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新書・文庫
の売れ筋最新ランキング [2010年03月17日]
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くちコミ情報
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一読あれ
世界のしくみ、世の中のしくみを知りたい方は是非一読をおすすめします。 知ってる内容もあろうかと思いますが多くの人に知ってもらえればいいですね。
情報操作
前作の「ロスチャイルド」でも同じことが起きていましたが、5つ星評価の人が圧倒的に多数である割りには、内容がとても偏っていて一般受けするものとは思えません。故意に評価を上げようとしているのではないかと疑いたくなります
茶番劇に騙されて・・・
3月末で新型インフルエンザのワクチン千百億円分が期限切れになるそうです。この本に書かれているとおりの茶番劇に騙されて、この有様。
テレビと新聞の報道内容っていったい?
新型インフルエンザ、地球温暖化、911テロ、金融危機、民主党政権などを例に出し、 その背後にある本当の目的や表には報道されない想像もできなかった真実を知ることができます。 この本を読むと、テレビのニュースや新聞の報道が本当の情報としては全く価値がないなと分かります。 報道されてる内容は表面的なことばかり、極論するとウソばっかりなんだと思ってしまいます。 世の中の出来事の表面的ではなく、その背景や思惑を意識して見れるようになるだけでも、 この本を読む価値はあると思います。 そのことを踏まえるとこの本に書いてあることがすべて本当だと信じ込むのもどうかと思いますが、 報道では知ることができない情報が満載で、情報収集力には関心します。 結局、自分で考えることが必要なんでしょう。
騙されてはいけない
この本が書かれた目的は『東アジア共同体』の阻止でしょう。 同時に民主党政権にも強く反対しています。 一見、反ユダヤ国際金融のスタンスを取っていますが、真意は怪しい。 著者のスポンサーはどこなのでしょう。 一体誰のためにこの本は書かれたのでしょうか。
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くちコミ情報
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知識が見識にまで高まっている好例
1章の”時空を超える視界”では、現代の日本人がいかにアメリカ型のものの見方に染まっているかを、ロシア、中国を通したいくつかの事例で立証している。 →アメリカ型のものの見方からいち早く脱却し、日本的なものの見方を確立しなければ、真のアメリカとの対等な関係など成立しえないであろう。「アメリカを通してしか世界をみていない」という自覚を持ち、民間レベルでもグローバル領域にに関与していくことにより、新しい日本の視点がひらけてくるのだろう。 2章の相関という知では、大中華圏、ユニオンジャックの矢、ユダヤネットワークをはじめとするネットワーク型の視点で世界を再構築している。 →相関知という視点自体はビジネスマンならだれでも無自覚に行っているものだと思う。得意先の○さんと○さんは、同じ大学出身だから仲が良い、○さんは前職が○○だから、××な意見を持っているだろう、といった類のものである。これを国というマクロの単位で行えるのは著書自身が、再三再四述べているように、鳥の目虫の目を持って情報を分析し、全体知へと体系化してきてからにほかならない。 3章、4章においていよいよ本論 日米中の三カ国関係、かけ橋論、東アジア共同体、シンクタンクの必要性と具体的なマクロ領域の提言、個人レベルで知を志すための具体的な提言が続く。 →現在の民主党の迷走した外交戦略とも重なるため、マクロレベルの提言は若干空虚なもののようにも思える。 しかし、後半部の個人レベルでの提言として、”ag ee to disag ee”という姿勢を持つこと、ある事実に対して感情を育むこと、鳥の目と虫の目の必要性、マージナルマンという生き方のすすめ等、知を志すために著者が読者に覚悟を問うてくる姿勢は非常に迫力に富み、胸を打たれる。 著者の見識は常に取材した事実や、歴史的事実から昇華されており、まさにグローバルという概念の何たるかを丁寧にわかりやすく教えてくれる。だから、読むだけで、今まで見えなかったものが見えているような気になれる。これからも、何度も読み直していきたい。
政治経済を動かすインテリジェンスの解読法
著者の文章は新聞や雑誌で読んできたので、その碩学ぶりとリベラルな思考様式にはかねてから敬意を抱いていた。本書を拝読して、この本には著者の半自伝的な思索の成果を集大成し、まとめられたものである。院生時代のフィールド・ワークを体験し、机上の学問では見失われる真実の重要性などが如何に現実に対処するかを体得した。その後イランの石油コンビナート建設に関わり、イラン・イラク戦争で撤退、中東地域での体験から、ユダヤ思想の重要性を確認するためにイスラエルに留学するなど、その活動範囲はまさにグローバルに展開され、世界を俯瞰的にもミクロにも観察した体験から、空海の唱えた全体知の重要性をキーワードに、世界を理解する自らの手法を開陳した云わば寺島思考法のエッセンスを語っている。 そのワイドで柔軟な見方には、アカデミズムだけでは読み落としがちな現実社会に基づいた世界の読解法が展開される。世界で勃発する大事件の背後にある民族的思想文脈を大中華圏、ユダヤネットワーク、ユニオンジャックの矢など政治経済を動かすインテリジェンスの解読法を解説しているともいえる思考戦略のノウハウを語っていて面白い。示唆に富む1冊である。
学生は必読!休み中に必ず買って読もう。
日本的先入観の枠をはずして考える・物事を的確に見るための格好のガイドブック。世界の情報ネットワークの成り立ちについて概要を押さえることができる。特に、第四章の体験談は真に迫っている。高度な内容をコンパクトに誰にでも読みやすくまとめてあるし、手ごろな値段なので、若いビジネスマンや学生は必ず買って読むべし。
まさに目からうろこ=全く異なる歴史認識が存在することを教えてくれる
メディアやネットの発達で、膨大な情報にアクセスできるようになったが、 断片的な知識ばかりで、自分なりの世界像、歴史観、国際感覚は 実は何にも身に付いていない。わかったつもりでいるが、それは、 アメリカを通した見方の受け売りなのだ。 そんな例がたくさん紹介される。 例えば、ロシアには、1705年に既に日本語学校が設置され、 その後もさかんに日本と接触があった(ペリー来航の150年も前だ)ことや、 太平洋戦争に負けたのは、米国の物量にねじ伏せられたという認識が一般的だが、 「アメリカと中国の連携に敗れたことに目を逸らしてはならない」、など、 違った角度から見た歴史観を示している。 大中華圏、ユニオンジャックの矢、世界を変えた5人のユダヤ人(モーゼ、キリスト、 マルクス、フロイト、アインシュタイン)の話なども、たいへん参考になる。 無論、歴史観に絶対的な正解はないが、我々は、自らの歴史観を相対化して見る 視点が必要だということを教えてくれる。 賛成はできなくても、相手の主張の論点は理解した、というag ee to disag ee という姿勢を大事にしたいと思う。
分かりやすくて面白い、国際情勢を大枠で捉える入門書
上司から「読んでみる?」と勧められて読んだ本です。 「あまり興味のないテーマかも…」と思っていたのですが、読み始めてみると面白く、あっという間に読了しました。 日本が鎖国していた江戸時代、「漂流民」を通して、日本が世界に漏れ伝わり、関心を持たれていったことや、さらにその昔、エンジニアとしての素質も備えた国際人「空海」が、真言密教だけでなく、土木工学や薬学の知識も日本に持ち帰ったこと(日本中に空海が掘ったと伝えられる井戸があるのはそのため)……など、歴史の中にある世界と日本の関係から始まり、戦後のアメリカと日本の関係、台頭する中国と日本の関係など、現在の国際情勢に視点を移していきます。 こういう大きなテーマについて書かれた本は、長大で難しくなりやすいと思うのですが、この本はとても肩の力が抜けている感じで、著者の身近な話題からさらりと語り始めたり、「ユニオンジャックの矢」「ユダヤグローバリズム」「日米関係は米中関係」「分散型ネットワーク」といったキーワードを軸にしたりしながら、あっさりと読みやすくまとめています。 「世界を知る力」という概念は、どちらかと言うと後付けな感じで、「歴史の中にある日本、世界の中にある日本」をざっくばらんに解説しているという印象を受けましたが、とても分かりやすく、勉強になりました(こんな博識で明晰な先生の講義を受けてみたいと思いました)。 国際情勢を大枠で捉える入門書としてもいいかも知れません。
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最後にむけてのクッション
逆襲の刻シリーズは、本作も含め今のところ、 今までと異なり共闘が明確になり、 いままで敵だった幻獣が仲間になっています。 (青スキュラ等) そのこともあってか、幻獣上陸に為す術無しの描写や 補給戦を切られると苦しい旨は何度も書かれています。 しかし、それに関する奇跡のような死闘は明確に出てきていません。 (5121部隊が補給に関して、機動戦で戦闘しているのに、 ずっと成功していることを驚く描写はあります。) また、今までのような戦場から発信する政治よりも、 中枢での政治の描写が多いことも 今までのシリーズとは違った点だと思います。 (軍事クーデターや軍事産業、ロシアへ交渉に行くことなど) 次の巻では、交渉を絡めた政治・戦闘の描写も深くなるのではと思います。 温泉シーンや枕投げなど、 そのためのワンクッションとして、楽しめる一冊です。
『逆襲の刻』シリーズ4作目!! 『逆襲の刻 欧亜作戦』に続く
5121小隊他学兵たちは青森にて激戦、 善行・原・来須・石津・カーミラ・ハンス・緑子は幻獣の王に会う為ロシアに飛び立つ、 東京では浅井総合研究所が軍産複合体に情報戦を仕掛ける。 「それぞれの戦場で平和への道をつくる」かなり多面的な状況でスタートする今巻ですが、意外と人の行き来がない分、過去のシリーズよりも読みやすいですね。 様々な視点で戦争が語られるのはすごくおもしろいですよ。 広い視野で学兵達を観察する「山川道久」や、一般人に近い学兵として戦場で出来る事を探す「姫野真子」の視点は、過酷な状況に立ち向かう強い意志を感じられて心に響くものがありますし、5121小隊なら、最前線での狂気に満ちた世界で魅せてくれます。 あとガンパレの持ち味であるお祭り展開も当然あります。 なんと今回は水着回!!! 楽しみの多い今作は満点でした。 物語の終焉も近そうなので次巻も楽しみです。
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たいしたもんです
模倣犯、超能力、娘殺しこれを結びつけて物語にする。 たいしたもんです。 で?ていう。
脱帽です。
最近評価の高い若手作家のサスペンスフルなミステリーを読んで“宮部みゆき”という作家の偉大さを思い知らされました。 宮部さんの「火車」や「理由」を読んでも痛感することですが、何より登場人物の描写の巧みさ、上手さに舌を巻き、感嘆を漏らさずにはいられません。 小説の骨格となる構成の確かさは言うまでもありませんが、それを引き立てる細部の描写力の見事さが、紙の中に封じ込められた小説という二次元の産物を立体的な芸術作品にまで高めているのではないでしょうか。 どんなに小さな役どころの登場人物も、短いセンテンスでひとりの人間として、きちんと紡ぎあげられ、紙面を動き出す。殊に毒を効かせた人物評の手法が絶品で、思わずニヤリと時には吹き出してさえしまうのです。嫌味のない毒(ブラックユーモア)のスパイスが、紙上の人物に生身の質感と重みをあたえ、作品自体の重厚感と広がりを増幅して読者を紙の中へと誘い、のみ込んでゆくのでしょう。 本作も私は、作者の筆力に身を任せつつ心地よく二次元の紙の中へと沈んでゆきました。 読み進むうち、次々に出会う登場人物を自らの頭の中でイメージしつつ、その人物像を実在の俳優さんに当てはめてみたりしながら堪能させて戴きました。ちなみに、個人的には滋子さんは、江角マキ子さんをイメージしています…。
う〜ん
読後の感想は、 「模倣犯」があまりにも商業的にヒットした為、 関連作品を求められたのかな?感が残りました。 随所に「模倣犯」を持ち出してますが、 全く効果的に使われてなく、かえって鼻につきました。 むしろ、前畑滋子でなく全く別の主人公の方が、 入りやすかったのでは?と個人的には感じました。 「模倣犯」を意図的に練りこんでる為、 無駄に文字数が増えてますが、 こういった題材を宮部さんクラスのベテランが扱うなら、 その分もっと掘り下げて書いていただきたかったです。 心理描写、状況描写もあまりにも表面的なもので、 物足りないですね。 茜が犯した最大の犯罪内容も、 あまりにも付け足しっぽく、唐突な印象でした。 この犯罪内容を聞いた両親が、茜を殺害する動機になったというのも、 理解が出来ません。 良くも悪くもスラスラ読みやすい本でした。
どうしてSFにしてしまうのか
★★★☆☆ この楽園は、私が絶賛した「模倣犯」の続編というか主人公が同じなのだが、どうして今まで読まなかったのかというと、「超能力」とかが出てくるという事で、一気に興ざめしそうな感じだったから。 実際に読むと、やはりぐいぐい引き付けられるし話の展開も最後まで気が抜けず、目が離せなくなり…という事で一気に読んでしまうのか?と思いきや、やはり発端が「予知能力」「Psychic Investigato 」みたいなのがあってこそこの話が始まっているというのがどうも…。 そうは言っても宮部さんの筆力はたいしたもので、逆にどうして超能力を持ってきて大衆小説からSFにしてしまったのだろう? あらすじは、息子を交通事故で亡くした母親がもっと息子の事を知りたいという事で色々整理をしていたら、変な絵が出てきて、それを模倣犯のときのライターに鑑定?調査依頼。その絵に書かれていたものは、誰も知るはずがない事件現場の遺留物。しかもその事件が前に自分が関わった模倣犯の殺人現場…。結局自分はあの事件から逃げる事はできないのか〜と調査に乗り出し、結果的に別の殺人事件の真相を暴いていく…という流れ。その別の事件というのも不良の娘を殺して15年?以上自分の家の地下に埋めていた両親とそれを知らずに生活していた妹の生き様。単に娘殺人だけではなく、その両親を脅すさらなる悪人、それをかばう地域の有力者…。 とにかくスタートが超能力でなく、何か別のきっかけで始まっていればもう少しはまったかも…。
繋がり
この小説は、物静かな夫妻が非行少女であった長女を自らの手で殺めた痛ましい事件と、最近、交通事故で亡くなった少年との繋がりを探るミステリーである。 殺人事件は16年前に起こっており、長女は床下に埋められていた。火事で家が半焼し観念した夫婦が警察に出頭するまでは、誰も知りえなかった事件だ。その死体が埋まった風景を萩谷等少年は発覚前に描いていた。 なぜ等は知り得たのか?等が亡くなった今、母である敏子にはその理由を知るすべはない。敏子が等のことなら何でも知りたいと調査を依頼したのが、本作品の主人公でライターの前畑滋子である。 夫婦の次女、土井崎誠子も両親が姉を殺めた理由を知りたく、滋子に調査を依頼する。この小説の主な登場人物はこの3人である。 最初の数十ページは、いささか状景描写が過剰な気がするが、そのぶんページをめくる速度が遅くなり、結果的にはストーリーが回り始める頃には、評者は小説の世界に引きずりこまれていた。 都会の住宅街で秘密裏に行われ、誰も気づかなかった殺人事件と、等の超能力もどきの能力は、どちらもそこだけ、ほの暗い異空間が生じたような薄気味悪さを感じる。 また、断章という章題で明示された伏線は、読者の足を掴み、ずるずると沼地に引きずり込むような不気味さをかもす。 上巻は等と事件の繋がりを探る話が中心である。主人公の滋子は思いこみと想像力が強すぎる性格で、その暴走しがちな性格も影響し、繋がりの可能性はどんどん増加しストーリーは混迷していく。 逆に下巻は土井崎夫婦が抱え続けた心の闇に向けて話が収束していく。 このミステリーを軸に、家族に都合良く扱われた萩谷敏子の人生や、あるボランティア団体の実体など、人間の陰の部分を折り込み物語は深みを帯びている。人物描写も重層的で良い。 上下巻合わせて900ページを越える力作だが、それにふさわしい深さと広がりを持つ作品である。
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】
ひさびさに「目から鱗が落ちる」快感を味わわせていただきました
日本の農業はじつは強い産業であるという主張は、耳にしたのさえ初めてで、新鮮でした。ここまで鮮やかに目から鱗が落ちる読書はひさしぶりで、それだけでも読んだ甲斐はじゅうぶんにありました。ただ、これまでの、日本農業はひ弱に過ぎるという主張(あるいは農水省による洗脳)から脱却しきれていない頭には、衝撃が強すぎて、もう少し他書も読んで頭を冷やして勉強してからでないと、本書の主張の妥当性に関してはなかなか論評しがたい感がありました。 しかし本書を読んで、続けて農水省の人が書かれた「食料自給率のなぜ(扶桑社新書)」末松広之著を読むと、末松氏による農水省的主張が本書でことごとく論破されており、論争としては本書の完勝という感がありました。加えて、末松氏ら農水省の人々が自ら語ろうとしないところで何をしているかということが本書でよく分かりました。官僚の国民に対する説明と実際の行動の乖離ぶりを知るという点においても、この2冊を併読して興味深い知見が得られたように思います。 末松氏ら農水省の官僚に対して、本書の著者は、自らの職権が及ぶ範囲できちんと責任を果たせと諭しています。国民が何を食べるかといったことを農水省の官僚があれこれ指図しようとするのは越権ではないかと。職権が及ばないところに口を出そうとするから、精神論的なお説教しかできなくなっている。そうではなくて諸外国において農業政策に関わる同輩たちのように、日本の役人も自らの職権の範囲が及ぶところで戦略的にしっかりした仕事をするべきではないかと、本書では提言されています。もうこんな基本的な職業倫理にかかわるお説教をされるようでは官僚も終わったなと思います。
従前の陳腐な農業論に決定的な打撃を与え、金字塔となる名著
まさに革命的な一冊である。今後、農業関連本はこの名著を無視することはできなくなる。生産額ベースでは日本の食糧自給率は高く、カロリーベースを意図的に用いるのは農水省やロビイストのプロパガンダだと知っていたが、裏に隠された利権を知ると彼らが必死になる理由が実によく理解できる。何故これが文庫で出たのだろう? 通俗的かつ謀略的に日本の食料自給率の低さを煽り立てる書物に騙されている多くの読者は、是非この著書を読んで欲しいものだ。如何に自分がころりと騙されていたかが実感できるであろう。 私は「日本の農業を大切にすべきだ!」と叫びながら中国製の安い食品ばかり食べている衆愚人を幾人も知っているが(その妻はスーパーで安い輸入食品を喜んで買っている)、いい加減に彼らも目を覚ますべきではなかろうか。 但し「農業は成長産業」と言いつつ、農業従事者は多過ぎるとも指摘しているので、農業は大きく期待できる産業とは言い難いことに注意する必要がある。 日本の農業の振興策として高付加価値農産物の輸出を挙げていることは全く同感である。日本政策投資銀行の藻谷浩介氏も同様の主張をされている。 『実測!ニッポンの地域力』藻谷浩介
期せずして見えてくる隠れた利権構造の桿ましさ
農水省は意図的に食料自給率を低く見せかけ、国民に食に対する危機感を抱かせようとしている。自身の利益(仕事作り)の為に。 この本では、農業の生産額は先進国中アメリカに次ぐ第二位。7%の超優良農家が全農産物の60%を産出している等々、一般には殆んど知られていない事実が出てくる。ちなみに、主要国の農産物輸入金額は米、独、英、日、仏の順であり、国民一人当たりでは英、独、仏、日、米の順となっている。 農水省のこのキャンペーンにはどうしても既視感が付きまとう。 財務省の、これ以上国債を増発すると国家が破綻する。の類である。 日銀の基調である金融引締めも同じ。 外務省の日米開戦においての誤謬及び隠蔽、責任転嫁についても。 これらに共通するのは、公(国民・国家の利益)と私(省の利益)の区別を意識的に混同していることである。 このことについては、マスコミ、学界、政党、その他の団体についても同じであろう。 対外(国際)関係においても、最近おこぼれに与っている人たちが多数いることが在野の研究者によりネットで明らかにされた。 時代の変わり目を感じる。 さて、民主党政権は少数者集団の連合であり、これからそれらが分け前を求めにかかるであろう。八俣遠呂智である。 素戔鳴尊は出て来るのであろうか。
弊害しかない「食料自給率」幻想
1ページ、1ページ開くたびに知らない事実、ロジックがあった。本書はまさに、日本の農政はすべて農水省と「疑似農家」のために存在し、本来の農政の主役たるべき生産額の6割を占める優良農家と消費者を全く置き去りにしていることを明瞭に示している。 まずは、自給率。算出方法について、「半分近い廃棄分が含まれる反面、流通に乗らない自家消費、外国産飼料の家畜は国産にならない」「日本だけカロリーベース、外国はどこも生産額、生産額ベースなら自給率は66%」という指摘から始まる。そこからこれでもかと農政の虚妄を暴きまくる。「食料安全保障」を錦の御旗に、農水省は自給率5%増を政策目標に掲げるが、国民にもたらされる効果は何もない。自給率向上のために、飼料米への補助金1500億円が計上されたが、飢餓に苦しむバングラディシュ人が「家畜の餌に巨万の富を使うのは罰当たり」。かくしていつまでたっても、経営努力をしないゾンビ農家が生き残り、無駄な作物は積み上がり、国民は重税に加え、高額な食物を頂く。自給率名目の補助金、高関税をやめ、市場原理に任せれば全てが良い方に逆回転する。 農水省自体もひどい。輸入を独占している天下り法人(書類を右から左に流すだけで、理事長の年収2000万)がいるせいで、需給がかみ合わずバター不足が起こる。 各項とも、メディアで特集して、検証する価値がある。昨年、著者はサンプロの特集で本書のアウトラインを述べていたが、20年来正しいものとされてきた食料自給率の嘘を突き崩す決定的な一打になる重要な一冊に、本書はなるのではないか。本書の内容が流布すれば農水省や農協は、もはや有効な反論抜きに農業政策を維持することは難しいと考える。注目の書籍であり、内容は知って欲しいことだらけだ。「農水省がなければ日本農業は成長する」と本書を読んで確信した。
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作品全体のバランスという意味ではシリーズ最上級の出来映えではなかろうか。グロ成分控えめ(というか、ほとんどない)が最近のテイストに合っていて、正反対なキャラのゲストヒロイン【千早】と【伍鈴】が、可笑しくも可愛らしいコンビで笑わせてくれる。まぁ、困ったちゃん達ではあるが、やろうとしたことにはいじらしさもある。意外な手強さを見せてのハラハラ感を演出しながら、「その後」にもう1つストーリーを挿み、終始笑わせておいての不意討ちでホロリとさせるニクい構成が素晴らしい。このはほどではないものの、なかなかナイスでけしからんスタイルな千早の「真の姿」が可愛らしい挿絵付きで披露されるオマケ付き。場合によっては準レギュラーに成り得る余韻を残して結んでいる。 しかし、今回も春亮とその居候達の屈託のない、騒々しくも微笑ましい応酬が可笑しくて仕方ない。大晦日や初詣が初めてなフィアの新鮮な反応と、このはも含めた「無礼講」が思わぬ方向に進んでしまう面白さが、いんちょーこと錐霞の同行でパワーUPして楽しめる。最終的には白穂&サヴェレンティも登場して、ほぼオールスターなのも豪華で良い。しかも今回はサヴェレンティが珍しく(?)貢献している。 春亮達の予想がナナメ上に覆される形で幾度となく手詰まりになる度に、「キター!」と喝采を贈りたくなるような、状況が打開されそうな場面が出てきて盛り上がった。それはメールの着信だったり全員集合だったり変身だったりと、それほど大仰なものでもないのだが、実に絶妙なタイミングで、時に面白く現れてのカタルシスがあった。あと、今回はフィアが「同類」だけでなく人間にも説教をぶちかましたことを記しておかねばなるまい。もぅほとんど人間に近づいているフィアが、娘っ子相手とはいえ「先輩」として的を射た正論を講じるのが何だかカッコ良くて頼もしかった。
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くちコミ情報
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戦争の最中にも日常はある
晴凛率いる侘瑠徒の一党に良い様にされてきた帝国軍の反撃が始まる。これまでは官僚組織から独立していた帝国軍に影響力を及ぼすため、帝国官僚のトップである苑山燕鳳は、皇伏龍の同門である沢樹延銘を全軍指揮官として送り込む。 周囲の人間の心情を全く慮ることのない歪んだ性格はともかく、有能であることは間違いない沢樹の適切な処置により、挙兵以来初めての敗北を味わう皇伏龍だが、そのまま敗走すれば侘瑠徒の民は皆殺しにされてしまう。大軍に寡兵が立ち向かうための、ちまちま嫌がらせ作戦が始まる。 戦乱の只中にあっても普段の生活を忘れない侘瑠徒の人々の姿と、腐敗したシステムの現状を理解しながらも、自らの職分で為すべきことをするしかない帝国の人々の姿がある。生き残るための唯一の選択をした人々と、消極的同意と妥協の産物によるしかない人々の争う様は、止めよう・変えようと思ってもなすすべも無い大組織の恐ろしさを感じさせてくれるだろう。 こういう組織論的なお話とは別に、戦争の中でも商魂たくましい人々の姿や、晴凛とミーネ姫のいつも通りのやりとりなど、日常シーンも健在です。
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