず、むしろパセテ ィックな文体で彼女らの営みを振り返り評価するのは、その倫理的課題を遂行する難しさを、 氏自身が一番痛感しているからではないだろうか。 この本で彼が、フェミニズムというひとつの大きな思想に「おつかれさん」と優しく語りかけ ているような気がした。 内田樹の真骨頂↓ 子どもは判ってくれない (文春文庫) (追記 5/21) 腹が立つので追記。私の次にのうのうと☆1つの評価をして文章を上げている人間のレビュー を鵜呑みにするべきではない。この人、レビューをよく読むと☆1つをつけた理由が、「まっ たく理解できなかった」からだそうだ。「はっ?」と思ってしまうが、第二部のエイリアンの 評論にいたっては作品を見たこともないらしく、「興味もない」とすら言ってのける。よくそ れで堂々と1をつけられたなと思った。また、「読み応えがない」という表現を使うのは、彼 のように内容がよくわからない本に対してではなく、普通は内容が空虚だと感じた本に使うも んだろう。このように使う表現も適切ではない。 しかも、彼なりに「理解した」とされる、その本書の理解も思いっきり誤読。 そもそも、読んでわからなかった本について、わざわざレビューを書くなよ・・・。
骨を拾う仕事
戦地で亡くなった兵士の骨を拾う仕事は、 兵士への敬意と愛情を持つ人によってなされるでしょう。 あるところまでは、思想的、政治的に成果をあげた フェミニズムが、力尽きて死期を迎えてしまった。 その経緯を描いています。 フェミニズムに興味は無くても、 一つの社会思想が、どういう問題と取り組み、 発展し、間違いを犯したり、錯覚を起こしたり、 そして袋小路にはまって死期を迎えるのかという プロセスをたどることは、とてもスリリングでした。 特に前半の言語論は、フェミニストの苦闘を通じて、 言語論について学ぶことができました。
正しいけれども間違っているとはどういうことか
「フェミニズムは正しい、でも間違っている」。 内田樹のこの見解に、評者は大いに共感を覚え、同意する。別の言い方をすれば、評者がフェミニズムをめぐってもそもそと考えていることと、著者がこの本で書いていることとの間に、それほどの差を感じなかったのである。 違うのは、評者より内田樹のほうが、フェミニズムに対して、はるかに深い学識と愛情とを有しているという点である。言語論と映画論とを二本の柱として論じられる内田のフェミニズム論は、ある種のフェミニズムが陥った陥穽を鋭く指し示しつつ、その知的貢献にきちんと敬意を払うという姿勢については一貫している。 フェミニズムには、トランスフェミニンな想像力が必要なのではないか。評者がいくつかのフェミニストの議論に触れて抱いた感想を、この本の読了後にも再び抱いた。
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竹村 和子
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¥ 2,940(税込)
通常24時間以内に発送
ジャンル内ランキング:28921位
カスタマーレビュー数:8
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本書は『Gender Trouble』の日本語版である。数あるジェンダー学(性差学)関連書の中で最も社会に影響を与えた1冊であり、かつ最も著名なのが本書。著者のジュディス・バトラーは、自身が生んだこの分野での草分け的議論に対して寄せられた批判的反響について説明している。にもかかわらず、フェミニストの古典にまでなった持論について、著者は見直したい気持ちを抑えつけた。
性意識と生物学的な性の不一致に苦しみながらも前向きに生きていたり、生きようとしていたりする人たちがまっとうな生活を送れるために、もしくは送れる可能性を高めるために本書を世に送り出すことにした、とバトラーは言う。
本書は、フランスフェミニズムの範囲の狭さやその基礎となった人類学のあり方を批判するだけでなく、これまでのジェンダー学に関するパロディーを用い、性差の決定に関する遺伝学的研究に文化的偏見が見られることや、性の形成を自然に起因させることに関して、重要な見解を示している。
ジェンダー学の入門書であり、大学のカフェで読むには刺激的な1冊である。(レジーナ・マーラー)
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くちコミ情報
】
「ジェンダー」の悲劇
作られた「自分らしさ」を感じる本 著者の不自然な主張が気になり グーグルのイメージ検索で著者の顔を色々と調べてみた。 そこには不自然に男性化した風貌の痛々しい女性の姿があった。 いわば、完全に「ジェンダーの虜」になっている姿だった。 よくありがちなのが、親の嗜好によって、あるいはそれに反発させることによって 「親が女の子を『男らしく』育ててしまうこと」。 女の子にウルトラマンなどの『男モノ』を買い与えて喜ぶ親は多いが、 男の子にシンデレラなどの『女の子モノ』を買い与えて喜ぶ親は知らない。 これも一つの「ジェンダー問題」だ。 「ジェンダー問題」は、突き詰めれば「親子問題」だとどこかで読んだことがある。 全体を通じて「悲劇的な何か」が痛々しく伝わってくる本。
様々であることを許容する世の中に
長女は、特にすすめたわけでもないのに、数あるキャラクターの中からウルトラマンを選び取り、ついにはつなぎのスーツを愛用するまでになりました。本当にいろいろな子どもがいます。そして大人がいます。 ジェンダーという言葉は、それ自体が一つの主張を持っているとも考えられます。そのため人によっては使う(あるいは使われる)のを嫌ったり、ためらったりするのかもしれません。個人の意思に反して性役割を押しつけられているという1つの主張を感じ取るのかもしれません。しかし現実にそのような押しつけ=不条理は確固として存在します。実に多岐にわたり。 特定の人たちだけでなく、およそ全ての人が「個性」や「自分らしさ」ということを、もう一度さらに深く考えるきっかけとなる書だと思います。
フェミニズムの本だろうか?
ラディカル・フェミニズムの教科書として定評のある本だが、わたくしは(男性ということもあるが)そのようなものとして読まなかった。 この本の「女性」という単語を、別のマイノリティ(「アイヌ」でも「障害者」でも何でもよい)に置き換えて読んでいただきたい。そうすると、わたくしのいわんとすることがお分かりだろう。このように読解すると、本書はラディカル・フェミニズムからラディカル・ヒューマニズムあるいはデモクラシーの本へと豹変する。幅広い学識に支えられて書かれている本書を、単にフェミニズムの本とだけして読むのは非常にもったいない、とわたくしは考える。 なお、性の問題を100%構築主義的にとらえるのはさすがにマチガイだろう。上野千鶴子や小倉千加子といった質の悪いフェミニストの議論を聞いていると、「男性の性欲は先天的・本質的だが、女性の性欲は100%後天的に形成されたものだ」と彼女たちが考えているとしか思えない(そしてその暗黙の了解の前半部は正しいのでは?)。彼女らの「性は全面的に言説によって構築されたもの」との主張は、それだけでもウソがあることがわかる。そして、残念ながら、この点においてはバトラーも同じ轍を踏んでしまっている。性は本質主義+構築主義の両面で捉えることこそ妥当なみかたであろう。
衒学的な「トンデモ本」として楽しめます。
「はじめに自分に都合の良い結論ありき」の本です。 著者のバトラーは文学教授でありながら、 自分の考えを正当化するために、心理学や医学にまで踏み込んで、 都合の良いように勝手な引用をしています。 p 「宇宙人はもう来ている」といった本を書くトンデモ本作家が、 畑違いの遺伝子学や、医学、歴史を都合の良いように引用して、 あらかじめ決められた結論へ読者を誘導することがありますが、 この本の構成も、それとよく似ています。 p レトリックが高度なので、学生は引き込まれるかもしれません。 その意味では、女性学を教える立場からすれば「おいしい本」です。 副教材として、4年間は学生を煙に巻くことができるでしょう。 p 「衒学的」ということがどういうことなのかを知るためには良い本です。
きわめて刺激的な書
「生物学は宿命ではない」、ジェンダーだけでなくセックスも文化的構築物だと著者は言う。基本的にはフーコーの線だ。「まったく別物で相互に関連性のないさまざまな性機能を隠蔽して、人為的に一つに統合するのが・・・セックスの単声性という誤った観念」p173だと言う。 p 第三章の「結論としての非科学的な補遺」が面白い。外性器の形態、染色体のXXとXY、さらにミクロなDNA域(ある生物学者が発見したと自称した)のどれを基準に取るかによって、「男」か「女」か違ってくるという批判。 p 訳者の指摘が重要だp292。すなわち、フーコーの『性の歴史』など、「セクシュアリティ」が「性」と翻訳されたので、セックス ジェンダーの対概念の根底にあるセクシュアリティの意義が見失われた。むしろ、活動や行為としてのセクシュアリティが「セックス」や「ジェンダー」概念を絶えず再生産するのではないか。セクシュアリティを中心にした三元性なのだ。バトラーは「パフォーマティブ」とよく言うが、これが言語的な側面のみを言うのかがよく分らない。 フーコーの「言説主義」(すべては言説によって分節されたものだ)を、言語以外の「パフォーマンス」を考慮に入れて少し穏当化したのか、それともさらに極端な方向へ「言説主義」を推し進めたのか、どちらだろうか。
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ジャンル内ランキング:40421位
カスタマーレビュー数:4
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くちコミ情報
】
女性だけでなく男性にも推薦の良書
著者は博士号も所得されているアメリカ在住のビジネスコンサルタント。P&Gなど有名な会社がクライアントと書かれている。実務的な体験も多く実例をあげた具体例を元に書かれているので好感がもてる。 まず、「会社のルール」と言うタイトルが良い。私は若者がいっぱい集まる雑貨店でこの本を見つけたが、若い男性、女性にも読んで参考になること請け合いである。また一部の女性には反感を買うのではないかといらぬ心配もした。 会社のルールは男社会のルールであると述べ、「野球」と「ままごと」を引き合いに出して説明している。 女性の考え方感じ方の説明に「なるほど」と思うところがあり、これから活躍するであろう女性に良いアドバイスすを提供するだろう。 何がおもしろいかと言うと、女性と男性とで会社のルールのとらえ方が違うと言うことが具体的に述べられていること。女性がなかなか昇級しない理由、女性が反感をくうばあい、女性管理職になると女性からの反感を買うことが多いなど。 私も経験したことがあるが、社員それぞれ「会社のルール」についての解釈・物差しの考え方が違うので、話がかみ合わないし、仕事に対する思いも違う。そんな当たり前のことを気づかせられる。 会社のルールのとらえ方が違うものなんだ。 これだけ知るだけでも、読む価値があり。 日本の女性もこれから、ドンドン、管理職に昇格して力を出していくようになる。そんな女性に参考になるだでけでなく、若手男性、管理職、経営者、 それぞれの立場の人が一読すべき本。 難を言えば、アメリカ社会におけるビジネス慣習を元に書かれているので、違和感のあるところが所々見受けられた。 日本とアメリカのビジネス文化の違いも考えて読むと得るものが多い本だと言える。
全体的に当てはまると思う
自分を含めて女性ばかりの環境で何年か過ごしたため、 久しぶりに男性ばかりが周りにいる状況で意思疎通に困るハメに。 男性に自分の意思を伝えても「のれんに腕押し」(といえば聞こえはいいですが、実際は「舐めた態度」)のような感じだった経験、ありませんか? なぜ彼らが自分にそのような態度をとったのか、それに対してどのような対応をとるべきか、 この本を読んでやっと理解できました。 職場でなくても、大学やサークルなどでの人間関係づくりにおいても役に立ちますよ。
一概にに「男」「女」を当てはめなくても
会社は男のルールで動いていて、それは女のルールと違う、という話。 いちがいに「男」「女」と分けるのはあてはまらない部分が多そうだけど、 プライベートな関係におけるルールと、ビジネスのルールは違う、という 意味では納得できたし、けっこう面白かった。 やっぱりアメリカ人の本だなぁ(日本人と違う)と思う部分と、 へぇアメリカ人でもそうなんだ(日本人と同様)と思う部分と、両方あって、 そういうところも興味深かった。 欲を言えば、同テーマで日本人が書いたほうがいいと思いますが…。
男性目線でも面白い!!
私は男性ですが非常に面白かった。いわゆる「話を聞かない男、地図を読めない女」系統の本ですね。それの実践編と言う感じ。本気で読むと怒りだすひともいるかと思いますし、軽く読むと楽しく為になっていいですね。 > (男)勝つためにはズルをしてもいい⇔(女)ルールは絶対に守るべき この辺はリアルにどうかな?と思いました。恋愛を「男VS女」とすると現代社会では明らかに男の方がルールに忠実で女性はズルいですよね。日本のみならず世界中の男は、ウルトラGや抜け穴を「汚い」と卑怯だと感じるせいかもしれません。またヒラリーさんとオバマさんでは、明らかにヒラリーさんの方がダーティな感じがします。恐ろしく攻撃的で「法の範囲内なら何でも」と言う感じがしますし。 本気で捉えると混乱するのであんまりマジメに捉えず面白がると最高の本です。 実際、女性ばかりの職場で苦しむ女性も多いですし、女性と一緒に仕事する男性も増えています。このような本で1度、理論的にスッキリすれば人間関係が少し楽になるんじゃないでしょうかね。「対女性の関係」については小出監督の本や原田隆史さんの本など女性スポーツ指導者の本が良いかもしれません。失敗を経て成功へ進んでいるので、より実感しやすいと思えるからです。しかしそれにしてもタイトルがいいですね、この本は。
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くちコミ情報
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驚き
アニメ・特撮・子供向けの伝記がこんなにも男性社会に基づいて構成されていたとは。 アニメのヒロインは虚構だなあ、くらいには思っていたが、 ヒロインの性格、周囲の環境、役割に至るまで、これほど細部にわたって男にとって都合よく作られていたのは驚きです。
「女の子らしい」女の子は嫌いですか?
斎藤美奈子本の中では珍しく群を抜いてつまらない。 彼女自身にならって、このつまらなさの理由はなにか 考えながら読んでいた。 物語が類型に他ならず、男支配社会(笑)という視点 を前提にするなら、ここで指摘されている物語の紋切 り型はあたりまえすぎる。 単に「だから物語なのだ」という感想しか持ちようが ない。 それでも気をとりなおして斎藤美奈子の芸をどこかで 味わえるだろうと読み進める。が、最後までこの調子。 まあ、それもたまにはありかなとはおもう。 著者もたまには曲芸ぬきで擬似フェミ文体を試してみ たいときもあるだろうし。 しかし、やっぱりつまらない。 どうも、(もともと著者にはそういう傾向があるのだ けれと)「今」のリアリティを基準に、対象をそこへ いちいち割り引いてみせるそのやり方のいかがわしさ それがあまりに前面にでてしまっているからじゃない かとおもえる。 その基準は誰のだ?という根本はおいとくとしても。 現実にはない理想点を基準に行われる評論のDCF法 とでもいうんでしょうか。。。 その理想点が基本的に宗教的、政治的な「信念」でし かない以上、あまりに直接的に前面にでてしまうと、 夢を共有しえないものが興ざめするのはあたりまえ。 関心のない新興宗教の経典読んでるのとおなじだから。 そういうつまらなさなんだと思う。 金のとれる仕事の多寡や内容の重要度で、存在性の尊卑を 計量する思考も中間管理職みたいでつまらないし、 「森雪」性、「魔法少女」性は、本書で整理されているほ どに物語が量産されながらも、現実はというと、昔からや はり希少価値。 同性からは嫌われるというこれまた物語をともないつつも、 多分これからも希求されつづけるでしょう。 本書のなかで高校野球のマネージャに応募する女子高生の 心性を(冗談まじりだろうが)くさすくだりがあるが、 これなんかかつて大江健三郎が同世代の自衛官に吐いた 侮辱表現に近いものを感じて、正直著者もカルトなのかな? とすこしがっかりした。
「評論」の概念が変わりました
この本に出会ったのは、社会人学生をしていた時で、ジェンダーに関する授業で先生が持ってきた資料の一つでした。「男の子の国」と「女の子の国」のモデルケースの比較表やヒロインのタイプ分けなどが明快に、わかりやすく、そして本当に納得できるよう分類されていた点に目からウロコ状態になりました。 その後文庫本を購入して全部読みましたが、なんといっても読みやすい! 作者の感覚(視点、言葉)が読者よりになっており、理解しやすいことこのうえなし。 こんな身近なところから違う視点で物事を見ていくと、こんなに楽しいものかと感心させられます。 尚、この本ではアニメの出来不出来や良不良は全く問題外で、ヒロインの扱われ方一本に絞っています。大学の授業の時、「この本に書かれていることには納得できない。もののけ姫は素晴らしい作品だ!」と怒っていたオタクの方がいましたが、そういうタイプの方はこの本の真の面白さがわからないだろうなーとも思います。 評論というと難解なイメージがあり、あまり読んでこなかった人にも、オススメの一冊です。
実は彼女自身もクインビー症候群では・・・
以前読んだ小谷野敦の本の中に斎藤美奈子氏の評が載っていて、彼女のデビュー作『妊娠小説』はその見事な切り口と評論が評価できたが、 この『紅一点論』に関してはその前作の焼き回し感が否めなかったということを彼は論じている。実際に「妊娠小説」を読んだあとにこの 「紅一点論」を読むと、確かに論じていることの迫力は同じかそれより劣るだろう。でもこの違いは取り扱ったテーマの違いから来ていると 思う。なんたって前者は妊娠と中絶という少々デリケートなことがらをあつかった小説についての評論であって、後者は所詮はアニメや伝記 といった子ども文化についてだからね。そのような題材の違いを加味するとそれほどまでに前作と違いはないのではないだろうか。 さて内容だけれども、日本の少年少女のアニメ・マンガ文化を「男の子の国」と「女の子の国」に分けて論じた彼女のその作品分析はす るどい。また宮崎駿の作品を「未来少年コナン」→「ナウシカ」→「もののけ姫」という順で登場する女性像の変遷の分析も秀逸だ。 また各偉人の伝記の読書案内も綿密、さすが「趣味は読書」の人。 斎藤美奈子の評論本の魅力は、一見フェミ本でありながらも、かつフェミ本に収まらないその内容のバラエティーさにあると思う。大衆文化 に潜む男根主義を暴くだけのそんじょそこらの作品評論ならば、ただのフェミ本なのだけれど、彼女独特の軽妙な文体と対象となる作品を 「抱腹絶倒のエンターテイメント」に読み替えることで読者を楽しませようとするサービス精神は、ただのフェミ本にはない魅力がある。 しかし、そんな彼女のスタイルは諸刃の剣の側面もある。この本もそうであるが、「で、結局どうすればいいの?」ということが明確に見え てこないのである。もし仮に、彼女が結語の部分で具体的な改善策などを論じだしたらどうだろう。それをするのは、そこまでもってきた彼 女の軽妙なスタイルとそぐわない―今風にいえばキャラが合わない―のである。だから、彼女もあえてそれはせずに、当たり障りのない結論 しか書かないので、結局「面白おかしく作品を評論してもらった」という印象しか読後には残らないのである。 文庫版の解説で姫野カオルコが、斎藤美奈子がなぜ性差に焦点を当てるかということについて、「あえて性差というカメラアイを設けて、 アニメと伝記のグラフィティをたのしむ」(p328)ためだと論じているが、それは理解が少々浅いだろう。本文とあとがきを読むと、やはり 斎藤自身は男性像と女性像の新しいモデルが生まれることを、「真剣に」望んでいるのではないだろうか。 皮肉な話ではあるが、彼女がその性差についてさらにつっこんで論じたくても、今度はその彼女自身の魅力的な文体が足を引っ張るのである。 いやはや困ったものである。
これ、斎藤美奈子?
斎藤氏の評論の魅力って 『氏独自の鋭い視点からズバズバと切り込んで、しかもめっちゃ面白い!』という所にあると思います。(使い古された表現ですが・・・) その魅力は、対象となる作品は勿論のこと、その周辺の文献・資料も徹底的に読み込んで、ガッツリ考えたからこそ出来たものなんじゃないですか。つまり、かなりの手間をかけて出来た訳でしょう。そして評論をする以上、この手間をかけてナンボでしょう。 でも、この本にはそういう“熱“が感じられない。一例をあげるならアニメ『少女革命ウテナ』。氏は間違いなく本作品は見ていないですね。(文章からそれが読み取れるし、もし見ていての記述ならガッカリ度5割増) 「アニメとフェミニズム」を論じるうえで、この作品を詳しく論じないのはセンスが悪すぎです。だって、氏の批判するアニメの価値観や世界観をひっくり返した(というか、んなもんに捕われているんじゃねーと言っている)アニメなんだから・・・。 狭いオタク的見地や閉鎖性を排除した評論ではなく、単に手抜きした評論にしか見えませんでした。『文壇アイドル論』や『文章読本さん江』にかけた労力を10とすると、この本にかけた労力は2〜3ってところじゃないでしょうか。 あくまで憶測ですが・・・。 この本は斎藤美奈子作品の汚点になると思います。斎藤作品の大ファンなだけに(この作品以外には全て☆5つけたい)非常に残念でした。
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くちコミ情報
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入門書としても読めるが
伊田広行さんのネット文献でこの書が紹介され批判されていたので、どんなものだろうと興味をひかれ読んでみました。 どちらかといえば、ある程度ジェンダー論に精通した人に新たな観点を提供する書と思えます。もちろん今の時勢を正しく把握していることを前提にすれば入門書としても読めます。 性役割を説明するのに、ニクラス・ルーマンの「規範的予期」と「認知的予期」の概念を導入して説明しているのは、なかなかよいアイデアだと思いました。バックラッシュ勢力からの批判の誤謬を、新たな観点から指摘しているのもおもしろいです。 ただ全般に、ジェンダーバイアスで得をするのは概ね男性であるなど、人生経験の乏しい学者の著すものはこの程度かといううらみも残りました。伊田さんを読んだ後だったからかもしれません。
怠惰な思考を排す
ジェンダー論について、深く啓蒙する書であるとともに、 普段、何気なくあるいは無意識に前提してしまっていて、 その矛盾に気づかずに加担してしまっている物事に対して 強く目を開かせてくれる。 そんな本当の意味で使える1冊であるとともに、世界の物事について 応用範囲の広い書物ともいえよう。 ただし、著者は「考えるプロセス」「思考すること」の重要性を 説いてやまない。悪しき実用主義を有害とさえ述べている。 「わかる」とは「分ける」ことに過ぎず、それはジェンダー論の俗流理解そのものの現状にも通じる。 そして、半可通な利用は確信犯的な悪用をも含めて、偏見の助長、無知蒙昧の蔓延、一層の環境悪化に帰結する。 安易に分けることでもって理解した(わかる)とする傲慢さは、怠惰や心の弱さにもその原因をもつ。 これこそ端的に差別そのものである。そこで起ること、それはすなわち「俗情との結託」と呼ばれるものだ。 世間の大半の書物が、書物本来のもつべき「自ら考える」ことを結果的に放棄せよと連呼しているような なかで、本書のスタンスは希有のものだ。 上野千鶴子が推薦しているかどうかにかかわらず、本年のベストブックの1冊となろうことは疑い得ない。
なにもかも興味深い本。
社会学者が現在、「ジェンダー」をどうとらえているのか興味深い本。 上野氏の帯書が面白くて、つい読んでしまいました。 最近よく見られるのが「ジェンダーには、実は4つの意味があるんです」という説明。 混迷を続ける日本の「ジェンダー概念」を整理するには、それしかないと私も思います。 初出がどこになるのか確認中ですが、著者もこの説明を採用しています。 しかし、「4つのどれにも社会的性の意味がある」というところで どうしても引っかかってしまう。 社会学者の立場ならそう考えてしまうのも良く分かります。 でも、ロングマン英英辞典でgende を引くと male(産まない性)かfemale(産む性)かの事だと書いてある。 2007年に刊行されたロングマン英和辞典には、 文法的性と生得的性の2つの意味しか出ていません。 それに、「社会的文化的につくられた」なんて解釈、英英辞典で見たこと無い。 医学の分野で「gende diffe ence in t eatment(治療上の性による違い)」 という使い方をしますが、これは投薬上、「子宮のあるなし」等が問題になるから100%生物学的性の意味。 実際のところ英文のgende は「(生物学的な)性」として読むと 案外、綺麗に意味が通ることがほとんどだったりする。 英英辞典に限らず、日本のジーニアス英和辞典にも「古・(生物学的)性」とある。 僕はいつも辞書や現実の用法と、社会学者の見解の差に立ち尽くしてしまう。 「ブレンダと呼ばれた少年」の書籍の話は面白かった。 この書の著者は、この出版社が偏っているならば、日本での出版を差し止めたいと言っているとか。 しかし、現時点で出版は止まっていない。 どうもインタビューで「この書の出版社が南京大虐殺の事実を否定していますが?」 といった変な形で前置きされて、この書の筆者に出版社の立場を変に誤解させたのが真相のようだ。 (「ブレンダ」の筆者は歴史の専門家ではないから、さぞビックリしたことでしょう) ・・「ジェンダー」関連の(ツールとしての)用語は、調べれば調べるほど、本当に本当に面白く、夢中になってしまう。 とにかく、手元に置いて、何度も読み返したくなる興味深い本でした。
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