2010年03月16日(火) 農学の第1位は
『リンゴが教えてくれたこと (日経プレミアシリーズ 46)』!
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【くちコミ情報】
自然観察力の凄さ!
「奇跡のリンゴ」の木村さんの著書、前半は木村さん自身の歴史で「奇跡のリンゴ」と内容は重なる部分が多いですが、後半の自然農法・無農薬・無肥料での農業の在り方やいかにして自然の草木を利用して田畑の土壌を豊かな状態にするのかの記述が大変興味深かった。 一言で言って木村さん自身の自然観察力の凄さを感じさせられました。 まだ「奇跡のリンゴ」を読んでいない方はこちらの本を読むことをお勧めします。
回帰すべき本物の農業のあり方
私は会社員ですが、「食の安全」に関心があり購入しまいした。 木村さんの情熱が起こした奇跡とも言える自然栽培リンゴが作られるまでの軌跡に感動! また、木村さんが明らかにして伝えようとしている自然が持つ力、人間の傲慢なやり方で健康被害を招いている農薬や有機肥料に対する警鐘に驚愕! 人間も地球の生態系の一部だというメッセージに賛同です! 2010年2月帯広市で開かれた木村さんの講演会に参加しました。 私の隣席にいた農家や農業関係者から、驚きと将来の農業に対する希望を感じたといった会話が聴こえました。 安全安心な農業を求めているのは消費者だけではなく、農家もなのだと気付きました。 ぜひ、日本の農業、農産物の将来を考えている方はご一読いただきたいです。
育てること、食べること、生きることを考えさせられます。
私の両親も東北で農業を営んでいます。私は上京して会社勤めをしています。 このような家族はきっとたくさんあると思います。 私は、実家にいたころ家業に全く興味がありませんでした。 手伝おうにも、農薬のにおいが嫌で近づきたくありませんでした。 年中忙しそうな両親の身体がただただ心配です。 土がよくできれば虫が来なくなる、と木村さんは言っています。 害虫たちは、有害物質(つまり肥料や農薬を使っている作物)を人間の代わりに 食べてくれているのではないかと。 私は、風の谷のナウシカの描写と同じことが現実に起きているんだと思いました。 人々の考え方をほんの少し変えるだけで、里山のほんとうの姿を残してあげる ことが今ならまだ間に合うのではないでしょうか。 両親にもこの本を薦めたいと思います。
熱血科学根性本!
この一年で最も感銘を受けた本です。 これは執念と科学の融合したノンフィクションです。 そして映画のロッキーや漫画のあしたのジョーに負けないくらい熱い! 是非農業にかけらも興味ない多くの人に読んでもらいたい・・・ 心からそう思いました。 そして作者である木村さんのように生きたい! 男なら皆・・・読めばわかる!!
天然物のリンゴを食べたかったら!
一昨年になるから2007年のことだが、調布市の産業フェアに行ったことがある。 不耕起田というのか、耕さないで米を作るということをやっている人のブースがあって、不思議だった。 ぼくは農家の息子だったので、農薬をまく、肥料をまく、ということは当たり前だった。 ただ農薬を使わないというのは感覚的に分かっていた。 さて、木村さんの自然栽培法というのは、農薬を使わないどころか、肥料もまかないそうだ。 ただし、酢を振りかけるそうだが。 草取りもしない。稲作の場合は、ある時期だけするそうだ。 読んでいるうちはずっと、困難でいいのか、と思っていたが。 読み終わって、翌日、気がついたことがある。 木村さんは、漁業でいうところの、天然物の魚を捕る漁師さんなのだ。 天然物の魚が強く大きく育つように漁場を支援することが自然栽培なのだということを。 その魚(リンゴ)が育ちやすい自然環境を再現するのが、自然栽培なのだと。 養殖物が、有機農法であり、農薬をまいたり、機械化する農業なのだと。 そう思えば納得する。 植物が育ちやすい「自然環境」を再現しているのだから。
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【くちコミ情報】
実践的ですぐ役立つ内容
今まで電話営業をした経験がなかったため、とにかく基本となるものがほしくて探し当てたのがこの本でした。 当初、自分が考えていた電話営業の形とは全く違う(例えば、最初は名前を出さないで10秒で相手の心をつかむなど)内容に驚きがありました。 実際に、この本の内容通りに電話営業をしてみたら、最初から相手に話も聞いてもらえず切られてしまうということが、かなり少なくてその効果にこれまたビックリでした。 もちろんこの本の内容だけですぐ契約が取れるほど世の中甘くないですが、これを基に続けていけば、きっと大きな成功がつかめるような気がしました。
10秒で受付を突破する方法
他の人と違う、これが一つのポイントですね。 たったの10秒で、営業の電話かどうかが判断されてしまうので、 受付を突破しキーマンと話がしたい、と思うのが営業心理です。 ウソをついてもバレたら心象がよくないのは事実。 では、どうするか―それが書かれている本です。
私は著者ですが サクラ等使ってはいない!
私は本著書を書き、本著書に愛着を持っている浅野哲です。最近不当に私の著書の評価を貶めるコメントがあり憤りを感じレビューを書かせてもらいました。本著書は私が4度の無一文から実際に立ち上がるのに使った電話営業経験を元に書いており私と同じ経験をした人などいるはずもない。無一文という絶体絶命の環境から立ち上がらせてくれた感謝したい電話の力を有効に使っていただきたいために書きました。また、私は2年前からベトナムに在住しておりサクラなどを使って評価を上げるほどの暇人ではありません。
不安は知らないところからくるものです
私の会社で急遽、業務命令で「電話でアポイントを取ること」なるものが入ってきました。 今まで、テレアポなんかしたことがない私はすごく不安な気持ちを抱えながら電話をかけて いましたが、本書を読むとテレアポに関する不安がほぼなくなり、どうやら不安に思ってい たのは、私自信にテレアポで押さえるべきポイントを知らなかったという無知から来ていた のかな、なんて気持ちの切り替えをする事ができました。 おそらくアポ率が低い方は、テレアポに不安を持っているあたりも原因かもしれないので、 その気持ちを払拭するには良い本じゃないでしょうか
なんでそんなに評価が高いのかが不思議です…
私は、テレアポ歴5年の営業管理職をしているものです。 テレアポのマニュアルを見直したいと思い、参考書籍として購入を決意しました。 この本を読み終わった感想としては、 「この程度の事をわざわざ本にする必要があるのか…」といった形です。 テレアポの経験がそこそこある方であれば、この本に書いてあるポイント以上の事を 意識して、日頃から業務を行なっているのではないでしょうか? 参考になる部分が全くないとは言いませんが、正直、大したことない事を大げさに それらしく書いているだけのような気がしました… 現状、こちらの本に書いてある数字以上にアポイントを獲得できてますし、 申し訳ないのですが、私にとってはあまり役に立つ部分はありませんでした。
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【くちコミ情報】
国定教科書にすべき本です。
大変面白く読んだ。 国定教科書にすべき本です。 自然農法を伝えながら森羅万象を伝えている。 原著は35年前に出版されているので、枝葉はさすがに古くなっているが、幹の部分は十分使用に耐え得る。 あやしげなエコ本と100冊読むより、本書一冊を熟読する方がエコである。
世界のエコロジー運動の源流となったエコロジスト必読本
本書は農学書ではなく哲学書である。デカルトの批判、相対性理論くそくらえ、といった考え方は、環境問題を考える視座として極めて正当であり、現在に続く世界のエコロジー運動の精神的支柱として彼が位置づけられる理由が本書を読むと理解できる。また、私が読んだ改訂版は、アメリカの訪問記という章が付け加えられており、アメリカの風土を観察したエッセイのようなものが書かれているのだが、そのあまりにも鋭い観察眼、分析力に衝撃のような感銘を覚える。実際、アメリカの講演で、彼が感じたことを話したようなのだが、アメリカ人の聴衆も相当、ショックを受けたようだ。確かに、本で書いたようなアメリカを観察した印象、アメリカは豊かではなく貧しいといったような話、を述べれば、アメリカ人も天啓を得たような感動を覚えることも分からないでもない。アメリカのエコロジー運動に、日本的なものが強い影響を及ぼしたのは、福岡正信の存在が大きかったことをこの章を読むと分かる。日本のことを環境後進国と批判するような日本人が書いた本や記事をたまに目にするが、現在のエコロジー運動の源流の一つが日本人の福岡正信であるということは興味深い。本書は、その源流の考え方をコンパクトにまとめたエコロジスト必読の本であると思う。
自然とは何なのかに気づかされます
耕さず、肥料もやらず、ただ撒くだけで農業が出来ると言われたら、少しでも農業をやった事のある人は、「そんなバカな」と言うでしょう。しかし本書を読むと、そんなバカな事が本当にあり得るのだと分かり、その思想の奥深さに敬意の念を持つはずです。本書は自然農法のやり方を事細かに解説した本ではありません。それ以前に、自然農法をやる人間としての心構えを伝えようとしている本です。まずこころが整わなければ、小手先のテクニックを伝授しても、自然農法はうまくいかないのだよ、と著者が言っているようでなりません。
目からうろこでした
楽しく読ませていただきました。自分で、畑や、田んぼをやりたくなりました。僕は、かって、高校生までは、自宅の農業を手伝っており、こんなつらい仕事はもう沢山、早く、普通のサラリーマンになって、親父やお袋を楽させてあげたいと心から念じておりました。 この本をもっと早くによっで見たかったですね。 時は今、大不況です。失業保険金をモラはなくてはならない人が沢山います。何とかこの好機に農業の再生をやってくれませんか。僕は、ボランティアで、会計や経営をやらせていただきますけどね。 そうもありがとうございました。あとは実践あるのみなんですが・・・・・。
実践してみました
鶏糞を使ってる事に批判的な意見もあるようですが、その土の状態によっては何らかの肥料が必要な事もあります。 一番必要なのは観察力で、手を掛け過ぎず植物の本来持っている力を引き出す点では永田農法に似ていると思いました。 自然農法で作った野菜は味が複雑で腐りにくくビックリしますよ。
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農業について考えるべき
日本の農業の現状と将来を見据えて書かれており素晴らしい内容だと思います。 農業に対する疑問など分かりやすく綴られており、興味深い内容でした。 これから起こるであろう世界的な食糧危機に対して、日本の農業の将来のあり方など 著者の考えなども盛り込まれており、私自身も農業について考えさせられました。
内容は正しいのだろうが・・・
著者の主張はごく簡単に言えば以下のとおり。 「日本の農業政策は、海外との競争を避け減反によって生産調整することによって 長期的に衰退しつづけており、農業を復活させるには競争原理を導入させる必要 がある。これを阻んでいるのは自民党農林族議員と官僚である。」 政治家と官僚が悪いのは明らかだが、まず有権者である農業従事者が最も悪いので はないか?と思う。本書の内容は正論だが、農業の素人でも大体想像できるものだ。 また書きぶりが淡々としており、少々退屈でなかなか読み進められなかった。
勇気付けられる一冊
実家が専業農家の私からしたら農業が成長産業になり得る、ということは大変嬉しいことである。 筆者の主張では、減反廃止、輸出拡大で、日本は強くなるとされている。 これを論証しようと多様なデータも用いられている。 なかなか説得力があった。 ただ、結論ありきで書かれている感じがしたのが欠点。
日本の米を海外の市場に??
売り込んでいって日本のお米は海外のほんの一部の人の評価もあるのだろう。 しかしそれは一種の小さな流行みたいなものだろう。 筆者は海外生活経験者だろうか? 日本のようにお米を炊いてご飯を食べるという文化を広げるということは そう容易いことではなく、むしろそんなことは夢見物語であって 現実的では全くないことを海外で生活したり外国人に食べてもらうと良い。 アジア各国では食べられている米というのは品種、味、食感、食べ方は各国 それぞれの好みであり品質が良いというだけで買われるものではない。 例えば中国では日本のような食べ方ではなくそして米は食べられるが主食ではない。 そして中国は多くがインディカ米を食べ、特にタイ米が高級品とされている。 日本は前の米不足の時にタイ米を緊急輸入したが、日本のような食べ方で 日本人はうまいうまいと食べられただろうか?またタイ人は日本米はどう感じるだろう。 好みであって品質が最大の問題ではない。 日本を中心に物事を考えていすぎている。
無駄な時間だった
何か新しい観点があるかと思って買ってしまった。買ってしまったから呼んでしまった。そして時間を無駄使いした。この著者は現場の状況が掴めていないようだし、論調は昔からあるやり方次第で成長産業というものだった。薄っぺらな知識と浅い論理展開で革新性を装飾しウケを狙っただけ。
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沢山の感謝
著者の感謝の『ことば』が沢山詰ってます。 ・親友(けやぐ)の方への感謝 ・自然の恵みに感謝 ・そして奥様への感謝 中でも印象的だったのは、最後に書かれていた 奥様への感謝の言葉です。 とてもジ〜ンときました。 支えてくれた身近な方への感謝の気持ち 自然への感謝の気持ち 大切にしたいと思います。
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基本を押さえた教科書
前のレビューにも書かれている通り、元々が教科書として使われていた本らしく、理解できる、理解してもらおうという感じを受ける。 通常の専門書と違い、「こんな言葉は知っているのが前提です」という突き放した展開ではなく、用語の解説からはじまり、順番に読み進めてゆくと比較的に理解しやすい。 まさに教科書のつくり。 取り敢えず土をもっと知りたいという人とか、肥料をどう使って良いか分からない等の入門書として良いと思います。
水田や畑の基礎が分かります
非常に良い本です。この本は、元々農業高校向けに書かれた物を改変したようで、見た感じも内容もまさに「教科書」です。それが高校生レベルにまとまっているので、非常に分かり易い。高校生向けなんて言うと簡単すぎるのでは?という疑問があるかもしれませんが、基礎を知りすぎて困ることは無いわけですから、まずはこのレベルで十分です。 なぜ土は酸性化するのか。日本の土は酸性化し易いのか。水田では養分補給がそれほど必要ないのか。などなど、なんとなく知っていることを理論立てて説明してくれます。 これから農業に手を染めてみたい人には、はじめの一歩として手に取るべき一冊です。
土壌と肥料の中級参考書に最適
農業関係者のために書かれた肥料や土壌の参考資料であり、農業高校の教科書として使用された実績を持つ本書だが、一般の園芸や家庭菜園を運営している方々にもぜひオススメしたい書籍である。 p 一般園芸関係の本でも肥料や土壌に対する基礎的な知識は書かれているが、その知識はあまりに表面的で、原理などに触れていないために応用が効かない。 p しかし、この本には肥料の原理や成分の詳細、土壌の仕組みなどが詳細に解説されており、その知識を身につけることでより肥料や土作りを上手に行えるようになる。 入門書とはいえないが、専門書というほど難しい内容ではないので、読み進めていくのはさほど難しくない。
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農業に関心をもったきっかけ
「写真に力がある」という表現は、 まさしくこの写真集に当てはまると思う。 たくさんの自然農の実践家の表情を追っている。 「農業も中々楽しそうだ」と感じさせる。 キャリアの浅い人もいるようで、 就農を夢想するきっかけを与えてくれた1冊。
実はあまり自然農のことがわからなかったのですが
どうして耕さないで作物が作れるのか、 売れるものができるのか=生活は成り立つのか、 本当に取り組んでいる人はどれくらいいるのか、 どんな人たちがどんな気持ちでやっているのか、 そんな疑問というか興味にひかれて手にとりました。 結果は納得です。 押し付けがましい理論ではなく、淡々とした取材にも好感が持てます。 農の未来は捨てたものではないのかもしれないと思わせてくれます。
等身大の暮らしを選んだ人たち
有機無農薬栽培を「自然農」と呼んでいる人がいたり、耕さなくても専用の機械で田植えをしていたり(自然耕)、さまざまな栽培方法があるが、奈良県の川口由一さんが提唱している「自然農」には、耕さず、肥料・農薬を用いず、草や虫を敵としないという基準がある。 本書は、その川口さんの自然農を学び、全国各地で実践している人たちを訪ねたルポルタージュである。写真集としては小さめながらも、B5変形判の写真は迫力があり、草や虫とともに野菜やお米がのびのび育っている様子がよくわかる。また、自らの田畑に立っている登場人物の表情も明るく、のびのびしていることが感じられ、その人物も田畑と一体化したような印象さえ受ける。 インタビューのページでは、どうして自然農を始めたのかその動機がつづられている。川口さん自身は、家業の農家を継いで農薬や除草剤を使った農業で体を壊し、この道に進んだという。若い人たちは、有機農家で研修をしたものの、耕して、堆肥をすき込んで、手で除草をするという作業になじめず、自然農の豊かな世界にみせられた人も多いようだ。著者の淡々とした文章によって、逆にそれぞれの人生観がくっきりと浮かび上がってくる。 「命の営みにひたすら沿う自然農は、この世界に何ら問題を招かず、永続可能な農のあり方なのです。これからは『何かしないといけない』という考え方はいりません。余計なことをしないことがたいせつです。環境問題にしても、問題を解決するのではなくて、問題を招かない生き方をすることです」(本文より) 川口さんの言葉は、一人ひとりが変わらなければ、社会は変わらないことを教えてくれる。
自然農の田畑の写真から気持の良い波動を感じます!
当初、自然農の写真集と聞き、地味だなあ‥売れるのかしら?と思いましたが、見て納得、読んで感動でした! 畑には作り手の性格が出ると言われていますが、その作り手の顔とともに美しい田畑の写真にいのちが輝いていました。 その自然農の田畑の写真から、なんとも気持の良い波動を感じるのは不思議です。 また、自分が知りたいことではなく、相手が話したいことを引き出す聞書人(キキガキスト)と称する著者の新井由己さんの文章が写真を更に引き立てていました。 そして、エピローグでは、桜沢さんのマクロビオティックから、岡田式自然農法、福岡式自然農法、藤井さんの天然農法、川口さんの自然農、パーマカルチャーまで、それぞれの特徴と関連性を分かりやすく解説してあり、私的には頭の中がスッキリしました。 農的暮らしに興味のある方には是非お勧めの1冊です。
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なかなか刺激的
著者の従来からの主張は次のようなものである。農産物の関税を削減し,農産物価格の下落によって国内の需要を喚起させるとともに,海外への輸出を促進する。農産物の価格下落によって苦しくなる主業農家に対して直接支払を行うことで経営を支援し,零細農家を農業から退出させる構造改革を行うことによって,日本農業を強化するべきだ。この改革を阻害しているのは,自民党農林族とJAおよび農水省である。 本書はこれらの主張を,政権交代等の近年の動きを踏まえて補強するものである。次の2点は興味深く驚きであった。 1つは自殺した松岡元農相は実は農産物の自由化論者であったという記述である。 ゴリゴリの農林族で農家保護の名目で農業利権を貪る政治家というイメージを私は持っていたがが,著者によると,高い農政の理念を持ち,農産物の自由化によって日本農業の活路を見いだそうとしていたとのことである。その根拠は必ずしも明快ではないが,詳細はまだ書けないというニュアンスも感じられる。巷のイメージと正反対であり興味深い。 2つ目は,日本では麦や大豆の自給率を上げる政策は無意味であり,稲作により力を入れるべきという点である。私は,わが国では米はほぼ自給できているので,自給率の低い麦大豆を補助金で増産させることができれば自給率の向上につながると考えていた。しかし国産麦大豆は品質が悪く,これらの作物を政策で維持するには莫大な財政支出が必要になる一方,販売先も乏しい。それよりは国際的に評価の高い米の生産に力を入れ,輸出を行いつつ水田を維持することで,いざと言う時の備えにもなると著者は言う。 いずれも一般に言われていることとはかなり異なる。それほど農業・農政に関しては歪められた情報・イメージが流布しているということなのだろうか。本書はなかなか刺激的である。
農水省というより、農家省、農協省だったのかも
この数年来、農業政策のあるべき姿を一貫して明解に指し示し続けている著者の回顧的な農業政策論。税金を出して減反させて高米価を維持し、770%の関税を輸入米にかける。国民に何重もの負担を強いている米政策について、著者は本書でも繰り返し「減反廃止、主業農家への補助金直接支払い、関税値下げ&MA廃止」で多くの懸案を解決できることを訴えている。また、農協の意をくんだ族議員に振り回されるだけになった農水省について、国民利益ではなく、兼業農家、農協の視点しかない体質を本書で改めて指摘している。 本書を読むと、「三つの『白』を経験すると出世する」といったかつての農水の組織原理や、国士的農水官僚の存在、山中貞則、松岡利勝ら、族議員の権化のように見えた政治家の農政向上へかける思いがはっきり見える。著者の体験したガット交渉、日米コメ交渉の内幕も面白い。また、柳田国男から農地改革に至るまで、小作制度を中心とした農業政策小史も書かれている。 組合ヤミ専従、MA米不正など、この10年来の農水省の体たらくを見るにつけ、著者の先見の明は明らかだ。確かに、組織の意見と異なる著者を生かし切れず、民主党の政策を批判をした次官が2ヶ月後にわびを入れるような農水省は本当にへたれ組織だと思う。だが、本書を読んでいると、著者も「自分はこんなにできた」という反面、在任中首尾良くいかなかった案件には、「私には権限がなかった」「意欲はあったのに排除された」となる。自分も組織の末端にいて、気持ちは分かる。だが、局次長まで務めたのに、農水省幹部は経済知識のない無能集団だ、という記述を繰り返し見ると、農水省の同僚が著者に「評論家」と呼び、組織から排除されたというのも、仕方なかったのかなという気もする。 著者の自負はともかく、言っていることは全く筋が通っているし、農政の過去と未来を俯瞰できる良い本である。
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有機も化学もさじ加減
ほぼ毎日更新される著者のブログの読者です。この本自体は読んでいません。 我が家は高齢者が趣味に畑をやる程度ですが,夏など食べきれないほどトマト,キュウリ,なすなどが取れます。台所生ごみ乾燥機を購入し,それを畑に撒くなどしてリサイクルしています。これでとてもよいことをしている気でいましたが,そうでもないらしいことを知りました。たしかに不思議なくらいにまっすぐなきゅうりばかりできた時がありました。土の成分がキュウリの形を決めるDNAにぴったり合致していたのですね。 農家の何倍も手をかけてつくる野菜がうまくいくのは当たり前とか,与え過ぎれば土もメタボになるとか,目ウロコの話がたくさんありました。 この本のタイトル,「ほんとは危ない――」は売らんがための出版社側の意向だったのでしょうか。え!と思わせて買わせる? 同程度の販売力を維持できる別な中庸なタイトルはなかったのかしらん?
中途半端な展開です
有機農業をしている自分としては、納得できる説明が不十分と感じました。 想像で話を展開する部分が多いにも関わらず、断定する表現が多く 有機野菜が危ない!じゃあ何食べれば良いの? 化成肥料と化学合成農薬をかけた野菜が安全なの??と聞きたくなるような内容でした。 但し、私自身もこの本の中で指摘している家畜の糞尿で作った堆肥には疑問を持っていましたので 植物由来の腐葉土+化成肥料といった栽培を目指そうという後押しになったと思います。 今の農業自体に問題があるのは確かでしょうけど、恐怖とかいうのはあまりにも誇張しすぎなのではないでしょうか?無菌室で作ったものを食べていれば健康だとは私は思いません
■本物の”有機野菜”とは何か、が理解できます。
−知っているようで知らないことというのは世の中に沢山あると思います。 「有機野菜とは何か?」もその一つかもしれません。 これまで、文字からのイメージで、人工的な化学肥料ではなく、 堆肥を使ったやり方が有機農法かと思っていました。 当たっていないわけではないのですが、何事も過ぎたるは及ばざるがごとし というわけで、本書に寄ると ×:家畜由来の有機堆肥を度を超えて投与することは百害あって 一利無しだと。 ◎:もみ殻や枯れ葉などの無機質に近いものを肥料にしている農法や 化成肥料(化石肥料)を追肥に使っている農法が 伝統的な有機農家だと。 有機堆肥はカビや寄生虫、また有害な重金属などが 大量に含まれている可能性が高いと。 →家畜由来の有機堆肥は何の疑いもなく、「良いものだ」と思いこんでいました。 また新鮮な印象や鮮度が保ちやすいと思われがちな泥付き野菜ですが これもまた百害あって一利無しだと。 ×:土は衛生上非常にリスクが高い。土付きのまま売るのはコスト削減の 為であり、そのまま持ち帰り、新聞紙などに来るんで冷蔵庫に入れるなど は絶対に止めた方が良い ◎:洗ってある野菜が良い。仮に泥付きでも冷蔵庫に入れる前に洗って 野菜室に入れるべき。 −また野菜の選び方としては ・もし”有機野菜”の定義について確認できるなら確認すること。 (昨今、ネット宅配で有機野菜を取り扱っている会社がありますが その手の会社にはちゃんと確認を取った方が良い。) ・しっかり皮が付いているモノを選ぶ ・形の良いものを選ぶ (野菜は本来正しい形をDNAに保持しているので奇形は生育過程の トラブルを反映している場合がある) ・小型野菜は上記ニーズを満たすことが多い。 (プチトマトや小さな人参などなど。)
調査データに乏しく信憑性の薄い内容
本文での主張を簡潔に要約すると 「有機栽培で肥糧に使われる家畜のフン、生ゴミ堆肥には有害な重金属が含まれており、 大腸菌、ウイルス、原虫を増殖させる温床にもなるため使用すべきでない」 また 「使用により地下水汚染を招き、循環サイクルによって危険濃度が高まる」 とのことですが、 説明のほとんどが、「可能性がある」「危険性がある」で終わっており、 裏づけとなる実態調査データや研究論文の引用等は全くありません。 唯一農水省の調査データが1ページにだけあり、各種フン堆肥中の 重金属含量が載っておりましたが、これにしても調査データは20年以上も前のもので、 どこの堆肥を調べたものなのかもわかりません。 このようですので当然巻末には、参考文献や引用論文の記述は全くありません。 私は科学系の書籍が好きで多く読む為、少し頭が固いのかもしれませんが、 あまりにも信憑性が感じられません。 有機栽培への不安を少しは感じるところがあり期待しておりましたが残念です。 本のタイトル冒頭を「本当は危ない(かもしれない)・・」と (かもしれない)を付け加えるのが適切かと思います。
有機農業に関心のある方、必読の書。
有機農業を趣味のひとつにしていて、この書籍の副題を読み、その内容は想像ができた。読み終えて想像以上に、危機感を持った。身の回りに家庭菜園=安全という方がいます。また、自治体によっては、家庭菜園野菜の販売NGOに便宜をはかるところもあります。とくに、男性に読んでいただき、スーパーマーケットに買い物に出かけてみましょう。実は、有機野菜をつくる以前は、妻と買い物に行ったこともありませんでした。
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ナイキやスターバックスのブランド構築を手掛けた著者が、両社での取り組みを披露しながら、優れたブランドがいかにしてつくられるのかを論じた書。強力ブランドの仕掛人で「ブランド狂」を自認する著者がまず述べるのは、ブランドの可能性ではなくその「限界」である。 巨費を投じながらブランド構築に失敗した一時期のドット・コム企業を例に、著者は「どんなに優れた広告でも、存在しないものを作り出すことはできない」「企業に魂や心がなければ、企業が『ブランド』のコンセプトを理解しなければ、企業が周囲の世界とつながっていなければ、どんなマーケティングを試みたところで、だれとも深く共鳴しあうことなどできはしない」と強調する。 ブランドを大きくしたいなら、まず自社の「ブランドDNA」の解読を行うべきだと著者は言う。そして、実際に完成したCMをボツにしてまでナイキの「DNA」を追求したり、利益を上げる絶好のチャンスを棒に振ってまでスターバックスのブランド価値を貫いたりした自身の経験を語る。 マールボロ、ハーレーダビッドソン、マイクロソフト、アップル、AOLなど多数の事例分析を行う本書であるが、「限界」や「DNA」の見極めで成否を分けた企業を描き出している点はじつに興味深い。 著者はほかにも、顧客との情緒的きずなの構築、ブランドの「汚染」からの保護、ブランド価値の組織への浸透、消費者による大企業の「ブランド攻撃」などのテーマを論じ、それぞれのノウハウをまとめている。ブランドに「人間性」や社会的責任を求めるなど、懐の深いブランド論を展開しており、企業ブランド担当者にはとくにおすすめしたい。(棚上 勉)
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秀逸なタイトルと比較し内容は面白くない。
著者は現在ブランド・コンサル会社のCEOで、1995年から98年までスターバックスのマーケティング担当副社長と、それ以前も7年間ナイキの広告部長を務めた経歴を持つ。従って、本書の内容は、筆者の経験をもとにした「ブランディング理論」が中心である。 現代では、商品は「顧客が経験を得るための単なるモノにすぎない」ため、消費者がかつてないほど強力な決定権をもつにいたったので、マーケティングの世界にコペルニクス的転回が必要になると説く。そのために筆者が行った勝利の方程式が必要・・・といったロジックだが、少々鼻につく。
ブランド構築の基礎学
当時流行していたスタバを主題に持ってきたところは出版社の販売戦略で巧ですね。 文章が少し難しいので、所々取っつきにくかったですが、伝えたい内容は一貫して 「思い」や「誠意」。 やはり成功している人はみな、同じ方向を向いていますね。
タイトルは語弊あり
タイトルに惹かれて読んだ。 そういう意味では編集者にやられたわけだが、実際の内容とタイトルはやや 異なる。 スターバックスの例はもちろん出てくるが、それだけではないからだ。スター バックスについてさらに知りたい人は他書も併読するといいと思う。 タイトルとは異なって(しつこい)いろいろな企業の例が取り上げられているの で興味深かった。 ただ文章が読みづらい。でも最近のビジネス書は読みやすく編集されすぎてるの かなー いや、でもそれならもっとボリュームのあるブランドの本を読んだほうが いい。平易な訳と見やすい編集を心がけてほしかった。 以下良いと思った文の引用・要約。 ・かつての物質化社会から、形も重さも持たない観念、知的財産、アイデア、商品、 サービスなどのほうが多くの富を創造している。 ・効果的なブランディングは「パブロフの犬」のように、情報の受け手に商品を実際 に見せたりサービスを体験させたりすることなしに反応を引き出す力を持っている。 ・ブランディングとは、ありふれたものを取り上げ、それに価値や意味を高めるような 改良を加えることである。 ・人間は、生きてきたあいだの経験や行動で定義できる。ブランドも、しかり。 ・自己の本質を問われたとき、企業は次のような根本的設問について徹底的に考える。 それ以外にこれを乗り越える方法はない。 1.われわれの目標は何か 2.将来どこへ到達し、どのような企業でありたいか 3.そこへ到達できたら何をするのか 4.何をもって成功とするか ・外の世界に対してつねにブランドの精神をアピールし続けることは重要であるが、さ らに重要なのは、まず内に対してブランド精神を表明し、機会あるごとにその努力を 続けていくことである。 ・
わかりやすいと思う
スターバックスを世界各国に広めたマーケッターが著者。彼はナイキのブランディングも行った人物で、スターバックス・ナイキで仕掛けたブランディング戦略を知ることが出来る. かなり分かりやすい内容。スターバックス・ナイキが世界でナンバーワンになった理由を知りたい方には興味深いと思うし、自社のブランディングを担当する部署の方には大いに役立つと思う。
なぜスタバ?
正直な感想として、スタバの裏側を赤裸々に書いてあるのかと思ったら、自分が手がけた手柄?を自慢しているのか?と誤解されてもおかしくない。 実際そう思った。 書かれていることは素直にいいことが書かれている。ブランド力を高めるために何をすべきか、スタバとナイキでやってきたこと、付加価値にこだわる。 いいことを言っているが、もう少しわかりやすい表現で書いて欲しかった。
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