【くちコミ情報】 これはすばらしい本です。
水木センセの戦記ものは漫画でも読んでますが、この本は文章だけです。 だからといって劣るものではけっしてない。 というか、文章ならではのリアリティがそこにあります。 この半生を「ねぼけ人生」と言い切れるとは.... すさまじい奥深さに圧倒されました。 いいタイトルだ!
妖怪の存在に触れた幼年期から、戦争体験、貧乏生活、多忙な売れっ子時代へと、その人生は、「波乱万丈のスッゴイ人生」であるが、そこにはいつも、温かい可笑しみのようなものを感じる、常識とズレた妙な人物、出来事がある。そこが、この本の面白さだと思うし、水木しげるの特徴なのではないだろうか。 p 妙なことが多く起きていた昭和という時代に興味を持ったり、今生きている時代も後から見たら、変な時代かな、と考えたり、いや、時代背景よりも水木しげるという人物の面白さがヘンテコな人や事件を呼んでいるのかな、と思ったり。 p とても面白い、オススメしたい本でありました。いやぁ~生きるってエキサイティングだね、とまで言っちゃいそうな本。 自伝エッセイ集(新装版)
筆者は70年代から少年時代や青年時代について自伝エッセイ--のんのんばあとオレ、ほんまにオレはアホやろか--を刊行していましたが、出生から現在までの一生についてあつかった著作はまだありませんでした。そこで筑摩書房の松田氏が企画したのが本書、「ねぼけ人生」です。「あとがき」によれば、著者の貧乏体験に紙面が割さいているのが特徴とのこと。なお筆者によるイラストは収録されていません。解説は呉智英「ほがらかなニヒリズム」。 p 本書は27のエッセイを、「落第」「戦争」「貧乏」「多忙」の各章に収録しています。少年向けの「のんのんばあ」「アホやろか」よりも文章は堅いですが、内容は拡充されているので、本書をあらためて読む価値はじゅうぶんにあります。 p 現在は『コミック 昭和史』『ボクの一生はゲゲゲの楽園だ』などマンガ自叙伝や、日経の「私の履歴書」をまとめた『水木サンの幸福論』が刊行されていますが、いずれも都合から省略した箇所があります。筆者についてもっと知りたいと思われた方は、内容がより詳細な本書をおすすめします。 p なお新装版の刊行にともない、カバー装画が和田誠から南伸坊のイラストに変わりました。とはいえ、旧版の絵--筆者が目玉親父を肩に乗せ子泣き爺にしがみつかれている--のほうが味があるように思います。カバー装画をのぞけば、旧版と新装版はちがいはありません。 p (2 26追記)筑摩書房から昭和44年に刊行された『現代漫画5 水木しげる集』の巻末に、「ねぼけ人生」というエッセイが収録されているのを見つけました。初出が書かれていないので書き下ろしと思われますが、文章が一致することから、この8頁のエッセイが本書の土台となったものと推察されます。 自伝エッセイ集
筆者は70年代から自身の少年時代や青年時代について自伝エッセイ--『のんのんばあとオレ』『ほんまにオレはアホやろか』--を刊行していましたが、出生から現在までの一生についてあつかった著作はまだありませんでした。そこで筑摩書房の松田さんが企画したのが本書「ねぼけ人生」です。「あとがき」によれば、著者の貧乏体験に紙面が割さいているのが特徴とのこと。なお筆者によるイラストは収録されていません。解説は呉智英「ほがらかなニヒリズム」。 p 本書は27のエッセイを、「落第」「戦争」「貧乏」「多忙」の各章に収録しています。少年向けの「のんのんばあ」「アホやろか」にくらべて、文章はすこし堅いですが、内容はもっと詳細なので、本書をあらためて読む価値はじゅうぶんにあります。 p 書き下ろしの形態をとっていますが、雑誌などに発表したエッセイも再引用している個所もあります(たとえば「失われた楽園」など)。 p 現在は『コミック昭和史』『ボクの一生はゲゲゲの楽園だ』などマンガ自叙伝や、日経の「私の履歴書」をまとめた『水木サンの幸福論』が刊行されていますが、いずれも都合から省略した箇所があります。筆者についてもっと知りたいと思われた方は、内容がより詳細な本書をおすすめします。 たぶん怒られるけどマンガより面白い
あまりにも面白い本なので友達に貸すと絶対に返ってこない。 きっと「ゲゲゲの鬼太郎」や「悪魔君」はみんなも読んだだろう。だけど作者の人生のほうがマンガより面白いことは知られていない。 p かれは自分が就く仕事でことごとく失敗をするは、ニューギニアの戦地では片腕をなくすは、なんとかつかんだ紙芝居や貸本マンガのブームもさっさと終わるは、極度の貧乏神に取り憑かれるなど成功するまでは苦労の連続だ。だけど持ち前の性格から自分の人生を楽しむだけでなく、さらにマンガでたくさんのひとまで楽しませてしまう。ちなみに昨年の自殺者は三万三千人で史上最多の記録を塗り替えた。これは交通事故による死亡をはるかに上回る勢いである。みんな水木しげるみたいになれば自殺なんてしないのに。 p だけど水木しげるのような性格はこれはこれでひとつの才能なのだ。だから教訓をひとつ:幸福というのも才能である。かくして才能のないボクはこつこつ勉強しなきゃならない、ってことを痛切に実感させられた本なのです。ガーーーン!
古の武術を知れば動きが変わるカラダが変わる―NHK人間講座『古の武術に学ぶ』の甲野善紀・34の技をDVD120分収録! MC mook
甲野善紀と近藤隆夫との対談を掲載し、古武術のスポーツへの応用を紹介。さらに「身体動作の謎」に迫る。NHK人間講座「古の武術に学ぶ」をはじめ、番組で放送されなかった甲野善紀の技の映像を、付属DVDにタップリ収録。