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科学読み物
の売れ筋最新ランキング [2009年01月06日]
2009年01月06日(火)
科学読み物
の第1位
は 『
森博嗣の半熟セミナ 博士、質問があります!
』!
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森博嗣の半熟セミナ 博士、質問があります!
森 博嗣
¥ 1,890(税込)
通常4~5日以内に発送
ジャンル内ランキング:272位
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¥ 1,680(税込)
通常24時間以内に発送
ジャンル内ランキング:393位
カスタマーレビュー数:9
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くちコミ情報
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科学の行きつくところ
やはり一流といわれる科学者の行きつくところは皆同じなのでしょうか? 科学者、本文中にもありますが真理の求道者とも云うべき方々。探求していけばいくほど科学 と宗教は同じ終着点に行きつくのではないかと感じました。 素直な心で何度も繰り返し読みたい本の一冊です。
たしかに
ほかのレビュアの方がおっしゃっている通り、 内容にダブリがあることは否めません。 「あれ、読んだことがある」という既読感。 でも、それを差し置いても、読んだ後さわやかな気持ちになれます。 ご自分の失敗談なども実にさわやかですし、 何より生きていく姿が昔の日本男児という感じで、 さわやかで颯爽としています。 ノーベル賞に近い、とか国立大学の名誉教授などという地位の方ですが、 少しも威張ったところがなく、謙虚な姿勢も大変好感が持てます。 いい本でした。さわやかで、私もこれからこつこつがんばろう、と 思わせてくれるいい本でした。
サムシンググレートは今、そこにある。
この本を読んだ次の日、本に紹介されていた、「iPS細胞」のことが新聞に出ていました。さらにその翌日、本に紹介されていた、「笑いは体を元気にする」ことを特集していました。 何か不思議な縁を感じずにはいられませんでした。 サムシンググレートというのは、自分では制御できない偉大な何か。というように解釈してますが、これは、「よい行い」をしていれば、必ずよい結果が訪れるということです。 アホな人というのは、愚直なまでにコツコツと同じことを続け、人になんと言われようとも我が道を行く人です。人の言うことに左右されないから、信念を持って、自分の信じる道を突き進む。 そういう行動をしていれば、神様はきっとその人を助けてくれる。 うまくいかないことを人のせいにしているのであれば、もう一度わが身を振り返って、「正しい行いをコツコツしているか?」考えてみることも大切だと思いました。 村上先生の言葉を読んでいて、思い出されるのは、宮沢賢治の「雨ニモ負ケズ」の一節です。 「日照りの時は涙を流し/寒さの夏はおろおろ歩き/みんなにでくのぼーと呼ばれ/褒められもせず/苦にもされず/そういうものに/わたしは/なりたい」
絶対読まないと!!
本当に素晴らしい この一言に尽きると思います 遺伝子の観点から人類はどのように生きるべきかを語っておられます 「自助論」とともに読んで良かったなと本気で思う本です ともすれば、自己啓発書の類はおかしな宗教感や机上の空論が紛れ込んでいる気がします この本では遺伝子研究という一見、精神分野とはかけ離れた学問からのアプローチで 人間の生き方を示してくれています 人間は「利己」よりもむしろ「利他」のために生まれてくるんじゃないか、 という考え方に本当に感動しました 是非読んでみてください!!本当に素晴らしいです!!
偉業を成し遂げる道を教えてくれる
遺伝子工学の世界的権威が「アホ?」と最初は思ったのですが、 語られていることは至極最もで、愚直に努力することこそが 偉業を成し遂げる道だと教えてくれます。 特に良寛のエピソードや、牛の脳下垂体をひたすらむき続けた エピソードなどは、「アホ」の例としてハッとさせられます。 ―良寛がみずからを「大愚」と称したように、いいときはもちろん、 悪い時も、とにかくありがとうという感謝の念を抱く、単純率直で スケールの大きな愚かさにかなうものはないと思えてきます。 と筆者が記しているように、「大らかなアホ」になるのはとても難しい。 だからこそ、人も神もその「アホ」を愛してやまないのだろうなと思います。
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サイエンス・インポッシブル―SF世界は実現可能か
ミチオ カク
Michio Kaku
(原著)
斉藤 隆央
(翻訳)
¥ 2,520(税込)
通常2~4週間以内に発送
ジャンル内ランキング:867位
カスタマーレビュー数:3
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くちコミ情報
】
SFネタは現実化するのか?
テレポーションは転送装置のようにできるようになるのか? 恒星間の宇宙船旅行はいつできるのか? タイムトラベルはトポロジーに反せずに実用化できるのか? 並行宇宙は実際に存在するのか? SFによく使われるネタを現在の最先端科学を基に量子力学の第一人者の著者が 検証、推定していきます。 まず著者が現実化しそうだと推定する領域からレベル1から3に区分けして、 これらのSFネタを検証しています。 まずそのSFネタの有名なSFのあらすじやそのSFネタの発想を語りかけて 注意を促してから、現在のテクノロジーではどこまで進んでいるのか、 これらのSFネタはどれくらいかかるのか推定します。 実際テレポーションは原子レベルまで実用化されていますし、分子レベルまでの テレポーションは比較的早く実現しそうなので、レベル1の前半に置かれています。 扱っている内容がとにかく有名なネタばかりなので読み飽きる事がありません。 そしてそれに関連する科学技術も合わせて著者が解説しているので1冊で2度美味しい♪ 本書に出てきた邦訳書や参考文献は巻末にありますので、本書を孫引きにして SFを探していくのも一興です。かなりSF書を取り上げています。 本書はSFを下に著者カク・ミチオの思考事件を展開して今後どうなるかを予想したもの。
「物理法則には逆らえません、船長」 〜 スター・トレックより
・アニメ「攻殻機動隊」の光学迷彩(不可視化) ・映画「ザ・フライ」のテレポーテーション ・・・これらはSFのままか? ミチオ・カク氏はこれらが既知の物理法則に反しないので、実現可能だと述べる。 それどこころか近年、メタマテリアルの発明による負の屈折率の実現や、 原子のテレポートの成功例を挙げ、ハードルは高いものの実現に近づいていると述べる。 ほかにも「反物質」を利用したスター・シップやカーボンナノチューブでつくる 「宇宙エレベーター」など、空想でしかなかったものが真剣に検討されている。 スター・トレック顔負けの奇想天外の物語・・いやノンフィクションである。
あと1000年寿命が欲しくなる
本職の物理学者(しかも超ひも理論の専門家)が、ガッツリ語るSF的ガジェットの実現可能性。 レーザー光線だのエネルギー・シールドだのといったものが、現在の理論的・技術的最先端からその延長 線上で、どれだけの実現可能性があるかを、かなりしっかり検討しています。 また、科学読本としても秀逸。 ゴリゴリのバリバリな数学とか物理学の先端理論のコッテリとした解説はなく、SF小説や映画に加え、文学 作品への言及も豊富で、読みやすく書かれています。コッテリとした解説はなくとも、自然界の四つの力が それぞれどんな具合に取り扱われているかとか、余剰次元の巻き上げとか、異様に不自然な発見されす ぎる素粒子だとか、反物質とは違う負のエネルギーとか、もしかしたらダークマターって・・・とか、本気の数学 を提示されたら「なんのことやらさっぱり」なお話しを、イメージ豊かに伝えてくれます。 折しも、欧州で世界最大の加速器の運用も始まり、素粒子方面で日本人がノーベル賞を受賞したり、 タイムリーでもあるので、著者が伝えてくれる最新動向には興奮しっぱなし。 さらにメインのSF的ガジェットの実現可能性にも他の同テーマの類書には見られない見所満載。 なんと「テレポート」とか「念力」の現実可能性が、比較的高めに判定されてますよ。 「超光速航行」の実現可能性なんて、「これがなんと「イエス」だ」とか言うので、もう耐えられません。 まったく不可能と目されているのが「永久機関」と「予知能力」のみで、それ以外のものは、あらかた(めっ ちゃ留保条件つきながら)「物理法則に反しない」ので、不可能ではないらしい。うひー! 終章で、不可能だってのはどういうことよ?みたいな考察もあり、その科学的営為を楽観的に捉える態度 や、もう一歩踏み込めば、社会的・倫理的な考察に結びつきそうな部分もあって、単なるポップ・サイエン ス読本には終わっていない点も指摘できるけど、そんなこんなよりも、ええええ、タイムトラベルって「物理法 則に反しない」のかよ!みたいな楽しい驚きに充ち満ちた一冊ですよ。 ライトセーバーがプラズマ・トーチってのにはガッカリながらも、人類の物理学と技術の進む先を見切れずに あと数十年で死んでしまわなきゃいけないこの身がはがゆい一冊です。 蛇足ながら、いや原子モデルって便利な認識の方便なのであって実在してるわけじゃないよね、みたいな とっちらかった社会構築主義が一部で根強く、自然科学者であると同時に哲学者でもあったエルンスト・ マッハを援用する向きもあるようだけど、マッハの時代にはボーアのモデルはまだ一般的に受け入れられて いなかったとか。いろんな装置で観察されるものは、「原子そのものではなく、一定の輻射なりを、そのように 解釈されるもの」として観察しているにすぎない、とか言われますけど、なんか、すでに原子一個を直に 触ったり動かしたり(どころか反水素を創り出したり!)できるようになってるらしいッスよ!!
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大人の科学マガジン編集部
(編集)
¥ 2,200(税込)
通常3~5週間以内に発送
ジャンル内ランキング:8675位
カスタマーレビュー数:48
【
くちコミ情報
】
四畳半を広げたくて
市販の簡易プラネタリウムは高い!!しかも天井だけ・・・ でもこの本の自作プラネタリウムなら問題ありません。 八畳一間で投影してみましたが、若干星がぼやけますね、6畳くらいの部屋が一番楽しめるんじゃないでしょうか。 また、説明書に書いてあるとおり本体はホッチキス止めしたほうがいいですよ。 自分は一個目が自然に崩壊してしまったので二つ目を買うことを余儀なくされました(笑) でもこの値段なら気になりませんね。
星空の出張サービス
不器用なので多少苦戦はしたものの、2時間以内に組み立てることができました。 恒星原版を組む時に折りぐせをしっかりつけたのと(やりすぎると原版が割れてしまいますがセロハンテープで補強しました)、付属の両面テープではなく家にあった粘着力が強力な両面テープを使ったので、バラバラになるということは今のところありません。 点灯してすぐはあまり見えない感じがしますが、目が暗闇に慣れてくると満天の星が天井に広がります! ホームスター等は高くてなかなか手が出せませんが、家庭用ならばこれで充分に楽しめます! 2千円ちょっとでこれは本当にお得だと思います。
器用さに自信のない女子でも大丈夫☆
色んな方のレビューを見てから購入したのですが、果たして超文系であまり器用ではない私が無事に仕上げられるか・・・自信がなかったのですが、大丈夫でした(1時間20分くらい)。 本誌の写真を見ながら・説明通り順番に組み立てていけばあっと言う間に架台に台座をセットするところまでできます♪ 「恒星球」の組み立ては説明をよく読むことが大切だと思います。 しっかり折り曲げて仕上がりの形に近づけてクセをつけておくと作りやすく、出来上がった後も、添付されてる両面テープの粘着力で十分おちつきます。付録素材なので、頑丈さには不安がありますが、このお値段でしたら妥当だと思います。 単3電池は添付されていないので、ご用意お忘れなく(^^)v それから、「電池接点」部品は、手を切らないように注意しながらしっかり奥までセットしないと、電池をセットしても電流が流れませんので、ご注意下さい。 6畳程度の部屋ですと、幻想的な満天の星々をしっかり堪能できます♪ 夜寝る前に、静かな音楽と星に癒されましょう♪
想像以上の出来!
作成時間は、1時間30分程度でした。 完成した後、部屋を真っ黒にしてドキドキしながら点灯したら、想像以上に美しい星空ができました。 この値段でこの出来なら文句なしだと思います。作成は、手間な部分もありますが、 作成の難易度はかなり低いと思いました。
カスタマーレビュー
所要時間20分強程。ガンプラよりも簡単に出来上がる。 割と簡単な仕組みなので作りながらもちゃんと映るのか不安だったが いざ出来上がりスイッチを入れたら、思わず感嘆。 広過ぎる部屋だと星がぼやけてしてしまうだろうなあ、 とも思ったけど、一般的な広さの部屋ならこれで充分過ぎるほど綺麗に星が広がる。 壁に面して設置して、全くぼやけない状態の星を 至近距離で壁に映し出すのも結構綺麗でした。 更なるカスタマイズのノウハウも雑誌の方に載っており、 次は回転させる機能を付けてみようかなと思う次第。 値段も廉価で、とても満足しました。 オススメ。
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¥ 2,730(税込)
通常24時間以内に発送
ジャンル内ランキング:4768位
カスタマーレビュー数:1
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くちコミ情報
】
21世紀の技術の何が危険か?
機能中心の設計に異議を唱え,使いやすさといった行動レベルの重要性について示した「誰のためのデザイン?(1990年)」.行動レベルに加え,本能レベルや内省レベルまでも考慮する必要があることを指摘した「エモーショナル・デザイン(2004年)」.そして本書は,デザインに対する前著の考え方を引き継ぎ,21世紀の新たな技術や機器が向かうべき道を示すものとなっている. 20世紀,自動車はすでに内燃機関の調整やギアチェンジなどの最も基本的な本能レベルを受けもっており,人間は安全に目的地に到着するための高度な内省レベルを受けもてばよかった.そうすることで,車を適切に走らせる行動レベルが共有されていたのである.ところが21世紀の車は,ナビゲーションなどの内省的なレベルをもちはじめ,人間との役割分担が不明確になってきている.ここに危険があることを筆者は指摘する.機械が上手く機能しなくなった際,すべてを機械に預けた人間はどうすることもできない.そのため,人間と機械がコミュニケーションするための共通基盤が重要であるとされる(人間同士でさえ,共通項のない人とコミュニケーションをとることは大変である).この共通基盤をどうするかが,本書で多くの議論を費やしている部分である. デザイナーに限らず,「拡張された身体」として様々な技術を利用していく全てのユーザーが,是非,知っておくべき話題であろう. 個人的には,学問の世界から離れた筆者が,初期の手書き認識システムで失敗する様子を知ることができ,大変興味深かった.これも共通基盤が欠落した例として扱われている.
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通常24時間以内に発送
ジャンル内ランキング:2417位
カスタマーレビュー数:4
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くちコミ情報
】
「先生の言葉、宝石のようです」と茂木氏を感嘆させた対談集
臨床心理学者の河合氏と脳科学者の茂木氏が、それぞれの専門である「こころ」と「脳」についての3回の対談をまとめた一冊です。 河合さんの考えは、従来の研究者らしくありません。 「全体を認識することが大事であって、解釈する必要はない」と言います。クオリア(感覚質)をライフワークとする茂木さんと、対談の冒頭から意気投合するのは、必然のなりゆきでした。 あの自信たっぷりの茂木さんが「河合先生の言葉、宝石のようです」と感嘆してしまいました。こんな茂木健一郎、見たことありません。 本書の内容は、2006年に月刊誌に掲載されたものをまとめたものです。 対談が2年前に終わっているのに、なぜこんなに出版まで間があいてしまったのでしょうか。せちがらい今の出版界事情では、次々と新刊を繰り出さなければやっていけないはずです。 詳しい事情はわかりません。 河合さんの遺族に配慮したのかもしれませんし、単に編集担当者の怠慢だった(笑)のかもしれません。 読み終わって私が感じたのは、河合さんが治療と研究に取り組んでいる姿が、目に浮かぶように生き生きと感じられたことです。 もし、河合さんが亡くなった直後に出版されていたら、「あぁ、こんなに元気に活躍しておられたのに……」と追悼の思いが先にたちすぎて、河合さんのメッセージが心に届いてこなかったと思います。 「人間を全体で見よ」とい河合さんの治療姿勢は、この時期に読むからこそ胸に響いてくるのでしょう。 茂木さんといっしょに、あなたも河合先生と「関係性」を結んでみてはいかがでしょうか。
聴き手のたのしい饒舌
河合さんは、「聴き手」として、もうこれ以上ない相手だといつも感じられるのは、多くのさまざまな分野の人との対話を読んでいると思うこと。 この茂木さんとの対話でも、やはり・・・と思いながら、読み進めていると、対話の句切りの各所で河合さんが、「もっと脳の話を聞きたかったなあ・・」と終るところが、この対話集の特徴になっているところを表わしています。 茂木さんの深々とした関心が、河合さんの豊かな体験や思うところをいつにもまして引出し、読み手のこちらも、たのしく、おもしろく、尽きなくページを夢中で進めてしまう。 河合さん没後の出版ですが、読んでいると、「聴き手」のマイスターといっても、それでも足りないほど。ほんとうに貴重な方を失ったなあと、改めて思われる。 河合さんが「聴き手」としてのマイスター、ということの証しみたいな話がある。 河合さんがよくタクシーに乗ると、運転手の方がなぜかよく、「じつは、ほかの仕事がしたかったんですよねぇ・・」などと話しかけてきてしまうというエピソードの中にもある。もちろん運転手の人は河合さんだとは知りもせず、気づいてもいないわけだが、つい「へぇ・・」などと答えてしまうと、運転手の人は尽きなく話しかけて来て、ついには道に迷ったり、間違えたり、ということになるので、だんだんタクシーに乗る際にはそんなムードに「乗らない」ように体勢をつくるようになったそうだ。 箱庭の現場の話とか、また患者さんとの興味深い体験など、「割切れない」ことの不思議さ、おもしろさを、思いださせる話し満載だ。
河合氏がグッと濃縮されています
お釈迦様は、説法をする相手によって内容を変えたといいます。河合氏もさまざまな方たちとの対談がありますが、その都度、ユング心理学やご自身の臨床体験から得た知見を、異なる視点からわかりやすくお話されています。本書は、生前、脳科学者と雑誌で対談された内容が、死後、単行本として再編・出版されたものです。 特に、箱庭と夢との共通性やシンクロニシティと無意識との関係のエッセンスが、グッと濃縮されています。 河合氏のユング心理学はまず「意識と無意識の関係」に注目します。例えば箱庭で、ニワトリなりゴリラなどのアイテムを手に取りますよね。この時点ですでに、アイテム(意識)の背後にその人の無意識が関わってきているわけです。「たとえば、ニワトリならニワトリが、心のなかに残っているわけですね。で、帰ろうと思ったら、本屋でニワトリの本がパッと目に映ったりするとか。必ず買って読もうと。それが、ユングのいう「シンクロニシティ」です」(本書より)。 この時、箱庭で選んだニワトリと本屋で見つけたニワトリとは因果関係はないです。大切なのは、自分の無意識と外のものとが呼応するというほうです。なぜか知らないけれど、箱庭の前に立ったらニワトリというアイテムを手にしてしまった。そして、帰りに本屋に寄ったら、ニワトリの本にパッと目がとまって買ってしまった。私のなかになぜかニワトリというかたちで無意識が働き出して、それがニワトリの本と呼応した。これが「シンクロニシティ」です。「意味ある偶然の一致」です。ここには科学的な因果関係はまったくありません。でもこころにとって「意味」があるんです。氏はいいます「この非因果的ということがものすごく大事なんです」(本書)、と。河合氏はこの無意識の非因果的連関のなかに、臨床の中でクライエントの生きる「意味」と「可能性」を探りだしてゆくのです。 「とくに近代科学以後は、因果関係を知るというのはすごく便利なことで、役に立つことでしょう。因果関係がわかったら、こちらの意図で操作できるわけですから。だからそっちへ行きすぎて、非因果的連関を見る態度を失ったんじゃないかと、僕らは思っているんですね。(中略) 僕なんかは、この非因果的連関のほうをけっこうおもしろがって見ているわけですね。もちろん因果的にはつながらないんですよ。ただ、ミーニング(意味)はあるわけだから、そのミーニングを知ろうというわけですね」(本書)。 (箱庭の世界は)「わからない。わからないのが大事なんです。だから、それが「可能性」なんです。だからこれを続けると、その可能性が活躍したりするんですよ。 可能性がもう出てきてる。自分でもわからない可能性があって、そのへんが活躍しだす」(本書より)。 こうしたシンクロニシティで出てくるものが、自分の無意識のなかで大事なものなんだと氏は指摘します。 箱庭のもつ可能性を再認識させられました。本書は、日常生活の中で河合氏がどのように、自らの無意識とおつきあいしているのかも垣間見ることができ、参考になりますよ。 また、氏が箱庭療法の余韻がのこる態度でタクシーに乗ると、なぜか運転手にブワーッと身の上相談されて、まるっきり違うところに連れて行かれたなんてお話も入っていて、笑いのツボもしっかりと押さえられています!
脳は心を表す場なのかなあ
10年ほど前から河合先生の著作や講演に行き、心や魂、児童文学について多くを学ばせていただきました。近年、茂木先生のおかげで、脳科学に親しみを持ち、生き方が変わるほどの影響を受けました。その二人の対談とあって、雑誌「潮」からもずっと読んでいました。 脳をいくら細部にわたって細かく見ても、意識や心は見えてこない。でも、心や意識は厳然と存在する。こういった疑問に、「夢分析」や箱庭療法など、お二人に共通の話題で、読者に分かりやすく考えを示してくれています。 中高生からでも十分に読める内容です。
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くちコミ情報
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暗号とはこんなにも奥深いものだったのか
歴史のさまざまな場面で決定的な役割を果たし、現代情報化社会の根幹を支えている暗号技術とその解読について、詳細かつ非常に分かりやすく書かれています。 内容の詳しい紹介は他のレビューに譲りますが、今まで関心のなかった事柄が一冊の本をきっかけに、二度と無関心ではいられなくなるそんな体験ができる一冊です。 サイモン・シンの他の著作を読んだ人はおそらく本書も読むでしょうが、まだサイモン・シンを知らない人は是非読んでみて下さい。
暗号の時代は 実は今なのだ
「フェルマーの最終定理」が面白かったので 本書を自然に手にとる機会を得た。相変わらず 科学を小説のように語る著者の語り口は健在であり ぐいぐい読ませる。科学に必要なのは こういう「語り部」なのであろうと感心させられた。 読んでいて一番感じたのは 現代こそが暗号の時代であるという点だ。 本書の通り 暗号は 主に戦争で必要とされてきた。言葉通り「武器」の一つとしての暗号という時代が長く 本書が取り上げる暗号の歴史は 戦争の歴史となっている。実際 本書で取り上げている暗号の歴史を見ていると 人間が戦争を「情報戦争」にしていった様がはっきりとしており 大変勉強になった。 その上で 21世紀の現代こそが「暗号の時代」であると言いたい。 考えていると いつのまにか僕らは「パスワード」という暗号を日常で使う日々となっている。ネットを通じた「仮想空間」へのアクセスには 自分で決めた「暗号」であるパスワードが不可欠であるし アクセス中のやりとりもすべて「暗号化」されている。僕らはそんな「暗号」が無ければ 日常生活にすら支障を欠く程になってしまっているのではないだろうか。 「暗号」とは 自分がやりとりする個人情報が 「他人の目や耳にふれるルート」をたどる際に必要なのだと思う。 ということは 現代の特徴とは「他人の目や耳にふれるルート」の飛躍的な増大にあるのではないかということだ。その代表格であるインターネットの社会のインフラ化こそが 暗号の需要の最大原因だと僕は思う。 昔は(そうして今もだが)「親展」とスタンプの押してある封書は 受取人以外には開かなかったものだ。ある意味で これは人間のモラルが健全に機能してきた証左だと思うのだが 今 ネット世界で見えてくる人間のグロテスクな一面は そんなモラルを否定している。 匿名という隠れ蓑があれば(そうしてそんな隠れ蓑も暗号で担保されているわけだが)人は「親展」と書いてある封書も平気で明けるようになった。なぜなら 自分が開けたと誰にも分らないから。 そうなると 「親展」のスタンプも 暗号がなければ開けないスタンプにしなくてはならないし さらに封書の中身も暗号にしなくてはならない。それが 現在のコミュニケーションであり それを通じて見えてくる人間の様相なのだ。 暗号は人間臭い。それがはっきりしたことが本書を読んで勉強になった点だ。
暗号がここまで歴史を左右していたとは・・・
「フェルマーの最終定理」のサイモン・シンが暗号ものに挑むとなると読まずにはいられない。期待を上回る内容で再度この著者の力量に感嘆してしまいました。 暗号解読から古代文字の解読まで、途中途中に様々なエピソードを混ぜ合わせながら、暗号そのものの魅力と、その暗号にまつわる国家や組織人物を、余すことなく伝えてくれる。 面白いのは、暗号作成側と解読側のそれぞれの時代の攻防だ。きっと今現在も平和な暮らしの裏側で壮絶な暗号を巡るやり取りが行われているんだろうと思うと背筋がゾクゾクするようなワクワクするような・・・ 暗号学の異色さはこの一文が如実に語っている 「プロの科学者の大半は誰よりも先に仕事を発表しようとする。なぜなら彼らの仕事は広められて初めて真価を発揮するからだ。それに対して暗号の研究は情報が漏れる可能性を、最小限にとどめてこそ最大限にその価値を発揮する。暗号に関する秘密が公開されるのは秘密にしてもこれ以上意味がないことが明らかになったときで、ただ歴史的正確さを期すためだけのものでしかない」 国家的なプロジェクトの暗号解読により、間接的に多くの犠牲を防いだ英雄的暗号解読者達は、ほとんどがその偉業を世間に知られることなく死んでいる。そんな知られざる偉人達に遅まきながらも拍手を送ることが出来る名作。面白い。
平易に歴史的流れに沿って、その上遙かにドラマテックに教えてくれる
邦訳リリースは2001年7月、文庫版は2007年7月。オリジナルは1999年である。非常に難解な暗号の歴史と技術をこれだけ噛み砕いて時系列的に配置した本はこれ以上にない、と言いきれるくらい傑作だ。そしてこの本を翻訳するというのは生半可な作業ではなかったろうな、と思った。 この本を読む前にまず、ブルース・シュナイアーの名著、『暗号の秘密とウソ』・『暗号技術大全』・『セキュリティはなぜやぶられたのか』の3冊を読み、ロス・アンダーソンの『情報セキュリティ技術大全』を読んでから取りかかった。しかしながらこの本はそういった専門書を遙かに平易に遙かに歴史的流れに沿って、その上遙かにドラマテックに読者に教えてくれた。たとえば良い例が、RSA暗号で使われている非対称暗号における公開鍵と秘密鍵の説明だった。シンはこう平易に説明している。 公開鍵→二つの素数aと の積 秘密鍵→その積の元となった二つの素数 そしてその積の長さが充分に長ければ暗号強度は強い。 実に解りやすい説明だ。僕はこれ以上に解りやすい非対称暗号における公開鍵と秘密鍵の説明を見たことがない。 この例のような極めて冴えた説明が最後まで衰えない。有名なアリスとボブとイブも後半に登場するのだが(物理学においてアリスとボブの例えというのは通例になっているようだ)、この有名なキャラクタもシンの手にかかるとより一層見事な例示をしてくれる。超難解な量子力学においてですらだ。翻訳共々すばらしい作品で読み逃せない傑作だ。
暗号技術発展の裏側には必ず人間ドラマがあった
科学技術系のノンフィクションで有名なサイモン・シンによる暗号本。 単純に暗号の理論面を、一般人に理解できるように噛み砕いて説明しているだけでなく、どういう社会的な状況の中、その暗号が開発され利用されたかを、人間ドラマを軸に書いています。 かなり読ませる文章に一気に読んでしまいます。 自分は情報工学系の学科出身なので、この書籍に登場する暗号の理論面は知っているのですが、背後で起きていた出来事があったのかと感心しました。 工学系の学生でも、単純に理論を学ぶだけでなく、技術や理論の背後にあった人間ドラマを同時に学ぶと関心が強まるんじゃないでしょうか?
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驚くべき、米軍機関の脳を操作する技術
本書を読むまで、「現代の脳科学で実現できることなど、まだまだ限定的」と 高をくくっていたが、米軍の「脳を操作する技術」により、 これほどの事がすでに実現可能なのだ、 という事実に、非常に驚くとともに、 激しい興奮と恐怖を覚えた(その実現を抑制しているのは人の倫理というか細いものだ)。 やはり人間存在=脳なのであり、それ故、その脳を化学的、物理的、電気的に操作してしまえば、 人間存在自体が根本的に変わってしまうわけである。 それはSFのような超人の誕生をもたらしうる。 恐怖や痛みを感じずに敵に突撃し、見聞きした全情報をすべて忘れずに記憶し、 裂傷を受ければそれを即座に自己修復し、極寒の地に食べ物なしで放り出されたら 冬眠して何年もやりすごし救援を待つ・・・ 空港などでは全客の脳内をスキャンして危険人物を割り出し、特殊な音響砲を その危険人物にだけあてて失神させる・・・ 果ては兵士を完璧に人形のように操り(実際の人間を使ったWARシミュレーション ゲームのようだ)、敵兵の脳に致命的なダメージを与えるウイルスを散布し・・・ 先端技術は、実はすでにそこまで来ていたのである。 それを有効活用するも悪用するも、すべては現代を生きる人間の倫理観に ゆだねられている。そこに横たわる問題とは何か、そして脳と心の関係とは? 非常に丁寧な訳注186個がページ下部に配されており、脳科学初心者でも SF感覚でどんどん読み進められる、SFではない本当の話。 ここまで刺激的なエピソードとその科学考証に事欠かない科学読み物も珍しいだろう。 金融資本主義が崩壊しつつある現代に生きる我々は、あるいは脳科学の面でも大いなる 人類変革の夜明け前に立っているのかもしれない。 人間は結局「脳」であり、その視点から近未来の戦争は大きく一変すると強く感じた。
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なんと素敵!!
根っからの文系で、数字にめっぽう弱い私だけれど、アインシュタインの相対性理論や、宇宙の始まり、終わり、仕組みには何故かすごく興味があって、無限大で夢のあるそれらの世界にずっと憧れていた。自分が想像もできないような、生活圏を遥かに越える距離、寿命を遥かに超える長い時間について考えるのはとても刺激的で、わくわくするものだ。でも、物理学の専門書はページを2、3ページ開くだけでもういいです、という状態になる・・・。 けれどこの本は、私のような超初心者にも、易しく分かりやすいストーリーとともに、そして、魅力的な登場人物とともに、宇宙のふしぎを伝えてくれた。 また、各所に、目をキラキラさせてしまうような不思議な宇宙写真や、宇宙の小ネタが挟まれている。文字だけではただ頭のなかの知識の栄養にしかならないけれど、写真や絵がふんだんにあることでよい意味で気分転換も出来、目の保養にもなる。 同時に、現代の子どもたちのより多くにこの本を読んでもらいたいと強く思った。 その理由は、宇宙やそれを解明する科学を易しく伝えていることだけではない。 作者は、主人公である純朴な少年ジョージを通して、科学を悪いことに使ってはいけないこと、私たちのこの美しい地球を守るために、環境保護活動と科学の発展を同時に進めていく必要があることを、伝えてくれているのだ。 その真摯な言葉が、とても簡潔で、短いのに、とても心に響く。 私たちの美しい地球。そのとんでもないかけがえのなさを、子どもたちはこの本を読み気付くだろう。固定観念の定まってきてしまった大人の私でさえ強く感動した。21世紀に読まれるべき名著です。
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本書は、量子力学と相対性理論というふたつの大きな発見を踏まえて、その両方から導かれる宇宙の姿を初めて描いた天才物理学者スティーヴン・ホーキング博士とその娘で小説家のルーシーが世界中の子ども達のために書いた宇宙冒険物語。いまや世界約40ヶ国で出版され、世界のベストセラーとなっています。 主人公の少年ジョージは、ペットのブタを追って隣の家に飛び込み、科学者のエリックと娘アニーに出会ったことから、スーパーコンピュータ コスモス によって、宇宙の旅へと導かれます。ジョージは、 コスモス を通して、星の誕生と死や彗星を知り、宇宙に引き込まれていきますが、そこに不可解な行動を取るリーパー先生や暴力的で陰湿ないじめを繰り返す同級生の影が・・・。 19のコラムと32ページの美しいカラー写真が本書の特徴と言えるでしょう。太陽系やブラックホール、物質や質量など、ストーリーを読み進める上で必要な宇宙や物理学の知識が別コラムにて挿入されていて、小学生でも理解できるような配慮が施されています。さらに、イラストの他、探査機によって撮影された天体写真やコンピューター処理画像が掲載されているため、宇宙を舞台に展開される冒