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   新書・文庫 の売れ筋最新ランキング   [2010年03月18日]
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副長に涙
泣いた、不遇なアリル・ゴス副長(26才処女)に泣いた。 でも私はそんな副長が大好きです!! GAマガジンで副長が主役の短編希望。
おもしろかった
素直に楽しめた これで完結とは惜しい 彼女達のこれからが気になって仕方ない まあでも、それくらいがちょうどいいのかな 楽しませてくれてありがとう
意外と本格、最終巻
『意外と』本格な帆船ライトノベルの最終巻。 このシリーズは既存の帆船小説などを読んでいると ニヤリとさせられる部分が多いが、 最終巻である今巻は特にその部分が多い。 たとえば、章タイトル『栄光の八月二十六日海戦』は 明らかに『栄光の六月一日海戦』へのオマージュだし、 樽の中に入っている敵の提督は 『アブキール湾海戦』で戦死した トゥアール艦長がモデルになっているのは明らかだ。 最後に出てくる女王の長ったらしい肩書きは エリザベス1世のものを参考にしているのだろう。 ライトノベル的なご都合主義は作中に多く見られるが、 テンポの良さを優先したストーリーは読んでいてストレスを感じない。 『ホーンブロワー』のストーリーに 『オーブリー』のユーモアをトッピングした・・・とまで言うと褒めすぎだが、 既存の帆船小説ファンにも楽しめる要素を含んだ作品だと思う。
ビシャスホースの凱旋
艦長セネカが受けていた密命から始まります。 ・艦長とシューフェンとの結婚の話 ・味方艦に偽装した敵 ・ファムを溺愛する艦隊司令(姉):シューフェンとの結婚話が。。 姉とシューフェンの結婚話に喜ぶファムに対する様子に複雑な気持ちを感じながら 話が展開します。 最後の凱旋で女王登場となりますが、詰め込みすぎですね。この話は船を操舵する ヒロイン達?の動作が軽快に描かれている点と二人の関係がどうなっていくのか? が魅力的な作品だと思いますが、もう少し今後の展開を含めて話を進めて欲しかっ たと思います。 もう少し続けて欲しいと思う程度で終わらせるのが良いのでしょうかね。
男の娘がいっぱい(笑)
蒼海ガールズシリーズの第3巻にして、(どうやら)最終巻です。 内容は・・・あらすじを読んでくださいw 相変わらずのドタバタあり、艦隊戦あり、そしてちょっぴり涙あr・・・あれ? 後書で筆者曰く「これで完結」と言っていますが、もう少し続けてもらいたかったですね。 本編がダメなら、短編が発表されているので短編集でもいいのですがね。 ・・・しかし、アリル副長は相変わらず一身に不幸を背負ってますね・・・ファーストキスまで奪われて、挿絵がアレでは・・・ねえ?


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カスタマーレビュー数:13

くちコミ情報
歴史がダイナミックに動こうとしている
本巻で互いに憎しみあう薩摩藩と長州藩の手を握らせ竜馬が中に入り薩長同盟を結ばせる。歴史がダイナミックに動こうとする激動の時代の描写が面白い。
物語に引き込まれました
薩長同盟。 様々なメディアを通して概要は知ってるはずなのに、 まるで初めてこの同盟のことを知るかのように、 頭をリセットされて新鮮な気持ちで読めます。 なぜでしょう。 竜馬の物語は知っている!と思ってる方にもぜひ読んで欲しいです。 新鮮といえば、艦長としての坂本竜馬の活躍もおもしろいです。
幕末の魅力が詰まった一冊
 幕末は戦国と並んで日本史上の激動の時代であるが、劇以上に劇的な史実の面白さが本書ではこれでもかと言わんばかりに表現されている。特に、幕末の最大のハイライトである薩長同盟の下りは臨場感があり、見事の一言。寺田屋襲撃事件も手に汗握る展開だった。幕末の魅力を初めて感じることができた。
薩長同盟
犬猿の中にある薩長両藩を竜馬は利をもって説き、誰もが理想としつつも成功するとは思わ なかった薩長同盟を成立させる。 才谷屋という商家と親戚関係にあり、亀山社中という日本発の会社を設立させるような天性の 商才を持つ竜馬だからこそできた同盟関係といえるだろう。 幕軍と戦う天才軍人高杉晋作らの活躍も見逃せない!
全てが竜馬を中心に動き出す
 時代がこの男を欲していたのだろうが、日本という国が間違いなく竜馬を中心にしてグルリと回った。歴史の教科書には簡単に「薩長同盟」と書いてあるだけの事だが、これを成すためにどれだけの苦労があったかがよくわかる。  そして徐々に幕末のその先を見据える男が現れだす。高杉はクーデターで新政権を確立するなり「もう俺の役は済んだ。人は艱難なときは一致団結できるが富貴はともには出来ん。きっと仲間割れが起こる。俺はそれより外国へ密航して武器を買い入れ対幕戦争を有利にする」当時としては斬新過ぎることを言ったり、竜馬自身も「革命がなっても亀山社中のものは政府の役人にはなるな。世界の貿易商社を目指すのだ」とも言う。  そんな中、苦労を共にしてきた池内蔵太ら数名が竜馬の指示で長崎から鹿児島へ向かう途中に沈没して死亡してしまう。この時の描写には思わずもらい泣きをしてしまう。「すべて天命である」と自らを躾け死をいちいち悲しむ事を嫌う竜馬も一人うずくまって涙を流す場面は心中察するに余りある。  それにつけても買ったばかりの船が一日で沈没したり作った海軍学校は取り壊されたりと竜馬の運はそれほど良いとも言えないのだが、それをばねに跳ね返し続ける彼の胆力に恐れ入る。  おりょうに「昔のような純情さがなくなってきたわ」といわれ「純情だけでは人間の乱は鎮められんからな。古来、英雄豪傑というのは老獪と純情の使い分けの上手い男を言うのだ」と竜馬に言わせる司馬遼太郎の歴史観も素晴らしい。


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最高におもしろいです!!
批判なんてきにしなくてもいいですよ! とりあえずこの巻を手に入れて読んでみてください^^ あなたも禁書の世界に取り込まれること間違いなしです!!
うーん・・・・
5巻まで読めば面白くなる そういう声はよく聞きますが、本音でいいでしょうか? ぶっちゃけ騙されました。5巻のレビューなので以下の巻の感想を書くのを控えますが、この巻は確かにマシな部類でしょう。一巻ぐらいの面白さはありました しかし、ここにたどり着くまでがひどすぎる。そしてこの巻で匙を投げました。 僕の倫理感ではこれ以上の不自然さに耐えられそうにありません。 この類のキャラはむしろ好物のはずなんだけど、おかしいなあ・・・生理的に受け付けませんでした。軸がぶれすぎてちょっと読んでいられない本でした
「優しさ」によって変われた「一方通行(アクセラレータ)」という新たなヒーローの誕生
「絶対能力(レベル6)シフト計画」によって1万人以上の「妹達(シスターズ)」を虐殺してきたアクセラレーターにスポットが当たります。 彼は前回の敗北によって「自分の何かが変わった」と漠然と感じますがそれが何なのかまでは解かりません。 それは一人の少女との出会いにより初めて理解することが出来ました。 「自分は誰も殺したくはなかった、と常に思っていたのだと」いうことに。 その少女をめぐり錯綜する状況の下アクセラレータは自分の命をかけることになります。 そして彼は変わりました。 「たとえ自分がどれだけのクズであろうとこれ以上他の人間を殺していい理由にはならない」と叫びます。 一人の科学者がそんな彼をこう解析します。 「彼は甘い自分を捨てることができた。それは今までの自分を、人生そのものを放棄することに他ならない。それは彼が持つ「優しさ」による「優しい選択」だったのだ」と。 彼の物語はこの後も続いていきますが、この大きな「人生の分岐点」を無視することは出来ません。 TVアニメで感銘を受けた方も是非読んでみてください。
作家は成長する
とある魔術の禁書目録(インデックス)〈4〉 (電撃文庫)よりは文章がまともになっている。しかし相変わらず駄文である。内容については、とある一日(8月31日)の出来事をほぼ時系列にまとめた緩慢な中篇といったところ。個人的な楽しみどころアニメ版の18話に収まる御坂美琴との偽装デートの話。これからの展開に期待します。希望としては涼宮ハルヒの憂鬱 (角川スニーカー文庫)のように二年も三年もフリーズしないこと。
4巻から、ヒーロー・ヒロインが錯綜
・1巻:ヒーロー、上条当麻。ヒロイン、インデックス。 ・2巻:ヒーロー、上条当麻。ヒロイン、姫神秋沙。 ・3巻:ヒーロー、上条当麻。ヒロイン、御坂美琴。 ・4巻:ヒーロー、神裂火織・土御門元春。ヒロイン、上条当麻(笑)。 5巻は、ヒーローが一方通行でヒロインが打ち止めです。海原光貴?闇咲逢魔?誰ですかそれは。 上条の影が薄く、一方通行の存在が濃い作品(あくまで印象面ですが)。だからあーだこーだいうわけではなく、一方通行がイカしているので問題なし。 つーかですね、5巻まで購入してしまったなら、多少つまらない巻があろうが最終巻まで買い続けるしか道はないのですよ。


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何度読んでも面白い!
以前にも読んでいたが、NHKで竜馬伝が放送されたのを契機に再度読み返してみた。 感想は…やはり何度読んでも面白い!という一言に尽きる。筆者も何度も書いている「竜馬は幕末の奇跡」という言葉は正に言い得て妙だと思う。現代に於いては当たり前の事柄が当たり前でなかった当時に、天が時代の収拾の為に彼を遣わしめた、という感は著者ならずとも思わざるを得ないような…。竜馬の生は今の時代を思うと本当に短い。中でも本当の活躍時期は実に短い。しかし、その生はやるべきことを成して費えたように思える。正にその為だけにこの世に生を得た如くである。 思うことはある。もし竜馬がもう少しでも永く生きていたら…鳥羽伏見の戦いや、その後の悲惨な戊申戦争はあれほどの惨劇を見ないで済んだかも知れない。慶喜もあんな形で逼塞せずに済んだかも知れない…と。そうすれば、明治期にもっと人材が残ったかも知れぬことを思うと非常に残念な思いがする。しかし、やはり歴史に「もしも…」はないのだ。過去を取り戻すことは出来ない。歴史はこれからの未来への警鐘であり道標なのだ。 ところで、取り上げる主人公に対して敵対関係にある側をどうしても悪役にしがちだが…私はこの時代に生きた人達は、皆それぞれが自分の信じる正義に立って懸命であったと思っている。その意味でどちらの善悪をも論じたくはない。ただ時流というものであろう。その歴史の中でそれぞれがその一足を刻んで歴史を作ってゆく。有名無名に関わらず。以て冥すべし。 幕末史は面白い。色々な人物が転がっているように思える。そのような様々な人々のそれぞれの戦いを何冊も読んで、やっと何となく維新回天の姿が朧気ながら見えて来るような気がする。何故なら…歴史は勝者によって作られるというのが常だからである。 しかし、竜馬が未だに根強い人気を持っているのは、やはり現代人が時代に不満だらけだからなのだろうか…?
日本人的には、カラマーゾフの兄弟より、こちらが断然上。竜馬の生き様は、日本人として誇りですらある。
史上最高の小説として、カラマーゾフの兄弟1 (光文社古典新訳文庫)が名高い。5巻すべて読んだ。確かに人間の醜さも含めて、極めて多重層的に構成されていて圧巻だ。しかし、僭越ながら、So what? という気持ちになったのも事実である。小説を堪能した娯楽感としては、最上のもののひとつであったが。 しかし、竜馬がゆくの位置付けは違う。40歳を超えて初めて読んでおきながら、人生観の最も深いところで影響を及ぼした書籍と言い切ることができる。こんな男が日本の歴史の中に間違いなく存在したのだ。気持のいいぐらい無私に徹し、薩長同盟、大政奉還という明治維新の最重要シナリオをすべて一人で描き切り、実現せしめた男。間違いなく、日本の歴史上で一等の英雄であろう。 当たり前のことであるが、史実通りに、この小説の終末において、大政奉還のわずか一カ月後竜馬は死ぬ。天命のために、竜馬は最初から命など天に預けっぱなしであった。大事を成しても、地位すら求めなかった。これだけの器の大きさは、小説においても、歴史においても、現実においてもとんと巡り合ったことはない。 参考になった箇所は以下の通り、 →維新後、当然なことであるが、生者は栄え、死者は忘れられた。竜馬の名も、一部土佐人のほかは知る者も稀になった。 →私心を去って自分をむなしくしておかなければ人は集まらない。人が集まることによって智恵と力が持ち寄られてくる。仕事をする人間というものの条件の一つなのであろう。 →竜馬の面白さは、その豊かな計画性にあるといえるだろう。  幕末に登場する志士たちのほとんどは討幕後の政体を、鮮明な像としては持っていない。竜馬のみが鮮明であった。そういう頭脳らしい。 →千葉さな子は独身で世を終わった。 →おりょうは放浪の末、横須賀に住み、人の妾になったりした。明治39年、66歳で死んでいる。 →天が、この国の歴史の混乱を収拾するためにこの若者を地上にくだし、その使命が終わったとき惜しげもなく天に召しかえした。 →刺客たちの名は維新後の取り調べでほぼ判明するのだが、幕府の見廻組組頭佐々木唯三郎指揮の六人であった。 →この長い物語も、終わろうとしている。人は死ぬ。  竜馬も死ななければならない。その死の原因が何であったかは、この小説の主題とは何の関わりもない。筆者はこの小説を構想するにあたって、事をなす人間の条件というものを考えたかった。それを坂本龍馬という、田舎生まれの、地位も学問もなく、ただ一片の志のみをもっていた若者にもとめた。  主題は、いま尽きた。  竜馬は、暗殺された。
竜馬の死
竜馬の死について、余計な脚色をせず淡々と述べている所がよいです。 8巻という長さもまったく感じられないくらいおもしろかったです。 日露戦争で、皇后の夢に出てくる逸話。 この小説を読んだ後では、 竜馬が忘れられようとしていた存在であることが意外です。 薩長が故意に無視したのか、それとも実際は数ある志士の一人に すぎないのか。 きっと、志士一人一人に物語があるのでしょうね。 興味がつきません。
歴史小説と幕末の面白さについて開眼させてくれた
 日本を代表する歴史小説として圧倒的な支持を受けている本書であるが、本書を読み、この評価が間違っていないことが分かった。そればかりか、本書を読んで、私は歴史小説と幕末の面白さについて開眼した。それほどの凄まじい魅力を持った書物である。本を読むのに年齢はさほど関係ないと私は考えているが、本書の場合はやはり中学生から大学生の時代に読まれて然るべきだと思った。
竜馬よ、ありがとう
後藤象二郎らの活躍もあり、徳川慶喜により大政奉還が行われる。 船中八策に記した竜馬が目指す日本を実現する舞台は整った。 竜馬自身もここまでが自分の役割と考え、その後の政治に口を出すつもりはなかったようだが、 まるで予定されていたのかのごとく長岡慎太郎と共に凶刃に倒れる。 最期の直前に土佐の実家により兄の権平や姉の乙女らに再会しており、脱藩以来、一度も土佐へ 足を踏み入れていなかったことを考えると運命を感じる。 自らの役割を果たしきり、最期を迎えた坂本竜馬という人物がいたからこそ、今の日本があるか と思うと「竜馬よ、ありがとう」と感謝の言葉を発さずにはいられない。


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明治維新へ雪崩れこむ様がスリリング
新撰組が長州藩を襲撃した池田屋ノ変より、明治維新へ雪崩れこんでいく様が見事に描かる。竜馬が世論を見守りつつ待っていた激動の時代に突入する。勝海舟の紹介で西郷隆盛に会うタイミングもまた面白い。
同志が散って行く中、じっとこらえ時期を待つ竜馬、裸一貫となっても尚展望に一点の曇りもない
歴史上の人物が次々に登場する。壮烈な覚悟を心に秘めている。何が明治維新の志士をそうさせたのか、現代の我々と何が違うのか?武士道という潔さのカルチャーがそうさせるのか。へこたれなさ、死に対する恐れのなさは驚嘆をもって心に感じられる。 竜馬は、それでもじっと落ち着いて頃合い、機会を探っている。一個の命簡単に葬り去れぬと念じているかのようだ。西郷隆盛と出会う。歴史上の人物が交錯する様は、これがノンフィクションにほぼ近いフィクションということすら忘れさせて、あるがままの歴史に接しているようだ。 参考になった個所は以下の通り、 →来島又兵衛  晋作もそうだが、あんたも書物を読みすぎておる。情勢を云々してから行動しようとしおる。武士が士道を立てるのに情勢もくそもあるものか。君辱めらるれば臣死す、武士はこれだけを知っておればよい →古高俊太郎  来島さん、やりましょう。新しい時代が来るためには死に役が必要です。私は今年37になる。すこし長く生き過ぎています。この一挙のために死にますかな。  新撰組は古高に言語を絶するほどの拷問を加え、古高はよく耐えた。が、最後に古高を梁に逆吊りにし、足の甲から裏へかけて五寸釘を打ち込んで突き通し、それへ百目蝋燭を立てて火を灯した。 →西郷  島津久光に好かれず、しばしばその怒りを買い、二度、島流しになった。  この人、学識あり、胆略あり、常に寡言にして最も思慮深く、雄断に長じ、偶々一言を出せば確全人の肺腑を貫く。且徳高くして人を服し、屡々艱難を経て事に老練す。其の誠実、武市半平太に似て、学識之有り。実に知行合一の人物也。是れ即ち、洛西第一の英雄に御座候。 →勝海舟  単に幕臣ではない。百世に一人出るか出ぬかの天下の豪傑ですぜ。  西郷曰く、  勝氏と初めて面会したところ、実に驚き入った人物にて、とんと頭が下がりました。どれだけの智略が之有るやわからぬ塩梅に見受けました。まず英雄肌合いの人にて、佐久間象山より人物の出来は一段と勝っており、学問と見識はそれ以上であります。今はただただ、この勝先生をひどく惚れ申し候。
長州の暴発
池田屋の変、蛤御門の変と、長州の暴発を丁寧に書かれています。 個人の思惑を超え、止められない流れに身を任せ、 精一杯生きる志士達の姿に引き込まれます。 竜馬の活躍は少ないので、物語としては淡々とした風ですが、 それでも読ませる力はすごいですね。 後半の西郷との邂逅は、非常にわくわくさせられました。 いよいよ、坂本竜馬の本領発揮です。
幕末史のハイライト
 本巻ではあまりにも有名な池田屋の変や蛤御門の変が扱われている。これらの事件については恥ずかしながら教科書レベルの知識すら持ち合わせていない私にとっては、司馬氏の冗長とも言える叙述は、事件の背景や経緯を詳細に教えてくれるものであった。歴史小説を読む醍醐味の一つがここにある。
歴史の動き出す瞬間
池田屋の変、蛤御門の変と血で血を洗う維新の歴史がいよいよ本格的に動き出している。 そんな中で、竜馬は西郷隆盛と出会い、いよいよ幕末の英雄たちが顔を揃えたといって よいだろう。 歴史が動き出す瞬間がこの巻にあるといってよいだろう。


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時勢
物語中に多用される「時勢」という言葉が印象的です。 どのような策も時宜を得なければ、達成困難ということ。 時勢を掴んだ竜馬は、大政奉還に向けて奔走します。 その行動はやや突出気味。 これは今まで親身になって協力してきた薩長を蚊帳の外に置くようなもの。 もともと他人の褌で世を渡ってきた竜馬ですが、 このような他人の不審を招く行動をした所に、 竜馬暗殺への時勢をつくったのかな、と考えました。 いよいよ終盤ということで、最後の結末との関連をいろいろ考えてしまう一冊です。
物語はクライマックスへ
 教科書的な知識によれば、坂本竜馬の最大の功績は薩長同盟にあるとされ、私もずっとそのように理解していたが、海援隊の設立、大政奉還の働きかけなど、そのイニシアチブの尋常の無さは言葉では表せないことが本書を読んでよく分かった。また、この時代は英雄が割拠した時代だが、本書はあくまでも竜馬にフォーカスしてあって、物語が浮漂うのを最小限に食いとどめている。ハンドリングがうまい。
目的のために手段を選ばず
大政奉還、船中八策と理想の日本にするべく竜馬が駆けずり回る、まさに幕末史の クライマックスである。 一度竜馬が見切りをつけたはずの土佐藩だが、竜馬は後藤象二郎、板垣退助といった人物 たちと協働していくこととなる。 この事象だけを見ると竜馬の変節のように見えるが、これまでの理想の実現という目的の ためには、手段に関する小さなことにこだわらないという点では、一貫した主義を貫いて いる。 そして、佐幕と勤王のどっちつかずという中途半端な状態にある土佐藩にここでも利を もって説得にあたっている点でも竜馬のやり方には変りがない。 海援隊も土佐藩によって設立され、いよいよもって歴史は大政奉還に向かっていく。
金を求めている、船を求めている、未来を求めている
坂本竜馬の物語、全8巻の7冊目である 7冊目は、徳川慶喜が江戸幕府 最後の将軍に就くところから 金を求めている、船を求めている、未来を求めている そんな竜馬を 見捨てたはずの土佐、お慶という商人、先の見えない幕府が それぞれの利益のために、竜馬を追っている 経営者でもある竜馬は、 現在から未来へという時間軸と 九州から、京、大阪、江戸へと続く空間軸という二軸を捉えながら 現実解を得て、前へ進んでいく 竜馬が「大政奉還」を思いつくまでの苦悩がいい そして、決めたが最後、火の玉のように周りを説得する姿がいい
海援隊と大政奉還
 薩長同盟ですら世を震撼させる奇抜なアイディアだったが、竜馬はそれに土佐の軍事力を背景にし幕府自身に大政奉還させるという荒唐無稽な考えをひねり出す。内戦をすれば国力が弱まり隣国中国やインドのように植民地として蝕まれ列強各国は今か今かとそれを待っている、という時勢勘をもとに必死にそれぞれの立場のものを説得し納得させていく。浪人という垣根の無い身分がここでも威力を発揮する。  面白いのが土佐の後藤象二郎だ。放蕩過ぎる金の使い方と壮大野放図すぎるその性格が魅力的で自分が散在したしたとんでもない赤字を全て岩崎弥太郎に押し付けてしまうという解決策も凄まじい。それがその後の三菱の礎になっていくので岩崎弥太郎という男はとんでもない男だ。  竜馬は反面何もないがアイディアだけは湯水のごとく出てくるという不思議な男。船すらないのに海援隊を作り上げことごとく人の褌で相撲をとる。やっと手に入れたいろは丸が紀州藩の船に事故を起こされ積荷ごと沈没したときには「ことごとく不運の男だなぁ」と思ってしまう。    そして、長州の雄、高杉晋作が結核でこの世を去る。その辞世の句が素晴らしい。 「面白き こともなき世を おもしろく」  


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まぁまぁかな。
色々なレビューがありますが、最後がいまイチというか無理がありますね。 沓子がずっとまっているのが無理なような気がします。ただそれ以外はよかったと思います。 あーいう恋は面白いんですよね。駆け引きみたいなのが。 実際は豊は駆け引きのステージにも上がっていないんですがね…。著者はその辺の男女の差がわかっているのだと思います。 豊には沓子は強い女性に見える。本当は弱いけど。 最後にそれに豊は気づくのだと思う。 得てして、気づいたときにはだいたい遅いもんです。
時を越えて愛し続けること
ある意味・・プラトニックであった二人の愛に感動しました。
10年ぶりの再会
発刊当時に読んで、「1975年のバンコク」「好青年」 「オリエンタルホテル」「サマセット・モーム・スイート」 といった仕掛けに完全にやられてしまった恋愛小説。 映画化されて、さらに文庫本が出れば、もう一度 読んでみたくなるのが人情です。まさに10年ぶりの再会。 「うすっぺらい」とか「リアリティがない」という 批判が多いようですが、「ピュア」なものって、 ときとして、うすっぺらくてリアリティがない ように見えることも、、、。 初めて読んだときみたいに引き込まれることは ありませんでしたが、10年たっても色あせない 魅力のある物語です。辻さんの小説ではこれが一番好き。
せつないなあ〜。。。
お涙ちょーだいモノに弱いのでうるうるきました。 野心に燃える豊は自分の理想からはずれることのない人生を歩んでいる。 東京に婚約者がいて数ヶ月後にはバンコクで結婚式をあげる予定なのに ある日突然なぞめいた女、沓子に出会い彼の生活は一変することになる。 直球勝負的な沓子にどんどんひかれてゆく豊、でも東京にいる婚約者、光子 との結婚をふいにはできず、深みにはまってゆく。。。結婚式の日は刻々と ちかづいてくる。葛藤する豊、荒れてくる沓子、何も知らない光子。。。 それにしても賛否両論わかれる本ですね。 どちらの言い分もわかりますけど。冷静になって客観的に見たら、そりゃあ 豊はずるい男です、野心を捨てきれずに安全パイを選ぶわけですから。 でもたった4ヶ月すごしただけの沓子のことが忘れられずに、後悔の念を持ちつつ 一生を過ごして、彼は彼なりに苦しんだのでちょっと味方してあげたい気も。。。 これで沓子のことを忘れて生きていたなら単なる浮気男ですけど。 読みながら、最後は光子に先立たれた豊が沓子と再開して最後にはハッピーエンド みたいなのを期待していたのですが。。。そうもいかなかったですね。(ハリウッド映画 じゃないからなあ。)読んだあと、結構余韻が残りました。 自分はそんな悲しい恋愛もしたことないし、今ある幸せをかみしめるべきだな、と。 豊には心のおもむくまま人生を送ってほしかった、沓子に愛していると告げてほしかった と思います。 今度バンコクいったら、オリエンタルホテルいってノルマンディで食事したいですね! サマーセットモームにはとても泊まれないので(笑)
あるひとつの形
これは好き嫌いがはっきり分かれるストーリーと思います。 でも、それって当たり前ですよね、恋愛の形って人それぞれ違うから。 これは、あるひとつの形。それだけです。それ以上でも以下でもなく。 理性に基づいて、きちんと地に足をつけて生きている人たちにとっては、 豊はあまりにも自己中心的で優柔不断で「何をふざけたことを言って…」と 共感なんてできずに、きっとただ怒りたくなるだけかと思います。 でも、非現実的な世界に憧れたり、何かに没頭したい時ってありませんか? 仕事や家庭…常に周囲が求める自分像、「いい人」を演じている自分がいます。 私って本当はどんな人間だったっけ?とふと思う瞬間がたまにあります。 ほんの少しの間だけでいい、自分の欲望に忠実にワガママに生きてみたい。 この本を読んで、自分のどこかにそんな願望があったことに気づきました。


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本書は素晴らしい本で、ぜひご一読をお勧めします。わかりやすくするために、多少とも極端に書かれてあり、それに当てはまらない方ももちろんいらっしゃると思いますが、このような傾向はやはりあると思います。異性を理解する上での大きな助けになると思います。
自分を生かし相手を生かす秘訣の宝庫
一気に読み切りました。途中、何度も思わず声を出して笑ってしまいました。自分たちに当てはまっている「カラクリ」の発見があまりにも多かったからです。 「男性性」「女性性」をお互いにあまりにも誤解し合っているということを、実感として理解できました。 女性的な男性とか、男性的な女性など、現実的には一概に論じ得ない個性はあるものの、総論的に相手理解をするためには非常に役立つ目からウロコの内容です。 中には、アメリカ的な文化であって日本のカップルには当てはめ難い提案もたまに出てきますが、それはこの本を読む上では瑣末なことであり、いちいちひっかかる必要はない部分だと思います。 結婚前のカップルにも、新婚期に戸惑いを覚えている夫婦にも、倦怠期を迎えて苛立っている夫婦にも、相手の「性質」を知ることで解決してゆける可能性がこんなにも残されているのだということは、大きな希望です。 「パートナー」という言葉の意味をあらためて考えさせれました。 全体を通して、著者が人間を愛していることも感じられました。これまでいかに自己本位な感じ方を相手に当てはめて押し付けてきていたのかについて、自分の思い込みを払拭してくれるほど衝撃的な内容でありながら、安心して読み通せる理由は、そこにあるのでしょう。
違う星
サブタイトルにある 「男は火星から、女は金星からやってきた」と例えて話が進みます。 異なる星からやって来たことを思い出すことで、 お互いを高め合う良き関係を取り戻す方法が、 男女双方の目線で書かれています。 男女平等なんて勘違いしてはいけませんね。
ベスト・パートナーと出会いたい人にも
基本的にパートナーとの関係をよくしていく方法が 書かれている本ですが、特定の人がいない人でも 男女の考え方の違いなどを知ることで、 周りの異性との関係もよくしていけるヒントが たくさん書いてある本です。 男女の考え方の違いが、分かりやすく書かれていて、 今までの自分の行動を反省したり、 理由がわからず、もやもやしていたことも すっきりしました。 男性にも女性にも読んでほしい本だと思います。 いい出会いを探して、 出会った人とベスト・パートナーなっていくためにも 読んでおくといい本だと思います。
相手を殺す前に読もう!
この本は、離婚を考える既婚の方にはもちろん、未婚の若い方にもお勧めします。 男女関係における誤解から発生する無意味な苦しみがなくなります。 男女の違いと関係修復に関する本を10冊以上読みました。(努力もしました) 内容は似たり寄ったり・・・でも、これは決定版だと思います。 他の本と比べて、 事例の切り口が本質的、分析に発展性があり、素直に理屈に納得できます。 素直になりすぎて、泣けます。(初めて) 女性向けの本が多い中、男女向け(どちらかというと男性向け)です。 相手を理解し、関係修復を目指すなら、二人で一読をお勧めします。 今、丁度、友人からメールが来ました。 「旦那をバットで殴り殺した同級生が出所してきた。なんて声かければいい?」 だそう・・・わかんないです。。。 きっと、本を読まない人だったんですね・・・ 殺す前に読んでれば・・・!!(殺す価値ないって、男になんか) 色々読んでからこの本を読み、私は「男という動物」にすっかり納得しました。 そして、結論は、 「私の人生に男はいらない!」です。 もう努力はしたくない!(修復後のメリットが無意味に思えるから) 長年の夫の無理解(不勉強)で、傷つきすぎて気力も無い。 理解納得しても、許せるかは別問題。(どうでもいいわ、あんな人、泣け!) 夫は読んでやる気みたいですが・・・遅いって。 「私はその気ない」って伝えるのも大儀(面倒)・・・ 関係修復しても、女友達以上のメリットはなさそう。 期待するのに疲れた。 もう、愛が無いのかもね・・・。 夫が一方的に10年努力したらこっちもその気になるかもね。(どうでもいいけど!) ↑こうなる前に、読んどいて下さい。 ちょっとでも、愛がある内に。 特に、男性!!! 相手に捨てられて「人生無意味」になるのは男性だけだと思いますよ。


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   9歳からでっち奉公に出て、1代で松下グループを築き上げた立志伝中の人物であり、「経営の神様」と呼ばれた松下幸之助は、経営者としては稀有といえるほど多くの著作を残している。本書は、PHP研究所の機関紙「PHP」に連載したエッセイをまとめたもので、見開き2ページの短編が120あまり載せられている。

   著者は戦前から、世の中の貧しさを無くすことを信念としてきた。そのために、物資を世の中に水道のように満たし、不自由をなくすことが生産者の務めであると考え、企業経営を行ってきた。さらに、身も心も豊かな社会を実現するためには、政治の果たす役割が極めで重要だとして、その充実を訴え続けてきた。このように、大企業の単なる経営者にとどまらず、高い理想を持ちその実現のために行動した著者だけに、本書で取り扱われているテーマも、いわゆる人生訓的なものから、仕事や経営の心得、政治への提言まで幅広い。

   本書の初版が出たのは1968年なので、すでに「古典」といってもよいが、その内容は決して色あせていない。それは、著者が時代によらない普遍的な真理を洞察していたからであり、また、著者の理想とした「身も心も豊かな社会」がいまだに実現していないからであろう。飾り気のない文体は、礼節を重んじ、謙虚に人に接することを常に説いた著者の人柄がにじみ出ており、思わず引きこまれてしまう。社会人だけでなく、大学生や高校生にも手にとってもらいたい。きっと何かを発見できるだろう。(戸田圭司)


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心に染み入る
思春期に入り、父との会話がなくなってきた頃に 出合ったかけがえのない愛読書になっている。 勉強机に立てていたが、 父がたまたま気がついて、 頷きながら音読していた。 驚いたものだ。 父と久しぶりに語り合うきっかけにななった。 私は普通のサラリーマンだが、 ときどき読み返すようにしている。 生まれたばかりの息子が大きくなったら プレゼントして一緒に読もうと思っている。 老若男女問わずにおすすめできるが、 できるだけ若いうちに読んだほうが良い。
何度も繰り返される言葉
一瞬またか、と思うような言葉の羅列がありますが、同僚等も松下先生の言葉はなかなか好きなようです。入院していたときに読んだときは、すんなりと心に入ります。やはり経営の神様。原点です。
ある程度社会に出て時間が経った人にお勧め
経営の神様、松下幸之助氏の短文が121収められた1冊 文字も大きく、振り仮名も多く振ってあるので読む人を選ばない1冊で有る事は間違いないのだが、個人的にはリーダー1歩手前位の方からお勧めしたい1冊 実務に関しては余計な力を割く必要が無くなり、下手をすると惰性で動いていってしまいそうになるタイミングでこの本を読み、意識を新たにし、自分の立ち位置を再確認する際に多くの助言を与えてくれる1冊 この本をしっかり読んで考え、仕事をしたり人に指導する時、その言葉には本を読む前とは違う重さを持たせられるはずだ
人としての原点に帰る事が出来る一冊
ここまで自然体で書かれた人生論は他にないのではなかろうか。御託を沢山並べても、帰するところは同じである。人生のバイブルとして持っておきたい一冊である。
安いし、きれい
きれいな本を安く買うことができました。大満足です。


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あまり役には立たないかもしれません
これってつまり、廃刊になった就職ジャーナルみたいなものですよね・・・・・・ 正直、がっかりという内容でした。 リクナビやマイナビなどに掲載されている情報とさほど違いはないと思います。
結局は掲載された会社のやり方
東海旅行鉄道の「判断力と実行力、馬力」が必要、や資生堂の「美しく生きることへのこだわり」などはいいとしても、NTTdocomoの「頭の良さより笑顔が素敵な奴」だとか、明治製菓の「とんがった人材」だとか三井物産が「あなたはモテますか?」と聞いた等は、その時の面接場面での思いつきや流れからきていて、やや特殊といえる。 要はいかにその会社に必要な人材かをアピールできるかであり、会社によって質問内容はがらりと変わる可能性があるということである。 エントリーシートだけではその人と形が殆どわからない。面接担当者は自分の会社にとって有益かどうかを短時間である程度見極める。大抵は前もって質問事項を考えておき、その答えも用意している。何人か面接するとき、全員共通の質問と、個人の個性特性にあわせた個別質問も用意する。エントリーシートに何を書くかで決まる事項と言っていい。 結局、本書は参考例としての域を出ない。私は面接する側の立場で買ってみたが、考え方の確認はできた。それは今までの自分のやり方を変えないでいいという意味である。
就活生にもおすすめの本
どういった目標を立てて仕事に取り組むかという姿勢を醸成するのに役立つ一冊。しかし、それは就活生に最も求められていて、かつ最も発揮しなければならないことではないかと思う。 繰り返し言われているのが、自分がどのような人間なのか、あるいは何をしてきたか、そしてこれから何をするか、と真剣に向き合ってきたかどうか。それが一番求められている。何故ならそれこそが軸になるから。こういったことがこの本では述べられている。 ある意味当然なのかもしれないが、インタビューを受けた15人が大体同じようなことを述べていることは、それが大切だからだと思う。したがって、この本で述べられていること(しかし、最後にまとめとしてインタビューを統括した5か条が書かれているが、やはり本文をしっかり読まないとその良さは伝わってこない)は他のすべての会社でも、すべての仕事でも通用することではないだろうか。その意味においても、本著は是非一読をおすすめする。
登場企業の共通項 -人手不足と採用基準の難化-
15社の顔ぶれを見ると、 要するに超人気企業であって、 本書に書かれている人材要件とか、 選考の観点などが他社にも適用されることはない。 あまりこの本を深刻に受け止めないことが大事だと思う。 参考として読み流すくらいがいい。 ただ15社の採用選考のポイントははっきり書かれているので、 エントリーをしようという人はしっかり理解したほうがいいだろう。 15社に共通しているポイントが2点あった。 @新規事業展開のために、 (あるいは競争環境変化のために) 新しいタイプの人材が不足しいている。 A人事部長が新卒採用を受けた頃より、 各社とも採用選考が明らかに難化している。 これは15社以外も同様の傾向だと思う。 これから就職活動をする学生にとって、 この傾向はチャンスなのかピンチなのか。。。 チャンスにしてもらいたいと思う。
興味深い 話もあるが 疑問あり
1.内容 著者が「日本を代表する人気企業の人事部長、いわば採用活動の最高責任者に長時間インタビュー取材をすることで、採用活動における“意図”を尋ね」(p12)たもの。15社の人事担当のトップの人のコメント、補足する著者のコメントが載っている。それを踏まえて、著者がインタビューから得た「企業が求める学生に一定の傾向」(p242)を5つにまとめ、総括する内容になっている。 2.評価・感想(何点か) (1)人事担当者の話はそれなりに興味深い。しかし、こういうのを載せるとマニュアル化されるんじゃないか?(2)著者や人事担当者が忌み嫌うマニュアルは、人事担当者が就職する時と比べて企業サイドが厳しい要求をしたり(たとえばp237)、情報が明らかになり、学生にニーズがあるから成り立つので、マニュアル批判はしても仕方ないだろう。(3)インタビューに応じた会社は「多様性」(p245)を重視しているかもしれないが、マインドコントロールにつながる研修が存在することから明らかなように(佐高信さんの本を御覧になればわかるが、私は未確認)、一般論として企業が「多様性」を求めているか疑わしい(し、著者は証明できていない(サンプル数が少ない可能性があるので))。(4)著者は本書の内容を「本音」(p12)とし、「企業による提供情報の多くは本音ではなく“建前”」(p10)とする。たしかに本書のインタビューの一部は本音だと思うが、本書だって「企業による提供情報」の側面があるのだから「本音」とは限らないのではないか、という疑念がぬぐえない。(5)私見だが、長々と本書を書くよりは、(ア)「気軽な気持ち」(p222)、(イ)マナー(これはマニュアルが役に立つ)、(ウ)経済のことをよく知る、以上3点が必須、と書けば十分だったのではないか?以上、人事担当者の興味深い話で星5つ(この点から読んだ方がいいとは思う)、評価・感想で提起した疑問が星2つ(軽い気持ちで読んだ方がいいかも)、全体として星3つ。
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