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2010年03月20日(土) 物理の第1位は 『物質のすべては光―現代物理学が明かす、力と質量の起源』!
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¥ 2,415(税込)
在庫あり。
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カスタマーレビュー数:4

くちコミ情報
純粋文系には確かに難しい。が、結局言わんとすることは分かる気もする良い一冊です。
純粋文系でありながら、森羅万象の理由を知りたがる ありがちなゼネラリスト志向の自分ですが、 この本はいろいろ驚くべき事を教えてくれました。 勿論、難しいです。 でも、何回か読めば何となく見えてくるような気がします。 この本が扱うのは、主に「質量の起源」の問題。 原子が陽子、中性子、電子から出来ていることはさすがに知っています。 そして、原子の質量の99.9パーセント以上は、 陽子、中性子の質量による。ここまでも知っています。 また、現在の考え方では、陽子、中性子も、クオーク3つとグルーオンというモノから 成っている、ということも聞いています。 では、結局は、陽子、中性子の重さ(質量)は、クオークとグルーオンの重さ(質量)の総和、 ということだと思っていましたが、 なんと、この本によれば、 グルーオンには重さ(質量)はなく、クオークの重さ(質量)は3つ合わせても、 陽子、中性子が持っている重さ(質量)の1パーセントしかない!のだそうです。 では、では、陽子、中性子の重さ(質量)は、何から生じているのか??? この本の提示する答えは実にあっけないモノです。 それは、恐らくは、純粋文系の方でも、幾らかこの手の話に関心をお持ちの方なら 概念は理解できる程度のモノです。 そしてこの本は、そのあっけない結論のみのために多大な伏線を張り巡らせた一冊とも言えます。 でも、その余の雑知識が良い味を出していますので、読んで損した気持ちには絶対になりません。 ただ、この題名だけは「ちょっと違うんでないの」、と言わせていただきたい。 勿論、源著者一流の洒落がベースなんですけどね…  末尾に私のような純粋文系の方でもこの本を楽しむためにまず読んでおいて損のない本のご紹介を。 「量子論」を楽しむ本―ミクロの世界から宇宙まで最先端物理学が図解でわかる! (PHP文庫) 光と物質のふしぎな理論―私の量子電磁力学
普通の物質の質量の95%分の起源が興奮を持って語られてます
クオークの漸近的自由の発見でノーベル物理学賞を受賞したイタリア 系の血をひく著者が、普通の物質の質量の95%を説明すると宣言して 「手ぶりを交えながらの説明」を実行しています。読んでいくうちに このような書き手の興奮が伝わってきて巻き込まれていくような本 です。内容は陽子の質量がクオーク3個の質量を足しただけで は5%分しかないことをきっかけに、残り95%分の質量の原因を素粒子 物理学の大切な概念である対称性、漸近的自由、粒子をとりまく雲等 々をイメージ豊かに駆使して説明しています。題名から質量の起源の 話だろうと推測できる人はヒッグス機構の話を期待して本書を手にと るかと思いますが、私はそうだったのですが、その点に関しては肩す かしを食らった感じです。というのは著者のスタンスとしてはヒッグ ス機構による質量の説明は5%の部分だからです。そんな気持ちで読ん でいても著者の意気込みと人となりに飲み込まれてしまいます。例え ば、1)対称性を「差異なき区別」という言葉に言い換えて、クオー クだけではそれを達成できないことをイメージさせ、その辻褄合わせ にグルーオンという粒子の存在が必然であるということを納得させる 書きっぷり、2)重力が他の力と比べてとんでもなく弱いことに関し て、その原因として問うべきことが陽子はどうしてこんなに軽いのか ということであると読者に気付かせその軽さをもたらす仕組みの語り っぷり等々は是非手にとって読まれることをお勧めします。 クオーク理論を主張していたゲルマンがファインマンの言うパートン をプットン(ごまか子)と言って揶揄していたころ、著者は学生だっ たのですがゲルマンの部屋を訪れたとき「君は何を研究しているのか」 と聞かれ、わざと「パートン模型の改良です」と返事をしたときのて んまつも本人の話としてたっぷりの情景を伴って語られています。
Dr. F. Wilczekの“質量の起源”に関する、類書にはない記述は秀逸です。本著を読めば、読者が持っていた多くの疑問が解けるでしょう。
Q.C. DのAsymptotic f eedomの発見によってノーベル物理学賞受賞者の一人となった、D . F. Wilczekの本著は、Newton、Einstein、Feynman等の話題に何度も触れながら、遠隔作用と近接作用の違いをはっきりとさせている(そんなことは知っているさ!おっしゃる方は是非お読みください)。Wilczekは空間を満たす現代物理学におけるRealityを持つ媒質をG idという言葉で表し、古典物理学的なEthe と区別している。Feynmanが場という概念を回避して創り上げた(Feynmanによる遠隔作用の電磁力学を量子化した)独自のQ.E.D.に本人は大いに不満であった、ことの記述は有名であるが読んでおく価値はある。Q.C.D.の話題を中心にしながら、どのように陽子、中性子が質量を獲得するのかを詳細にわかり易く述べている。勿論、弱い相互作用の記述もある。しかし、重力に関する議論が面白い。 現状においては質量の起源も含めた力の統一理論構築には、未解決な部分が多い。それに関する著者の見解もある。 本著の内容は、文学、哲学等の文章を巧みに使いながら、洒落た、教養のある記述となっています。Gell-MannのFeynmanに対するライバル意識は有名で、多くのエピソードがあります。細かい内容は述べませんが、翻訳書では、文中に原注以外に訳注もあります。是非お読みになることをお薦めします。HIGHLY EXCELLENT BOOK!
この著書に述べられている物理学的内容は、既知のことのようです。しかし、一般読者にとってウィルチェック博士の(特に1部、2部の)解説がいかに優れているかを知らされました。
物質って光なの?と同居人に聴いてみたところ・・・“違うよ!”との返事。でも〜・・・あぁ‾「The Lightness Of Being」のことだろ?彼は原著が出たときに読んだとのことで、今度は本和訳を解説してもらいながら、一緒に読んでもらいました。同居人は、この本の内容は70年代に論文で読んだそうです。彼が言うことには、”空間“の概念に関する記述が、非常に優れていて、この本の「第1部:質量の起源」はこれまでの類書では最高で、それに続く「第2部:重力の弱さ」も良いとのことでした。読んでいって、質問しながら進んでいくと・・・空間⇒エーテル⇒グリッドとウィルチェック博士の解説が空間の現代的な構造と意味が分かってくるような気になり、質量の起源が単にヒッグス機構のみではないことを知りました。また、登場する学者たちの多くのエピソードを同居人から聴け、理解が深まりました。第3章はSUSY、さらに重力を含んだ統一理論の簡単なお話、LHCで期待されるパートナー粒子が検出されるに違いないとの著者の期待が述べられている。 この本における貴重な記述は”第1部:質量の起源“で、この内容を理解していない、物理学科の学生、物理学ファンはいっぱいいる。ここを理解して”第2部:重力の弱さ“に進めば、現代物理学における『空間』のイメージがはっきりして、これまであったモヤモヤがいくらか晴れる・・・と同居人はぼやいていた。私の中では現代物理学における空間、質量の起源の概観を知っただけでも満足でした。面白かったです!


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 「相対論を楽しむ本」というタイトルは本書の内容を言い当てて妙である。相対性理論とは1人の物理学者の日常的な現象についての素朴で純粋な問題意識と単純な思考の積み上げによるものである。相対性理論は難解であり「道具」を知らない人は近づくことができないと思われているがそれは必ずしも正しくない。特殊相対性理論についての基本的な考え方は素朴かつ単純で、誰にでも近づくことを許している。

   本書を通じて感じられるのは著者の相対論への愛である。まるで嬉々として自分の恋人について語るように、独創的なたとえを交えながらかんで含めるように、しかし、できうる限り妥協なしに解説している。コンパクトな本ではあるが内容は豊富で、アインシュタインの生い立ちから、特殊・一般相対性理論の解説、さらに相対論の宇宙論への応用と最新宇宙論の解説にも2章を割いている。著者の相対論への愛に満ちた本書は読んでいて楽しく、まさに「相対論を楽しむ」ことができる。(別役 匝)


くちコミ情報
ようこそ「相対性理論」ランドへ
 「名前を聞いたことはあるけれど・何なのかは良くわからない」と    なりがちな「相対性理論」の世界を  遊園地感覚で楽しみながら知ることの出来る  素晴らしい一冊です!!!!!  「相対性理論の生みの親」アルバート・アインシュタイン博士の生涯を描いた  第2章「相対性理論を生んだ天才」も面白いです。  (読んでいて、博士のあふれる頭脳とコミカルなキャラクターが頭に浮かんできました。)
相対性理論とは
高校物理を勉強して以来7年ぶりに物理学に触れたが非常にわかりやすかった。 最後の方の説明は、物理学のキソを学んでいないと理解しにくいのでは、、、 と感じる部分もあるが、自分の興味から読み始めた相対性理論がここまで面白く感じるとは思わなかった。 この本の素晴らしさは物理学者が「美」と感じる理論に手軽に触れられること。 世の中の事象を簡潔な数式で表す。 そこに「美」を感じる物理学者の考えにもうちょっと触れてみたいと思った。
素晴らしい
みなさんが高く評価してるとおりの素晴らしい本です。 私は来年から大学生になる文系の者ですが、この本はわかりやすい。知的好奇心を掻き立ててくれます。 万人が読んで、科学について考え、向き合うべきです。
簡単だけど、すごい。
やたらとレビューがベタほめだから読んでみたら、 こりゃあ、確かに良い本です。 原理を薄めず、簡単に書く。 だからといって、必要以上になれなれしい文でもない。 たまに出る主張も控えめで好感が持てます。 監修者の佐藤氏は宇宙論の権威なんですね。 学者としての自信と謙虚さ、 それに「視野の広さ」みたいなものがないと、 こういう書き方は出来ないと思います。
たとえ方がユニーク
三十数年ぶりに相対性理論の本を読みましたが、とても易しく解説されていて一気に読めてしまいました。 小学生時代に読んでいた相対性理論の本がこれだったら、自分は物理学者になっていたかも?と思うほどですね。


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くちコミ情報
前作より完成度はずっと高い
前作では量子論についての説明が、正直、理解し難かった。 もちろん一般の人が量子論を勉強しようとしても、難しいのはわかるが その概念を感じ取るのがこうした本の目的であると、本書にも書かれているが、どうにも分り難い印象は否めなかったが 今回の作品は、たとえも面白いし、分り易いと思います。 ニュートン力学の完成をもって、物理学は終わった学問だと20世紀の始まりまで考えられていた。 つまりこれ以上の発展はない、今後の発見によって枝葉末節の変化はあっても、それはニュートン力学を超える限りのものではないと考えられていました。 しかし粒子や恒星など、ニュートン力学が想定していなかったミクロやマクロの世界が知られるに従い、ニュートン力学では説明できない事が多くなった。 そのために現代の学者は二つの基本理論を作り上げた。 恒星やブラックホールのようなマクロの世界を説明する相対性理論 粒子や素粒子のようなミクロの世界を説明する量子論。 量子論は前作で説明されていますが、相対性理論は言わずと知れた御大・アインシュタイン一人によって作り出された説です。 しかしこの量子論と相対性理論は、同じ物理学を説明しながら、どうにも仲が悪い 量子論で説明しようとすれば、相対性理論が成り立たず、その逆もある。アインシュタインもそれだけに量子論は生涯認めませんでした。 そこで現在の学者が必死で追い求めているのは、その両者を一体とした統一理論「量子重力論」です そのもっとも有力な仮説として提唱されているのが、「超ひも理論」です。 本書では相対性理論から超ひも理論の解説が為されています。 もちろんこの本でそれが理解できるわけではありませんが、大枠の概念を何となく感じ取っていただければ幸いだと思います。
「なんとなく」分かることも、大きな進歩ですよ♪
相対性理論と超ひも理論。 何らかの経緯でこれらに興味を持って、物理の本を立ち読みしてみる。そして、 「なるほど! 私には無理だね♪」 となる人は多いと思います。私もそんなことがありました♪ でも、せっかく興味を持ったのにそこで終わっちゃうのは、もったいないですよね。 そこで、この本です! 正直言うと初心者の方には、あいりちゃん(表紙の女の子)の説明は半分も分からないと思います。 でもですね、これを読んで何かは感じ取ることができると思うんですよ。うまく言葉で説明できなくても。 「説明してみろ」と言われたときに「なんとなく分かるんですけど、うまく言えません……」と答えると、ダメだと判断されてしまいがちだけど、ダメなんかじゃありませんよ! だって、その「なんとなく」だって大事ですもんね♪ 自信を持っていいと思います。 少しでも興味を持った方は、ぜひ読んでみてくださいね♪
ちゃんと理解したい人にはお薦めしない
少し興味を持ったのでどんなものなんだろうか? と著者曰く『半歩』だけ足を踏み入れるための本です。 この本を読んで、ああ!なるほど!!とは言えないかも知れませんが、 ふーん、そーなのかー。と感じることができれば著者の本望だと思います。 改めて言いますが、飽くまでも無学者のための啓蒙書であって、理解するための書物ではないです。 きちんと理解したい人は『ちゃんとした』理論書を読むことを強くお薦めします。 マンガ部分の個人的な感想としては 絵は前作より良 ヒロインの萌は前作とあまり変わらず シナリオは若干意味不明 理論とシナリオの連動はあまり噛み合っていない といった感じです。 啓蒙書としては前作の方が良書でした。
萌え啓蒙漫画コレクターにしかお勧めできない・・・
「相対性理論」や「超ひも理論」を何となくでもいいから分かりたいという人向けの企画なのだろうが、かえって誤解を招く内容になっていると思う。 例えば、時間の流れはいつでもどこでも誰にでも一緒と考えたニュートンの物理学を、頭が堅いとか言ったり、相対性を直感できないことを「ニュートンが決めた」考え方に染まっているとか言ったりしているが、それは学校教育のせいでもなければ、ニュートンの教義に洗脳されているわけでもなく、はなから我々に進化の過程で組み込まれた感覚でしょう。その我々の常識的感覚を前提としたうえで、実はそんな絶対的な時間や空間などなく、すべては相対的だということを説明しなければ駄目だと思うのですが。 超ひも理論に関しても、相変わらず概念の羅列であり、ストーリーや絵との連動性に乏しく、解説の難しい理論を漫画でいかに料理しているかに興味を持った読者にも消化不良だろう。 価格が手頃なところは取り柄ではあるが、本当にこれらの理論を少しでも理解したいのなら、少々値は張るし読み辛くても、他の解説書を購入することをお勧めする。


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くちコミ情報
感情に訴えるので記憶に残りやすい!
 難しい物理用語を使わずに漫画形式で、量子論の概念を伝えたというところが素晴らしいですねっ!  萌えるってことは、感情が揺さぶられてるってことですので、勉強したことも記憶に残りやすいでしょう。  半年前にこれを読んだときは漫画だけを楽しみましたが(おい)、今ではその漫画を読むと、あのことを言ってるのか! という感動もあります。  本格的に物理学を勉強した人も読んでみると優越感に浸れるかもしれませんよ♪  もちろん、物理に苦手意識があるけど好きになりたい! って方にもおすすめです♪  女性読者もけっこういらっしゃるようですね♪
取り組むきっかけとして有用。話がよかったです。
これを読んで、さらに量子論への疑問が深まるかもしれません。 でもそれも、この本の意図通りなのかもしれませんね。 人によって、量子への理解が決定的になることもあれば、さらなる疑問が わいてしまうかもしれない、そういった内容です。 おもしろいなーと思ったのが、主人公の高校生男子がもってるヘンな高揚感と、 量子解説をやさしいながらマジメにしてるあいりちゃんとのギャップがツボでした。 特に思ったのは、量子論研究上のお話と、この物語との絡みあたりがうまく できている点です。ここが物語に深みを与えていると思います。 こういうのが嫌いでなければ、おそらく一気に読めてしまうでしょう。 専門書ばかりでなく、図書館にはこういう本も置いて欲しいと思います。 さすがPHP、元素の本ではアレレ?と思いましたが、 コレを読んで感動した。侮りがたし。
面白くない
量子論というのは、概念から理解し難いものですから その説明が難しいのは理解できますが。 本書での説明は簡単に流しているだけで分りづらい マンガの中で主人公とその案内役の少女によって、量子論が説明されるとの内容ですが 説明が非常に簡潔で概念を簡単に教えているだけです。 簡潔すぎてかえって理解が出来ません。 それにどうにも納得がいかない説明もある シュレディンガーの猫の説明でも、猫はマクロの存在だから量子とは違うと断じていますが この思考実験で重要なのは、量子とマクロの存在である猫とが密接に関連する状況下ではどう説明するかであり その状況で猫はどのような状態になるかを論ずる事にあります。 だからこそ、いまだにこの思考実験を説明できた人物は存在しないのですから もちろん量子論は非常に難しい概念で成り立った科学であり、生半可な勉強では理解する事は出来ないものですから。 そもそも素人がその片鱗なりとも触れるというのは無理な話だと思いますが この本は説明が簡単すぎて、余計に量子論の概念や考え方も理解出来ないと思います
話しが飛び飛びでよく分からない
化学の知識は高校一年生までしかやってない自分ですが、 正直解らなかったです。 結局量子ってなんなんでしょう? 超ひも理論とか量子テレポーテションとか話しに統一感があるのかないのか解りませんが、自分は話しが飛び飛びでよく分からない感じでした。 あと説明の台詞が多すぎて漫画という媒介を使った意味がよう解りません。 漫画を描いた人もよく分からずに漫画を書いたって感じがします。 正直、初心者向けとは思えないし、解る人からすれば今更こんなの不要って感じでしょうかね? ついでに、ストーリー部分もよく分からなかったです。 結局あいりちゃんの正体は何? ネコだったの?じゃぁ最後のあの娘は何者?(ネコ耳ではなかったが・・) あと魚が嫌い設定も意味不明。 ネコなら魚大好きじゃね? 良いところといえば、あいりちゃんが可愛い点、断片的に量子に関する知識を得ることが出来たぐらいですかね・・・ 上辺だけの知識っぽいものを得るためだったら良いと思いますね。 安いし、専門書に比べれば読み安い、ネタにもなるし等の理由で買うための敷居は低いかなと思います。
量子論は抽象的 そしてこの本も抽象的 それがわかった
言い方は丁寧でも言ってることは丁寧でない。 心理的影響としてはプラスマイナスでゼロになるような気がする。 ある程度量子論をかじっている人でないと厳しい部分があると思う。 個人的に、物理や数学を人にわからせる最も効果的な方法は、イメージを映像で示すことだと思う。文章や絵ではなく。 ただ、量子論への興味はとてもでた。 漫画で分かりやすくしようというのはとてもいい試みだとは思う。 物事の習熟のコツが成功体験の積み重ねであるのであれば、徹底的に入門書して読者にわかるというプラスのイメージを与え、続編を出し少しずつ理解を深めさせていけばいいと思う。 基本と呼べるほど難しくはなく入門と呼べるほど簡単でもないと思うので、この本は中途半端だと思う。


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くちコミ情報
この世の真理は「無常」、これしかないと思います。
この世の中、何事も客観的に証明できないことをいかに説得するか、そして受け手の立場で言えば、いかに解釈するか(ものの見方、考え方など)。これに尽きると思います。想像から創造へ、そしていつかきっと理想になると思います。世界を概念的に捉えるのではなく、自分なりに自分の世界を積極的に解釈し、そして心に描いた通りの人生を創造できるのではないかと、改めて感じさせてくれました。量子論がある意味で哲学や宗教観に影響を与えたことも理解できました。今後どれだけ技術や化学が進歩しても、必ず不思議で未知なることがあると信じてます。不思議は希望でもあると思います。
東洋の自然哲学とも重なる部分を感じました
ニュートン力学で一度は完成したと見えた物理学も、科学技術の発達で説明できない事が見付かるようになった。 そのために現代物理学は、新たな基礎理論を作り上げました それがマクロの世界を説明する相対性理論とミクロの世界を説明する量子論 この二つの理論は同じ物理法則を説明しているはずですが、何故か矛盾が多い そのことから、数多くの物理学者たち、シュレーディンガーやアインシュタインなどが量子論を否定し続けました。 「神はサイコロを振らない」これは量子論では量子の位置は確率的にしか推測できないとのボーア達、量子論の主流派の説に対して アインシュタインが、神と無神論者らしからぬ名を呼び痛烈に非難したものです。 しかし結局、ボーアの勝ちとされています。 何故なら、アインシュタインはボーアの説以上の説を提唱できなかったからです。 本書でも、冒頭からシュレーディンガーの猫とアインシュタインそしてボーアの三者の架空の対話という形式で、量子論の矛盾点などを追及します。 オーストリアの物理学者シュレーディンガーが、量子論の説を皮肉じみた論文で批判した「シュレーディンガーの猫」はあまりにも有名ですが この論文を説明できた人はいまだに存在しません。 本書ではこうした量子論が成立する過程を説明する一方で、成立した直後から現在まで続く矛盾や、この理論の問題点などを説明しています。 もちろん物理学の専門書ではありませんから、どこまでも素人向けに書かれたものですから あまり深くは書かれていませんが、話のネタに あるいは天文学や物理学に興味がある人は、自らの見識を広げるためにこの本を読むのは面白いと思います 細くすれば、本書でわかったことは、量子論の発想は実に主観的であり、客観性を重きに置く近代の科学よりも東洋の自然哲学に近い発想であることです。 このような発想で現在の物理学が成立しているのかと思えば、違和感も憶えますが、東洋の自然哲学の再発見にもつながり面白くもあります
量子論の気持ちがよくわかる。
量子論のフィーリングがよくわかる良書。 数式を極力用いず、たとえをふんだんに用いながら、 わかりやすく説明している。 ただし、文系の読者にはややつらいかも。 でも内容が高度な割には、著者の努力が十分に感じられる。 すべての人にお薦めしたい。
量子論の世界は、小にして大
 この本は「量子論」をわかりやすく説明してくれるだけでなく  「偉大なる発見は想像から生まれる」こと  「(全てを理解しているわけではない)ことを受け入れることから  大いなる発見が生まれる」こと  「人々の頭脳と思いの積み重ねが歴史である」こと  「目に見えぬほど小さな世界に、宇宙にも匹敵するほどの神秘がある」ことを  教えてくれました。  物理学に関心の薄い方にこそ、おすすめしたい一冊です。  (私もこの本に出会うまで、「量子論」に無関心でした)
若くてアタマの柔らかい中学生に読んで欲しいです。
高校物理・化学の最後から大学にかけて、専門分野の学習の過程で、量子論と量子力学を少し学びました。 それらは数式の羅列で、私の数学力の追いつくところまでで理解が止まり、断片的なうえ具体的なイメージとあまり結びついていませんでした。 その後、量子論や量子力学とほとんど無縁に、20年以上の年月が過ぎました。 偶然書店で手にしたこの本を購入・通読して、あの時学んだ各々の事象の具体的なイメージ(又はモデル)が浮かび、それらの相関関係がかなり分かった気がして、とても面白かったです。あっという間に読み終わりました。 複素数、電子雲、光電効果などは高校以降で学習した気がしますが、この本の記述なら、物理や化学に関心のある中学生でも量子論をきっと楽しめるでしょう。ぜひ、若くてアタマの柔らかい中学生に読んでもらいたいです。 数学に関する高いセンスを持つ十代前半の人がこの本に触れ、量子論と量子力学に関心を持ち、この世の真理の探求に関わって欲しいです。私は道半ばで断念したのですが…(^^ゞ


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学生の頃、数式だらけの教科書で「エントロピー」の概念が解らないまま、暗記でのり切った記憶があります。 社会人になって、大阪・梅田から御堂筋線で淀屋橋に通勤するようになりました。地下鉄の車両の中の人数は変わらないのに相手を突き合う力は、明らかに淀屋橋駅で減少していた時に、「ああ、これがエントロピー」と実感しました。 そんなレベルの私でも、圧力の世界までは読み進めれましたが、その後はかなりチンプンカンプンで読了した次第。でも人工では作れない世界が現実にあり得ることには驚きました。 いずれにしてもブルーバックス。何年かたってこの本を読み返した時、「そんなもん、○○の式の通りじゃないか」といえることはないでしようが、私の知識を進化させてくれた本でした。数式だらけだったら投げ捨てていたかもしれませんが。
おもしろい!!
極限というテーマで時間、空間、温度など人間がどこまで到達できるか (現在、できているか)最先端の話を分かりやすく伝えてくれます。 科学を学ぶうえで必要なのは、科学の俯瞰マップだと思います。 つまり、今、現在、何ができて、何ができていないのか。 過去の先人が努力して今現在までにたどりついた科学の極限と、 ここから先は今現在でも分からないという境界性を示してくれる本。 また、著者が姉妹著書として紹介している「新しい物性物理(2005年)」を読んでいませんが 読みたくなりました。(^^)


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本書で案内されるのは、ブライアン・グリーンの評のように、理論物理学による「宇宙のツアー」である。理論物理学の描く宇宙というのは、当然ながら思弁的で「ホントかこれ!」と突っ込みたくなる内容が多いのだが、その疑問こそが宇宙の片隅の極めて限られたユークリッド幾何学の世界しか知らないヒト属の限界なのかもしれない。とすると、この理論物理学の描く宇宙とは、ヒトの想像の限界を超えるチャレンジということになる。その想像の力の成果は、背景放射を実際に観測したWMAPなどによって、少しずつ実証されているのである。 本書では、超弦理論をさらに発展させたM理論の提唱者の一人であるミチオ・カクが、最新理論が描く宇宙の姿をあますところなく紹介している。ミチオ・カクといえば、TV番組「50年後の未来」などでのカール・セーガンばりのプレゼンターとしても印象的だったが、本書においてもそのエンターティナーぶりを発揮しており、なんとも「突拍子もない」宇宙の姿を、極めて豊かに描き出している。 11次元の世界、マルチバース、ワームホール、ビッグフリーズ・・・。本書のツアーは、時間を超え、空間を超え、読者を最終的に10の117乗年後の宇宙へと誘う。珠玉のSF小説のように楽しんで読める本だが、決してフィクションではなく、研究成果の紹介とそれに基づく予言の書なのである。
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現代宇宙論の基礎知識がてんこ盛りになっていて、これだけでお腹いっぱいになれるオススメ本。もちろん本書の中に神の居場所はない。ドーキンスの「利己的な遺伝子」もあわせ読むといいだろう。
拡大する宇宙
ドキュメンタリー「50年後の未来」のホストも務めていた理論物理学者、ミチオ・カク氏の一般向け書籍。 宇宙はなぜ今在る姿で存在しているのか、未来はどうなるのかという疑問を軸に、宇宙論の歴史も追いながら述べる。 まず、最新の研究動向やデータを紹介しながら、本書で述べる内容を概観する。 最新鋭の観測からインフレーション理論、ユニバースではなくマルチバースであるという概念、宇宙の終わりまでを ざっと述べ、非常にわくわくさせてくれるイントロダクションとなっている。続いて、各種の宇宙論や物理、天文学の 研究史を追いながら、今まで、そして現在、宇宙の成り立ち、歴史や未来がどのように考察されてきたかを述べる。 古代から現代まで、哲学、実験、数学、時には宗教をも援用しつつ様々な理論が展開されてきたことがわかり興味深い。 ワームホールやタイムトラベル、平行宇宙などSF的な事柄もたくさん出てくるが、これらは全くの想像の世界というわけではなく、 理論的には有り得たり、方程式の解としては存在したりする。著者はこうした夢のような世界を、時にSF小説も引用しながら、 理論とデータを用いてあらゆる可能性を示していく。それらは宇宙の解明のみならず、果てしない未来へもつながる。 つまり、この宇宙にも終わりがやってくる時、知的生命は創意工夫をこらして存続することができようかという問いだ。 月が地球から離れていっている事、宇宙の膨張の顛末、文明の発達レベルなど新しい発見も多く面白く読めた。 ただ一般向けであり、専門用語集もあるが、やはり多少の知識がなければフォローしにくい箇所もあった。 しかし100%のみこまずとも、全体の理解には支障のない構成になっている。理論物理学も、思った以上に データに裏打ちされていることがわかり、今後の研究の進展が楽しみになる本であった。


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理論化学の本質
本書は主に化学Uの分野を重点的に取り扱っています。 計算問題解法編といっても、その分野に必要な知識は網羅されています。(詳しいかどうかは分かりませんが) 特に素晴らしいのが、固体と気体の溶解度、希薄溶液の性質のところです。 多くの受験生が苦手とする分野ですが、本質を理解でき、応用力が凄まじいです。浸透圧の問題として京大の問題が掲載されており、難易度は高いですが、それまでの内容をきちんと理解出来ていれば、初めて浸透圧の問題を解く人でも完答出来ると思います。 本書を繰り返し終えた後は、「照井俊の化学理論化学計算の解き方がよく分かる本」をオススメします。 ここまでやれば、重要問題集レベルの理論の問題は余裕になります。 本書の姉妹版である、無機編と有機編も完璧にして頂くと、化学TUの新演習に直接繋げられます。 理論化学攻略のコツは、それぞれの分野を理解した後、それぞれの分野には基本的な一つの解法(解き方の手順、定石)が存在するので、それを使ってひたすら練習することです。 つまり、インプット→アウトプットの流れで受験化学は攻略出来ます。
分野別にまとめられていてベスト
私の学校では授業と並行して化学の添削をしていました。 しかし、化学の苦手な生徒にとって授業のあとにすぐに入試初級程度の問題を解くのはとても酷な話であり、化学嫌いの私は添削に一枚も触れぬまま高校生活を終えました。 このような分野別に解法がまとめられている本は、入試演習への繋ぎの役目を果たしていると言えましょうか。 他の分野の同シリーズにも言えることですが、基本的にこのような「理解本」を終えた後に総まとめとして演習に移る(十問など)のが典型的であり、かつ最も的を得た学習であるような気がします。 化学に苦手意識を持っている人は、問題を解く前にしっかりとした問題へのプロセスを学ぶべきです。 そのような段階のための本としては十分な価値を持っている一冊と言えましょう。
理論化学の参考書ではトップかと。
内容は化学Uがメインなので本当に2次向けの参考書です。 問題の解き方だけではなくその解き方に至る過程が書いてあるのが良いところですね
DOシリーズ待望の新課程改訂版
この本の長所は、 単元ごとキチンと分けて非常にコンパクトなのに丁寧な説明で大学受験で必要な計算問題を解く手法のほとんどが網羅されていることと、 著者の経験から受験生が間違いやすいところがキチンと指摘されていることです。 特に学生が間違いやすい点が指摘されている本というのは意外に少ないと思います。 「こうやれ!」ばかりの参考書には感心こそしても試験の得点に結びつかないのは、それが自分の勘違いを気づかせるものではないからだと思います。 いまは必修知識編が出ているのでこれと合わせれば大学受験の理論化学で必要なことは計算問題以外でも全部そろいます。 最初から読んでも良し、理解不十分な分野や苦手な分野だけ読んでもいいと思います。 ただし「はじめに」も書いてあるように、この本は計算問題を解くための攻略本的要素が強いので、自分のレベルにあった問題集と併用してやったほうが効果が上がります。 化学に関しては、 高校の授業+Doシリーズ+気に入った問題集+過去問をちゃんとやれば、 どの大学を受けるにせよ塾に通わなくても合格者の平均点以上は十分にとれると思います。


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専門的すぎてむずかしい
「46年目の光」を買う際合わせて買うとよいと推奨されていて読んだがむずかしすぎて付いてゆけなかった。というのも私の興味は見たものを認識するために脳がどののように働くのか科学的に知りたかったのだが、本書の趣旨は遺伝のしくみ(染色体の構造)を物理学と化学で説明し、生物の意義を究明することにおかれている。こちらのほうに興味がある方にはおすすめかも。
考え方のお手本
著者のシュレディンガーは言わずと知れた量子力学の大家ですが,本書は物理学の視点から「生命とは何ぞや」という課題に挑んだものです. 著者は,遺伝子は安定な構造をもつ巨大分子と推論し,これを非周期性結晶と呼びました.クリックとワトソンによるDNAの二重らせん構造の発見のはるか前に,しかも思考実験によって,今でもほとんど正しいと思われている遺伝の構造を示したというのは驚くべきことです.物事はこのように考えていくべきという良いお手本でしょう. 本書が書かれた時代の物理学や生物学のレベルというものを知らないと若干混乱しそうですが,60年以上前に書かれた本だということを頭に入れて読むと本書のすごさがよく分かるかと思います.
画期的な本
シュレディンガーの波動方程式で有名な物理学者が、生命について語った本である。この本は、大雑把に言って、「ミクロな物理は自分が導いた波動方程式を解けば大体説明できる。だから次はもう少しマクロな物理すなわち生物を、物理学の言葉で理解する時だ」ということを述べた本である。著者の考えに喚起され、実際この本が出たあと、多くの物理屋が生物の研究を始め、それが、今の分子生物学の発展につながっている。具体的な内容についていえば、DNAの構造をまだそれが明らかになる前に推測した点などが見事であるし、現在では誤りであることが分かっているが、負のエントロピーという概念を提示した点も素晴らしい。なぜなら、それは、生命をエントロピーにより理解しようとする考えであり、それが、今のガイア理論、すなわち、生命を秩序だったものを食べ、乱雑なものを排出するものとみなすという考え方、につながっており、その意味でも画期的だったからである。
シュレーディンガーの壮大なる思考実験
量子力学を学ぶ上で最初に立ちはだかる壁「シュレーディンガーの波動方程式」を導出し、 量子力学の確立に貢献したノーベル物理学賞を受賞者シュレーディンガー自らが生命の活動や 現象について考察し、記した書です。 他の生物を中心とした科学者が得ていた突然変異や遺伝子などについての結果を元に理論物理学を 専門とする著者が、物理や化学の側面から考察し、そこからは、例えば、遺伝子を安定な構造をもつ 巨大分子であると推論するなど、技術的課題などにより60年以上も前(1944年)に 本書が世に出た当時、未確認であった領域についても思索を広げ、そこから導いた結論は非常に 示唆に富むものであり、後に得られた知見との多少の差異はあるものの未だ色褪せていない 論考だと思います。 本書でシュレーディンガーが生命を解き明かそうとした試みが端緒となり、分子生物学が 勃興したとも一部では言われ、1953年にワトソンとクリックがDNAの分子構造模型を 提出するのに先駆けて提出された本書は科学的な壮大な議論が展開されており、物理、化学や 生物系の学問を修める人には読み継がれるべき良書であると感じます。
理論物理屋・シュレディンガーの『地頭力』が遺憾なく発揮された名著
1944年に本書が書かれた時、遺伝子のミクロな分子的構造など少しも分かってはいなかったのです。そんな「目に見えないもの」の正体を捉えるために、物理屋はどの様にアプローチするのでしょうか? 本書に理論物理屋・シュレディンガー教授が果敢に挑戦した思考の軌跡が記されています。いま流行りの言葉で言えば『地頭力』が遺憾なく発揮されています。メンデル遺伝学と熱統計力学・量子力学の知識に基づき、エンリコ・フェルミ流の「封筒裏の計算」で(半)定量的評価・推定を行った結果、「遺伝子は安定な構造をもつ一千個程度の巨大分子であり、それは非周期性の結晶というに相応しいモノである。(「非周期性」=暗号文中の文字のような原子配列、「結晶」=原子間の強い結合)」という結論に至ります。これを読んで多くの物理屋さん(クリック、ウィルキンス...)が生命科学分野へ誘われ、実際にDNA構造が決定されるに至った訳です(1953年)。このDNA構造がシュレディンガー氏のイメージ通り、という処が凄い処ですね。 新書版(品切中)と文庫版の違いは、訳者・鎮目恭夫氏が文庫本に新たに「あとがき」を書かれている点にあります。教科書には普通載らない(載せられない(-_-);;)シュレディンガー氏の逸話も挿入しつつ、「生命とは何か」の哲学的な側面の再解釈を披露しておられます。(この"あとがき"は立ち読みできる分量です)


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自然科学で宇宙は理解できない
第20章 からが著者の主張である。それまでは、素粒子物理学とひも理論派の到達したレベルを解説している。その解説も、高校での物理学の相当程度を理解しているという事が前提で書かれている。原子核や、電磁波の理解を前提にし、スペクトル解析などの数学の理解も要求される。しかし、その前提さえあれば、著者の 主張する ワープする宇宙 が理解できる。 多次元が、目に見えないのは、時空が歪曲していて、重力が特定の領域に集中しているからである。したがって、多次元は、無限に伸びているが、我々には4次元にしか見えない。直近の著者の説では、この4次元空間は、多次元宇宙のなかの、孤立した孤島であるという。つまり、この世界は宇宙の中で閉じ込められた特異な世界という事なのだ。 しかし、著者が、第24章(あなたは、そこにいるのか、いないのか?)で指摘するように、時間と空間の存在は、人間の幻想であるかも知れないし、物質やエネルギーの根源的理解には、未だ、ほど遠いとしかいいようがない。人間の五感と意識は、限られた認識装置でしかない事も承知している科学者なのである。 自然科学では、全宇宙が理解できないのではないだろうか というのが、読後感です。   
簡単ではないぞよ!
見目美しい女史。しかし、才色兼備などとという言葉ではかたづけられない天才。私は文系ですが、学生時代から宇宙にロマンチックに憧れ、事典やホーキングなどを読んできました。そんな私からすると、この本は骨太。数式はありませんが、その分、イマジネーションをたくさん働かせる必要があります。しかし、これは文系出身者が、最新の宇宙論を理解するための最低限の関門なのです。がんばって!
期待が大きかったので残念
 正直言って、これがベストセラーとは驚きである。このボリューム(混んだ電車で読むにはかさばる)と内容で、一般読者が最後まで楽しめたのだろうかと心配になった。すごく期待を持たせるタイトルであるが、内容は数式がないにせよ、私には難しかった。  量子物理学の過去から現在までの研究をたどる部分がかなり冗長で、著者の研究に辿り着くまでが苦労して、息切れしてしまう。ここまでは一般の科学書や雑誌でも読んでいるので、話は見える。最終段にいたって著者の研究内容の説明は文章を読むこと自体はできるわけだが、意義がよく分からないし、その発想の背景とか立証方法が見えてこない。期待していたのにすごく残念だった。
門外漢には難解そのもの
分かりやすいという評価(帯のね)だったので読んでみたものの、残念ながらまったく内容を理解することはできませんでした。分かったのは、フラットランドを球体が通過する話くらいですが(笑)、これは著者の作った話ではありませんしf(^^;;; こういった分野になじみのない文系人間には難解です。 星4つにしたのは、自分の理解の悪さで評価を下げるのが申し訳ないという理由によるものです。 とはいえ、雰囲気は楽しめた気がするので、しばらく本書を手放す気はしませんが。
行きつ戻りつの世界
最新の物理学の内容が相対理論から丁寧に説明されている。 各理論の説明は分かりやすいが、一気に読めず、行きつ戻りつとなってしまった。 最後のところ、リサ・ランドールの主張する理論のところは更に難しくなるが、熱意を持って書いているのが翻訳を通しても伝わってくる。 読了した後に理解するしない、は別にして「いい本」だと気づかされる。 しかし、最新の理論も行きつ戻りつの世界であるなぁ、と感じた。必ずしも一直線に進んでいるのではない。
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