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   おとなの絵本 の売れ筋最新ランキング   [2009年01月07日]
2009年01月07日(水) おとなの絵本の第1位は 『急行「北極号」』!
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   クリスマスイブの夜、眠らずにサンタクロースを待っていたひとりの少年が、ほかの子どもたちと一緒に北極点への旅に出る――これ以上に魅力的でエキサイティングな絵本の設定など考えられないだろう。そのうえ、そんな物語を描く作家には、クリス・ヴァン・オールズバーグ以上に才能ある芸術家は望みようがないだろう。彫刻制作の気晴らしとして、軽い気持ちで絵本を描きはじめた彫刻家のオールズバーグは、本書『The Polar Express』(邦題『急行「北極号」』)で1986年のコルデコット賞に輝いたのをはじめ、絵本で数々の賞を受賞している。この『The Polar Express』には、生命力と不思議が響きわたっている。

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クリスマスにはぴったり
4歳の娘には少し難しいので、絵を見ながら私が『お話し』するように読み聞かせました。 それが娘のつぼにはまったらしく、何度も『お話し』してくれ、とせがんできました。絵がきれいなのも気に入ったようです。 娘が5歳になってから、クリスマスに家族でこの映画(英語版)を見たのですが、見終わった後、日本語のわからないダディにこの本を見せながら、ストーリーを説明していました。それが私の『お話し』の仕方と同じ!ちょっと笑ってしまいました。 クリスマスに読むにはぴったりのお話だと思います。 個人的には映画のできがすごくよかった、と思うので、映画を見た後原作を読むと、ちょっと期待はずれかもしれません。
少年時代・・・
大人が読んでもワクワクするような本ですね。 「北極号」特急ではなく急行というのも何となくノスタルジック! 子供のころの忘れかけていた感動が甦ります(一瞬ですが) 仕事に疲れた男性の皆さんに読んでもらいたい本ですね。
期待し過ぎました
映画化されている。 私の好きな村上春樹さんが訳している。 と、期待して買ったので、この評価です。 もし私がもっと客観的に評価できたなら、 きっと「とっても素晴らしい絵本です」と書けたと思う。 でも、残念ながら私は「期待し過ぎたな」という印象でした。
幻想的であたたかい世界
クリスマスが近づくと、読みたくなる絵本。 幻想的であたたかい絵がほのぼのと心に届きます。 静寂がひしひしと伝わって、クリスマスの雰囲気があふれています。 子どもたちの表情がとても生き生きとしていて、服などの質感もすぱらしいです。 灯りがあちこちに灯されていて、とても素敵です。 最後の鈴が本物みたいに描かれていて、「ぼくはすっかりおとなになってしまったけれど、 鈴の音はまだ耳に届く。心から信じていれば、その音はちゃんと聞こえるんだよ。」 という文が、大人になっても純真な心を失わないようにというメッセージのように思えました。
隣の非日常
どこかで聞いた様なオチではあるが、 そんなことはこの絵本の価値を いささかも傷つけるものではないだろう。 子供というものはいつでも、 隣に非日常の世界が潜んでいる境界に 棲んでいるのであり、我々大人には 荒唐無稽のシチュエーションも すんなりと受け入れてしまうものだ。 そう云う意味で本作は、サンタクロースが 信じられなくなる直前の子供たちに 最適のイマジネーションを与えてくれる。


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亡き人からのプレゼント
私が家族のささいな悩みを打ち明けた時、ある方から頂いた本です。飼い主を亡くした犬(シロ)が心に穴があいたようなうつろいを抱き、それを乗り越えていく話でした。 頂いた時は「なぜこの本を」と思いました。その時は良い本だと思いましたが、特に心に残ることもなく書棚に置かれたままでした。その後しばらくして、その方が亡くなったという知らせが入りました。 私は亡き人のことを思い一度だけページをめくりました。その方が亡くなって初めて、優しいイラストとシンプルで暖かいストーリーが胸にせまってきました。受け止めていたはずの死を受け止めていなかったこと。私は、涙があふれ枯れてしまのではないかと思うほど泣き続けました。 それ以来、私はこの本を開いていません。強く生きていって欲しいという亡き人の思いを感じるからです。次に私がこの本を開くのは、今よりも多くの悲しみと喜びを人生から学んだ時でしょう。その時、またこの本を読んでみようと思っています。私にかけがえのないものを教えてくれた本です。
嗚咽がもれました・・・
つい先日、母を亡くしたばかりで なにかにすがるよう本をあさっては 自分を奮い立たせようとしていました。 この本を手にとって 今まで気丈に振舞って抑えてきた感情を シロが代弁してくれているようで 涙が止まりませんでした。 また、いつでも会える気持ちまでは いたていませんが シロのような気持ちにいたれるよう 何度も手に取りたい本をとなりました。 やさしい本です。
イラストもシンプルでかわいいです。
これは本屋で初めて立ち読みした時、 泣きました。 私は、「お涙ちょうだい」ものが大嫌いで 冷めた目で、「ああ、うっとおしい」と思うタイプなのですが、 そんな斜にかまえた私の心にも ストレートに入ってくるものが、 この本にはあります。 素直に泣ける本で、 永遠の名作ではないでしょうか。 あなたの心がささくれだってる時にぜひ。
いまごろですが
よまさせていただきました。 ちょっと落ち込んでいるときに読んだのですが、やはり胸にくるものがありますね。 いつも読み返したいとは思いませんが、すこしさびしい時なんかは手元に合ってそういう時に読み返したいです。
自分にとっての大切な人を想い起こさせてくれる珠玉の一冊
歳を重ねるごとに緩んできた涙腺にとって、この絵本は最大の天敵かもしれない。 とても短いストーリイだけど、大切な人のことを想うピュアな心に満ち溢れていて、 気がつくと涙が流れ落ちている。 今、自分にとって大切な人と一緒に過ごす機会に恵まれている人は、 その幸せをさらに大切に生きて欲しい。 不幸にも永久(とわ)の別れが訪れている人は、目を閉じて幸せだった刻(とき)を想い出して欲しい。 たとえ全てを失っても、いちばん大切な気持ちは自分の心の中にあるものだから。


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   春に生まれた葉っぱのフレディが、自分という存在に気づき、成長し、「葉っぱに生まれてよかったな」と思い、「葉っぱの仕事」を終えて冬に土へとかえっていくまでの物語。

   死を怖がるフレディに親友のダニエルが答える。「変化するって自然な事なんだ…死ぬというのも 変わることの1つなのだよ」。フレディの番が来て、地面に降りたとき、初めて自分の命を作った木の全体の姿を見て、そこに永遠の命を感じる。そして、フレディ自身は知らなくても、やがて土にかえり木を育てる力になる――。

 「生まれること」「変化すること」が「永遠の命」へとつながる意味を、フレディとダニエルの会話を通してわかりやすく語りかけている。写真だけでは硬くなりがちのところを、ページをめくるごとにフレディの変化していく様子が、にじみのあるやわらかさで描かれ、バランスをとっている。著者はアメリカの著名な哲学者。子どもから大人まで、すべての年齢層向けの絵本。(加久田秀子)


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なぜ売れるのか分からない・・・
どうということのない内容です。。 葉っぱは春に生まれて冬に枯れ落ちてしまうけど、その間光合成したり日陰作ったりしてみんなを幸せにしましたとさ、よかったね、というだけの話。まぁ子供に読ませる分には可もなく不可もないかなーというレベルの本です。 冒頭の作者のメッセージによれば大人の読者も想定しているようですが、含蓄のある言葉、深い解釈ができるような表現なども見当たらないこの本ではちょっとキツイでしょう…。 頁数も内容も薄いし、絵や写真も素人同然。こんなもん1500円払って買う本じゃありません。
”死”に対してどう向っていくのか
この本は花や木ではなく”葉っぱ”、そこに魂を吹き込むことでフレディの一生を描いている。 死にもさまざまなものがあり、それを受け入れるのはいくつになっても難しいものだと思う。 しかし、死とは必然的なことであり、またそれを受け入れるための過程まで示されているように思う。 この本の前書きに「死別に直面した子どもたちと 死に対して的確な説明ができない大人たち 死と無縁のように青春を謳歌している若者たちetc... へ贈る。」とある。 絵本だからといって決して子どものためだけの本ではないことを端的表した言葉だと思う。 そして、フレディが最後に見る自分がいた大きな木。 フレディはこの木に感嘆するのだが、他の葉っぱ達が同じように感じたわけではないと思う。 精一杯生き、さまざまなことに向き合ったフレディだからこそ、見えたものなのではないかと。 そしてそんな人生にしたいと思わされる、”生”に向けた物語なのだとも感じた。 ただ単に”死”を伝えるだけではない。 死へ向って何をすべきかを見せてくれている素晴らしい一冊です。
人の生死を越えて自然界、宇宙全体の生命の尺図を優しくといた本
単純に感動しました。単に生死の問題だけでなく、この本のテーマは命は永遠につづくということであり、これは、人間はもちろん、植物、昆虫、地球、そして宇宙におけるすべての命の永久を感じました。単に葉っぱが落ちる→自殺という発想でなく、もっと広い感性でとらえ、子供にもすべて命あるものは繋がっているという自然界の摂理がなんとなくでも伝わったらと思います。また、いろんな葉っぱがそれぞれ違っているということに、個性の尊重を感じました。単なる絵本よりは、説明的で大人向けでもありますが、それでもとっても内容の濃い絵本です。小3の息子はいまいち理解しきっていませんでしたが、小5の娘はとても感動していましたよ。
キリスト教観に基づいた哲学絵本
本書が評判になった時、義母が当時幼稚園児だった息子に本書を買ってきた。内容を知っていた私は、正直困ってしまった。本書は、公園の木の葉っぱのフレディの一生を描く事によって、生きる事の意味、そして死の意味を説いた哲学書である。それを絵本にしたぐらいで子供に理解できる訳はないだろう。これらは古代の哲学者から現在の哲学者に至るまで、哲学にとって未解決の永遠の課題なのである。 しかも、フレディは新緑の鮮やかさや、夏の日よけになる事で人々に貢献するなど精一杯生きる事で静かに死を迎える。これは、「日々善行を積めば、主がお迎えに来る(=天国に行ける=だから善行を積め)」というキリスト教観に基づいたもので、例えば人の一生はアラーの神によって決められていると考えるイスラム教徒には受け入れられない話だろう。日本の自然信仰とも異なる気がする。著者の哲学的思想が押し付けがましいのである。 古今東西の哲学者が解決できない問題を子供の絵本として発表するのは無茶である。何を目的として書いたのか理解不能な本。
生きることに迷ったときに。
人間の人生を葉っぱの一生になぞらえて、 生命は繰り返すことを教えてくれています。 自分の命は自分だけのものじゃない。 自分の命は他の多くの命にも影響を与えている。 それなら、もっと価値を活かせる生き方をしたい。 そんな風に思わせてくれる一冊でした。


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美しい写真、美しい詩。
最高にきれいな写真、最高に美しい詩。それぞれが喧嘩せずにうまく収まっている本です。 特に谷川俊太郎のひらがなだけの詩は、子供が読むこともできますし大人の心を揺さぶる力ももっています。そしてそのひらがなはものすごく繊細で力強い写真の上に置かれていて、なおいっそう読者に近づこうとしているようです。 夜型の生活を続けていて、たまに旅先などで美しい朝に触れることができたときの感動がこの本には詰まっています。なんとなく疲れたとき、読んでみるといいかもしれません。
私のサプリ
 谷川さんの作品を購入したのは初めてですが元々、学校の教科書で馴染みがありました。素朴な言葉なのに心に響く、そんな作品を書いていらっしゃる方だと思っていましたが、この朝を読んで益々好きになりました。また吉村さんの写真もすごく好きで、特に印象深いのは花が露に濡れている様子。あれは本当に自然が好きな方ではな いと撮れない逸品だと思っています。
こころの洗濯
とてもすがすがしい本です。 吉村和敏さんが撮られた写真はとても美しく、地球の類まれな美しさを改めて知ることができました。 こんなに朝の風景が素晴らしいとは思いませんでした。 その美しさの瞬間をカメラに収めるには、偶然であり必然である自然との出会いが、吉村さんにはあったのだと思います。 そして、谷川 俊太郎さんの詩は本当に繊細で、心が洗われます。 人がどのように生きるべきか、そして感じるべきかを、一つ一つことばをお選びになりながら、谷川さん独特のナイーブな世界を表現しておられると思いました。 過去、現在、未来を鋭い目でみつめられているのだと感じました。 また一方で、優しくあたたかい詩が、私たちの心をそっと癒してくれます。 こころの洗濯ができますよ。
感性が豊かになります!
「すがすがしさ」「永遠」「独特の雰囲気」が感じられるとてもきれいな写真が魅力的な本です。 眺めているだけで心が洗われる気がするし、ついでに詩に目をやると小さな世界がたくさん見えてきてワクワクします。 こんなにきれいでストレートな写真を見ていたらきっと感性が豊かになっていくと思います。 将来の自分の子供にも見せてあげたいと思いました。 生涯本棚に置いておきたい本なので★5つです。
世界で一番短い詩集名、そして最も清々しい「朝」
 右開き縦書き「詩集」、左開き横書き「絵本」の合冊。いくら探してもなくて、やっと見つけた奥付が、まさにこの本の奥の奥「ど真ん中」にあろうとは。大げさに言って、度肝を抜かれました。  さて、「絵本」と名付けるのは、不可解です。これも立派に詩集ではありますまいか。写真の大いなる助けを受けてはいますが、「絵本」ではないでしょう。最後の「おはよう」という「たにかわしゅんたろう」と記名のある一編だけが詩ではないように思います。詩は饒舌である必要はさらさらないはずです。ありきたりの無常観などどこかへ置き忘れて、さわやかなこの横書き「朝」に年甲斐もなく時めいております。


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モノトーンの叫びは、私たちの耳に届いたか?
最初のページから、私たちはこの絵本から目を離せなくなる。 1ページ目に描かれているのは、走っている自動車の窓から放り投げられ、 からだを“くの字”に折り曲げて空中に浮く飼い犬の姿。 自分がなぜこんな事をされたのか全く理解できない犬は、 自動車を全速力で追いかけ、でも追いつけず、途方に暮れ、さまよい、… 鉛筆で描かれた黒と白とのコントラストによる画面は、余分な背景は除かれ 私たちは自然に、主人公である犬の視点に立ち、その感情に入り込むことができる。 しかしそれは、ある意味つらいこと。 なぜなら、犬の感情を自分の心に写したとたんに、 ページをめくるほどに、犬のつらさ、苦しさ、絶望感に胸をつぶされそうになるから。 最後の6ページは、作者の絵本作家としての創作力が発揮された見せ場だと思う。 道で偶然に少年と出会い、2者の距離が少しずつ縮まっていく。 少年が道端に置きっぱなしにしたカバンと少年との間隔が次第に離れていくことが、 すなわち少年が犬に近づいていく、ということを表している。 最後のページで犬と少年が最も近づいた姿が描かれる。 だがその後、犬はどうなったかまでは描かれない。 私たちはこの少年や犬と簡単に共感できる資格はない。 日本では年間10万頭以上の犬が、飼い主に見捨てられたりなどで殺処分されている。 その現状を見て見ぬふりで放置している私たちは共犯者である。
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読後も涙が止めどもなく溢れ出す自分がいました。この絵本は文字が一切ありません。なのに“言葉”や捨てられてしまった犬の“想い”が痛い程に心に響くのです。野道を疾走する車の窓から投げ捨てられた犬。その犬はそれでも車を求め走り続ける。時には諦め、様々な場所を佇む犬。忠誠なるその姿が…主人を追い求める姿が忘れられません。言葉はなくともその姿や表情が著者の繊細なるデッサンから驚く程リアリティにありのまま伝わってくるのです。この現状は外国だけでなく現在の日本の姿をも物語っています。発行されて何十年経った今も変わらない現実。むしろ酷くなるばかりのような気がします。何て切ないのだろうか、やるせないのだろうか…。もっと多くの人にこの絵本を読んで頂きたいです。現実から目をそらさないで。もう一度、この本を読んで考えて欲しいと切実に願います。
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表現力あふれる圧倒的な画力で、文字を一つも持たない短編小説が描かれる。 この作品に出会えたことに、本当に感謝しています。 大切な人にプレゼントして、この作品を感じ取ってもらいたい、 「ステキな本」、そう言われたい。


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   AからZまでが名前の頭文字についた子どもたち。登場と同時に次々と怪我や死に遭う。ただそれだけの、あっけなくも悲惨な話が、マザーグース風の2行ずつ脚韻を踏んだ軽快なテンポのうたに乗って進む、エドワード・ゴーリーの代表作。左ページに英語の原文、右ページに白黒のペン画、画の下にキャプションのような邦訳がついた、怖い絵本だ。

   階段から落ちる、びょうを飲む、火だるまになる、線路で圧死、沼でおぼれる、オノでグサッ、ケンカのまきぞえ…。26人の子どもたちは、実に26通りの事故や犯罪に遭って、死んでいく。ここまで正面から当然のように子どもの死を陳列されると、いったいこれは何?と考え込んでしまう。

   不幸の箱のような絵本なのに、繰り返し見たくなる。その魅力は、これら26人の子どもたちが、私たちの身代わりの人形(ひとがた)として悪魔払いをしてくれる、と思わせるからかもしれない。

   危険に満ちた遠出の後でも、ふつう多くの子どもは戻ってくるのだが、一見平穏な日常が、紙一重で死と隣り合わせていることを、きゃしゃな手足、無防備で無垢な表情の、ゴーリー描く人形(にんぎょう)めいたこのちびっ子たちが、気づかせてくれる。(中村えつこ)


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脅威。
私が初めて読んだエドワード・ゴーリーの作品が、これでした。 (近所の本屋の「大人の絵本コーナー」にありました。当然か?) どこまでも書き込んである絵であったり、言葉遊びであったり、とにかく惹き付けられます。 日本語訳も、丁寧に考えられていて、非常に良いと念います。 表紙/裏表紙も、何か暗示しているような感じで…この方の作品は一度ハマると大変です。
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線画とシュールな世界が好きな方にはたまらない絵本。 まさに「大人の絵本」です。描写が子ども向きとは思えません。 A-Zの頭文字の子どもたちが、見開き1ページごとに天へ召されます。 左にセンテンス、右にゴーリーの絵。 「A is fo AMY who fell down the stai s」 「B is fo BASIL assaulted y ea s」..... こんな調子で26人のちびっ子たちの死に様に焦点が当てられます。 皆が淡々と死んでゆきます。 この残酷な描写と緻密な線画の組み合わせが生み出す不安感は、例えようもなく心に広がります。作品に引き込まれ、不安定・不穏な感覚に囚われます。 ゴーリーの代表的作品である本作を好きか嫌いかは、感覚によるところが大きいかもしれません。彼の他の作品にも、同様の雰囲気が漂います。その不穏な感覚をあしらいつつ楽しめる人、そんな方にふさわしい作品に思います。
子供の時に読みたかった
子供には見せてはいけないと友達が言うけれど、私は子供の時に読んでみたかった。マザーグースを思わせるブラックだけど、じっくり見ると、お酒は身を滅ぼすって事など、子供から大人に伝えているようにも感じ取れる絵本だと思います。
絵本!?
これは、本当に絵本なんでしょうか? 絵本って幼稚園あたりのお子さんが読まれる本のことですよね!? それならこれは、大人向けな絵本です。 Aはエイミー階段から落ちた Cはベイジル熊に殺られて Cはクララ窶れ衰え これが、Zまで続きます。 かなりダークですが、読み終えた後はなにか吹っ切れます。 グロテスクな絵も見慣れると可愛くなります。 色々な意味でお進めできます。
思い出の一冊
絵本は大好きなのですが、エドワード・ゴーリーの絵本は特に好きです☆ ダークでゴシックなゴーリーの恐怖の絵本♪ これ本当に子供に読ませていいの? と首をかしげてしまう程(笑) それでも何故か魅力的で引き付けられるのはゴーリーの絵本の特徴だと思います。 大切な人からプレゼントしてもらったという事もあり思い出の一冊だった為に☆5つです(笑)


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ゴーリーは評価が二分しやすい作家だが、この作品ほど真っ二つに分かれるのはない。 全てを描かないからこそ何かを訴える絵、気味の悪い字体、そして破滅的な二人の人生。 冷静かつ冷酷な傍観者に徹したゴーリーの才を感じるが間違っても「マイ・ファースト・ゴーリー」にするべきではない(自分はそうだったのだがよく周囲から呆れられる)。
「どうにもならないこともあるんだ」を伝える作品
 作品の内容はタイトルの通りおぞましいものでした。でもそれだけでなく、そのおぞましさの中にある悲しみとかどうすることもできない、いやできなかった二人の一生見せつけられた感じがします。特に、彼女が壁のシミを舐めているシーンはぞっとしました。  ゴーリーの作品は、簡潔な文章で表現している点もいいが、絵の表現力は本当にすごいと思います。あの絵には、全てが詰まっているのでそれだけで事足りてしまう、だからあの文章でいいんだと感じました。
子供に見せてはいけない
ゴーリーさんは薄ら寒いメニューを何度も考えたそうです。 この話には、その薄ら寒さが全体に漂っています。そして、救われない話。 殺人の部分に目が行きがちですが、これはほかの事も言っていると思います。 2人の寂しい人生と、その過程の話。殺人はそこの過程でしかない。 絵本ですのでとても薄いのですが、その中にとても深いメッセージがこめられている、と思ってしまうのです。 私は経験が足りないのか、その中身はまだ分かりません。 とても魅力のある絵本ですが、子供に見せる本ではありませんね。 大人の絵本、子供には重すぎます。
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 この作品は、かのエドワード・ゴーリー氏が、イギリスで実際に起きた子供殺しの夫婦の殺人事件を、基に絵本化したものです。  ゴーリーのインタビュー集「どんどん変に・・・」にもでてきますが、この作品は、ゴーリー自身がたった一つ、絶対に書かなければならなかった本、と言っています。  ゴーリーは彼自身のどんなに残酷な作品も、本当に怖いものとは呼びたくないと言っていて、本当にホラー並の絵本を書くことは、この作品を除いてはなかったと、言っています。  つまり彼にとって「The Loathsome Couple」は、特別な作品であったということですね。  細かい場面(足首の太いところや、朝食の場面や、鼠を投げられる場面)が、とてもよく出来ていたと思います。  意見は人によってぱったり分かれそうですが、まず読んでみてください。
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最初に読んだ感想はタイトル通りおぞましい!!でも30分おきによみたくなるのです。そして決まってテンション下がるのです。 段々よんでいくうちに細かい所にきがついていろいろおもしろいです。でも、くれぐれも世界に入り浸りすぎて、ぽけ〜っと家の外にでないように…


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今日、国語の授業で夏休みの本を借りに図書室に行ってこの本を読みました。(読むというか見る?) 友達が居るにもかかわらず泣いてしまいました。 良い本だと思ったので調べたらたくさんシリーズがあるんですね。 短い文なのにとても感動しました。
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絵本だからすぐ読める それにしても……貸してくれた人は 「まじで泣ける。学校で読んだらトイレ駆け込むよ。」 と言ってたのに…普通に読んだ私は、心がきれいじゃないのかも(笑) 途中若干あぶなかったけど 深い。 でも悲しすぎたり重かったりしない素敵な本です
ステキな気持ち
好きな人がいる人に、プレゼントしたくなる本です。 恋をしている時の繊細な気持ちが、簡単な言葉と、かわいい絵で表現されています。 心が、ほっとあたたかくなる本です。
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あのね あのね… 段々 ウルウルして来ました。 心が今、全力で走っています。 「ずっといっしょにいてくれる?」 あたりまえすぎて わからなかったよ 全力で走り終えました こころが汗をかいてます。 最高の汗です♪ とても恥ずかしいお話ですが 泣きました。 その涙で 3年間ひっかかっていた 汚れがとれました。
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不思議。きれいなこころを微分化していって、恋人同士の二人にもっとも大切なものだけ残され、描かれてる。


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   風の強いとある冬の晩、館に妙な奴が闖入(ちんにゅう)してきた。そいつは声をかけても応答せず、壁に向かって鼻を押しあて、ただ黙って立つばかり。翌朝からは、大喰らいで皿まで食べる、蓄音機の喇叭(らっぱ)をはずす、眠りながら夜中に徘徊、本を破る、家中のタオルを隠すなどの、奇行の数々。でもどういうわけか、一家はその客を追い出すふうでもない。

   アメリカ生まれの異色のアーティスト、エドワード・ゴーリーによる、1957年初版の人気の絵物語。なんといっても、「うろんな客」の姿形がチャーミングで、忘れがたい。とがった顔に短足。お腹がふくらみ、重心が下にある幼児型が、稚拙な仕草をほうふつさせる。

   この客、傍若無人ながらも憎めないのは、多分、彼が無心に行動するからだろう。たとえば子どもにせよ、ペットにせよ、無垢で無心な存在に、手はかかるけれども案外私たちは救われているのでは。そう思うと、この超然とした招かれざる客には思いあたるふしがある、と深いところで納得させられもするだろう。

   白黒の、タッチの強いペン画と、文語調の短歌形式の訳が、古色蒼然としたヴィクトリア風館の雰囲気を、うまく醸し出している。明治時代の翻訳本のようなレトロ感も魅力。原文はゴーリー得意の、脚韻を踏んだ対句形式。どのページの絵も、これまた芝居の名場面のようにピタリときまって、子ども大人共に楽しめる絵本だ。(中村えつこ)


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漢文体
初めてゴーリーの本を手にしました。英文自体がそういうものなのでしょうが、和訳にわざわざ短歌形式にするという素直すぎる訳者は日本人が読者であるという配慮に欠けています。もっと考えて翻訳して頂きたい。
パパはわからなかったけどママはすぐにわかった。
ある日突然やって来てそのまま17年も居座り続けているあやしげな客「IT」。その正体をママはすぐに見破りました。私は最後まで気づきませんでしたけど・・・。さすがママ。母は強し。とてもよくできたストーリーです。正体が分かる前と正体がわかった後の2度楽しめました。
心と生活に入り込む「IT(何か)」が怖い
原文タイトルは「The Dou tful Guest」ですが、本文中は「Guest」という単語はなく、すべて「IT」で表されます。「IT」と見るとスティーブン・キングの名作「IT」が思い出されます。様々なものを含包する「IT」が、ここでも怖さを発揮しています。 本著で「IT」を迎えた一家は、追い出すでもなく、粗雑に扱うでもなく「IT」と共生を始めます。「IT」は時に自分勝手ぶりを発揮しつつ住みつき、気が付いたら・・・というストーリーです。 ふと人間の心にぽっかりと空いたところに入り込み、時に宿主を振り回す「IT(何か)」を描いているのではないでしょうか。誰にでも覚えがありそうな感覚な気がします。キリスト教の「七つの大罪(傲慢・嫉妬・憤怒・怠惰・強欲・暴食・色欲)」のような。作品中でもそうですが、「IT」はどこか愛嬌があり、宿主は「IT」の存在を受け入れてしまうのかもしれません。 ゴーリー作品の中では珍しく、直接的に「死」を感じさせる内容ではありませんが、そこはかとなく感じる怖さは他の作品に引けを取りません。
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エドワード・ゴーリーさんの著書を拝読したのは本書が初めてです。初心者でも読みやすく、ファンの間で評価も高いとの事でしたので安心して読み始めました。何だか読めば読む程に、謎の生物うろんな客に愛着を感じました。最初の読後は意味がよくわからず、訳者の柴田さんの追悼文を読んで初めて理解しました。うろんな客の意味を理解した上でまた読み返してみると何故だか面白い。思えば皆、うろんな客の人生を皆歩んできたのだなぁと思うと人は何故あたかも当然のように受け入れられるのだろうと考えてしまいました。物の見方の違い、視点の違いとは面白いですね。まだエドワード・ゴーリーさんの著書を真に理解する言は出来ませんが新鮮な本でした。
ゴーリー。
この人の作品は、見れば見るほどわくわくするというか、何とも言えない気持ちになります。無性に何かやりたくなります。この本は素直に面白く、ゴーリーの表現力の旨さと画力の高さを思い知らされました。読むたびに違う本を読んでいるかのような、新しい発見が次々と出てきます。観察すればするほどおもしろい。個人的に生物が壁に鼻を押し付けているページがとても好きです。あと、最後のページにあの生物がちゃっかりいて、住人たちがもうどうでもいいやみたいな顔をしているところがおもしろかったです。


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