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   こども の売れ筋最新ランキング   [2009年01月07日]
2009年01月07日(水) こどもの第1位は 『モモ (岩波少年文庫(127))』!
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¥ 840(税込)
通常24時間以内に発送
ジャンル内ランキング:366位  
カスタマーレビュー数:37

くちコミ情報
「残業依存症」から立ち直った、今の読後感
何人かの方が書いているのと同じように 子どもの頃は、誤解からずっと敬遠してました。 優等生の読書感想文御用達っぽかったし、 その感想からは、スローライフ的説教臭さも感じたし… 体調悪化と、我が子の出産に先立って、残業まみれの生活から足を洗い (このご時世、かなりの勇気が必要でしたが) ちょっぴりできた心のゆとりに、好きだった読書を再開した矢先、 文庫化にともない訳が新しくなったと知って読みました… …本当に良いタイミングで出会いました。 子ども向けのファンタジーではありますが 私にとってはファンタジーとは思えないリアルさを感じました。 エンデすごいです。 もちろん、現実の社会にはモモのような 自分の代わりに、灰色の男たちから時間を取り返してくれる人はいません。 そこで、自分にとっての「人生の価値」を決め、せまり来る「時間どろぼう」と 実際に戦うのは自分自身なわけですが。 自分に科せられた仕事が1日に100だとしたら 「1日に120済ませれば、あとがラクになる」などと、誰もが一度は考えるはず。 でも現実には、翌日にもやっぱり仕事は100あって 永遠にラクにはならずに一生を終えてしまうんじゃないでしょうか…? 100の仕事を一生懸命やって、早めにその日の仕事を終える。 残りの時間は自分や家族のためにつかう。 それが実践できれば、この本の、本当の面白さが味わえると思います。 大人こそ、ぜひ。
小学生ではじめて読み
モモをはじめて読んだ小学5年生の時、これ以上無いほどのスリルを味わいました。まだ難しい本は読めない年頃でしたが、特に行き詰まることなくすらすらと読め、話の内容も掴みやすいものでした。 細い糸がはったような緊迫感を強く感じ手に汗が浮かぶほど胸が高鳴ったのをよく覚えています。 中学生になってからまた読んだときにはまた違った見方が出来ました。風刺された現代の流れや畳み掛けるような文、こまやかで美しい独特の世界観、無色でさびしい町の描写……どれも他とは違う素晴らしさに新たな発見など。 いくつになっても楽しめる作品ではないでしょうか。
立ち止まるという大切さ。
便利さや効率ばかりを追求して、本当の幸福を見失った、大人のために書かれた童話と言ったら、大袈裟かもしれない。そもそも児童書なのだから。 しかし人生を豊かにしてくれる、ヒントが書かれてある。 日々の暮らしの中において、旬や趣といった風情が失はれつつあると、さかんに言われるようになって、かなり久しい。 これは私たちの感性が、毎日の忙しさに忙殺され鈍ってしまったせい、だからかもしれない。 それとも環境破壊といったものが、一因なのかもしれない。 いずれにせよ、人間が招いた負の産物だ。 季節の移ろい。旬の食卓。ささやかだが、幸せを感じる時間であり、空間である。 それを喜びとして、感じることのできない人もいる。 時間に追われ、ふと足を止め路傍の花を愛でる、ゆとりのない人が…。 灰色の男たちは、今もどこかで暗躍しているのだろうか。
幼稚園生のころに読んで人生を考え始めた本
 有限の時間を生きる我々にとって生きるとは? そんなことを本気で考えさせてくれる本、、、 子供向けではあるが本当は大人になる為の必読書である。 この本を読んで成長した子供は幸せです。私も、また幸せな人間です。 あなたの子供にも一度読んであげてください。
現代社会が悩むべき病気をテーマにした作品
児童向けの本とあるが、大人が読んでも学ぶことが多い本だった。何のために時間があるのか、時間を節約することでいったい何を得るのか、1976年に発表された作品にも関わらずまさに現代社会が悩むべき病気をテーマにした作品だった。特にニノが経営するファーストフードの誰もがイライラして忙しく、椅子に座ってゆっくり食事する余裕もない様子は現代社会の象徴だと思う。時間を短縮し効率を追求することばかり考えていると、子供が自由に遊ぶことや人の話をゆっくり聞くこと、人のことを考えることといった本当に大事なものを見失ってしまうかもしれない。


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ジャンル内ランキング:4681位  
カスタマーレビュー数:260

くちコミ情報
ハリーポッター
ハリーポッターシリーズのペーパーバック本です。英語に挑戦です。子供むけの本で、英語は平易なのですが、幻想的で抽象的な表現や、崩した言い回しも多く、結構読みにくかったです。英語初級者学習用には、意外と不向きだと感じました。
面白かった
 映画も見たことは無く、ハリーポッターは完全にはじめてよみました。次から次へと事件やなぞが発生するので、飽きることなく最後まで読みました。  あまり重要でない登場人物の名前は忘れがちで混乱してくるので、そこらへん気をつけて読むといいかも(メモしとくとか)。
7巻を読み終えて、もう一度1巻から読み返してます
 第1巻ではハグリットのオートバイや火消しライターなど、最終巻で大活躍するアイテムがすでに描かれています。オリバンダーの店やグリンゴッツ銀行の秘密など、執筆当初、作者の頭の中では全巻の構想が完璧に練られていたのだということがよくわかります。第7巻は、数々の謎が明らかになるとともに、6巻までに登場した人物、小道具、舞台の総集編でもあったのです。  一章ごとに、さまざまな思いにふけりながら読み返しているところです。
中学2年生のころ、それは衝撃的だった………。
 世界中に魔法大国、イギリスを知らしめた、その「ハリー・ポッター」シリーズは、今でも衝撃的なものです。特に、第一弾の「賢者の石」はかなりの思い出があり、夏休みの中学校の読書感想文として、何日間もかけて読んだ覚えがあります。みじめな孤児として生活していたハリーは、自分が魔法使いであることを親戚に恐れられていたから、ということを知ったからには、もうノンストップな展開が続いていきます。ロナルド・ウィーズリーやハーマイオニー・グレンジャーと共に、自分の両親を殺した闇の魔法使いヴォルデモートとの対決………しかし、それは長い戦いの始まりにすぎなかった、ということはもはやご承知の上でしょう。  読書感想文として読んで以来、ずっと敬遠し続けていたのですが、とうとう勇気をもって第2巻から読み続けていくことに決めました。さあ、読み始めたら止まりませんよ?覚悟を持たないとね。
魔法の世界へ
いやー、おもしろい。 いじめられてたハリーが実は魔法使いということを知らされ、 いざ魔法学校のホグワーツに入学するというこのワクワク感がたまりません。 九と四分の三番線とか作者の想像力に敬服します。7部通して一番好きな設定が 九と四分の三番線です。いやーこの設定最高です。 「ハリー・ポッターと賢者の石」は、ストーリー、設定がしっかりしていて、 さきざきに期待させる伏線もちょうどいいバランスで配置してあります。


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通常24時間以内に発送
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カスタマーレビュー数:21

くちコミ情報
先生観が変わる
この本を読んで、そうか先生ってのはエライんだなと気づいた。 視点が面白い!
だ・か・ら・先生はえらいんだよ!
本のタイトルに噛み付いているレビュアーがいるが、ちゃんと読め、と思う。 この「先生はえらい」というわずか6文字のフレーズにどれだけの意図が凝縮されているか、その人はこの本買ったこと自体が間違いであり、その人にとってはこの本は「師」にならなかったということになる。 またちゃんと読まずとも、これぐらいの大風呂敷は本のタイトルとしてはふつうでしょ。 それとも彼らは斉藤環の『若者のすべて』にも、「それがすべてじゃない!」と噛み付いているのだろうか。 この本であつかうその先生とは教師ではなく「師」だ。 そして内田の述べるこの師/弟子という関係性は、精神分析の分析者/被分析者の関係性そのものなのである。先生はえらいから、答えのない問題にでもなんでの答えてくれる、「知っていると想定された他者」なのである。そしてその答えとは、万人に対してではなく、私ただ一人に対して、絶対的な何か(その何かは弟子本人には漠然としか定義できない何か)の別名である。 先生=師というのはもちろん人間ではあるが、それはつねに現前する莫大な知識のストックを意味するのではなく、二人の人間が無意識のうちに共犯的に作り上げた「師/弟子」という関係性の結果としてたち現れる、一種の幻影(対象A)であるということになる。 この難解な論理に、高校生のうちに遭遇するということは(私が読んだのは大学3年生のころだが)、ほかの参考書を読むより、はるかに高度な知的訓練になるのではないだろうか。 うらやましい。
「えらい」とは何かを様々な例を出し説明
 「尊敬する先生」「尊敬できない先生」。人それぞれ人生の師とする人は違っても、個々の判断において「えらい先生」を決めている。普段、そんなことは意識しませんけど、読んでいてなるほど、そうだなと思う。  本書は、「えらい」とは何かを様々な例を出し、話しを変え説明しようとする「えらい論」とも言えます。途中大きく寄り道もしますが、最後の20項では再度本論に戻るり、なるほどと感心させられた。
「先生がえらい」のではなく「えらいと思った人が先生」
題名で興味をひきつけているが、一般的に題名から予想される内容とはまったく違う。 これは、「教員がいかにえらいか」を述べた本では決してない。 「先生」は「教員」とは別の意味で用いられている。 つまり、自分が「ついていきたい」と思った人が「先生」であり、それは必ずしも「教員」である必要がない。という主張だ。 したがって、「自分はいい先生にめぐりあえなかったから運が悪い」という主張もナンセンスだと斬る。 なぜなら「先生」はもともと自分で探して自分で見つけるべきものだからだ。 教室で待っていたら「私があなたの先生です」といってやってくるものではない。 むしろ教員の存在意義をも脅かす論考であるともいえる。 「先生が何かを教えてくれるはずだ」と受身になるのはやめて、自分から学ばなければ何も学べないという、至極全うな主張をされている。 文体が中学生向けでまどろっこしいが、大人でも考えさせられる「学習論」ではないかと思う。
先生はべつにえらくないんじゃない?
今年の東大現代文の文章に近いと思って読んでみました。 まあ近い感じですね。 東大の方が、中世の「見習い」の関係が成り立たなくなった近代の教育事情の話。 本書が、学びの本質が教えられることにあるのではなくて、自分で学ぶことだということ。 そのために筆者は「先生はえらい」と思え、というけど、「先生がえらいと思うとメリットがある」のと「先生がえらい」のとは別でしょう。 しかも「学校現場の先生」に絞り込むような論理じゃないから、「周りの人を大切にしましょう」ぐらいの簡単なメッセージに落ち着きそうな内容。 まあ子どもが読むならいいかな。


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カスタマーレビュー数:38

くちコミ情報
人と人のこころのふれあい
20年ほど前、小学生の頃に読んで感動した記憶がありました。 30歳を越えて、今読んでみてもいい本だなと思います。 好きなところは、みなこちゃん当番での淳一の言葉、鉄三がハム工場を救うところ、 くずおはらいで小谷先生チームが足立先生たちの目を丸くさせたところ、 いろんな立場の先生が自分の立場なりに熱く語るところ・・・ などいろいろあります。 教育には答えはないけど、素直に時間がたっても、 いい学校だったなとか、いいクラスだったなとか、いい先生だったなと思えれば それが一番なんじゃないかなと。 今でも教育の現場に活かせるメッセージもあると思います。
理想の学校教育
今の学校教育に欠けている、子供を一番に考える教育が実現できている理想の物語だと思った。不潔な生徒、知恵遅れの生徒など、一部の生徒を無視して教育を進めるのではなく、その生徒たちがいかに学校生活になじめるか、どうしたら子供たちが人を思いやることの大切さを学ぶことができるか、といったことがびっしりとつまっていて読み応えがあった。処理場の子供たちのけなげに一生懸命生きる様子とそんな子供たちと正面から向きあう教師たちに勇気付けられた。
胸にしみる名作
胸の奥がキュンと熱くなる、本当に素晴らしい作品でした。 すいすいと文章に引き込まれて気が付けば残り頁あとわずか… 「まだ終わらないで欲しい」そんな気持ちになりました。 読後感も爽やか。子供から大人まで是非お勧めします。
星5つ×∞
僕は現在22歳で、著者の灰谷氏とは生まれた時代も違えば育った環境も当然違いますが、そういう世代の壁を軽々飛び越えて届くものがこの小説には沢山ありました。読んでいて自然と涙が落ちる場面が幾つか存在しますが、何故そんなに泣けてくるかというと、説明が難しい。きっと嬉し泣きでもなく悲し泣きでもない、人間の根幹を激しく揺さぶる何かがあり、そしてそれは僕たちに決定的に欠落している何かでもある筈です。失われたものに対する憧憬の念が、この小説の価値をより高みへと押し上げている気がしてなりません。個人的には「みな子」編が一番好きで、この部分に灰谷氏の思想の真骨頂が現れていると感じました。そして鉄三の小谷先生への告白。涙が止まらない。広い意味での芸術とは、永遠に震え続ける音叉のようなものです。僕たちがそれに触れる限りは素晴らしい響きを残していってくれます。それからこの小説に対するレビューが30件以上もあったこと、星4つ未満がなかったことを受け、この世界が生きるに足るのを再確認しました。今は故人となった灰谷氏に冥福を、この美しく真摯な小説がひとりでも多くの人に読まれることを祈ります。
教育とは・・・
 灰谷氏は作家になる前は教師だったそうで、本書もその片鱗が随所に見られました。なんといっても生徒たちの人間的な魅力は他の本に追随を許さず、現実の以上にリアルで人間的であったように感じられます。子どもらしい素直な感性、未熟な心など本当に素晴らしく描かれていました。  また、教師たちも人間としての至らなさ、教師としての限界などを踏まえた上で、本当に人間らしいの一言で形容できるほどリアルで、自然で、魅力たっぷりに描かれておりました。現代の教育がこうあるべきだと押し付けるのではなく―間違いなく本書の教育実践は現代では実現できないと思いますが―、一つの人間としてのあり方を提示しているにすぎない控えめなあり方が、私には好印象でした。  これを期に、灰谷氏のほかの作品も読んでみたいと思わせるには十分すぎる魅力をもった作品です。一読の価値・・・いや二読三読の価値のある作品です。これを読まずにいた今までの人生が、勿体無い気がしてなりません。


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カスタマーレビュー数:9

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基礎知識不要でスラスラ読める。
 友人の世界史教師が薦め、雑誌『諸君!』の推薦図書にも挙げられていたので、暇な時に少しずつ読んでいった。高校生あたりを読者に想定したらしい、「ですます調」の文章は基礎知識を全く必要とせず、寝転びながらでもスラスラ読める分り易さ!  でもって、「へえ〜」と思わせるような歴史上のトリビアが頻出。ただ本書を読んだからといって急に世界史の成績が伸びる事は無いと思う。扱っている事項は世界史のごく狭い範囲です。ただ本書をキッカケに世界史上の出来事の有機的繋がりを意識するようになるのが効用でしょう。  図版の多い点も高ポイント!
難しい話をわかりやすくという困難な課題に挑戦
砂糖を通じて近代史の一側面を語る好著である。 「あとがき」にもあるとおり世界システム論と歴史人類学の手法をもって記されているが、難しい専門用語はほとんど出てこない。平易な言葉で、文字通り高校生にもわかるように記されている。大航海時代、植民地、プランテーション、奴隷制度、三角貿易、産業革命といった高校世界史の教科書や参考書には必ず出てくる重要用語を使い、高校世界史と学問としての世界史の接点を作ろうとする試みに好感が持てた。 本来、「砂糖あるところに奴隷あり」というように生産に集約的な労働を必要とする砂糖はプランテーションや奴隷制度といった近代ヨーロッパの植民地支配の手法と非常に相性がよかったということも新たな発見であったが、イギリスやフランスの植民地支配の主要な手段となっていたことはある種の驚きでもあった。本書に紹介されているような砂糖プランターの膨大な富というものは初めて知ったことである。 また、砂糖が紅茶やコーヒー、チョコレートといった他の世界商品と結びついてヨーロッパ世界に定着していく過程も興味深かった。新世界からの新しい、そして高価な商品の組み合わせは当時の世界では光り輝くような魅力を持ったものと想像できる。大量に輸入した紅茶と組み合わせることによって大量に砂糖を消費するようになったイギリスと植民地で大量に砂糖を生産するも自国であまり消費せずに輸出するフランスといった各国ごとの砂糖の受容が異なることも面白い。 まさに砂糖は近代世界システムの寵児であったといえるだろう。そして近代の終焉とともにその地位を下げたことも印象的である。
ウォーラーステイン的視覚の砂糖的応用
著者は,1940年(大阪府)生まれ。京大文学部卒,同大大学院文学研究科を修了し,阪大助手,同大(87-04年,教授)。定年退職後は,名古屋外国語大学を経て,京都産業大学へと天下り。文化庁文化審議会委員。同文化功労者選考分科会委員。彼の名を知らしめたのは,なんと言っても,『工業化の歴史的前提――帝国とジェントルマン』。これは早々に英訳されて“輸出”さるべき著作だ(なんなら私が請け負いましょうか?)。生産様式ではなく,消費や道徳規範・習慣などから資本主義を説く。『民衆の大英帝国』(90年)や角山栄との共著『路地裏の大英帝国』(82年)からわかるとおり,著者は反東大大塚史学=越智学派=京大反マルキスト歴史学派の領袖。本書は著者56歳の作品。余計な御世話だが,I・ウォーラーステイン『史的システムとしての資本主義』(85年)の翻訳でそうとう印税収入があったに違いない。本訳書が古本屋になかったためしはない。 砂糖という現代ではありふれた日常品に数世紀の世界史を読み込む(説き起こす)というお洒落な視角。羨ましいくらいカッコいい。もっと言うと,「砂糖のあるところに、奴隷あり」(第6章)という題名からわかるとおり,資本主義が歴史段階説的に一国史的に発展するのではなく,世界自体が一国の資本主義を後ろで支えていた,いやこの世界自体がシステムとしてイギリスに資本主義を産み落としたのだというウォーラーステイン的視覚の砂糖的応用(敢えて,シドニー・W・ミンツ『甘さと権力――砂糖が語る近代史』的翻案とは言うまい)。これを砂糖に凝縮しているのだ。じつにお洒落。 じつは,彼の指導教官=角山栄には『茶の世界史』と題する,けっこう売れた著作がある。とうぜん,「砂糖と茶」は「遭遇」する(第3章)。川北は恩師の作品を補完する形で,イギリス庶民の食卓史を描き出したことになる(といっても,モーツアルト=史上初の庶民音楽家という規定が難しいように,貧乏人には砂糖は高嶺の(高値の?)花だったが)。 ただ,私のイギリス人の友人たちに紅茶党はほとんどいない。私と同じで,みんなコーヒーばかり飲んでいる。職場の自称イギリス通(喋る英語は英検3級)が紅茶ばかり飲んでいたのを思い出すが,ありゃいったい何なんだろう。。。(1123字)
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非常にいい本です
素直に、面白い本だったと思います。 砂糖という一商品の歴史を紐解くと、こんなに新鮮な世界史が顔を覗かせるとは、正直、意外でした。 中学生や高校生の皆さんに是非読んでほしい本です。 そして昔は高校生だった諸氏にも、世界システム論を下敷きにした上で、 モノカルチャーや奴隷貿易などの課題的内容も盛り込み、 良心的趣旨をジュニア向け新書という形で結実させたこの良著を是非読んで欲しい。 「高度な内容を易しく、面白く書かれてある本」ですから、 それ以上言うことはないですね。 個人的には、「お茶の世界史」ではなく「砂糖の世界史」とした辺りがこの本の秘訣だと思います。


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ちょっと難しい
岩波ジュニア新書は高校生向けの平易な内容の新書だそうですが、 これはどうみても大人向けです。 2003年以降の高校生には敷居が高いのでは…? 昔の高校生はこの程度の本は読めていたのでしょうか。 「カテゴリーとは、述語として語られる存在の様々な意味を言う」 ↑こういう文が当たり前のように出てきます。
ギリシアの思想とヘブライの宗教の入門書としては良い本
一番簡単な思想入門は高校の倫理の教科書だと思いますがそれと併読するのにちょうど良い感じです。古代ギリシアを専門になさっている方だけあって古代史の部分は随分わかりやすいです。構成が独特で、三部構成となっており、一部がギリシア思想、第二部がヘブライ信仰、第三部がその他。ページの量もほぼ1 3ずつなので、第三部は中世のアウグスティヌスから現代のレレヴィナスまでかなり駆け足で書かれてある印象を受けますが、その分、ジュニア新書にもかかわらず古代思想に関しては、けっこう突っ込んだ話題にも触れています。近代、現代の哲学者たちもギリシアやヘブライの思想家たちの学説をひきずっていたりするわけで、そういう意味でも特異な入門書として良い本だと思います。誤解を受けやすい哲学概念の一つであるイデアについての説明もアリストテレスの思想と比較することで、「徳の本質」「認識の成立根拠」「存在者の存在構造」という3つの視点を浮き彫りにしてわかりやすく解説しています。政治思想とのかかわりで哲学が語られることが多いので政治的な問題に興味のある高校生にも良いかも知れません。(ただし、日米関係といった具体的な話題ではなく自由や正義といった抽象的なレベルの話題ですが…) 問題点としては、ひとつは、せっかく西洋思想の源流であるギリシアやヘブライについてわかりやすく書いてあるのだから、それがデカルトなどの近代哲学にどう繋がるのかもう少し詳しくか書いてほしかった。入門書なので無理に薄くしようとしているようですが、英語圏で出版されている思想書は入門書こそぶあつく丁寧に書いてありますし、実際薄くてメモ的に書いてある本より、そっちの方が読みやすいと思うんですが…もうひとつの問題点は、ジュニア新書で出版するならば近代史のフランス革命の評価などは、いくつかの有力な説を併記するような配慮がほしかったです。ジュニア新書ということなので、高校生がこういう、良くも悪くも教科書的な本を目安にしながら、文庫化されている有名な古典を読み漁っていくのも悪くないと思います。
得るものはありますが、、、
ヨーロッパ思想がギリシャの思想とヘブライの信仰にあるということから始まります。この二つのテーマのために第一部・第二部とかなりのページが割かれていますが、内容的には実に教科書的でこじんまりとまとまってしまっているので、読んでいても面白くないです。これらの2大テーマに関しては他にいろいろと名著があるので、ここでは飛ばし読みでいいのではないでしょうか。 一方、第三部は、作者の個人的偏見も含めて、かなり良く書かれていると思います。デカルト・カント・ハイデカーなどのヨーロッパ現代思想を理解する上で不可避な哲学者達の思想をわかりやすい日本語で説明されています。書かれた内容への賛否はともかく、ヨーロッパ思想への取っ掛かりとしてはよいのではないでしょうか。 全体の評価としては、大変よくまとまっているとは思いますが、読み物としては面白くないです。やっぱり教科書ですね、これは。 ところで「ヨーロッパ思想」=「ヨーロッパ哲学」なのでしょうか?それでは、一般的なヨーロッパ人の言動に直接または間接的にリンクする思想・文化とは何なのでしょう?
古典書評は語り手を選択する
 古典の書評をすることは困難な側面をもつ。古典の内容は一定のものとして固定されており、その内容を批評するとしても、その批評は他の古典によって即座に反駁されるという事態が生じるからである。従って、古典の内容の批評は結局のところ好悪を語ることになる。それに対して、まだ評価の定まっていない新作の場合にはその書の内容を批評することが可能になる。新作は書評されることによって、その書物の真価が問われ、真に内容をもったものであるかどうかが確定されるからである。だから書評というものは新作にふさわしい。古典の書評は内容紹介に終わることになる。あるいは自分の感激を語りたいときになされる。それ以外は義務からなされることが多いように思われる。この点からみると、なぜ古典に関して書評があまり書かれないかが理解される。  そこで、古典関連の書評が成立するのは、次の二つの場合に限定される場合が多いように思われる。一つは古典の新しい解釈が登場したとき。もう一つは新たな翻訳がなされたときである。  こう考えたとき、イリアスについて私は何を語ることができるか、心もとない。また、本書に関しても。
良くも悪くも「教科書的」
軸となっているのは、ギリシア思想とヘブライ信仰が、ヨーロッパ思想の源泉である、ということです。そのため本書の構成は、第1部でギリシアの思想を取り上げ、第2部ではヘブライの信仰を、そして第3部でそれらの影響下にあるヨーロッパ哲学を説明しています。 各思想の要約としては、分かりやすいのかもしれません。ギリシア思想とヘブライ信仰ではどのような考え方が中心となっているのか、ということを、哲学的知識をもたない人でも分かるように丁寧に解説しています。第3部のヨーロッパ思想の部分でも、主要な哲学者の論をまとめています。あるていど網羅的で、専門用語はほとんどないという意味で、「教科書的」なよい入門書かもしれません。 ただ、私にとってはマイナスの意味で「教科書的」な本でもありました。思想の内容が羅列されることが多く、それらがどういう起原や由来をもち、後の思想にどのようにつながっていくのか、というつながりを感じることができませんでした。たとえば、もっとも大きなテーマでいえば、ギリシア思想とヘブライ信仰が、ヨーロッパ哲学に対して具体的にどのような影響を与えたのか、ということが私にはいまいち分かりませんでした。 入門書という枠があって、細かい部分に触れることができないために、羅列的にならざるを得ないこともあるかと思います。しかし、私は思想の流れを、本書に期待したために、読後はなんとなくすっきりしませんでした。よい意味でも悪い意味でも「教科書的」な本というのが、私の本書の印象です。


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本書を読めば、詩を読んでより広く、深く反応するヒントをもらえる
冒頭著者は「詩は人のこころを解き放ってくれる力がある」と書いている。 本書を読めば、この一文の意味することに納得する。 音楽や詩を鑑賞するというのは、きまった手順や方法があって、こうしなけれ ばならないなどといったことはなく、自由に感じるままに反応すればよいのだ けれど、本書を読めば、詩を読んでより広く、深く反応するヒントをもらえる。 ジュニア新書ということで中学生くらいを対象に書かれたものであろうけど、 大人の世界にはなかなかこういうすばらし本は見あたらないので、大人もぜひ 一度手に取ってみて頂きたいと思います。
ずっと手元に置いておきたい本です
ジュニア用に出版された本ではありますが、詩についてかなり深く 書かれており、内容はとても充実しています。 最初から丁寧に読まずとも、何気なくパラっと開いたページの詩を読んでも、 心に残る詩がとても多く、本のレベルの高さがわかりますね。 茨木さんの解説は読みやすく、ジュニアの方々にも理解しやすいでしょう。 平易に分かりやすく書く、というのは簡単そうで実は難しいことなのです。 茨木さんの愛情を感じる文章です。 私は個人的に、詩と呼べる詩が最近少なくなったように思っていました。 でも、この本の中には本当の詩があります。 読んでいるうちに、眠っていた詩心が揺り動かされるような感覚を 覚えました。
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アマゾンの書評を読んで、購入しました。しばらく本棚にありましたが、たしかに一気に読む本ではありません。思い出したときにぱらぱらと詩をめくりゆっくり味わう時間(習慣)?がありませんでした。もしかしたら私がまだ人生経験が浅いか、感性が発達していないのかもしれません。老後などにじっくり読んだらきっと感動できるかもしれません。ただ、ジュニア文庫だからといって、簡単な内容ではないことは確かですし、内容のレベルが高いことも確かです。日本人の詩に興味がある方には、ぜひお勧めします。
小さな宝物のような本
 詩は仲介者なしに自分の心で読むもの味わうものという人が多い.しかし、感動するものに会えばそれを人に伝えたいように、好きな詩は人にも勧めたい.この本では、一流の詩人が、忘れがたい詩を詩人の感性と言葉で紹介してくれる.言葉の背景にある詩人の感動が、行間を通して読む者にも伝わってくる.ジュニア新書の中から偶然みつけたこの本は宝物のような本だった.この本が四半世紀以上も前に出版されて、60版を重ねて、いまも愛されているのがよくわかる.何でいままでこのような本があることすら知らなかったのだろうと後悔した.  著者である詩人は、詩を紹介する文がとてもすばらしい.私はご本人の詩に若い時から傾倒しているが、他の詩人や詩を紹介する著書も大好きだ.この本が好きな人には、「うたの心に生きた人々」もおすすめ.  なお日本の詩には「哀」に傑作が多く、「喜」や「楽」にもみるべきものがあるが、「怒」の部分が海外にくらべて非常に弱い(151頁)という著者のことばに、この詩人のめざすものが表れているような気がした.
詩・文学への優しい優しい招待状
これは良書です。 現代詩が50編ほど掲載されていて、それに茨木のり子氏がとっても優しい語り口で思うところを述べています。 「はじめに」を読むだけでも、茨木氏の詩への思いがあふれ出てくるように感じます。よ。私には。 それまで年に1冊本を読むかどうかだった大学1年の私が、この本をきっかけに芋づる式に本を読み出した、そういう本です。 「文学ってイイなぁ〜」「芸術、ポッ(*σ_σ*)」と思い出したのです。 「食わずには生きてゆけない。」(『くらし』(石垣りん))とか、「生れるってな、つらいし 死ぬってな、みすぼらしいよ― んだから、摑まえろよ ちっとばかし 愛するってのを その間にな。」(『助言』(ラングストン・ヒューズ 木島始 訳))とか、もうね、震えますよ。


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辻内 鏡人 中條 献  
¥ 819(税込)
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ジャンル内ランキング:8320位  
カスタマーレビュー数:5

くちコミ情報
ジュニア新書だけど、大人も読める(むべき)一冊だと思います。
キング牧師はいうまでもなく有名な人物ですが、その人の 生涯と活躍と考えとを非常にわかりやすく教えてくれる本です。 これはジュニア新書に入っていますから中高生向けに書かれたものでしょうが、 しかし大人にとっても大変に感銘深く、決してレベルを下げた物語には していません。むしろ、大多数の日本人には知らない記述をたくさん 含んだ本だと思います。 キング牧師が活躍をしたのは、活躍したくてしたのではなく、活躍を せざるを得ない人種差別の実態があったからであり、いま2006年に 本書を通読すると、これが果たして50年もたたない頃の実際の出来事 なのだろうかと暗然とするものがあります。 わが国においては、音楽やスポーツなどの文化におけるアメリカの黒人たちの 活躍を当たり前のことのように受け止めていますが、それらのことも キング牧師らの活動がなければ違っていたんだろうかと思います。 また、おとなしい日本社会の中で、ありふれた生涯を送っているわたしに とっては、健全な怒りを覚えることもまた大切なことだと思い出させてくれました。 その意味では、このジュニア新書は、大人が読むとジュニアになれるという 効能もあるのかもしれません。
伝え続けなければいけないこと
 この本は、キング牧師を語る単なる偉人伝として書いているのではなく、キング牧師の人間的な弱さ、過ちにも触れ、それを含みながらもキング牧師の人間像、及び当時のアメリカ社会から現代社会、更には私たちが生きて行く課題を非常に論理的に緻密に書き上げた作品である。更にここには、いつまでも伝え続けなければいけないことが書かれ、少年少女はもとより、どの世代の人にとっても読み応えのある内容であると思う。私はこの本を読んで、自分の人生に足りない物はなにか?自分は、何ができるのか?何をすべきなのか?と考えさせられてしまった。
絶対に忘れてはならないこと
アメリカにおける人種差別が、たった50年前の出来事であると思うべきか、それとももう50年も昔の出来事だったと思うべきか、人それぞれだろう。しかしその差はとてつもなく大きい。アメリカ人の中には(特に在米日本人の中には)人種差別など過去のことで、その改善は日々進んでいるとおっしゃる方々もいる。しかし制度上、外見上は改善されたように見えても、人々の心の中に潜む人種差別の底なしの暗さはなくなっていないように思えてならない。現代アメリカ社会における貧富の差の拡大化、人種間の対立の構図の広がりを見るとキング牧師の行ったこと、その精神をもう一度省みる必要があるのではないか?小中高生向きに書かれたものとはいえ、成人が読んでも牧師の業績は感動をよぶ。また師の業績をわかりやすい文章で紹介した共同作者の一人である辻内鏡人氏が非業の死を遂げられたのは残念でならない。
おすすめっ。
キング牧師…「名前くらいなら聞いた事あるかな…」と、いう人でもすごくわかり易いし、面白いと思う。実際私もキング牧師が実際どんな事をしてきたのか全然知りませんでした(有名なスピーチ位しか…)。けれどこれを読んで、彼の偉大さを知り、人々の思いを知り、そしていかに現実が厳しいものかを改めて知りました。世の中を知らなくてもなんとなく生きていける今の日本に暮らす私たちですが、こういう事実を是非みんな知って、何も出来なくても、せめて何か感じる事から始められれば良いなと思いました。特に、私と同じような若者世代の人には是非読んでほしいっ!久々に熱い感じになれました。
今の時代こそ
私自身が尊敬する、キング牧師のことを、中学生の息子にも 知って欲しくて、夏休みの感想文のために、購入したのですが 息子が読む前に私が読んでしまいました。 私が生まれた頃、ほんの40年前まで、あの自由の国アメリカの実像が こんなことになっていたとは・・そう改めて、思いました。 果たして、今は、どうなんだろう。今だからこそ、あらためて、 p 私には夢がある の意味を問いただす時なのではないだろうか。 宇宙船地球号に、乗り合わせた全ての人に、特に子供たちに、 違い、共存、この2つの意味を考えるためにも、読んで欲しい。 時代背景、他の黒人開放組織(マルコムX、ブラックパンサー等) この時代を、知らない大人の入門書としても、グッドです。