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化学
の売れ筋最新ランキング [2010年03月16日]
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プリオン説はほんとうか? (ブルーバックス)
福岡 伸一
¥ 945(税込)
在庫あり。
ジャンル内ランキング:25512位
カスタマーレビュー数:29
【
くちコミ情報
】
科学的、とはどういうことか?
プリオン病について詳しくは無いのですが、狂牛病など、結構怖い話しであったのに、なんとなく忘れ去られているように感じましたし、正直なところタンパク質が病原体という話しが今ひとつ掴めなかったので、興味沸きました。 プリオン病についての知識を様々な角度から(今となってはノーベル賞を獲っているほどのある意味「定説」についてであっても、その歴史的経過についてまで、肯定側についても、否定側についても詳しく)説明してくれます。科学的根拠に至った研究論文のポイントや、その研究過程を詳しく解説してくれます。そのどれもが私には新鮮で、説得力ありました。 本書は著者である福岡さんも述べていますが、プリオン説の解説でもなければ啓蒙書ですらなく、虚心坦懐に様々な面からタンパク質病原体というノーベル賞評価への再検証を求めようとするものであって、そのためにはプリオン説の解説も成り立ちも、その過程も、実験の意義までを、素人にも分かり易く説明出来ている本です。果たして本当にタンパク質そのものに病原性があるのでしょうか?というミステリー仕立てにもなっているので、そういう視点からもオススメです。 非常に恐ろしくも身近な問題でもある食に関連する科学的な話し、科学が科学的であるための議論の大切さもより深く理解できる、そんな本です。これまでに読んだ福岡さんの文才はそれほど強く前面には出ていませんけれど、それ以上に科学的データを重視した話しには心動かされるものもあります。特にC型肝炎ウイルスの未だ未発見の記述(単体での話し)も非常に面白く感じました。科学界のいろいろな軋轢のような、ダークな面についての記述も面白かったです。 科学的なものに興味のある方、食に興味のある方にオススメ致します。
権威の信頼性
プリオン説は仮説にすぎない。それは、高度に精製された異常型プリオンを健康な個体に注入しても発症しなかったからである。著者は、原因が特定されていないので、特定危険部位さえ除けばあとは食べても大丈夫という考えは危険であると言う。月齢20ヵ月以下の牛でも、危険性は十分あるのだ。 読み物としては、非常に面白い。プリオン説の説明に始まり、その弱点を指摘し、別の原因の可能性を探る。そこには、謎解きのミステリーを読んでいるような知的興奮がある。狂牛病の騒動は、もう下火になってしまったが、この本を読むと、まだまだ輸入牛肉にも気をつけなければならないことを思い知らされる。 プリオン説を唱えたのはプルシナーという科学者である。彼は、その功績でノーベル賞を受賞している。しかし、この本で指摘されるように、その理論にはいろいろな問題点があることが分かる。権威ある賞を取ったからといって、必ずしも信用できるとは限らない。権威をあまり信頼しすぎるのも考えものである。プリオン説はその好例であろう。 プルシナーは、研究のデータの改ざんまではしていない。しかし、自分に都合のいいようにデータを示そうとしたのは確かである。彼のプリオン説は、最初は完璧なものだと思っていたのだが、ひとつひとつ検証していくと、証明されていない部分が意外に多いことに気がつく。ノーベル賞まで取った科学的な説が当てにならないというのは驚きであった。この本からは、真の科学的・客観的な視点を持つことの必要性を教えられる。
丁寧な検証
学術論文では、反証が行われる場合が ありますが、ここまで丁寧に言葉を つくして検証するということは 珍しいと思います。 プリオン説を検証する過程を知ることで、 プリオン説に対する理解が深まることも もちろんですが、データの検証プロセスを 共有しているような気分になります。 知的好奇心をくすぐる本です。
真摯に学問的であろうとする著者の一冊
『生物と無生物のあいだ』の福岡先生の前著。 BSEの原因はプリオンだとされているが、実はこれ、厳密に証明されたわけではない。そもそも、「病原体プリオン」の分離にはまだ誰も成功していない。コッホの原則から見れば、まだ病原体・病因の解明には至っていない。プルシナーという学者がプリオン説を受賞理由としてノーベル賞を受賞したが、学問的業績というよりは巧みに「プリオン学派」を形成した政治力が影響しているのではないか、とも言う。 と、内容は刺激的だが、『生物と無生物のあいだ』がそうだったように学問のあるべき姿を追及した真摯な一冊。生物学の基本が分かる。科学は進歩したけど、病原体の特定って、まだまだ非常に地味でたいへんな作業なのね。
ノーベル賞理論に挑む野心作
イギリスで猛威を振るった狂牛病。感染症と思われたが、病原体として細菌も、ウイルスも、その痕跡すら見つからなかった。真の病原体は、生物学の常識では感染性病原体として振る舞うことなど考えられなかった「タンパク質」そのものである...。 これが現在の主流となっている「プリオン説」であり、提唱者のスタンリー・B・プルシナーは1997年にノーベル医学・生理学賞を受賞しました。 本書の前半では、プリオン説が成立するに至る背景が手堅くまとめられています。 まず、イギリスで狂牛病が発見され、大きな問題に発展するまでの経緯と背景が説明されます。続いて狂牛病の原因とされるプリオン概念の誕生が提唱者プルシナーのユニークな人物描写と共に語られます。最後に、プリオン説を後押しする多数の研究成果が提示されます。 余程の専門家でなければ、ここまでの記述で「プリオン説に疑問の余地はない」と考えるでしょう。 ところが後半から著者は、プリオン説に強力な異論を唱え始めます。前段で紹介されたプリオン説を支持する研究成果を別の視点から洗い直し、問題点が鮮やかにあぶり出されます。著者は狂牛病の原因が未知のウイルスである高い可能性を示唆しています。 著者自身は反プリオン説の立場で研究をしています。そもそも本書は、プリオン説にも疑問点が残っていることを一般書で示すことで、狂牛病の確たる原因を探求する学徒が少しでも増えてくれたらいい、という著者の願いから生まれています。後半の反証部分は、分子生物学の専門用語が飛び交い極めて難解ではあるのですが、分からないながらも私は、あたかも犯人のアリバイを崩していく刑事の推理をたどるような、スリリングな感覚を味わうことが出来ました。 著者は反プリオン説の立場ではありますが、読者が本書により「プリオン説はウソ!」と思い込むことは、著者の本意ではないでしょう。また、著者は本書中では少しだけ牛肉輸入問題に言及していますが、食糧政策においてはリスクとメリットのバランスを評価することは必須であって、本書はそこまでの考察はされていない為、本書だけから牛肉輸入の是非を判断することも避けるべきだと思います。 狂牛病の様々な背景の理解を得られた点、研究者の論理的な思考に触れられた点、仮説を立証することがいかに難しいかを垣間見た点など、とても楽しめた一冊でした。
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(編集)
¥ 2,940(税込)
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お手頃な生化学入門書。初学者に人気
生化学初心者の間で人気がある。 生化学分野の基本知識が、簡素にまとめられている。内容の偏りもあまりなく、説明がすごく詳しいわけでもなく、超わかりやすいわけでもないが、広範な内容が通読可能な量にまとまっていることと、値段が安い(¥2940)ので、いろんな意味でお手ごろ。 生化学分野に進む人が、『ストライヤー生化学』など正書通読の踏み台としてもいいし、単に生化学の試験対策用に通読してもよい。
嗚呼・・・懐かしい・・・
もう5版になったんですね。懐かしくなりました。シンプルというだけあって、必要項がまとまってます。初学者がいきなり本書から生化学を学ぶと、壁に突き当たるので、やはりハーパーで調べながら併用するのがいいでしょう。生化学を学び終える頃には、本書に書かれている内容が、やはりシンプルな知識となってベースができます。中々思い出せないけれど、少し頭の引き出しをあけると、芋ずる式に思い出すことってありませんか?そんな時にも本書が本棚にあると価値を帯びてくれます。
試験には使える。
シンプルといっているだけあって内容は必要なことを重点的にまとめ上げているという感想です。ただこれだけではかなり心許ないのでハーパーなどの本と併用するのがいいかと思います。 臨床の勉強時に忘れていたことを調べる、定期試験の為に時間を節約して学習するには持っていて損は無いかと思います。
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加工する方の基礎知識
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成形材料を網羅。。。
熱可塑性、熱硬化性樹脂全般にわたって、現在取り上げること ができる樹脂成形材料が紹介されています。 頭から逐一読むこともいいのでしょうが、まずは自分の業務と 関係がある高分子材料、または興味がある高分子材料から読み進 めていくのがいいようにも思います。 辞書的な要素が強いですが、知りたい成形材料の概論を即座に 調べることができるというのが本書籍の強みではないでしょうか。 プラスチック成形に普段から関わっている方、またこれからプ ラスチック成形に関わろうとする方、どちらの方にも横に置いて おいていいのではと薦めることができる書籍です。オススメです。。。終わり
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薬学部発の新薬に期待
アステラス会長がある雑誌の冒頭で言っていますが、臨床を知らない薬剤師がいい医薬品を開発できるわけないと。この本を読むと薬学部への夢が広がります。でも夢だけです。 基礎創薬分野で日本の大学は弱すぎます。かといって製剤開発という臨床に近い部分でも教育が不足しています。 産官学の中、最も学が弱いです。美談より実績に期待します。 本自体は社会人1年生にも読ませる価値はあります。
目的と対象者
この書は、高校生に創薬研究の面白さを知ってもらい薬学部を志望してもらおうという目的である。しかし実際には、とても高校生がまともに読めるとは思えないような内容である。もちろん参考書、問題集ではなく、学問の入門書であるため、高校生の段階で理解する必要はないのだが、最低限のバックグラウンドがないとこの書の面白さ、すばらしさを理解することはできないだろう。 私は薬学部の学生ではないが、最も適した読者とは、2年生以上の大学生ではないだろうか。大学の授業では個々の科目が独立しているため、なかなかその統一を理解することが難しい。創薬という目的に対してどのようにアプローチしていくかわかるだろう。また私のような他学部の学生であっても、読む価値は非常にあるだろう。
創薬の面白さが伝わってくる、「薬学部、創薬研究部門の大紹介」
新薬開発の方法論、具体例を、大学の教授陣が最新の情報を交えて分かりやすくまとめた一冊。それぞれの研究からの最新の創薬の話は大変面白い。難しい理論も平易簡潔に、との気配りが感じられ、流石、大学で教えることのプロが書いていると思わせる。 著者が「京都大学大学院薬学研究科」となっていて、あとがきには「薬学部に研究に来て欲しい」というような執筆動機が書かれている。薬学部によい人材が来るように、との「薬学部大宣伝」本のようである。高校程度の知識で読むには少し難しいか、という感じもするが、執筆者たちの「意気」は伝わるだろう。 最近の「創薬」の考え方、現状など、良く書かれて各論は面白い。しかし読み進むにつれ、成功した話が多いのが少し気になった。魅力的な話でひきつけることも大事だけれど、「こういう危険性が明らかになったので規制ができた」などの研究で明らかになったマイナスの知識などもやはりきちんと紹介した方が信頼度も上がると思う。 薬を「創り出す」過程では医学の観点も必要だろうし、「製品化」の部分では企業が分担している部分もあるだろう。「創薬」という分野全体のなかでの薬学部としての観点、分担はどうなのか。薬学部だからこそできることはこれだ、ということはなんだろうか。このあたりがもう少しはっきり書かれていれば、「薬学部で創薬を」との本書執筆意図ももっと達成されただろうと思ったのだがどうだろうか。 ともあれ、「創薬」の面白さ、考え方はそれぞれの執筆者の文章から充分伝わってくる。この本で「薬を創ってみたい」と魅力を感じる人はたくさんいるに違いない。工学部に行くか、理学部の化学に行くか、医学部を選択するか、それはどうとも言えない気がするけれども。
期待しています、、、
が、医者通いの日々なんとか自分にあう薬はないものかと いつも待っている。 アメリカ帰りのわたしの担当医はむこうならもっといい薬が あるのになー なんてちょくちょく言う。 新しく平均的に効果をだす、すると認可される。 アメリカ流いいかげんさ(しつれい)でてきぱき速いのかも、 危険だが。日本は遅すぎる。 どうやらそのあたりに問題があるようにおもう。 薬学研究科は大向こうに評価されにくいのではないか。 日本の土壌というのはあまりかわらない。 それらと対決しつつ新薬にチャレンジしてほしい。 どう創るより私心がはいってしまった。 良い薬とはなんなのか。効く薬とはなんなのか? 一読推薦します!!
少なくとも化学構造式にアレルギーのない方が読む本
薬学を志す若者を増やしたいという本書の目論みはまず達せられることはないでしょう。 というのも、本書にも記載があるように薬学とは「雑学」でもあり、生理学、化学、生物学、物理学、医学などさまざまな分野の知識の総合であり、専門用語の多い本書を読み通すことができる高校生は少ないと感じるからです。 しかし本書は薬に関する先端的な話を紹介しています。従って薬学部の3年生以上、あるいは薬剤師だが知識をリニューアルあるいは整理したいといった方々には最適な本だと思います。少なくとも化学構造式にアレルギーのない方というのが、お薦めの条件となります。 私自身は資格を活用していない薬剤師ですが、面白く読めました。
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丸暗記に頼らない力を付けられる
私は無機化学がただ暗記するように思えてセンターレベルでもなかなか点数が取れなかったのですが、この本をやって変わりました。 理論化学をつかって無機を解説するのはとてもわかりやすいです。頭にも残りやすいです。 さすがは、駿台化学関東のエースといったところでしょうか。 この本の後に演習をして反応式がかけるようになれば完璧だと思います。
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反応の種類別に整理されていてとても分かりやすいです。最低限覚えるべきことはありますが、この本で勉強すれば反応式を覚えやすくなるし、少し忘れても考えればすぐ作れるようになります。ただし、理論化学について無知だと厳しいです。
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分かりやすい
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蒸留を学ぶ学生の参考書として最適
高校で学ぶ化学とはだいぶ毛色の違う化学工学。本書の内容は、化学工学のなかでも蒸留に関 し、基礎中の基礎から、必要となる物性の計算方法、蒸留の理論や蒸留塔の設計に至るまで多 岐にわたる。特に理論に関しては、例えばマッケーブ・シール法について実際の作図や計算課 程が詳細に書かれているなど、実例を多く記載し読者の便宜を図っているのが本書の特長であ る。このような記述は他の専門書には見られず、蒸留に関して40年以上携わってきた著者の集 大成ともいえる一冊であろう。 蒸留を学ぶ学生の参考書として最適である。
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「蒸留」をテーマに、その物理化学から応用技術までを網羅した入門書。 広い範囲の内容でありながら、構成に無駄がなく、図表や計算実例が多用されるなど非常にわかりやすい。また、語りかけるような文章の中に、一般の専門書では書かれないような、考え方や操作方法のポイントが織り交ぜられている。これはとても参考になり、本書の特長とも言えよう。 蒸留技術を基礎から学びたい方はもちろん、化学工学の教科書・参考書としても役立つ一冊。
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物理化学は偏微分方程式など難しい数式を扱う学問である。そのため、ギブスエネルギーの意味や簡単なシュレディンガー方程式の解法すら身につけずに勉強を終えてしまう初学者も多いだろう。 しかし、この教科書は歴史的流れを考慮して記述している部分があるため、式が記憶に残りやすい。そして、式の導出も丁寧である。よって、「超入門」などと謳ってほとんど何も身に付かない入門書や、難しい問題を扱っているにもかかわらず記述が不十分で楽しむことのできない教科書が溢れている今、貴重な本であるといえる。その上、タイトル通りアプローチが現代的である。現代の教科書のお手本だ 章末には多過ぎるほどのの練習問題が用意されている。自力で解くことを薦めたい。演習をやって初めて最高の教科書となると考えるべきだ。
易しく、丁寧に書かれた、新しい教科書である!
一般的に言って、化学系の学生にとって「物理化学」は苦手と思う人が多いいと思う。その内容に量子力学が存在する事が、最大のネックだと思う。1960年代の理系を目指す、高校生と全く異なり、現在のの高校生は理科は選択制となり、物理を学ばなくとも、数学も全て学ぶ事なしに、大学の化学系、生物系の学部に入ってくる。この本の新しいところは、量子力学の曙から始まり、物理屋から観るとくどい位に、丁寧に、親切に用いる数学も含めて記述されている。7章までそれが続くが、そこまで就いていければ、後は、勢いで行けます!それ以降の項目も新しき話題になってます。この上巻は物理科を除く、全ての理系、医薬系の学生に良き教科書です。今や、量子力学は全ての工業化学、医療、製薬など分子レベルに関る人の必須知識なのです。7章以降にいくつか山がありますが、チャント登頂できます。その為に、教師がいるのです。この本ならば、独習できるほどに工夫されています。最後に!これは例外的なこの本の利用方法があります。7章までが、物理系で量子力学、さっぱり?な人の超超入門書としてもお役に立つことです。正に、今必要に見合った良き教科書です。
仇討ち
物理化学の教科書というと、どうにも幕の内弁当的な要素が大きい。何でも載っている代わりに、個々の子細は不十分である。入門書と考えれば適切なものもしれないが、不満は残る。 一方、本書は量子化学的観点からの物理化学という筋をしっかり貫いており、また量子化学自体の内容も専門書に負けないくらいしっかりしているから、非常に頼もしく感じる良書である。バーローやアトキンスにはない安定感である。 私は高校時代にボーア軌道を信じ切っていた。大学に入学して量子化学の電子雲、電子の存在確率を知って、理解できずに入学早々いきなりコケた苦い過去があるので、量子化学には借りが大きい。その仇討ちを助けてくれる一冊である。
よい!
物理化学の教科書は、アトキンス、バーローなど色々出ていますが、私はこの本が一番のお薦めです。 この本は、分子論的アプローチという副題が付いているように、「分子」という視点を非常に明確にしているところが特徴です。通常の物理化学の本は、マクロなエネルギーのやり取りを扱う熱力学を軸としており、その解説から入って行きます。それに対し、この本では量子力学から入り、量子力学の応用、統計力学(分配関数など)と続いていきます。まず「分子」を理解し、マクロな性質はその構成要素である「分子」の集団の性質として理解するという姿勢は、現代的であり非常にわかりやすいです。 全体に記述が丁寧であり理解しやすいです。特に量子力学については、他の物理化学の教科書の記述が貧弱なのに対し、マッカーリの上巻は「量子力学入門」として売り出せるほどの充実振りです。
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